JP2017169776A - コマ玩具 - Google Patents

コマ玩具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017169776A
JP2017169776A JP2016058558A JP2016058558A JP2017169776A JP 2017169776 A JP2017169776 A JP 2017169776A JP 2016058558 A JP2016058558 A JP 2016058558A JP 2016058558 A JP2016058558 A JP 2016058558A JP 2017169776 A JP2017169776 A JP 2017169776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
top toy
piece
rubber
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016058558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5990354B1 (ja
Inventor
研次 堀越
Kenji Horikoshi
研次 堀越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomy Co Ltd
Tokyo Unique Co Ltd
Original Assignee
Tomy Co Ltd
Tokyo Unique Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomy Co Ltd, Tokyo Unique Co Ltd filed Critical Tomy Co Ltd
Priority to JP2016058558A priority Critical patent/JP5990354B1/ja
Priority to CN201620409346.1U priority patent/CN205730324U/zh
Priority to EP16186873.2A priority patent/EP3222334B1/en
Priority to US15/255,389 priority patent/US9597604B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5990354B1 publication Critical patent/JP5990354B1/ja
Publication of JP2017169776A publication Critical patent/JP2017169776A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H1/00Tops
    • A63H1/02Tops with detachable winding devices

Abstract

【課題】バトル中において攻撃性を維持することができるとともに回転持続性にも優れたコマ玩具を提供すること。【解決手段】 胴体40と軸部10とを備えたコマ玩具1であって、前記軸部10の回転軸11の接地部として、外周の一部を構成し、円周方向に沿って所定間隔で点在するプラスチック又は金属の軸片111を有し、前記回転軸11の外周には前記軸片111よりも摩擦力の大きいゴム112aが当該軸片111の外面よりも外側に張り出して設けられていることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明はコマ玩具に関するものである。
従来、コマ玩具を使用したバトルゲームとして、コマ玩具を互いに衝突させ、その衝撃力によって、相手方のコマ玩具を弾き飛ばしたり、コマ玩具の胴体上に設置した飛出し部材をコマ玩具から飛び出させたりすることによって勝敗を決めるものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
ところで、従来は、回転軸をプラスチックや金属で形成していたのに対して、近年、バトル用のコマとして、軸部に種々の工夫を凝らしたコマ玩具が出現している。その一例として、回転軸をゴムで形成したコマ玩具がある。
特開平9−38337号公報 実用新案登録第3109118号公報 実用新案登録第3158299号公報
しかしながら、回転軸をゴムで形成したコマ玩具は、回転軸をプラスチックや金属で形成したコマ玩具に比べて、大きく動き回る(暴れ回る)ので攻撃性の点では優れているが、摩擦力が大きいため回転持続性の点で劣る。つまり、回転軸をゴムで形成したコマ玩具は攻撃力が高いが、直ぐに止まってしまうという問題がある。
そこで、遊戯面が凹面鏡状に湾曲した遊戯盤上で回転させるコマ玩具において、遊戯面に当接するコマ玩具の軸体の周面には該軸体よりも摩擦力が大きい摩擦部を設けるとともに、軸体の先端を上記摩擦部よりも下方に突出させたコマ玩具も出現している(特許文献3参照)。
このコマ玩具においては、バトルの前半には摩擦部が遊戯面に接触することで遊戯面上を大きく動き回り攻撃力が高く、バトルの後半には摩擦力の小さい軸体で回転力を持続させるので回転持続性に優れる。
しかしながら、このコマ玩具においては、後半に攻撃性が弱まってしまうという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたもので、バトル中において攻撃性を維持することができるとともに回転持続性にも優れたコマ玩具を提供することを目的とする。
請求項1に記載のコマ玩具は、
胴体と軸部とを備えたコマ玩具であって、
