JP2017165318A - 自動車のサブフレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動車のサブフレームの軽量化および高剛性化の両立を図る。【解決手段】 自動車のサブフレーム21は、左中端支持部22Lから右前方に延びる左外クロスメンバ31Lおよび右中端支持部22Rから左前方に延びる右外クロスメンバ31Rと、左サスペンションアーム支持部29Lから右前方に延びる左中クロスメンバ32Lおよび右サスペンションアーム支持部29Rから左前方に延びる右中クロスメンバ32Rとを備え、左外クロスメンバ31Lおよび右中クロスメンバ32Rは右中端支持部22Rよりも前方の右前端支持部23Rで車体フレーム11に連結され、右外クロスメンバ31Rおよび左中クロスメンバ32Lは左中端支持部22Lよりも前方の左前端支持部23Lで車体フレーム11に連結される。【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の車体フレームに連結する左中端支持部および右中端支持部と、前記左中端支持部および前記右中端支持部よりも後方で、車輪に連結する左右のサスペンションアームを支持する左サスペンションアーム支持部および右サスペンションアーム支持部とを備える自動車のサブフレームに関する。
フロント車幅方向メンバ、リヤ車幅方向メンバおよび左右一対の前後方向メンバを四角枠状に結合した自動車のリヤサブフレームにおいて、フロント車幅方向メンバの車幅方向両端部とリヤ車幅方向メンバの車幅方向中央部とを2本の傾斜補強メンバで連結して三つの三角形状部を形成することで、リヤサブフレームの剛性を高めるものが、下記特許文献1により公知である。
特開2009−255902号公報
ところで、かかるサブフレームは車輪を懸架するサスペンションアームを支持しており、サスペンションアームから入力した荷重を車体フレームに伝達する機能を有するが、上記従来のものは、リヤサブフレームに三角形状部を形成して剛性を高めるに停まっており、軽量化および高剛性化を両立するには至っていなかった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、自動車のサブフレームの軽量化および高剛性化の両立を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、自動車の車体フレームに連結する左中端支持部および右中端支持部と、前記左中端支持部および前記右中端支持部よりも後方で、車輪に連結する左右のサスペンションアームを支持する左サスペンションアーム支持部および右サスペンションアーム支持部とを備える自動車のサブフレームであって、前記左中端支持部から右前方に延びる左外クロスメンバおよび前記右中端支持部から左前方に延びる右外クロスメンバと、前記左サスペンションアーム支持部から右前方に延びる左中クロスメンバおよび前記右サスペンションアーム支持部から左前方に延びる右中クロスメンバとを備え、前記左外クロスメンバおよび前記右中クロスメンバは前記右中端支持部よりも前方の右前端支持部で前記車体フレームに連結され、前記右外クロスメンバおよび前記左中クロスメンバは前記左中端支持部よりも前方の左前端支持部で前記車体フレームに連結されることを特徴とする自動車のサブフレームが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記左外クロスメンバおよび前記右外クロスメンバは中接合部で相互に連結されることを特徴とする自動車のサブフレームが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記左外クロスメンバおよび前記左中クロスメンバは左前接合部で相互に連結され、前記右外クロスメンバおよび前記右中クロスメンバは右前接合部で相互に連結されることを特徴とする自動車のサブフレームが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記左前端支持部、前記左前接合部および前記中接合部で構成される左前三角形状部と、前記右前端支持部、前記右前接合部および前記中接合部で構成される右前三角形状部とは略相似形であることを特徴とする自動車のサブフレームが提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項3または請求項4の構成に加