JP2017170717A - 液体収容体 - Google Patents

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匡史 渡邉
Tadashi Watanabe
匡史 渡邉
石澤 卓
Taku Ishizawa
卓 石澤
寛之 川手
Hiroyuki Kawate
寛之 川手
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Atsushi Kobayashi
淳 小林
洋義 尾関
Hiroyoshi Ozeki
洋義 尾関
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Takumi Nagashima
巧 長島
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Abstract

【課題】信頼性を向上させるインク収容体を提供する。
【解決手段】液体噴射装置に液体を供給する液体供給装置に着脱可能な液体収容体であって、液体を収容可能な液体収容部と、液体収容部の端部に設けられ、液体収容部内の液体を液体収容部の外に導出可能な液体導出ユニット83と、を備え、液体導出ユニットは、液体収容部の端部に位置し液体収容部よりも外側に突出する基部材115、117と、基部材から突出して基部材に設けられ、基部材を介して液体収容部の内部に通じる液体導出部101と、基部材において液体導出部を避けた位置に、基部材から液体導出部と同じ方向に突出して設けられた突起部126と、を有し、突起部は、液体導出部において基部材側とは反対側の端部に開口された導出口よりも突出している。
【選択図】図4

Description

本発明は、液体収容体等に関する。
従来から、液体噴射装置の一例として、インクジェット式のプリンターが知られている。一般的に、インクジェット式のプリンターでは、記録ヘッドからインクを用紙などの記録媒体に向けて噴射することによって、この記録媒体に印刷を行うことができる。従来、このようなプリンターにインクを供給する手段として、袋状のインク袋にインクを収容したインク収容体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−214040号公報
上記特許文献1に記載されたインク収容体は、インク袋の外方に突出するハンドル部と、インク袋内のインクを外部に導出する導出部と、を有している。作業者は、ハンドル部を把持してインク収容体を吊り下げた状態で、インク収容体を持ち運びすることができる。導出部は、ハンドル部に設けられており、ハンドル部から突出している。このようなインク収容体において、インク収容体が落下してしまったり、転倒してしまったりすると、導出部が床などに衝突して導出部が破損してしまうことが考えられる。このように、従来の液体収容体では、信頼性について改善の余地がある。
本発明は、少なくとも上述の課題を解決することができるものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]液体噴射装置に液体を供給する液体供給装置に着脱可能な液体収容体であって、前記液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部の端部に設けられ、前記液体収容部内の前記液体を前記液体収容部の外に導出可能な液体導出ユニットと、を備え、前記液体導出ユニットは、前記液体収容部の端部に位置し前記液体収容部よりも外側に突出する基部材と、前記基部材から突出して前記基部材に設けられ、前記基部材を介して前記液体収容部の内部に通じる液体導出部と、前記基部材において前記液体導出部を避けた位置に、前記基部材から前記液体導出部と同じ方向に突出して設けられた突起部と、を有し、前記突起部は、前記液体導出部において前記基部材側とは反対側の端部に開口された導出口よりも突出している、ことを特徴とする液体収容体。
この液体収容体では、基部材に設けられた突起部が液体導出部の導出口よりも突出しているので、例えば、液体収容体が床などに傾倒したときに、導出口が床に衝突するよりも先に突起部が床に衝突する。このように、導出口を突起部で保護しやすいので、液体収容体の信頼性を向上させやすい。
[適用例2]上記の液体収容体であって、前記液体供給装置に設けられた電気接続部に接触可能な電気接触部をさらに有し、前記電気接触部は、前記基部材において前記液体導出部及び前記突起部を避けた位置に、前記基部材から前記液体導出部と同じ方向に突出して配置されており、前記突起部は、前記電気接触部よりも突出している、ことを特徴とする液体収容体。
この液体収容体では、基部材に設けられた突起部が電気接触部よりも突出しているので、例えば、液体収容体が床などに傾倒したときに、電気接触部が床に衝突するよりも先に突起部が床に衝突する。このように、導出口を突起部で保護しやすいので、液体収容体の信頼性を向上させやすい。
[適用例3]上記の液体収容体であって、前記液体導出部を前記導出口から前記基部材に向かう方向に見たときに、前記液体導出部を挟んで前記突起部が位置する領域と対峙する領域に設けられた第2突起部をさらに有し、前記第2突起部は、前記基部材から前記液体導出部と同じ方向に突出しており、且つ前記導出口よりも突出している、ことを特徴とする液体収容体。
この液体収容体では、液体導出部を挟んで突起部が位置する領域と対峙する領域に第2突起部が設けられているので、導出口を一層保護しやすい。よって、液体収容体の信頼性を一層向上させやすい。
[適用例4]上記の液体収容体であって、前記基部材に設けられ、前記基部材から前記液体収容部側とは反対側に向かって突出するハンドル部をさらに有する、ことを特徴とする液体収容体。
この液体収容体では、基部材にハンドル部が設けられているので、ハンドル部を把持して液体収容体を下げ持つことができる。
本実施形態における液体噴射システムの主要構成を示す斜視図。 実施例1のインク収容体を示す斜視図。 実施例1におけるインク収容体を示す分解斜視図。 実施例1における接続ユニットを示す分解斜視図。 実施例1におけるハンドルユニットを図4中のA−A線で切断したときの断面図。 実施例1における接続ユニットを図4中のA−A線で切断したときの拡大断面図。 実施例1における接続ユニットを図4中のA−A線で切断したときの拡大断面図。 本実施形態における着脱ユニットを示す斜視図。 本実施形態における着脱ユニットを示す斜視図。 実施例1のインク収容体の着脱ユニットへの装着の流れを説明する図。 実施例1のインク収容体の着脱ユニットへの装着の流れを説明する図。 実施例1のインク収容体の着脱ユニットへの装着の流れを説明する図。 実施例1のインク収容体の着脱ユニットへの装着の流れを説明する図。 実施例2のインク収容体を示す斜視図。 実施例3のインク収容体を示す斜視図。 実施例3のインク収容体の別の形態を示す斜視図。 実施例3のインク収容体の別の形態を示す斜視図。 実施例4のインク収容体を示す斜視図。 実施例5のインク収容体の装着形態を模式的に示す図。 実施例5のインク収容体の装着形態の別の形態を模式的に示す図。 実施例5のインク収容体の装着形態の別の形態を模式的に示す図。 インク収容部の他の例を示す斜視図。
