JP2017167233A - 清掃器および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
像保持体の表面から現像剤を除去する清掃部材と、
除去された現像剤が収容される収容部と、
前記清掃部材で除去された現像剤を前記収容部に搬送する搬送部材であって、現像剤の搬送方向に対して、上流側に配置された上流部と、下流側に配置された下流部と、を有し、前記上流部の現像剤の搬送力に比べて、前記下流部の現像剤の搬送力が、小さく設定された前記搬送部材と、
を備えたことを特徴とする。
像保持体の表面から現像剤を除去する清掃部材と、
除去された現像剤が収容される収容部と、
前記清掃部材で除去された現像剤を前記収容部に搬送する搬送部材であって、現像剤の搬送方向と交差する方向に延びる複数の搬送部本体を有し、前記複数の搬送部本体の前記搬送方向における間隔が、上流部に比べ、下流部が広い前記搬送部材と、
を備えたことを特徴とする。
現像剤の搬送力を有しない前記下流部、
を備えたことを特徴とする。
現像剤の搬送方向に対して前記下流部の下流端よりも前記収容部の上流端の方が上流側に配置され、且つ、前記搬送部材よりも重力方向で下方に配置された前記収容部、
を備えたことを特徴とする。
像保持体と、
前記像保持体に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記像保持体の潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記像保持体の可視像を媒体に転写する転写装置と、
転写後の前記像保持体の表面の現像剤を除去する請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃器と、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、下流部において、現像剤の逆流方向の力を現像剤が受けることが防止される。
請求項4に記載の発明によれば、下流部に搬送された現像剤は、収容部の上流端に到達すると、自重で収容部に落下して搬送される。よって、自重を利用しない場合に比べて、効率的に現像剤を搬送できる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ本体U1の前面に開閉部材の一例としての前カバーU1aが支持されている。前カバーU1aは、下端を中心として開閉可能に支持されている。前カバーU1aは、媒体の一例としての記録シートSを挿入、収容する場合に、プリンタ本体U1の前面を開閉可能である。
また、プリンタUの上面には、排出部の一例としての排出トレイTRhが形成されている。さらに、プリンタ本体U1の後面には、開閉部材の一例としての後カバーU1bが回転可能に支持されている。後カバーU1bは、実線で示す閉塞位置と、破線で示す開放位置との間で回転可能に支持されている。開閉部材の一例としての後カバーU1bは、紙詰まりや内部の点検等をする場合に、プリンタ本体U1の後面を開放可能である。
プリンタUの後部には、回転駆動する像保持体の一例としての感光体PRが支持されている。回転部材の一例としての感光体PRの周囲には、感光体PRの回転方向に沿って、帯電ロールCR、潜像形成装置LH、現像装置G、転写部材の一例としての転写ロールTr、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLが配置されている。
実施例1の潜像形成装置LHは、左右方向に沿って、予め設定された間隔で潜像書込素子の一例としてのLED:Light Emitting Diodeが線状に配置された装置、いわゆるLEDヘッドにより構成されている。
現像装置Gは、内部に現像剤が収容される現像容器Vを有する。前記現像容器V内には、現像剤保持体の一例としての現像ロールGaが、感光体PRに対向して配置されている。現像容器V内には、現像ロールGaから遠い順に、一対の循環搬送部材Gb,Gcと、供給部材Gdが配置されている。また、現像容器Vには、層厚規制部材Geが現像ロールGaに対向して配置されている。
感光体PRと転写ロールTrとが対向する転写領域Q4の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは定着部材の一例としての一対の定着ロールFh,Fpを有し、前記一対の定着ロールFh,Fpの圧接領域によって定着領域Q6が形成される。
定着装置Fの上方には、媒体の案内部材の一例としてのシートガイドSG1,SG2が配置されている。シートガイドSG1,SG2の前方には、排出部材の一例としての排出ロールR1が配置されている。
プリンタUのコントローラCには、外部の情報送信装置の一例としてのホストコンピュータ等から印刷情報が送信される。コントローラCが印刷情報を受信すると画像形成動作が開始される。コントローラCは、印刷情報を画像処理部IPSに出力する。画像処理部IPSは、印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して、予め設定された時期、すなわち、タイミングで、像書込回路の一例としてのレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された画像情報に応じて駆動信号を潜像形成装置LHに出力する。
帯電ロールCRには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。帯電ロールCRと感光体PRとが対向する帯電領域Q1において、帯電ロールCRは感光体PRの表面を帯電させる。
帯電ロールクリーナCRcは、帯電ロールCRの表面を清掃する。
潜像形成装置LHは、書き込み領域Q2において、感光体PRの表面に、画像情報に応じた静電潜像を形成する。
現像装置Gでの現像剤の消費量に応じて、補給オーガV4が駆動して、トナーカートリッジTCから現像装置Gに現像剤が補給される。