前記軸部の回転軸の接地部として、外周の一部を構成し、円周方向に沿って所定間隔で点在するプラスチック又は金属の軸片を有し、前記回転軸の外周には前記軸片よりも摩擦力の大きいゴムが当該軸片の外面よりも外側に張り出して設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載のコマ玩具は、請求項1に記載のコマ玩具であって、前記円周方向で隣り合う軸片の間には前記ゴムが介装されていることを特徴とする。
請求項3に記載のコマ玩具は、請求項1又は請求項2に記載のコマ玩具であって、前記軸片は円周方向に沿って等間隔に3つ以上設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載のコマ玩具は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコマ玩具であって、前記円周方向で隣り合う軸片の間に介装されたゴムの下端は前記軸片の下端よりも上方に位置していることを特徴とする。
請求項5に記載のコマ玩具は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコマ玩具であって、前記軸片に取り囲まれる前記回転軸の中央部には前記ゴムが設けられ、この中央部に設けられたゴムの下端は前記軸片の下端よりも上方に位置していることを特徴とする。
請求項1及び請求項2に記載のコマ玩具によれば、バトルの前半においてはゴムが遊戯面に当たることによりコマ玩具が動き回り攻撃性が維持され、バトルの後半においては回転軸の外周に位置する軸片が遊戯面に当たるのでコマ玩具の動き回りが維持される。一方で、バトルの後半においては摩擦力が小さく且つ面積が小さい軸片が遊戯面に当たるので、回転持続性も維持される。
請求項3に記載のコマ玩具によれば、前記軸片は円周方向に沿って等間隔に3つ以上設けられているので、バトルの後半においてコマ玩具が安定した動作をすることになる。
請求項4に記載のコマ玩具によれば、円周方向で隣り合う軸片の間に介装されたゴムの下端は軸片の下端よりも上方に位置しているので、バトルの後半においては摩擦力が小さく且つ面積が小さい軸片だけが遊戯面に当たるので、軸片に加えてゴムも同時に当たる場合に比べて、より回転持続性が向上することになる。
請求項4に記載のコマ玩具によれば、中央部のゴムの下端は軸片の下端よりも上方に位置しているので、バトル中にコマ玩具に作用する抵抗が減少するので、回転持続性の向上を図ることができる。
本発明に係るコマ玩具の一実施形態の遊び方を説明した図である。 本実施形態のコマ玩具の分解斜視図である。 本実施形態のコマ玩具の分解断面斜視図である。 コマ玩具の軸部の回転軸の底面図である。 コマ玩具の押圧部材の斜視図である。 コマ玩具の軸部の回転軸の斜視図である。 コマ玩具のゴム体の斜視図である。 本実施形態のコマ玩具におけるコマ本体、胴部およびフライホイールの係合状態を示した作動図である。 本実施形態のコマ玩具の押圧部材の動作を示した図である。 本実施形態のコマ玩具を回転駆動させるランチャーの一例を示した斜視図である。
以下、本発明のコマ玩具を図面に示した実施形態に基づいて説明する。
《全体構成》
図1は、本発明に係るコマ玩具の一実施形態の遊び方を説明した図、図2は、本実施形態のコマ玩具の分解斜視図、図3は、本実施形態のコマ玩具の分解断面斜視図である。本明細書においては、上下、左右及び前後は図2及び図3に示した向きを言うものとする。
実施形態のコマ玩具1は、いわゆるコマバトルゲームに使用することが可能なコマ玩具である。具体的には、このコマ玩具1は、互いの衝突による衝撃力で相手方のコマ玩具1を図1の右側のように分解させて勝利とするようなコマバトルゲームに使用できる。
このコマ玩具1は、図2および図3に示すように、下部構造を構成しドライバとなる軸部10と、上部構造を構成する性能可変リング30および胴体40とによって構成されている。
《細部構成》
1.軸部10について
図2に示すように、軸部10は、下部に回転軸11、上下方向中間部に鍔12、上部に円筒部13を備えている。この回転軸11の主体、鍔12及び円筒部13はプラスチックで形成されている。材料はプラスチックに限定されず、その一部又は全部が金属製であってもよい。
このうち鍔12と円筒部13とは一体に形成され、この鍔12及び円筒部13は回転軸11に対してビス11c(図4の底面図参照)で固定されている。
回転軸11は、鍔12側から回転軸11の先端側に向けて段階的に窄んだ形状で、全体として略逆円錐状に形成されている。
鍔12及び円筒部13には、回転軸11の軸線を挟み前後方向で対峙する部位2箇所それぞれに孔14が形成されている。一方、回転軸11の上部には、図2及び図4に示すように、鍔12の孔14に対応した位置に半径方向外方に張り出す突片11aが形成されている。この突片11aは鍔12の孔14を下方から塞いでいる。この突片11aの上面は後述の座部を構成する。
また、円筒部13には、回転軸11の軸線を挟み左右方向で対峙する部位2箇所それぞれに突出部15が形成されている。この突出部15の外面は鍔12の外周面と面一となっている。さらに、回転軸11の上部には、図2及び図4に示すように、突出部15に対応した位置に半径方向外方に張り出す突出部11bが形成されている。そして、突出部15,11bの箇所で回転軸11に鍔部12及び円筒部13がビス11cで固定されている。
また、図3に示すように、円筒部13の内側には円柱体16が立設されている。この円柱体16の基端部は回転軸11に連結されている。この円柱体16の上端は特に限定はされないが円筒部13の上端よりも高い位置に設定されている。この円柱体16の上端部には回転軸11の軸線を挟み前後方向で対峙する部位2箇所それぞれに半径方向外側に張り出す爪(第2の爪)17が形成されている。
