JP2017166383A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えばアクセルペダル交換後の実際の加速度と運転者が意図する加速度との差を低減する。【解決手段】アクセルペダル40と、アクセル開度センサ22と、アクセルペダル40を踏み込む踏力を検出する踏力センサ23とを有する内燃機関の制御装置において、踏力センサ23によって検出された踏力の増加量と目標エンジントルク増加量との関係とに基づいて目標エンジントルク増加量を算出する目標エンジントルク増加量算出部10bを有し、目標エンジントルク増加量と基本アクセル要求トルク増加量とに基づいてエンジントルク増加量補正量を算出し、基本アクセル要求トルクとエンジントルク増加量補正量とに基づいて要求エンジントルクを算出する。【選択図】図1

Description

本発明はアクセルペダルとアクセル開度センサとを有する内燃機関の制御装置に関する。
従来から、アクセルペダルとアクセル開度センサとを有する電子制御スロットル装置が知られている。この種の電子制御スロットル装置の例としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載された電子制御スロットル装置では、アクセル要求トルクの変化量が大きい場合に、トルクリミッタが作動され、目標トルクが制限される(つまり、アクセル要求トルクが補正されて、目標トルクが設定される)。その結果、レスポンスの悪化およびトルク段差によるショックの発生が抑制される。
詳細には、特許文献1に記載された電子制御スロットル装置では、アクセル開度に基づいてアクセル要求トルクが算出される。また、アクセル要求トルクと、アクセル要求トルク前回値と、アクセル開度と、アクセル開速度(アクセル開度の変化量)とに基づいて、加速を実現するための目標トルク(要求エンジントルク)が算出(設定)される。
特開2005−233088号公報
ところで、特許文献1に記載された電子制御スロットル装置では、加速を実現するための目標トルク(要求エンジントルク)を算出するために、アクセル開度およびアクセル開速度(アクセル開度の変化量)が考慮されるものの、アクセルペダルを踏み込む力である踏力が考慮されない。
例えば、アクセルペダルが重いもの(つまり、大きい踏力が必要なアクセルペダル)から軽いもの(つまり、小さい踏力が必要なアクセルペダル)に交換されると、踏力とアクセル開度との関係が変化する。
例えば、アクセルペダルが重いものから軽いものに交換された後、運転者がアクセルペダルの交換前と同様の加速度を実現するためにアクセルペダルの交換前と同様の感覚でアクセルペダルを踏み込むと、アクセル開度の増加量がアクセルペダルの交換前よりも大きくなる。
そのため、踏力が考慮されることなく目標トルク(要求エンジントルク)が算出される特許文献1に記載された電子制御スロットル装置では、算出される目標トルク(要求エンジントルク)がアクセルペダルの交換前よりも大きくなってしまい、その結果、実際の加速度が、運転者が意図する加速度よりも大きくなってしまう。つまり、いわゆる飛び出し感を運転者に与えてしまう。
すなわち、踏力が考慮されることなく目標トルク(要求エンジントルク)が算出される特許文献1に記載された電子制御スロットル装置では、例えばアクセルペダルの交換などに伴って、アクセルペダルの踏み込みに必要な踏力が変化したときなどに、実際の加速度と運転者が意図する加速度との差が生じてしまうおそれがある。
前記問題点に鑑み、本発明は、実際の加速度と運転者が意図する加速度との差を低減することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、アクセルペダルと、
アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、
前記アクセルペダルを踏み込む力である踏力を検出する踏力センサとを具備する内燃機関の制御装置において、
前記制御装置は、
前記アクセル開度センサにより検出された前記アクセル開度に基づいて基本アクセル要求トルクを算出する基本アクセル要求トルク算出部と、
前記踏力センサによって検出された前記踏力の増加量である踏力増加量と、踏力増加量と目標エンジントルク増加量との関係とに基づいて目標エンジントルク増加量を算出する目標エンジントルク増加量算出部と、
要求エンジントルクに基づいてアクチュエータの制御量を決定する制御量決定部とを有し、
前記制御装置は、
前記基本アクセル要求トルク算出部によって算出された前記基本アクセル要求トルクの前回値である基本アクセル要求トルク前回値と、前記基本アクセル要求トルク算出部によって算出された前記基本アクセル要求トルクの今回値である基本アクセル要求トルク今回値とに基づいて基本アクセル要求トルク増加量を算出し、
前記目標エンジントルク増加量算出部によって算出された前記目標エンジントルク増加量と、前記基本アクセル要求トルク増加量とに基づいてエンジントルク増加量補正量を算出し、
前記基本アクセル要求トルク算出部によって算出された前記基本アクセル要求トルクと、前記エンジントルク増加量補正量とに基づいて前記要求エンジントルクを算出することを特徴とする内燃機関の制御装置が提供される。