液体噴射システムを例に、実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。
本実施形態における液体噴射システム1は、図1に示すように、液体噴射装置の一例であるプリンター3と、液体供給装置の一例であるインク供給装置4と、を有している。プリンター3は、搬送装置5と、記録部6と、移動装置7と、中継装置9と、制御部11と、を有している。なお、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。この場合、各図におけるXYZ軸は、図1におけるXYZ軸に対応する。
図1には、X軸とY軸とによって規定されるXY平面に液体噴射システム1を配置した状態が図示されている。本実施形態では、XY平面を水平な平面に一致させた状態で液体噴射システム1をXY平面に配置したときの状態が、液体噴射システム1の使用状態である。水平面に一致させたXY平面に液体噴射システム1を配置したときの液体噴射システム1の姿勢を、液体噴射システム1の使用姿勢と呼ぶ。
以下において、液体噴射システム1の構成部品やユニットを示す図や説明にX軸、Y軸、及びZ軸が表記されている場合には、その構成部品やユニットを液体噴射システム1に組み込んだ(搭載した)状態でのX軸、Y軸、及びZ軸を意味する。また、液体噴射システム1の使用姿勢における各構成部品やユニットの姿勢を、それらの構成部品やユニットの使用姿勢と呼ぶ。そして、以下において、液体噴射システム1や、その構成部品、ユニット等の説明では、特にことわりがないときには、それぞれの使用姿勢での説明とする。
Z軸は、XY平面に直交する軸である。液体噴射システム1の使用状態において、Z軸方向が鉛直上方向となる。そして、液体噴射システム1の使用状態では、図1において、−Z軸方向が鉛直下方向である。なお、XYZ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが+(正)の方向を示し、矢印の向きとは反対の向きが−(負)の方向を示している。
搬送装置5は、記録用紙などの記録媒体Pを、Y軸方向に間欠的に搬送する。記録部6は、搬送装置5で搬送される記録媒体Pに、液体の一例であるインクで記録を行う。移動装置7は、記録部6を、X軸に沿って往復移動させる。インク供給装置4は、中継装置9を介して記録部6にインクを供給する。中継装置9は、インク供給装置4と記録部6との間に設けられており、インク供給装置4からのインクを記録部6に中継する。制御部11は、上記の各構成の駆動を制御する。
搬送装置5は、図1に示すように、駆動ローラー12Aと、従動ローラー12Bと、搬送モーター13と、を有している。駆動ローラー12A及び従動ローラー12Bは、互いに外周を接し合って回転可能に構成されている。搬送モーター13は、駆動ローラー12Aを回転駆動するための動力を発生する。搬送モーター13からの動力は、伝動機構を介して駆動ローラー12Aに伝達される。そして、駆動ローラー12Aと従動ローラー12Bとの間に挟持した記録媒体PをY軸方向に間欠的に搬送する。
記録部6は、キャリッジ17と、記録ヘッド19と、を備えている。記録ヘッド19は、液体噴射部の一例であり、インクをインク滴として吐出して、記録媒体Pに記録を行う。キャリッジ17は、記録ヘッド19を搭載している。なお、記録ヘッド19は、フレキシブルケーブル31を介して制御部11に接続されている。記録ヘッド19からのインク滴の吐出は、制御部11によって制御される。
移動装置7は、図1に示すように、タイミングベルト43と、キャリッジモーター45と、ガイド軸47と、を備えている。タイミングベルト43は、一対のプーリー41A及びプーリー41B間に張設されている。一対のプーリー41A及びプーリー41Bは、X軸に沿って並べられている。このため、タイミングベルト43は、X軸に沿って張設されている。キャリッジモーター45は、プーリー41Aを回転駆動するための動力を発生する。ガイド軸47は、X軸に沿って延在している。ガイド軸47は、両端が図示しない筐体に支持されており、キャリッジ17をX軸に沿ってガイドする。
キャリッジ17は、タイミングベルト43の一部に固定されている。キャリッジ17には、キャリッジモーター45からプーリー41A及びタイミングベルト43を介して動力が伝達される。そして、キャリッジ17は、伝達された動力によって、X軸に沿って往復移動可能に構成されている。
インク供給装置4には、図1に示すように、液体収容体の一例であるインク収容体50が着脱自在に装着される。また、インク供給装置4は、カバーの一例であるケース53を有している。なお、本実施形態では、インク供給装置4に、複数の(本実施形態では4つの)インク収容体50を装着することができる。4つのインク収容体50は、ケース53に収容される。これにより、インク収容体50をケース53で覆うことができる。このため、インク収容体50をケース53で保護することができるので、例えば、インク収容体50にほこりなどが付着することや、インク収容体50が損傷することを避けやすい。
ケース53内には、インク収容体50を支持する着脱ユニット(後述する)が設けられている。4つのインク収容体50は、着脱ユニットに対して着脱可能に支持されている。各インク収容体50は、液体収容部の一例であるインク収容部を有している。インクは、可撓性を有するシートで構成されたインク収容部に密封されている。液体噴射システム1では、インク収容部内のインクが消費されると、新たなインク収容体50に交換される。
各インク収容体50のインク収容部には、着脱ユニット(図示せず)を介してインク供給チューブ57が接続される。流路部材の一例であるインク供給チューブ57は、インク供給装置4から中継装置9に接続されている。中継装置9は、ポンプの一例であるポンプユニット59を有している。ポンプユニット59は、インク供給装置4に装着されたインク収容体50のインク収容部内のインクを汲み上げる。そして、ポンプユニット59は、インク収容体50のインク収容部から汲み上げたインクを、インク供給チューブ61を介して記録ヘッド19に送り込む。これにより、インク供給装置4から記録ヘッド19へのインクの供給をポンプユニット59で補助することができる。このように、インク収容体50のインク収容部内のインクがインク供給装置4から中継装置9を介して記録ヘッド19に供給される。そして、記録ヘッド19に供給されたインクが、記録媒体P側に向けられたノズル(図示せず)からインク滴として吐出される。なお、上記の例では、中継装置9とインク供給装置4とを個別の構成として説明したが、中継装置9をインク供給装置4の構成に含めることもできる。また、中継装置9をプリンター3の構成に含めることもできる。
