JP2020190684A - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイド部材との摺動による記録媒体の搬送負荷を低減することを課題とする。【解決手段】定着ローラ22と、定着ローラ22に対向して、当該定着ローラ22との間に定着ニップNを形成する加圧ローラ23と、定着ニップNの用紙搬送方向下流側に設けられ、用紙Pに当接して用紙Pを所定の方向へガイドするガイド部材34とを備えた定着装置7であって、ガイド部材34は、用紙Pに当接してガイドするガイド部342が、その他の部分よりも摺動性の高い材料によって形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
画像形成装置に設けられる定着装置には、定着部材とこれに対向する対向部材との間に形成される定着ニップにおいて、用紙(記録媒体)が加熱および加圧される。用紙の加熱は、定着部材および対向部材のうちの一方側に設けられた加熱部材によって行われ、用紙の主に画像形成面が加熱される。
このような定着装置では、定着ニップにおける用紙の画像形成面側とその裏面側との温度差により、用紙が裏面側へカールする現象が知られている。
そして、上記のカールを矯正するために、特許文献1(特開2016−177085号公報)では、定着ニップNの用紙搬送方向下流側に一対の搬送補助ローラが設けられ、搬送補助ローラのニップ部のさらに下流側に、ガイド面を有するリブが設けられる。搬送される用紙がリブのガイド面に接触することで、ガイド面に沿って下流側へ搬送される。これにより、用紙のカールを矯正すると共に、用紙を下流側の正しい搬送方向へガイドすることができる。
特許文献1の構成では、記録媒体がガイド面に沿って搬送されることで記録媒体とガイド面とが摺動し、記録媒体の搬送負荷が大きくなってしまう。
上記の課題を解決するため、本発明は、定着部材と、前記定着部材に対向して、当該定着部材との間に定着ニップを形成する対向部材と、前記定着ニップの記録媒体搬送方向下流側に設けられ、前記記録媒体に当接して記録媒体を所定の方向へガイドするガイド部材とを備えた定着装置であって、前記ガイド部材は、前記記録媒体に当接してガイドするガイド面が、その他の部分よりも摺動性の高い材料によって形成されることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド部材と記録媒体との摺動による記録媒体の搬送負荷の増加を抑制することができる。
画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の概略構成図である。 搬送補助ローラ対とガイド部との位置関係を示す図である。 異なるガイド部材を有する定着装置の概略構成図である。 上記ガイド部材の斜視図である。 上記ガイド部材の一部分を示す断面図である。 上記定着装置によって用紙を搬送する様子を示す図である。 上記定着装置によって用紙を搬送する様子を示す図である。 上記定着装置によって用紙を搬送する様子を示す図である。 第3のガイドコロの異なる配置を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すカラー画像形成装置1の中央には、4つのプロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkが着脱可能に設けられた画像形成部2が配置されている。各プロセスユニット9Y,9M,9C,9Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的な各プロセスユニット9としては、表面上に現像剤としてのトナーを担持可能なドラム状の回転体である感光体ドラム10と、感光体ドラム10の表面を一様に帯電させる帯電ローラ11と、感光体ドラム10の表面にトナーを供給する現像ローラ13を有する現像装置12等を備えている。
プロセスユニット9の上方には、露光部3が配置されている。露光部3は、画像データに基づいて、レーザ光を発するように構成されている。
画像形成部2の直下には転写部4が配置されている。転写部4は、駆動ローラ14及び従動ローラ15に周回走行可能に張架されている無端状の中間転写ベルト16、各プロセスユニット9の感光体ドラム10に対して中間転写ベルト16を挟んだ対向位置に配置されている一次転写ローラ17等で構成されている。各一次転写ローラ17はそれぞれの位置で中間転写ベルト16の内周面を押圧しており、中間転写ベルト16の押圧された部分と各感光体ドラム10とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト16の駆動ローラ14と、中間転写ベルト16を挟んで駆動ローラ14に対向した位置には二次転写ローラ18が配設されている。二次転写ローラ18は中間転写ベルト16の外周面を押圧しており、二次転写ローラ18と中間転写ベルト16とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
