JP2017167474A - インモールドラベル連続体、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用時にインモールドラベルを確実に1枚ずつ取り出すことができるインモールドラベル連続体を提供する。【解決手段】 本発明のインモールドラベル連続体1は、ラベル基材4と、前記ラベル基材4の裏面に設けられ且つ感熱接着剤から構成された接着層5と、を有するインモールドラベル3と、長尺帯状の離型シート2と、を有し、前記離型シート2の離型面2a上に、前記接着層5の裏面5aを当接させて前記インモールドラベル3の複数が並んで添付され、前記離型面2aに対する接着層5の接着強度が0.05N/15mm〜0.7N/15mmとされている。【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のインモールドラベルが離型シート上に並んで添付されたインモールドラベル連続体及びその製造方法に関する。
インモールドラベルは、樹脂成形体に一体的に組み込まれるラベルである。インモールドラベルは、容器に別途ラベルを貼付する必要がなく、また、インモールドラベルを使用すると、樹脂との一体感に優れるので、外観上好ましいインモールド成形品が得られ得る。
感熱接着剤を有するインモールドラベルは、枚葉状であり、その複数を厚み方向に重ねた積層物の状態で保管及び運搬される(特許文献1)。インモールドラベルの使用時(成形時)には、前記重ねた積層物からインモールドラベルが1枚ずつ取り出される。
しかしながら、前記感熱接着剤は、熱によって活性化して接着性を生じるため、前記積層物の保管などしている間に、上下で積み重なったインモールドラベル同士が擬似接着し、使用時に、1枚ずつ取り出せないことがある。特に、特許文献1に記載のように、60℃〜70℃で活性化する感熱接着剤を用いたインモールドラベルにあっては、そのような事態が生じ易い。
また、インモールドラベルを使用すると、外観上好ましいインモールド成形品が得られることがメリットであるところ、インモールドラベルが白濁化してインモールド成形品の外観を低下させることもある。特に、インモールドラベルが白濁化すると、インモールドラベルの透明部において樹脂成形体と一体感が失われるので、その改善が求められる。
特開2014−071369号公報
本発明の第1の目的は、使用時にインモールドラベルを確実に1枚ずつ取り出すことができるインモールドラベル連続体及びその製造方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、インモールド成形品とした際に白濁化し難いインモールドラベルを有するインモールドラベル連続体及びその製造方法を提供することである。
本発明のインモールドラベル連続体は、ラベル基材と、前記ラベル基材の裏面に設けられ且つ感熱接着剤から構成された接着層と、を有するインモールドラベルと、長尺帯状の離型シートと、を有し、前記離型シートの離型面上に、前記接着層の裏面を当接させて前記インモールドラベルの複数が並んで添付され、前記離型面に対する接着層の接着強度が0.05N/15mm〜0.7N/15mmとされている。
本発明の好ましいインモールドラベル連続体は、前記インモールドラベルが、透明部を有し、前記接着層の裏面の十点平均粗さRzが、3μm以下とされている。
本発明の好ましいインモールドラベル連続体は、前記感熱接着剤が、低温活性型の感熱接着剤である。
本発明の別の局面によれば、インモールドラベル連続体の製造方法を提供する。
この製造方法は、長尺帯状の離型シートと長尺帯状のラベル基材原反との間に、溶融させた感熱接着剤を介在させることによって、離型シート、感熱接着剤からなる接着層及びラベル基材原反の順で積層された積層体を得る工程、前記ラベル基材原反を厚み方向に切断することにより、前記ラベル基材原反を長手方向に複数のインモールドラベルに区画する工程、を有する。
本発明の好ましいインモールドラベル連続体の製造方法は、前記離型シートの離型面の十点平均粗さRzが3μm以下であり、前記インモールドラベルの少なくとも一部が、透明である。
本発明の好ましいインモールドラベル連続体の製造方法は、前記感熱接着剤が、低温活性型の感熱接着剤である。
本発明のインモールドラベル連続体は、インモールドラベルを確実に1枚ずつ取り出すことができる。
さらに、本発明のインモールドラベル連続体に具備されたインモールドラベルは、インモールド成形品に組み込んだ際に白濁化し難く、かかるインモールドラベルを使用することにより、外観上良好なインモールド成形品を作製できる。
また、本発明のインモールドラベル連続体の製造方法によれば、上記インモールドラベル連続体を容易に作製できる。