さばきロールRsは、ピックアップロールRpが記録シートSを複数送り出した場合に、1枚づつ分離する。さばきロールRsで1枚ずつ分離された記録シートSは、レジロールRrに送られる。レジロールRrは、予め設定されたタイミングで転写領域Q4に記録シートSを搬送する。
転写ロールTrには、電源回路Eから転写電圧が印加される。転写ロールTrは、転写領域Q4を通過する記録シートSに感光体PR上のトナー像を転写する。
感光体クリーナCLは、転写領域Q4の下流側に設定された清掃領域の一例としてのクリーニング領域Q5において、感光体PR表面の残留トナーを除去する。
定着装置Fでは、定着ロールFh,Fpの圧接領域によって定着領域Q6が形成される。定着装置Fに搬送された記録シートSは、定着領域Q6において一対の定着ロールFh,Fpによりトナー像が定着される。
トナー像が定着された記録シートSは、シートガイドSG1,SG2によってガイドされる。
排出ロールR1は、記録シートSを、排出トレイTRhに排出する。
図2は実施例1の感光体クリーナの要部拡大図である。
図3は実施例1の感光体クリーナの要部斜視図である。
図1〜図3において、実施例1の感光体クリーナCLは、清掃容器の一例としてのクリーナ容器1を有する。図2、図3において、クリーナ容器1は、下部の容器本体2と、上部の蓋部の一例としてのカバー3とを有する。
カバー3の左右両端には、第1の下案内部6に対向する位置に第1の上案内部11が形成されている。第1の上案内部11の下面は、第1の下案内部6の上面と平行して形成されている。第1の下案内部6と第1の上案内部11との間の空間により、第1の案内溝12が構成されている。
さらに、カバー3の左右両端には、第1の下案内部6の前下方に、軸受部16が形成されている。
また、実施例1のブレードホルダ21は、板金がL字状に折り曲げられて形成されている。ブレードホルダ21は、シール22に支持される被支持部21aと、被支持部21aの上端からクリーニング領域Q5に向けて延びるホルダ本体21bとを有する。
ホルダ本体21bの後端下面には、清掃部材の一例としてのクリーニングブレード23が支持されている。クリーニングブレード23は、クリーニング領域Q5において、先端が感光体PRに接触している。実施例1のクリーニングブレード23は、弾性材料の一例としてのゴムブレードにより構成されている。
したがって、実施例1では、ホルダ本体21bやクリーニングブレード23の上面とカバー3とで囲まれた空間が、クリーニング領域Q5で回収された現像剤が搬送される搬送経路となっている。
撹拌部32は、左右方向および前後方向に延びる板状の部材が組み合わされた格子状の構成を有する。撹拌部32の前後方向の中央部には、被伝達部の一例としての回転軸S1が配置されている。回転軸S1と撹拌部32とは、接続部材S1aで接続されている。接続部材S1aは、回転軸S1の径方向に延びる部材で構成されている。すなわち、回転軸S1の回転は、クランク形状の場合と同様にして撹拌部32に伝達される。
回転軸S1の左右両端部は、軸受部16に回転可能に支持される。回転軸S1は、左右方向に延びる棒状に形成されている。回転軸S1の左端は、クリーナ容器1を貫通して外部に延びており、駆動源の一例としての図示しないモータから駆動が伝達される。
搬送部33は、その前端部が、撹拌部32の後端部に回転可能に支持されている。搬送部33は、前側の下流部34と、後側の上流部36とを有する。
したがって、実施例1の搬送部33は、撹拌部32との連結部分と、位置規制突起34bとでクリーナ容器1内に支持される。
縦枠部37は、ホルダ本体21bに沿った現像剤の搬送方向Yaに対して、上流側である後方から下流側である前方に行くに連れて上下方向の幅が広くなるように構成されている。また、縦枠部37は、記録シートSの幅方向に対して、間隔をあけて複数配置されている。
図2〜図4において、横枠部38は、各縦枠部37を左右方向に接続するように形成されている。横枠部38は、現像剤の搬送方向Yaに対して間隔をあけて4つ配置されている。すなわち、図4において、実施例1では、現像剤の搬送方向Yaの上流側から順に、第1の横枠部38a、第2の横枠部38b、第3の横枠部38c、第4の横枠部38dを有する。
図4において、実施例1では、各横枠部38a〜38dの前面は、現像剤の搬送方向Yaに対して、上流側に行くに連れて、ホルダ本体21bやクリーニングブレード23に近づく方向に傾斜している。クリーニングブレード23の位置に対応して配置された第1の横枠部38aおよび第2の横枠部38bの前面は、現像剤の搬送方向Yaに対する傾斜角α1が、ホルダ本体21bに対応して配置された第3の横枠部38cおよび第4の横枠部38dの前面の傾斜角α2に対して、大きな角度に設定されている。即ち、α1>α2に設定されている。
図5は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図5Aは図2と同一の状態の説明図、図5Bは図5Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図5Cは図5Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図5Dは図5Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。
図6は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図6Aは図5Dの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図6Bは図6Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図6Cは図6Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図6Dは図6Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。