上記の構成を有する液体噴射システム1では、搬送モーター13の駆動が制御部11によって制御され、搬送装置5が記録媒体Pを記録ヘッド19に対向させながら、Y軸方向に間欠的に搬送する。このとき、制御部11は、キャリッジモーター45の駆動を制御して、キャリッジ17をX軸に沿って往復移動させながら、記録ヘッド19の駆動を制御して、所定の位置でインク滴を吐出させる。このような動作によって、記録媒体Pにドットが形成され、この記録媒体Pに画像データなどの記録情報に基づく記録が行われる。
(実施例1)
実施例1のインク収容体50は、図2に示すように、液体収容部の一例であるインク収容部82と、接続ユニット83と、を有している。接続ユニット83は、液体導出ユニットの一例である。インク収容部82は、図3に示すように、可撓性を有する複数のフィルム材84を相互に接合した構成を有している。インク収容部82では、3つのフィルム材84が袋状に接合されている。インク収容部82において、3つのフィルム材84のそれぞれを個別に識別する場合、3つのフィルム材84は、それぞれ、フィルム材84A、フィルム材84B、及びフィルム材84Cと表記される。フィルム材84Aとフィルム材84Bとは、互いに重ねられた状態で、周縁領域85で互いに溶着されている。フィルム材84Cは、フィルム材84Aとフィルム材84Bとによって挟まれている。フィルム材84Cの周縁は、周縁領域85に重ねられた状態でフィルム材84A及びフィルム材84Bに溶着されている。
これにより、インク収容部82は、フィルム材84Cを底部とする袋状の形態を有している。インク収容部82の内部に、インクが収容される。このため、インク収容部82は、液体の一例であるインクを収容する液体収容部としての機能を有する。そして、インク収容部82は、少なくとも一部が可撓性を有しているので、インク収容部82内のインクが消費されたときのインク収容部82内の圧力の低下を軽減することができる。なお、図3では、構成をわかりやすく示すため、周縁領域85にハッチングが施されている。また、図3では、フィルム材84Cがフィルム材84Aとフィルム材84Bとの間で切断された状態が示されている。
フィルム材84A、フィルム材84B、及びフィルム材84Cの材料としては、それぞれ、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、ポリエチレンなどが採用され得る。また、これらの材料で構成されたフィルムを積層した積層構造も採用され得る。このような積層構造では、例えば、外層を耐衝撃性に優れたPETやナイロンとし、内層を耐インク性に優れたポリエチレンとすることができる。さらに、アルミニウムなどを蒸着した層を有するフィルムなども採用され得る。これにより、ガスバリア性を高めることができる。
接続ユニット83は、周縁領域85のうちの一部において、フィルム材84Aとフィルム材84Bとによって挟持されている。周縁領域85の一部において、接続ユニット83とフィルム材84Aとは、互いに溶着されている。同様に、周縁領域85の一部において、接続ユニット83とフィルム材84Bとが、互いに溶着されている。このため、接続ユニット83がフィルム材84Aとフィルム材84Bとによって挟持されている周縁領域85の一部は、インク収容部82と接続ユニット83との接合部である。接続ユニット83には、溶着部86が設けられている。溶着部86がフィルム材84Aとフィルム材84Bとによって挟持された状態で、溶着部86にフィルム材84A及びフィルム材84Bのそれぞれが溶着されている。フィルム材84A、フィルム材84B、及び接続ユニット83が相互に接合されることによって、フィルム材84Cを底部とするインク収容部82が構成される。
接続ユニット83は、図4に示すように、ハンドルユニット91と、チューブ93と、弁ユニット94と、を有している。弁ユニット94は、バネ95と、栓(弁体)97と、パッキン(弁座)99と、を有している。ハンドルユニット91は、インク収容部82の端部に位置している。ハンドルユニット91は、インク導出部101を有している。インク導出部101は、筒状の外観を有している。インク導出部101には、インク導出口101Aが形成されている。インク導出部101を介して、インク収容部82(図3)の内部と外部とが連通する。インク導出部101は、液体の一例であるインクをインク収容部82の内部から外部へ導出する液体導出部としての機能を有する。インク収容部82内のインクは、インク導出部101のインク導出口101Aを介してインク収容体50の外部に導出される。バネ95、栓97、及びパッキン99は、この順にインク導出部101内に収容される。インク収容体50がインク供給装置4に装着される前の状態において、インク導出口101Aは、フィルム103によって塞がれている。これにより、インク収容部82の内部は、密封状態が保たれる。なお、インク導出口101Aは、導出口の一例である。
また、接続ユニット83には、電気接触部の一例である回路基板105が設けられている。ハンドルユニット91には、保持部の一例である基板設置部106が設けられている。回路基板105は、基板設置部106に設けられている。回路基板105には、複数の端子部107が設けられている。複数の端子部107は、回路基板105のハンドルユニット91側とは反対側に向けられている。回路基板105の端子部107側とは反対側には、不揮発性メモリーなどの記憶装置(図示せず)が設けられている。複数の端子部107のうちの少なくとも一部が記憶装置に電気的に接続されている。
ハンドルユニット91は、流路接続部の一例である導入口108を有している。導入口108は、インク収容部82内に連通し、インク収容部82内のインクをインク導出部101に導入する。導入口108は、インク導出部101に連通している。導入口108には、チューブ93が接続される。そして、チューブ93は、図3に示すように、インク収容部82内に収容される。チューブ93により、導入口108への導入路がインク収容部82の奥に向かって、すなわちインク収容部82のフィルム材84C側に向かって延長される。