給紙部5は、画像形成装置1の下部に位置しており、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙カセット19や、給紙カセット19から用紙Pを搬出する給紙ローラ20等からなっている。
搬送路6は、給紙部5から搬出された用紙Pを搬送する搬送経路であり、一対のレジストローラ21の他、後述する排紙部8に至るまで、搬送ローラ対が搬送路6の途中に適宜配置されている。
定着装置7は、ハロゲンヒータなどの加熱部材31と、加熱部材31によって加熱される、定着部材としての定着ローラ22と、その定着ローラ22を加圧可能な、対向部材としての加圧ローラ23等を有している。
排紙部8は、画像形成装置1の搬送路6の最下流に設けられる。この排紙部8には、用紙Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ24と、排出された用紙Pをストックするための排紙トレイ25とが配設されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
画像形成装置1において、画像形成動作が開始されると、各プロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkの感光体ドラム10の表面に静電潜像が形成される。各感光体ドラム10に露光部3によって露光される画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。各感光体ドラム10上には静電潜像が形成され、各現像装置12に蓄えられたトナーが、ドラム状の現像ローラ13によって感光体ドラム10に供給されることにより、静電潜像は顕像であるトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
転写部4では、駆動ローラ14の回転駆動により中間転写ベルト16が図の矢印Aの方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ17には、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ニップにおいて転写電界が形成され、各感光体ドラム10に形成されたトナー画像は一次転写ニップにて中間転写ベルト16上に順次重ね合わせて転写される。
一方、画像形成動作が開始されると、画像形成装置1の下部では、給紙部5の給紙ローラ20が回転駆動することによって、給紙カセット19に収容された用紙Pが搬送路6に送り出される。搬送路6に送り出された用紙Pは、レジストローラ21によってタイミングを計られて、二次転写ローラ18と駆動ローラ14との間の二次転写ニップに送られる。このとき、中間転写ベルト16上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、二次転写ニップに転写電界が形成されている。二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト16上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。
トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置7へと搬送され、定着ローラ22と加圧ローラ23とによって用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が用紙Pに定着される。そして、トナー画像が定着された用紙Pは、定着ローラ22から分離され、搬送ローラ対によって搬送され、排紙部8において排紙ローラ24によって排紙トレイ25へと排出される。
以上の説明は、用紙P上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット9Y,9C,9M,9Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニット9を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