図7は実施例1の搬送部材の動作の説明図であり、図7Aは図6Dの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Bは図7Aの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Cは図7Bの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図、図7Dは図7Cの状態から回転軸を中心として30°回転した状態の説明図である。
これに伴い、搬送部33も、先端である第1の横枠部38aが、図5A〜図5Dに示すように、現像剤の搬送方向Yaに沿って下流側に移動した後、図6A〜図6Dに示すように、上方に移動しつつ現像剤の搬送方向Yaとは逆方向である上流側に移動し、図7A〜図7Dに示すように、右下方に移動する。したがって、搬送部33も先端が、略楕円状の軌跡に沿って往復移動する。
なお、特許文献2に記載の構成のように、搬送部材が針金を格子状に組んで作成された構成では、現像剤を搬送経路の底面に向けて押し付ける力を作用させることは極めて困難である。
実施例1の搬送部材31は、往復動の軌跡が、図6Aに示す状態から図6B、図6C、図6Dを経て図7Aに示す状態に移行する際に、搬送方向Yaに対して逆流する方向に移動する。ここで、上流部と下流部とで搬送力が同一の場合、回収現像剤の量が多くなると、搬送部材が逆流方向(−Ya)に移動する際に、現像剤の一部が逆流する場合がある。現像剤の一部が逆流すると、現像剤が下流側に搬送されなくなり、一部が滞留する状況となる。したがって、現像剤搬送方向Yaに対して、下流側に行くほど、滞留した状況が蓄積されることとなる。よって、現像剤の搬送方向Yaの下流側において、現像剤を上流から搬送する力と、逆流方向に押す力とで現像剤が凝集する恐れがある。搬送部材の途中の位置で、現像剤が凝集すると、現像剤が詰まった状況となり、現像剤の搬送不良が発生する恐れがある。
特に、実施例1の搬送部材31では、逆流方向(−Ya方向)に移動する際に、上方に移動しつつ逆流方向(−Ya方向)に移動しており、上方に移動しない構成に比べて逆流がさらに低減される。
また、実施例1では、下流部34の現像剤の搬送力はゼロである。よって、現像剤が受ける逆流方向の力がゼロになっている。したがって、下流部34が搬送力を有する場合に比べて、現像剤の凝集がさらに低減される。なお、下流部34の範囲に搬送された現像剤は、上流部36で上流から送られてくる現像剤に押されて下流側に搬送される。
したがって、下流部34の範囲に搬送された現像剤は、傾斜面2bの上流端の位置に差し掛かると、重力で傾斜面2bに向けて落下する。よって、下流部34の範囲において現像剤が詰まることが低減される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、例えば、複写機、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、前記プリンタUは、単色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、2色以上の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H05)前記実施例において、下流部34の下流端が傾斜面2bの上流端よりも下流側に配置する構成が望ましいが、下流部34の下流端が傾斜面2bの上流端よりも上流側の構成とすることも可能である。
21…支持体、
23…清掃部材、
31…搬送部材、
34…下流部、
36…上流部、
CL…清掃器、
G…現像装置、
LH…潜像形成装置、
PR…像保持体、
Tr…転写装置、
U…画像形成装置。
Claims (5)
- 像保持体の表面から現像剤を除去する清掃部材と、
除去された現像剤が収容される収容部と、
前記清掃部材で除去された現像剤を前記収容部に搬送する搬送部材であって、現像剤の搬送方向に対して、上流側に配置された上流部と、下流側に配置された下流部と、を有し、前記上流部の現像剤の搬送力に比べて、前記下流部の現像剤の搬送力が、小さく設定された前記搬送部材と、
を備えたことを特徴とする清掃器。 - 像保持体の表面から現像剤を除去する清掃部材と、
除去された現像剤が収容される収容部と、
前記清掃部材で除去された現像剤を前記収容部に搬送する搬送部材であって、現像剤の搬送方向と交差する方向に延びる複数の搬送部本体を有し、前記複数の搬送部本体の前記搬送方向における間隔が、上流部に比べ、下流部が広い前記搬送部材と、
を備えたことを特徴とする清掃器。 - 現像剤の搬送力を有しない前記下流部、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の清掃器。 - 現像剤の搬送方向に対して前記下流部の下流端よりも前記収容部の上流端の方が上流側に配置され、且つ、前記搬送部材よりも重力方向で下方に配置された前記収容部、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の清掃器。 - 像保持体と、
前記像保持体に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記像保持体の潜像を可視像に現像する現像装置と、
前記像保持体の可視像を媒体に転写する転写装置と、
転写後の前記像保持体の表面の現像剤を除去する請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃器と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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