JP2010132403A - 不要部除去装置、媒体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

不要部除去装置、媒体搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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正和 高橋
Masataka Konishi
正孝 小西
Takatomo Sasaki
尚智 佐々木
Toshinori Sasaki
俊徳 佐々木
Yasushi Kawabata
泰 川幡
Shogo Kamiya
昌吾 神谷
Yasunori Fujimoto
泰徳 藤本
Koichi Kimura
晃一 木村
Keita Yano
啓太 矢野
Satoru Fukuchi
了 福地
Hitoshi Hamazaki
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Abstract

【課題】騒音を低減すること。
【解決手段】媒体(S,S1,S2,S3)の第一の面(Sa)に接触可能な第一の除去部材(1)と第二の面(Sb)に接触可能に配置された第二の除去部材(2)とを有する除去部対(1+2)で、第一の除去部材(1)と第二の除去部材(2)との間に媒体(S,S1,S2,S3)が挟まれ、離間位置と接近位置との間で移動可能であると共に、離間位置において媒体(S,S1,S2,S3)の不要部(S1a,S2a,S3a)を除去する除去部対(1+2)と、第一の除去部材(1)と第二の除去部材(2)とを接近させる力を付与する付勢部材(7)と、除去部対(1+2)の両端に設けられた緩衝部材(3)で、第一の除去部材(1)と第二の除去部材(2)とが離間位置から接近位置に移動する際の衝撃を緩衝する緩衝部材(3)と、を備えた不要部除去装置(BTS)。
【選択図】図3

Description

本発明は、不要部除去装置、媒体搬送装置及び画像形成装置に関する。
加工時に、裁断などにより切り分けられた媒体には、その切断部に、滓や傷などのいわゆるバリが生じる。このようなバリによる弊害を低減させるための技術として、以下の技術が知られている。
特許文献1としての特開平10−218459号公報には、用紙を搬送して画像形成をおこなう画像形成装置において、給紙された用紙(1)を一枚ずつ分離して搬送する給紙分離ローラ対(4)と、用紙(1)を一時的に待機させてタイミングを合わせて搬送するレジストローラ(8)と、の間にローラ対(7,7)を有するバリ矯正手段(6)を設けて、通過する用紙(1)をプレスして、先端のバリ(1f)を矯正する技術が記載されている。
特許文献1に記載の技術では、ローラ対(7)の表面に周方向に山部(m)と谷部(n)とを形成し、山部(m)と谷部(n)とからなる凹凸で用紙(1)を挟み込んで先端のバリ(1f)を潰したり、ローラ対(7)に熱を加えながら圧力をかけてバリ(1f)を矯正したりしている。
特許文献2としての特開2005−179041号公報には、画像形成装置において、レジストローラ(23)の手前の給紙路(P2)に、均し部材(61)を有する均し装置(60)を配置し、記録媒体(62)の先端が均し部材(61)の位置にきたときに、記録媒体(62)の搬送を一旦停止して、均し部材(61)で記録媒体(62)の先端の裁断バリ(64)を押し均す技術が記載されている。
特許文献2に記載の技術では、角棒状の均し部材(61)を、ソレノイドと引張りスプリング(63)で、給紙路(P2)に対して交わる方向に往復動させて、裁断バリ(64)を潰して押し均したり、ローラ状で周面に凹凸(66)の形成された均し部材(61)を正逆回転させて、記録媒体(62)を搬送しながら裁断バリ(64)を押し均したりしている。
特開平10−218459号公報(「0002」、「0011」〜「0014」、図4、図6) 特開2005−179041号公報(「0061」〜「0065」、図3〜図5)
本発明は、騒音を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の不要部除去装置は、
媒体の第一の面に接触可能な第一の除去部材と、前記媒体の裏面である第二の面に接触可能且つ前記第一の除去部材に対向して配置された第二の除去部材と、を有する除去部対であって、前記第一の除去部材と前記第二の除去部材との間に前記媒体が挟まれて前記第一の除去部材と前記第二の除去部材とが互いに離間する離間位置と、前記媒体が通過して前記第一の除去部材と前記第二の除去部材とが互いに接近する接近位置との間で、移動可能であると共に、前記離間位置において前記媒体の端部の不要部を除去する前記除去部対と、
前記第一の除去部材と前記第二の除去部材とを接近させる力を前記除去部対に付与する付勢部材と、
前記除去部対の両端に設けられた緩衝部材であって、前記第一の除去部材と前記第二の除去部材とが前記離間位置から前記接近位置に移動する際の衝撃を緩衝する前記緩衝部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の不要部除去装置において、
回転する前記第一の除去部材と、
回転する前記第二の除去部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の不要部除去装置において、
円筒状の金属により構成された前記第一の除去部材と、
円筒状の金属により構成された前記第二の除去部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の不要部除去装置において、
