JP2017166306A - 床パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】排水性、乾燥性及び滑り止め効果を確保しつつ、床パネルの清掃性を向上させる。【解決手段】床パネル10は、ユニットルームの一部として組み込まれる床パネルであって、互いに交差せずに各々蛇行して延在する複数の尾根部26と、互いに隣り合う尾根部26の間に、かつ尾根部26よりも低い位置に形成され、互いに交差せずに尾根部26の延在方向に延在する谷部28と、尾根部26から谷部28に向かう斜面32,33と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ユニットルームの一部として組み込まれる床パネルに関する。
床パネルの表面が親水部分と疎水部分とに区画されており、親水部分が格子状に形成された構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−60304号公報
床パネルは、使用者が足を滑らせることを防ぐために、石鹸水等が湯水に混じった場合でも滑り難い構造であることが好ましい。
また、上記した従来例では、親水部分が格子状であるため、縦横に延びる親水部分が交差しており、親水部分同士の交差点が存在している。このような交差点が存在すると、縦方向に延びる親水部分の清掃時には、横方向に延びる横に水垢等の汚れが残り易い。また、横方向に延びる親水部分の清掃時には、縦方向に延びる親水部分に水垢等の汚れが残り易い。このように、親水部分同士の交差点が存在すると、床パネルの清掃時に水垢等の汚れが残りやすくなると考えられる。
本発明は、排水性、乾燥性及び滑り止め効果を確保しつつ、床パネルの清掃性を向上させることを目的とする。
請求項1に係る床パネルは、ユニットルームの一部として組み込まれる床パネルであって、互いに交差せずに各々蛇行して延在する複数の尾根部と、互いに隣り合う前記尾根部の間に、かつ前記尾根部よりも低い位置に形成され、互いに交差せずに前記尾根部の延在方向に延在する谷部と、前記尾根部から前記谷部に向かう斜面と、を有する。
この床パネルでは、互いに交差せずに各々蛇行して延在する複数の尾根部により、滑り止め効果が確保されている。また、尾根部から谷部に向かう斜面を有しているので、ユニットルーム使用時に床パネルに付着した水が谷部に集まる。谷部は、尾根部の延在方向に延在しているので、谷部に集まった水は該谷部に沿って流れて排水される。この谷部は互いに交差せずに、尾根部の延在方向に沿って延在しているので、尾根部から谷部に向かう斜面も該尾根部の該延在方向に連続している。このため、床パネルを清掃する際に、尾根部の延在方向に沿って清掃することで、水垢等が残り難くなる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の床パネルにおいて、前記谷部が蛇行している。
この床パネルでは、谷部が蛇行しているので、谷部を流れる水の速度が適度に抑制される。谷部の水と、斜面の水滴が接触した状態で、谷部において適度な速度域の流れが存在すると、斜面の水滴が谷部に引き込まれるため、斜面に水滴が残り難くなる。このため、床パネルの乾燥性を向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の床パネルにおいて、前記谷部が直線状に形成されている。
この床パネルでは、谷部が直線状に形成されているので、清掃性が更に向上している。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の床パネルにおいて、前記谷部に沿って、溝が形成されている。
この床パネルでは、谷部に沿って形成された溝により、前述の乾燥性を向上させると共に、溝と斜面との境界に形成される角部により滑り止め効果を向上させることができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の床パネルにおいて、前記溝には、部分的に幅が狭められた絞り部が設けられている。
この床パネルでは、溝に、部分的に幅が狭められた絞り部が設けられているので、溝を流れる水の速度を適度に抑制することができる。特に、谷部が直線状である場合に水の速度を抑制することで、斜面に水滴が残り難くなるようにして、乾燥性を向上させることができる。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の床パネルにおいて、少なくとも1つの前記谷部が、前記ユニットルームの排水部まで延在している。
この床パネルでは、少なくとも1つの谷部が、ユニットルームの排水部まで延在しているので、床パネル上の水を排水部へ直接流すことができる。このため、排水性を向上させることができる。
