JP6024538B2 - 定着装置、および、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着後のシート状転写媒体(記録媒体、記録紙)の分離を補助するための分離補助部材を併設した定着ベルト式定着装置、及び、このような定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置には、一般に、非定着画像としてのトナー像が形成されたシート状転写媒体にこのトナー像を定着するための定着装置が設けられている。
定着装置としては、次の2種類のものが一般的である。
・ヒータ等の加熱手段により加熱されるローラ対を有するもの。
・無端状ベルトである第一の回転部材と、第一の回転部材に当接しかつ第一の回転部材との対向位置において回転するローラ状の第二の回転部材(これには通常、加熱手段が設けられている)と、を有するもの。
このような定着装置では、トナー像を担持したシート状転写媒体を、回転部材同士の加圧接触によって形成される定着ニップ部を通過させ、この際に加熱・加圧を行うことで、トナー像を加熱溶融して上記シート状転写媒体上に定着するようになっている。
ところで近年は、地球環境問題に対する意識の高揚から、パルプ使用量が少なく、二酸化炭素発生量も少ない薄紙の使用の拡大や、商業印刷(プロダクションプリンティング)の拡大による、薄紙から厚紙までの幅広い対応性、及び、高速化が求められてきている。
薄紙では、腰が弱いため、定着装置の上記定着ニップ部から排出されるときに、回転部材への巻付きが発生しやすく、また、このような巻付きは用紙紙詰まりの原因となり、種々のトラブルを引き起こす場合があった。また、高速化による必要熱容量の増大により、ローラ径が増し、分離部の曲率半径が大きくなることで、近年は、より一層の、シート状転写媒体の回転部材からの分離性能向上が求められている。
このような課題の解決のために、従来の定着装置には、シート状転写媒体が薄紙である場合にも、回転部材からの分離を確実に行うための様々な用紙分離部材が提案されてきた。
ここで、特許文献1では、次のような定着装置用分離手段が提案されている。すなわち、回転体に非接触の分離手段の先端が定着ニップ直後の回転体表面の変動に反応して一定の微小なギャップを保ち、従来の分離爪と同等かそれを上回る分離性能を維持できる位置まで、ニップ直後の近傍及び回転体表面に近接できる分離手段である。
また、特許文献2では、剥離パッドと一体となってローラの回転軸を中心として揺動可能に取り付けられるとともに、定着ニップ部Nから排出される記録材の走行経路を規制するガイド部材を有した定着装置が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、定着ベルトを介して分離手段の先端と対向する部材が、表面が弾性体により構成された第一のローラであったために、微小なギャップを保つことが可能であった。
しかし、薄いシート状転写媒体でも高い分離性能を発揮できるように定着ベルトの曲率半径をニップ部ローラの曲率半径より小さくする分離補助部材をニップ部下流側に備えた定着装置では、微小なギャップを保つことが困難となった。すなわち、分離補助部材が剛体であるために、分離補助部材と分離手段との平行度の精度が悪いと、最大画像領域外に配置された突当部材が片当たりする。その結果、前記の微小なギャップが安定的に確保できず、その結果、安定した分離性能が得られない場合があるという課題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、分離手段(ガイド部材)を分離補助部材(剥離パッド)と一体として、固定する方式も可能ではあるが、定着ベルトと分離手段とのギャップを一定に保つことができない。そのために、定着ベルトがばたついた場合にギャップが変動し、やはり、安定した分離性能が得られない場合があるという課題があった。
本発明は、従来の分離装置、及び、分離装置を有する定着装置が有する上記課題点に鑑みてなされたものである。その目的は、装置の小型化を可能としながら、薄いシート状転写媒体であっても用紙詰まりが生じにくい定着装置、および、画像形成装置を提供することにある。