ここで、ハンドルユニット91は、図4に示すように、基部115と、ハンドル部116と、を有している。ハンドルユニット91において、基部115は、インク収容部82に接合される部分である。基部115の側面が溶着部86として設定されている。基部115に設けられた溶着部86とインク収容部82(図3)とが互いに溶着されることによって、ハンドルユニット91とインク収容部82とが互いに接合されている。
ハンドル部116は、基部115よりもZ軸方向側に位置している。ハンドル部116は、支持部117からZ軸方向に突出している。つまり、ハンドル部116は、支持部117からインク収容部82(図3)側とは反対側に向かって突出している。ハンドル部116は、2つの脚部121と、把持部122と、を含んでいる。ハンドル部116は、支持部117を介して基部115につながっている。支持部117は、基部115のZ軸方向に位置している。支持部117は、基部115と2つの脚部121との間に位置している。支持部117は、基部115につながっている。つまり、基部115とハンドル部116とは、支持部117を介して一体的に形成されている。なお、本実施形態において、基部115と支持部117とが基部材に対応している。
導入口108は、基部115に設けられている。インク導出部101は、支持部117に設けられている。また、基板設置部106も支持部117に設けられている。基板設置部106は、支持部117においてインク導出部101が設けられている側面に設けられている。基板設置部106は、支持部117においてインク導出部101を避けた位置に設けられている。よって、回路基板105は、支持部117においてインク導出部101を避けた位置に、支持部117からインク導出部101と同じ方向に突出して配置されている。
導入口108は、基部115の−Z軸方向側に設けられている。導入口108は、基部115から−Z軸方向に突出している。基部115は、Z軸と交差する方向に延在している。基部115の延在方向に沿った軸をW軸とする。つまり、基部115は、Z軸と交差するW軸に沿って延在している。また、Z軸とW軸とに交差する方向をV軸方向とする。支持部117は、基部115に沿って延在している。つまり、支持部117は、W軸に沿って延在している。インク導出部101は、V軸に沿って延在している。インク導出部101及び基板設置部106は、基部115からV軸方向に突出している。また、インク導出部101の開口であるインク導出口101Aは、V軸方向に向かって開口している。
ハンドル部116において、2つの脚部121は、支持部117の延在方向において互いに離間している。以下において、2つの脚部121のそれぞれを識別する場合に、2つの脚部121は、それぞれ、脚部121A及び脚部121Bと表記される。2つの脚部121のうち脚部121Aは、インク導出部101よりもW軸方向に位置している。2つの脚部121のうち脚部121Bは、インク導出部101よりも−W軸方向に位置している。つまり、2つの脚部121のうち脚部121Aは、脚部121BよりもW軸方向に位置している。
2つの脚部121は、それぞれ、支持部117からZ軸方向に突出している。把持部122は、支持部117の延在方向に沿って、すなわちW軸に沿って延在している。把持部122は、2つの脚部121よりもZ軸方向側、すなわち2つの脚部121よりも支持部117側とは反対側に設けられている。このため、把持部122は、支持部117よりもZ軸方向側に位置している。よって、把持部122は、支持部117よりもインク収容部82側とは反対側に位置している。
2つの脚部121のうち支持部117側とは反対側の端部が把持部122につながっている。つまり、図4に示すように、ハンドルユニット91において、2つの脚部121は、把持部122と、支持部117とをつないでいる。上記の構成により、作業者は、把持部122と支持部117との間に手指を挿入し、把持部122を把持することができる。そして、作業者は、把持部122を把持した状態で、インク収容体50(図2)を下げ持つことができる。
また、ハンドルユニット91は、係合部125を有している。係合部125は、板状の外観を有しており、インク導出部101と交差している。係合部125は、インク導出部101の外側に張り出している。このため、係合部125は、インク導出部101の外側に張り出すフランジ状を呈している。係合部125は、インク導出部101からインク導出部101よりも外側に向かって張り出している。つまり、係合部125は、インク導出部101よりも2つの脚部121側に向かって張り出した部位と、インク導出部101よりも基部115側、すなわちインク導出部101よりも−Z軸方向に向かって張り出した部位とを含む。係合部125は、把持部122から離間している。つまり、係合部125と把持部122との間には隙間があけられている。
また、実施例1では、支持部117に突起部126が形成されている。実施例1では、2つの突起部126が支持部117に設けられている。支持部117において、2つの突起部126は、それぞれ、インク導出部101が設けられている側面に設けられている。2つの突起部126は、それぞれ、支持部117においてインク導出部101を避けた位置に設けられている。また、2つの突起部126は、それぞれ、支持部117において基板設置部106を避けた位置に設けられている。
2つの突起部126は、W軸に沿って並んでいる。2つの突起部126は、それぞれ、支持部117からV軸方向に突出している。つまり、2つの突起部126は、それぞれ、支持部117からインク導出部101が突出する方向と同じ方向に突出している。
2つの突起部126のそれぞれにおいて、支持部117から突起部126がV軸方向に突出する量は、インク導出部101が支持部117からV軸方向に突出する量よりも大きい。つまり、2つの突起部126は、それぞれ、インク導出口101AよりもV軸方向に突出している。以下において、2つの突起部126を個別に識別する場合に、2つの突起部126は、それぞれ、突起部126A及び突起部126Bと表記される。なお、突起部126Bが第2突起部に対応している。
突起部126Aは、インク導出部101よりもW軸方向に位置している。突起部126Bは、インク導出部101よりも−W軸方向に位置している。本実施例では、突起部126Bは、基板設置部106よりも−W軸方向に位置している。接続ユニット83を−V軸方向に見たときに、突起部126Aは、インク導出部101よりもW軸方向の領域に位置している。また、接続ユニット83を−V軸方向に見たときに、突起部126Bは、インク導出部101よりも−W軸方向の領域に位置している。換言すれば、突起部126Bは、インク導出部101を挟んで突起部126Aが位置する領域と対峙する領域に設けられている。