以上の画像形成装置1に設けられた定着装置7には、定着ニップの下流側に、用紙Pのカールを矯正したり、用紙Pを正しい搬送方向へガイドするためのガイド部材が設けられる。以下、このガイド部材、および、その周辺の構成について説明する。
図2に示すように、定着ローラ22と加圧ローラ23との間には定着ニップNが形成される。定着装置7は、定着ニップNよりも下流側に設けられ、駆動ローラと従動ローラとの組み合わせからなる一対の搬送補助ローラ対32と、搬送補助ローラ対32のさらに下流側に設けられるガイド部材34とを有する。
ガイド部材34は、複数の保持部341と、保持部341によって保持され、ガイド面を有するガイド部342とを有する。ガイド部342は、摩擦係数が低い等の特性を有する高摺動性グレードの材料によって形成され、保持部341よりもその摺動性が高く設定されている。本実施形態では、ガイド部342はPFAによって形成される。
図3に示すように、搬送補助ローラ対32を構成するローラは、その軸方向(図の左右方向)に間欠的に設けられる複数のローラからなる。ガイド部材34のガイド部342は、軸方向の各ローラ間に複数設けられ、搬送補助ローラ対32の側に進入して設けられる。ガイド部342が軸方向に幅を持ち、用紙搬送方向に延在するガイド面を有することで、ガイド部342が用紙Pに広範囲で面接触してガイド時の面圧を小さくし、用紙Pとガイド部342間に生じる摩擦力を小さくすることができる。
ガイド部342は、図2の紙面上において、搬送補助ローラ対32のニップ部の延長線上(各ローラのニップ部における接線方向の延長線上)に設けられており、搬送補助ローラ対32を通過した用紙Pは、ガイド部342のガイド面に接触する。これにより、用紙Pを正しい方向へガイドすることができると共に、用紙P先端が加圧ローラ23側へカールしている場合には、これを矯正することができる。
さらに、本実施形態では、ガイド部342のガイド面を高摺動性の材料によって形成することにより、ガイド面と用紙Pとの摺動抵抗を小さくすることができる。これにより、定着装置7における紙詰まりを防止したり、ガイド部342の摩耗を抑制して長期にわたって用紙Pのガイド機能を維持させることができる。特に、用紙Pが厚紙の場合には、用紙Pとガイド部342との間に生じる摺動抵抗が大きくなるため、本実施形態のような高摺動性の材料を用いることが効果的である。
次に、ガイド部材34の変形例について説明する。
図4に示すように、本実施形態では、ガイド部材34が、ガイド面を備えた第1のガイドコロ(ガイドローラ)37と第2のガイドコロ(ガイドローラ)38とを有する。第1のガイドコロ37と第2のガイドコロ38とは、用紙搬送方向に並んで配置されている。また、定着装置7は、用紙搬送路を挟んでガイド部材34と反対側に、第3のガイドコロ(ガイドローラ)であり、ガイド部材34とは異なるガイド部材としてのコロ部材39を有する。
図5に示すように、ガイド部材34は、支軸35と、保持体36と、ガイドコロ37,38とを有する。ガイドコロ37,38は軸部を中心に回転可能に設けられ、その表面はガイド面をなす。ガイドコロ37,38のガイド面は、摩擦係数が低い等の特性を有する高摺動性グレードの材料によって形成され、本実施形態ではPFAが用いられる。
支軸35は、用紙搬送方向と直交する方向で、図4の紙面に直交する方向に延在する。保持体36は、その内部を支軸35が貫通し、支軸35によって支持されている。
保持体36は、ガイドコロ37,38を保持するための一対の保持孔36a1、36a2および保持孔36b1、36b2を有する。各保持孔は、対応するガイドコロの軸部の一端あるいは他端が挿入される部分であり、その入口部分が幅狭になっている。ガイドコロの軸部を保持孔に挿入する際には、ガイドコロの軸部が保持孔の入口部分を弾性変形させて押し広げていくことで、保持孔に進入する。ガイドコロ37の軸部は保持孔36a1、36a2に保持され、ガイドコロ38の軸部が保持孔36b1、36b2に保持される。ただし、保持体36がガイドコロ37,38を保持する方法はこれに限らず、適宜の構成によりガイドコロ37,38を回転可能に保持することができる。
ガイドコロ37,38は、それぞれの保持孔に保持された状態で、自身の軸部を中心に回転可能に設けられる。ガイドコロ37,38のコロ部分の外周面のうち、搬送路6(図4参照)に対向する部分が、搬送される用紙Pに接触し、ガイド機能を果たすことができる。
ガイド部材34は、ガイドコロ37,38を保持する保持体36を、支軸35の軸方向に複数有する。
図6に示すように、ガイドコロ37,38のコロ部分の軸方向端縁には、半径0.5mm以上のR面が形成されている。これにより、用紙ガイド時のガイドコロ37,38から用紙への摩擦力を減らすことができ、例えば用紙にコロ部分の端縁の跡が残ることを防止できる。