弾性部材により構成された前記緩衝部材、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項5に記載の発明の媒体搬送装置は、
媒体が搬送される搬送路と、
前記搬送路に設けられ、前記搬送路に沿って前記媒体を搬送する搬送部材と、
前記媒体の不要部を除去する請求項1乃至4のいずれかに記載の不要部除去装置と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項6に記載の発明の画像形成装置は、
媒体が搬送される搬送路と、
前記搬送路に設けられ、前記搬送路に沿って前記媒体を搬送する搬送部材と、
前記媒体の不要部を除去する請求項1乃至4のいずれかに記載の不要部除去装置と、
前記媒体に画像を記録する画像記録部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、騒音を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、回転しない場合に比べて、搬送抵抗を低減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、円筒状の金属で、媒体の不要部を除去することができる。
請求項4に記載の発明によれば、弾性部材で、衝撃を緩衝することができる。
請求項5に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、騒音が低減された媒体搬送装置を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、騒音が低減された画像形成装置を提供することができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、画像形成装置Uは、操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像情報入力装置の一例としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
前記ユーザインタフェースUIは、コピースタートキー、コピー枚数設定キー、テンキー等の入力キーおよび表示部UI1を有している。
前記イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置および画像読取装置の一例としてのイメージスキャナ等により構成されている。図1において、イメージ入力装置U1では、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
給紙装置U2は複数の給紙部の一例としての給紙トレイTR1〜TR4、前記各給紙トレイTR1〜TR4に収容された媒体の一例としての記録用紙Sを取り出して画像形成装置本体U3に搬送する給紙路SH1等を有している。
図1において、画像形成装置本体U3は、前記給紙装置U2から搬送された記録用紙Sに画像記録を行う画像記録部U3a、トナーディスペンサー装置U3b、および用紙搬送路SH2、用紙排出路SH3、用紙反転路SH4、用紙循環路SH6等を有している。
また、画像形成装置本体U3は、制御部C、および、前記制御部Cにより制御される潜像書込装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路D、前記制御部Cにより制御される電源回路E等を有している。制御部Cにより作動を制御されるレーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の画像情報に応じたレーザ駆動信号を所定の時期、すなわち、タイミングで、各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
前記各色の潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの下方には、像形成ユニット用引出部材U3cが左右一対の案内部材R1,R1により、画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。
図2は像保持体ユニットおよび現像器を有する可視像形成部材の説明図である。
図1、図2において、黒の像保持体ユニットUkは、像保持体の一例としての感光体ドラムPk、放電器の一例としての帯電器CCk、および像保持体用清掃器の一例としてのクリーナCLkを有している。そして、他の色Y,M,Cの像保持体ユニットUy,Um,Ucも、感光体ドラムPy,Pm,Pc、帯電器CCy,CCm,CCc、クリーナCLy,CLm,CLcを有している。なお、実施例1では、使用頻度の高く表面の磨耗が多いK色の感光体ドラムPkは、他の色の感光体ドラムPy,Pm,Pcに比べて大径に構成され、高速回転対応および長寿命化がされている。
前記各像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukと現像ロールR0を有する現像器Gy,Gm,Gc,Gkとにより可視像形成部材Uy+Gy,Um+Gm,Uc+Gc,Uk+Gkが構成されている。前記像形成ユニット用引出部材U3cには、前記像保持体ユニットUy,Um,Uc,Ukおよび現像器Gy,Gm,Gc,Gkが着脱可能に装着される。