つまり、本発明の内燃機関の制御装置では、アクセル開度に基づいて、基本アクセル要求トルクが算出される。また、踏力増加量と、基本アクセル要求トルク前回値と、基本アクセル要求トルク今回値とに基づいて、エンジントルク増加量補正量が算出される。さらに、基本アクセル要求トルクと、エンジントルク増加量補正量とに基づいて、要求エンジントルクが算出される。
すなわち、本発明の内燃機関の制御装置では、加速を実現するための要求エンジントルクが、踏力増加量に基づいて算出される。
そのため、本発明の内燃機関の制御装置では、加速を実現するための要求エンジントルクが踏力増加量に基づいて算出されない場合よりも、実際の加速度と、運転者が意図する加速度との差を低減することができる。
本発明によれば、実際の加速度と運転者が意図する加速度との差を低減することができる。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの概略的なブロック図である。 図1に示すエンジンシステムの制御装置10においてアクセル開度増加時に実行される演算を説明するためのフローチャートである。 基本アクセル要求トルクとエンジン回転速度NEとギア位置との関係を示した図である。 目標エンジントルク増加量と踏力増加量との関係を示した図である。 第1の実施形態の内燃機関の制御装置の効果を説明するためのタイムチャートである。
以下、本発明の内燃機関の制御装置の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの概略的なブロック図である。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、アクセルペダル40と、クランク角センサ20と、ギア位置センサ21と、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ22と、アクセルペダル40を踏み込む力である踏力を検出する踏力センサ23と、制御装置(ECU)10と、燃料噴射弁30と、EGR装置31と、ターボチャージャ32と、スロットルバルブ33とが設けられている。
制御装置10には、基本アクセル要求トルク[Nm]を算出する基本アクセル要求トルク算出部10aと、目標エンジントルク増加量[Nm]を算出する目標エンジントルク増加量算出部10bとが設けられている。また、制御装置10に設けられている要求状態量算出部10cでは、要求噴射量[mm/st]と、要求過給圧[kPa]と、要求EGR率[−]と、要求スロットル開度[%]とが算出される。
図2は図1に示すエンジンシステムの制御装置10においてアクセル開度増加時に実行される演算を説明するためのフローチャートである。図2に示す演算は所定時間間隔で実行される。
図2に示す演算が開始されると、まずステップS100において、図2に示す演算が前回実行されたときに基本アクセル要求トルク算出部10a(図1参照)によって算出された基本アクセル要求トルクである基本アクセル要求トルク前回値[Nm]が、例えば制御装置10によって取得される。
詳細には、基本アクセル要求トルク前回値は、基本アクセル要求トルク算出部10aによって算出された後、例えば制御装置10(図1参照)のメモリ(図示せず)などに記憶されている。ステップS100では、メモリに記憶されている基本アクセル要求トルク前回値が読み出される。
次いで、ステップS101では、クランク角センサ20(図1参照)の出力信号に基づいて算出されたエンジン回転速度NE[rpm]と、ギア位置センサ21(図1参照)によって検出されたギア位置と、アクセル開度センサ22(図1参照)によって検出されたアクセル開度Pa[%]とに基づき、基本アクセル要求トルク算出部10a(図1参照)によって、基本アクセル要求トルク[Nm]が算出される(詳細には、基本アクセル要求トルクの今回値である基本アクセル要求トルク今回値[Nm]が算出される)。
図3は基本アクセル要求トルクとエンジン回転速度NEとギア位置との関係を示した図である。図3に示すように、エンジン回転速度NEが高いほど、基本アクセル要求トルク算出部10aによって算出される基本アクセル要求トルク[Nm]の値が小さくなる。また、ギア位置が高いほど、エンジン回転速度NEの単位変化量当たりの基本アクセル要求トルク[Nm]の変化量が小さくなる。
さらに、アクセル開度Pa[%]が大きいほど、基本アクセル要求トルク算出部10aによって算出される基本アクセル要求トルク[Nm]の値が大きくなる。
つまり、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、クランク角センサ20の出力信号に基づいて算出されたエンジン回転速度NE[rpm]と、ギア位置センサ21によって検出されたギア位置と、アクセル開度センサ22によって検出されたアクセル開度Pa[%]とが、基本アクセル要求トルク算出部10aに入力される。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、ギア位置センサ21によって検出されたギア位置が基本アクセル要求トルク算出部10aに入力されるが、他の例では、代わりに、エンジン回転速度NEと車速[km/h]とから算出されるギア比に基づいて推定されるギア位置を基本アクセル要求トルク算出部10aに入力することもできる。
