JP4224129B1 - クランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の足場組み立て用のクランプに用いられるボルトの突出をなくし、ボルトに作業者が接触することによる事故を、未然に防ぐことが可能なクランプを提供すること。
【解決手段】 2本の鋼管16a,16bを垂直方向に接合するクランプにおいて、少なくとも一方の鋼管を、その周囲に周回させたワイヤ5で把持し、ワイヤ5の両端を、他方の鋼管を把持するクランプユニット1側に固定する構造とすることで、足場における作業者が通行する側にボルトが突出しないようにする。
【選択図】図1

Description

技術範囲
本発明は、2本の管状部材を垂直方向に接合し得るクランプに関し、特に工事現場などの足場の組み立てに使用される、安全性が向上したクランプに関するものである。
建築作業や建物の補修作業を行う場合は、外壁の付近にラーメン構造を有する仮設の足場を設け、作業者の通行などを可能とするのが一般的である。当該足場の組み立ては、鋼管をクランプで接合してフレームを形成し、適宜作業者の通行に耐える強度を有する踏板を載置するというものである。
このような足場の組み立てに用いる従来のクランプは、蝶番で接合され、管状の部材を挟持可能な形状の二つの挟持部材で一つのクランプユニット構成し、それぞれのクランプユニットが挟持する鋼管が互いに直交するように、二つのクランプユニットを接合固定して構成されるのが一般的である。
図2は従来のクランプの一例を示す図である。図2において、10a、10bは挟持部材、11は蝶番、12はボルト固定軸、13はボルト、14はナットであり、これらの6個の部材で、一つのクランプユニットを構成している。そして、15は他方のクランプユニットであり、鋼管16aと16bのそれぞれの中心軸が直交するように、二つのクランプユニットが接合固定され、一つのクランプを構成している。
図2の左側に示したように、鋼管16aは、二つの挟持部材10a、10bで挟持され、ボルト13とナット14を螺合させて締め付けることにより、堅牢に固定され、足場の枠を形成する。従って、程度の差はあるものの、従来のクランプにおいては、ボルト13の先端部分が突出した状態となり、踏板の上を通行する作業者の足に接触することがあり、安全確保のために、作業者は、細心の注意を払ったり、必ずしも歩行には向いていない堅牢な構造の安全靴を履いたりしなければならないという負担を強いられていた。
この問題の対処法として、特許文献1には、ボルトを用いないクランプが開示されている。しかし、このクランプはその構造から、管状部材の固定の堅牢性において、従来のクランプを凌駕するものではない。また、特許文献2にはクランプのカバーが開示されていて、作業者がボルトに接触することによる事故を未然に防止し得る旨が記載されている。しかし、この場合は部品数が増加し、足場の組み立て作業に要する工数も増加することになる。
特開2004−238872号公報 特開2006−214079号公報
従って本発明の課題は、従来の足場組み立て用のクランプに用いられるボルトの突出をなくし、ボルトに作業者が接触することによる事故を、未然に防ぐことが可能なクランプを提供することにある。
本発明は前記課題に鑑み、足場の枠となる鋼管を、ボルトを用いずに強固に組み立てることが可能なクランプの構造を検討した結果なされたものである。
即ち、本発明は、二つの挟持部材と、前記二つの挟持部材の片端を中心に回動可能な状態で前記二つの挟持部材を接合する接合部と、前記二つの挟持部材の少なくともいずれか一方に設けられボルトを挿通し得る穴を有するボルト固定部と、前記ボルト固定部の穴に挿通されネジ部と前記ネジ部の反対側に設けられたワイヤ係止部を有するボルトと、前記ワイヤ係止部に両端を係止されてなるワイヤを有し、2本の管状部材を互いにほぼ垂直方向に接合するクランプであって、一方の管状部材を、前記クランプの前記二つの挟持部材により固定し、他方の管状部材を、前記ワイヤを前記他方の管状部材を周回させることと、前記ネジ部にナットを螺合させることにより固定することを特徴とするクランプである。
本発明のクランプにおいては、少なくとも一方の管状部材、つまり鋼管にワイヤを周回させ、当該ワイヤの端部をボルト及びナットで締め付けることで、鋼管を組み立て固定するので、ワイヤで固定された側を、足場の踏板側に向けることにより、踏板上を通行する作業者の妨げになる突出部を、少なくすることができる。
これによって、作業者は、前記のような余分な負担を強いられることがなく、本来の作業のみに注意を集中することが可能となり、足場上での作業効率を向上することができるとともに、作業の安全性が格段に向上することになる。
発明を実施するために最良の形態
次に、本発明の実施の形態につき、具体的な例を挙げて説明する。図1は本発明に係るクランプの一例を示す図である。図1において、1はクランプユニットであり、図2に示した従来のクランプと同様に、ここには図示していないボルト及びナットを用いて、鋼管8aを挟持固定する。2は鋼管取付部材であり、溶接などの方法でクランプユニット1に接合されている。
3はボルト固定部であり、図における上の方にボルト4を挿通する穴が設けられ、図における下の方に設けられた回転軸を介してクランプユニット1に接合されている。ボルト4には、ネジが設けられた側の反対側に、環状部材が取り付けられたアイボルトが用いられ、環状の部分がそのままワイヤ係止部を構成している。
5はワイヤであり、細い鋼線を撚り合わせたものを用いると可撓性が得られ、組み立て作業が容易となる。ワイヤ5は、片端を図示されたボルト4のワイヤ係止部に係止され、鋼管8bと鋼管取付部材2の周囲に巻き回された後、ワイヤ掛け7を介して、図における紙面の反対側を同様に巻き回されて、他端を紙面の反対側に設けられたボルトのワイヤ係止部に係止されている。
そして、ボルト4は、ボルト固定部3の穴に挿通され、ボルト4に螺合されたナット6を締め付けることにより、ワイヤ5に張力が負荷され、強固に鋼管取付部材2と鋼管8bを強固に固定することになる。なお、9は緩衝材でゴム製の板からなり、これを用いることで、鋼管8bの固定をより強固にできる。
以上に説明したように、本発明のクランプは、少なくとも一方の管状部材を突出部のない状態で固定することができるので、仮説足場上での作業性向上や安全性向上に資するところは極めて大きく、産業上有用である。なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれる。即ち、当該分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る、各種変形、修正があっても、本発明に含まれることは勿論である。
本発明に係るクランプの一例を示す図 従来のクランプの一例を示す図
符号の説明
1 クランプユニット
2 鋼管取付部材
3 ボルト固定部
4 ボルト
5 ワイヤ
6 ナット
7 ワイヤ掛け
8a,8b 鋼管
9 緩衝材
10a,10b 挟持部材
11 蝶番
12 ボルト固定軸
13 ボルト
14 ナット
15 他方のクランプ
16a,16b 鋼管

Claims (1)

  1. 二つの挟持部材と、前記二つの挟持部材の片端を中心に回動可能な状態で前記二つの挟持部材を接合する接合部と、前記二つの挟持部材の少なくともいずれか一方に設けられボルトを挿通し得る穴を有するボルト固定部と、前記ボルト固定部の穴に挿通されネジ部と前記ネジ部の反対側に設けられたワイヤ係止部を有するボルトと、前記ワイヤ係止部に両端を係止されてなるワイヤを有し、2本の管状部材を互いにほぼ垂直方向に接合するクランプであって、一方の管状部材を、前記クランプの前記二つの挟持部材により固定し、他方の管状部材を、前記ワイヤを前記他方の管状部材を周回させることと、前記ネジ部にナットを螺合させることにより固定することを特徴とするクランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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