JP2017167316A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着用の帯状体と支持部材との潤滑を行わない場合に比べて、帯状体を支持する支持部材と帯状体との摺擦を低減しつつ、帯状体が回転する際に帯状体を支持する支持部材が帯状体に対して滑って空回りすることを抑制することができる。【解決手段】加熱部材(Fh)の帯状体(1)の内面に潤滑剤を供給する供給部材(21)と、帯状体(1)の内面から潤滑剤を除去する除去部材(22)と、未定着画像を定着する第1の位置と接触圧力が低減された第2の位置との間で対向部材(Fp)を移動させる移動手段(C1B)と、を備え、第1の位置への移動に連動して供給部材(21)が帯状体(1)に接触し且つ除去部材(22)が帯状体(1)から離間し、第2の位置への移動に連動して供給部材(21)が帯状体(1)から離間し且つ除去部材(22)が帯状体(1)に接触することを特徴とする定着装置(F)。【選択図】図5
Description
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
媒体の表面の画像を定着させる定着装置に関し、以下の特許文献1,2に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2007−304180号公報には、定着ローラ(31)と加圧ローラ(32)とが接触、離間可能であるとともに、定着ローラ(31)の外表面に対して定着クリーニングローラ(35)が接触離間可能、且つ、加圧ローラ(32)の外表面に対して加圧クリーニングローラ(36)が接触離間可能な構成が記載されている。特許文献1では、電源のオン、オフ、ジョブ時の縁なしプリントや印字率の高さ、スタンバイモードやスリープモード等に応じて、定着ローラ(31)と加圧ローラ(32)の接触、離間と、各クリーニングローラ(35,36)の接触、離間とを変更する技術が記載されている。
特許文献1としての特開2007−304180号公報には、定着ローラ(31)と加圧ローラ(32)とが接触、離間可能であるとともに、定着ローラ(31)の外表面に対して定着クリーニングローラ(35)が接触離間可能、且つ、加圧ローラ(32)の外表面に対して加圧クリーニングローラ(36)が接触離間可能な構成が記載されている。特許文献1では、電源のオン、オフ、ジョブ時の縁なしプリントや印字率の高さ、スタンバイモードやスリープモード等に応じて、定着ローラ(31)と加圧ローラ(32)の接触、離間と、各クリーニングローラ(35,36)の接触、離間とを変更する技術が記載されている。
特許文献2としての特開2014−224965号公報には、加圧ローラ(32)に対して、加圧ローラ(32)の表面を拭き取ると共にオイルを供給するクリーニングウェブユニット(50)と、オイルを吸収するクリーニングローラ(60)とが、接触離間可能な構成が記載されている。特許文献2では、記録媒体(P)の種類に応じて、接触、離間が制御されており、普通紙の場合は、クリーニングウェブユニット(50)を接触させ、クリーニングローラ(60)を離間させる。そして、普通紙からグロスコート紙に印刷用紙が変わる場合に、通紙が始まる前に、クリーニングローラ(60)を接触させてオイルを拭きとった後、クリーニングウェブユニット(50)とクリーニングローラ(60)を両方離間させてからグロスコート紙の通紙を行っている。
本発明は、定着用の帯状体と支持部材との潤滑を行わない場合に比べて、帯状体を支持する支持部材と帯状体との摺擦を低減しつつ、帯状体が回転する際に帯状体を支持する支持部材が帯状体に対して滑って空回りすることを抑制することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の定着装置は、
無端の帯状体と、前記帯状体を支持する支持部材とを有し、媒体の表面の未定着画像を加熱して定着する加熱部材と、
未定着画像を定着する定着領域において、前記帯状体に接触可能に配置された対向部材と、
前記帯状体の内部に配置され、前記帯状体の内面に潤滑剤を供給する供給部材と、
前記帯状体の内面に配置され、前記帯状体の内面から潤滑剤を除去する除去部材と、
前記未定着画像を定着する場合に前記帯状体と前記対向部材とが予め設定された接触圧力で押し当てられた第1の位置と、接触圧力が定着する場合の接触圧力よりも低減された第2の位置との間で、前記加熱部材および前記対向部材の少なくとも一方を移動させる移動手段と、
前記帯状体の回転速度を制御する回転制御手段であって、前記第1の位置における前記帯状体の回転速度に対して、前記第2の位置における前記帯状体の回転速度を低速にする回転制御手段と、
を備え、
前記第1の位置への移動に連動して、前記供給部材が前記帯状体に接触し且つ前記除去部材が前記帯状体から離間すると共に、
前記第2の位置への移動に連動して、前記供給部材が前記帯状体から離間し且つ前記除去部材が前記帯状体に接触する
ことを特徴とする。
無端の帯状体と、前記帯状体を支持する支持部材とを有し、媒体の表面の未定着画像を加熱して定着する加熱部材と、
未定着画像を定着する定着領域において、前記帯状体に接触可能に配置された対向部材と、
前記帯状体の内部に配置され、前記帯状体の内面に潤滑剤を供給する供給部材と、
前記帯状体の内面に配置され、前記帯状体の内面から潤滑剤を除去する除去部材と、
前記未定着画像を定着する場合に前記帯状体と前記対向部材とが予め設定された接触圧力で押し当てられた第1の位置と、接触圧力が定着する場合の接触圧力よりも低減された第2の位置との間で、前記加熱部材および前記対向部材の少なくとも一方を移動させる移動手段と、
前記帯状体の回転速度を制御する回転制御手段であって、前記第1の位置における前記帯状体の回転速度に対して、前記第2の位置における前記帯状体の回転速度を低速にする回転制御手段と、
を備え、
前記第1の位置への移動に連動して、前記供給部材が前記帯状体に接触し且つ前記除去部材が前記帯状体から離間すると共に、
前記第2の位置への移動に連動して、前記供給部材が前記帯状体から離間し且つ前記除去部材が前記帯状体に接触する
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記対向部材を移動させる前記移動手段と、
前記加熱部材に回転可能に支持され、前記対向部材側に付勢された第1の連動部材と、
前記供給部材と前記除去部材とを支持し、且つ、回転中心を中心として回転可能な第2の連動部材と、
前記第1の連動部材と前記第2の連動部材とを連結する連結部材であって、前記対向部材が前記第1の位置に移動する場合に、前記第1の連動部材の前記対向部材から離れる側への回転に伴って前記第2の連動部材を回転させて前記供給部材を前記帯状体に接触させ且つ前記除去部材を前記帯状体から離間させると共に、前記対向部材が前記第2の位置に移動する場合に、前記第1の連動部材の前記対向部材側への回転に伴って前記第2の連動部材を逆回転させて前記供給部材を前記帯状体から離間させ且つ前記除去部材を前記帯状体に接触させる前記連結部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記対向部材を移動させる前記移動手段と、
前記加熱部材に回転可能に支持され、前記対向部材側に付勢された第1の連動部材と、
前記供給部材と前記除去部材とを支持し、且つ、回転中心を中心として回転可能な第2の連動部材と、
前記第1の連動部材と前記第2の連動部材とを連結する連結部材であって、前記対向部材が前記第1の位置に移動する場合に、前記第1の連動部材の前記対向部材から離れる側への回転に伴って前記第2の連動部材を回転させて前記供給部材を前記帯状体に接触させ且つ前記除去部材を前記帯状体から離間させると共に、前記対向部材が前記第2の位置に移動する場合に、前記第1の連動部材の前記対向部材側への回転に伴って前記第2の連動部材を逆回転させて前記供給部材を前記帯状体から離間させ且つ前記除去部材を前記帯状体に接触させる前記連結部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の定着装置において、