1つの実施形態のインモールドラベル連続体を表面側から見た平面図。 同インモールドラベル連続体の側面図。 図1のIII−III線で切断した拡大断面図。 図1のIV−IV線で切断した拡大断面図。 他の実施形態のインモールドラベル連続体を表面側から見た平面図。 インモールドラベル連続体の製造方法における各工程を模式的に示した概略図。 インモールドラベル連続体からインモールドラベルを取り出した状態を示す斜視図。
以下、本発明について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
なお、本明細書において、インモールドラベル及びインモールドラベル連続体の説明における「表面」は、インモールド成形品としたときにその成形品の表面側となる面を指し、「裏面」は、その反対面(インモールド成形品としたときに樹脂成形体側となる面)を指す。
「〜」で表される数値範囲は、「〜」の前後の数値を下限値及び上限値として含む数値範囲を意味する。
各図に示される部分及び部材の寸法、縮尺及び形状は、実際のものとは異なっている場合があることに留意されたい。
[第1実施形態]
図1乃至図4において、インモールドラベル連続体1は、長尺帯状の離型シート2と、前記離型シート2の離型面2a上に並んで添付された複数のインモールドラベル3と、を有する。
インモールドラベル3は、ラベル基材4と、感熱接着剤から構成された接着層5と、を有し、前記接着層5は、ラベル基材4の裏面に設けられている。前記接着層5の裏面5aを離型シート2の離型面2aに当接させて、インモールドラベル3の複数がそれぞれ独立して離型シート2の離型面2a上に添付されている。
インモールドラベル連続体1においては、接着層5の裏面5aが離型シート2の離型面2aに弱く接着することにより、インモールドラベル3が離型シート2上に並んで添付されている。
インモールドラベル3の接着層5の、離型シート2の離型面2aに対する接着強度は、インモールドラベル連続体1をロール状に巻き取ってもインモールドラベル3が剥がれない程度であって、必要時にインモールドラベル3を容易に引き剥がすことができる程度の強度であれば特に限定されない。例えば、接着層5の離型シート2に対する接着強度は、0.05N/15mm〜0.7N/15mmであり、好ましくは、0.1N/15mm〜0.5N/15mmである。前記接着強度は、JIS Z 0237の180度剥離に準じた方法で測定された値をいう。具体的には、前記接着強度は、インモールドラベルが接着層を介して離型シートの離型面に添付されたものを縦×横=100mm×15mmに切り出してサンプルを作製し、そのサンプルのインモールドラベルを、温度23±2℃、湿度50±5%RH、300mm/分の速度で剥離したときの最大強度をいう。
なお、インモールドラベル3において、ラベル基材4の裏面と接着層5の表面の接着強度は、極めて大きく、ラベル基材4と接着層5は、分離困難である。
インモールドラベル連続体1は、図2に示すように、通常、ロール状に巻き取られて保管・運搬される。この場合、インモールドラベル連続体1は、インモールドラベル3を外側にして巻き取られていてもよく、或いは、インモールドラベル3を内側にして巻き取られていてもよい。図示例では、インモールドラベル連続体1は、インモールドラベル3を外側にして芯材91に巻かれている。
前記離型シート2は、長尺帯状である。ここで、本明細書において、長尺帯状は、1つの方向における長さがそれに直交する方向における長さの10倍以上の略長方形状であり、好ましくは30倍以上であり、より好ましくは100倍以上である。
離型シート2は、濡れ性の小さい表面を有するシートからなる。
図示例では、離型シート2は、ベースシート21と、そのベースシート21の表面全体に積層された離型層22と、を有する。前記離型層22は、ベースシート21の表面の全体に、ベタ状に形成されている。本明細書において、ある層がベタ状であるとは、その層を構成する材料が面方向に延在して1つの連続した層を成していることをいう。前記離型層22の表面が、離型シート2の離型面2aである。
前記離型層22は、代表的には、シリコーン樹脂などを含む剥離剤をベースシート21の表面に塗布するなどの方法によって形成できる。
ベースシート21は、特に限定されず、例えば、ポリエステル、ポリスチレン、塩化ビニル系樹脂などの合成樹脂シート;異種又は同種の樹脂層が複数積層された積層樹脂シート;合成紙;普通紙、上質紙などの紙;これらの中から選択される2種以上のシートが積層された積層シートなどが挙げられる。ベースシート21は、合成樹脂シート又は積層樹脂シートが好ましい。合成樹脂シート又は積層樹脂シートを使用することにより、離型シート2に当接する接着層5が鏡面状態となり、接着層5の凹凸に起因したインモールドラベル3の白濁化を防止できる。