請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の床パネルにおいて、前記ユニットルームの排水部まで延在する直線溝を有し、少なくとも1つの前記谷部が、前記直線溝まで延在している。
この床パネルでは、少なくとも1つの谷部が、ユニットルームの排水部まで延在する直線溝まで延在しているので、該谷部を流れる水は、直線溝を経由して排水部へ流れる。排水部まで直接至らない谷部からの排水性を向上させることができる。
本発明に係る床パネルによれば、排水性、乾燥性及び滑り止め効果を確保しつつ、床パネルの清掃性を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
第1実施形態に係る床パネルを有するユニットルームを示す平面図である。 第1実施形態の変形例に係る床パネルを有するユニットルームを示す平面図である。 第1実施形態に係る床パネルを示す拡大斜視図である。 (A)は、第1実施形態に係る床パネルを示す拡大平面図である。(B)は、図4(A)における4B−4B矢視断面図である。(C)は、図4(A)における4C−4C矢視断面である。(D)は、図4(A)における4D−4D矢視断面である。 (A)は、第2実施形態に係る床パネルを示す拡大平面図である。(B)は、図5(A)における5B−5B矢視断面図である。(C)は、図5(A)における5C−5C矢視断面である。(D)は、図5(A)における5D−5D矢視断面である。 (A)は、第3実施形態に係る床パネルを示す拡大平面図である。(B)は、図6(A)における6B−6B矢視断面図である。 (A)は、第4実施形態に係る床パネルを示す拡大平面図である。(B)は、図7(A)における7B−7B矢視断面図である。 (A)は、第5実施形態に係る床パネルを示す拡大平面図である。(B)は、図8(A)における8B−8B矢視断面図である。 第6実施形態に係る床パネルを示す平面図である。 図9におけるF10の部位の詳細を示す拡大平面図である。 図9におけるF11の部位の詳細を示す拡大平面図である。 図9におけるF12の部位の詳細を示す拡大平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1において、本実施形態に係る床パネル10は、ユニットルーム12の一部として組み込まれる床パネルであり、例えば洗い場14の床を構成する部材である。ユニットルーム12は、この洗い場14と、浴槽16と、洗い場14及び浴槽16を囲む壁部や天井部(図示せず)とを有している。洗い場14には、排水部18が設けられている。
図1に示される例では、排水部18を含めると、床パネル10が略長方形とされている。この床パネル10は、1枚のパネルに3つの面10A,10B,10Cを有している。面10A,10B,10Cの上面は、排水部18側が下側となるように、それぞれわずかに傾斜している。面10Aは、例えば平面視で等脚台形に形成され、上辺(図1では下側の辺)が排水部18に面している。面10B,10Cは、互いに対称な台形に形成され、各々の上辺が排水部18に面している。
床パネル10の表面において、面10A,10Bの境界、及び面10A,10Cの境界には、それぞれ例えばユニットルーム12の角部に位置する面10A,10Cの角部から、ユニットルーム12の排水部18まで延在する直線溝22が設けられている。この直線溝22は、排水部18側が下側となるようにわずかに傾斜している。
図2に示される例では、床パネル10が、1枚のパネルに2つの面10D,10Eを有している。面10D,10Eは、互いに対称な形状に形成されている。この面10D,10Eは、例えば略長方形又は略正方形に形成されている。また、面10D,10Eの上面は、排水部18側が下側となるように、それぞれわずかに傾斜している。面10D,10Eにおいて、排水部18に面する部位には、切欠き24が形成されている。
面10D,10Eの境界には、該面10D,10Eの外縁からユニットルーム12の排水部18まで延在する直線溝22が設けられている。直線溝22の詳細については、図1に示される直線溝22と同様である。また、この床パネル10には、ユニットルーム12の角部に位置する床パネル10の角部から排水部18まで延在する、例えば直線状の稜線23が設けられている。
図1から図3において、床パネル10は、その上面に、複数の尾根部26と、谷部28と、斜面32とを有している。
尾根部26は、互いに交差せずに各々蛇行して延在している。換言すれば、尾根部26は、その延在方向と直交する方向に振幅を有する周期的な波状に形成されている。図示の例では、尾根部26の振幅が一定であるが、この振幅は場所によって変化していてもよい。
谷部28は、互いに隣り合う尾根部26の間に、かつ尾根部26よりも低い位置に形成され、互いに交差せずに尾根部26の延在方向に延在している。少なくとも1つの谷部28は、排水部18まで延在している。また、少なくとも1つの谷部28が、直線溝22まで延在している。この谷部28は、排水部18又は直線溝22に向かうに従って、わずかに下方に傾斜している。