図1において、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkは、それぞれ帯電器CCy,CCm,CCc,CCkにより一様に帯電された後、前記潜像形成装置ROSy,ROSm,ROSc,ROSkの出力する潜像書込光の一例としてのレーザビームLy,Lm,Lc,Lkによりその表面に静電潜像が形成される。前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の静電潜像は、現像器Gy,Gm,Gc,GkによりY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の色の可視像の一例としてのトナー像に現像される。
感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面上のトナー像は、一次転写器の一例としての一次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより、一次転写領域Q3で、中間転写体の一例としての中間転写ベルトB上に順次重ねて転写され、中間転写ベルトB上に多色画像、いわゆる、カラー画像が形成される。中間転写ベルトB上に形成されたカラー画像は、二次転写領域Q4に搬送される。
なお、黒画像データのみの場合はK(黒)の感光体ドラムPkおよび現像器Gkのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。
一次転写後、感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pk表面の残留トナーは感光体ドラム用のクリーナCLy,CLm,CLc,CLkによりクリーニングされる。
前記像形成ユニット用引出部材U3cの下方には、中間転写体用引出部材U3dが画像形成装置本体U3の前方に引き出された引出位置と画像形成装置本体U3内部に装着された装着位置との間で移動可能に支持されている。前記中間転写体用引出部材U3dにより、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記感光体ドラムPy,Pm,Pc,Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBと、中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aと、前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kとを有している。前記ベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aは、中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRd、張力付与部材の一例としてのテンションロールRt、蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfおよび二次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aを有する。そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロールRd+Rt+Rw+Rf+T2aにより矢印Ya方向に回転移動可能に支持されている。
前記バックアップロールT2aの下方には2次転写ユニットUtが配置されている。2次転写ユニットUtの二次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bは、前記中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aに離隔および接触可能に配置されており、前記2次転写ロールT2bが中間転写ベルトBと圧接する領域により2次転写領域Q4が形成されている。また、前記バックアップロールT2aには電圧印加用接触部材の一例としてのコンタクトロールT2cが当接しており、前記ロールT2a〜T2cにより2次転写器T2が構成されている。
前記コンタクトロールT2cには制御部Cにより制御される電源回路から所定のタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
前記ベルトモジュールBM下方には用紙搬送路SH2が配置されている。前記給紙装置U2の給紙路SH1から給紙された記録用紙Sは、搬送部材の一例としての搬送ロールRaにより、前記用紙搬送路SH2に搬送され、搬送部材且つ搬送時期調節部材の一例としてのレジロールRrにより、トナー像が2次転写領域Q4に搬送されるのに時期を合わせて、媒体案内部材SGr、転写前媒体案内部材SG1を通って2次転写領域Q4に搬送される。
この際に、前記用紙搬送路SH2を搬送される記録用紙Sは、不要部除去装置の一例としてのバリ取り装置BTSにより、記録用紙Sの端部に生じた不要部は除去される。
なお、媒体案内部材SGrはレジロールRrとともに、画像形成装置本体U3に固定されている。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録用紙Sに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
2次転写後の前記中間転写ベルトBは、中間転写体清掃器の一例としてのベルトクリーナCLBにより清掃、すなわち、クリーニングされる。なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCLBは、中間転写ベルトBと離隔および接触可能に支持されている。