えて、前記左サスペンションアーム支持部、前記左中端支持部および前記左前接合部で構成される左後三角形状部と、前記右サスペンションアーム支持部、前記右中端支持部および前記右前接合部で構成される右後三角形状部とは略相似形であることを特徴とする自動車のサブフレームが提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項3〜請求項5の何れか1項の構成に加えて、前記左前三角形状部と前記左後三角形状部とは略相似形であり、前記右前三角形状部と前記右後三角形状部とは略相似形であることを特徴とする自動車のサブフレームが提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記左中端支持部および前記右中端支持部を連結するクロスメンバを備え、前記クロスメンバは、前記左中端支持部から右前方に延びる左クロスメンバと、前記右中端支持部から左前方に延びる右クロスメンバと、前記左クロスメンバおよび前記右クロスメンバを連結する中クロスメンバとを備えることを特徴とする自動車のサブフレームが提案される。
なお、実施の形態の前クロスメンバ25は本発明のクロスメンバに対応し、実施の形態の左前クロスメンバ25Lは本発明の左クロスメンバに対応し、実施の形態の右前クロスメンバ25Rは本発明の右クロスメンバに対応し、実施の形態の中前クロスメンバ25Cは本発明の中クロスメンバに対応し、実施の形態の左前ロアアーム支持部29Lは本発明の左サスペンションアーム支持部に対応し、実施の形態の右前ロアアーム支持部29Rは本発明の右サスペンションアーム支持部に対応し、実施の形態の左・右ロアアーム50L,50Rは本発明のサスペンションアームに対応する。
請求項1の構成によれば、自動車のサブフレームは、左中端支持部から右前方に延びる左外クロスメンバおよび右中端支持部から左前方に延びる右外クロスメンバと、左サスペンションアーム支持部から右前方に延びる左中クロスメンバおよび右サスペンションアーム支持部から左前方に延びる右中クロスメンバとを備え、左外クロスメンバおよび右中クロスメンバは右中端支持部よりも前方の右前端支持部で車体フレームに連結され、右外クロスメンバおよび左中クロスメンバは左中端支持部よりも前方の左前端支持部で車体フレームに連結されるので、左外クロスメンバおよび右中クロスメンバからの荷重を右前端支持部で相殺するとともに、右外クロスメンバおよび左中クロスメンバからの荷重を左前端支持部で相殺することで、サブフレーム側から車体フレーム側に伝達される荷重を低減し、車体全体として高剛性および軽量化を両立することができる。
また請求項2の構成によれば、左外クロスメンバおよび右外クロスメンバは中接合部で相互に連結されるので、長手方向中間部を中接合部で連結された左外クロスメンバおよび右外クロスメンバが撓み難くなることで、サブフレームの剛性を一層高めることができる。
また請求項3の構成によれば、左外クロスメンバおよび左中クロスメンバは左前接合部で相互に連結され、右外クロスメンバおよび右中クロスメンバは右前接合部で相互に連結されるので、長手方向中間部を左前接合部で連結された左外クロスメンバおよび左中クロスメンバが撓み難くなり、かつ長手方向中間部を右前接合部で連結された右外クロスメンバおよび右中クロスメンバが撓み難くなることで、サブフレームの剛性を一層高めることができる。
また請求項4の構成によれば、左前端支持部、左前接合部および中接合部で構成される左前三角形状部と、右前端支持部、右前接合部および中接合部で構成される右前三角形状部とは略相似形であるので、変形し難い左前三角形状部および右前三角形状部によりサブフレームの剛性を一層高めるとともにサブフレームの構造を簡素化することができる。
また請求項5の構成によれば、左サスペンションアーム支持部、左中端支持部および左前接合部で構成される左後三角形状部と、右サスペンションアーム支持部、右中端支持部および右前接合部で構成される右後三角形状部とは略相似形であるので、変形し難い左後三角形状部および右後三角形状部によりサブフレームの剛性を一層高めるとともにサブフレームの構造を簡素化することができる。
また請求項6の構成によれば、左前三角形状部と左後三角形状部とは略相似形であり、右前三角形状部と右後三角形状部とは略相似形であるので、サブフレームの構造を簡素化することができる。