具体的には、図1において、複数の谷部28の一部は排水部18まで延在し、それ以外の谷部28は直線溝22まで延在している。直線溝22は排水部18まで延在しているので、床パネル10上の水は、排水部18へ直接的に流れるか、又は直線溝22を介して排水部18へ間接的に流れるようになっている。
図1に示される例では、面10Aにおける尾根部26及び谷部28の延在方向は、該面10Aの外縁と排水部18とを結ぶ最短距離の方向と平行である。また、面10B,10Cにおける尾根部26及び谷部28の延在方向は、該面10B,10Cの外縁と排水部18とをそれぞれ結ぶ最短距離の方向と平行である。面10Aにおける尾根部26及び谷部28の延在方向と、面10B,10Cにおける尾根部26及び谷部28の延在方向とは、互いに直交している。
一方、図2に示される例では、面10D,10Eにおける尾根部26及び谷部28の延在方向は、ユニットルーム12の略対角方向と平行である。換言すれば、この延在方向は、ユニットルーム12の角部に位置する床パネル10の角部から排水部18へ向かう方向と平行である。この例では、谷部28の一部が、排水部18と直線溝22の何れにも至らずに、浴槽16に接する辺34に至っている。この辺34まで流れて来た水を排水部18へ流すためには、該辺34又はその近傍に、排水部18まで延在する溝等の導水路を設ければよい。
図1から図3、図4(A)において、互いに同方向に延在し、かつ互いに隣り合う尾根部26は、互いに同位相で蛇行している。一方、谷部28は、隣り合う尾根部26と逆位相で蛇行している。換言すれば、谷部28は、尾根部26の延在方向と直交する方向に振幅を有する波状に形成されている。図示の例では、谷部28の振幅が一定であるが、この振幅は場所によって変化していてもよい。例えば、排水部18に近づくにしたがって振幅が大きくなるか、又は小さくなると、水の残りをより抑制しやすくなる。
また、ユニットルーム12の入り口付近(図示せず)とその他の部分を対比して、次の3つの何れかの構成があれば、床パネル10を滑りにくくすることができ、ユニットルーム12への出入り時の転倒を抑制できるようになる。
・谷部28の振幅を大きくする。
・尾根部26の振幅を大きくする。
・谷部28と尾根部26の間隔を狭くする。
図4(B)〜(C)において、斜面32,33は、尾根部26から谷部28に向かって形成されている。谷部28は尾根部26よりも低い位置にあるため、斜面32,33は尾根部26から谷部28に向かって下降する面となっている。尾根部26と谷部28との落差は、例えば一定である。尾根部26と谷部28とが逆位相で蛇行しているため、尾根部26及び谷部28の相対位置も周期的に変化している。これに伴い、斜面32,33の幅が周期的に変化し、水平方向に対する斜面32,33の傾斜角度も、周期的に変化している。
具体的には、図4(B)の断面位置では、斜面32の両側に位置する尾根部26と谷部28とが互いに接近しているため、斜面32の傾斜角度が大きくなる。これにより、滑り止め効果が向上するようになっている。一方、この断面位置においては、斜面33の両側に位置する尾根部26と谷部28とが比較的離れているため、斜面33の傾斜角度が小さくなる。
図4(C)の断面位置では、斜面32,33の両側に位置する尾根部26と谷部28との間隔が、斜面33の両側に位置する尾根部26と谷部28との間隔と同等であるため、斜面32,33の傾斜角度も同等となる。
図4(D)の断面位置では、図4(B)の断面位置とは逆に、斜面33の両側に位置する尾根部26と谷部28とが互いに接近しているため、斜面33の傾斜角度が大きくなる。一方、斜面32の両側に位置する尾根部26と谷部28とが比較的離れているため、斜面32の傾斜角度が小さくなる。
なお、斜面32,33の断面形状は直線に限られず、曲線であってもよく、また直線と曲線の組合せであってもよい。曲線については、床パネル10の上方に凸であってもよく、下方に凸であってもよい。上方に凸の曲線の場合には斜面32,33が凸面となり、下方に凸の曲線の場合には斜面32,33が凹面となる。
なお、図4(B)〜(C)では、尾根部26及び谷部28の断面形状が角張った形状となっているが、尾根部26及び谷部28の断面形状はこれに限られず、それぞれ丸められていてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1〜図3において、本実施形態に係る床パネル10では、互いに交差せずに各々蛇行して延在する複数の尾根部26により、滑り止め効果が確保されている。また、尾根部26から谷部28に向かう斜面32,33を有しているので、ユニットルーム12使用時に床パネル10に付着した水(図示せず)が谷部28に集まる(図3の矢印A方向参照)。谷部28は、尾根部26の延在方向に延在しているので、谷部28に集まった水は該谷部28に沿って流れ(図3の矢印B方向参照)、排水部18(図1,図2)へ流れて排水される。