図2に示す例では、次いで、ステップS102において、基本アクセル要求トルク今回値[Nm]から基本アクセル要求トルク前回値[Nm]を減算することによって、基本アクセル要求トルク増加量[Nm](=基本アクセル要求トルク今回値[Nm]−基本アクセル要求トルク前回値[Nm])が、例えば制御装置10によって算出される。
次いで、ステップS103では、踏力センサ23(図1参照)によって検出された踏力の増加量である踏力増加量[N](=踏力今回値[N]−踏力前回値[N])が、例えば制御装置10によって算出される。
詳細には、踏力前回値[N]は、図2に示す演算が前回実行されたときに踏力センサ23によって検出された踏力の値である。ステップS103では、例えば制御装置10(図1参照)のメモリ(図示せず)などに記憶されている踏力前回値[N]が読み出される。
また、ステップS103では、踏力の今回値である踏力今回値[N]が、踏力センサ23によって検出される。さらに、踏力今回値[N]から踏力前回値[N]を減算することによって、踏力増加量[N](=踏力今回値[N]−踏力前回値[N])が算出される。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、踏力増加量[N]が目標エンジントルク増加量算出部10bに入力される。
図2に示す例では、次いで、ステップS104において、踏力増加量[N]に基づき、目標エンジントルク増加量算出部10b(図1参照)によって、目標エンジントルク増加量[Nm]が算出される。
図4は目標エンジントルク増加量[Nm]と踏力増加量[N]との関係を示した図である。図4に示すように、踏力増加量[N]が大きいほど、目標エンジントルク増加量算出部10bによって算出される目標エンジントルク増加量[Nm]の値が大きくなる。
詳細には、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、踏力増加量[N]が大きいほど目標エンジントルク増加量[Nm]の値が大きくなる図4に示す目標エンジントルク増加量[Nm]と踏力増加量[N]との関係が、例えば関係式、マップなどの型式で、例えば制御装置10(図1参照)のROM(図示せず)などに格納されている。
次いで、ステップS105では、ステップS104において算出された目標エンジントルク増加量[Nm]から、ステップS102において算出された基本アクセル要求トルク増加量[Nm]を減算することによって、エンジントルク増加量補正量[Nm](=目標エンジントルク増加量[Nm]−基本アクセル要求トルク増加量[Nm])が算出される。ステップS105において算出されるエンジントルク増加量補正量[Nm]は、ゼロ以下の値になる。
次いで、ステップS106では、基本アクセル要求トルク算出部10a(図1参照)によって算出された基本アクセル要求トルク[Nm](詳細には、ステップS101において算出された基本アクセル要求トルク今回値[Nm])と、ステップS105において算出されたエンジントルク増加量補正量[Nm]とを加算することによって、要求エンジントルク[Nm](=基本アクセル要求トルク[Nm]+エンジントルク増加量補正量[Nm])が算出される。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、図2のステップS106において算出された要求エンジントルク[Nm]に基づき、要求状態量算出部10c(図1参照)によって、要求噴射量[mm/st]が算出される。さらに、算出された要求噴射量に基づき、制御装置10によって燃料噴射弁30が制御される。
また、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、図2のステップS106において算出された要求エンジントルク[Nm]に基づき、要求状態量算出部10cによって、要求EGR率[−]が算出される。さらに、算出された要求EGR率に基づき、制御装置10によってEGR装置31(図1参照)のEGRバルブ(図示せず)が制御される。
さらに、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、図2のステップS106において算出された要求エンジントルク[Nm]に基づき、要求状態量算出部10cによって、要求過給圧[kPa]が算出される。さらに、算出された要求過給圧に基づき、制御装置10によってターボチャージャ32(図1参照)のウェイストゲートバルブ(図示せず)が制御される。
また、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムの図1に示す例では、図2のステップS106において算出された要求エンジントルク[Nm]に基づき、要求状態量算出部10cによって、要求スロットル開度[%]が算出される。さらに、算出された要求スロットル開度に基づき、制御装置10によってスロットルバルブ33(図1参照)が制御される。
