JP2008025786A - ワイヤ緊張装置 - Google Patents

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義久 北原
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【課題】特殊な機材を用いることなく、ワイヤをターンバックルに容易に連結でき、しかも見栄えのよいワイヤ緊張装置を提供する。
【解決手段】ターンバックル22の少なくとも一方のネジ棒21の端部に、ワイヤ12端部を挟持するワイヤ挟持具30を設けたワイヤ緊張装置11であって、ワイヤ挟持具30は、ネジ棒21の端部に固定したベース部材31と、ベース部材31に重ね合わされる押さえ部材40と、ベース部材31と押さえ部材40とを結合するボルト部材50とを備え、ベース部材31と押さえ部材40との重ね合わせ面にワイヤ12端部を着脱自在に挟持するワイヤ挟持用凹部を形成し、ワイヤ挟持用凹部の両側においてボルト部材50を締結し、両ワイヤ挟持用凹部間にワイヤ12端部を挟持する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ワイヤ式ブレースとして好適に利用可能なワイヤ緊張装置に関する。
ターンバックルを用いたワイヤ緊張装置として、ターンバックルのネジ棒の端部にリング部を形成して、このリング部にワイヤを引っ掛けて、ターンバックルにワイヤを連結したもの(例えば、特許文献1参照。)や、ターンバックルのネジ棒として、端部に筒状のカシメ部を形成したものを用い、このカシメ部にワイヤの端部を挿入してカシメ部をかしめて、ネジ棒とワイヤとを結合し、ターンバックルにワイヤを結合したもの(例えば、特許文献2参照。)などが広く採用されている。
このような構成のワイヤ緊張装置を用いたワイヤ式ブレースは、ロッドを用いた通常のブレースと比較して、強度的には劣るものの、柔軟なワイヤを用いていることから、壁や柱などの障害物がある場合でも、必要最小限の貫通孔や切欠を形成することで容易に施工でき、建築物をほとんど傷つけないので、既設の建築物に対してほとんど手を加えることなく容易に施工できること、狭い場所や入り組んだ場所に対しても無理なく容易に施工できること、ワイヤの長さを施工現場で容易に調整できること、ネジ切り作業が不要であること、などの利点を有していることから、既設の一戸建て住宅等の補強用として利用されつつある。
特開平10−227069号公報 特開2002−227421号公報
しかし、特許文献1記載のワイヤ緊張装置では、特許文献1の図面には開示されていないが、ネジ棒のリング部にワイヤ端部を通した後、ワイヤ端部を折り返して、複数のワイヤグリップ等でワイヤの端部にアイを形成する必要があり、その作業が煩雑であるとともに、複数のワイヤグリップが外部に露出することから見栄えがよくないという問題があった。
一方、特許文献2記載のワイヤ緊張装置では、カシメ部を単純な筒状等に形成できるので、見栄え性を向上できるが、ワイヤを施工部位に応じた長さに切断するためには、施工現場においてカシメ部をかしめてワイヤをネジ棒に連結する必要があり、カシメ部をかしめるための機材が別途必要になるという問題がある。
本発明の目的は、特殊な機材を用いることなく、ワイヤをターンバックルに容易に連結でき、しかも見栄えのよいワイヤ緊張装置を提供することである。
本発明に係るワイヤ緊張装置は、ターンバックルの少なくとも一方のネジ棒の端部に、ワイヤ端部を挟持するワイヤ挟持具を設けたワイヤ緊張装置であって、前記ワイヤ挟持具は、前記ネジ棒の端部に固定したベース部材と、前記ベース部材に重ね合わされる押さえ部材と、前記ベース部材と押さえ部材とを結合するボルト部材とを備え、ベース部材と押さえ部材との重ね合わせ面にワイヤ端部を着脱自在に挟持するワイヤ挟持用凹部を形成し、ワイヤ挟持用凹部の両側において前記ボルト部材を締結し、両ワイヤ挟持用凹部間にワイヤ端部を挟持するものである。