つまり、本実施例では、接続ユニット83を−V軸方向に見たときに、突起部126Aがインク導出部101の回路基板105側と反対側に位置し、突起部126Bが回路基板105のインク導出部101側と反対側に位置している。換言すれば、接続ユニット83を−V軸方向に見たときに、突起部126Aと突起部126Bとの間に、インク導出部101と回路基板105とが位置している。なお、本実施例では、2つの突起部126は、それぞれ、回路基板105よりもV軸方向に突出している。
インク導出部101は、ハンドルユニット91を図4中のA−A線で切断したときの断面図である図5に示すように、ハンドルユニット91の内部において、導入口108に連通している。インク導出部101は、底部129と、側壁130と、を有している。側壁130は、底部129を囲んでいる。側壁130によって囲まれた領域は、インク収容部82内のインクを外部に供給する供給口としての機能を有する。インク導出部101の内側には、図6に示すように、バネ95、栓97、及びパッキン99が収容される。バネ95は、インク導出部101の底部129と栓97とによって挟まれている。栓97は、バネ95とパッキン99とによって挟まれている。このため、栓97は、バネ95によってパッキン99側に向かって付勢されている。
パッキン99は、例えば、ゴムやエラストマーなどの弾性体によって構成されている。パッキン99は、インク導出部101内に圧入されている。パッキン99には、開口部131が設けられている。栓97は、パッキン99の開口部131に重なった状態で、パッキン99側に向かって付勢されている。このため、パッキン99の開口部131は、栓97によって塞がれている。栓97とインク導出部101との間には、隙間が保たれている。また、バネ95とインク導出部101との間にも、隙間が保たれている。このため、栓97及びバネ95は、それぞれ、インク導出部101の内部をインク導出部101の延在方向に沿って変位することができる。
ここで、インク導出部101の内側には、溝132が設けられている。溝132は、インク導出部101の終端133側から底部129に向かってインク導出部101の延在方向に沿って(V軸に沿って)延在している。溝132は、底部129からバネ95よりもパッキン99側に至っている。溝132は、インク導出部101の内壁から外壁に向かって凹となる向きに設けられている。このため、インク導出部101内に栓97を収容した状態で、栓97と溝132とによって囲まれる空間をインクの流路として活用することができる。
インク収容体50をインク供給装置4(図1)に装着すると、図7に示すように、供給針134がパッキン99の開口部131に挿入される。このとき、栓97は、供給針134によって押されて、底部129側に向かって変位する。供給針134は、中空に形成されている。また、供給針134は、インク供給チューブ57に連通している。これにより、図中の矢印に示すように、溝132と栓97とによって囲まれた流路135から供給針134を介して、インクがインク供給チューブ57(図1)に供給され得る。なお、供給針134は、インク供給装置4のケース53内に設けられている。
インク供給装置4に設けられる着脱ユニット137について説明する。着脱ユニット137は、インク収容体50をインク供給装置4に着脱するための機構を含んでいる。着脱ユニット137は、インク収容体50を着脱可能に支持する。インク供給装置4に設けられる着脱ユニット137の個数は、インク供給装置4に装着可能なインク収容体50の個数と同じである。つまり、着脱ユニット137は、インク供給装置4に装着されるインク収容体50ごとに設けられている。着脱ユニット137は、図8に示すように、ホルダー138と、液体導入部の一例であるインク導入部139と、電気接続部の一例である接点機構141と、可動支持部の一例である可動部材142と、を有している。ホルダー138は、着脱ユニット137を支える部材である。インク導入部139と、接点機構141とが、ホルダー138内に設けられている。ホルダー138の固定態様としては、プリンター3に直接に固定される態様であっても、インク供給装置4のケース53を介してプリンター3に固定される態様であってもよい。
インク導入部139は、前述した供給針134を有している。インク導入部139は、インク収容体50のインク収容部82内からインク導出部101を介して導出されるインクを、中継装置9に導入する液体導入部としての機能を有する。供給針134は、インク供給チューブ57に連通している。ここで、インク供給装置4において、供給針134が延在する方向をK1方向とする。インク供給装置4におけるZ軸方向は、液体噴射システム1におけるZ軸方向と同一である。そして、K1方向及びZ軸方向の双方に直交する方向をK2方向とする。この定義により、インク供給装置4において、インク収容体50のハンドルユニット91では、図4に示すように、インク導出部101がK1方向に沿って延在し、基部115がK2方向に沿って延在している。同様に、把持部122もK2方向に沿って延在している。
接点機構141(図8)は、インク収容体50の回路基板105に電気的に接続される接続部である。インク収容体50が着脱ユニット137に装着された状態において、回路基板105の複数の端子部107(図4)のうちの少なくとも一部が、接点機構141に接触する。接点機構141は、フレキシブルケーブル31(図1)を介して制御部11に電気的に接続されている。そして、接点機構141とインク収容体50の記憶装置(図示せず)とが、回路基板105を介して電気的につながることによって、制御部11とインク収容体50の記憶装置との間で各種情報の伝達が可能となる。
可動部材142は、ホルダー138に対してK1方向に沿って進退可能に構成されている。可動部材142は、着脱ユニット137をK1方向から見たときに、インク導入部139に重なる位置に設けられており、インク導入部139及び接点機構141をK2方向にまたぐ領域にわたっている。可動部材142には、支持部143が設けられている。支持部143は、着脱ユニット137をK1方向から見たときに、インク導入部139に重なる位置に設けられている。支持部143には、供給針134に重なる部位に切欠き部144が設けられている。このため、可動部材142をK1方向とは反対方向に沿ってインク導入部139に向かって移動させたときに、インク導入部139の供給針134が支持部143の切欠き部144に挿入され得る。
支持部143には、凹部145が設けられている。支持部143において、凹部145は、−Z軸方向に向かって凹となる向きに設けられている。凹部145は、K2方向において、切欠き部144をまたぐ領域にわたって設けられている。このため、図9に示すように、可動部材142をK1方向とは反対方向に沿ってインク導入部139に向かって移動させたときに、供給針134が支持部143の切欠き部144を介して凹部145内に進入し得る。凹部145内には、インク収容体50のハンドルユニット91に設けられた係合部125(図4)を挿入可能である。インク収容体50のインク導出部101を着脱ユニット137のインク導入部139側に向けた状態で、インク収容体50の係合部125を凹部145のZ軸方向側から凹部145内に挿入することができる。