また、軸部10は円筒状の可動の押圧部材18を備えている。押圧部材18は合成樹脂で形成されているが金属製であってもよい。この押圧部材18は、円筒部13の内側に円柱体16の外周を取り囲むようにして設置されている。
図5に示すように、押圧部材18は、円筒部18aと、天井部18bと、脚部18cとを備えている。
円筒部18aの上端に天井部18bが設けられている。この天井部18bには、円柱体16の上端部に対応する形状の孔18dが形成されている。
また、円筒部18aの外周下端部に脚部18cが設けられている。この脚部18cは回転軸11の軸線を挟み前後方向で対峙する部位2箇所それぞれに形成されている。この脚部18cは、円筒部18aから水平に張り出す水平部180c、水平部180cの先端から垂直下方に延びる鉛直部181cとから形成されている。
また、円筒部18aには脚部18cの両脇に下端に切り込みを持つスリット18eが形成されている。両脇のスリット18eによって区画される部分は脚部18cの支持部分を構成し、この両脇のスリット18eがあることによって、上記突片11aの上面に脚部18cが着座した状態で、押圧部材18に上方から力が作用した場合に、脚部18c及び支持部分が容易に弾性変形し易くなる。
そして、このように構成された押圧部材18は、脚部18cが上記孔14に挿入されるようにして設置される。孔14は上下方向の寸法が脚部18cよりも大きく設定されている。そのため、押圧部材18は上下方向に動作可能となっている。押圧部材18は、脚部18cが孔14の上縁に当たることによって上方への移動が規制され、脚部18cが突片11aの上面の座部に着座することによって下方への移動が規制される。
また、押圧部材18は、円柱体16の周囲に卷回させたコイルスプリング20の付勢力によって上方へ付勢されている。そして、軸部10と胴体40とを組まない状態では、このコイルスプリング20の付勢力によって、押圧部材18の脚部18cが孔14の上縁に当接し、押圧部材18の上端は円筒部13の上端と同一高さ位置にある。
また、押圧部材18の天井部18bの上面には、回転軸11の軸線を挟み左右方向で対峙する部位2箇所それぞれに半径方向に延びる凸条(突起)21が形成されている。
また、図6に示すように、回転軸11は円周方向に所定間隔で点在する軸片111を有している。この実施形態では軸片111の数は3つとなっているが、軸片111の数は2つ又は4つ以上であってもよい。そして、円周方向で隣り合う軸片111の隙間には、軸片111よりも摩擦力の大きいゴム片112aが介装されている。介装されるゴム片112aの数は軸片111と同数である。この場合、ゴム片112aの一部は、軸片111の外面と面一かそれよりも回転軸11の半径方向外方に突出している。これによって、バトルの前半において、ゴム片112aが遊戯面に当接し易くなる。また、ゴム片112aの下端は、軸片111の下端よりも上方に位置している。これにより、バトルの後半において、軸片111だけが遊戯面に当接し易くなる。
図7に示すように、3つのゴム片112aは1つのゴム体112の一部を成している。ゴム体112は図6に示すように略円柱状に形成されている。
このゴム体112は上部1120、中間部1121及び下部1122から形成されている。上部1120は円筒部1120aを有し、この円筒部1120aには中心を挟んで対峙する部分に半径方向外方に張り出す突片1120bが形成されている。中間部1121は上記円筒部1120a及び突片1120bの下端に連結された大径の円板部1121aと、円板部1121aの下側に連結された小径の円板部1121bとから形成されている。さらに、下部1122は上記円板部1121bの下端に連結された中央の円柱部1122aと、上端が上記円板部1121bの下端に連結されるとともに、内端が円柱部1122aに連結されたゴム片112aから形成されている。ゴム片112aの横断面は略扇状となっている。
ゴム片112aは、ゴム体112の下端部の円柱部1122aの半径方向外方に向けて延在している。ここで、円柱部1122aの下端はゴム片112aの下端と面一となっている。したがって、円周方向で隣り合う軸片111の隙間にゴム片112aを介装した際に、ゴム体112の円柱部1122aの下端は軸片111の下端よりも上方で、バトルの間、ゴム体112の円柱部1122aの下端は遊戯面には当接しない。
このように構成されたゴム体112は、上方から回転軸11の内側に嵌め込まれ、円周方向で隣り合う軸片111の隙間にゴム片112aが介装される。なお、実施形態のゴム体112よりも小さいゴム体を用意し、回転軸11の先端側から嵌め込み、円周方向で隣り合う軸片111の隙間にゴム片112aを介装してもよい。
2.性能可変リング30について
この実施形態では、性能可変リング30としてフライホイールが用いられている。この性能可変リング30は板状を成している。この性能可変リング30の底面には軸部10の鍔12が下方から収容可能な環状段部31が形成されている。また、この性能可変リング30の上面には回転軸11の軸線を挟み左右方向で対峙する部位2箇所それぞれに上方に向けて張り出す突出部32が形成されている。各突出部32の下側部分には、軸部10の突出部15を下方から収容可能な凹部33が形成されている。また、性能可変リング30の上面には、各突出部32の直ぐ外側に上方に延びる舌片34が形成されている。舌片34は突出部32よりも上方に突出している。なお、この性能可変リング30としては、フライホイールに代えて或いはフライホイールと一体的で、外周面に突出部があって相手方のコマ玩具1を攻撃し易くしたものや、外周面に凹部があって相手方のコマ玩具1からの攻撃を受け難いものを使用してもよい。
