JP2017164194A - 厨房用流し台 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、シンク内で湯せん調理が行え、簡単に排水する機能を有する厨房用流し台を提供する。【解決手段】カウンター1に設けられて底部2に排水口3を有するシンク4と、シンク4の内壁5に隣接して取り付けられる湯せん容器6と、湯せん容器6の下方に湯せん容器6を加熱する加熱ヒーター7と、湯せん容器6の全体若しくは一部をシンク4に対して取り外し可能とすることで、湯せん容器6の中の水を排水口3に排水することを特徴とする厨房用流し台。【選択図】図1
Description
本発明は、シンク内で湯せん調理を行うことを可能とした厨房用流し台に関するものである。
従来、この種の流し台は、シンク内で加熱調理行えるようシンク内に水槽を設置し、その水槽を加熱するための加熱手段が設けられている。(例えば、特許文献1)
これにより、加熱調理器具を準備し移動させたり、調理後の片付けをしたりするといった手間を減らせるので、作業の効率化や身体的負担の軽減化ができる。また、異なる被調理物の茹で調理を並行して行えるので、使い勝手が向上する。
これにより、加熱調理器具を準備し移動させたり、調理後の片付けをしたりするといった手間を減らせるので、作業の効率化や身体的負担の軽減化ができる。また、異なる被調理物の茹で調理を並行して行えるので、使い勝手が向上する。
しかしながら、上記従来の流し台では、調理スペース用のシンクと洗浄スペース用のシンクとでシンクが二槽存在し、各スペースにおいて排水管が必要であった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、調理スペースと洗浄スペースとで、排水口を一体に設けることで、作業効率を向上させることを提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る厨房用流し台は、カウンターに設けられて底部に排水口を有するシンクと、前記シンクの前記排水口から外れた一側方の内壁に沿った外形状で、前記内壁に隣接して取り付けられる湯せん容器と、前記湯せん容器の下方に設けられて前記湯せん容器を加熱する加熱ヒーターと、前記湯せん容器の全体若しくは一部を前記シンクに対して取り外し可能とすることで、前記湯せん容器の中の水を前記排水口に排水可能とする排水手段と、を備える。
以上より、本発明はシンク内において湯せん調理が一つの排水管で簡単に行えるだけでなく、湯せん容器の全体を取り外すことが可能であることより、湯せん調理を行わない場合は、シンク全体を洗浄スペースとして使用することができる。
上記課題を解決するための本発明の実施形態を説明する。
(第一実施形態)
図1及び図2は、本発明の第一実施形態である厨房用流し台Aを示している。
図1は本発明の第一実施形態における厨房用流し台Aの全体斜視図である。
図2は本発明の第一実施形態における厨房用流し台Aの全体断面図である。
図1及び図2は、本発明の第一実施形態である厨房用流し台Aを示している。
図1は本発明の第一実施形態における厨房用流し台Aの全体斜視図である。
図2は本発明の第一実施形態における厨房用流し台Aの全体断面図である。
この実施形態の厨房用流し台Aは、カウンター1に設けられて底部2に排水口3を有するシンク4と、シンク4の排水口3から外れた一側方の内壁5に沿った外形状で、内壁5に隣接して取り付けられる湯せん容器6と、湯せん容器6の下方に設けられて湯せん容器6を加熱する加熱ヒーター7と、湯せん容器6の全体若しくは一部をシンク4に対して取り外し可能とすることで、湯せん容器6の中の水を排水口3に排水可能とする排水手段Wと、を備える。
この実施形態の厨房用流し台Aでは、カウンター1の上面においてシンク4の側方には、調理スペースSを介して加熱調理器8が設けられており、湯せん容器6が、調理スペースS側のシンク4の内壁5に隣接して取り付けられるものである。
また、この実施形態の厨房用流し台Aにおける湯せん容器6は、上方に開口した箱形状であり、箱全体がシンク4に対して取り外し可能である。この取り外し可能となる構造によって、湯せん容器6の中の水を湯せん容器6の上方開口9から流出させて排水口3に排水可能とする排水手段Wが構成されている。