なお、支持部143には、インク収容体50の2つの突起部126(図4)を避ける凹部や切欠き(図示せず)などが設けられている。これにより、インク収容体50の係合部125を支持部143の凹部145内に挿入するときに、2つの突起部126が支持部143に干渉することを回避することができる。よって、インク収容体50の係合部125を凹部145のZ軸方向側から凹部145内に挿入することができる。
また、可動部材142には、支持部146が設けられている。支持部146は、着脱ユニット137をK1方向から見たときに、接点機構141に重なる位置に設けられている。支持部146には、接点機構141に重なる部位に切欠き部147が設けられている。支持部146は、接続ユニット83の基板設置部106を切欠き部147で受容可能に構成されている。基板設置部106は、支持部146の切欠き部147に対して、−Z軸方向に係合可能である。支持部143にインク収容体50の係合部125を挿入すると、支持部146の切欠き部147内に基板設置部106が挿入される。そして、支持部146は、基板設置部106が係合した状態で基板設置部106を支持可能に構成されている。
なお、支持部146には、インク収容体50の2つの突起部126(図4)を避ける凹部や切欠き(図示せず)などが設けられている。これにより、インク収容体50の基板設置部106を支持部146の切欠き部147内に挿入するときに、2つの突起部126が支持部146に干渉することを回避することができる。よって、インク収容体50の基板設置部106が支持部146の切欠き部147内に挿入され得る。
ここで、着脱ユニット137では、図8に示すように、可動部材142がK1方向にホルダー138よりも突出している状態が、非接続状態と呼ばれる。そして、非接続状態における可動部材142の位置は、非接続位置と呼ばれる。なお、非接続状態では、インク導入部139が可動部材142の切欠き部144よりも−K1方向に位置している。このため、非接続状態では、インク導入部139がインク導出部101から離間する。よって、非接続状態は、インク導出部101とインク導入部139とが非接続の状態である。非接続状態では、着脱ユニット137へのインク収容体50の装着が解除される。このため、非接続状態は、解除状態とも呼ばれる。そして、非接続位置は、解除位置とも呼ばれる。解除位置では、インク導出部101とインク導入部139とが互いに離間する。また、解除位置では、接点機構141と回路基板105の端子部107とが互いに離間する。
可動部材142を解除位置から図9に示す接続位置に変位させると、供給針134が可動部材142の切欠き部144内に進入する。供給針134が可動部材142の切欠き部144内に進入している状態において、インク導出部101と供給針134とが互いに接続する。インク導出部101と供給針134とが互いに接続する状態は、接続状態と呼ばれる。そして、接続状態における可動部材142の位置は、接続位置と呼ばれる。接続状態では、インク導出部101と供給針134とが互いに接続する。また、接続位置では、接点機構141と回路基板105の端子部107とが互いに接触する。
着脱ユニット137へのインク収容体50の装着の流れ(装着方法)について説明する。まず、図10に示すように、可動部材142が解除位置にあるときに、インク収容体50のインク導出部101を着脱ユニット137のインク導入部139側に向けた状態で、インク収容体50の係合部125を可動部材142の凹部145のZ軸方向側に位置させる。このとき、接続ユニット83の基板設置部106は、可動部材142の支持部146にZ軸に沿って対面する。このとき、作業者は、インク収容体50の把持部122を把持してインク収容体50を支持することによって、容易に係合部125を可動部材142の凹部145のZ軸方向側に位置させることができる。なお、図10では、構成をわかりやすく示すため、着脱ユニット137のホルダー138、インク導入部139、及び接点機構141の図示が省略されている。
次に、図11に示すように、インク収容体50を−Z軸方向に降下させることによって、係合部125を可動部材142の凹部145内に係合させる。これにより、インク収容部82がハンドルユニット91を介して着脱ユニット137に支持される。これにより、インク収容体50は、係合部125が支持部143によって支持されることによって、吊り下げられた状態になる。このように、係合部125を可動部材142の凹部145内に係合させることによって、インク収容体50を着脱ユニット137に着脱しやすい。なお、図11では、構成をわかりやすく示すため、着脱ユニット137のホルダー138、インク導入部139、及び接点機構141の図示が省略されている。
このとき、可動部材142が解除位置にあるので、図12に示すように、インク導出部101とインク導入部139とが互いに離間している。つまり、解除位置において、インク導出部101とインク導入部139との接続が解除されている。なお、図12では、着脱ユニット137及びインク収容体50を図4中のA−A線に相当する位置で切断したときの断面が示されている。
そして、図13に示すように、可動部材142を接続位置に変位させると、インク導出部101を−K1方向に移動させることができる。これにより、インク導出部101とインク導入部139との接続、及び接点機構141と回路基板105の端子部107との接続を行うことができる。なお、図13では、着脱ユニット137及びインク収容体50を図4中のA−A線に相当する位置で切断したときの断面が示されている。なお、インク供給装置4からインク収容体50を取り外すときには、上述した装着方法の逆の手順を実施すればよい。すなわち、インク供給装置4からインク収容体50を取り外すときには、まず、可動部材142を接続位置から解除位置に変位させる。次に、インク収容体50の把持部122を把持してインク収容体50を可動部材142からZ軸方向に引き上げることによって、インク供給装置4からインク収容体50を取り外すことができる。
実施例1のインク収容体50では、インク導出口101AよりもV軸方向に突出している突起部126によって、インク導出口101Aやインク導出部101を保護することができる。例えば、インク収容体50が転倒や落下したときに、インク導出口101Aが床面や他の障害物などに向かって衝突しそうになっても、インク導出口101Aよりも先に突起部126が床面や他の障害物などにぶつかる。このため、インク導出口101Aが床面や他の障害物などに衝突することを避けやすい。この結果、突起部126によって、インク導出口101Aやインク導出部101を保護することができる。