また請求項7の構成によれば、左中端支持部および右中端支持部を連結するクロスメンバを備え、クロスメンバは、左中端支持部から右前方に延びる左クロスメンバと、右中端支持部から左前方に延びる右クロスメンバと、左クロスメンバおよび右クロスメンバを連結する中クロスメンバとを備えるので、左中端支持部および右中端支持部間の車幅方向距離が変化するのをクロスメンバにより抑制することで、サブフレームの剛性を一層高めることができる。
自動車のリヤサブフレームの斜視図。 図1の2方向矢視図。
以下、図1および図2に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、本明細書における前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向は運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1および図2に示すように、自動車の車体フレーム11の後部は、車室の左右両側部に沿って前後方向に延びる左右一対のサイドシル12,12と、左右のサイドシル12,12の後端から後方に延びる左右一対のリヤサイドフレーム13,13と、左右のサイドシル12,12の後部間を車幅方向に連結するクロスメンバ14とを備える。
車体フレーム11の後部下面に着脱自在に搭載されるリヤサブフレーム21は、左右のリヤサイドフレーム13,13の前端に固定される円筒状カラーおよび板状ブラケットよりなる左右一対の左中端支持部22Lおよび右中端支持部22Rと、クロスメンバ14の車幅方向中央寄りの2カ所に固定される円筒状カラーよりなる左右一対の左前端支持部23Lおよび右前端支持部23Rと、左右のリヤサイドフレーム13,13の後部に固定される円筒状カラーよりなる左右一対の左後端支持部24Lおよび右後端支持部24Rとを備える。
左・右中端支持部22L,22R間を連結する前クロスメンバ25は、2本の四角断面の鋼管で構成されて左中端支持部22Lから右前方に延びる左前クロスメンバ25Lと、2本の四角断面の鋼管で構成されて右中端支持部22Rから左前方に延びる右前クロスメンバ25Rと、アルミニウム合金の鋳造部材で構成されて左前クロスメンバ25Lの右端および右前クロスメンバ25Rの左端間を車幅方向に連結する中前クロスメンバ25Cとを備える。
アルミニウム合金の鋳造部材より左ロアアーム支持ブラケット26Lおよび右ロアアーム支持ブラケット26Rが左・右中端支持部22L,22Rから後方に延びており、左・右ロアアーム支持ブラケット26L,26Rの後部間は、四角断面の鋼管よりなる中クロスメンバ27および後クロスメンバ28で車幅方向に連結される。左・右ロアアーム支持ブラケット26L,26Rの前端には左前ロアアーム支持部29Lおよび右前ロアアーム支持部29Rが設けられ、左・右ロアアーム支持ブラケット26L,26Rの後端には左後ロアアーム支持部30Lおよび右後ロアアーム支持部30Rが設けられる。
円形断面の鋼管で構成されて左中端支持部22Lから右前方に延びる左外クロスメンバ31Lの前端と、円形断面の鋼管で構成されて右ロアアーム支持ブラケット26Rの前端から左前方に延びる右中クロスメンバ32Rの前端とが右前端支持部23Rで連結される。円形断面の鋼管で構成されて右中端支持部22Rから左前方に延びる右外クロスメンバ31Rの前端と、円形断面の鋼管で構成されて左ロアアーム支持ブラケット26Lの前端から右前方に延びる左中クロスメンバ32Lの前端とが左前端支持部23Lで連結される。そして左・右外クロスメンバ31L,31Rの交差部が中接合部33で連結され、左外クロスメンバ31Lおよび左中クロスメンバ32Lの交差部が左前接合部34Lで連結され、右外クロスメンバ31Rおよび右中クロスメンバ32Rの交差部が右前接合部34Rで連結される。
四角形断面の鋼管で構成される左サイドメンバ35Lで左中端支持部22Lおよび左ロアアーム支持ブラケット26Lの前端が連結され、四角形断面の鋼管で構成される右サイドメンバ35Rで右中端支持部22Rおよび右ロアアーム支持ブラケット26Rの前端が連結される。左中クロスメンバ32Lおよび左前クロスメンバ25Lの交差部が左後接合部36Lで連結され、右中クロスメンバ32Rおよび右前クロスメンバ25Rの交差部が右後接合部36Rで連結される。