図4に示すように、用紙搬送路を挟んでガイド部材34と反対側には、第3のガイドコロであるコロ部材39が設けられる。コロ部材39は高摺動性グレードの材料によって形成され、本実施形態ではPFAが用いられる。コロ部材39は、ガイドコロ37,38と同様、軸部を中心に回転可能に設けられ、その表面は用紙ガイド面をなす。
図7に示すように、搬送補助ローラ対32のニップ部を通過した用紙Pは、その先端部がガイドコロ37に当接する。このように、本実施形態では、搬送補助ローラ対32による搬送方向の延長線上、つまり、図7の紙面上において、搬送補助ローラ対32のニップ部の延長線上にガイドコロ37が設けられる。搬送補助ローラ対32を通過した用紙Pの先端をガイドコロ37のガイド面に接触させることができる。ただし、必ずしも搬送補助ローラ対32のニップ部の延長線上に配置する必要はない。
ガイドコロ37に接触した用紙Pは、搬送補助ローラ対32の搬送力などによってさらに下流側へ搬送される。この搬送力によって用紙Pとガイドコロ37とが摺動し、ガイドコロ37はその軸部を中心に回転する。用紙Pは、回転するガイドコロ37により、図の矢印方向でガイドコロ37の接線方向へガイドされる。
また、ガイドコロ37(およびガイドコロ38)は、用紙の搬送路を挟んで、加熱部材31の側と反対側に設けられている。これにより、用紙Pのカールを矯正することができる。つまり、定着ニップNを通過した用紙Pは、定着ローラ22によって加熱部材31の熱を伝達されることにより、その先端部が画像面側とは反対側である加圧ローラ23の側へカールする場合がある。この場合でも、ガイドコロ37によって図の矢印方向の力を受けることで、カールを矯正することができる。
ガイドコロ37を通過した用紙Pは、さらに下流側で、ガイド部材34の用紙搬送方向下流側端部に設けられたガイドコロ38によってガイドされ、下流側へガイドされると共に、用紙先端のカールを矯正される。ガイド部材34の下流側端部にガイドコロ38を設けることで、ガイド部材34がより下流側まで用紙Pをガイドすると共に、用紙Pのカールを矯正することができる。
さらに本実施形態では、ガイドコロ38のガイド面が、ガイドコロ37と排紙ローラ24とを結ぶ直線Kよりも搬送路6の外側に設けられる。より詳しくは、直線Kは、ガイドコロ38等の軸部に垂直な平面上(図7の紙面上)において、ガイドコロ37のガイド面(保持体36よりも外側へ突出したガイドコロ37の表面)の回転方向中央と、排紙ローラ24のニップ部の搬送方向中央とを結ぶ直線であり、搬送路6の外側とは、搬送補助ローラ対32と排紙ローラ24とを結ぶ、図の右下から左上への略円弧状の搬送路6の外周側のことである。搬送補助ローラ対32のニップ部から排紙ローラ24のニップ部へ搬送される用紙Pは、搬送時に搬送路6の外側へ膨らむため、ガイドコロ38のガイド面を上記のように配置することで、ガイドコロ38と用紙Pとの摺動抵抗をより減らし、用紙Pの搬送負荷を減らすことができる。ただし、直線Kの内側にガイドコロ38のガイド面を配置することもできる。
以上のように、本実施形態のガイド部材34に設けられたガイドコロ37,38により、図8に示すように、用紙Pを正しい搬送方向へガイドして下流側の排紙ローラ24へ送り出すことができる。また、ガイド部材34側への用紙先端のカールを矯正することもできる。この際、用紙Pをガイドする部材を回転可能なコロ部材とすることで、図2の実施形態のようにリブなどで面接触させてガイドする場合と比較するとその摺動抵抗を低減することができる。つまり、すべり抵抗よりも転がり抵抗の方が小さいため、摺動抵抗を低減することができる。従って、例えば用紙Pが厚紙であっても摺動抵抗を小さくでき、ガイド部材34が用紙Pを円滑にガイドでき、紙詰まりを防止できる。また、ガイド部材34の摩耗を抑制し、ガイド部材34が長期間にわたって用紙Pを適切な方向へガイドすることができる。本実施形態では特に、ガイドコロ37,38のガイド面を高摺動性の材料によって形成することにより、ガイド面の摩耗を抑制できる。
また、搬送方向に複数のガイドコロ37,38を設けることで、一方のガイドコロが用紙ガイド時に受ける負荷をさらに低減することができる。従って、排紙ローラ24に用紙Pの先端側が挟持され、用紙Pの後端側がガイドコロ37,38によりガイドされるような場合でも、用紙Pとガイドコロ37,38との間の摺動抵抗を小さくすることができる。ただし、本実施形態では搬送方向に複数のガイドコロ37,38が配置される場合を示したが、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。また、本実施形態の配置に限らず、各ガイドコロ37,38は搬送方向の適宜の位置に配置することができる。