また、この実施形態の厨房用流し台Aにおける加熱ヒーター7は、湯せん容器6に対応してシンク4の裏側下方に配置固定されている。
以下、この実施形態の厨房用流し台Aをより具体的に説明する。
図1に示すように、カウンター1は、直方体形状のキッチンキャビネット10の上面に設けられる。カウンター1に上面が開口した箱型形状のシンク4が取り付けられている。カウンター1は、例えば、人造大理石によって形成され、シンク4は、ステンレスで形成される。
なお、材質はこれに限るものではなく、シンク4はカウンター1に用いられる人造大理石と同じ材質を用いて一体に形成されていてもよい。
また、図1に示すように、カウンター1上面には加熱調理器8が取り付けられている。加熱調理器8は、カウンター1上面に設けられた野菜を切るなど調理作業を行う調理台スペースSを介して、カウンター1の側方に取り付けられることが好ましい。
加熱調理器8の形態は特に限定されず、例えば電子調理器やガスコンロ等がある。本実施形態では、加熱調理器8としてIHクッキングヒーターを設置し、加熱部81は3つ設けられる。
また、本実施形態におけるカウンター1は、キッチンキャビネット10に対応して矩形状であるが、カウンター1やキッチンキャビネット10の形状はこれに限られるものではない。また、作業者側からみて、カウンター1の右側にシンク4が、調理台スペースSを介して左側に加熱調理器8が設けられているが、カウンター1上面における加熱調理器8及びシンク4の形状や位置、加熱部81の個数もこれに限るものではない。また、加熱調理器8は設けられず、シンク4と調理台スペースSのみを有するカウンター1であってもよい。
シンク4の底部2には排水口3が設けられ、排水管11を介して、下水管に連結接続される。排水口3は、例えば円形状に開口し、開口形状に対応した栓や流入する水中のごみを捕獲するフィルタなどが装着されていることが好ましい。また、所定の栓で塞ぐことでシンク4の内部に水を張ることが可能となっている。
シンク4の内部には、シンク4の内壁5に隣接して湯せん容器6が設けられる。湯せん容器6は、シンク4の底部2に設けられた排水口3から外れた一側方のシンク4の内壁5に沿った形状である。この湯せん容器6によって、シンク4の内部の空間を、湯せん調理スペースTと洗浄スペースUとに区画することができる。また、この湯せん容器6をシンク4から取り外し可能とすることで、湯せん容器6の中の水(すなわち湯せん調理スペースT内の水)を洗浄スペースUに設けられた排水口3に排水可能とする排水手段Wとなる。排水手段Wの詳細については、後に説明する。
カウンター1上面のシンク4後方側には、シンク4内へお湯もしくは水を吐出するカラン12が設けられている。図1のように、シンク4の開口した上面方向から見た際、カラン12は、本実施形態では、シンク4横幅の中央に位置している。カラン12は、例えばレバー操作によって、給水と止水が手動で切り替えられるものである。また、カラン12の吐水口部分を伸ばすことができる構成であることによって、調理スペースTと洗浄スペースUとに水を供給することができる。なお、カラン12はセンサーによる検知によって、給水と止水が切り替えられるものであってもよく、形態はこれに限られない。また、湯せん調理スペースTと洗浄スペースUの両方に水を供給できるものであれば、取り付け位置や形態は問わず、キッチンキャビネット10とは別に設けられたキッチン用給湯器などであってもよい。
湯せん容器6に対してシンク4の裏側下方のキッチンキャビネット10内には、図2に示されるように、湯せん容器6を加熱する加熱ヒーター7が設けられている。加熱ヒーター7は、例えば、IHヒーターや電熱ヒーターが好ましい。カラン12から湯せん容器6の内部に供給された水は、湯せん容器6の裏側下方にある加熱ヒーター8によって、好みの温度に保つことができる。例えば、湯せん容器6内部の水を沸騰させ、レトルト食品や缶詰等の湯せん調理を行うことができる。また、湯せん容器6内部で野菜等の茹で調理を行ってもよい。また、IHヒーターが用いられる場合は、これに対応して、湯せん容器6の材質は鉄などの磁性体金属が好ましく、この磁性体金属が少なくとも底にある構造であることが好ましい。また、一部の非磁性ステンレス単層品であってもよい。
本実施形態における排水手段Wを説明する。湯せん容器6は、上方に開口した箱形状である。湯せん容器6は、作業者側から見た際、例えばシンク4の横幅に対して三分の一から四分の一に相当する大きさである。また、湯せん容器6は、湯せん容器6の外壁がシンク4内部の調理台スペースSの設けられる側の内壁5に沿って取り付けられる。