図5は第1の実施形態の内燃機関の制御装置の効果を説明するためのタイムチャートである。詳細には、図5(A)は踏力センサ23(図1参照)によって検出される踏力[N]を示しており、図5(B)はアクセル開度センサ22(図1参照)によって検出されるアクセル開度[%]を示しており、図5(C)は踏力今回値[N]から踏力前回値[N]を減算することによって算出された踏力増加量[N](=踏力今回値[N]−踏力前回値[N])を示している。
図5(D)は図2に示す演算が今回実行されたときにアクセル開度センサ22によって検出されたアクセル開度の値であるアクセル開度今回値[%]から、図2に示す演算が前回実行されたときにアクセル開度センサ22によって検出されたアクセル開度の値であるアクセル開度前回値[%]を減算することにより算出されたアクセル開度増加量[%](=アクセル開度今回値[%]−アクセル開度前回値[%])を示している。
図5(E)は基本アクセル要求トルク今回値[Nm]から基本アクセル要求トルク前回値[Nm]を減算することによって算出された基本アクセル要求トルク増加量[Nm](=基本アクセル要求トルク今回値[Nm]−基本アクセル要求トルク前回値[Nm])と、目標エンジントルク増加量算出部10b(図1参照)によって算出された目標エンジントルク増加量[Nm]とを示している。
図5(F)は第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例において基本アクセル要求トルク[Nm]とエンジントルク増加量補正量[Nm]とを加算することによって算出された要求エンジントルク[Nm](=基本アクセル要求トルク[Nm]+エンジントルク増加量補正量[Nm])などを示している。
図5(G)は第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例における車速[km/h]などを示している。
図5には、重いアクセルペダル40(図1参照)(つまり、大きい踏力[N]が必要なアクセルペダル40)を有するエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例(図5中の「本発明」、「交換前」に対応)と、重いアクセルペダル40から軽いアクセルペダル40(つまり、大きい踏力[N]を必要とせず、小さい踏力[N]が必要なアクセルペダル40)に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例(図5中の「本発明」、「交換後」に対応)と、重いアクセルペダル40から軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例(図5中の「比較例」に対応)とを示している。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40(図1参照)を有する例では、図5(A)に示すように、運転者が時刻t1に重いアクセルペダル40の踏み込みを開始し(つまり、時刻t1の踏力[N]の値はゼロ)、時刻t2に踏力[N]の値がF1になる。すなわち、期間t1〜t2に踏力[N]が緩やかに増加する。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40を有する例では、図5(C)に示すように、期間t1〜t2の踏力増加量[N]の値が一定値dF1になる。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40を有する例では、図5(B)に破線(「交換前」)で示すように、時刻t1のアクセル開度[%]の値がゼロになり、時刻t2のアクセル開度[%]の値がPa1になる。すなわち、期間t1〜t2にアクセル開度[%]が緩やかに増加する。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40を有する例では、図5(D)に示すように、期間t1〜t2のアクセル開度増加量[%]の値が一定値dPa1になる。
第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40(図1参照)を有する例では、図5(C)に示すように、期間t1〜t2の踏力増加量[N]の値dF1が小さいため、図5(E)に示すように、目標エンジントルク増加量算出部10b(図1参照)によって算出される期間t1〜t2の目標エンジントルク増加量[N]が小さい値dT1になる。
また、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40を有する例では、図5(D)に示すように、期間t1〜t2のアクセル開度増加量[%]の値dPa1が小さいため、期間t1〜t2の基本アクセル要求トルク増加量[N]が、小さい値dT1(図5(E)参照)になり、期間t1〜t2の目標エンジントルク増加量[N]の値dT1と等しくなる。