ベースシート21は、成形装置に具備される搬送ラインで搬送できる強度を有していればよく、その厚みは、特に限定されず、例えば、30μm〜300μmである。また、離型層22の厚みは、特に限定されず、例えば、0.1μm〜3μm程度である。ベースシート21は、透明又は不透明の何れでもよい。
なお、濡れ性の小さいベースシート21(離型性に優れたベースシート21)を用いる場合には、前記離型層22を省略してもよい。この場合、ベースシート21の表面が、離型シート2の離型面2aとなる。
インモールドラベル3は、長尺帯状の離型シート2の長手方向に所望間隔を開けて又は縁部を接して複数並べて添付されている。図示例では、長手方向に隣接するインモールドラベル3は、所望間隔を開けて配置されている。間隔を開けてインモールドラベル3が配置されていることにより、後述するピール部にて離型シート2を反転させた際に、個々のインモールドラベル3を独立して剥離できる。
なお、図1では、インモールドラベル3が離型シート2の短手方向に1列配置されているインモールドラベル連続体1を例示しているが、例えば、図5に示すように、インモールドラベル3が短手方向に2列配置されていてもよく、特に図示しないが、短手方向に3列以上配置されていてもよい。
インモールドラベル3の平面視形状は、特に限定されず、得ようとするインモールド成形品の形状やデザインなどを考慮して適宜設計される。例えば、インモールドラベル3(ラベル基材4)の平面視形状は、図1に示すような平面視略矩形状、その他、図示しないが、略三角形状、略六角形状などの略多角形状、略円形状、略楕円形状などが挙げられる。本発明において、平面視形状の「略」は、本発明の属する技術分野において許容される形状を意味する。前記平面視略矩形状や略三角形状などの略多角形状の「略」は、例えば、角部が面取りされている形状、辺の一部が僅かに膨らむ又は窪んでいる形状、辺が若干湾曲している形状などが含まれる。また、前記平面視略円形状及び略楕円形状の「略」は、例えば、周の一部が僅かに膨らむ又は窪んでいる形状、周の一部が若干直線又は斜線とされた形状などが含まれる。
インモールドラベル3は、ラベル基材4と、接着層5と、を有する。さらに、インモールドラベル3は、印刷層61を有し、必要に応じて、アンカーコート層、保護層などの任意の適切な機能層(図示せず)を有していてもよい。これらの機能層は、透明であることが好ましい。前記保護層などの機能層の厚みは、特に限定されないが、例えば、1μm〜10μmである。
ラベル基材4は、インモールド成形品の作製時の熱によって溶融しない柔軟なシートが用いられる。ラベル基材4は、特に限定されず、合成樹脂シート、紙、合成紙、発泡樹脂シート、不織布などから選ばれるシートを用いることができる。さらに、前記合成樹脂シートなどのシートにバリア層(ガスバリア及び/又は遮光の層)が設けられたシート、蒸着、断熱、抗菌などの他の機能層が設けられたシート、及びこれらのシートが2種以上積層された積層体を用いてもよい。前記合成樹脂シート及び発泡樹脂シートの材質としては、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、エチレン−環状オレフィン共重合体などのポリオレフィン系;ポリエチレンテレフタレート、ポリ乳酸などのポリエステル系;ポリ塩化ビニルなどのハロゲン化ビニル系;6,6ナイロンなどのポリアミド系;ポリスチレン、ABSなどのポリスチレン系などの熱可塑性樹脂の1種、及びこれらの混合物などを挙げることができる。前記合成樹脂シートとしては、特に、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂シートが好ましい。
また、ラベル基材4は、比較的大きな熱収縮性を有していてもよいが、若干の熱収縮性を有するもの或いは実質的に熱収縮性を有さないものが好ましい。
ラベル基材4は、透明又は不透明のいずれでもよい。インモールド成形品としたときに、ラベルを通じて樹脂成形体を透視でき、樹脂成形体との一体感が得られることから、透明なラベル基材4が好ましい。このような透明なラベル基材4としては、上記のような合成樹脂シートが挙げられる。
本明細書において、透明(無色透明又は有色透明)は、全光線透過率が70%以上であり、好ましくは80%以上であり、より好ましくは90%以上である場合をいう。ただし、全光線透過率は、JIS K 7361(プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法)に準拠した測定法によって測定される値をいう。なお、不透明は、ラベル基材4の裏面側に表示されたデザインを表面側から認識できない程度の透明性をいう。