3.胴体40について
胴体40は円盤状を成している。この胴体40は、図2に示すように、基体400と、上面視で基体400と略同形で基体400の上に被せられた透明カバー体401とを備えている。
胴体40の外周には凹凸40aが形成されている。また、基体400の中央には円孔41が形成されている。この円孔41は上記透明カバー体401によって上端開口が塞がれている。さらに、胴体40の下面には、性能可変リング30の突出部32を下方から収容可能な環状凹部42が形成されている。この環状凹部42を区画形成する内周璧43aの内周面下端には、回転軸11の軸線を挟み前後方向で対峙する部位2箇所それぞれに半径方向内側に向けて張り出す爪(第1の爪)44が突設されている。
また、内周壁43aの下端面には、回転軸11の軸線を挟み左右方向で対峙する部位2箇所それぞれに、上記凸条21に摺接する摺接面45が形成されている。摺接面45は、回転軸11の軸線に直交する面(水平面)に対して所定の方向に傾斜している。すなわち、摺接面45は、組み付けられた胴体40が軸部10に対して外れる方向に回転したときに渋みを増す(抵抗が増大する)方向に傾斜しており、具体的には、摺接面45は、結合状態の最深部から結合解除状態に向けて上下方向の高さ位置が連続的に低くなるような傾斜面となっている。そして、摺接面45の任意位置で凸条21との当接位置を保持可能となっている。この点が傾斜面を持つ単なる突起との相違点である。
また、胴体40の環状凹部42を区画形成する天井壁43bには、性能可変リング30の舌片34を下方から挿入可能な弧状スリット46が形成されている。この弧状スリット46の長さは舌片34が十分に移動し得る長さとなっている。
《組立方法》
次に、コマ玩具1の組立方法の一例を説明する。なお、ここでは、軸部10の組立は既に終了しているものとする。
まず、軸部10の突出部15を下方から性能可変リング30の凹部33に合致させるようにして、軸部10と性能可変リング30を嵌合状態に組み付ける。次に、この組付け体を胴体40に下方から近付ける。この際、上記組付け体の性能可変リング30の舌片34を胴体40の弧状スリット46の所定の端に合致させる(図8(A))。この状態は、軸部10の爪17と胴体40の爪44とは上下方向で重なっていない状態である。この状態が結合解除状態である。その後、上記組付け体の軸部10を胴体40側に押圧する。すると、まず、性能可変リング30が胴体40の下面に押し当てられる。さらに、上記組付け体の軸部10を胴体40側に押圧すると、軸部10の脚部18cがコイルスプリング20の付勢力に抗して性能可変リング30の下面によって下方に押圧される。これにより、脚部18cが突片11aの上面の座部に着座する。さらに、組付け体の軸部10を胴体40側に押圧すると、押圧部材18の脚部18c及び支持部分が弾性変形するとともに、コイルスプリング20もさらに圧縮されて、軸部10の爪17が胴体40の爪44よりも上方に押し上げられる。そして、軸部10を性能可変リング30と一体的に胴体40に対して舌片34が上記所定の端とは反対側の端まで移動するまで回転させる(図8(B))。この場合の回転は、胴体40及び性能可変リング30と軸部10との相対的な回転であって、図8(B)では、胴体40側を胴体40及び性能可変リング30に対して回転させた状態が示されている。すると、軸部10の爪17と胴体40の爪44とが上下で重なった状態となる。そして、軸部10から手を離すと、押圧部材18の脚部18c及び支持部分の弾性力とコイルスプリング20の付勢力とによって、軸部10の爪17の下面と胴体40の爪44の上面とが当接される。この軸部10の爪17の下面と胴体40の爪44の上面とが当接された状態では、ちょうど押圧部材18の脚部18c及び支持部分の弾性力が開放された状態としてもよいし、押圧部材18の脚部18c及び支持部分の弾性力が開放され、脚部18cが突片11aから浮き上がり、コイルスプリング20の付勢力だけによって摺接面45に突起21が当接されている形でもよい。
軸部10の爪17の下面と胴体40の爪44の上面とが当接された状態が結合状態である。これにより、軸部10と、性能可変リング30及び胴体40が結合され、コマ玩具1が組み立てられる。
《遊び方》
続いて、このコマ玩具1を使用しての遊び方の一例を説明する。
この遊び方の一例では、コマ玩具1を回転させて、相手方のコマ玩具1と戦いを行う。
この場合、コマ玩具1の回転力のチャージは、図10に示すようなランチャー50によって行われる。このランチャー50は、内部に図示しない円板を備え、その円板を図示しないゼンマイばねで一の回転方向に付勢するとともに、円板の周囲に卷回させた図示しない紐をハンドル51で引くと、円板が回転され、コマホルダー53が回転されるように構成されている。このコマホルダー53の回転は、下方に突設されたフォーク54によってコマ玩具1に伝達され、コマ玩具1を回転する。この場合、フォーク54は胴体40の弧状スリット46に差し込まれる。そして、ランチャー50のハンドル51を引き切ると、円板ひいてはコマホルダー53の回転が停止する一方で、コマ玩具1は慣性力によって尚も回転するので、フォーク54の傾斜面54aを倣ってコマ玩具1がコマホルダー53から外れる。なお、図5において符号52はコマホルダー53に対して出没可能なロッドである。このロッド52はコマホルダー53にコマ玩具1を装着した際にコマ玩具1の上面に押されてコマホルダー53に没する。このロッド52は例えばコマ玩具1の着脱の検出に使用される。
このようにして発射されたコマ玩具1は所定のフィールドで回転させられ、相手方のコマ玩具1に衝突すると、衝突による衝撃力や擦れ等によって、胴体40には、軸部10及び性能可変リング30の回転方向とは反対の方向の力が作用し、それによって、胴体40が軸部10及び性能可変リング30の回転方向に対して反対の方向に相対的に回転する。