また、実施例1のインク収容体50では、回路基板105よりもV軸方向に突出している突起部126によって、回路基板105を保護することができる。例えば、インク収容体50が転倒や落下したときに、回路基板105が床面や他の障害物などに向かって衝突しそうになっても、回路基板105よりも先に突起部126が床面や他の障害物などにぶつかる。このため、回路基板105が床面や他の障害物などに衝突することを避けやすい。この結果、突起部126によって、回路基板105を保護することができる。
また、実施例1のインク収容体50では、接続ユニット83を−V軸方向に見たときに、インク導出部101を挟んで互いに対峙する領域に突起部126Aと突起部126Bとが設けられている。つまり、突起部126Aと突起部126Bとがインク導出部101を挟んで互いに対峙する位置に設けられている。これにより、インク導出口101Aやインク導出部101を一層保護することができる。
また、実施例1のインク収容体50では、接続ユニット83を−V軸方向に見たときに、回路基板105を挟んで互いに対峙する領域に突起部126Aと突起部126Bとが設けられている。つまり、突起部126Aと突起部126Bとが回路基板105を挟んで互いに対峙する位置に設けられている。これにより、回路基板105を一層保護することができる。
(実施例2)
実施例1では、接続ユニット83(図4)において、ハンドル部116が支持部117に一体で設けられている。接続ユニット83の構成は、この構成に限定されない。ハンドル部116を接続ユニット83から分離した構成も採用され得る。ハンドル部116を接続ユニット83から分離した構成を実施例2として説明する。なお、実施例2において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例2のインク収容体150は、図14に示すように、ハンドル部116が接続ユニット83から分離している。つまり、実施例2では、ハンドル部116と支持部117とが、互いに別体で構成されている。実施例2における接続ユニット83は、ハンドル部116が省略されていることを除いて実施例1と同様の構成を有している。実施例2における接続ユニット83においても、基部115がインク収容部82に接合されている。そして、インク導出部101及び基板設置部106が支持部117に設けられている。
実施例2では、ハンドル部116は、インク収容部82に接合されている。図14に示す例では、ハンドル部116の脚部121がインク収容部82の周縁領域85に接合されている。また、この例では、ハンドル部116が、接続ユニット83をZ軸方向からまたいでいる。上記の構成により、実施例2では、接続ユニット83からハンドル部116が分離している。この構成により、例えば、インク収容体150が転倒や落下したときに、ハンドル部116が床面や他の障害物に衝突しても、ハンドル部116に作用した衝撃がインク導出部101や回路基板105に伝わることを軽減することができる。このため、インク導出部101や回路基板105に作用する衝撃を緩和しやすい。この結果、インク導出部101や回路基板105を保護することができる。
(実施例3)
実施例2では、ハンドル部116が、接続ユニット83をZ軸方向からまたぐ位置で、インク収容部82からZ軸方向に突出して設けられている。ハンドル部116の位置や形態は、実施例2の位置や形態に限定されない。ハンドル部116の位置や形態の他の例を実施例3として説明する。実施例3において、実施例1や実施例2と同様の構成については、実施例1や実施例2と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例3のインク収容体151としては、例えば、図15に示すように、ハンドル部116が接続ユニット83よりも−Z軸方向に位置する形態が採用され得る。図15に示す例では、ハンドル部116がインク収容部82から突出している。図15に示す例では、ハンドル部116は、インク導出部101が突出する方向と反対方向、すなわち−V軸方向に突出している。また、図15に示す例では、ハンドル部116の2つの脚部121がW軸に沿って並んでいる。
また、実施例3の別の形態としては、例えば、図16に示すように、ハンドル部116の2つの脚部121がZ軸に沿って並ぶ形態も採用され得る。さらに、実施例3の別の形態としては、例えば、図17に示すように、インク収容部82から−V軸方向に突出する1つの棒状の形態も採用され得る。
(実施例4)
実施例1では、インク導出部101がインク収容部82よりもZ軸方向に位置している。インク導出部101の位置は、これに限定されない。インク導出部101の位置としては、図18に示すように、インク収容部82に重なる位置も採用され得る。インク導出部101がインク収容部82に重なる位置に設けられている例を実施例4として説明する。なお、実施例4において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例4のインク収容体152では、インク導出部101は、インク収容部82からV軸方向に突出している。また、インク収容体152では、インク収容体152を−V軸方向に見たときに、インク導出部101は、インク収容部82に重なる領域のうち、Z軸方向の端部と−Z軸方向の端部との間に位置している。この構成により、実施例4では、インク導出部101のZ軸方向の高さ位置が実施例1に比較して低いので、記録ヘッド19(図1)に対する水頭を高くすることができる。
また、実施例4のインク収容体152では、インク収容部82のZ軸方向の端部にハンドル部154が形成されている。インク収容部82には、インク収容部82をV軸方向に貫通する開口部155が形成されている。インク収容部82のうち開口部155のZ軸方向側に位置する部分がハンドル部154として構成されている。この構成により、作業者は、開口部155に手指を挿入し、ハンドル部154を把持することができる。そして、作業者は、ハンドル部154を把持した状態で、インク収容体152を下げ持つことができる。
(実施例5)