前記1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1k、中間転写ベルトB、二次転写器T2、ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Pk表面の画像を記録用紙Sに転写する転写装置T1+B+T2+CLBが構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録用紙Sは、転写後媒体案内部材SG2、定着前媒体搬送部材の一例としての用紙搬送ベルトBHを通って定着装置Fに搬送される。前記定着装置Fは、加熱定着部材の一例としての加熱ロールFhと、加圧定着部材の一例としての加圧ロールFpとを有し、加熱ロールFhと加圧ロールFpとが圧接する領域により定着領域Q5が形成されている。
前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記可視像形成部材Uy+Gy〜Uk+Gk、転写装置T1+B+T2+CLB、定着装置Fにより、実施例1の画像記録部U3aが構成されている。前記定着装置Fの下流側には搬送路切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1は用紙搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録用紙Sを、用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。
用紙搬送路SH5の途中には、カール補正装置U4aが配置されており、前記用紙搬送路SH5には搬送路切替部材の一例としての切替ゲートG4が配置されている。前記切替ゲートG4は、前記画像形成装置本体U3の用紙搬送路SH3から搬送された記録用紙Sを、湾曲、いわゆる、カールの方向に応じて、第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2のいずれかの側に搬送する。前記第1カール補正部材h1または第2カール補正部材h2に搬送された記録用紙Sは、通過時にカールが補正される。カールが補正された記録用紙Sは、排出部材の一例としての排出ロールRhから用紙処理装置U4の排出部の一例としての排出トレイTH1に用紙の画像定着面が上向きの状態、いわゆる、フェイスアップ状態で排出される。
前記搬送路切替部材GT1により画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4側に搬送された用紙Sは、弾性薄膜状部材により構成された搬送方向規制部材、いわゆる、マイラーゲートGT2を押しのける形で通過して、画像形成装置本体U3の前記用紙反転路SH4に搬送される。
前記画像形成装置本体U3の用紙反転路SH4の下流端には、用紙循環路SH6および用紙処理装置U4の用紙反転路SH7が接続されており、その接続部にもマイラーゲートGT3が配置されている。前記切替ゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3を通過して用紙反転路SH7側に搬送される。両面印刷を行う場合には、用紙反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3をそのまま一旦通過して、用紙反転路SH7に搬送された後、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックされると、マイラーゲートGT3により搬送方向が規制され、スイッチバックした記録用紙Sが用紙循環路SH6側に搬送される。前記用紙循環路SH6に搬送された記録用紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
一方、用紙反転路SH4を搬送される記録用紙Sを、記録用紙Sの後端がマイラーゲートGT2を通過後、マイラーゲートGT3を通過する前に、スイッチバックすると、マイラーゲートGT2により記録用紙Sの搬送方向が規制され、記録用紙Sは表裏が反転された状態で用紙搬送路SH5に搬送される。表裏が反転された記録用紙Sは、カール補正装置U4aによりカールが補正された後、前記用紙処理装置U4の用紙排出トレイTH1に、用紙Sの画像定着面が下向きの状態、いわゆる、フェイスダウン状態で排出することができる。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。
図3は本発明の実施例1のバリ取り装置の要部拡大図であり、図3Aは前方から見た図、図3Bは図3Aにおける矢印IIIB方向から見た図、図3Cは図3BにおけるIIIC−IIIC線断面図である。
図3において、実施例1のバリ取り装置BTSは、記録用紙Sの第一の面の一例としての下面Saに接触可能な第一の除去部材の一例としての除去ロール1を有する。前記除去ロール1は、画像形成装置Uの図示しない枠体に回転可能に支持された軸1aと、前記軸1aに一体的に支持された円筒状の除去ロール本体1bと、を有する。
前記除去ロール1の上方には、前記除去ロール1と対向する位置に、前記記録用紙Sの下面Saの裏面である第二の面の一例としての上面Sbに接触可能な第二の除去部材の一例としての可動除去ロール2が配置されている。
前記可動除去ロール2は、前記除去ロール1の軸1a及び除去ロール本体1bと同様に構成された軸2a及び除去ロール本体2bとを有する。前記可動除去ロール2の除去ロール本体2bの軸方向両端には、緩衝部材の一例として、円環状の緩衝リング3,3が設けられている。前記緩衝リング3,3同士の間隔は、画像形成装置Uにおいて、使用可能な最大幅の記録用紙Sの幅よりも大きくなるように設定されている。
