JP2017166245A - パネル体及びふとんかご - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム内に網体が張られたパネル体であって、フレームを構成するにあたり溶接を不要としたパネル体、また、その組立作業が比較的容易であるパネル体、及びこれらを利用したふとんかごの提供。【解決手段】網体11と、両端部においてネジ山が形成されている4本の主筋部材12と、これらの主筋部材12を角部で接続するコーナー材13と、主筋部材12に形成されたネジ山に螺合されるナット14と、を備え、主筋部材12の長さ調節機構として機能するコーナー材13とナット14とによって、フレームを拡張することにより、フレーム内に張られた網体11に張力を発生させ、これによってパネル体1を安定化させる。【選択図】図1

Description

本発明は、フレーム内に網体が張られたパネル体及びふとんかごに関する。
護岸や法面の保護等のために、金網を箱状に形成して中に詰石をした“ふとんかご”が用いられている。
当該ふとんかごに関する従来技術が特許文献1によって開示されている。
特開2001−64937
従来の一般的なふとんかごは、フレーム内に網体が張られたパネル体6枚をUボルト等で相互に結合することで箱状に形成されるものである。
このようなふとんかごを形成するための一般的なパネル体は、矩形に形成したひし形金網の各辺(端部の網目内や、端部をカール加工して形成した挿通部)に主筋(丸棒)をそれぞれ通して、これらの主筋を相互に溶接することによって形成されている。
このような従来のパネル体及びこれを用いたふとんかごは、主筋そのものはメッキ処理がなされているが、主筋を溶接した部分においては溶接によってメッキが溶解してしまっており、従って、溶接部分に錆びが生じてしまう問題がある。特に川や海等の近くで用いられるふとんかごでは、溶接部分における腐食がより問題となる。
また、フレーム内に網体が張られたパネル体の形成は、基本的にフレームを形成した後に当該フレームに対して網体を張るか、前述のごとく、網体に対してフレームの各辺を構成する主筋を通して、各主筋を接合することによってフレームを構成するかの何れかとなる。
前者の場合、フレームに対して張力をもって網体を張ろうとすると、網体に張力を付与した状態にてフレームに対する取り付けを行う必要があるため、その作業に何らかの工具やジグを要したり複数の人手を要する等、作業が煩雑なものとなりがちであり、作業効率が低下する。
後者の場合においても、張力をもって網体を張ろうとすると、各主筋を接合する際に何らかの工具やジグを要したり複数の人手を要する等、作業が煩雑なものとなりがちであり、作業効率が低下する。
本発明は、上記の点に鑑み、フレーム内に網体が張られたパネル体であって、フレームを構成するにあたり溶接を不要としたパネル体、また、その組立作業が比較的容易であるパネル体、及びこれらを利用したふとんかごを提供することを目的とする。
(構成1)
フレームと、当該フレーム内に張られた網体と、を備えるパネル体であって、前記フレームを構成する主筋部材が、長さ調節機構を備えることにより、前記網体の張力調節機能を有することを特徴とするパネル体。
(構成2)
前記長さ調節機構が、前記主筋部材に対して摺動可能に設けられる長さ調節部材と、当該長さ調節部材の摺動を拘束する拘束部材と、によって構成されたことを特徴とする構成1に記載のパネル体。
(構成3)
前記長さ調節部材が、前記フレームの角部において交差する前記主筋部材の各端部を余長を有して挿入可能なコーナー材であることを特徴とする構成2に記載のパネル体。
(構成4)
前記フレームが略矩形であり、前記コーナー材が、L字状のパイプ材であることを特徴とする構成3に記載のパネル体。
(構成5)
前記矩形形状の対向する2辺の中間部において設けられる中間主筋部材をさらに備え、前記対向する2辺の主筋部材がそれぞれ挿通され、且つ前記中間主筋部材の端部が挿入されるT字状のパイプ材である中間長さ調節部材を、前記中間主筋部材の両端に備えることを特徴とする構成4に記載のパネル体。