前記対向部材に対向して配置され且つ前記帯状体を回転させる駆動部材により構成された前記支持部材と、
前記駆動部材に対して、前記帯状体の回転方向の上流側に配置された前記供給部材および前記除去部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記対向部材に対向して配置され且つ前記帯状体を回転させる駆動部材により構成された前記支持部材と、
前記駆動部材に対して、前記帯状体の回転方向の上流側に配置された前記供給部材および前記除去部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項4に記載の発明の画像形成装置は、
表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体から媒体に画像を転写する転写装置と、
媒体に転写された未定着画像を定着させる請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体から媒体に画像を転写する転写装置と、
媒体に転写された未定着画像を定着させる請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,4に記載の発明によれば、定着用の帯状体と支持部材との潤滑を行わない場合に比べて、帯状体を支持する支持部材と帯状体との摺擦を低減しつつ、帯状体が回転する際に帯状体を支持する支持部材が帯状体に対して滑って空回りすることを抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、対向部材の移動に連動する各連動部材及び連結部材を有さず、駆動装置を使用して供給部材や除去部材を移動させる場合に比べて、製造費用が低減される。
請求項3に記載の発明によれば、駆動部材の下流側に除去部材が配置された場合に比べて、駆動部材が帯状体に対して空回りすることが低減される。
請求項2に記載の発明によれば、対向部材の移動に連動する各連動部材及び連結部材を有さず、駆動装置を使用して供給部材や除去部材を移動させる場合に比べて、製造費用が低減される。
請求項3に記載の発明によれば、駆動部材の下流側に除去部材が配置された場合に比べて、駆動部材が帯状体に対して空回りすることが低減される。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、操作部UI、画像読取部の一例としてのスキャナ装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙排出部U4を有している。
図1において、画像形成装置Uは、操作部UI、画像読取部の一例としてのスキャナ装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙排出部U4を有している。
前記操作部UIは、入力部の一例としての電源ボタンやコピースタートキー、コピー枚数設定キー、テンキー等や、表示部等を有している。
前記スキャナ装置U1は、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
給紙装置U2は、給紙部の一例としての複数の給紙トレイTR1〜TR4を有する。各給紙トレイTR1〜TR4には、媒体の一例としての記録用紙Sが収容される。各給紙トレイTR1〜TR4から画像形成装置本体U3に向けて、媒体の搬送路の一例としての給紙路SH1が延びている。
前記スキャナ装置U1は、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
給紙装置U2は、給紙部の一例としての複数の給紙トレイTR1〜TR4を有する。各給紙トレイTR1〜TR4には、媒体の一例としての記録用紙Sが収容される。各給紙トレイTR1〜TR4から画像形成装置本体U3に向けて、媒体の搬送路の一例としての給紙路SH1が延びている。
図1において、画像形成装置本体U3は、制御部Cや、前記制御部Cにより制御されて画像形成装置本体U3の各部材に給電する電源回路E等を有する。制御部Cは、スキャナ装置U1で読み取られた原稿の画像情報や、画像形成装置Uに接続された図示しない情報送信装置の一例としてのパーソナルコンピュータから送信された画像情報が送信される。
前記制御部Cは、受信した画像情報を、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の印刷用の情報に処理して、潜像書込装置の駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路Dに出力する。レーザ駆動回路Dは、制御部Cから入力されたレーザ駆動信号を予め設定された時期に、各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
前記制御部Cは、受信した画像情報を、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の印刷用の情報に処理して、潜像書込装置の駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路Dに出力する。レーザ駆動回路Dは、制御部Cから入力されたレーザ駆動信号を予め設定された時期に、各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
各潜像形成装置ROSy〜ROSkの下方には、Y,M,C,Kの像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukが配置されている。
図1において、K:黒の像保持体ユニットUkは、像保持体の一例としての感光体ドラムPkと、帯電器の一例としてのコロトロンCCkと、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLkとを有する。そして、他の色Y,M,Cの像保持体ユニットUy,Um,Ucも、感光体ドラムPy,Pm,Pc、コロトロンCCy,CCm,CCc、感光体クリーナCLy,CLm,CLcを有する。
なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体ドラムPkは、他の色の感光体ドラムPy,Pm,Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化がされている。
図1において、K:黒の像保持体ユニットUkは、像保持体の一例としての感光体ドラムPkと、帯電器の一例としてのコロトロンCCkと、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLkとを有する。そして、他の色Y,M,Cの像保持体ユニットUy,Um,Ucも、感光体ドラムPy,Pm,Pc、コロトロンCCy,CCm,CCc、感光体クリーナCLy,CLm,CLcを有する。
なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体ドラムPkは、他の色の感光体ドラムPy,Pm,Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化がされている。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、それぞれコロトロンCCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkにより、感光体ドラムPy〜Pkの表面に静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの表面の静電潜像は、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkに設けられた現像部材の一例としての現像ロールR0により、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の各色の現像剤で可視像の一例としてのトナー像に現像される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、一次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、1次転写領域Q3において、中間転写体の一例であって、像保持体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラー画像は、2次転写領域Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK:黒の感光体ドラムPkおよび現像装置Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの表面に残留した残留トナーは感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
前記各像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukと現像装置の一例としての現像装置Gy,Gm,Gc,Gkとにより、可視像形成部の一例としてのトナー像形成部材Uy+Gy,Um+Gm,Uc+Gc,Uk+Gkが構成されている。
なお、黒画像データのみの場合はK:黒の感光体ドラムPkおよび現像装置Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
1次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの表面に残留した残留トナーは感光体クリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
前記各像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukと現像装置の一例としての現像装置Gy,Gm,Gc,Gkとにより、可視像形成部の一例としてのトナー像形成部材Uy+Gy,Um+Gm,Uc+Gc,Uk+Gkが構成されている。
画像形成装置本体U3の上部には、補給装置の一例としてのトナーディスペンサーU3aが配置されており、トナーディスペンサーU3aには、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジKy,Km,Kc,Kkが着脱可能に装着されている。画像形成に伴って現像装置Gy〜Gkにおいてトナーが消費されると、各トナーカートリッジKy〜Kkから各現像装置Gy〜Gkにトナーが供給される。
前記感光体ドラムPy〜Pkの下方に配置された中間転写ベルトBは、中間転写体の駆動部材の一例としての中間駆動ロールRdと、中間転写ベルトBに張力を付与する張力付与部材の一例としての中間テンションロールRtと、中間転写ベルトBの片寄り、蛇行を補正する第1の片寄り補正部材の一例としての中間ステアリングロールRwと、中間転写体の従動部材の一例としての複数の中間アイドラロールRfと、2次転写領域の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、により張架されている。そして、前記中間転写ベルトBは、中間駆動ロールRdの駆動により矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記中間駆動ロールRd、中間テンションロールRt、中間ステアリングロールRw,中間アイドラロールRf、バックアップロールT2aにより、実施例1の中間転写体の支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aが構成されている。また、前記中間転写ベルトBやベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2a、1次転写ロールT1y〜T1kにより、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが構成されている。なお、実施例1のベルトモジュールBMは、画像形成装置本体U3に対して、着脱、交換が可能なユニットにより構成されている。
前記中間駆動ロールRd、中間テンションロールRt、中間ステアリングロールRw,中間アイドラロールRf、バックアップロールT2aにより、実施例1の中間転写体の支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aが構成されている。また、前記中間転写ベルトBやベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2a、1次転写ロールT1y〜T1kにより、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが構成されている。なお、実施例1のベルトモジュールBMは、画像形成装置本体U3に対して、着脱、交換が可能なユニットにより構成されている。
なお、実施例1の中間ステアリングロールRwは、回転軸を有する回転体により構成され、中間転写ベルトBの幅方向への片寄りに応じて片寄りを補正する方向に回転軸が傾斜して、中間転写ベルトBの片寄り、蛇行を防止する。なお、このように、光センサやベルトの端に接触する部材等のベルトの片寄りを検出する部材の検出結果に応じて回転軸を傾斜させて片寄りを補正する方式、いわゆるアクティブステアリング方式のステアリングロールRwは、従来公知であり、例えば、特開2009−86463号公報や特開2010−231112号公報等に記載された従来公知の種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
前記バックアップロールT2aの下方には、転写搬送装置の一例としての2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtは、転写部材の一例としての2次転写ロールT2bを有する。2次転写ロールT2bは、バックアップロールT2aに対向して配置されている。2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと対向する領域により2次転写領域Q4が構成されている。また、前記バックアップロールT2aには、電圧印加用の接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが接触している。前記各ロールT2a〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。
前記コンタクトロールT2cには、制御部Cにより制御される電源回路Eから予め設定された時期に、トナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記コンタクトロールT2cには、制御部Cにより制御される電源回路Eから予め設定された時期に、トナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBMの下方には用紙搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙された記録用紙Sは、前記用紙搬送路SH2に搬送され、送出部材の一例としてのレジロールRrにより、トナー像が2次転写領域Q4に搬送される時期に合わせて送り出され、媒体案内部材の一例としての用紙ガイドSG1,SG2に案内されて、2次転写領域Q4に搬送される。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に、前記2次転写器T2により記録用紙Sに転写される。なお、カラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に、前記2次転写器T2により記録用紙Sに転写される。なお、カラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃、すなわち、クリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bは、中間転写ベルトBと離隔および接触可能に支持されている。
