JP2017168216A - X線ターゲットおよびそれを備えたx線発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射窓の割れを防止することができるX線ターゲットおよびそれを備えたX線発生装置を提供することを目的とする。【解決手段】X線ターゲット4は、照射窓41を支持するフレームを、照射窓41に近い方の第1フレーム42およびその外側の第2フレーム43に分割し、それぞれ異なる材料を使用する。熱膨張率が1×10−6/Kであるダイヤモンド板41aで照射窓41を形成し、熱膨張率が4.8×10−6/KのMo(モリブデン)、あるいは熱膨張率が4.3×10−6/KのW(タングステン)で第1フレーム42を形成し、熱膨張率が16.5×10−6/KのCu(銅)で第2フレーム43を形成する。このように、照射窓41と第1フレーム42との熱膨張率の差が、照射窓41と第2フレーム42との熱膨張率の差より小さくなるように構成することにより、収縮量の差による照射窓41の割れを防止する。【選択図】図1

Description

この発明は、表面にターゲット材が成膜された照射窓を備えたX線ターゲットおよびそれを備えたX線発生装置に関する。
従来、X線発生装置(X線管)は、図2(a)に示す反射型のタイプおよび図2(b)に示す透過型のタイプがある。反射型のタイプでは、ターゲットに電子ビームBを照射して、ターゲットからのX線(図2では「Xray」で表記)を電子ビームBと異なる方向(例えば直交方向)に出射する。一方、透過型のタイプでは、ターゲットに電子ビームBを照射して、ターゲットからのX線がターゲットを透過することにより、X線を電子ビームBと同じ方向に出射する。
非破壊で試料の内部を観察することができるマイクロフォーカスX線検査装置にX線管を用いる場合には、X線源であるターゲットと試料とを可能な限り近接させる必要がある。反射型のタイプでは、ターゲットを収容する真空容器とターゲットとの間の距離の分、ターゲットと試料とを近接させることができない。それに対して、透過型のタイプでは、ターゲット材が成膜された照射窓を真空容器に取り付けることにより、ターゲットと試料とがほぼ接触可能な位置にまで互いに近接させることができる。その結果、試料を高拡大で観察することができる。
透過型のタイプにおけるターゲット(透過型ターゲット)において、ターゲット膜を支持する基材には、X線の吸収が少ないことと、熱伝導率が良いことが求められる。ダイヤモンドは、その両方の要求を満たしているので、基材として優れており、使用が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。両方の要求を満たす基材としてダイヤモンド以外では、特許文献2に示すように窒化ホウ素(BN: Boron Nitride) などがある。
照射窓は真空容器の一部をなしているので、真空容器とは気密状態で取り付けられる必要があるが、ダイヤモンド板を直接に真空容器に取り付けるのは難しい。そこで、ダイヤモンドの周囲に金属フレームをロウ付けすることによって、真空容器への取り付けをし易くしている。透過型のタイプではX線がターゲットを透過し易くするために、ダイヤモンド板は薄膜である。
ダイヤモンドの熱膨張率は1×10−6/Kと非常に小さいので、金属フレームの熱膨張率が大きいと、熱膨張差による収縮量の差によりロウ付け時に薄膜のダイヤモンド板が割れてしまう。そこで、ダイヤモンドを支持する金属フレームには、熱膨張率4.8×10−6/KのMo(モリブデン)や熱膨張率4.3×10−6/KのW(タングステン)など低熱膨張率の材料が用いられる。
特開平4−144045号公報 特開平5−343193号公報
しかしながら、金属フレームとしてMoやWを使用すると、以下のような問題点がある。すなわち、透過型ターゲットに電子ビームを当ててX線を発生させる際、電子ビームのエネルギーのほとんどは熱に変換されるので、透過型ターゲットの温度が上がる。透過型ターゲットと試料とを接触させて試料を高拡大で観察する際、従来の透過型ターゲットでは過熱により試料を損傷する恐れがある。
透過型ターゲット周辺はスペースが限られており、冷却水を流す、空冷ファンを設けるなどの特別な冷却機構を設けることは難しい。主な排熱機構は、部品の熱伝導によりX線管筐体(真空容器)に逃がすだけになってしまうので、透過型ターゲットの温度を規定以下にするには、入射する電子ビームのエネルギーを制限するしかない。電子ビームのエネルギーを制限するということは、X線量を制限することを意味する。