実施例1では、インク収容体50を着脱ユニット137に装着するときに、インク収容体50を着脱ユニット137に吊り下げる形態が採用されている。インク収容体50の装着形態は、これに限定されない。インク収容体50の装着形態の他の例を実施例5として説明する。実施例5において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施例5のインク収容体157は、図19に示すように、支持部材159によって支えられる。支持部材159は、インク供給装置4(図1)に設けられている。インク供給装置4において、支持部材159は、インク収容体157の−Z軸方向に位置する。インク収容体157のインク導出部101が供給針134に接続された状態で、インク収容体157は、支持部材159によってZ軸方向に支えられる。つまり、インク収容体157のインク導出部101が供給針134に接続された状態で、インク収容体157は、支持部材159によって下から支えられる。この装着形態により、インク収容体157の接続ユニット83や着脱ユニット137にかかる力を軽減することができる。
また、実施例5の別の形態としては、例えば、図20に示すように、支持部材159がインク収容部82の腹部をZ軸方向に支える形態も採用され得る。ここで、インク収容部82の腹部とは、図2に示すインク収容部82においてZ軸方向の端部と−Z軸方向の端部との間の部分をさす。図20に示す装着形態では、支持部材159がインク収容部82の腹部の一部を支えている。
図20で見て、インク収容部82のうち−Z軸方向に支持部材159に重なる領域よりも外側の領域において、インク導出部101側とは反対側の部分が支持部材159から垂れ下がっている。換言すれば、インク収容部82のうち支持部材159に重なる領域よりも外側の部分が、支持部材159に沿って−Z軸方向に屈曲している。図20に示す装着形態によれば、図19に示す装着形態に比較して、インク収容部82内における水頭差を軽減することができる。
また、図20に示す装着形態では、インク導出部101の向きが実施例1における向きと交差している。ここで、実施例1では、インク導出部101(図2)がインク収容部82の長手方向(Z軸)と交差してインク収容部82から突出している。このため、実施例1では、接続ユニット83におけるインクの導出経路がZ軸方向からV軸方向(図4)に屈曲する。これに対して、図20に示す装着形態では、インク導出部101がインク収容部82の長手方向に沿ってインク収容部82から突出している。この構成によれば、接続ユニット83におけるインクの導出経路が屈曲することを避けやすい。この結果、接続ユニット83の構造を簡略化しやすい。
また、実施例5の別の形態としては、例えば、図21に示すように、支持部材159がインク収容部82の腹部の全体をZ軸方向に支える形態も採用され得る。図21に示す装着形態によれば、図20に示す装着形態に比較して、インク収容部82内における水頭差を一層軽減することができる。
上記実施形態や各実施例では、可撓性を有するフィルム材84を袋状に接合することによってインク収容部82を構成する例が示されている。しかしながら、インク収容部82の構成は、これに限定されない。インク収容部82の構成としては、例えば、図22に示すように、ブロー成形で形成された可撓性を有する容器なども採用され得る。さらに、インク収容部82は、ブロー成形で形成された可撓性を有する容器に限定されず、樹脂の射出成形などで形成された剛性の高い容器も採用され得る。
1…液体噴射システム、3…プリンター、4…インク供給装置、5…搬送装置、6…記録部、7…移動装置、9…中継装置、11…制御部、12A…駆動ローラー、12B…従動ローラー、13…搬送モーター、17…キャリジ、19…記録ヘッド、31…フレキシブルケーブル、41A,41B…プーリー、43…タイミングベルト、45…キャリッジモーター、47…ガイド軸、50…インク収容体、53…ケース、57…インク供給チューブ、59…ポンプユニット、61…インク供給チューブ、82…インク収容部、83…接続ユニット、84,84A,84B,84C…フィルム材、85…周縁領域、86…溶着部、91…ハンドルユニット、93…チューブ、94…弁ユニット、95…バネ、97…栓、99…パッキン、101…インク導出部、101A…インク導出口、103…フィルム、105…回路基板、106…基板設置部、107…端子部、108…導入口、115…基部、116…ハンドル部、117…支持部、121,121A,121B…脚部、122…把持部、125…係合部、126,126A,126B…突起部、129…底部、130…側壁、131…開口部、132…溝、133…終端、134…供給針、135…流路、137…着脱ユニット、138…ホルダー、139…インク導入部、141…接点機構、142…可動部材、143…支持部、144…切欠き部、145…凹部、146…支持部、147…切欠き部、148…端面、150,151,152…インク収容体、154…ハンドル部、155…開口部、157…インク収容体、159…支持部材、P…記録媒体。

Claims (4)

  1. 液体噴射装置に液体を供給する液体供給装置に着脱可能な液体収容体であって、
    前記液体を収容可能な液体収容部と、
    前記液体収容部の端部に設けられ、前記液体収容部内の前記液体を前記液体収容部の外に導出可能な液体導出ユニットと、を備え、
    前記液体導出ユニットは、
    前記液体収容部の端部に位置し前記液体収容部よりも外側に突出する基部材と、
    前記基部材から突出して前記基部材に設けられ、前記基部材を介して前記液体収容部の内部に通じる液体導出部と、
    前記基部材において前記液体導出部を避けた位置に、前記基部材から前記液体導出部と同じ方向に突出して設けられた突起部と、を有し、
    前記突起部は、前記液体導出部において前記基部材側とは反対側の端部に開口された導出口よりも突出している、
    ことを特徴とする液体収容体。
  2. 請求項1に記載の液体収容体において、
    前記液体供給装置に設けられた電気接続部に接触可能な電気接触部をさらに有し、
    前記電気接触部は、前記基部材において前記液体導出部及び前記突起部を避けた位置に、前記基部材から前記液体導出部と同じ方向に突出して配置されており、
    前記突起部は、前記電気接触部よりも突出している、
    ことを特徴とする液体収容体。
  3. 請求項1又は2に記載の液体収容体において、
    前記液体導出部を前記導出口から前記基部材に向かう方向に見たときに、前記液体導出部を挟んで前記突起部が位置する領域と対峙する領域に設けられた第2突起部をさらに有し、
    前記第2突起部は、前記基部材から前記液体導出部と同じ方向に突出しており、且つ前記導出口よりも突出している、
    ことを特徴とする液体収容体。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の液体収容体において、
    前記基部材に設けられ、前記基部材から前記液体収容部側とは反対側に向かって突出するハンドル部をさらに有する、
    ことを特徴とする液体収容体。
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