左前クロスメンバ25Lおよび中クロスメンバ27が前後方向に延びる左前縦メンバ37Lで連結され、左前縦メンバ37Lの後方に直線状に整列する左後縦メンバ38Lで中クロスメンバ27および後クロスメンバ28が連結される。右前クロスメンバ25Rおよび中クロスメンバ27が前後方向に延びる右前縦メンバ37Rで連結され、右前縦メンバ37Rの後方に直線状に整列する右後縦メンバ38Rで中クロスメンバ27および後クロスメンバ28が連結される。
左前クロスメンバ25L、左サイドメンバ35L、左中クロスメンバ32Lおよび左ロアアーム支持ブラケット26Lに囲まれた領域が鋼板プレス部材である左前プレート39Lで連結され、右前クロスメンバ25R、右サイドメンバ35R、右中クロスメンバ32Rおよび右ロアアーム支持ブラケット26Rに囲まれた領域が鋼板プレス部材である右前プレート39Rで連結される。
左中クロスメンバ32L、左ロアアーム支持ブラケット26L、左前縦メンバ37Lおよび中クロスメンバ27に囲まれた領域が鋼板プレス部材である左中プレート40Lで連結され、右中クロスメンバ32R、右ロアアーム支持ブラケット26R、右前縦メンバ37Rおよび中クロスメンバ27に囲まれた領域が鋼板プレス部材である右中プレート40Rで連結される。
中クロスメンバ27、左ロアアーム支持ブラケット26L、左後縦メンバ38Lおよび後クロスメンバ28に囲まれた領域が鋼板プレス部材である左後プレート41Lで連結され、中クロスメンバ27、右ロアアーム支持ブラケット26R、右後縦メンバ38Rおよび後クロスメンバ28に囲まれた領域が鋼板プレス部材である右後プレート41Rで連結される。
左ロアアーム支持ブラケット26Lの後端から円形断面の鋼管で構成された左後サイドメンバ42Lが右後方に延び、右ロアアーム支持ブラケット26Rの後端から円形断面の鋼管で構成された右後サイドメンバ42Rが左後方に延び、左後サイドメンバ42Lの右端および右後サイドメンバ42Rの左端が円形断面の鋼管で構成された後端メンバ43で車幅方向に連結される。左後サイドメンバ42L、右後サイドメンバ42Rおよび後端メンバ43に囲まれた領域が鋼板プレス部材である後端プレート44で連結される。
左後サイドメンバ42Lの右端から左下支持メンバ45Lおよび左上支持メンバ46Lが左後方に延びるとともに、右後サイドメンバ42Rの左端から右下支持メンバ45Rおよび右上支持メンバ46Rが右後方に延びており、左下支持メンバ45L、左上支持メンバ46L、右下支持メンバ45Rおよび右上支持メンバ46Rの後端に、後部荷室内で物品を支持するための物品支持枠47が支持される。そして左下支持メンバ45Lおよび物品支持枠47の連結部に左後端支持部24Lが設けられ、右下支持メンバ45Rおよび物品支持枠47の連結部に右後端支持部24Rが設けられる。
リヤサブフレーム21は車体中心線に対して左右対称であるため、左前端支持部23L、左前接合部34Lおよび中接合部33で構成される左前三角形状部48Lと、右前端支持部23R、右前接合部34Rおよび中接合部33で構成される右前三角形状部48Rとは相似形である。また左前ロアアーム支持部29L、左中端支持部22Lおよび左前接合部34Lで構成される左後三角形状部49Lと、右前ロアアーム支持部29R、右中端支持部22Rおよび右前接合部34Rで構成される右後三角形状部49Rとは相似形である。
また左外クロスメンバ31Lおよび右サイドメンバ35Rは略平行であり、右外クロスメンバ31Rおよび左サイドメンバ35Lは略平行であるため、左前三角形状部48Lと左後三角形状部49Lとは略相似形であり、右前三角形状部48Rと右後三角形状部49Rとは略相似形である。
左前ロアアーム支持部29Lおよび左後ロアアーム支持部30Lには、サスペンション装置の二股になった左ロアアーム50Lの車幅方向内端部が上下揺動可能に支持され、右前ロアアーム支持部29Rおよび右後ロアアーム支持部30Rには、サスペンション装置の二股になった右ロアアーム50Rの車幅方向内端部が上下揺動可能に支持される。
平面視でコ字状に形成された燃料タンク51は、その前側の2個の取付部51a,51aを車体フレーム11のクロスメンバ14に固定され、その後側の2個の取付部51b,51bを車体フレーム11のリヤサイドフレーム13,13の前端に固定される。燃料タンク51の下面の車幅方向中央部に上向きに凹む凹部51cが形成されており、この凹部51cに左・右外クロスメンバ31L,31Rおよび左・右中クロスメンバ32L,32Rにおける左・右前接合部34L,34Rよりも前方の部分が配置される。燃料タンク51の左右の後縁51d,51dは、左・右外クロスメンバ31L,31Rの前方に沿うように傾斜する。