上述したように金属フレームにMoやWなどの低熱膨張率の材料を使用すると、上述した熱膨張差を解決することができるが、Moの熱伝導率が138W/m/K、Wの熱伝導率が172W/m/Kと、熱伝導率が小さいので、外部に放熱し難い。したがって、従来の構成以外で照射窓(透過型ターゲット自体)の割れを防止することが望まれる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、照射窓の割れを防止することができるX線ターゲットおよびそれを備えたX線発生装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係るX線ターゲットは、表面にターゲット材が成膜された照射窓と、前記照射窓に接合され、前記照射窓を支持する第1フレームと、前記照射窓には接合されておらず、前記第1フレームに接合され、前記第1フレーム金属で形成された第2フレームとを備え、前記照射窓と前記第1フレームとの熱膨張率の差が、前記照射窓と前記第2フレームとの熱膨張率の差より小さくなるように構成されるものである。
この発明に係るX線ターゲットによれば、照射窓を支持するフレームを、照射窓に近い方の(照射窓に接合され、照射窓を支持する)第1フレームおよび(照射窓には接合されておらず、第1フレームに接合され、第1フレームを支持する、金属で形成された)第2フレームに分割し、それぞれ異なる材料を使用する。照射窓と第1フレームとの熱膨張率の差が、照射窓と第2フレームとの熱膨張率の差より小さくなるように構成することにより、収縮量の差による照射窓の割れを防止することができる。
また、この発明に係るX線発生装置は、この発明に係るX線ターゲットと、当該X線ターゲットを収容する容器とを備えたものである。
この発明に係るX線発生装置によれば、照射窓の割れを防止することができるX線ターゲットを備えることにより、X線量を制限することなくX線を発生させることができる。
この発明に係るX線ターゲット装置によれば、照射窓と第1フレームとの熱膨張率の差が、照射窓と第2フレームとの熱膨張率の差より小さくなるように構成することにより、収縮量の差による照射窓の割れを防止することができる。
実施例に係るX線ターゲットを備えたX線管の構成を示す概略断面図である。 従来のX線管の構成を示す概略断面図であり、(a)は反射型のタイプ、(b)は透過型のタイプである。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。図1は、実施例に係るX線ターゲットを備えたX線管の構成を示す概略断面図である。
図1に示すように、X線管1は、真空容器2と陰極3とX線ターゲット4とを備えている。その他にも、引き出し電極等を備えているが、図1では図示を省略する。陰極3およびX線ターゲット4は真空容器2内に収容されている。X線管1は、この発明におけるX線発生装置に相当し、真空容器2は、この発明における容器に相当する。
陰極3はフィラメント31を備えており、フィラメント31から電子ビームBが照射される。本実施例では、熱電子放出型の電子銃としてフィラメントを備えた陰極を例に採って説明したが、6ほう化ランタン(LaB)あるいは6ほう化セリウム(CeB)からなる単結晶あるいは焼結体から構成されるエミッタを備えた陰極を、熱電子放出型の電子銃として用いてもよい。また、熱電子放出型の電子銃以外に、電界放出型の電子銃を用いてもよい。
X線ターゲット4は、照射窓41と、照射窓41の外周に設けられた第1フレーム42と、第1フレーム42のさらに外周に設けられた第2フレーム43とを備えている。第1フレーム42は照射窓41に接合され、照射窓41を支持している。第2フレーム43は、照射窓41には直接的に接合されておらず、第1フレーム42に接合され、第1フレーム42を支持している。照射窓41は、ダイヤモンド板41aとターゲット材41bとを備えており、ダイヤモンド板41aの表面(電子ビームBの衝突面)にターゲット材41bが成膜されている。ターゲット材41bはW(タングステン)で形成されている。
ダイヤモンド板41aは第1フレーム42にロウ付けより支持され、第1フレーム42の外周に第2フレーム43が接合される。本実施例では、第1フレーム42は金属で形成されており、好ましくはMo(モリブデン)あるいはWで形成されている。第2フレーム43も金属で形成されており、好ましくはCu(銅)で形成されている。