湯せん容器6が取り付けられることによって、シンク4の内部空間にて、湯せん容器6の箱内部で、湯せん調理が行える湯せん調理スペースTを確保することができる。また、湯せん容器6内ではなく、排水口3を含む側のシンク4の内部空間は、食器洗い等を行う洗浄スペースUとなる。これにより、シンク4の内部空間を湯せん調理スペースTと洗浄スペースUとに区画することができる。
また、湯せん容器6は、箱全体をシンク4から取り外すこと可能である。この取り外し構造によって、湯せん容器6の内部の水を上方開口9から流出させて、洗浄スペースU側のシンク4の底部2に設けられた排水口3に排水可能とする排水手段Wが構成される。
したがって、この実施形態の厨房用流し台Aにおいては、カウンター1に設けられて底部2に排水口3を有するシンク4と、シンク4の排水口3から外れた一側方の内壁5に沿った外形状で、内壁5に隣接して取り付けられる湯せん容器6と、湯せん容器6の下方に設けられて湯せん容器6を加熱する加熱ヒーター7と、湯せん容器6の全体若しくは一部をシンク4に対して取り外し可能とすることで、湯せん容器6の中の水を排水口3に排水可能とする排水手段Wと、を備える。
これにより、シンク4の内部で湯せん調理と洗浄との両方が行うことができ、また一つの排水口3のみで排水を行うことができる。また、湯せん容器6は、シンク4内に設けられていることから、簡単に湯せん調理が行え、さらに排水を簡単に行うことができるので、身体的負担を抑えることができる。例えば、高齢者や単身赴任者がこの厨房用流し台によって、レトルト食品や缶詰を簡単に湯せん調理できるので、調理作業の手間を掛けずに食事を行うことができる。
しかも、湯せん容器6はシンク4の内壁5に隣接して取り付けられることより、シンク4内を隙間なく湯せん調理スペースTと洗浄スペースUとに区分することができる。これにより、湯せん容器6と過熱ヒーター7の位置関係が一義的に決まり、湯せん調理を行っている際に、湯せん容器6がずれてしまうことを防ぐことができる。
また、この実施形態の厨房用流し台Aにおいては、カウンター1の上面においてシンク4の側方には、調理台スペースSを介して加熱調理器8が設けられており、湯せん容器6が、調理台スペースS側のシンク4の内壁5に隣接して取り付けられるものである。
これにより、調理台スペースSから両側方に湯せん調理と加熱調理とを行うスペースを確保することができ、調理工程の効率化を図ることができる。
これにより、調理台スペースSから両側方に湯せん調理と加熱調理とを行うスペースを確保することができ、調理工程の効率化を図ることができる。
また、この実施形態の厨房用流し台Aにおいては、湯せん容器6は上方に開口した箱形状で、その全体がシンク4に対して取り外し可能なものであり、この取り外し可能となる構造によって、湯せん容器6の中の水を湯せん容器6の上方開口9から流出させて排水口3に排水可能とする排水手段Wが構成される。
これにより、湯せん調理後、湯せん容器6全体を取り外して傾けることで、シンク4の底部2に設けられた排水口3に上方開口9から水を流出させることができる。また、湯せん調理を行わない場合は、湯せん容器6は全体が取り外し可能であることから、湯せん容器6を取り外すことで、シンク4全体を洗浄スペースUとして、使用することができる。
また、この実施形態の厨房用流し台Aにおいては、加熱ヒーター7は、湯せん容器6に対応してシンク4の裏側下方に配置固定されている。
これにより、加熱ヒーター7が設けられることによって、湯せん容器6の内部を加熱することができ、シンク4の内部であっても湯せん調理を行うことができる。
上記構成により、湯せん調理を行う際は湯せん容器6を取り付けることで、加熱調理器8を用いらずとも、シンク4内に湯せん調理スペースTを確保し、湯せん調理を行うことができる。湯せん調理を行わない場合は、湯せん容器6を取り外すことで、シンク4全体を洗浄スペースUとして使用できるので、シンク4内のスペースを調理と洗浄の両方として、効率的に使用することができる。
また、湯せん容器6用に排水口3を増やす必要がないので、配管工事を行わずに、後からでも容易に設置を行うこともできる。