(構成6)
前記主筋部材にネジ山が形成され、前記拘束部材が、当該ネジ山に螺合されるナットによって構成されたことを特徴とする構成2から構成5の何れかに記載のパネル体。
(構成7)
構成1から構成6の何れかに記載のパネル体を接合してかご体としたことを特徴とするふとんかご。
(構成8)
フレームと、当該フレーム内に張られた網体と、を備えるかご体であって、前記フレームを構成する主筋部材と、前記主筋部材が交差する箇所において、当該主筋部材の各端部を余長を有して挿入可能なコーナー材と、前記コーナー材に対する前記主筋部材の挿入位置を拘束する拘束部材と、を備えることを特徴とするふとんかご。
(構成9)
前記コーナー材が、前記交差する主筋部材の各端部に対応して分岐したパイプ材であることを特徴とする構成8に記載のふとんかご。
(構成10)
前記主筋部材にネジ山が形成され、前記拘束部材が、当該ネジ山に螺合されるナットによって構成されたことを特徴とする構成8又は構成9の何れかに記載のふとんかご。
本発明のパネル体及びこれを利用したふとんかごによれば、フレームを構成する主筋部材が長さ調節機構を備えるため、これによる長さ調節により、網体の張力調節をすることができる。即ち、パネル体の形成の際には、網体に張力がないままで作業を行い、パネル体の形成後に、網体に張力を付与することができる。従って、パネル体の形成において、フレームを形成した後に当該フレームに対して網体を張る場合、網体に対してフレームの各辺を構成する主筋を通して各主筋を接合することによってフレームを構成する場合、の何れにおいても、特別な工具やジグを要したり複数の人手を要することなく組立作業を行う事が可能となる。
また、長さ調節機構を、コーナー材と、これに対する主筋部材の挿入位置を拘束する拘束部材と、によって構成することにより、コーナー材及び拘束部材によって網体の張力を利用しつつ主筋部材をフレーム状に構成することができるため、フレームを構成するにあたり溶接を不要としたパネル体、及びこれを利用したふとんかごを提供することができる。
本発明に係る実施形態1のパネル体を示す図 本発明に係るパネル体の別の例を示す図 コーナー材及び中間長さ調節部材を示す斜視図 本発明に係るふとんかごを示す分解図 本発明に係る実施形態2のふとんかごを示す斜視図 パネル体の他の実施形態を示す図 パネル体の他の実施形態を示す図
以下、本発明の実施態様について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するものではない。
<実施形態1>
図1は、本発明に係る実施形態1のパネル体を示す図であり、図1(a):平面図、図1(b):図1(a)の一部を拡大した図、である。
本実施形態のパネル体1は、フレームに、ひし形金網(網体)11が張られたものである。ここではパネル体1として正方形のものを例としており、正方形に形成されたひし形金網11の各辺(端部の網目内や、端部をカール加工して形成した挿通部)にフレーム(主筋部材12)を通して形成されるものである。
フレームは、両端部においてネジ山が形成されている4本の主筋部材12(本実施形態では4本とも同じ構成)と、これらの主筋部材12を角部で接続するコーナー材13と、主筋部材12に形成されたネジ山に螺合されるナット14と、によって構成される。
コーナー材13は、フレームの角部において交差する主筋部材12の各端部を余長を有して挿入可能な、L字状のパイプ材であり、本実施形態においては、4つの角部において何れも同様の部材である。“主筋部材12の各端部を余長を有して挿入可能”とは、図1(b)から理解されるように、主筋部材12の端部を内部に納めた状態において、所定長さだけ出し入れできるものである。当該構成のコーナー材13が4つの角に配されるため、フレーム形状を保ったまま(主筋部材12がコーナー材13から外れることなく)、フレームを上下左右に伸縮することができる。即ち、コーナー材13は、主筋部材12に対して摺動可能に設けられる長さ調節部材(長さ調節機構)として機能するものである。
