JP2017166375A - パージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パージガスを早期に吸気通路に導入させることができるパージ装置を提供する。【解決手段】パージ装置30は、内部に吸着材32bが収容されており、燃料タンク29で発生した蒸発燃料を吸着材32bに吸着して捕集するキャニスタ32と、キャニスタ32から延びて内燃機関10の吸気通路11に接続されたパージ通路41と、を備えている。パージ通路41には、キャニスタ32側から順に、パージポンプ51と、一方弁52と、パージタンク53と、流量調整弁54と、が設けられている。制御装置80は、流量調整弁54を閉弁させた状態でパージポンプ51を駆動させることにより、パージタンク53内にパージガスを圧縮した状態で閉じ込める一方、流量調整弁54を開弁させることにより、パージタンク53内に閉じ込めていたパージガスをパージ通路41を介して吸気通路11へと導入してパージ処理を開始する。【選択図】図1

Description

この発明は、燃料タンク内に発生した蒸発燃料をキャニスタ内に捕集し、捕集した蒸発燃料を含むパージガスをキャニスタから内燃機関の吸気通路に導入するパージ装置に関する。
自動車等に搭載される内燃機関には、吸着材を収容したキャニスタ内に燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集し、捕集した蒸発燃料を含むパージガスをキャニスタから吸気通路に導入(パージ)するパージ装置を備えたものがある。こうしたパージ装置を備える内燃機関にあっては、機関運転中にパージガスを吸気通路に導入することにより、キャニスタ内の吸着材から脱離した蒸発燃料が内燃機関の燃焼室で燃焼され、キャニスタによる蒸発燃料の捕集能力が回復するようになる。
なお、特許文献1に記載のパージ装置は、キャニスタから吸気通路に接続されたパージ通路を備えており、パージ通路の途中にはパージポンプが設けられている。そして、特許文献1に記載のパージ装置では、パージポンプが駆動されると、キャニスタ内に収容された吸着材から蒸発燃料が脱離し、その脱離した蒸発燃料を含むパージガスがキャニスタからパージ通路に導入される。そして、パージガスは、パージ通路を通じて吸気通路に導入される。
特開2006‐283702号公報
ところで、特許文献1に記載のパージ装置では、パージポンプの駆動に伴って、大気開放孔からキャニスタ内に空気が導入され、空気が吸着材を通過することにより吸着材からの蒸発燃料の脱離が開始される。このため、パージポンプを駆動してから吸気通路にパージガスが導入されるまでにある程度の時間を要し、この点で改善の余地があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蒸発燃料を含んだパージガスを早期に吸気通路に導入させることができるパージ装置を提供することにある。
上記課題を解決するためのパージ装置は、内部に吸着材が収容されており、燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸着材に吸着して捕集するキャニスタと、キャニスタから延びて内燃機関の吸気通路に接続されたパージ通路と、を備えるものである。このパージ装置において、パージ通路には、キャニスタ側から順に、パージポンプと、キャニスタから吸気通路へと向かう流れのみを許容するとともにその逆方向の流れを許容しない一方弁と、パージタンクと、流量調整弁と、が設けられている。そして、パージ装置は、流量調整弁を閉弁させた状態でパージポンプを駆動させることによりパージタンク内にパージガスを圧縮した状態で閉じ込める一方、流量調整弁を開弁させることにより、パージタンク内に閉じ込めていたパージガスをパージ通路を介して吸気通路へと導入してパージ処理を開始する制御装置を備えている。
上記構成では、パージポンプを駆動させることにより、キャニスタに捕集した蒸発燃料を含むパージガスをパージ通路を通じてパージタンクに導入する。このとき、流量調整弁を閉弁させているため、パージタンクから吸気通路へのパージガスの導入はなされない。また、パージ通路におけるパージタンクよりキャニスタ側には一方弁が設けられているため、この一方弁によってパージタンクからキャニスタ側へのパージガスの流れが生じない。このため、パージタンク内にパージガスを圧縮した状態で閉じ込めておくことができる。