前記可動除去ロール2の軸2aは、前後両端で、左右方向に長い揺動支持部材の一例としてのリンク部4の中央部に回転可能に支持されている。前記リンク部4の右端には、付勢部材一端支持部4aが形成されており、前記リンク部4の左端には、軸支持部4bが形成されている。前記軸支持部4bは、画像形成装置Uの図示しない枠体から延びる支持軸6により支持されており、前記リンク部4が回転可能に支持されている。
これにより、前記可動除去ロール2は、前記リンク部4を介して、支持軸6を中心として、前記除去ロール1に接近、離間可能に支持されている。
前記除去ロール1及び可動除去ロール2により、実施例1の除去部対の一例としてのバリ取りロール対1+2が構成されている。
前記リンク部4の前記付勢部材一端支持部4aには、画像形成装置Uの図示しない枠体に支持された付勢部材の一例としてのコイルバネ7の一端が支持されており、前記リンク部4は除去ロール1側に付勢されている。したがって、前記可動除去ロール2は、リンク部4を介して前記除去ロール1側に付勢されている。
すなわち、前記コイルバネ7により、前記除去ロール1及び可動除去ロール2とを接近させる力が前記バリ取りロール対1+2に付与されている。
したがって、前記可動除去ロール2の除去ロール本体2bが、除去ロール1の除去ロール本体1bに接近すると共に、前記除去ロール本体2b両端の緩衝リング3,3は、除去ロール本体1bと除去ロール本体2bとの間に挟まれて、除去ロール本体1bと除去ロール本体2bとの間に隙間8が形成される。
なお、前記隙間8が形成される除去ロール本体1bと除去ロール本体2bとの対向領域により、実施例1の不要部除去領域Q6が形成される。
前記バリ取りロール対1+2、緩衝リング3、リンク部4、支持軸6及びコイルバネ7により実施例1のバリ取り装置BTSが構成されている。
また、前記搬送路SH、搬送ロールRa、レジロールRr、バリ取り装置BTSにより、実施例1の媒体搬送装置BHSが構成されている。
ここで、実施例1のバリ取り装置BTSでは、除去ロール1の除去ロール本体1b及び可動除去ロール2の除去ロール本体2bは、金属の一例としてのステンレス鋼により構成されている。
また、実施例1では、前記緩衝リング3,3は、弾性部材の一例としてのウレタンゴムにより構成されており、硬度が、JIS K 6301規格によるスプリング式A型で60Hs〜100Hs、厚さが20μm〜150μmのウレタンゴムが好適に使用可能である。
実施例1では、前記コイルバネ7による付勢力を調節して、除去ロール本体1bと除去ロール本体2bとの間に挟まれた緩衝リング3,3としてのウレタンゴムの弾性変形後の厚さ、すなわち、前記除去ロール1と可動除去ロール2との隙間8の上下方向の幅は、60μmとなるように設定されている。なお、前記隙間8の幅は市販の一般的な普通紙の厚さ90μm〜100μmに対応して設定されており、普通紙の両面がそれぞれ除去ロール1、可動除去ロール2に接触するように設定されている。
なお、実施例1では、除去ロール本体1b,2bはステンレス鋼による構成を例示し、緩衝リング3,3はウレタンゴムによる構成を例示したが、除去ロール本体1b,2b及び緩衝リング3,3の材質や各数値は、これらに限定されず、設計や仕様に応じて任意のものが使用可能である。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像形成装置Uにおいて、給紙装置U2の給紙トレイTR1〜TR4から記録用紙Sは給紙される。給紙された記録用紙Sは、搬送ロールRaにより搬送路SHを搬送され、画像形成装置本体U3の画像記録部U3aにより画像が記録されて、用紙処理装置U4の排出トレイTH1に排出される。
図4は実施例1の記録用紙の説明図であり、図4Aは記録用紙の斜視図、図4Bは図4Aにおいて記録用紙を矢印IVB方向に見た図、図4Cは図4Aにおいて記録用紙を矢印IVC方向に見た図である。
図5は実施例1のバリ取り装置と普通紙の関係を示した図であり、図5Aは普通紙がバリ取りロール対に挟まれる前の説明図、図5Bは普通紙がバリ取りロール対に挟まれた状態の説明図、図5Cは普通紙がバリ取りロール対を通過する前の説明図、図5Dは普通紙がバリ取りロール対を通過した後の説明図、図5Eは図5CにおけるVE−VE線断面図、図5Fは図5DにおけるVF−VF線断面図である。
記録用紙Sは、レジロールRrの上流側の用紙搬送路SH2を搬送される際に、前記バリ取り装置BTSにおける不要部除去領域Q6に進入する。
図5A、図5Bにおいて、不要部除去領域Q6における隙間8の幅に比べて厚い記録用紙Sとして、普通紙S1が搬送される場合、普通紙S1の搬送方向前端が前記除去ロール1と可動除去ロール2との隙間8に突入する際に、バリ取りロール対1+2から圧力を受けて、普通紙S1の搬送方向前端に生じていた図4で示すような不要部の一例としてのバリS1aが除去される。
前記隙間8に突入した前記普通紙S1により、可動除去ロール2は、コイルバネ7の付勢力に抗して押し上げられて、除去ロール1から離間した前記普通紙S1の厚みに応じた離間位置に移動する。
このとき、不要部除去領域Q6において、前記普通紙S1は、コイルバネ7の付勢力が付与されたバリ取りロール対1+2により挟まれており、両面Sa,Sbには圧力がかけられ、普通紙S1の通過に伴って幅方向両端部のバリS1aが除去される。
なお、各除去ロール1,2は普通紙S1との接触に伴って回転し、除去部材が回転しない場合に比べて、搬送ロールRaによる搬送は妨げられにくい。