このワイヤ緊張装置では、ベース部材及び押さえ部材のワイヤ挟持用凹部間にワイヤの端部を配置させた状態で、ボルト部材を締結することで、両ワイヤ挟持用凹部間にワイヤを挟持して、ターンバックルにワイヤを連結固定できるので、特殊な機器を用いることなく、ターンバックルにワイヤ端部を連結固定できる。また、ベース部材及び押さえ部材は外部に露出するものの、比較的小型に構成でき、しかもターンバックルに連なって一体的に設けられているので、ワイヤ緊張装置の外観が低下することを防止できる。
このようなワイヤ緊張装置は、ワイヤ式ブレースとして利用できる。具体的には、ワイヤの一端部に予め工場等においてアイを形成する。次に、施工現場において施工部位に応じた長さにワイヤの他端側を切断した後、ワイヤの他端部をワイヤ挟持具に挟持させて、ワイヤをターンバックルに連結する。次に、ターンバックルの他方のネジ棒の端部を建築物等に固定するとともに、ワイヤの一端部のアイを建築物等に固定する。次に、バックル本体を回転操作して、ワイヤを緊張させ、ワイヤ式ブレースを建築物等に施工することになる。但し、ターンバックルの他方のネジ棒に対してもワイヤ挟持具を固定して、ターンバックルに2本のワイヤを連結固定し、これをワイヤ式ブレースとして用いることもできる。また、このワイヤ緊張装置は、ワイヤ式ブレース以外に、建築現場等における親綱の緊張装置として利用するなど、ワイヤを張設して緊張させる必要のある各種用途で利用できる。
ここで、前記ベース部材に、ネジ棒の端部が嵌合溶接されるネジ棒固定用凹部を前記ワイヤ挟持用凹部に連ねて形成し、前記押さえ部材に、ネジ棒の端部を覆うカバー部を形成することが好ましい実施の形態である。このように構成すると、ワイヤ緊張装置を小型に構成できるとともに、ネジ棒の端部をカバー部で覆うことができるので、ワイヤ緊張装置の外観を一層向上できる。
前記ワイヤとして被覆ワイヤを用い、押さえ部材及びベース部材に被覆ワイヤの被覆部の端部を覆うカバー部を形成することもできる。被覆ワイヤを用いる場合には、ワイヤ挟持用凹部に対応する被覆ワイヤの被覆部を剥ぎ取って、両ワイヤ挟持部間にワイヤを挟持させることになるが、本発明のように被覆部の端部を覆うカバー部を設けると、被覆部の端部が外部に露出することを防止して、ワイヤ緊張装置の外観をより一層向上できる。
前記ワイヤ挟持用凹部の内面にワイヤのストランドに係合する螺旋状の係合突部を形成することが好ましい。このような係合突部を形成すると、ベース部材及び押さえ部材とワイヤとの結合強度を高めることができ、ワイヤ緊張装置の引っ張り強度を向上できるので好ましい。
前記ワイヤ挟持用凹部の長手方向の両端部に、端部側へ行くにしたがって内径を大きく設定した案内部を中央部に滑らかに連ねて形成することもできる。この場合には、ワイヤ挟持用凹部の長手方向の中央部にボルト部材の締め付けトルクを集中させることができるとともに、ワイヤ先端部が押し潰されることによる締め付けトルクの低下をワイヤ先端側の案内部により防止でき、ベース部材及び押さえ部材とワイヤとの結合強度を一層向上させることができる。また、両案内部により、ワイヤを傷つけないように、ワイヤ挟持用凹部からワイヤを導出させることが可能となり、ワイヤの耐久性を向上できる。
本発明に係るワイヤ緊張装置によれば、ベース部材及び押さえ部材のワイヤ挟持用凹部間にワイヤの端部を配置させた状態で、ボルト部材を締結することで、両ワイヤ挟持用凹部間にワイヤを挟持して、ターンバックルにワイヤを連結固定できるので、特殊な機器を用いることなく、ターンバックルにワイヤ端部を連結固定できる。また、ベース部材及び押さえ部材は外部に露出するものの、比較的小型に構成でき、しかもターンバックルに連なって設けられるので、ワイヤ緊張装置の外観が低下することを防止できる。