すると、胴体40の摺接面45に凸条21が摺接する。この場合、凸条21には押圧部材18の脚部18c及び支持部分の弾性力とコイルスプリング20の付勢力とが作用するので、衝突による衝撃力がなくなるとそこに位置決めされる。そうして、図9の実線から2点鎖線に示す位置を経て係止解除位置に達すると、胴体40の爪44が軸部10の爪17から外れるため、スプリング20の付勢力によって胴体40が軸部10から離反する。そして、図1において、右側に示すように、コマ玩具1は分解される。
なお、本実施形態では、胴体40の摺接面45に凸条21を摺接させ、押圧部材18の弾性力とコイルスプリング20の付勢力とによって衝突による衝撃力がなくなった際の位置決めを行い、徐々に胴体40と軸部10とが係止解除位置に移行するように構成したが、その代わりに、胴体40又は軸部10の一方に凹部又は凸部を形成し、他方に当該凹部又は当該凸部に噛み合う凸部又は凹部を形成し、衝突による衝撃力が作用する毎に、胴体40に対して軸部10が相対回転して凹部と凸部の噛み合い位置を変更することにより、位置決めを行い、徐々に胴体40と軸部10とが係止解除位置に移行するように構成してもよい。また、この場合、押圧部材18を省略してもよい。
《動作及び効果》
続いて、コマ玩具1の動作を説明する。
ランチャー50から発射されたコマ玩具1は、凹面鏡状又はすり鉢状の遊戯面の中心から隔たった部分に放たれる。この場合、コマ玩具1のゴム片112aが遊戯面に間欠的に当接する。ゴム片112aが遊戯面に間欠的に当接すると、コマ玩具1が大きく動き回ることになる。その結果、バトルの前半においては、コマ玩具1の攻撃性が高くなる。
このように、実施形態では、円周方向で隣り合う軸片111の隙間にゴム片112aが介装されていることから、ゴム片112aが遊戯面に間欠的に当接することとなる。これを、回転軸11の外周全体にゴム片112aが付設され、ゴム片112aが遊戯面に継続的に当接するものと比べると、コマ玩具1のゴム片112aが遊戯面に間欠的に当接したときの方がより大きく動き回ることとなる。
このようにして動き回ったコマ玩具1の回転力はやがては弱まり、バトルの後半では、コマ玩具1が遊戯面の最深部の方に寄る。すると、コマ玩具1の軸片111だけが遊戯面に当接するようになる。この場合、軸片111は回転軸11の中心から離れた位置にあるので、バトルの前半ほどではないが、動き回る。これによって、コマ玩具1の攻撃性が維持される。一方で、回転軸11の中心部と隣り合う軸片111の隙間部分や回転軸11の中央部分は当接しないので、回転持続性も維持される。
《本発明の変形例》
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、円周方向で隣り合う軸片111の間にゴム片112aを介装したが、全周にゴム片を設けてもよい。
また、回転軸11の軸片111の下端と、回転軸11の外周部に位置するゴム片112aの下端とが面一で、バトルの後半において、軸片111と共にゴム片112aとが遊戯面に接触するようにしてもよい。この場合でも、中央部のゴムが遊戯面に接触しなければ、回転持続性は回転軸11の下端全体が接触する場合よりも向上することになる。
1 コマ玩具
10 軸部
11 回転軸
17 爪(第2の爪)
21 凸条(突起)
30 性能可変リング
34 舌片
40 胴体
45 摺接面
46 弧状スリット
50 ランチャー
111 軸片
112 ゴム体
112a ゴム片
請求項1に記載のコマ玩具は、
胴体と軸部とを備えたコマ玩具であって、
前記軸部の回転軸の接地部として、外周の一部を構成し、円周方向に沿って所定間隔で点在するプラスチック又は金属の軸片を有し、前記回転軸の外周には前記軸片よりも摩擦力の大きいゴムが当該軸片の外面よりも外側に張り出して設けられ、前記円周方向で隣り合う軸片の間には前記ゴムが介装されていることを特徴とする。
請求項2に記載のコマ玩具は、請求項1に記載のコマ玩具であって、前記軸片は円周方向に沿って等間隔に3つ以上設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載のコマ玩具は、請求項1又は請求項2に記載のコマ玩具であって、前記円周方向で隣り合う軸片の間に介装されたゴムの下端は前記軸片の下端よりも上方に位置していることを特徴とする。
請求項4に記載のコマ玩具は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコマ玩具であって、前記軸片に取り囲まれる前記回転軸の中央部には前記ゴムが設けられ、この中央部に設けられたゴムの下端は前記軸片の下端よりも上方に位置していることを特徴とする。
請求項1に記載のコマ玩具によれば、バトルの前半においてはゴムが遊戯面に当たることによりコマ玩具が動き回り攻撃性が維持され、バトルの後半においては回転軸の外周に位置する軸片が遊戯面に当たるのでコマ玩具の動き回りが維持される。一方で、バトルの後半においては摩擦力が小さく且つ面積が小さい軸片が遊戯面に当たるので、回転持続性も維持される。
請求項2に記載のコマ玩具によれば、前記軸片は円周方向に沿って等間隔に3つ以上設けられているので、バトルの後半においてコマ玩具が安定した動作をすることになる。
請求項3に記載のコマ玩具によれば、円周方向で隣り合う軸片の間に介装されたゴムの下端は軸片の下端よりも上方に位置しているので、バトルの後半においては摩擦力が小さく且つ面積が小さい軸片だけが遊戯面に当たるので、軸片に加えてゴムも同時に当たる場合に比べて、より回転持続性が向上することになる。