ダイヤモンド板41aと第1フレーム42との接合方法は、上述したようにロウ付けするのが好ましい。ただし、ロウ付けに限定されず、第1フレームが照射窓(ここではダイヤモンド板41a)を支持する方法であればよい。第1フレーム42と第2フレーム43との接合方法は種々(例えば溶接が)あるが、本実施例でのダイヤモンド板41aと第1フレーム42との接合と同様に、ロウ付けで接合することにすれば、一つの工程で3部品(ダイヤモンド板41a,第1フレーム42,第2フレーム43)を接合することができるので、安価に製作することができる。
上述したように、ダイヤモンドの熱膨張率は1×10−6/Kであり、Moの熱膨張率は4.8×10−6/Kであり、Wの熱膨張率は4.3×10−6/Kである。また、Cuの熱膨張率は16.5×10−6/Kである。したがって、ダイヤモンド板41aからなる照射窓41とMoあるいはWからなる第1フレーム42との熱膨張率の差が、ダイヤモンド板41aからなる照射窓41とCuからなる第2フレーム43との熱膨張率の差より小さくなるように構成される。低熱膨張率のMoあるいはWからなる第1フレーム42にダイヤモンド板41aが直接に支持される結果、収縮量の差によるダイヤモンド板41aからなる照射窓41の割れを防止することができる。
なお、第1フレーム42と第2フレーム43との熱膨張率の差は、照射窓41と第1フレーム42との熱膨張率の差より大きいが、本実施例では第1フレーム42および第2フレーム43が金属で形成されているので、たとえ熱膨張率が大きいCuで第2フレーム43が形成されていても、第1フレーム42の割れも金属の塑性変形により防止することができる。
また、上述したように、Moの熱伝導率は138W/m/Kであり、Wの熱伝導率は172W/m/Kである。また、Cuの熱伝導率は402W/m/Kである。したがって、Cuからなる第2フレーム43はMoあるいはWからなる第1フレーム42よりも熱伝導率が大きい。その結果、外周にある第2フレーム43を介して外部に放熱し易くすることができ、X線ターゲット4の温度を下げることができる。ここで、第2フレーム43の表面積を第1フレーム42の表面積よりも大きくすることで、第2フレーム43による放熱効果を大きくすることができる。また、同じ温度になる条件で比較すると、電子ビームBのエネルギーを制限する必要がなく、本実施例でのX線ターゲット4の方がX線量を多くすることが可能である。
また、第1フレーム42は、熱膨張率が4.8×10−6/KのMo、あるいは熱膨張率が4.3×10−6/KのWで形成され、第2フレーム43は熱伝導率が402W/m/KのCuで形成される。したがって、第1フレーム42が熱膨張率5×10−6/K以下の金属、第2フレーム43が熱伝導率200W/m/K以上の金属で構成される。その結果、収縮量の差によるダイヤモンド板41aからなる照射窓41の割れを防止することができるとともに、外周にある第2フレーム43を介して外部に放熱することによりX線ターゲット4の温度を下げることができる。
以上のように構成されたX線ターゲット4によれば、照射窓41を支持するフレームを、照射窓41に近い方の(照射窓41に接合され、照射窓41を支持する)第1フレーム42およびその(照射窓41には接合されておらず、第1フレーム42に接合され、第1フレーム42を支持する、金属で形成された)第2フレーム43に分割し、それぞれ異なる材料を使用する。照射窓41と第1フレーム42との熱膨張率の差が、照射窓41と第2フレーム42との熱膨張率の差より小さくなるように構成することにより、収縮量の差による照射窓41の割れを防止することができる。なお、本実施例では、第1フレーム42は照射窓41の外周に設けられ、第2フレーム43は第1フレーム42の外周に設けられている。
本実施例では、照射窓41はダイヤモンドであるので、X線(図1では「Xray」で表記)の吸収が少なく、熱伝導率が良い。したがって、X線を効率良く出射することができるとともに、熱伝導率が良いダイヤモンドによりX線ターゲット4の温度を下げることができる。
また、X線管1は、照射窓41の割れを防止することができるX線ターゲット4を備えることにより、電子ビームBのエネルギーを制限する必要がなくX線量を多くすることができ、X線量を制限することなくX線を発生させることができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、照射窓41はダイヤモンドであったが、熱伝導率が良ければ、ダイヤモンドに限定されない。例えば、SiC(炭化ケイ素)、特許文献2に示すようなBN(窒化ホウ素)などを照射窓として使用してもよい。SiCの熱伝導率は270W/m/Kと熱伝導率が良いので、SiCによりX線ターゲットの温度を下げることができる。