ラベル基材4の厚みは、特に限定されないが、例えば、10μm〜100μmであり、好ましくは、15μm〜60μmであり、より好ましくは、20μm〜50μmである。このような厚みのラベル基材4からなるインモールドラベル3は、一般的には薄く、取り扱い難いが、本発明においては、インモールドラベル3が離型シート2に添付されるので、ラベル基材4の厚み等に起因するカールなどの問題が生じない。
印刷層61は、透明又は不透明でもよい。不透明な印刷層は、公知の着色インキを用いて形成され、透明な印刷層は、公知の着色剤を含まないインキを用いて形成される。前記不透明な印刷層は、所望のデザインを表した印刷層であってもよく、或いは、無模様一色の印刷層であってもよい。また、透明又は不透明の印刷層は、1層でもよく、2層以上が重ねて設けられていてもよい。
また、前記印刷層61は、ラベル基材4の表面又は裏面に設けられ、或いは、ラベル基材4の表面及び裏面に設けられる。好ましくは、印刷層61は、図示例のように、ラベル基材4の表面に設けられる。
印刷層61は、ラベル基材4の表面(又は裏面)の全体に設けられていてもよく、或いは、その一部の領域に設けられていてもよい。図示例では、不透明な印刷層61が、透明なラベル基材4の周縁部を除いて設けられており、従って、ラベル基材4の周縁部は、印刷層61を有さない領域である。なお、図1において、不透明な印刷層61が設けられた範囲に、便宜上、無数のドットを付している。
印刷層61の厚みは、特に限定されないが、例えば、1μm〜10μmである。
印刷層61がラベル基材4の表面に設けられる場合、その印刷層61を保護するため、少なくとも印刷層61の表面に透明な保護層(図示せず)を設けてもよい。印刷層61がラベル基材4の表面の一部の領域に設けられている場合、前記保護層は、印刷層61の表面のみ、又は、印刷層61の表面及びラベル基材4のうち印刷層61が設けられていない領域の表面に設けられる。保護層は、公知のニスなどを用いて形成される。なお、保護層として、別途、透明な合成樹脂シートを貼り付けてもよい。この場合、透明性の観点から、合成樹脂シートとしては、ポリエチレンテレフタレート樹脂シートが好ましい。
接着層5は、感熱接着剤から構成され、好ましくは、低温活性型の感熱接着剤から構成される。低温活性型の感熱接着剤において、その活性化温度は適宜選択できるが、好ましくは、60℃〜110℃であり、より好ましくは、60℃〜90℃であり、さらに好ましくは60℃〜70℃である。このような温度で活性化する感熱接着剤から構成された接着層5を有するインモールドラベル3は、各種成形法によるインモールド成形品の作製に好適に利用できる。中でも、60℃〜70℃で活性化する感熱接着剤から構成された接着層5を有するインモールドラベル3は、特にインジェクションブロー成形法によるインモールド成形品の作製に好適に利用できる。このような低温活性型の感熱接着剤を用いて接着層5を形成したインモールドラベル3は、成形温度が低温で且つ成形圧力が比較的弱いポリエチレンテレフタレート製のインモールド成形品の作製に好適に利用でき、透明性の高いインモールド成形品を得ることができる。
接着層5は、ラベル基材4の裏面の全体にベタ状に設けられている。接着層5は、厚み差を有してラベル基材4の裏面に積層されていてもよいが、好ましくは、接着層5は、ラベル基材4の面方向において略均一な厚みとされる。なお、接着層5が厚み差を有する場合としては、ラベル基材4の裏面の周縁部に対応する接着層5(接着層周縁部)の厚みがその周縁部以外に対応する接着層5(接着層中心部)の厚みよりも小さく、接着層周縁部から接着層中心部に向かって徐々に厚みが大きくなっているような構成が挙げられる。
接着層5の厚みは、特に限定されないが、例えば、5μm〜30μmであり、好ましくは、10μm〜20μmである。
なお、ラベル基材4の裏面と接着層5とを強固に接着させるため、ラベル基材4の裏面に公知のアンカーコート層(図示せず)が設けられ、そのアンカーコート層の裏面に接着層5が設けられていてもよい。
感熱性接着剤は、ホットメルトコーターや押し出しラミネーターなどによって加熱溶融して塗工される接着剤であり、塗工後、室温下で接着性を示さず且つ加熱されることよって接着性を示す接着剤である。
感熱接着剤は、透明なものが好ましい。
前記感熱性接着剤としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、熱可塑性エラストマー(合成ゴム系、エチレン−αオレフィン等のオレフィン系、ウレタン系等の熱可塑性エラストマー)等のベース樹脂に、石油系、テルペン系、テルペンフェノール系、クロマン−インデン系等の粘着付与剤、ワックスや滑剤等の添加剤が配合されたものが挙げられる。前記ワックスとしては、例えば、高級脂肪酸系、ポリエチレン系などが挙げられ、前記滑剤としては、例えばアミド系などが挙げられる。ベース樹脂などは、一種単独で又は二種以上併用できる。