このため、このワイヤ緊張装置を用いたワイヤ式ブレースでは、ロッドを用いた通常のブレースと比較して、強度的には劣るものの、柔軟なワイヤを用いていることから、壁や柱などの障害物がある場合でも、必要最小限の貫通孔や切欠を形成することで容易に施工でき、建築物をほとんど傷つけないので、既設の建築物に対してほとんど手を加えることなく容易に施工できること、狭い場所や入り組んだ場所に対しても無理なく容易に施工できること、ワイヤの長さを施工現場で容易に調整できること、ネジ切り作業が不要であること、外観低下を防止できること、特殊な機器を用いることなく現場で施工できること、などの効果が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。尚、本実施の形態は、本発明に係るワイヤ緊張装置をワイヤ式ブレースに適用した場合のものである。
図1、図2に示すように、ワイヤ式ブレース10は、ワイヤ緊張装置11と、その両端部に着脱自在に固定したワイヤ12とを備えている。このワイヤ式ブレース10を施工する際には、ワイヤ12の一端部に予め工場等においてアイ13を形成する。次に、施工現場において施工部位に応じた長さにワイヤ12の他端側を切断して、ワイヤ12を長さ調整した状態で、ワイヤ12の他端部をワイヤ緊張装置11に連結固定する。次に、ワイヤ12の一端部のアイ13を、建築物14の柱や梁の結合部に予め施工した補強板15の係合突部16に引っ掛けて、2本のワイヤ式ブレース10を、施工部位に対してその途中部を交差させてX字状に取り付ける。次に、両ワイヤ式ブレース10のワイヤ緊張装置11を操作してワイヤ12を緊張させることで、建築物14の窓を含む壁面などの施工部位に対して両ワイヤ式ブレース10を施工することになる。但し、建築物14に対するワイヤ12端部の連結構造は、シャックル等を用いて連結するなど、施工現場の状況に応じて任意の連結構造を採用することができる。また、このワイヤ式ブレース10は、窓を含む壁面以外の建築物14における任意の箇所の補強用として利用することができる。
ワイヤ12としては、図4、図7に示すように、建築物14の補強部位によっても異なるが、例えば直径が約9mmのワイヤ本体12aに厚さ約1.5mmのビニールの被覆部12bを形成した外径が約11mm〜約12mmのビニール被覆付きワイヤ12を採用できる。本実施の形態では、見栄え性を向上するため、このようなビニール被覆付きワイヤ12を用いたが、ビニール被覆を施していないワイヤを用いることもできる。
ワイヤ緊張装置11は、図4に示すように、バックル本体20の両端部にネジ棒21を螺合したターンバックル22と、ターンバックル22の両ネジ棒21の端部にそれぞれ固定したワイヤ挟持具30とを備え、ワイヤ挟持具30に対してワイヤ12端部を着脱自在に挟持できるように構成したものである。但し、図3に示すワイヤ式ブレース10Aのワイヤ緊張装置11Aのように、一方のネジ棒21の端部にのみワイヤ挟持具30を固定し、他方のネジ棒21Aとして端部にリング部25を形成したものを用い、1対のシャックル26などを介して建築物14に連結するように構成することもできる。
ターンバックル22は、図3に示すように、中空パイプ状のバックル本体20と、バックル本体20の両端部に螺合したネジ棒21とを備えた周知の構成のものである。バックル本体20の両端部にはネジ棒21が螺合する雌ネジ部23が形成され、両雌ネジ部23の内面には相互に逆方向のネジ溝が形成され、バックル本体20の途中部にはスッパナ等の工具を装着するための操作部24が形成されている。両ネジ棒21には相互に逆方向のネジ溝が形成され、バックル本体20の回転操作方向によって、両ネジ棒21が相互に接近する方向又は離間する方向に移動するように構成されている。但し、本実施の形態では、ターンバックル22の見栄え性を高めるため、バックル本体20として、中空パイプ状のバックル本体20を備えたターンバックル22を採用したが、割枠式ターンバックルやその他の構成のターンバックルを採用することもできる。
ワイヤ挟持具30は、図4〜図8に示すように、ネジ棒21の端部に固定されるベース部材31と、ベース部材31に重ね合わされる押さえ部材40と、ベース部材31と押さえ部材40とを結合するボルト部材50とを備えている。ベース部材31及び押さえ部材40は、SS400などの一般構造用鋼板を型打ち鍛造して製作することが、安価に製作可能で、見栄え性に優れ、強度剛性を十分に確保できることから好ましいが、鋳造や機械加工により製作することもできる。