また、図1(b)に示されるように、主筋部材12端部のネジ山にはそれぞれナット14が螺合され、コーナー材13と突き当たる構成となる。これにより、主筋部材12がコーナー材13へ入り込む長さが規制されるものであり、即ち、ナット14は、コーナー材13(長さ調節部材)の摺動を拘束する拘束部材(長さ調節機構)として機能する。
以上の各構成要素を有するパネル体1の組み立ては以下の手順で行われる。
1.ひし形金網11の各辺への主筋部材12の取り付け
先ず、正方形に形成されたひし形金網11の各辺に、主筋部材12を通す。ひし形金網11の2辺(ひし形金網の列線と平行となる2辺)では、ひし形金網の網目(螺旋状に形成される両端部の列線の内部)に主筋部材12を通し、他の2辺では、各列線の端部をカール加工して形成した挿通部に主筋部材12を通す。
これにより、ひし形金網11の各辺に主筋部材12が配される(網に通される)。
2.ナット14及びコーナー材13の取り付け
各主筋部材12の両端部のネジ山にナット14を取り付けた上で、コーナー材13に主筋部材12の端部を挿入させる。主筋部材12の挿入は、一方端部をコーナー材13の奥まで挿入した後に、他方端部を他端側のコーナー材13に挿入することで行う。
3.ナット14の締付け
最後にナット14を締め付ける(フレームを広げる方向へ回す)ことにより、ひし形金網11に張力を発生させ、フレームを固定する。なお、主筋部材12の一方側のみを締め付けると、コーナー材13から主筋部材12が外れるおそれもあるため、両端の長さのバランスに留意する。
ナット14は、フレームが縮まる方向に対してこれを拘束するものであり、フレームが広がる方向に対しては拘束力が無いが、フレームにはひし形金網11が張られているため、ひし形金網11の張力によってフレームが広がる方向に対する拘束力が生じる。即ち、パネル体1は、ひし形金網11の張力を利用してフレームを固定しているものである。
上記のような構成であるため、パネル体1における主筋部材12の長さと、コーナー材13における余長(主筋部材12を挿入可能な長さ)、ひし形金網11のサイズには相互に相関がある。
図1(a)に示されるように、両端のコーナー材13の間隔をL1とした場合、主筋部材12は、最低限このL1より長い必要がある(そうでなければフレームとして成り立たないため)。また、このL1に一方側のコーナー材13における余長(主筋部材12を挿入可能な長さ)を加えたものがL2であるが、主筋部材12はこのL2より短い必要がある。主筋部材12がL2より長いと、フレームの組立が困難又は不可能となるためである(網体の柔軟性等も影響する)。
また、L1はパネル体1としてのサイズL3の影響を受けるものであり、L3はひし形金網11のサイズ(厳密には張力発生時のサイズ)に基づくものとなる。
従って、コーナー材13におけるパイプの長さ(主筋部材12を挿入可能な長さ)や、主筋部材12の長さ等は、完成体であるパネル体1のサイズ等を考慮した上で、上記条件に従って適宜定められるものである。
以上のごとく、本実施形態のパネル体1によれば、フレームを構成するにあたり溶接を不要とすることができ、その組立作業が比較的容易である。従って、溶接部分における錆び等の腐食の発生の問題がないパネル体を容易に組み上げることができる。
なお、ここでは、パネル体として正方形のものを例として説明したが、長方形等とするものであっても勿論よい。図2にはそのようなものの一例を示した(図1と同様の構成となるものについては同一の符号を使用している)。また、図3は、図2のパネル体2で用いられるコーナー材13及び中間長さ調節部材15を示す斜視図である。
図2に示されるパネル体2では、図1のパネル体を横に2枚並べた大きさとし、補強のための中間主筋部材12´(主筋部材12と同様の構成)をさらに備えている。中間主筋部材12´の両端側には、中間長さ調節部材15が設けられる。
中間長さ調節部材15は、図2(b)及び図3に示されるように、主筋部材12が挿通(貫通)され、中間主筋部材12´の端部が挿入されるT字状のパイプ材である。中間主筋部材12´、中間長さ調節部材15、ナット14の取り付けは、パネル体1で説明したコーナー材13の取り付けと同様の概念である。