図1,図2において、少なくとも1つの谷部28が、ユニットルーム12の排水部18まで延在しているので、床パネル10上の水を排水部18へ直接流すことができる。このため、排水性を向上させることができる。
また、図1,図2において、少なくとも1つの谷部28が、ユニットルーム12の排水部18まで延在する直線溝22まで延在しているので、該谷部28を流れる水は、直線溝22を経由して排水部18へ流れる。このため、排水部18まで直接至らない谷部28からの排水性を向上させることができる。
本実施形態では、谷部28が蛇行しているので、谷部28を流れる水の速度が適度に抑制される。谷部28の水と、斜面32,33の水滴(図示せず)が接触した状態で、谷部28において適度な速度域の流れが存在すると、斜面32,33の水滴が谷部28に引き込まれるため、斜面32,33に水滴が残り難くなる。つまり、本実施形態によれば、斜面32,33に水滴が取り残されないように、水の速度を最適化することができる。このため、床パネル10の乾燥性を向上させることができる。
また、本実施形態では、谷部28は互いに交差せずに、尾根部26の延在方向に沿って延在しているので、尾根部26から谷部28に向かう斜面32,33も該尾根部26の該延在方向に連続している。このため、床パネル10を清掃する際に、尾根部26の延在方向に沿って清掃することで、水垢等が残り難くなる。
このように、本実施形態によれば、排水性、乾燥性及び滑り止め効果を確保しつつ、床パネル10の清掃性を向上させることができる。
[第2実施形態]
図5(A)から図5(D)において、本実施形態に係る床パネル20では、谷部28に沿って、溝38が形成されている。谷部28が蛇行しているので、溝38も蛇行している。溝38の幅や深さは、斜面32,33に水滴が取り残されないように、谷部28に沿った水の流れの速度を考慮して適宜設定される。その際、溝38の幅や深さが場所によって異なっていてもよい。溝38の断面は、矩形に限られず、V字状や弧状であってもよい。
この床パネル20では、谷部28に沿って形成された溝38により、乾燥性を向上させると共に、溝38と斜面32,33との境界に形成される角部により滑り止め効果を向上させることができる。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
[第3実施形態]
図6(A),図6(B)において、本実施形態に係る床パネル30では、互いに隣り合う尾根部26が互いに逆位相で蛇行している。これに伴い、床パネル30には、隣り合う尾根部26同士が接近する領域と離れる領域とが周期的に形成されている。隣り合う尾根部26の間には、谷部28が直線状に形成されている。更に、谷部28には、直線状の溝38が形成されている。
谷部28を挟む斜面32,33は、断面V字状に形成されている。水平方向に対する斜面32,33の傾斜角度は、周期的変化している。具体的には、尾根部26と谷部28との落差が一定の場合、隣り合う尾根部26が接近している領域では、水平方向に対する斜面32,33の傾斜角度がそれぞれ大きくなる。一方、隣り合う尾根部26が離れている領域では、水平方向に対する斜面32,33の傾斜角度がそれぞれ小さくなる。
谷部28を挟む斜面32,33のV字の開き角度でいえば、隣り合う尾根部26が接近している領域では開き角度が小さくなり、離れた領域では開き角度が大きくなる。
この床パネル30では、谷部28が直線状に形成されているので、清掃の際に、谷部28の方向に沿って清掃することで、水垢等がより一層残り難くなる。したがって、清掃性が更に向上している。
谷部28の溝38が直線状であると、谷部28が蛇行している場合と比較して、該谷部を流れる水の速度が速くなる可能性があるが、隣り合う尾根部26が接近している領域では、該尾根部26の成形時に溝38の幅が狭くなり易い。これにより、谷部28を流れる水の速度が適度に抑制されるので、斜面32,33に水滴が取り残され難く、乾燥性も良好である。
他の部分については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
なお、本実施形態において、溝38が省略されていてもよい。
[第4実施形態]
図7において、本実施形態に係る床パネル40では、隣り合う尾根部26が互いに同位相で蛇行し、谷部28が、隣り合う尾根部26と同位相で蛇行している。尾根部26及び谷部28は、例えば正弦波状に蛇行している。これに伴い、斜面32,33も略一定幅で蛇行している。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
なお、本実施形態において、谷部28に、第3実施形態に記載の溝38が形成されていてもよい。
[第5実施形態]