本発明は、請求項1に記載の通り、回転駆動される無端状の定着ベルトと、第一のローラと、前記第一のローラとともに前記定着ベルトを張架する少なくとも1つのローラと、前記定着ベルトを介して前記第一のローラに圧接して前記定着ベルトの間に定着ニップ部を形成する加圧手段と、前記定着ニップ部に対して前記定着ベルト回転方向下流側に前記第一のローラよりも小さい曲率の凸部で前記定着ベルトの内側面に摺接して前記定着ベルトに前記凸部に沿う凸状の進行部分を形成する分離補助部材と、前記定着ベルトの外側面側に設置され前記定着ベルト回転方向下流側に配置された基部から先端に向かうに従って前記凸状の進行部分に近接しかつ前記先端が前記凸状の進行部分からギャップが形成された位置である転写媒体剥離位置に保持される、前記定着ベルトからシート状転写媒体を分離するための分離爪と、前記分離爪の前記先端を前記凸状の進行部分から離間する方向に移動可能に保持する分離爪保持機構と、を少なくとも有する定着装置において、前記分離爪保持機構が、前記第一のローラの軸と平行に設けられた、前記分離爪の前記基部を回動可能に軸支する第一の軸、前記分離補助部材の前記第一のローラの軸方向両端部から前記定着ベルト側面を越えて前記分離爪側に延設され、前記第一の軸の両端部ないし両端部付近がそれぞれ当接する一対の突出部、及び、前記分離爪を付勢しかつ当該分離爪の前記先端を前記転写媒体剥離位置に保持する分離爪付勢位置保持手段を有することを特徴とする定着装置である。
本発明は、常に安定した分離手段の位置精度を確保し、薄いシート状転写媒体であっても安定した分離性能が得られるので用紙詰まりが発生しにくいという効果が得られる。
図1は、本発明の定着装置の一例100を示すモデル図である。 図2は、分離爪付近の拡大モデル図である。 図3は、分離爪を凸状の進行部分12aから離間する方向に移動させた状態を示すモデル図である。 図4は、本発明の定着装置の一例100’の分離爪付近の拡大モデル図である。 図5は、本発明の定着装置の一例100を有する画像形成装置の例を示すモデル図である。
以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。
図1に本発明に係る定着装置100の例をモデル的に示す。
発明に係る定着装置100の例は、定着部材(定着ベルト12)、加圧部材(加圧ローラ13)、及び、分離補助部材16を有する。定着部材(定着ベルト12)は、ローラ(定着ローラ)11及び加熱ローラ14に一定のテンションで架け渡された第1ニップ形成部材である。また、加圧部材(加圧ローラ13)は、定着ベルト12に対して下側で回転自在に圧接し定着ニップ部(定着圧接部)Nを形成する第2ニップ形成部材である。また、分離補助部材15は、定着ベルト12の内側にあって、金属製の母体の表面にフッ素系樹脂のコーティングが施された、あるいは、表面にフッ素系樹脂のシート状物が被覆されたもので、圧接部Nの直後で定着ベルトの曲率半径を小さくさせるものである。
ここで、上記で用いるフッ素系樹脂としてはポリテトラフッ化エチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン井重合体(PFA)等が挙げられる。
このように分離補助部材16が定着ベルト12の内側面と摺擦する部分(摺擦面)にフッ素系樹脂が配されることにより、分離補助部材16の位置が安定する。さらに、定着ベルト12駆動のトルクを小さくでき、モータの小型化、省電力化が可能となるとともに定着ベルトの耐久性を損なうことがない。
さらに、発明に係る定着装置100の例は、分離爪18も有する。分離爪18は、先端18aが定着ベルト12の凸状の進行部分12aからギャップMが形成された位置である転写媒体剥離位置に保持される。そして、分離爪18は画像領域内相当部分に定着ベルト12からシート状転写媒体Pを分離する。ここで定着ベルト12の凸状の進行部分12aは、ローラ11よりも小さい曲率の凸部に沿って形成される曲率の小さい部分である。分離爪18は定着ベルト12の外側面側に設置され定着ベルト12回転方向下流側に配置された基部である分離手段19の軸19b(第一の軸)によって軸支された部分から先端18aに向かうに従って凸状の進行部分12aに近接するように配置される。さらに、分離爪18の基部側は分離手段19となっている。分離手段19の定着ニップ部Nのシート排出側であって画像領域外の両端部の突き当て部材19aが定着ベルト12に当接する。このことにより、その分離爪18先端18aが定着ベルト12との微小なギャップMを一定に保持できる。
この分離爪18は、加圧部材(加圧ローラ13)へのシートPの巻き付きを防止する。分離爪18を有する分離手段19は、分離爪18を付勢し且つ分離爪18の先端18aを転写媒体剥離位置に保持する分離爪付勢位置保持手段により、軸(支点)19bを中心として一方向へ付勢される。付勢はこの例ではスプリング22による。ここで、転写媒体剥離位置は、凸状の進行部分12aからギャップMを形成して離間した位置である。
ここで、定着ベルト12は、無端ベルトであり、断面構造としては、例えばニッケル、ステンレス、ポリイミドなどの基材にシリコーンゴム層などの弾性層を形成した、あるいは、さらに離型層が形成された多層構造となっている。
また、ローラ11は、本実施例では、金属の芯金の周囲にシリコーンゴムを配したものである。ウォームアップ時間短縮のため、定着ベルト12の熱を吸収しにくいように、発泡シリコーンゴムを用いることもある。