図2では、中間長さ調節部材15に1本の長手方向の主筋部材12が挿通(貫通)されるものを例としているが、長手方向の主筋部材12を2本(短手方向と同様の構成)とし、T字の中間長さ調節部材15の両サイドにおいて、他と同様に、ナット14を用いて組み付けられるものであってもよい。
なお、本発明が適用されるパネル体は矩形でなければならないものではなく、多角形状や、曲面を有する形状であっても構わない。
以上で説明したパネル体を組み合わせることで、ふとんかご(かご体)を形成することができる。
図4は、本発明に係るふとんかごを示す展開図である。
ふとんかご3は、上記説明したパネル体2(図2の中間主筋部材12´の数を1〜2本としたもの)を6枚使用して、これを相互に接合してふとんかごを形成するものである(なお、簡略化のためコーナー材等の図示を省略している)。
ここでは接合の手段として、U字ボルト31を利用するものを例としている。各隣接するパネル体2の主筋部材12同士をU字ボルト31にて締結するものである。なお、接合手段はU字ボルトに限られるものでなく、適宜選択すればよい(例えば接合用のコイルを用いるものや、クリップを用いるもの等)。
本発明に係るパネル体を利用したふとんかご3は、溶接部分が無いため、溶接部分における錆び等の腐食の発生の問題がない。また、本発明に係るパネル体は組立作業が容易であり、現地(ふとんかごの施工場所)における組立も可能である。即ち、ひし形金網11、各主筋部材12(中間主筋部材12´含む)、コーナー材13(中間長さ調節部材15含む)、ナット14を、分解状態にて現地まで運搬できるため(ひし形金網11は巻き取ってロール状にできる)、輸送コストの低減も図られる。
なお、ここではパネル体1の利用の例としてふとんかご3を例としているが、パネル体1は各種の用途に利用することができる(例えば、柵やケージ等)。
<実施形態2>
図5は、本発明に係る実施形態2のふとんかごを示す展開図である(図1と同様の構成となるものについては同一の符号を使用している)。
実施形態1では、パネル体1を6枚接合することでふとんかごを形成している(即ち、ふとんかごの稜線において主筋部材12が複数本存在する)が、本実施形態のふとんかご4は、コーナー材を立体に対応する構成とすることにより、ふとんかごの稜線において主筋部材を1本とすることができるものである。
図5に示されるように、本実施形態のふとんかご4は、実施形態1のパネル体1と基本概念は同じであって、フレームに、ひし形金網(網体)11が張られたものであり、フレームが主筋部材12(実施形態1と同じ)と、これらの主筋部材12を角部で接続するコーナー材13´(及び中間長さ調節部材15´)と、主筋部材12に形成されたネジ山に螺合されるナット14と、によって構成されるものである(なお、見易さの観点から、ひし形金網11は一部のみの図示としている)。
コーナー材13´(及び中間長さ調節部材15´)は、実施形態1のコーナー材13(及び中間長さ調節部材15)と同様の概念のもの(主筋部材が交差する箇所において、当該主筋部材の各端部を余長を有して挿入可能)であるが、本実施形態のコーナー材13´(及び中間長さ調節部材15´)は、立体に対応し、交差する主筋部材12の各端部に対応して分岐したパイプ材である。
これにより、図5に示されるように、ふとんかご4の各稜線において主筋部材12が1本となる。
本実施形態のふとんかごによれば、実施形態1と同様に、溶接部分における錆び等の腐食の発生の問題がなく、また、組立作業が比較的容易であり、現地(ふとんかごの施工場所)における組立も可能で、輸送コストの低減も図られる。
加えて、実施形態1のごとくパネル体1を6枚接合するものに比べ、部材の点数を少なくすることができるため(主筋部材12の数の低減及び締結部材(U字ボルト31)の削除が可能)、輸送コストのより一層の低減や、部品コストの低減を図ることができる。