そのため、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40(図1参照)を有する例では、期間t1〜t2のエンジントルク増加量補正量[Nm](図1参照)(=目標エンジントルク増加量[Nm]−基本アクセル要求トルク増加量[Nm])の値が、ゼロになる。
その結果、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40を有する例では、期間t1〜t2の要求エンジントルク[Nm](=基本アクセル要求トルク[Nm]+エンジントルク増加量補正量[Nm])の値が、基本アクセル要求トルク[Nm]の値と等しくなる。
上述したように、基本アクセル要求トルク[Nm]はアクセル開度[%](図5(B)参照)に基づいて算出される。
従って、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40を有する例では、図5(F)に示すように、時刻t1の要求エンジントルク[Nm]の値がゼロになり、時刻t2の要求エンジントルク[Nm]の値がT1になる。つまり、期間t1〜t2に要求エンジントルク[Nm]が緩やかに増加する。
その結果、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用されたエンジンシステムが重いアクセルペダル40を有する例では、図5(G)に示すように、時刻t1の車速[km/h]の値がゼロになり、時刻t2の車速[km/h]の値がV1になる。つまり、期間t1〜t2に車速[km/h]が緩やかに増加する。
図5に示す例では、アクセルペダル40(図1参照)が重いものから軽いものに交換された後、運転者が、アクセルペダル40の交換前と同様の加速度を実現するために、アクセルペダル40の交換前と同様の感覚で、アクセルペダル40を踏み込む。
その結果、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例、および、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例のいずれにおいても、図5(A)に示すように、運転者が時刻t1に軽いアクセルペダル40の踏み込みを開始し(つまり、時刻t1の踏力[N]の値はゼロ)、時刻t2に踏力[N]の値がF1になる。すなわち、期間t1〜t2に踏力[N]が緩やかに増加する。
軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例、および、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例のいずれにおいても、図5(C)に示すように、期間t1〜t2の踏力増加量[N]の値が一定値dF1になる。
一方、アクセルペダル40(図1参照)が重いものから軽いものに交換された後、運転者が、アクセルペダル40の交換前と同様の加速度を実現するために、アクセルペダル40の交換前と同様の感覚で、アクセルペダル40を踏み込む場合、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例、および、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例のいずれにおいても、図5(B)に実線(「交換後」)で示すように、時刻t1のアクセル開度[%]の値がゼロになり、時刻t2のアクセル開度[%]の値がPa2(>Pa1)になる。すなわち、期間t1〜t2にアクセル開度[%]が急激に増加する。
詳細には、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例、および、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例のいずれにおいても、図5(D)に実線(「交換後」)で示すように、期間t1〜t2のアクセル開度増加量[%]の値が一定値dPa2(>dPa1)になる。
軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例では、踏力増加量に基づいて目標エンジントルク増加量を算出する目標エンジントルク増加量算出部10b(図1参照)が設けられていない。
そのため、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例では、期間t1〜t2に、アクセル開度Pa[%](図1および図5(B)参照)に基づき基本アクセル要求トルク算出部10a(図1参照)によって算出された基本アクセル要求トルク[Nm](図1参照)の値が、補正されることなく、要求エンジントルク[Nm](図1参照)の値になる。
従って、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例では、図5(F)に破線(「比較例」)で示すように、時刻t1の要求エンジントルク[Nm]の値がゼロになり、時刻t2の要求エンジントルク[Nm]の値がT2(>T1)になる。つまり、期間t1〜t2に、運転者の意図に反して、要求エンジントルク[Nm]が急激に増加してしまう。