また、加熱ローラ14は、アルミニウムまたは鉄の中空ローラで、内部にハロゲンヒータなどのヒータ14hからなる熱源を有している。熱源は誘導加熱機構(IH)であってもよい。
定着装置100の駆動の際には、例えば、ローラ11の図中矢印方向の回転駆動により、定着ベルト12がテンションローラ15により適切なテンションが付与された状態でシートPを排出する方向に回転される。加圧ローラ13は定着ベルト12につれ回り(従動回転)する。
図示しないモータにより駆動されるローラは、ローラ11に限定されず、加圧ローラ13や加熱ローラ14であってもよい。また、定着の際には、定着ベルト12は、加熱ローラ14内部に配置されたヒータ14hの発熱によりサーミスタ(不図示)で検出される温度が所定の温度(例えばトナー定着に適する温度)まで加熱される。
加圧ローラ13は、通常はアルミニウムまたは鉄等の芯金の周囲にシリコーンゴム等の弾性層が設けられた円筒形状のローラである。また、図示していない加圧脱圧手段により加圧ローラ13を定着ベルト12側へ移動させて加圧すること、及び定着ベルト12から引き離す方向に移動させて脱圧することが可能である。
定着装置100が駆動するときには、加圧脱圧手段により加圧ローラ13の定着ベルト12への押し当てが一定の圧力で定着ベルト12の方向へ押されることにより行われる。なお、本発明では、加圧部材として、図1に示す加圧ローラ13(ローラタイプ)の形態を示したが、これに限定されるものではなく、無端ベルト状の加圧部材(ベルトタイプ)としてもよい。
定着装置100では、ローラ11の回転駆動により、定着ベルト12が回転し、そして、加圧ローラ13が従動回転した状態で、定着ベルト12の表面が所定の温度まで加熱されている。定着圧接部Nに未定着トナーが形成されたシート状転写媒体Pが通され(図中、右側から左側方向への通紙)、定着ニップ部Nにおける加圧及び加熱により未定着トナーをシートP上に熱融着させて定着を行う。ついで、トナーが定着されたシート状転写媒体Pは定着ニップ部Nから排出される。このとき、定着ニップ部N下流の定着ベルト12内部に配置された分離補助部材16によって定着ベルト12の小さい曲率半径部分が作り出される。この曲率半径部分により、シートPの先端は前述した微小なギャップM以上の距離だけ定着ベルト12より離れ、シートPは定着ベルト12から分離される。
図2に、本発明に係る定着装置100の分離爪18付近の拡大図、図3に分離爪18の先端18aが凸状の進行部分16bから離間する方向に移動された状態を示す。
分離補助部材16の第一のローラ11の軸方向両端部から定着ベルト12側面を越えて分離爪18側に延設された一対の突出部16cには、溝16aが設けられている。溝16aは分離爪18の基部である分離手段19を軸支する軸19b(「第一の軸」とも呼ぶ。)と略一致する半径を有する。なお、軸19bは、ローラ11の軸と平行に設けられている。溝16aに、軸19bが脱離可能に係合されるので、単に軸19bが一対の突出部16cに当接する場合に比べ、より高い精度でギャップMが維持される。
一方、分離爪18の基部である分離手段19を回動自在に軸支する軸(支点)19bの両端は、カバーステー24の両端に配置された軸(第一の軸)19bより径の大きいD形状の穴24aに取り付けられている。そして、このD形状の穴24aと軸19bは互いに自由度を有する。カバー25は、カバーステー24と一体となっておりアーム状部材を形成している、ローラ11の軸と平行で、定着ベルト外側面側に設けられた軸26(「第二の軸」とも呼ぶ)に回動可能に軸支されている。カバーステー24とカバー25とから構成されるアーム状部材は、一対の突出部16cに向けて付勢されている。この付勢は、カバーステー24の先端(分離爪18を備えた分離手段19が設けられている)を付勢するアーム状部材付勢手段(この例ではスプリング27)による。この付勢により、分離爪18の基部である分離手段19を軸支する軸19bの両端付近は、一対の突出部16cに設けられた溝16aに突き当たり、脱離可能に係合された状態となる。これにより、軸19bの位置が突出部16cを介してローラ11との相対位置が定まる構成となっている。
このように、軸19bと溝16aの相対位置が直接決まり、その結果、分離爪18の先端18aと定着ベルト12の凸状の進行部分12aとの平行度の精度が高くなる。このため、分離爪18を有する分離手段19の軸(用紙幅)方向両端の軸19bが、定着ベルト12側の突出部16cに均等に当接される。このため、分離爪18の先端18aは微小なギャップMを形成して定着ベルト12から離間した転写媒体剥離位置に安定して位置決めされる。