なお、上記各実施形態においては、金網がひし形金網であるものを例として説明したが、本発明がこれに限られるものではなく、各種の網であってよい(例えば、きっ甲金網や織金網等)。また、金網に限られるものでなく、ロープ網等であってもよい。
上記実施形態では、フレーム(主筋部材)を網目や網端部のカール加工部分を通すものを例としているが、フレームに対する網の張り方は各種の取り付け方法によればよい。例えば、網の端部にフック等を設けて、これをフレームに引っかけるようなものであってもよいし、結合コイルを用いるものや、クリップを用いるもの等であってもよい。このような各種の取り付け方法によってフレームに網を取り付け(この時点では網に張力が無い状態とできるため、取り付け作業が容易)、本発明によるフレームの拡張機能により、網に張力を発生させ、これによってパネル体を安定化させることができるものである。即ち、フレームを形成した後に当該フレームに対して網体を張る場合にも、網体に対してフレームの各辺を構成する主筋を通して各主筋を接合することによってフレームを構成する場合にも、本発明のパネル体によれば、組立作業を容易なものとすることができるのである。
<他の実施形態>
図6には、溶接不要のパネル体の他の実施形態を示した。
図6のパネル体100は、フレームに、ひし形金網(網体)11が張られたものであり、両端部にネジ山が形成されたL型主筋部材102と、これを接続するためのカプラ103とによってフレームが構成される。
L型主筋部材102は、丸棒をL字状に曲げ加工し、その両端部においてネジ山を形成したものである。当該ネジ山は両端で同じ向き(回転方向)に形成される。
カプラ103は内面に、L型主筋部材102のネジ山と螺合されるネジ溝が形成さており、外形の一部又は全部にはスパナ掛けやレンチ掛けができる形状を有している(ここでは全体的に六角柱状のものを例示)。
以上の各構成要素を有するパネル体100の組み立ては以下の手順で行われる。
1.ひし形金網11の各辺へのL型主筋部材102の取り付け
先ず、正方形に形成されたひし形金網11の各辺に、L型主筋部材102を通す。ひし形金網11の2辺では、ひし形金網の網目(螺旋状に形成される両端部の列線の内部)にL型主筋部材102を通し、他の2辺では、各列線の端部をカール加工して形成した挿通部にL型主筋部材102を通す。
これにより、ひし形金網11の各辺にL型主筋部材102が配される(網に通される)。なお、L型主筋部材102の一端にカプラ103を取り付けた状態にて、ひし形金網11の各辺への取り付けを行っても良い。
2.カプラ103の取り付け
L型主筋部材102の一端にカプラ103を螺合させ(ひし形金網11の各辺への配置時に予めカプラ103を取り付けてある場合は不要)、図6(b)に示されるように、接合させる相手方のL型主筋部材102の端部と重ならない位置まで、一旦カプラ103をねじ込む。次に、接合させるL型主筋部材102の軸位置をあわせつつ、図6(c)に示されるように、カプラ103をねじって移動させて、L型主筋部材102同士を接合させる。カプラ103をねじって2本のL型主筋部材102同士を接合させるために、L型主筋部材102のネジ山は両端で同じ向き(回転方向)に形成されているものである。
4箇所の接合部分で同じ作業を繰り返すことにより、パネル体100が組み立てられる。
図7には、溶接不要のパネル体のさらに別の実施形態を示した。
図7のパネル体200は、フレームに、ひし形金網(網体)11が張られたものであり、両端部にネジ山が形成された主筋部材202と、これを接続するためのカプラ(L型カプラ203、T型カプラ205)とによってフレームが構成される。
主筋部材202は、基本的には実施形態1の主筋部材12と同様のものであるが、外形の一部又は全部にスパナ掛けやレンチ掛けができる形状を有している(ここでは中間部に六角形状のスパナ掛2021を有するものを例示)。
L型カプラ203は、内面に主筋部材202のネジ山と螺合されるネジ溝が形成さており、L字状に形成される。T型カプラ205も同様に内面に主筋部材202のネジ山と螺合されるネジ溝が形成さており、T字状に形成される。