エンジンおよびトランスミッションを一体化したパワーユニット(不図視)は、前クロスメンバ25の中前クロスメンバ25Cおよび中クロスメンバ27に跨がるように支持される。アルミニウム合金製の中前クロスメンバ25Cには、軽量化および剛性確保のために複数の補強リブ25a…が形成される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
自動車の走行中に左右の後輪に入力した荷重は、左・右ロアアーム50L,50Rを介して左・右ロアアーム支持ブラケット26L,26Rに伝達され、リヤサブフレーム21が車体フレーム11に対して相対移動しようとする。このとき、左外クロスメンバ31Lおよび右中クロスメンバ32Rは右前端支持部23Rにおいて車体フレーム11に連結され、右外クロスメンバ31Rおよび左中クロスメンバ32Lは左前端支持部23Lにおいて車体フレーム11に連結されるので、左外クロスメンバ31Lおよび右中クロスメンバ32Rからの荷重を右前端支持部23Rで相殺するとともに、右外クロスメンバ31Rおよび左中クロスメンバ32Lからの荷重を左前端支持部23Lで相殺することで、リヤサブフレーム21側から車体フレーム11側に伝達される荷重を低減し、特別の補強を施すことなく車体全体として高剛性および軽量化を両立することができる。
また左外クロスメンバ31Lは、その長手方向両端部に加えて長手方向中間部が中接合部33および左前接合部34Lで支持され、かつ右外クロスメンバ31Rは、その長手方向両端部に加えて長手方向中間部が中接合部33および右前接合部34Rで支持されるため、左外クロスメンバ31Lおよび右外クロスメンバ31Rが撓み難くなってリヤサブフレーム21の剛性が一層高められる。
また左中クロスメンバ32Lは、その長手方向両端部に加えて長手方向中間部が左前接合部34Lで支持され、かつ右中クロスメンバ32Rは、その長手方向両端部に加えて長手方向中間部が右前接合部34Rで支持されるため、左中クロスメンバ32Lおよび右中クロスメンバ32Rが撓み難くなってリヤサブフレーム21の剛性が一層高められる。
また左前端支持部23L、左前接合部34Lおよび中接合部33で構成される左前三角形状部48Lと、右前端支持部23R、右前接合部34Rおよび中接合部33で構成される右前三角形状部48Rとは相似形であるので、変形し難い左前三角形状部48Lおよび右前三角形状部48Rによりリヤサブフレーム21の剛性を一層高めながらリヤサブフレーム21の構造を簡素化することができる。
また左前ロアアーム支持部29L、左中端支持部22Lおよび左前接合部34Lで構成される左後三角形状部49Lと、右前ロアアーム支持部29R、右中端支持部22Rおよび右前接合部34Rで構成される右後三角形状部49Rとは相似形であるので、変形し難い左後三角形状部49Lおよび右後三角形状部49Rによりリヤサブフレーム21の剛性を一層高めながらリヤサブフレーム21の構造を簡素化することができる。
しかも左前三角形状部48Lと左後三角形状部49Lとは略相似形であり、右前三角形状部48Rと右後三角形状部49Rとは略相似形であるため、リヤサブフレーム21の構造を一層簡素化することができる。
また左中端支持部22Lおよび右中端支持部22Rを連結する前クロスメンバ25を備え、前クロスメンバ25は、左中端支持部22Lから右前方に延びる左前クロスメンバ25Lと、右中端支持部22Rから左前方に延びる右前クロスメンバ25Rと、左前クロスメンバ25Lおよび右前クロスメンバ25Rを連結する中前クロスメンバ25Cとを備えるので、左中端支持部22Lおよび右中端支持部22R間の車幅方向距離が変化するのを前クロスメンバ25により抑制することで、リヤサブフレーム21の剛性を一層高めることができる。
またエンジンおよびトランスミッションを一体化したパワーユニットの前部を支持する中前クロスメンバ25Cは複数の補強リブ25a…を備えるので、重量の増加を最小限に抑えながらパワーユニットを強固に支持することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明のサブフレームは実施の形態のリヤサブフレーム21に限定されず、フロントサブフレームであっても良い。
11 車体フレーム
22L 左中端支持部
22R 右中端支持部
23L 左前端支持部
23R 右前端支持部
25 前クロスメンバ(クロスメンバ)