一方、紙詰まり発生時には、図3に示す様に、分離手段19に阻害されずに詰まったシートP(図示せず)の除去を容易に行うことができる。これは分離爪18の先端18aを凸状の進行部分12aから離間する方向に移動(この例では回動)可能に分離爪18を保持する分離爪保持機構による効果である。
上記したように、分離爪保持機構は、分離爪18の基部側である分離手段19、分離手段19をカバーステー24の先端側に軸支する軸19bを有する。さらに、分離爪保持機構は、カバーステー24とカバー25とにより構成されるアーム状部材、軸26、スプリング27によるアーム状部材付勢手段を有する。
ここで、図1〜3に示した定着装置において、定着ニップ部Nを形成する加圧手段の圧力は、用いるトナー、定着処理速度、あるいは、シート状転写媒体の種類により、調整する必要が生じる場合や、あるいは経時で変化する場合が想定される。
その場合、定着ニップ部からの定着ベルトが解放される位置が変化し、それにつれて、上記凸状の進行部分12aを形成する最適箇所が変化することが想定される。
図4に、分離補助部材16を図2に示した位置よりも、第一のローラ11回転方向下流側に移動させて、定着ベルト12の凸状の進行部分12aを移動させたときのモデル拡大図を示す。なお、分離補助部材16の移動は加圧手段の圧力調整時に行ってもよく、あるいは、定着ベルト12を介して第一のローラ11に圧接して前記定着ベルト12の間に定着ニップ部を形成する加圧手段の加圧力に応じて自動的に行うようにしてもよい。
上記したように、凸状の進行部分12aを形成する分離補助部材16を、回動可能に設けることにより、定着ベルト12の凸状の進行部分12aの形成箇所を最適化することができる。なお、分離補助部材16の回転軸は、ローラ11の軸と同軸として、ローラ11の軸方向両端に、分離補助部材16の軸方向両端とを接続するフレーム状(形状は問わない)の部材が軸回転可能に設けられている。
次に、本発明に係る画像形成装置について説明する。図5に、本発明に係る画像形成装置であるタンデム型のカラー複写機の構成を示す。カラー複写機200は次の構成要件を有する高速機であり、画像形成部200Aに前述した定着装置100を組み込んでいる。カラー複写機200は、装置本体中央部に位置する画像形成部200A、該画像形成部200Aの下方に位置する給紙部200B、画像形成部200Aの上方に位置する図示しない画像読取部、を有する。
画像形成部200Aには、水平方向に延びる転写面を有する転写ベルト210が配置されており、該定着ベルト210の上面には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成するための構成が設けられている。すなわち、補色関係にある色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)による像を担持可能な像担持体として、感光体205Y,205M,205C,205Kが定着ベルト210の転写面に沿って並置されている。
各感光体205Y,205M,205C,205Kはそれぞれ同じ方向(反時計回り方向)に回転可能なドラムで構成されている。各感光体205Y(,M,C,K)には、回転過程において画像形成処理を実行する光書き込み装置201(本例では2箇所)、帯電装置202Y(,M,C,K)現像装置203Y(,M,C,K)が備えられている。各感光体205Y(,M,C,K)には、さらに、1次転写装置204Y(,M,C,K)及びクリーニング装置(図示せず)を有し、これらそれぞれが図示のように配置されている。また、各現像装置203には、それぞれのカラートナーが収容されている。転写ベルト210は、駆動ローラと従動ローラに掛け回されて感光体205Y(,M,C,K)との対峙位置において同方向に移動可能な構成を有している。また、従動ローラの1つである対向ローラ211に対向する位置に転写ローラ212が設けられている。また、転写ローラ212から定着装置100までのシートPの搬送経路は水平方向となっている。
給紙部200Bは、記録媒体としてのシートPを積載収容する給紙トレイ220と、該給紙トレイ220内のシートPを最上のものから順に1枚ずつ分離して、転写ローラ212の位置まで搬送する搬送機構を有している。本発明の画像形成装置200における画像形成に当たっては、感光体205Yの表面が帯電装置202Yにより一様に帯電され、画像読取部からの画像情報に基づいて感光体205Y上に静電潜像が形成される。該静電潜像はイエローのトナーを収容した現像装置203Yによりトナー像として可視像化され、該トナー像は所定のバイアスが印加される1次転写装置204Yにより転写ベルト210上に1次転写される。他の感光体205M,205C,205Kでもトナーの色が異なるだけで同様の画像形成がなされ、それぞれの色のトナー像が定着ベルト210上に静電気力で順に転写されて重ね合わせられる。