前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、中間転写ベルトB、2次転写器T2、ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Pk表面の画像を記録用紙Sに転写する転写装置T1+B+T2+CLBが構成されている。
前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、中間転写ベルトB、2次転写器T2、ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Pk表面の画像を記録用紙Sに転写する転写装置T1+B+T2+CLBが構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録用紙Sは、搬送部材の一例としての媒体搬送ベルトBHに送られる。媒体搬送ベルトBHは、記録用紙Sを定着装置Fに搬送する。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱部材Fhと、加圧定着部材の一例としての加圧部材Fpとを有し、加熱部材Fhと加圧部材Fpとが接触する領域により定着領域Q5が形成されている。
前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。定着装置Fでトナー像が定着された記録用紙Sは、排出部の一例としての排出トレイTRhに排出される。
前記符号SH1,SH2等により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,SGr,BH等により用紙搬送装置SUが構成されている。
前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。定着装置Fでトナー像が定着された記録用紙Sは、排出部の一例としての排出トレイTRhに排出される。
前記符号SH1,SH2等により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,SGr,BH等により用紙搬送装置SUが構成されている。
(定着装置の説明)
図2は実施例1の定着装置の要部拡大説明図である。
図1、図2において、実施例1の定着装置Fの加熱部材Fhは、帯状体の一例としての加熱ベルト1を有する。実施例1の加熱ベルト1は弾性変形可能な無端帯状の弾性部材により構成されている。加熱ベルト1の内周には、用紙搬送路SHに対向する位置に、支持部材の一例であり、駆動部材の一例であって、加熱部材の本体の一例としての第1の加熱ロール2が配置されている。実施例1では、第1の加熱ロール2に、図示しない駆動源から駆動が伝達されるように構成されている。
図2は実施例1の定着装置の要部拡大説明図である。
図1、図2において、実施例1の定着装置Fの加熱部材Fhは、帯状体の一例としての加熱ベルト1を有する。実施例1の加熱ベルト1は弾性変形可能な無端帯状の弾性部材により構成されている。加熱ベルト1の内周には、用紙搬送路SHに対向する位置に、支持部材の一例であり、駆動部材の一例であって、加熱部材の本体の一例としての第1の加熱ロール2が配置されている。実施例1では、第1の加熱ロール2に、図示しない駆動源から駆動が伝達されるように構成されている。
図3は実施例1の加熱ロールの端部の斜視図である。
図4は図3のIV−IV線断面図である。
図3、図4において、実施例1の第1の加熱ロール2は、加熱ロールの本体の一例としてのスリーブ2aを有する。スリーブ2aは、薄肉円筒状に形成されている。スリーブ2aの軸方向の両端部には、被支持部の一例としてのハブ2bが支持されている。図4において、前後両端のハブ2bは、定着装置Fの枠体の一例としてのフレーム3に回転可能に支持されている。図2〜図4において、第1の加熱ロール2の内部には、発熱体の一例としてのヒータ4が、第1の加熱ロール2を貫通した状態で配置されている。
図4は図3のIV−IV線断面図である。
図3、図4において、実施例1の第1の加熱ロール2は、加熱ロールの本体の一例としてのスリーブ2aを有する。スリーブ2aは、薄肉円筒状に形成されている。スリーブ2aの軸方向の両端部には、被支持部の一例としてのハブ2bが支持されている。図4において、前後両端のハブ2bは、定着装置Fの枠体の一例としてのフレーム3に回転可能に支持されている。図2〜図4において、第1の加熱ロール2の内部には、発熱体の一例としてのヒータ4が、第1の加熱ロール2を貫通した状態で配置されている。
図3、図4において、前後両端のハブ2bには、第1の連動部材の一例としてのホルダ6が回転可能に支持されている。図2〜図4において、ホルダ6は、円環部6aと、円環部6aから径方向に延びるホルダ本体6bとを有する。ホルダ本体6bには、支持部材の一例としての摺動パッド7が支持されている。摺動パッド7は、前後方向に延びる。摺動パッド7は、記録用紙Sの搬送方向に沿った下面7aと、第1の加熱ロール2の外周に沿った弧状面7bとを有する略楔形状に形成されている。ホルダ本体6bと定着装置Fの枠体の一例としてのフレーム8との間には、付勢部材の一例としての第1のスプリング9が支持されている。実施例1の第1のスプリング9は、摺動パッド7を加圧部材Fp側に押す力を作用させる圧縮バネで構成されている。
第1の加熱ロール2の右上方には、支持部材の一例としての右側支持ロール11が配置されている。
右側支持ロール11の上方には、加熱部材の本体の一例としての第2の加熱ロール12が配置されている。第2の加熱ロール12は、加熱ベルト1の外表面に接触して配置されている。なお、実施例1の第2の加熱ロール12は、第1の加熱ロール2と同様に、フレーム3に支持されると共に、ヒータを内蔵するが、ホルダ6や摺動パッド7は有しない。
第2の加熱ロール12の上方には、加熱部材の本体の一例としての第3の加熱ロール13が配置されている。第3の加熱ロール13は、第2の加熱ロール12と同様に構成されている。
右側支持ロール11の上方には、加熱部材の本体の一例としての第2の加熱ロール12が配置されている。第2の加熱ロール12は、加熱ベルト1の外表面に接触して配置されている。なお、実施例1の第2の加熱ロール12は、第1の加熱ロール2と同様に、フレーム3に支持されると共に、ヒータを内蔵するが、ホルダ6や摺動パッド7は有しない。
第2の加熱ロール12の上方には、加熱部材の本体の一例としての第3の加熱ロール13が配置されている。第3の加熱ロール13は、第2の加熱ロール12と同様に構成されている。
第3の加熱ロール13の左下方には、支持部材の一例としての左側支持ロール14が配置されている。
したがって、実施例1では、加熱ベルト1は、第1の加熱ロール2、右側支持ロール11、第2の加熱ロール12、第3の加熱ロール13、および、左側支持ロール14で張架されている。そして、第1の加熱ロール2の回転に伴い、加熱ベルト1が矢印Ybの方向に回転する。
したがって、実施例1では、加熱ベルト1は、第1の加熱ロール2、右側支持ロール11、第2の加熱ロール12、第3の加熱ロール13、および、左側支持ロール14で張架されている。そして、第1の加熱ロール2の回転に伴い、加熱ベルト1が矢印Ybの方向に回転する。
図5は実施例1の定着装置の定着領域の近傍の要部説明図であり、図5Aは第1の位置に移動した状態の説明図、図5Bは第2の位置に移動した状態の説明図である。