25L 左前クロスメンバ(左クロスメンバ)
25R 右前クロスメンバ(右クロスメンバ)
25C 中前クロスメンバ(中クロスメンバ)
29L 左前ロアアーム支持部(左サスペンションアーム支持部)
29R 右前ロアアーム支持部(右サスペンションアーム支持部)
31L 左外クロスメンバ
31R 右外クロスメンバ
32L 左中クロスメンバ
32R 右中クロスメンバ
33 中接合部
34L 左前接合部
34R 右前接合部
48L 左前三角形状部
48R 右前三角形状部
49L 左後三角形状部
49R 右後三角形状部
50L 左ロアアーム(サスペンションアーム)
50R 右ロアアーム(サスペンションアーム)

Claims (7)

  1. 自動車の車体フレーム(11)に連結する左中端支持部(22L)および右中端支持部(22R)と、前記左中端支持部(22L)および前記右中端支持部(22R)よりも後方で、車輪に連結する左右のサスペンションアーム(50L,50R)を支持する左サスペンションアーム支持部(29L)および右サスペンションアーム支持部(29R)とを備える自動車のサブフレームであって、
    前記左中端支持部(22L)から右前方に延びる左外クロスメンバ(31L)および前記右中端支持部(22R)から左前方に延びる右外クロスメンバ(31R)と、前記左サスペンションアーム支持部(29L)から右前方に延びる左中クロスメンバ(32L)および前記右サスペンションアーム支持部(29R)から左前方に延びる右中クロスメンバ(32R)とを備え、
    前記左外クロスメンバ(31L)および前記右中クロスメンバ(32R)は前記右中端支持部(22R)よりも前方の右前端支持部(23R)で前記車体フレーム(11)に連結され、前記右外クロスメンバ(31R)および前記左中クロスメンバ(32L)は前記左中端支持部(22L)よりも前方の左前端支持部(23L)で前記車体フレーム(11)に連結されることを特徴とする自動車のサブフレーム。
  2. 前記左外クロスメンバ(31L)および前記右外クロスメンバ(31R)は中接合部(33)で相互に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車のサブフレーム。
  3. 前記左外クロスメンバ(31L)および前記左中クロスメンバ(32L)は左前接合部(34L)で相互に連結され、前記右外クロスメンバ(31R)および前記右中クロスメンバ(32R)は右前接合部(34R)で相互に連結されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動車のサブフレーム。
  4. 前記左前端支持部(23L)、前記左前接合部(34L)および前記中接合部(33)で構成される左前三角形状部(48L)と、前記右前端支持部(23R)、前記右前接合部(34R)および前記中接合部(33)で構成される右前三角形状部(48R)とは略相似形であることを特徴とする、請求項3に記載の自動車のサブフレーム。
  5. 前記左サスペンションアーム支持部(29L)、前記左中端支持部(22L)および前記左前接合部(34L)で構成される左後三角形状部(49L)と、前記右サスペンションアーム支持部(29R)、前記右中端支持部(22R)および前記右前接合部(34R)で構成される右後三角形状部(49R)とは略相似形であることを特徴とする、請求項3または請求項4に記載の自動車のサブフレーム。
  6. 前記左前三角形状部(48L)と前記左後三角形状部(49L)とは略相似形であり、前記右前三角形状部(48R)と前記右後三角形状部(49R)とは略相似形であることを特徴とする、請求項3〜請求項5の何れか1項に記載の自動車のサブフレーム。
  7. 前記左中端支持部(22L)および前記右中端支持部(22R)を連結するクロスメンバ(25)を備え、前記クロスメンバ(25)は、前記左中端支持部(22L)から右前方に延びる左クロスメンバ(25L)と、前記右中端支持部(22R)から左前方に延びる右クロスメンバ(25R)と、前記左クロスメンバ(25L)および前記右クロスメンバ(25R)を連結する中クロスメンバ(25C)とを備えることを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の自動車のサブフレーム。
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