ベース部材31は、例えば長さ90mm、幅41mm、厚さ10mmの略平板状の部材からなり、ターンバックル22側には先細に構成したネジ棒固定部31aが形成され、ターンバックル22とは反対側には押さえ部材40が重ね合わされる重合部31bが形成されている。押さえ部材40は、例えば長さ66mm、幅41mm、厚さ14mmの部材で構成されている。
ベース部材31と押さえ部材40との重ね合わせ面にはワイヤ本体12bの端部を着脱自在に挟持する断面略半円形のワイヤ挟持用凹部32、42がそれぞれ形成され、ワイヤ挟持用凹部32、42の長さ方向の中央部には略半円筒状の挟持部34、44が形成され、ワイヤ挟持用凹部32、42の長さ方向の両端部には外側広がりのテーパ面からなる案内部33、43が挟持部34、44に滑らかに連なって形成されている。挟持部34、44の半径はワイヤ12と略同じ半径に形成され、挟持部34、44の内面にはワイヤ12の外面形状に適合する螺旋状の係合突起35、45が形成されている。但し、係合突起35、45は省略することもできるし、挟持部34、44の内面に沿って半円弧状に形成した係合突起を、挟持部34、44の長さ方向に一定間隔おきに形成するなど、螺旋状以外の形状の係合突起を形成することも可能である。
ベース部材31及び押さえ部材40の一端部には半円筒状のカバー部36、46がその内周面をワイヤ挟持用凹部32、42に連ねてそれぞれ設けられ、被覆ワイヤ12の被覆部12bの端部をこのカバー部36、46で覆い隠すことができるように構成されている。
ベース部材31のネジ棒固定部31aには、断面略半円形のネジ棒固定用凹部37がワイヤ挟持用凹部32に連なって形成され、ネジ棒21は、ネジ棒固定用凹部37にその端部を嵌合して溶接することにより、ベース部材31に一体的に固定されている。押さえ部材40には、溶接固定されたネジ棒21の端部を覆う半円筒状のカバー部47が一体的に形成されている。但し、ネジ棒固定用凹部37に代えて、ベース部材31にネジ孔を形成し、このネジ孔にネジ棒21の端部を螺合させて、ベース部材31にネジ棒21を固定することも可能である。この場合には、押さえ部材40のカバー部47を省略することになる。
ワイヤ挟持用凹部32の両側においてベース部材31にはワイヤ挟持用凹部32の長さ方向に間隔をあけて1対のネジ孔38がそれぞれ形成され、ワイヤ挟持用凹部42の両側において押さえ部材40にはワイヤ挟持用凹部42の長さ方向に間隔をあけて1対の貫通孔48がそれぞれ形成されている。また、押さえ部材40の外面側には貫通孔48に対応させてボルト部材50の頭部50aが嵌合する凹部49が形成され、頭部50aが押さえ部材40から外部へ突出することによる外観低下を防止できるように構成されている。尚、本実施の形態では、ベース部材31にネジ孔38を形成し、押さえ部材40に貫通孔48を形成したが、ベース部材31に貫通孔を形成し、押さえ部材40にネジ孔を形成することも可能である。また、4本のボルト部材50を用いてベース部材31と押さえ部材40とを結合したが、2本或いは6本以上の偶数本のボルト部材50を用いて結合することもできる。
このような構成のワイヤ挟持具30に対してワイヤ12を挟持させる場合には、ワイヤ12を施工部位に応じた長さに切断した後、ワイヤ12の端部から30mm〜40mmの範囲における被覆部12bを除去してワイヤ本体12aを露出させ、露出したワイヤ本体12aをベース部材31のワイヤ挟持用凹部3に嵌合させた状態で、押さえ部材40をベース部材31に重ねわせ、4つの貫通孔48にボルト部材50をそれぞれ挿通させてネジ孔38に4本のボルト部材50を締結することで、押さえ部材40をベース部材31側へ引き寄せて、両ワイヤ挟持用凹部32、42間にワイヤ本体12aを挟持して、ワイヤ12をワイヤ挟持具30に連結することになる。