好ましくは、感熱接着剤のベース樹脂は、エチレン系共重合体とオレフィン系エラストマーとを含み、より好ましくは、エチレン−酢酸ビニル共重合体とオレフィン系エラストマーとを含む。かかる感熱接着剤は、比較的低い温度で活性化する。また、ベース樹脂がエチレン系共重合体(好ましくはエチレン−酢酸ビニル共重合体)とオレフィン系エラストマーとを含む場合、その含有比は特に限定されない。感熱接着剤中のエチレン系共重合体の含有量は、例えば、20質量%〜60質量%であり、好ましくは25質量%〜55質量%であり、同オレフィン系エラストマーの含有量は、例えば、10質量%〜50質量%であり、好ましくは、15質量%〜45質量%であり、同粘着付与剤の含有量は、例えば、1質量%〜40質量%であり、好ましくは、5質量%〜35質量%である。中でも、ベース樹脂としてエチレン系共重合体(好ましくはエチレン−酢酸ビニル共重合体)とオレフィン系エラストマーとを含み、融点が80℃程度である感熱接着剤が好ましい。
接着層5の裏面5a及び離型シート2の離型面2aは、できるだけ平滑であることが好ましい。接着層5の裏面5aが平滑であることにより、インモールド成形品に組み込まれたインモールドラベル3の白濁化を防止できる。
好ましくは、接着層5の裏面5aの十点平均粗さRzは、3μm以下とされ、より好ましくは、2μm以下であり、さらに好ましくは、1μm以下である。このような接着層5を有するインモールドラベル3を用いることにより、白濁化し難く、外観上好ましいインモールド成形品を得ることができる。接着層5の裏面5aの十点平均粗さRzの下限値は、理論上、零であるが、現実的な数値では零を超える。
本明細書において、十点平均粗さRzは、JIS B 0601−1994に準拠した方法で測定される値である。具体的には、例えば、表面粗さ測定機(株式会社東京精密製の商品名「Handy Surf E−35A」)を用い、JIS B 0601−1994に準拠した面スキャン法にて、サンプルの表面を任意の箇所を測定することによって、十点平均粗さRzが測定される。
前記インモールドラベル3は、透明部3b(透明な部分)を有する。透明部3bは、透明なラベル基材4においてその透明性が実質的に損なわれていない部分からなる。透明部3bは、例えば、(1)透明な接着層5が設けられた透明なラベル基材4のうち、不透明な印刷層61が設けられていない領域(図示例では、ラベル基材4の周縁部が透明部3bとなっている)、(2)透明な接着層5が設けられた透明なラベル基材4のうち、不透明なその他の層が設けられていない領域、などが該当する。
前記インモールドラベル3の透明部3bは、無色透明又は有色透明のいずれであってもよく、好ましくは、無色透明である。インモールドラベル3の透明部3bは、例えば、全光線透過率が70%以上であり、好ましくは80%以上であり、より好ましくは90%以上である場合をいう。
[インモールドラベル連続体の製造方法]
上記インモールドラベル連続体1は、例えば、下記のようにして製造できる。ただし、本発明のインモールドラベル連続体1は、下記製造方法によって得られたものに限定されるわけではない。
本発明のインモールドラベル連続体1の製造方法は、長尺帯状の離型シートと長尺帯状のラベル基材原反との間に、溶融させた感熱接着剤を介在させることによって、離型シート2、感熱接着剤からなる接着層5及びラベル基材原反の順で積層された積層体を得る工程、前記ラベル基材原反を厚み方向に切断することにより、前記ラベル基材原反を長手方向に複数のインモールドラベルに区画する工程、を有する。
詳しくは、インモールドラベル連続体1の製造方法は、長尺帯状の離型シート及びラベル基材原反を準備する工程、前記積層体を得る工程、前記複数のインモールドラベルに区画する工程、ラベル基材原反のうち、不要部分を除去する工程、をこの順で有する。
これら各工程を1つの製造ラインで一連に行ってもよいし、或いは、前記各工程から選ばれる1つ又は2つ以上の工程を、1つのラインで行い、且つ残る工程を他の1つ又は2つ以上のラインで行ってもよい。また、前記各工程の全てを一の実施者が行ってもよいし、或いは、前記各工程から選ばれる1つ又は2つ以上の工程を一の実施者が行い、且つ残る工程を他の実施者が行ってもよい。
<準備工程>
長尺帯状の離型シート2と長尺帯状のラベル基材原反を準備する。
長尺帯状の離型シート2は、上記で説明したようなものを準備すればよいが、その離型面2aの十点平均粗さRzが3μm以下である離型シート2を準備することが好ましい。このような離型シート2を使用することにより、上述のような裏面平滑性に優れた接着層5を有するインモールドラベル3を容易に形成できる。
離型面2aの十点平均粗さRzが3μm以下である離型シート2は、長尺帯状のベースシート21の表面にグラビアコーターなどを用いて、厚み0.1μm〜3μmの離型層が得られるように剥離剤を塗布することにより、得ることができる。