その結果、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムの比較例では、図5(G)に破線(「比較例」)で示すように、時刻t1の車速[km/h]の値がゼロになり、時刻t2の車速[km/h]の値がV2(>V1)になる。つまり、期間t1〜t2に、運転者の意図に反して、車速[km/h]が急激に増加してしまう。
それに対し、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、踏力増加量に基づいて目標エンジントルク増加量を算出する目標エンジントルク増加量算出部10b(図1参照)が設けられている。
そのため、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、期間t1〜t2に、アクセル開度Pa[%](図1および図5(B)参照)に基づき基本アクセル要求トルク算出部10a(図1参照)によって算出された基本アクセル要求トルク[Nm](図1参照)の値が、エンジントルク増加量補正量[Nm](図1参照)によって補正されて、要求エンジントルク[Nm](図1参照)の値になる。
詳細には、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、図5(C)に示すように、期間t1〜t2の踏力増加量[N]の値dF1が小さいため、図5(E)に示すように、目標エンジントルク増加量算出部10b(図1参照)によって算出される期間t1〜t2の目標エンジントルク増加量[N]が小さい値dT1になる。
さらに、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、図5(D)に示すように、期間t1〜t2のアクセル開度増加量[%]の値dPa2が大きいため、期間t1〜t2の基本アクセル要求トルク増加量[N]が、大きい値dT2(図5(E)参照)になり、期間t1〜t2の目標エンジントルク増加量[N]の値dT1よりも大きくなる。
そのため、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、期間t1〜t2のエンジントルク増加量補正量[Nm](図1参照)(=目標エンジントルク増加量[Nm]−基本アクセル要求トルク増加量[Nm])が、負の値になる。
その結果、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、期間t1〜t2の要求エンジントルク[Nm](図1参照)(=基本アクセル要求トルク[Nm]+エンジントルク増加量補正量[Nm])の値が、基本アクセル要求トルク[Nm]の値よりも小さくなる。
従って、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、図5(F)に実線(「本発明」)で示すように、アクセルペダル40の交換前と同様に、時刻t1の要求エンジントルク[Nm]の値がゼロになり、時刻t2の要求エンジントルク[Nm]の値がT1になる。つまり、アクセルペダル40の交換前と同様に、期間t1〜t2に要求エンジントルク[Nm]を緩やかに増加させることができる。
その結果、軽いアクセルペダル40に交換されたエンジンシステムに対して第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、図5(G)に実線(「本発明」)で示すように、アクセルペダル40の交換前と同様に、時刻t1の車速[km/h]の値がゼロになり、時刻t2の車速[km/h]の値がV1になる。つまり、アクセルペダル40の交換前と同様に、期間t1〜t2に車速[km/h]を緩やかに増加させることができる。
換言すれば、アクセルペダル40(図1参照)が重いものから軽いものに交換された後、運転者がアクセルペダル40の交換前と同様の加速度を実現するためにアクセルペダル40の交換前と同様の感覚でアクセルペダル40を踏み込むと、図5(D)に示すように、アクセルペダル交換後のアクセル開度増加量dPa2[%]が、アクセルペダル交換前のアクセル開度増加量dPa1[%]よりも大きくなる。
そのため、踏力[N](図5(A)参照)が考慮されることなく要求エンジントルク[Nm](図5(F)参照)が算出される比較例では、アクセルペダル交換後に算出される要求エンジントルク(図5(F)中の破線)が、アクセルペダル交換前に算出される要求エンジントルク(図5(F)中の実線)よりも大きくなってしまい、その結果、アクセルペダル交換後に、実際の加速度が、運転者が意図する加速度よりも大きくなってしまう。つまり、いわゆる飛び出し感を、アクセルペダル交換後に運転者に与えてしまう。
すなわち、踏力[N]が考慮されることなく要求エンジントルク[Nm]が算出される比較例では、例えばアクセルペダル40の交換などに伴って、アクセルペダル40の踏み込みに必要な踏力[N](詳細には、単位アクセル開度[%]当たりの踏力[N])が変化したときなどに、実際の加速度と運転者が意図する加速度との差が生じてしまうおそれがある。