図5C〜図5Fにおいて、搬送ロールRaやレジロールRrで搬送された普通紙S1の搬送方向後端が、不要部除去領域Q6を通過する際に、バリ取りロール対1+2から圧力を受けて、記録用紙Sの搬送方向後端のバリS1aが除去される。そして、前記普通紙S1の搬送方向後端が不要部除去領域Q6を抜けると、普通紙S1の上面Sbに接触して上方に押し上げられていた可動除去ロール2は、コイルバネ7の付勢力により除去ロール1に接近した接近位置に移動する。
このとき、可動除去ロール2の両端に設けられた緩衝リング3,3はコイルバネ7の付勢力により弾性変形して、隙間8は予め設定された状態に戻る。
ここで、前記緩衝リング3,3が設けられていない構成では、前記普通紙S1の搬送方向後端が不要部除去領域Q6を抜けたときに、可動除去ロール2は離間位置から接近位置に移動して、可動除去ロール2の除去ロール本体2bと除去ロール1の除去ロール本体1bとが衝突し、騒音が生じる。
これに対し、実施例1では、前記可動除去ロール2が離間位置から接近位置に移動するときに、除去ロール本体2bの両端部に設けられた緩衝リング3,3で緩衝され、緩衝リング3,3が設けられていない場合に比べて、騒音が低減されている。
なお、実施例1のバリ取り装置BTSにおいて、記録用紙Sとして、普通紙S1に比べて厚い厚紙S2が搬送される場合、可動除去ロール2は厚紙S2に応じた離間位置に移動するが、普通紙S1と同様に端部のバリS2aが除去されて、緩衝リング3,3が設けられていない場合に比べて、騒音が低減されている。
図6は実施例1のバリ取り装置と薄紙の関係を示した図であり、図6Aは薄紙が不要部除去領域に到達する前の説明図、図6Bは薄紙が不要部除去領域を通過中の説明図、図6Cは薄紙が不要部除去領域を通過後の説明図、図6Dは図6BにおけるVID−VID線断面図である。
図6において、不要部除去領域Q6における隙間8の幅に比べて薄い記録用紙Sとして、薄紙S3が搬送される場合、前記薄紙S3は、接近位置に保持されたバリ取りロール対1+2の隙間8の間を通過する。
ここで、緩衝リング3,3が設けられていない構成では、除去ロール1と可動除去ロール2の間には隙間8はほとんど形成されず、薄い薄紙S3でも、除去ロール1と可動除去ロール2の間をそのまま通過できない。
したがって、前記緩衝リング3,3が設けられていない構成では、普通紙S1や厚紙S2に比べてシワの生じやすい薄紙S3の場合、不要部除去領域Q6を通過する際に、バリ取りロール対1+2に挟まれて両面Sa,Sbから圧力を受けると、普通紙S1などと同様に端部のバリS3aが除去される一方で、シワが生じる場合がある。
これに対し、実施例1では、除去ロール1と可動除去ロール2の間には、前記緩衝リング3,3により隙間8が形成されており、隙間8の幅に比べて薄い薄紙S3は、前記バリ取りロール対1+2により、両面Sa,Sbから挟まれて圧力を受けることなく、不要部除去領域Q6を通過し、緩衝リング3,3が設けられていない構成に比べて、シワの発生が低減されている。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例2は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図7は実施例1の図3に対応する本発明の実施例2のバリ取り装置の要部拡大図であり、図7Aは前方から見た図、図7Bは図7Aにおける矢印VIIB方向から見た図、図7Cは図7BにおけるVIIC−VIIC線断面図である。
実施例2のバリ取り装置BTS′において、除去ロール1′の軸1aの両端部には、軸受の一例としてのベアリング11,11を介して、緩衝部材受部12,12が支持されている。実施例2では、前記緩衝部材受部12,12は、画像形成装置Uに対して回転不能な状態で支持されている。
また、前記除去ロール1′の軸1aの後端部には、歯車部材の一例としてのギア13が支持されており、図示しない駆動源の一例としてのモータから駆動力を受けて、除去ロール1′は回転する。
実施例2の可動除去ロール2′は、リンク部4に回転可能に支持されていた実施例1の可動除去ロール2とは異なり、軸2aがリンク部4に固定支持されている。
また、実施例2の可動除去ロール2′は、除去ロール本体2b外表面に緩衝リング3,3が支持されていた実施例1の可動除去ロール2とは異なり、緩衝リング3′,3′が可動除去ロール2′の軸2aに、前記緩衝部材受部12,12に対応して支持されている。
なお、実施例2では、緩衝リング3′,3′の外径は、除去ロール本体2bの外形に比べて大きく形成されている。
これにより、実施例2のバリ取り装置BTS′では、コイルバネ7の付勢力で、可動除去ロール2′が除去ロール1′に接近すると、可動除去ロール2′の緩衝リング3′,3′が、除去ロール1′の緩衝部材受部12,12に接触し、隙間8が形成されると共に、不要部除去領域Q6が形成される。
前記除去ロール1′、可動除去ロール2′により、実施例2の除去部対の一例としてのバリ取りロール対1′+2′が構成されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置Uでは、不要部除去領域Q6において、バリ取りロール対1′+2′に記録用紙Sが挟まれて、実施例1と同様に、バリが除去される。すなわち、実施例1と同様に、普通紙S1や厚紙S2が搬送される場合には、騒音が低減されており、薄紙S3が搬送される場合には、シワの発生が低減されている。
なお、実施例2のバリ取りロール対1′+2′では、モータの駆動力を受けて回転する除去ロール1′と、リンク部4に固定されて回転しない可動除去ロール2′と、により記録用紙Sは挟まれている。
ここで、実施例2のバリ取りロール対1′+2′では、緩衝リング3′,3′により、回転する除去ロール本体1bと回転しない除去ロール本体2bとの接触が低減されており、緩衝リング3′,3′がない場合に比べて、各除去ロール本体1b,2bの磨耗が低減されている。