長尺帯状のラベル基材原反の材質は、上記ラベル基材4で例示したようなものを用いることができる。長尺帯状のラベル基材原反の短手方向の長さは、離型シート2の短手方向の長さと同じであることが好ましい。
長尺帯状のラベル基材原反には、その長手方向に所望間隔を開けて、上記デザインを表す印刷層61や保護層などが設けられている。また、必要に応じて、ラベル基材原反の裏面には、アンカーコート層がベタ状に設けられる。
長尺帯状の離型シート及び長尺帯状のラベル基材原反は、それぞれロール状に巻いた状態で保管・運搬される。
<積層工程>
図6に示すように、長尺帯状の離型シート2及び長尺帯状のラベル基材原反4Aを、それぞれ独立して、長手方向一方側へと搬送する。搬送方向を矢印で示す。
この搬送途中において、離型シート2の離型面とラベル基材原反4Aの裏面との間に、溶融させた感熱接着剤5Aを介在させつつ、離型シート2とラベル基材原反4Aを圧着する。具体的には、図6に示すように、離型シート2の離型面とラベル基材原反4Aの裏面が対面するように、主ロール81と副ロール82からなる圧着ロール83に通過させる。その主ロール81と副ロール82の間に離型シート2とラベル基材原反4Aを通す直前に、前記離型シート2の離型面又はラベル基材原反4Aの裏面に、溶融させた感熱接着剤5Aを載せる。感熱接着剤5Aは、押し出し機(図示せず)によって加熱溶融され、ダイ84から離型シート2の短手方向全体に亘って膜状となって押し出される(いわゆるサンドラミネート)。感熱接着剤の加熱温度は、感熱接着剤の融点以上(例えば、200℃〜250℃)であり、感熱接着剤の種類に応じて適宜設定される。
前記主ロール81及び副ロール82の少なくとも一方には、冷却装置(図示せず)が具備されている。前記圧着ロール83を通過している間に、溶融した感熱接着剤5Aが冷やされ、離型シート2の離型面とラベル基材原反4Aの裏面の間に感熱接着剤からなる接着層が形成される。このようにして、離型シート/接着層/ラベル基材原反の順で積層された長尺帯状の積層体7Aが得られる。
積層体7Aを得た後、それを一旦ロール状に巻き取り、そのロールから積層体7Aを引き出して次の切断工程を行ってもよく、或いは、積層体7Aを得た後、そのまま引き続いて次の切断工程を行ってもよい。
<切断工程>
この積層体7Aのうち、ラベル基材原反4Aを厚み方向に切断することにより、前記ラベル基材原反4Aの面内をその長手方向に並んだ複数のインモールドラベル3に区画する。ラベル基材原反4Aの面内を、インモールドラベル3の平面視形状に合致するように切り込むことにより、複数のインモールドラベル3を形成できる。前記切断は、例えば、ダイロール85などを使用して実施できる。
なお、離型シート2を切断しないことを条件に、ラベル基材原反4Aのみを切断してもよく、接着層を含んでラベル基材原反4Aを切断してもよい。接着層自体は、脆いので、ラベル基材原反4Aのみを切断した場合でも、後述する不要部分を除去できる。
<除去工程>
前記切断工程において区画したインモールドラベル3を除く、ラベル基材原反4Aの不要部分71Aを離型シート2から除去して回収する。この際、その不要部分71Aの裏面に接着されている接着層と離型シート2の離型面との間で、不要部分71Aが剥離され、前記接着層を伴った不要部分71Aが離型シート2から除去される。
このようにして、図1乃至図4に示すような、所望間隔を開けて複数のインモールドラベル3が離型シート2に添付されたインモールドラベル連続体1が得られる。得られたインモールドラベル連続体1は、ロール状に巻き取られる。
なお、インモールドラベル3の接着層5の、離型シート2の離型面2aに対する接着強度を上記の範囲(0.05N/15mm〜0.7N/15mm)に設定することにより、不要部分71Aを除去する際に、それと共にインモールドラベル3が離型シート2から剥がれることを防止でき、また、ロール状に巻き取る際にインモールドラベル3が不用意に剥離することを防止できる。
上記製造方法によれば、インモールドラベル連続体1を容易に製造できる。
特に、離型面2aの十点平均粗さRzが3μm以下である離型シート2を用い、溶融した感熱接着剤5Aを離型シート2の離型面2aとラベル基材原反4Aの裏面に介在させた後、離型シート2とラベル基材原反4Aを圧着ロール83に通して加圧することにより、離型面2aの表面形状が接着層5の裏面5aに転写される。つまり、離型シート2の離型面2aが鏡面である場合には、裏面5aが鏡面となった接着層5が形成され、離型シート2の離型面2aが微細な凹凸を有する場合には、裏面8aが離型面2aの凹に対応した凸と離型面2aの凸に対応した凹を有する接着層5が形成される。
よって、インモールドラベル3の接着層の裏面5aには、離型シート2の離型面2aの微細な凹凸に起因した凹凸が形成される。