図2、図5において、加熱ベルト1の回転方向Ybに対して、第1の加熱ロール2の上流側には、供給部材の一例としてのオイル供給ウィック21が配置されている。実施例1のオイル供給ウィック21は、加熱ベルト1の内側に配置されている。オイル供給ウィック21には、潤滑剤の一例としてのシリコンオイルが含浸されている。したがって、オイル供給ウィック21は、加熱ベルト1の内周面に接触した場合に、加熱ベルト1の内周面に、加熱ベルト1と各ロール2,11,13,14や摺動パッド7との摺擦を抑制するオイルを供給可能に構成されている。
図2、図5において、加熱ベルト1の回転方向Ybに対して、第1の加熱ロール2の上流側には、供給部材の一例としてのオイル供給ウィック21が配置されている。実施例1のオイル供給ウィック21は、加熱ベルト1の内側に配置されている。オイル供給ウィック21には、潤滑剤の一例としてのシリコンオイルが含浸されている。したがって、オイル供給ウィック21は、加熱ベルト1の内周面に接触した場合に、加熱ベルト1の内周面に、加熱ベルト1と各ロール2,11,13,14や摺動パッド7との摺擦を抑制するオイルを供給可能に構成されている。
オイル供給ウィック21に対して、ベルト回転方向Ybの下流側には、除去部材の一例としてのオイル回収ウィック22が配置されている。オイル回収ウィック22は、加熱ベルト1に接触した場合に、オイルを吸収して除去可能に構成されている。なお、各ウィック21,22は、加熱ベルト1の幅方向である前後方向に延びている。
各ウィック21,22の右方には、第2の連動部材の一例としてのウィックホルダ23が配置されている。ウィックホルダ23は、上下方向に延びる板状に形成されている。ウィックホルダ23は、定着装置Fのフレームに対して、上下方向の中央部の回転中心23aを中心として回転可能に支持されている。実施例1のウィックホルダ23では、回転中心23aよりも上部に、オイル供給ウィック21が支持され、回転中心23aよりも下部にオイル回収ウィック22が支持される。
各ウィック21,22の右方には、第2の連動部材の一例としてのウィックホルダ23が配置されている。ウィックホルダ23は、上下方向に延びる板状に形成されている。ウィックホルダ23は、定着装置Fのフレームに対して、上下方向の中央部の回転中心23aを中心として回転可能に支持されている。実施例1のウィックホルダ23では、回転中心23aよりも上部に、オイル供給ウィック21が支持され、回転中心23aよりも下部にオイル回収ウィック22が支持される。
ウィックホルダ23の上端部と、ホルダ6の円環部6aの上部との間には、連結部材の一例としての連結アーム24が支持されている。連結アーム24の両端は、ウィックホルダ23や円環部6aに対して、回転可能に支持されている。
図2において、ベルト回転方向Ybに対して、右側支持ロール11の下流側且つ第2の加熱ロール12の上流側には、供給部材の一例としての第2のオイル供給ウィック26が配置されている。第2のオイル供給ウィック26は、オイル供給ウィック21と同様に、潤滑用のオイルが含浸されている。なお、第2のオイル供給ウィック26は、加熱ベルト1に対して常時接触するように支持されている。
図2において、ベルト回転方向Ybに対して、右側支持ロール11の下流側且つ第2の加熱ロール12の上流側には、供給部材の一例としての第2のオイル供給ウィック26が配置されている。第2のオイル供給ウィック26は、オイル供給ウィック21と同様に、潤滑用のオイルが含浸されている。なお、第2のオイル供給ウィック26は、加熱ベルト1に対して常時接触するように支持されている。
図1、図2において、対向部材の一例としての加圧部材Fpは、無端帯状の回転体の一例としての加圧ベルト31を有する。
加圧ベルト31の内周には、加熱ベルト1を挟んで第1の加熱ロール2と対向する位置に、加圧部材の本体の一例であって、支持部材の一例としての加圧ロール32が配置されている。
記録用紙Sの搬送方向に対して、加圧ロール32の下流側には、支持部材の一例としての上側の加圧支持ロール33が配置されている。上側の加圧支持ロール33の下方には、支持部材の一例としての下側の加圧支持ロール34が配置されている。
加圧ベルト31の内周には、加熱ベルト1を挟んで第1の加熱ロール2と対向する位置に、加圧部材の本体の一例であって、支持部材の一例としての加圧ロール32が配置されている。
記録用紙Sの搬送方向に対して、加圧ロール32の下流側には、支持部材の一例としての上側の加圧支持ロール33が配置されている。上側の加圧支持ロール33の下方には、支持部材の一例としての下側の加圧支持ロール34が配置されている。
したがって、加圧ベルト31は、加圧ロール32および各加圧支持ロール33,34に張架されている。なお、実施例1の加圧ベルト31は、第1の加熱ロール2の回転に伴い、加熱ベルト1を介して、加圧ベルト31が従動回転する。
加圧ロール32と上側の加圧支持ロール33との間には、冷却部材の一例としての冷却装置36が配置されている。実施例1の冷却装置36は、加圧ベルト31の内周面に接触する接触部37を有する。接触部37には、放熱部材の一例としてのヒートシンク38が形成されている。ヒートシンク38の後端には、吹付部材の一例としての冷却ファン39が支持されている。
加圧ロール32と上側の加圧支持ロール33との間には、冷却部材の一例としての冷却装置36が配置されている。実施例1の冷却装置36は、加圧ベルト31の内周面に接触する接触部37を有する。接触部37には、放熱部材の一例としてのヒートシンク38が形成されている。ヒートシンク38の後端には、吹付部材の一例としての冷却ファン39が支持されている。
実施例1の構成では、定着動作の実行時に、冷却ファン39からヒートシンク38に冷却用の空気が吹き付けられ、加圧ベルト31を介して記録用紙Sが冷却可能に構成されている。
また、加圧ベルト31の外周には、下側の加圧支持ロール34の左方に、清掃器の一例としてのクリーナ40が配置されている。クリーナ40は、加圧ベルト31の外表面に付着した現像剤や紙粉等を除去可能に構成されている。
また、加圧ベルト31の外周には、下側の加圧支持ロール34の左方に、清掃器の一例としてのクリーナ40が配置されている。クリーナ40は、加圧ベルト31の外表面に付着した現像剤や紙粉等を除去可能に構成されている。
図5において、実施例1の対向部材の一例としての加圧部材Fpは、可動体の一例としての回転フレーム41に支持されている。回転フレーム41は、回転中心41aを中心として回転可能に支持されている。
回転フレーム41は、付勢部材の一例としてのバネ42で、加圧ロール32が第1の加熱ロール2に押し付けられる方向に付勢されている。
また、回転フレーム41は、作動部材の一例としてのカム43により、図5Aに示す第1の位置の一例としての定着位置と、図5Bに示す第2の位置の一例としてのアイドリング位置と、の間で移動可能に支持されている。なお、カム43には、図示しない駆動源の一例としてのモータから駆動が伝達可能に構成されている。したがって、モータの駆動に伴って、カム43が回転すると、回転フレーム41が移動する。
回転フレーム41は、付勢部材の一例としてのバネ42で、加圧ロール32が第1の加熱ロール2に押し付けられる方向に付勢されている。
また、回転フレーム41は、作動部材の一例としてのカム43により、図5Aに示す第1の位置の一例としての定着位置と、図5Bに示す第2の位置の一例としてのアイドリング位置と、の間で移動可能に支持されている。なお、カム43には、図示しない駆動源の一例としてのモータから駆動が伝達可能に構成されている。したがって、モータの駆動に伴って、カム43が回転すると、回転フレーム41が移動する。
なお、前記定着位置では、バネ42の弾性力で、加圧ベルト31が加熱ベルト1に予め設定された接触圧力で接触した状態で押し付けられる。また、実施例1のアイドリング位置では、加圧ベルト31が加熱ベルト1から離間した状態となる。
実施例1の定着装置Fでは、加圧ベルト31の移動は、制御部Cの定着制御手段C1で制御される。
定着制御手段C1の温度制御手段C1Aは、図示しない温度センサの検知結果に基づいて、各加熱ロール2,12,13のヒータの点灯、消灯を制御して、定着領域Q5における加熱ベルト1の表面の温度である定着温度を制御する。