以上の各構成要素を有するパネル体200の組み立ては以下の手順で行われる。
1.ひし形金網11の各辺への主筋部材202の取り付け
先ず、正方形に形成されたひし形金網11の各辺に、主筋部材202を通す。ひし形金網11の2辺では、ひし形金網の網目(螺旋状に形成される両端部の列線の内部)に主筋部材202を通し、他の2辺では、各列線の端部をカール加工して形成した挿通部に主筋部材202を通す。また、中間部においては、ひし形金網の網目の中に主筋部材202を通す。なお、主筋部材202の一端にカプラ(L型カプラ203、T型カプラ205)を取り付けた状態にて、ひし形金網11の各辺への取り付けを行っても良い。
2.カプラ(L型カプラ203、T型カプラ205)の取り付け
まず、主筋部材202の一端に各カプラ(L型カプラ203、T型カプラ205)を螺合させる(ひし形金網11の各辺への配置時に予めカプラを取り付けてある場合は不要)。
図6と同様の理屈で、主筋部材202を一方のカプラの奥まで一旦ねじ込み、主筋部材202をねじって移動させて、他方のカプラと接合させる。従って、主筋部材202の両端に形成されるネジ山と、これに螺合する各カプラとの関係において、主筋部材202の回転(ねじ込み)に対するネジの進退方向が同一となるように構成されているものである。
1、2...パネル体
11...金網(網体)
12...主筋部材
13...コーナー材(L字状のパイプ材)
14...ナット(拘束部材)
15...中間長さ調節部材(T字状のパイプ材)
3、4...ふとんかご

Claims (10)

  1. フレームと、当該フレーム内に張られた網体と、を備えるパネル体であって、
    前記フレームを構成する主筋部材が、長さ調節機構を備えることにより、前記網体の張力調節機能を有することを特徴とするパネル体。
  2. 前記長さ調節機構が、
    前記主筋部材に対して摺動可能に設けられる長さ調節部材と、当該長さ調節部材の摺動を拘束する拘束部材と、
    によって構成されたことを特徴とする請求項1に記載のパネル体。
  3. 前記長さ調節部材が、前記フレームの角部において交差する前記主筋部材の各端部を余長を有して挿入可能なコーナー材であることを特徴とする請求項2に記載のパネル体。
  4. 前記フレームが略矩形であり、前記コーナー材が、L字状のパイプ材であることを特徴とする請求項3に記載のパネル体。
  5. 前記矩形形状の対向する2辺の中間部において設けられる中間主筋部材をさらに備え、
    前記対向する2辺の主筋部材がそれぞれ挿通され、且つ前記中間主筋部材の端部が挿入されるT字状のパイプ材である中間長さ調節部材を、前記中間主筋部材の両端に備えることを特徴とする請求項4に記載のパネル体。
  6. 前記主筋部材にネジ山が形成され、前記拘束部材が、当該ネジ山に螺合されるナットによって構成されたことを特徴とする請求項2から請求項5の何れかに記載のパネル体。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載のパネル体を接合してかご体としたことを特徴とするふとんかご。
  8. フレームと、当該フレーム内に張られた網体と、を備えるかご体であって、
    前記フレームを構成する主筋部材と、
    前記主筋部材が交差する箇所において、当該主筋部材の各端部を余長を有して挿入可能なコーナー材と、
    前記コーナー材に対する前記主筋部材の挿入位置を拘束する拘束部材と、
    を備えることを特徴とするふとんかご。
  9. 前記コーナー材が、前記交差する主筋部材の各端部に対応して分岐したパイプ材であることを特徴とする請求項8に記載のふとんかご。
  10. 前記主筋部材にネジ山が形成され、前記拘束部材が、当該ネジ山に螺合されるナットによって構成されたことを特徴とする請求項8又は請求項9の何れかに記載のふとんかご。
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