また、実施例2のバリ取りロール対1′+2′では、接触リング3′,3′は、除去ロール1′の回転に伴って回転しない緩衝部材受部12,12に接触しており、接触リング3′,3′が除去ロール本体1bに接触する場合に比べて、緩衝リング3′,3′の磨耗が低減されている。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H017)を下記に例示する。
(H01)前記各実施例において、画像形成装置Uの一例として複写機による構成を例示したが、これに限定されず、プリンタ、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、インクジェット記録方式やサーマルヘッド方式などをはじめリソグラフ等の印刷機等任意の画像形成方式の画像形成装置に適用可能である。また、多色現像の画像形成装置に限定されず、単色、いわゆるモノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記各実施例において、バリ取り装置BTS,BTS′は、画像形成装置に適用された構成を例示したが、これに限定されず、例えば、現金自動預払機、いわゆるATMや、自動改札機等に、適用する構成も可能である。
(H03)前記各実施例において、バリ取り装置BTS,BTS′は、用紙搬送路SH2におけるレジロールRrの直前に配置されていたが、給紙された記録用紙Sが転写領域Q4を通過する前の搬送路SHに配置可能である。
(H04)前記各実施例において、緩衝リング3,3′は可動除去ロール2,2′側に設けられた構成を例示したが、これに限定されず、除去ロール1,1′側に設ける構成も可能である。
また、緩衝リング3,3′は、一方の除去部材側のみに設けられた構成に限定されず、除去ロール1,1′側及び可動除去ロール2,2′側の両方の端部に設ける構成も可能である。なお、この際に各除去ロール1〜2′側の両端部に緩衝リング3,3′を設ける構成が望ましいが、一方の除去部材側には一端にのみ緩衝リング3,3′を設け、他方の除去部材側には他端にのみ緩衝リング3,3′を設けて、緩衝リング3,3′を、除去部対全体としての両端部に設ける構成にすることも可能である。
(H05)前記実施例1において、各除去ロール1,2が、記録用紙Sに接触して回転する構成を例示したが、実施例2の除去ロール1′のように、駆動源の一例としてのモータの駆動力により、各除去ロール1,2を回転させる構成にすることも可能である。なお、実施例1において、除去ロール1を駆動回転させる構成にした場合、除去ロール本体1bに接触する緩衝リング3,3′により、可動除去ロール2は除去ロール1に対して従動回転可能となる。
(H06)前記実施例2及び変更例H05において、駆動回転する除去部材として、円筒状の除去ロール1′等による構成が望ましいが、これに限定されず、例えば、軸の周りに回転する帯状部材の一例としてのベルトによる構成も可能である。
(H07)前記各実施例において、各除去ロール1〜2′の除去ロール本体1b,2bは、金属により構成されることが望ましいが、剛性を有する合成樹脂などによる構成も可能である。
(H08)前記各実施例において、各除去ロール1〜2′は、記録用紙Sの幅よりも大きな一体的な除去ロール本体1b,2bにより構成されることが望ましいが、これに限定されない。例えば、幅の小さな除去ロール本体1b,2bが、軸1a,2aの軸方向に空間を空けて複数配置された構成も可能である。
(H09)前記各実施例において、記録用紙Sは、予め設定された搬送速度で搬送路SHを搬送されながら、不要部除去領域Q6を通過して、バリ取りロール対1+2,1′+2′に挟まれる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、記録用紙Sが不要部除去領域Q6を通過する際に、記録用紙Sを一時的に減速させたり、一時的に停止させたりして、端部のバリを除去する構成も可能である。
(H010)前記実施例1において、各除去ロール1,2は搬送抵抗の少ない回転する構成が望ましいが、軸1a,2aを固定して、回転しない除去ロール1,2により、記録用紙Sを挟んで圧力をかける構成にすることが可能である。
(H011)前記実施例2及び変更例H010において、回転しない除去部材として、円筒状の可動除去ロール2等による構成を例示したが、これに限定されず、搬送壁や記録用紙Sに接触する面を有した直柱による除去部材を用いて、不要部除去領域Q6において、対向する除去部材とともに記録用紙Sを挟んで圧力をかける構成にすることも可能である。
(H012)前記実施例2において、可動除去ロール2′はリンク部4に固定された構成を例示したが、可動除去ロール2′をリンク部4で回転可能に支持する構成も可能である。なお、この場合、磨耗を低減させるためには、緩衝部材受部12は円環状に形成しておくことが望ましい。
(H013)前記実施例2において、緩衝部材として、円環状に形成された緩衝リング3′による構成を例示したが、これに限定されず、緩衝部材受部12に接触可能で隙間8が形成されれば、任意の形状の緩衝部材を用いることが可能である。
(H014)前記実施例2において、緩衝リング3′は軸2aに直接支持される構成を例示したが、緩衝部材受部12のように軸受を介して支持する構成も可能である。
(H015)前記各実施例において、一方の除去部材のみが移動して、除去部対が接近位置と離間位置との間で移動する構成を例示したが、一方の除去部材と同様に、他方の除去部材も移動可能な構成にして、両方の除去部材が移動可能で、接触部対が接近位置と離間位置との間で移動する構成にすることも可能である。