(2)上述した実施例では、第1フレーム42は金属で形成されていたが、必ずしも金属で形成される必要はない。例えば、SiC(炭化ケイ素)で第1フレームを形成してもよい。SiCの熱膨張率は4.5×10−6/Kと低熱膨張率であるので、収縮量の差による照射窓(実施例ではダイヤモンド板41a)の割れを防止することができる。ただし、第1フレームの割れも防止するためには、上述した実施例のように第1フレームを(熱膨張率5×10−6/K以下の)低熱膨張率の金属で形成するのがより好ましい。上述した実施例のように第1フレームを金属で形成することにより、第1フレームの割れも金属の塑性変形により防止することができる。
(3)上述した実施例では、第1フレーム42はMoあるいはWで形成され、第2フレーム43はCuで形成されていたが、照射窓と第1フレームとの熱膨張率の差が、照射窓と第2フレームとの熱膨張率の差より小さくなるように構成し、より好ましくは第2フレームが第1フレームよりも熱伝導率が大きければ、これらの材料に限定されない。例えば、Al(アルミニウム)で第2フレームを形成してもよい。Alの熱膨張率が23×10−6/Kであるので、ダイヤモンド板からなる照射窓とMoあるいはWからなる第1フレームとの熱膨張率の差が、ダイヤモンド板からなる照射窓とAlからなる第2フレームとの熱膨張率の差より小さくなる。また、Alの熱伝導率は200W/m/K以上であるので、Alからなる第2フレームはMoあるいはWからなる第1フレームよりも熱伝導率が大きい。その結果、外周にある第2フレームを介して外部に放熱し易くすることができ、X線ターゲットの温度を下げることができる。
(4)上述した実施例では、照射窓41がダイヤモンドである場合に、第1フレーム42が熱膨張率5×10−6/K以下の金属、第2フレーム43が熱伝導率200W/m/K以上の金属で構成されていたが、熱膨張率や熱伝導率は上述した範囲に限定されない。照射窓の材料に応じて熱膨張率や熱伝導率が規定の範囲を満たすように、第1フレームや第2フレームの材料をそれぞれ選択する。
(5)上述した実施例では、第1フレーム42は照射窓41の外周に設けられ、第2フレーム43は第1フレーム42の外周に設けられていたが、必ずしも第2フレーム43は第1フレーム42の外周に設けられる必要はない。第1フレームが、照射窓に接合され、照射窓を支持し、金属で形成された第2フレームが、照射窓には接合されておらず、第1フレームに接合され、第1フレームを支持する構造であれば、照射窓,第1フレーム,第2フレームの順に積層形成された構造であってもよい。
以上のように、この発明は、産業用や医療用のX線ターゲットおよびX線発生装置に適している。
1 … X線管
2 … 真空容器
4 … X線ターゲット
41 … 照射窓
41a … ダイヤモンド板
41b … ターゲット材
42 … 第1フレーム
43 … 第2フレーム

Claims (7)

  1. 表面にターゲット材が成膜された照射窓と、
    前記照射窓に接合され、前記照射窓を支持する第1フレームと、
    前記照射窓には接合されておらず、前記第1フレームに接合され、前記第1フレームを支持する、金属で形成された第2フレームと
    を備え、
    前記照射窓と前記第1フレームとの熱膨張率の差が、前記照射窓と前記第2フレームとの熱膨張率の差より小さくなるように構成される、
    X線ターゲット。
  2. 請求項1に記載のX線ターゲットにおいて、
    前記第1フレームは前記照射窓の外周に設けられ、前記第2フレームは前記第1フレームの外周に設けられている、X線ターゲット
  3. 請求項1に記載のX線ターゲットにおいて、
    前記第2フレームは前記第1フレームよりも熱伝導率が大きい、X線ターゲット。
  4. 請求項1に記載のX線ターゲットにおいて、
    前記第1フレームが熱膨張率5×10−6/K以下の金属、前記第2フレームが熱伝導率200W/m/K以上の金属で構成される、X線ターゲット。
  5. 請求項1に記載のX線ターゲットにおいて、
    前記第1フレームはタングステンまたはモリブデンによって形成され、前記第2フレームは銅によって形成されている、X線ターゲット。
  6. 請求項1に記載のX線ターゲットにおいて、
    前記照射窓はダイヤモンドである、X線ターゲット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のX線ターゲットと、
    当該X線ターゲットを収容する容器と
    を備えた、X線発生装置。
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