Claims (5)

  1. 胴体と軸部とを備えたコマ玩具であって、
    前記軸部の回転軸の接地部として、外周の一部を構成し、円周方向に沿って所定間隔で点在するプラスチック又は金属の軸片を有し、前記回転軸の外周には前記軸片よりも摩擦力の大きいゴムが当該軸片の外面よりも外側に張り出して設けられていることを特徴とするコマ玩具。
  2. 前記円周方向で隣り合う軸片の間には前記ゴムが介装されていることを特徴とする請求項1に記載のコマ玩具。
  3. 前記軸片は円周方向に沿って等間隔に3つ以上設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコマ玩具。
  4. 前記円周方向で隣り合う軸片の間に介装されたゴムの下端は前記軸片の下端よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコマ玩具。
  5. 前記軸片に取り囲まれる前記回転軸の中央部には前記ゴムが設けられ、この中央部に設けられたゴムの下端は前記軸片の下端よりも上方に位置していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコマ玩具。
JP2016058558A 2016-03-23 2016-03-23 コマ玩具 Active JP5990354B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016058558A JP5990354B1 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 コマ玩具
CN201620409346.1U CN205730324U (zh) 2016-03-23 2016-05-09 陀螺玩具
EP16186873.2A EP3222334B1 (en) 2016-03-23 2016-09-01 Toy top
US15/255,389 US9597604B1 (en) 2016-03-23 2016-09-02 Toy top