(H016)前記各実施例において、隙間8の幅を、普通紙S1の厚さ以上の記録用紙Sのバリが除去される幅に設定する構成を例示したが、隙間8の幅は、設定や対象とする媒体の種類などに応じて任意に変更可能であり、例えば、隙間8の幅が大きくなるように構成して、厚紙S2のみがバリ取りロール対1+2,1′+2′により、両面Sa,Sbから圧力が付与される構成にすることも可能である。
(H017)前記各実施例において、薄紙S3については、バリ取りロール対1+2,1′+2′により、両面Sa,Sbから圧力が付与されない構成が望ましいが、隙間8が小さくなるように構成して、薄紙S3についても、バリ取りロール対1+2,1′+2′により、両面Sa,Sbから圧力が付与される構成にすることも可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は像保持体ユニットおよび現像器を有する可視像形成部材の説明図である。 図3は本発明の実施例1のバリ取り装置の要部拡大図であり、図3Aは前方から見た図、図3Bは図3Aにおける矢印IIIB方向から見た図、図3Cは図3BにおけるIIIC−IIIC線断面図である。 図4は実施例1の記録用紙の説明図であり、図4Aは記録用紙の斜視図、図4Bは図4Aにおいて記録用紙を矢印IVB方向に見た図、図4Cは図4Aにおいて記録用紙を矢印IVC方向に見た図である。 図5は実施例1のバリ取り装置と普通紙の関係を示した図であり、図5Aは普通紙がバリ取りロール対に挟まれる前の説明図、図5Bは普通紙がバリ取りロール対に挟まれた状態の説明図、図5Cは普通紙がバリ取りロール対を通過する前の説明図、図5Dは普通紙がバリ取りロール対を通過した後の説明図、図5Eは図5CにおけるVE−VE線断面図、図5Fは図5DにおけるVF−VF線断面図である。 図6は実施例1のバリ取り装置と薄紙の関係を示した図であり、図6Aは薄紙が不要部除去領域に到達する前の説明図、図6Bは薄紙が不要部除去領域を通過中の説明図、図6Cは薄紙が不要部除去領域を通過後の説明図、図6Dは図6BにおけるVID−VID線断面図である。 図7は実施例1の図3に対応する本発明の実施例2のバリ取り装置の要部拡大図であり、図7Aは前方から見た図、図7Bは図7Aにおける矢印VIIB方向から見た図、図7Cは図7BにおけるVIIC−VIIC線断面図である。
符号の説明
1,1′…第一の除去部材、
2,2′…第二の除去部材、
3,3′…緩衝部材、
7…付勢部材、
1+2、1′+2′…除去部対、
BTS,BTS′…不要部除去装置、
BHS…媒体搬送装置、
Ra,Rr…搬送部材、
S、S1,S2,S3…媒体、
S1a,S2a,S3a…不要部、
SH…搬送路、
U…画像形成装置、
U3a…画像記録部。

Claims (6)

  1. 媒体の第一の面に接触可能な第一の除去部材と、前記媒体の裏面である第二の面に接触可能且つ前記第一の除去部材に対向して配置された第二の除去部材と、を有する除去部対であって、前記第一の除去部材と前記第二の除去部材との間に前記媒体が挟まれて前記第一の除去部材と前記第二の除去部材とが互いに離間する離間位置と、前記媒体が通過して前記第一の除去部材と前記第二の除去部材とが互いに接近する接近位置との間で、移動可能であると共に、前記離間位置において前記媒体の端部の不要部を除去する前記除去部対と、
    前記第一の除去部材と前記第二の除去部材とを接近させる力を前記除去部対に付与する付勢部材と、
    前記除去部対の両端に設けられた緩衝部材であって、前記第一の除去部材と前記第二の除去部材とが前記離間位置から前記接近位置に移動する際の衝撃を緩衝する前記緩衝部材と、
    を備えたことを特徴とする不要部除去装置。
  2. 回転する前記第一の除去部材と、
    回転する前記第二の除去部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の不要部除去装置。
  3. 円筒状の金属により構成された前記第一の除去部材と、
    円筒状の金属により構成された前記第二の除去部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の不要部除去装置。
  4. 弾性部材により構成された前記緩衝部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の不要部除去装置。
  5. 媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に設けられ、前記搬送路に沿って前記媒体を搬送する搬送部材と、
    前記媒体の不要部を除去する請求項1乃至4のいずれかに記載の不要部除去装置と、
    を備えたことを特徴とする媒体搬送装置。
  6. 媒体が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に設けられ、前記搬送路に沿って前記媒体を搬送する搬送部材と、
    前記媒体の不要部を除去する請求項1乃至4のいずれかに記載の不要部除去装置と、
    前記媒体に画像を記録する画像記録部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2012246064A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Ricoh Co Ltd 搬送装置、及び、画像形成装置
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