このとき、ネジ棒21の端部は押さえ部材40のカバー部47で外部に露出しないように覆い隠されるとともに、ワイヤ12の被覆部12bの端部が両カバー部36、46で外部に露出しないように覆い隠され、ネジ棒21の端部や被覆部12bの端部が外部に露出することによる外観低下が防止されることになる。また、挟持部34、44の係合突起35、45がワイヤ12のストランドに係合することで、ワイヤ挟持具30からのワイヤ12の引き抜き強度が高められることになる。更に、両ワイヤ挟持用凹部32、42の両端部に案内部33、43を形成することで、ボルト部材50の締め付けトルクを挟持部34、44に集中させることができるとともに、ワイヤ本体12aの先端部が、挟持部34、44間において押し潰されることによる締め付けトルクの低下を防止でき、ベース部材31及び押さえ部材40とワイヤ12との結合強度を一層向上させることができる。また、両案内部33、43により、ワイヤ12を傷つけないように、ワイヤ挟持用凹部32、42からワイヤ12を導出させることが可能となり、ワイヤ12の耐久性を向上できる。
尚、本実施の形態では、ワイヤ式ブレース10に本発明を適用した場合について説明したが、ワイヤ式ブレース10以外に、建築現場等における親綱の緊張装置として利用するなど、ワイヤ12を張設して緊張させる必要のある各種用途に対しても本発明を同様に適用できる。
ワイヤ式ブレースを施工した建築物の正面図 ワイヤ式ブレースの正面図 他の構成のワイヤ式ブレースの正面図 挟持具の分解斜視図 挟持具のベース部材と押さえ部材の重ね合わせ面の正面図 挟持具の正面図 図6のVII-VII線断面図 ワイヤを除去した状態での図6のVIII-VIII線断面図
符号の説明
10 ワイヤ式ブレース 11 ワイヤ緊張装置
12 ワイヤ 12a ワイヤ本体
12b 被覆部 13 アイ
14 建築物 15 補強板
16 係合突部
20 バックル本体 21 ネジ棒
22 ターンバックル 23 雌ネジ部
24 操作部
10A ワイヤ式ブレース 11A ワイヤ緊張装置
21A ネジ棒 25 リング部
26 シャックル
30 ワイヤ挟持具 31 ベース部材
31a ネジ棒固定部 31b 重合部
32 ワイヤ挟持用凹部 33 案内部
34 挟持部 35 係合突起
36 カバー部 37 ネジ棒固定用凹部
38 ネジ孔
40 押さえ部材 42 ワイヤ挟持用凹部
43 案内部 44 挟持部
45 係合突起 46 カバー部
47 カバー部 48 貫通孔
49 凹部
50 ボルト部材 50a 頭部

Claims (5)

  1. ターンバックルの少なくとも一方のネジ棒の端部に、ワイヤ端部を挟持するワイヤ挟持具を設けたワイヤ緊張装置であって、
    前記ワイヤ挟持具は、
    前記ネジ棒の端部に固定したベース部材と、
    前記ベース部材に重ね合わされる押さえ部材と、
    前記ベース部材と押さえ部材とを結合するボルト部材と、
    を備え、ベース部材と押さえ部材との重ね合わせ面にワイヤ端部を着脱自在に挟持するワイヤ挟持用凹部を形成し、ワイヤ挟持用凹部の両側において前記ボルト部材を締結し、両ワイヤ挟持用凹部間にワイヤ端部を挟持する、
    ことを特徴とするワイヤ緊張装置。
  2. 前記ベース部材に、ネジ棒の端部が嵌合溶接されるネジ棒固定用凹部を前記ワイヤ挟持用凹部に連ねて形成し、前記押さえ部材に、ネジ棒の端部を覆うカバー部を形成した請求項1記載のワイヤ緊張装置。
  3. 前記ワイヤとして被覆ワイヤを用い、押さえ部材及びベース部材に被覆ワイヤの被覆部の端部を覆うカバー部を形成した請求項1又は2記載のワイヤ緊張装置。
  4. 前記ワイヤ挟持用凹部の内面にワイヤのストランドに係合する螺旋状の係合突部を形成した請求項1〜3のいずれか1項記載のワイヤ緊張装置。
  5. 前記ワイヤ挟持用凹部の長手方向の両端部に、端部側へ行くにしたがって内径を大きく設定した案内部を中央部に滑らかに連ねて形成した請求項1〜4のいずれか1項記載のワイヤ緊張装置。
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