そして、上記構成では、流量調整弁を開弁させてパージ処理を開始するときには、パージタンクの内部にすでにパージガスが閉じ込められていることとなる。したがって、パージ処理の開始に伴って流量調整弁が開弁されると、パージタンク内で圧縮されたパージガスがパージ通路を通じて吸気通路に圧送されることにより、パージガスが吸気通路に導入される。
このように、上記構成によれば、流量調整弁の開弁とともに、蒸発燃料を含んだパージガスを早期に吸気通路に導入させることができる。
パージ装置の一実施形態と同パージ装置が搭載された内燃機関とを示す模式図。 同実施形態に係る制御装置が実行する機関停止時圧縮処理の実行手順を示すフローチャート。 同実施形態に係る制御装置が実行する導入処理の実行手順を示すフローチャート。 同実施形態に係る制御装置が実行する機関運転時圧縮処理の実行手順を示すフローチャート。 別の実施形態に係る制御装置が実行する導入継続処理の実行手順を示すフローチャート。
以下、パージ装置の一実施形態について、図1〜4を参照して説明する。
図1に示すように、内燃機関10に搭載されるパージ装置30は、燃料タンク29で発生した蒸発燃料を捕集するキャニスタ32と、同キャニスタ32に捕集した蒸発燃料を含むパージガスを吸気通路11に導入するパージ通路41とを備えている。キャニスタ32においては、キャニスタケース32aの内部に活性炭等の吸着材32bが収容されている。燃料タンク29とキャニスタ32とは通路31を介して接続されている。
パージ通路41は、キャニスタ32から延びて吸気通路11におけるスロットル弁20より下流に接続されている。また、パージ通路41には、キャニスタ32側から順に、パージポンプ51と、一方弁52と、パージタンク53と、流量調整弁54と、が設けられている。一方弁52は、キャニスタ32から吸気通路11へと向かうパージガスの流れのみを許容し、その逆方向の流れを許容しないものである。流量調整弁54は、パージ通路41から吸気通路11に導入されるパージガスの流量を調整すべく開度制御される。また、パージタンク53には、同パージタンク53の内圧Pを検出可能な内圧センサ71が設けられている。
パージ装置30において、パージポンプ51及び流量調整弁54の駆動は制御装置80によって制御される。すなわち、パージ装置30は、パージポンプ51及び流量調整弁54を制御する制御装置80を含む態様で構成されている。なお、制御装置80は、内燃機関10の各種機関運転制御を実行する制御装置を兼ねている。制御装置80には、パージポンプ51及び流量調整弁54の制御を含めた内燃機関10の各種運転制御に係る各種演算処理を実行するCPUが設けられている。また、制御装置80には、各種運転制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM等も設けられている。そして、制御装置80には、上記パージポンプ51及び上記流量調整弁54等が接続されている。
制御装置80には、内圧センサ71等の各種センサのほか、運転者により内燃機関10の始動(イグニッションオン)及び停止(イグニッションオフ)が操作されるイグニッションスイッチ72等の各種スイッチが接続されている。そして、制御装置80は、接続された各種センサ及び各種スイッチからの信号に基づき、機関回転速度や機関負荷等の機関運転状態を把握する。そして、その把握した機関運転状態に基づいてパージポンプ51及び流量調整弁54等を制御する。こうしてパージガスの流量制御等、各種機関運転制御が制御装置80を通じて実施される。
次に、制御装置80によって行われるパージガスの流量制御について説明する。
内燃機関10の運転停止中には、燃料タンク29内で生じた蒸発燃料と空気との混合気が、通路31を通じてキャニスタ32に導入される。キャニスタ32内に導入された混合気中の蒸発燃料は、キャニスタケース32a内の吸着材32bに吸着することによって捕集され、混合気から蒸発燃料が除去された後の空気は、キャニスタ32の大気開放孔33からキャニスタ32外に放出される。
また、制御装置80は、内燃機関10の運転停止中に、パージタンク53内にパージガスを送り込んで圧縮した状態にして閉じ込める機関停止時圧縮処理を行う。この機関停止時圧縮処理は、イグニッションスイッチ72がオフにされる度に実行される。
図2に示すように、この機関停止時圧縮処理が開始されると、まず、流量調整弁54が閉弁状態とされるとともにパージポンプ51が駆動される(ステップS110)。具体的には、流量調整弁54は、その励磁電流が制御装置80によってデューティ制御されることで開度が制御される。また、ここでは、流量調整弁54が開弁状態となっていれば閉弁させ、流量調整弁54がすでに閉弁状態とされていれば閉弁状態を継続させる。パージポンプ51の駆動が停止されていれば駆動を開始させ、パージポンプ51がすでに駆動されていれば、その駆動を継続させる。