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016058558A JP5990354B1 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 コマ玩具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5990354B1 JP5990354B1 (ja) 2016-09-14
JP2017169776A true JP2017169776A (ja) 2017-09-28

Family

ID=56852208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016058558A Active JP5990354B1 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 コマ玩具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9597604B1 (ja)
EP (1) EP3222334B1 (ja)
JP (1) JP5990354B1 (ja)
CN (1) CN205730324U (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP1575298S (ja) * 2016-10-04 2017-05-01
JP1575625S (ja) * 2016-10-14 2017-10-23
JP6250202B1 (ja) * 2017-02-10 2017-12-20 株式会社タカラトミー コマ玩具
JP6258541B1 (ja) 2017-04-28 2018-01-10 株式会社タカラトミー コマ玩具
JP6377211B1 (ja) * 2017-06-09 2018-08-22 株式会社タカラトミー コマ玩具
JP6405415B1 (ja) * 2017-06-16 2018-10-17 株式会社タカラトミー コマ玩具
JP6377217B1 (ja) * 2017-07-07 2018-08-22 株式会社タカラトミー コマ玩具
JP1602455S (ja) * 2017-10-02 2018-04-23
JP1602453S (ja) * 2017-10-02 2018-04-23
JP1602930S (ja) * 2017-10-06 2018-10-22
JP1602931S (ja) * 2017-10-11 2018-10-22
JP6618970B2 (ja) * 2017-10-17 2019-12-11 株式会社タカラトミー コマ玩具
JP1602970S (ja) * 2017-10-20 2019-01-21
JP1602972S (ja) * 2017-10-26 2019-01-21
JP6644338B1 (ja) * 2018-10-12 2020-02-12 株式会社タカラトミー コマ玩具
JP6554649B1 (ja) * 2018-10-16 2019-08-07 株式会社タカラトミー コマ玩具
WO2020256167A1 (ko) * 2019-06-18 2020-12-24 엘지전자 주식회사 액션 로봇