つぎに、各感光体205から定着ベルト210上に1次転写されたトナー像Tは、対向ローラ211、転写ローラ212により搬送されてきたシートPに転写される。トナー像Tが転写されたシートPは、さらに定着装置100まで搬送され、定着ベルト12と加圧ローラ13との定着ニップ部Nにて定着が行なわれる。このとき上述の構成により、常に安定した分離手段の位置精度を確保し、薄いシート状転写媒体であっても安定した分離性能が得られるので用紙詰まりが発生しにくく、加圧ローラ13に巻き付くことなく定着装置100から排出される。ついで、定着装置100から排出されたシートPは排出経路に沿ってスタッカ215へ送り出される。以上のように、本発明では定着装置100を有する画像形成装置により、より高度な定着分離機能が得られ、さまざまな紙種・画像への対応が可能となる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の定着装置、および、画像形成装置は上記実施形態の構成に限定されるものではない。
当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の定着装置及び画像形成装置を適宜改変することができる。このような改変によってもなお本発明の定着装置、および、画像形成装置の構成を具備する限り、もちろん、本発明の範疇に含まれるものである。
100、100’ 定着装置
11 ローラ(定着ローラ)
12 定着ベルト
12a 凸状の進行部分
13 加圧ローラ
14 加熱ローラ
15 テンションローラ
16 分離補助部材
18 分離爪
18a 分離爪の先端
19 分離手段
19b 軸(第一の軸)
24 カバーステー
25 カバー
26 軸(第二の軸)
27 スプリング
M ギャップ
N 定着ニップ部
P シート状転写媒体
特開2010−079219号公報 特開2008−134356号公報

Claims (5)

  1. 回転駆動される無端状の定着ベルトと、該定着ベルトが掛け渡たされるローラと、前記定着ベルトを介して前記ローラに圧接して前記定着ベルトの間に定着ニップ部を形成する加圧手段と、前記定着ニップ部に対して前記定着ベルト回転方向下流側に前記ローラよりも小さい曲率の凸部で前記定着ベルトの内側面に摺接して前記定着ベルトに前記凸部に沿う凸状の進行部分を形成する分離補助部材と、前記定着ベルトの外側面側に設置され前記定着ベルト回転方向下流側に配置された基部から先端に向かうに従って前記凸状の進行部分に近接しかつ前記先端が前記凸状の進行部分からギャップが形成された位置である転写媒体剥離位置に保持される、前記定着ベルトからシート状転写媒体を分離するための分離爪と、前記分離爪の前記先端を前記凸状の進行部分から離間する方向に移動可能に保持する分離爪保持機構と、を有する定着装置において、
    前記分離爪保持機構が、
    前記ローラの軸と平行に設けられた、前記分離爪の前記基部を回動可能に軸支する第一の軸、
    前記分離補助部材の前記ローラの軸方向両端部から前記定着ベルト側面を越えて前記分離爪側に延設され、前記第一の軸の両端部ないし両端部付近がそれぞれ当接する一対の突出部、及び、
    前記分離爪を付勢し且つ当該分離爪の前記先端を前記転写媒体剥離位置に保持する分離爪付勢位置保持手段を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記第一の軸の両端部ないし両端部付近が、前記一対の突出部にそれぞれ設けられた、前記第一の軸の両端部ないし両端部付近を脱離可能に係合する溝で接していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記分離爪保持機構が、
    前記定着ベルトの外側に設けられ、基部が前記ローラの軸と平行な第二の軸に回動可能に軸支されているアーム状部材と、前記アーム状部材の先端ないし先端付近を前記一対の突出部に向けて付勢するアーム状部材付勢手段と、を有し、
    前記アーム状部材の先端ないし先端付近に前記第一の軸が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記分離補助部材の前記定着ベルトと摺擦する摺擦面が、フッ素系樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1ないし3に記載の定着装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項に記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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