図8において、本実施形態に係る床パネル50では、隣り合う尾根部26が互いに同位相で蛇行している。隣り合う尾根部26の間には、谷部28が直線状に形成されている。谷部28には、直線状の溝38が形成されている。各々の溝38には、部分的に幅が狭められた絞り部36が、例えば複数箇所設けられている。
この床パネル50では、溝38に、部分的に幅が狭められた絞り部36が設けられているので、溝38を流れる水の速度を適度に抑制することができる。特に、谷部28が直線状である場合に水の速度を抑制することで、斜面32,33に水滴が残り難くなるようにして、乾燥性を向上させることができる。
他の部分については、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態又は第4実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
[第6実施形態]
図9において、本実施形態に係る床パネル60は、1枚のパネルに8つの面60A〜60Hを有している。面60Aと面60E、面60Bと面60F、面60Cと面60G、面60Dと面60Hは、直線溝22を中心としてそれぞれ互いに対称な形状に形成されている。また、面60A〜60C、60E〜60Gは、例えば略長方形又は略正方形に形成されている。面60A〜60Hの上面は、排水部18側が下側となるように、それぞれわずかに傾斜している。面60D,60Hにおいて、排水部18に面する部位には、切欠き24が形成されている。
ここで、図9において、床パネル60の左半分(面60A,60B,60C,60Dを合わせた領域)の対角方向に延びる直線(面60Aの左上角部と、面60Dの切欠き24の隅部とを結ぶ直線)をL1とする。また、床パネル60の右半分(面60E,60F,60G,60Hを合わせた領域の対角方向に延びる直線(面60Eの右上角部と、面60Hの切欠き24の隅部とを結ぶ直線)をL2とする。床パネル60を線L1,L2により3つの領域60L,60R,60Uに区分すると、領域60Lの上面は矢印S2方向に下るようにわずかに傾斜している。同様に、領域60Rの上面は図9の矢印S2方向に下るようにわずかに傾斜し、領域60Uの上面は図9の矢印S3方向に下るようにわずかに傾斜している。換言すれば、領域60L,60R,60Uの上面は、排水部18側が下側となるように、それぞれわずかに傾斜している。
面60B,60Dと面60F,60Hとの境界には、面60B,60Fの外縁から排水部18まで延在する直線溝22が設けられている。また、面60A,60Cと面60B,60Dとの境界には、面60A,60Bの外縁から面60C,60Dの辺34に至る直線溝62が設けられている。更に、面60E,60Gと面60F,60Hとの境界には、面60E,60Fの外縁から面60G,60Hの辺34に至る直線溝64が設けられている。なお、辺34は、浴槽16(図1,図2参照)との境界の部位である。直線溝22,62,64は、例えば互いに平行に配置されている。
面60A,60Bと面60C,60Dとの境界には、面60A,60Cの外縁から直線溝22まで延在する直線溝66が設けられている。また、面60E,60Fと面60G,60Hとの境界には、面60E,60Gの外縁から中央の直線溝22まで延在する直線溝68が設けられている。
面60A〜60Hには、例えば第3実施形態と同様の尾根部26及び谷部28(溝38)がそれぞれ設けられている(図10〜図12)。図10は、図9におけるF10の部位の詳細を示す拡大平面図である。図11は、図9におけるF11の部位の詳細を示す拡大平面図である。そして、図12は、図9におけるF12の部位の詳細を示す拡大平面図である。
面60A〜60Hにおける尾根部26及び谷部28(溝38)の延在方向は、ユニットルーム12(図1)の角部に位置する床パネル60の角部から排水部18へ向かう方向と平行である。面60Aでは、谷部28は、直線溝62又は直線溝66に至っている。面60Bでは、谷部28は、中央の直線溝22、又は直線溝66に至っている。面60Eでは、谷部28は、直線溝64又は直線溝68に至っている。面60Fでは、谷部28は、中央の直線溝22、又は直線溝68に至っている。
面60Cでは、谷部28は、直線溝62又は辺34に至っている。面60Dでは、谷部28は、中央の直線溝22、排水部18、又は辺34に至っている。面60Gでは、谷部28は、直線溝64又は辺34に至っている。そして面60Hでは、谷部28は、中央の直線溝22、排水部18、又は辺34に至っている。
床パネル60における尾根部26及び谷部28(溝38)の配置は、直線溝22を中心として左右対称となっている。また、谷部28(溝38)での排水方向は、直線溝22,64,66,68での排水方向に対してそれぞれ鋭角に交わっており、最終的に排水部18に向かうという点で、各々の排水方向は一致している。
(作用)