実施例1の定着装置Fでは、加圧ベルト31の移動は、制御部Cの定着制御手段C1で制御される。
定着制御手段C1の温度制御手段C1Aは、図示しない温度センサの検知結果に基づいて、各加熱ロール2,12,13のヒータの点灯、消灯を制御して、定着領域Q5における加熱ベルト1の表面の温度である定着温度を制御する。
移動制御手段C1Bは、カム43を介して、回転フレーム41を移動させて、加圧部材Fpの第1の位置と第2の位置との間の移動を制御する。実施例1の移動制御手段C1Bは、定着動作を行う場合には、加圧部材Fpを第1の位置に移動させる。また、実施例1の移動制御手段C1Bは、加熱ベルト1の温度が予め設定された温度よりも低温の場合、加圧部材Fpを加熱部材Fhから離間させた状態で、加熱ベルト1を回転させながら予め設定された温度まで加熱する加熱動作、いわゆる、アイドリング動作を実行する場合、加圧部材Fpを第2の位置に移動させる。
回転制御手段C1Cは、第1の加熱ロール2を介して、加熱ベルト1の回転速度を制御する。実施例1の回転制御手段C1Cは、画像形成動作時に定着動作を行う場合には、記録用紙Sの搬送速度に応じた回転速度で加熱ベルト1を回転させる。また、実施例1の回転制御手段C1Cは、アイドリング動作時には、高速回転に伴う空冷の影響を低減するために、定着動作時の回転速度よりも低速で加熱ベルト1を回転させる。
(定着装置の機能)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、記録用紙Sは、2次転写領域Q4において転写されたトナー像が未定着の状態で、定着装置Fに搬送される。定着装置Fでは、加熱ベルト1と加圧ベルト31とで記録用紙Sが挟まれ、第1の加熱ロール2と加圧ロール32とに挟まれて加圧されると共に加熱される。したがって、記録用紙Sが定着装置Fを通過する際に、熱と圧力を受けて、記録用紙Sに未定着のトナー像が定着される。
なお、実施例1の定着装置Fでは、第1の加熱ロール2の下流側に摺動パッド7が配置されており、摺動パッド7を有しない構成に比べて、定着領域Q5の搬送方向に沿った幅が広くなっている。よって、定着領域Q5の幅が狭い場合に比べて、定着領域Q5を通過する記録用紙Sに付与される熱量が多くなり、定着不良が低減される。
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、記録用紙Sは、2次転写領域Q4において転写されたトナー像が未定着の状態で、定着装置Fに搬送される。定着装置Fでは、加熱ベルト1と加圧ベルト31とで記録用紙Sが挟まれ、第1の加熱ロール2と加圧ロール32とに挟まれて加圧されると共に加熱される。したがって、記録用紙Sが定着装置Fを通過する際に、熱と圧力を受けて、記録用紙Sに未定着のトナー像が定着される。
なお、実施例1の定着装置Fでは、第1の加熱ロール2の下流側に摺動パッド7が配置されており、摺動パッド7を有しない構成に比べて、定着領域Q5の搬送方向に沿った幅が広くなっている。よって、定着領域Q5の幅が狭い場合に比べて、定着領域Q5を通過する記録用紙Sに付与される熱量が多くなり、定着不良が低減される。
実施例1の定着装置Fでは、定着動作時には、加熱ベルト1の内面に、オイル供給ウィック21,26で潤滑用のオイルが供給される。したがって、オイルが供給されない場合に比べて、加熱ベルト1と、各ロール2,11,13,14や摺動パッド7との摺擦が抑制される。よって、各ロール2,11,13,14や摺動パッド7、加熱ベルト1の摩耗が低減され、長寿命化される。特に、加熱ベルト1に対して非回転で摺動する摺動パッド7と加熱ベルト1との摩耗が低減される。
また、図5において、実施例1の定着装置Fでは、定着動作時には、加圧部材Fpが定着位置に移動し、アイドリング動作時には、加圧部材Fpがアイドリング位置に移動する。電源投入直後や、節電状態、いわゆるスリープモードからの復帰時には、加熱ベルト1の温度が、定着温度に対して低い状態となっている。この状態で、加圧部材Fpが加熱ベルト1に接触した状態で加熱ベルト1を昇温させようとすると、加圧部材Fpへの伝熱の影響で、加熱ベルト1の昇温に時間がかかる。これに対して、実施例1では、加圧部材Fpがアイドリング位置に移動した状態で、加熱ベルト1が昇温される。したがって、加圧部材Fpが接触した状態で昇温させる場合に比べて、短時間で加熱ベルト1を定着温度に昇温させることが可能である。
また、実施例1では、アイドリング動作時は、加熱ベルト1が低速回転しており、高速回転時に比べて、短時間で加熱ベルト1の昇温が可能である。
また、実施例1では、アイドリング動作時は、加熱ベルト1が低速回転しており、高速回転時に比べて、短時間で加熱ベルト1の昇温が可能である。
図5A、図5Bにおいて、実施例1では、加圧部材Fpが、定着位置からアイドリング位置に移動する場合、摺動パッド7が第1のスプリング9の付勢力で、ホルダ6が、図5における時計回り方向に回転する。ホルダ6が回転すると、連結アーム24が右下方に引っ張られる。したがって、ウィックホルダ23が回転中心23aを中心として時計回りに回転する。この結果、図5Bに示すように、オイル供給ウィック21が加熱ベルト1から離間し、オイル回収ウィック22が加熱ベルトに接触する。
また、加圧部材Fpが、図5Bに示すアイドリング位置から図5Aに示す定着位置に移動する場合、加圧部材Fpに押されて、摺動パッド7が図5Aに示す位置に移動する。したがって、ホルダ6が、図5における反時計回り方向に回転する。よって、連結アーム24が左上方に押される。したがって、ウィックホルダ23が反時計回り方向に回転する。この結果、図5Aに示すように、オイル供給ウィック21が加熱ベルト1に接触し、オイル回収ウィック22が加熱ベルトから離間する。よって、実施例1の定着装置Fでは、加圧部材Fpの移動に連動して、オイル供給ウィック21とオイル回収ウィック22が移動する。
実施例1では、アイドリング位置で加熱ベルト1が予め設定された温度まで昇温すると、加圧部材Fpがアイドリング位置から定着位置に移動する。これに伴い、加熱ベルト1の回転速度も低速から記録用紙Sの搬送速度まで加速される。
ここで、仮に、アイドリング位置でもオイル供給ウィック21が加熱ベルト1の内周面に接触し続けていた場合、加熱ベルト1の加速時に、加熱ベルト1の内面のオイルで、第1の加熱ロール2が加熱ベルト1の内面に対して滑る、いわゆるスリップしてしまう恐れがある。特に、加圧部材Fpが定着位置に移動していると、加熱ベルト1を回転させる力に加えて、加圧ベルト31も従動回転させる力も必要となり、第1の加熱ロール2が加熱ベルト1に対してスリップして空回りしやすい。すなわち、加熱ベルト1が回転しなかったり、回転にムラが発生したり、回転が不安定になったり、回転速度が記録用紙Sの搬送速度よりも低速になる恐れがあり、紙詰まりや定着不良が発生する恐れがある。
ここで、仮に、アイドリング位置でもオイル供給ウィック21が加熱ベルト1の内周面に接触し続けていた場合、加熱ベルト1の加速時に、加熱ベルト1の内面のオイルで、第1の加熱ロール2が加熱ベルト1の内面に対して滑る、いわゆるスリップしてしまう恐れがある。特に、加圧部材Fpが定着位置に移動していると、加熱ベルト1を回転させる力に加えて、加圧ベルト31も従動回転させる力も必要となり、第1の加熱ロール2が加熱ベルト1に対してスリップして空回りしやすい。すなわち、加熱ベルト1が回転しなかったり、回転にムラが発生したり、回転が不安定になったり、回転速度が記録用紙Sの搬送速度よりも低速になる恐れがあり、紙詰まりや定着不良が発生する恐れがある。
これに対して、実施例1では、アイドリング動作時には、オイル供給ウィック21が加熱ベルト1から離間し、且つ、オイル回収ウィック22が加熱ベルト1に接触している。したがって、加熱ベルト1の内面に、オイルの供給が停止されるとともに、オイルが除去される。したがって、アイドリング位置でもオイル供給ウィック21が接触し続ける構成に比べて、第1の加熱ロール2の加速時に、加熱ベルト1に対してスリップすることが低減される。よって、紙詰まりや定着不良も低減される。