そして、パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu以上であるか否かが判定される(ステップS120)。パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu未満であると判定される間は(ステップS120:NO)、ステップS120の判定が繰り返し行われる。一方、パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu以上であると判定されると(ステップS120:YES)、パージポンプ51の駆動が停止され(ステップS130)、本処理は一旦終了される。
また、制御装置80は、内燃機関10の運転中に、パージタンク53内にパージガスを導入する導入処理を行う。この導入処理は、イグニッションスイッチ72がオンにされる度に実行される。
図3に示すように、この導入処理が開始されると、まず、内燃機関10の複数の学習領域について空燃比フィードバック補正係数の学習が完了していること等のパージ実行条件が成立しているか否かが判定される(ステップS210)。パージ実行条件が成立していないと判定される間は(ステップS210:NO)、ステップS210の判定が繰り返し行われる。一方、パージ実行条件が成立していると判定されると(ステップS210:YES)、流量調整弁54が開弁状態とされる(ステップS220)。ここでは、図2のステップS110によって流量調整弁54がすでに閉弁状態とされているため、流量調整弁54は閉弁状態から開弁状態とされる。そして、本処理は一旦終了される。
また、本実施形態の制御装置80は、内燃機関10の運転中にも、パージタンク53内にパージガスを送り込んで圧縮した状態にして閉じ込める機関運転時圧縮処理を行う。この機関運転時圧縮処理は、内燃機関10の運転中に所定周期で繰り返し実行される。
図4に示すように、この機関運転時圧縮処理が開始されると、まず、パージ実行条件が成立しているか否かが判定される(ステップS310)。パージ実行条件が成立していないと判定されると(ステップS310:NO)、本処理は一旦終了される。一方、パージ実行条件が成立していると判定されると(ステップS310:YES)パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Puよりも小さい値である第2所定圧Pd以下であるか否かが判定される(ステップS320)。
パージタンク53の内圧Pが第2所定圧Pdを超えていると判定されると(ステップS320:NO)、流量調整弁54が開弁状態とされる(ステップS360)。ここでは、図3のステップS220によって流量調整弁54がすでに開弁状態とされているため、流量調整弁54が開弁状態に継続される。そして、本処理は一旦終了される。
一方、パージタンク53の内圧Pが第2所定圧Pd以下であると判定されると(ステップS320:YES)、流量調整弁54が閉弁状態とされるとともにパージポンプ51が駆動される(ステップS330)。ここでは、図3のステップS220や図4のステップS360によって流量調整弁54が開弁状態とされているため、流量調整弁54は開弁状態から閉弁状態とされる。パージポンプ51の駆動が停止されていれば駆動を開始させ、パージポンプ51がすでに駆動されていれば、その駆動を継続させる。
そして、パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu以上であるか否かが判定される(ステップS340)。パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu未満であると判定される間は(ステップS340:NO)、ステップS340の判定が繰り返し行われる。一方、パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu以上であると判定されると(ステップS340:YES)、パージポンプ51の駆動が停止され(ステップS350)、本処理は一旦終了される。
すなわち、内燃機関10の運転中では、パージタンク53の内圧Pに応じて、パージタンク53へのパージガスの圧縮充填と流量調整弁54を開弁させることによるパージ処理とが交互に繰り返されることとなる。