このため、離型面2aの十点平均粗さRzが3μm以下である離型シート2を用いることにより、裏面平滑性に優れた接着層5(例えば、裏面5aの十点平均粗さRzが3μm以下である接着層5)を有するインモールドラベル3を容易に形成できる。
さらに、接着層5の裏面5aは、裏面平滑性に優れた状態で離型シート2に当接して添付されているので、インモールドラベル3の保管・運搬において前記接着層5の裏面5aが保護される。そのため、インモールドラベル3の取扱いも容易である。
[インモールドラベル連続体の使用]
インモールドラベル連続体1は、インモールド成形品の作製時に使用される。ロール状に巻かれたインモールドラベル連続体1を引き出し、インモールドラベル連続体1からインモールドラベル3を剥離し、インモールド成形することによって、インモールド成形品が得られる。
本発明のインモールドラベル連続体1は、離型シート2にインモールドラベル3が添付されているので、インモールドラベル3同士がブロッキングすることはない。また、複数のインモールドラベル3は、離型シート2の長手方向に並び且つ離型シート2に剥離可能に添付されているので、使用時に、インモールドラベル連続体1からインモールドラベル3を1枚ずつ容易に取り出すことができる。特に、インモールドラベル3の接着層5の、離型シート2の離型面2aに対する接着強度が上記の範囲(0.05N/15mm〜0.7N/15mm)であることにより、離型シート2からインモールドラベル3を確実に剥離できる。
インモールド成形品(図示せず)は、インモールド成形によって成形された樹脂成形体と、インモールド成形によって樹脂成形体の表面に組み込まれたインモールドラベル3と、を有する。
樹脂成形体を構成する樹脂材料は、熱可塑性樹脂であれば特に限定されず、公知の材料を適宜用いることができる。前記樹脂材料(樹脂成形体)は、透明又は不透明のいずれでもよいが、好ましくは透明である。
前記樹脂材料としては、例えば、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系、ポリエステル系、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリカーボネート系などを例示できる。また、樹脂材料は、通常、非発泡であるが、必要に応じて発泡させてもよい。中でも、透明性に優れていることから、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系が好ましい。
樹脂成形体の肉厚は、特に限定されないが、ある程度の剛性を有する成形体を得るために、0.3mm以上が好ましく、更に、0.5mm以上がより好ましい。
本発明のインモールド成形品の用途は、特に限定されず、飲料、食品、サニタリー品、薬品、サプリメント、化粧品、玩具などを収納する各種容器類(ボトル型容器、箱形容器、カップ状容器等)が代表的な用途であるが、容器の蓋に利用することもできる。また、本発明のインモールド成形品は、容器関係以外の用途、例えば、装置部品などに適用することもできる。
インモールド成形品の形状も特に限定されず、その用途に応じた適宜の形状に形成される。
樹脂成形体に対するインモールドラベル3の固定位置は、特に限定されず、樹脂成形体の胴部や底部などの任意の位置にインモールドラベル3を組み込むことができる。インモールド成形品を容器として用いる場合には、樹脂成形体の胴部にインモールドラベル3を組み込むことが好ましい。
インモールド成形品の作製にあたっては、図7に示すように、搬送装置を用いてインモールドラベル連続体1を長手方向に送り、その途中のピール部86にて離型シート2を反転させることにより、離型シート2の離型面2aからインモールドラベル3を剥離する。連続体1を一定速度でピール部86に送ることによって、各インモールドラベル3を離型シート2から一定間隔の時間で取り外すことができる。また、例えば、インモールドラベル3の透明部3bと非透明な印刷層61との境界をセンサーなどを用いて読み取ることにより、連続体1の送りタイミングを調整しながら各インモールドラベル3を所望の間隔で取り外すこともできる。
剥離したインモールドラベル3を、公知の成形装置の金型(図示せず)の所定位置にセットし、溶融させた樹脂材料を金型内に入れる。なお、インジェクションブロー成形の場合には、金型内にパリソン(溶融させた樹脂材料に相当)を設置し、それに圧縮空気を吹き込む。インモールドラベル3の接着層5に樹脂材料が接触することにより、接着層5を構成する感熱接着剤が活性化され、樹脂材料と一体化する。このようにして、樹脂成形体とインモールドラベル3が一体化したインモールド成形品が得られる。