図9に示すように、用紙搬送路を挟んでガイドコロ37,38と反対側には第3のガイドコロであるコロ部材39が設けられる。これにより、搬送方向がガイド部材34と反対側へ向いたり、その方向へ先端がカールした用紙Pをコロ部材39に接触させることができる。従って、用紙Pを正しい方向へガイドしたり、先端側のカールを矯正することができる。
コロ部材39のガイド面は、図9の紙面上において、排紙ローラ24のニップ部中央と排紙ローラ24の手前に設けられた搬送補助ローラ対32のニップ部中央とを結ぶ直線(図の一点鎖線L)よりも用紙搬送路中央側に設けられる。これにより、図9のように用紙Pが排紙ローラ24と搬送補助ローラ対32の両方に挟持されて搬送されている状態で、用紙Pに生じる摺動負荷を低減することができ、特に、排紙ローラ24の線速が搬送補助ローラ対32よりも大きい場合に用紙Pに生じる摺動負荷を低減することができる。本実施形態では、コロ部材39は用紙Pの画像面側をガイドするため、摺動負荷の低減により、擦れによる用紙Pの表面の画像への影響も抑制することができる。なお、ニップ部中央とは、図9の紙面上、つまり、ローラの軸線方向に垂直な平面上において、ニップ部における用紙搬送方向の中央位置であり、各ローラを略円形状とした際に、用紙搬送方向において、対になるローラ同士の重なりが最も大きくなる点のことである。
本実施形態のコロ部材39の配置は一例であり、図10のように、図9よりもさらに下流側にコロ部材39を配置することもできるし、画像面側に複数のコロ部材を配置することもできる。また、図9の一点鎖線Lよりも用紙搬送路側と反対側にコロ部材39のガイド面を配置することもできる。さらに、コロ部材39を配置しない構成とすることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像形成装置は、図1に示すカラー画像形成装置に限らず、モノクロ画像形成装置や、複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等であってもよい。
記録媒体としては、用紙P(普通紙)の他、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、プラスチックフィルム、プリプレグ、銅箔等が含まれる。
1 画像形成装置
7 定着装置
22 定着ローラ(定着部材)
23 加圧ローラ(対向部材)
24 排紙ローラ
31 加熱部材
34 ガイド部材
341 保持部
342 ガイド部
35 支軸
36 保持体
37 第1のガイドコロ
38 第2のガイドコロ
39 コロ部材(異なるガイド部材)
特開2016−177085号公報

Claims (8)

  1. 定着部材と、
    前記定着部材に対向して、当該定着部材との間に定着ニップを形成する対向部材と、
    前記定着ニップの記録媒体搬送方向下流側に設けられ、前記記録媒体に当接して記録媒体を所定の方向へガイドするガイド部材とを備えた定着装置であって、
    前記ガイド部材は、前記記録媒体に当接してガイドするガイド面が、その他の部分よりも摺動性の高い材料によって形成されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記ガイド部材は、前記ガイド面を備えた、回転可能なガイドローラを有する請求項1記載の定着装置。
  3. 前記ガイドローラは、その軸線方向に垂直な平面上において、当該ガイドローラの上流側に設けられたローラ対のニップ部延長線上にガイド面を有する請求項2記載の定着装置。
  4. 前記ガイドローラは、前記記録媒体搬送方向において、前記ガイド部材の下流側端部に設けられる請求項2または3記載の定着装置。
  5. 前記ガイド部材は、前記記録媒体の搬送方向に複数の前記ガイドローラを有する請求項2から4いずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記記録媒体の搬送路を挟んで前記ガイド部材の反対側に、異なるガイド部材を有する請求項5記載の定着装置。
  7. 前記ガイドローラの軸線方向に垂直な平面上において、前記異なるガイド部材は、その上流側のローラ対のニップ部中央と下流側のローラ対のニップ部中央を結ぶ直線よりも前記記録媒体搬送路中央側に設けられる請求項6記載の定着装置。
  8. 請求項1から7いずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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