特に、実施例1では、オイル回収ウィック22が、駆動される第1の加熱ロール2の上流側に配置され、第1の加熱ロール2とオイル回収ウィック22との間に、オイル供給ウィック21が配置されていない。したがって、オイル回収ウィック22でオイルが回収された加熱ベルト1の内周面が第1の加熱ロール2に到達する。よって、オイル回収ウィック22が第1の加熱ロール2の下流側に配置されている場合に比べて、スリップが低減される。
特に、実施例1では、オイル回収ウィック22が、駆動される第1の加熱ロール2の上流側に配置され、第1の加熱ロール2とオイル回収ウィック22との間に、オイル供給ウィック21が配置されていない。したがって、オイル回収ウィック22でオイルが回収された加熱ベルト1の内周面が第1の加熱ロール2に到達する。よって、オイル回収ウィック22が第1の加熱ロール2の下流側に配置されている場合に比べて、スリップが低減される。
また、実施例1の定着装置Fでは、加圧部材Fpが加熱部材Fhに対して、接近離間すると、ホルダ6、連結アーム24およびウィックホルダ23からなる連動機構が、自然に移動する。すなわち、モータやソレノイド等の駆動部材を使用すること無く、各ウィック21,22が接触、離間される。よって、特許文献1,2に記載の構成のように、駆動部材を使用して、供給部材や除去部材を接触、離間させる構成に比べて、駆動装置や制御回路が不要となる。よって、製造費用が低減される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H012)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置Uを例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色の画像形成装置に限定されず、単色の画像形成装置にも適用可能である。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H012)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置Uを例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色の画像形成装置に限定されず、単色の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、摺動パッド7を設けることが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。
(H03)前記実施例において、加圧部材の一例として、無端帯状の回転体の一例としての加圧ベルト31と、ロール状の支持部材32,33,34とを用いた加圧部材Fpの構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加圧部材Fpに替えて、ベルトを有しないロール状の加圧ロールや、設計や仕様に応じて、任意の形状の加圧部材を用いた構成も可能である。
(H04)前記実施例において、支持部材の一例として、3本のロール32,33,34で加圧ベルト31を張架する構成を例示したが、これに限定されず、例えば、2本または4本以上のロールで加圧ベルト31を張架する構成も可能である。
(H03)前記実施例において、加圧部材の一例として、無端帯状の回転体の一例としての加圧ベルト31と、ロール状の支持部材32,33,34とを用いた加圧部材Fpの構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加圧部材Fpに替えて、ベルトを有しないロール状の加圧ロールや、設計や仕様に応じて、任意の形状の加圧部材を用いた構成も可能である。
(H04)前記実施例において、支持部材の一例として、3本のロール32,33,34で加圧ベルト31を張架する構成を例示したが、これに限定されず、例えば、2本または4本以上のロールで加圧ベルト31を張架する構成も可能である。
(H05)前記実施例において、加熱部材Fhに対して加圧部材Fpを接近、離間させる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加熱部材Fhを加圧部材Fpに対して接近、離間させる構成とすることも可能であるし、加熱部材Fhおよび加圧部材Fpの両方を移動可能とすることも可能である。
(H06)前記実施例において、冷却部材の一例として、ヒートシンク38や、冷却ファン39を有する冷却装置36の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、ヒートシンク38に代えて、一対のロール状の冷却ロールを使用した構成とすることも可能である。また、記録用紙Sの冷却性能が低くても良い場合や不要な場合には、ヒートシンク38や、冷却ファン39の片方、あるいは、冷却部材自体を省略する構成も可能である。
(H06)前記実施例において、冷却部材の一例として、ヒートシンク38や、冷却ファン39を有する冷却装置36の構成を例示したが、これに限定されない。例えば、ヒートシンク38に代えて、一対のロール状の冷却ロールを使用した構成とすることも可能である。また、記録用紙Sの冷却性能が低くても良い場合や不要な場合には、ヒートシンク38や、冷却ファン39の片方、あるいは、冷却部材自体を省略する構成も可能である。
(H07)前記各実施例において、アイドリング位置において、加圧ベルト31を加熱ベルト1から完全に離間させることが望ましいが、これに限定されない。例えば、加圧ベルト31を加熱ベルト1に対して接触させ、且つ、接触圧力が、定着位置における接触圧力よりも弱い状態とすることも可能である。
(H08)前記実施例において、加熱ベルト1の回転に伴い、加圧ベルト31が従動回転する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加圧ベルト31の回転に伴い、加熱ベルト1が従動回転する構成も可能であり、各ベルト1,31を回転させる駆動部材を設けて、各ベルト1,31が独立して回転する構成も可能である。
(H08)前記実施例において、加熱ベルト1の回転に伴い、加圧ベルト31が従動回転する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加圧ベルト31の回転に伴い、加熱ベルト1が従動回転する構成も可能であり、各ベルト1,31を回転させる駆動部材を設けて、各ベルト1,31が独立して回転する構成も可能である。
(H09)前記各実施例において、加熱部材Fhと加圧部材Fpとが対向する構成に替えて、一対の加熱部材Fhどうしを対称に対向して配置する構成とすることも可能である。
(H010)前記実施例において、第1のスプリング9でホルダ6に力を作用させて、アイドリング位置に移動する際に、ホルダ6を回転させて連結アーム24を移動させる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加熱ベルト1を張架するロールの位置を変えたり、数を増減させて、加熱ベルト1の張力で、第1の加熱ロール2を回転またはスライド移動させて連結アーム24を移動させることも可能である。
(H010)前記実施例において、第1のスプリング9でホルダ6に力を作用させて、アイドリング位置に移動する際に、ホルダ6を回転させて連結アーム24を移動させる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、加熱ベルト1を張架するロールの位置を変えたり、数を増減させて、加熱ベルト1の張力で、第1の加熱ロール2を回転またはスライド移動させて連結アーム24を移動させることも可能である。