図10〜図12において、本実施形態に係る床パネル60では、床パネル60に付着した水が谷部28(溝38)に集まり(図3参照)、該谷部28に沿って矢印B方向に流れ、直線溝22,64,66,68や辺34を経由し、又は直接的に排水部18へ流れる。
ここで、3箇所の水の流れについて例示する。図10に示される部分では、面60Eにおいて谷部28(溝38)に沿って流れる水が、直線溝64に合流して、矢印C方向に流れる。なお、直線溝64を流れる水の一部が、面60Eに隣り合う面60Fの谷部28(溝38)に沿って、矢印B方向に流れてもよい。図11に示される部分では、面60B,60Fにおいて谷部28(溝38)に沿って流れる水が、中央の直線溝22に合流して、矢印C方向に流れる。そして、図12に示される部位では、面60Aにおいて谷部28(溝38)に沿って流れる水が、直線溝66に合流して、矢印D方向に流れる。なお、直線溝66を流れる水の一部が、面60Aに隣り合う面60Cの谷部28(溝38)に沿って、矢印B方向に流れてもよい。
本実施形態では、床パネル60における尾根部26及び谷部28(溝38)の配置は、直線溝22を中心として左右対称となっている。また、谷部28(溝38)での排水方向は、直線溝22,64,66,68での排水方向に対してそれぞれ鋭角に交わっており、最終的に排水部18に向かうという点で、各々の排水方向は一致している。したがって、谷部28(溝38)を流れる水が直線溝22,64,66,68に集まり、排水部18に向けてスムーズに流れやすくなる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
床パネル10における3枚の面10A,10B,10C(図1)や2枚の面10D,10E(図2)を1枚のパネルで構成せず、各々独立したパネル(図示せず)で構成してもよい。この場合、直線溝22は、例えば、互いに突き合わされるパネルの角部をそれぞれ面取りしておくことで形成することができる。面取りが、角部を直線状にカットした所謂C面取りであれば、設置状態で断面V字状の直線溝22が形成される。
図2において、床パネル10を、各々独立した2つのパネルで構成する場合には、排水部18が長方形であるので、切欠き24は該長方形を2分割した矩形となる。
谷部28に溝38を形成する場合、該溝38をすべての谷部28に形成してもよく、また一部の谷部28に形成してもよい。また、ある谷部28において、その延在方向の一部に溝38を形成してもよい。例えば、排水部18や直線溝22(図1,図2)から遠い部分に溝38を配置し、排水部18や直線溝22に近い部分に溝38を配置しない構成としてもよい。また、溝38を断続的に配置する構成としてもよい。
第1実施形態において、少なくとも1つの谷部28が、ユニットルーム12の排水部18まで延在しているものとしたが、谷部28が排水部18まで延在しない構成としてもよい。また、少なくとも1つの谷部28が、排水部18まで延在する直線溝22まで延在しているものとしたが、谷部28が直線溝22まで延在しない構成としてもよく、直線溝22を有しない構成としてもよい。
上記実施形態は、適宜組み合わせて用いることが可能である。
10…床パネル、12…ユニットルーム、18…排水部、20…床パネル、22…直線溝、26…尾根部、28…谷部、30…床パネル、32…斜面、33…斜面、36…絞り部、38…溝、40…床パネル、50…床パネル、60…床パネル

Claims (7)

  1. ユニットルームの一部として組み込まれる床パネルであって、
    互いに交差せずに各々蛇行して延在する複数の尾根部と、
    互いに隣り合う前記尾根部の間に、かつ前記尾根部よりも低い位置に形成され、互いに交差せずに前記尾根部の延在方向に延在する谷部と、
    前記尾根部から前記谷部に向かう斜面と、
    を有する床パネル。
  2. 前記谷部が蛇行している請求項1に記載の床パネル。
  3. 前記谷部が直線状に形成されている請求項1に記載の床パネル。
  4. 前記谷部に沿って、溝が形成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の床パネル。
  5. 前記溝には、部分的に幅が狭められた絞り部が設けられている請求項4に記載の床パネル。
  6. 少なくとも1つの前記谷部が、前記ユニットルームの排水部まで延在している請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の床パネル。
  7. 前記ユニットルームの排水部まで延在する直線溝を有し、
    少なくとも1つの前記谷部が、前記直線溝まで延在している請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の床パネル。
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