次に、本実施形態の作用及びその作用によって得られる効果について説明する。
内燃機関10の運転停止中には、流量調整弁54を閉弁させた状態でパージポンプ51を駆動させている(ステップS110)。こうしてパージポンプ51を駆動させることにより、キャニスタ32の大気開放孔33からキャニスタケース32a内に空気を導入し、吸着材32bを通過させることにより吸着材32bから蒸発燃料を脱離させる。そして、この脱離した蒸発燃料を含むパージガスをパージ通路41を通じてパージタンク53に導入する。このとき、流量調整弁54を閉弁させているため、パージタンク53から吸気通路11へのパージガスの導入はなされない。また、パージ通路41におけるパージタンク53よりキャニスタ32側には一方弁52が設けられているため、この一方弁52によってパージタンク53からキャニスタ32側へのパージガスの流れが生じない。このため、パージタンク53内にパージガスを圧縮した状態で閉じ込めておくことができる。
そして、内燃機関10の運転中に流量調整弁54を開弁させるとき(ステップS220)、すなわちパージ処理を開始するときには、内燃機関10の運転停止中にパージタンク53へのパージガスの圧縮充填がなされた後であるため、パージタンク53の内部にすでにパージガスが閉じ込められていることとなる。したがって、パージ処理の開始に伴って流量調整弁54が開弁されると、パージタンク53内で圧縮されたパージガスがパージ通路41を通じて吸気通路11に圧送されることにより、パージガスが吸気通路11に導入される。そして、吸気通路11に導入されたパージガス中の蒸発燃料は、内燃機関10の燃焼室内で燃焼されることによって処理される。
このように、本実施形態によれば、流量調整弁54の開弁とともに、蒸発燃料を含んだパージガスを早期に吸気通路に導入させることができる。
また、パージタンク53の内圧Pが第2所定圧Pd以下となった場合に(ステップS320:YES)、流量調整弁54を閉弁状態とするとともにパージポンプ51を駆動させることにより(ステップS330)、内燃機関10の運転中にもパージタンク53内にパージガスを圧縮充填することができる。なお、上記第2所定圧Pdは、パージタンク53の内圧Pが第2所定圧Pd以下であるときに、パージタンク53内から吸気通路11へと圧送可能な程度のパージガスがパージタンク53内に充填されていないと判定できる値に設定されており、実験等によって予め設定された値である。
そして、パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu以上になるまでパージタンク53内にパージガスを圧縮させると(ステップS120,S340:YES)、パージポンプ51の駆動を停止する(ステップS130,S350)。こうした場合では、パージポンプ51の駆動を停止させたまま、内燃機関10の運転中に流量調整弁54を開弁させて(ステップS220,S360)、パージ処理を開始することとなる。したがって、パージポンプ51を駆動させずにパージ処理を行うことができ、パージポンプ51の駆動にかかる消費電力を抑えることができる。なお、上記第1所定圧Puは、パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu以上であるときに、パージタンク53内から吸気通路11へとパージガスを好適に圧送できる程度の圧力でパージガスがパージタンク53内に圧縮充填されていると判定できる値に設定されており、実験等によって予め設定された値である。また、この第1所定圧Puは、上記第2所定圧Pdよりも大きい値である。
一方、内燃機関10の運転停止中においては、パージタンク53の内圧Pが第1所定圧Pu未満である間に(ステップS120:NO)、内燃機関10の運転が開始されることもある。こうした場合では、パージポンプ51の駆動を継続させたまま、内燃機関10の運転中に流量調整弁54を開弁させて(ステップS220)、パージ処理を開始することとなる。ここで、パージタンク53の内圧Pが比較的低圧であって、内燃機関10の運転状態によって吸気通路11内に生じる負圧が小さい状況下では、パージポンプ51を駆動せずに流量調整弁54を開弁させるだけでは吸気通路11へのパージガスの導入が適切に行えないおそれがある。本実施形態では、こうした状況下でパージポンプ51を駆動させながらパージ処理を行うことができるため、パージタンク53から吸気通路11へのパージガスの導入を好適に行うことができる。