(H011)前記実施例において、駆動装置や制御回路を使用せずに、ウィック21,22を移動させる連動機構を採用することが望ましいが、これに限定されない。モータやソレノイドおよびその制御回路等を使用して移動させる構成とすることも可能である。
(H012)前記実施例において、第1の加熱ロール2で加熱ベルト1を駆動する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、第1の加熱ロール2以外のロール11,12,13,14をベルト駆動用のロールとしたり、加圧部材Fp側を駆動させて、加熱ベルト1を従動回転させる構成とすることも可能である。なお、これらの場合でも、駆動しない第1の加熱ロール2と加熱ベルト1との間のスリップが低減され、加熱ベルト1の回転ムラや回転が不安定になることでのベルトのバタつき等が低減され、定着不良が低減される。
(H012)前記実施例において、第1の加熱ロール2で加熱ベルト1を駆動する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、第1の加熱ロール2以外のロール11,12,13,14をベルト駆動用のロールとしたり、加圧部材Fp側を駆動させて、加熱ベルト1を従動回転させる構成とすることも可能である。なお、これらの場合でも、駆動しない第1の加熱ロール2と加熱ベルト1との間のスリップが低減され、加熱ベルト1の回転ムラや回転が不安定になることでのベルトのバタつき等が低減され、定着不良が低減される。
1…帯状体、
2…駆動部材、
6…第1の連動部材、
21…供給部材、
22…除去部材、
23…第2の連動部材、
24…連結部材、
C1B…移動手段、
C1C…回転制御手段、
F…定着装置、
Fh…加熱部材、
Fp…対向部材、
Py〜Pk…像保持体、
S…媒体、
T1+B+T2+CLB…転写装置、
Q5…定着領域、
U…画像形成装置。
2…駆動部材、
6…第1の連動部材、
21…供給部材、
22…除去部材、
23…第2の連動部材、
24…連結部材、
C1B…移動手段、
C1C…回転制御手段、
F…定着装置、
Fh…加熱部材、
Fp…対向部材、
Py〜Pk…像保持体、
S…媒体、
T1+B+T2+CLB…転写装置、
Q5…定着領域、
U…画像形成装置。
Claims (4)
- 無端の帯状体と、前記帯状体を支持する支持部材とを有し、媒体の表面の未定着画像を加熱して定着する加熱部材と、
未定着画像を定着する定着領域において、前記帯状体に接触可能に配置された対向部材と、
前記帯状体の内部に配置され、前記帯状体の内面に潤滑剤を供給する供給部材と、
前記帯状体の内面に配置され、前記帯状体の内面から潤滑剤を除去する除去部材と、
前記未定着画像を定着する場合に前記帯状体と前記対向部材とが予め設定された接触圧力で押し当てられた第1の位置と、接触圧力が定着する場合の接触圧力よりも低減された第2の位置との間で、前記加熱部材および前記対向部材の少なくとも一方を移動させる移動手段と、
前記帯状体の回転速度を制御する回転制御手段であって、前記第1の位置における前記帯状体の回転速度に対して、前記第2の位置における前記帯状体の回転速度を低速にする回転制御手段と、
を備え、
前記第1の位置への移動に連動して、前記供給部材が前記帯状体に接触し且つ前記除去部材が前記帯状体から離間すると共に、
前記第2の位置への移動に連動して、前記供給部材が前記帯状体から離間し且つ前記除去部材が前記帯状体に接触する
ことを特徴とする定着装置。 - 前記対向部材を移動させる前記移動手段と、
前記加熱部材に回転可能に支持され、前記対向部材側に付勢された第1の連動部材と、
前記供給部材と前記除去部材とを支持し、且つ、回転中心を中心として回転可能な第2の連動部材と、
前記第1の連動部材と前記第2の連動部材とを連結する連結部材であって、前記対向部材が前記第1の位置に移動する場合に、前記第1の連動部材の前記対向部材から離れる側への回転に伴って前記第2の連動部材を回転させて前記供給部材を前記帯状体に接触させ且つ前記除去部材を前記帯状体から離間させると共に、前記対向部材が前記第2の位置に移動する場合に、前記第1の連動部材の前記対向部材側への回転に伴って前記第2の連動部材を逆回転させて前記供給部材を前記帯状体から離間させ且つ前記除去部材を前記帯状体に接触させる前記連結部材と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記対向部材に対向して配置され且つ前記帯状体を回転させる駆動部材により構成された前記支持部材と、
前記駆動部材に対して、前記帯状体の回転方向の上流側に配置された前記供給部材および前記除去部材と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。 - 表面に画像を保持する像保持体と、
前記像保持体から媒体に画像を転写する転写装置と、
媒体に転写された未定着画像を定着させる請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016052194A JP2017167316A (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 定着装置および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016052194A JP2017167316A (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 定着装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017167316A true JP2017167316A (ja) | 2017-09-21 |
Family
ID=59913646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016052194A Pending JP2017167316A (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 定着装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017167316A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019235648A1 (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-12 | キヤノン株式会社 | 冷却装置、画像形成装置および画像形成システム |
JP2019215529A (ja) * | 2018-06-08 | 2019-12-19 | キヤノン株式会社 | 冷却装置、画像形成装置及び画像形成システム |
JP7484319B2 (ja) | 2020-03-27 | 2024-05-16 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 加圧装置及びこれを用いた加圧処理装置 |
-
2016
- 2016-03-16 JP JP2016052194A patent/JP2017167316A/ja active Pending
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US11353809B2 (en) | 2018-06-08 | 2022-06-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Cooling device, image forming apparatus and image forming system |
JP7336260B2 (ja) | 2018-06-08 | 2023-08-31 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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