インモールドラベル連続体1からインモールドラベル3を剥離した後から金型にセットするまでの間は、インモールドラベル3の接着層5の裏面5aに、装置部材などの異物が接触しないようにすることが好ましい。接着層5の裏面5aに異物が接触しないようにインモールドラベル3を搬送することにより、裏面平滑性に優れた接着層5を有するインモールドラベル3を樹脂成形体に組み込むことができる。
樹脂成形体(インモールド成形品)の成形法は、特に限定されず、射出成形、ブロー成形、差圧成形、圧縮成形、発泡成形などの公知の成形法が挙げられる。中でも、射出成形やブロー成形によって樹脂成形体を形成した場合、インモールドラベル3を樹脂成形体に良好に一体化できるので好ましい。特に、接着層5として低温活性型の感熱接着剤が用いられている場合には、インジェクションブロー成形法でもインモールド成形品を良好に形成できる。
インモールド成形品は、インモールドラベル3が接着層5を介して樹脂成形体に一体的に接着するので、外観も良好である。
特に、本発明のインモールドラベル3はその裏面の平滑性に優れているので、白濁化し難く、従って、インモールドラベル3の透明部3bにおいて、樹脂成形体との一体感に優れている。
本発明者らは、従来のインモールドラベルが白濁化する原因について鋭意研究したところ、接着層の裏面が粗面化されていることが原因であることを突き止めた。詳しくは、従来のインモールドラベルのように、接着層の裏面に比較的大きな凹凸が存在すると、成形時に、樹脂成形体の形成材料である樹脂材料が接着層の裏面に接触した際、接着層の凸部が十分に溶融する一方で接着層の凹部は十分に溶融しないなどの、接着層の加熱斑を生じる。その状態で、樹脂材料が冷やされて樹脂材料と接着層が硬化すると、接着層の裏面に比較的大きな凹凸が残存したままでインモールド成形品が作製される。それ故、そのインモールド成形品においては、樹脂成形体(硬化した樹脂材料)と接着層との界面が、凹凸状となる。インモールドラベルの裏面が前記のように凹凸状となっていると、インモールドラベルの透明部を透過する又は透明部を通過して反射する光が、様々な屈折率の混在となり、それが原因で、インモールドラベルの透明部が白濁化して見え、その透明性が低下する。
この点、本発明のインモールドラベル3は、接着層5の裏面5aが平滑性に優れているので、成形時に、接着層5の加熱斑を生じ難く、樹脂成形体と接着層5との界面が平滑なインモールド成形品が得られるようになる。かかるインモールド成形品は、インモールドラベル3の透明部3bの透明性に優れているので、透明部3bを通じて、樹脂成形体を視認できる。特に、接着層5の裏面5aの十点平均粗さRzが3μm以下であるインモールドラベル3は、透明部3bにおける透明性に優れたインモールド成形品を得ることができる。
本発明のインモールド成形品は、透明部3bにおける透明性に優れているので、樹脂成形体が透明である場合には、インモールドラベル3の透明部3bにおいて樹脂成形体の透明性が阻害されることなく、ラベルと樹脂成形体の一体感に優れ、外観上好ましい。
1 インモールドラベル連続体
2 離型シート
2a 離型シートの離型面
3 インモールドラベル
3b 透明部
4 ラベル基材
4A ラベル基材原反
5 接着層
5a 接着層の裏面
7A 積層体

Claims (6)

  1. ラベル基材と、前記ラベル基材の裏面に設けられ且つ感熱接着剤から構成された接着層と、を有するインモールドラベルと、長尺帯状の離型シートと、を有し、
    前記離型シートの離型面上に、前記接着層の裏面を当接させて前記インモールドラベルの複数が、並んで添付され、前記離型面に対する接着層の接着強度が0.05N/15mm〜0.7N/15mmとされている、インモールドラベル連続体。
  2. 前記インモールドラベルが、透明部を有し、
    前記接着層の裏面の十点平均粗さRzが、3μm以下とされている、請求項1に記載のインモールドラベル連続体。
  3. 前記感熱接着剤が、低温活性型の感熱接着剤である、請求項1または2に記載のインモールドラベル連続体。
  4. 長尺帯状の離型シートと長尺帯状のラベル基材原反との間に、溶融させた感熱接着剤を介在させることによって、離型シート、感熱接着剤からなる接着層及びラベル基材原反の順で積層された積層体を得る工程、
    前記ラベル基材原反を厚み方向に切断することにより、前記ラベル基材原反を長手方向に複数のインモールドラベルに区画する工程、を有する、インモールドラベル連続体の製造方法。
  5. 前記離型シートの離型面の十点平均粗さRzが3μm以下であり、前記インモールドラベルの少なくとも一部が、透明である、請求項4に記載のインモールドラベル連続体の製造方法。
  6. 前記感熱接着剤が、低温活性型の感熱接着剤である、請求項4または5に記載のインモールドラベル連続体の製造方法。
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