なお、上述の実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・内燃機関10の運転中に、パージタンク53へのパージガスの圧縮充填を行わず、キャニスタ32からパージ通路41を介して吸気通路11へと直接パージガスを導入させるようにしてもよい。具体的には、図4に示す機関運転時圧縮処理にかえて、図5に示す導入継続処理を行うようにしてもよい。この導入継続処理は、制御装置80によって、内燃機関10の運転中に所定周期で繰り返し実行される。図5に示すように、この導入継続処理が開始されると、まず、パージ実行条件が成立しているか否かが判定される(ステップS410)。パージ実行条件が成立していないと判定されると(ステップS410:NO)、本処理は一旦終了される。一方、パージ実行条件が成立していると判定されると(ステップS410:YES)、パージタンク53の内圧Pが第2所定圧Pd以下であるか否かが判定される(ステップS420)。パージタンク53の内圧Pが第2所定圧Pdを超えていると判定されると(ステップS420:NO)、本処理は一旦終了される。ここでは、図3のステップS220によって流量調整弁54がすでに開弁状態とされているため、流量調整弁54が開弁状態に継続される。すなわち、内燃機関10の運転が開始されたタイミングでは、流量調整弁54の開弁によって、パージタンク53内から吸気通路11へのパージガスの導入がなされる。一方、パージタンク53の内圧Pが第2所定圧Pd以下であると判定されると(ステップS420:YES)、パージポンプ51が駆動される(ステップS430)。ここでも、図3のステップS220によって流量調整弁54が開弁状態とされているため、流量調整弁54は開弁状態に継続される。また、パージポンプ51の駆動が停止されていれば駆動を開始させ、パージポンプ51がすでに駆動されていれば、その駆動を継続させる。すなわち、内燃機関10の運転開始後では、流量調整弁54の開弁と併せてパージポンプ51が駆動されることによって、パージガスがキャニスタ32からパージ通路41に導入され、同パージ通路41を通じて吸気通路11に導入されるようになる。こうした形態においても、内燃機関10の運転が開始されたタイミングにおいてパージタンク53内にパージガスが十分に圧縮された状態で充填されている場合にはパージポンプ51を駆動させずにパージ処理を行うことが可能であるため、その分だけパージポンプ51の駆動にかかる消費電力を抑えることができる。
・パージタンク53に、パージタンク53内のパージガスの濃度を検出する濃度センサをさらに設け、同濃度センサによって検出されたパージガスの濃度に応じて流量調整弁54の開度を調整してもよい。すなわち、例えば、濃度センサによって検出されたパージガスの濃度が比較的高濃度であるときには、同パージガスの濃度が比較的低濃度であるときと比較して、流量調整弁54を小さい開度で開弁させる。これにより、高濃度のパージガスが短時間で吸気通路11に導入されることを抑制することができる。
・流量調整弁54は、デューティ制御以外の方法で開度を調整可能なものであってもよい。例えば、印加する電圧を変更して開度を変更することのできる流量調整弁であってもよい。
10…内燃機関、11…吸気通路、29…燃料タンク、30…パージ装置、32…キャニスタ、32a…キャニスタケース、32b…吸着材、33…大気開放孔、41…パージ通路、51…パージポンプ、52…一方弁、53…パージタンク、54…流量調整弁、80…制御装置。

Claims (1)

  1. 内部に吸着材が収容されており、燃料タンクで発生した蒸発燃料を前記吸着材に吸着して捕集するキャニスタと、
    前記キャニスタから延びて内燃機関の吸気通路に接続されたパージ通路と、を備えるパージ装置であって、
    前記パージ通路には、前記キャニスタ側から順に、パージポンプと、前記キャニスタから前記吸気通路へと向かう流れのみを許容するとともにその逆方向の流れを許容しない一方弁と、パージタンクと、流量調整弁と、が設けられており、
    前記流量調整弁を閉弁させた状態で前記パージポンプを駆動させることにより前記パージタンク内にパージガスを圧縮した状態で閉じ込める一方、前記流量調整弁を開弁させることにより、前記パージタンク内に閉じ込めていたパージガスを前記パージ通路を介して前記吸気通路へと導入してパージ処理を開始する制御装置を備えている
    ことを特徴とするパージ装置。
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