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3000272U (ja) * 1994-01-19 1994-08-02 石橋産業株式会社 こま玩具
JP3158299U (ja) * 2010-01-12 2010-03-25 株式会社タカラトミー コマ玩具
US20130052909A1 (en) * 2011-08-30 2013-02-28 Shye Chi Enterprise Co., Ltd. Spinning top

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1949852A1 (de) * 1969-10-02 1971-04-15 Mattel Inc Spielzeugkreisel
JPH03272A (ja) 1989-05-26 1991-01-07 Seiko Epson Corp シリアルプリンタ
JPH0938337A (ja) 1995-07-31 1997-02-10 Doragon Master Japan:Kk 遊戯装置
KR100271033B1 (ko) 1997-07-30 2000-11-01 우종일 탄소재료의 제조방법
US6146233A (en) * 2000-02-09 2000-11-14 Hedeen Toys Llc Spinning top
JP3079300U (ja) * 2001-01-30 2001-08-10 株式会社タカラ コマ玩具
JP3612508B2 (ja) * 2001-09-28 2005-01-19 株式会社タカラ コマ玩具システム
JP3109118U (ja) 2004-12-01 2005-05-12 株式会社タカラ コマ玩具
JP4543100B2 (ja) * 2008-04-08 2010-09-15 株式会社タカラトミー コマ玩具遊戯装置
KR101051847B1 (ko) * 2009-06-22 2011-07-25 최신규 완구용 팽이
JP3160657U (ja) * 2010-04-20 2010-07-01 株式会社タカラトミー コマ玩具
CN102371071B (zh) * 2011-10-31 2013-04-17 广东奥飞动漫文化股份有限公司 一种可分离的组合式玩具陀螺
CN103566593B (zh) * 2013-10-31 2016-09-14 广东奥飞动漫文化股份有限公司 一种可弹跳的玩具陀螺

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3000272U (ja) * 1994-01-19 1994-08-02 石橋産業株式会社 こま玩具
JP3158299U (ja) * 2010-01-12 2010-03-25 株式会社タカラトミー コマ玩具
US20130052909A1 (en) * 2011-08-30 2013-02-28 Shye Chi Enterprise Co., Ltd. Spinning top

Also Published As

Publication number Publication date
EP3222334B1 (en) 2018-07-25
US9597604B1 (en) 2017-03-21
JP5990354B1 (ja) 2016-09-14
CN205730324U (zh) 2016-11-30
EP3222334A1 (en) 2017-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5990354B1 (ja) コマ玩具
JP6250202B1 (ja) コマ玩具
JP5969151B1 (ja) コマ玩具
JP5959773B1 (ja) コマ玩具
JP5793631B1 (ja) コマ玩具
KR102332707B1 (ko) 팽이 완구
JP6431629B1 (ja) コマ玩具
JP6184576B1 (ja) コマ玩具
JP6232113B1 (ja) コマ玩具、及びコマ玩具の部品の取付け方法
JP6618970B2 (ja) コマ玩具
JP6232153B1 (ja) コマ玩具
JP6570019B1 (ja) コマ玩具
JP6516587B2 (ja) コマ玩具
JP6236177B1 (ja) コマ玩具
JP2020068969A (ja) コマ玩具及びコマ玩具セット
JP6644338B1 (ja) コマ玩具
JP5959711B1 (ja) コマ玩具
JP3199933U (ja) コマ玩具遊戯台
JP2018196419A (ja) コマ玩具
JP6250203B1 (ja) コマ玩具
JP6915811B2 (ja) コマ玩具

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5990354

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250