それに対し、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、加速を実現するための要求エンジントルク[Nm](図1および図5(F)参照)が、アクセル開度Pa[%](図1参照)のみならず、踏力増加量[N](図1および図5(C)参照)に基づいて算出される。
つまり、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、アクセルペダル40(図1参照)が重いものから軽いものに交換されることにより、アクセルペダル交換後のアクセル開度増加量dPa2[%](図5(D)参照)がアクセルペダル交換前のアクセル開度増加量dPa1[%](図5(D)参照)より大きくなる場合であっても、アクセルペダル交換後の踏力増加量dF1[N](図5(C)参照)がアクセルペダル交換前の踏力増加量dF1[N]と同様であることが考慮されて、アクセルペダル交換後の要求エンジントルク[Nm](図5(F)中の実線)が、アクセルペダル交換前の要求エンジントルク[Nm](図5(F)中の実線)と同様になるように算出される。
そのため、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が適用された例では、踏力増加量dF1[N]が考慮されることなく要求エンジントルク[Nm](図5(F)中の破線)が算出される比較例よりも、実際の加速度と、運転者が意図する加速度との差を低減することができる。
図1に示す例では、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が、EGR装置31を有し、要求エンジントルク[Nm]が要求EGR率[−]の算出に用いられるエンジンシステムに適用されているが、他の例では、代わりに、EGR装置31を有さないエンジンシステム、あるいは、要求エンジントルク[Nm]が要求EGR率[−]の算出に用いられないエンジンシステムに第1の実施形態の内燃機関の制御装置を適用することもできる。
図1に示す例では、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が、ターボチャージャ32を有し、要求エンジントルク[Nm]が要求過給圧[kPa]の算出に用いられるエンジンシステムに適用されているが、他の例では、代わりに、ターボチャージャ32を有さないエンジンシステム、あるいは、要求エンジントルク[Nm]が要求過給圧[kPa]の算出に用いられないエンジンシステムに第1の実施形態の内燃機関の制御装置を適用することもできる。
図1に示す例では、第1の実施形態の内燃機関の制御装置が、スロットルバルブ33を有し、要求エンジントルク[Nm]が要求スロットル開度[%]の算出に用いられるエンジンシステムに適用されているが、他の例では、代わりに、スロットルバルブ33を有さないエンジンシステム、あるいは、要求エンジントルク[Nm]が要求スロットル開度[%]の算出に用いられないエンジンシステムに第1の実施形態の内燃機関の制御装置を適用することもできる。
第2の実施形態では、上述した第1の実施形態および各例を適宜組み合わせることもできる。
10 制御装置
10a 基本アクセル要求トルク算出部
10b 目標エンジントルク増加量算出部
10c 要求状態量算出部
20 クランク角センサ
21 ギア位置センサ
22 アクセル開度センサ
23 踏力センサ
30 燃料噴射弁
31 EGR装置
32 ターボチャージャ
33 スロットルバルブ
40 アクセルペダル

Claims (1)

  1. アクセルペダルと、
    アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、
    前記アクセルペダルを踏み込む力である踏力を検出する踏力センサとを具備する内燃機関の制御装置において、
    前記制御装置は、
    前記アクセル開度センサにより検出された前記アクセル開度に基づいて基本アクセル要求トルクを算出する基本アクセル要求トルク算出部と、
    前記踏力センサによって検出された前記踏力の増加量である踏力増加量と、踏力増加量と目標エンジントルク増加量との関係とに基づいて目標エンジントルク増加量を算出する目標エンジントルク増加量算出部と、
    要求エンジントルクに基づいてアクチュエータの制御量を決定する制御量決定部とを有し、
    前記制御装置は、
    前記基本アクセル要求トルク算出部によって算出された前記基本アクセル要求トルクの前回値である基本アクセル要求トルク前回値と、前記基本アクセル要求トルク算出部によって算出された前記基本アクセル要求トルクの今回値である基本アクセル要求トルク今回値とに基づいて基本アクセル要求トルク増加量を算出し、
    前記目標エンジントルク増加量算出部によって算出された前記目標エンジントルク増加量と、前記基本アクセル要求トルク増加量とに基づいてエンジントルク増加量補正量を算出し、
    前記基本アクセル要求トルク算出部によって算出された前記基本アクセル要求トルクと、前記エンジントルク増加量補正量とに基づいて前記要求エンジントルクを算出することを特徴とする内燃機関の制御装置。
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