なお、湯せん容器6の大きさや位置はこれに限られるものではなく、加熱ヒーター7も湯せん容器6の位置に対応して取り付けられるものであればよい。
(第二の実施形態)
図3から図5は、本発明の第二実施形態である厨房用流し台Bを示している。
図3は、本発明の第二実施形態における厨房用流し台Bの全体斜視図である。
図4は、本発明の第二実施形態における厨房用流し台Bの全体上面図である。
図5は、本発明の第二実施形態における厨房用流し台Bの湯せん容器の上面図の要部拡大図である。
図3から図5は、本発明の第二実施形態である厨房用流し台Bを示している。
図3は、本発明の第二実施形態における厨房用流し台Bの全体斜視図である。
図4は、本発明の第二実施形態における厨房用流し台Bの全体上面図である。
図5は、本発明の第二実施形態における厨房用流し台Bの湯せん容器の上面図の要部拡大図である。
なお、ここでは、上記第一実施形態と相異する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、上記第一実施形態と同様であるので、図面において同じ符号を付してその説明を省略する。この実施形態の厨房用流し台Bにおいては、上記第一実施形態と相異する点は、排水手段Wの構成である。
すなわち、この実施形態の厨房用流し台Bにおいては、湯せん容器6の一部であってシンク4の内部空間を区画する湯せん容器6の一側壁13が、シンク4に対して取り外し可能であり、この取り外し可能となる構造によって、湯せん容器6の中の水を湯せん容器6の一側壁13が取り外された部位の開口14から流出させて排水口3に排水可能とする排水手段Wが構成されている。
以下、この実施形態における排水手段Wをより具体的に説明する。図3と図4に示すように、本実施形態における箱形状の湯せん容器6は、シンク4内を湯せん調理スペースTと洗浄スペースUとに区画する一側壁13が取り外し可能な形状である。湯せん容器6の内部が湯せん調理スペースTになる。本実施形態においては、湯せん容器6の一側壁13をシンク4から取り外すことで取り外された部位が開口14となり、湯せん容器6の水を排水口3に排水可能とする排水手段Wとなる。
取り外し可能な一側壁13の接続について具体的に説明する。図5に示されるように、取り外し可能な一側壁13は、シンク4の縦幅の長さに相当し、一側壁13の縦方向の端部とシンク4の内壁とが接する形状である。一側壁13の縦側面のシンク4側両端には、湯せん調理スペースU側に向けて、縦辺に沿って突起131が設けられている。湯せん容器6の一側壁13と接する部分には、突起131に対応して、洗浄スペースU側に開口した溝132が設けられている。溝132に沿って、突起131が上下スライドすることにより、一側壁13は湯せん容器6と取り外し可能となる。
なお、一側壁13の形状はこれに限るものではなく、一側壁13の縦幅は湯せん容器6の内壁に接する長さであってもよい。このとき、突起131は一側壁13の横側面に設けられ、それに対応して、湯せん容器6の内部側に開口した溝132が形成されるものであってもよい。
なお、一側壁13のシンク4の底面と接する辺には、ゴムパッキンが備えられていることが好ましい。これにより、一側面13とシンク4とがより密接して湯せんスペースTと洗浄スペースUとに区画することができる。
したがって、この実施形態の厨房用流し台Bにおいては、湯せん容器6の一部であって、シンク4の内部空間を区画する湯せん容器6の一側壁13は、シンク4に対して取り外し可能であり、この取り外し可能となる構造によって、湯せん容器6の中の水を湯せん容器6の一側壁13が取り外された部位の開口14から流出させて排水口3に排水可能とする排水手段Wが構成される。
上記構成により、調理後は、一側壁13を取りはずことで排水口3に排水を行う。これにより、上記第一実施形態同様に、シンク4内で、湯せん調理スペースTと洗浄スペースUとを確保し、調理と洗浄の両方を行えるだけでなく、一側壁13を取り外すだけで、簡単に排水を行うことができる。また、一側壁13を取り外すだけでよいので、わざわざ水の入った容器を持ち上げる必要がなく、より身体的負担を抑えることができる。
また、シンク4内のスペースを湯せん調理スペースTと洗浄スペースUの両方として、効率的に使用することができるだけでなく、一側壁13のみで、湯せん容器6を設けることができるので、片付けや設置工事がより容易である。
また、湯せん容器6は、湯せん容器6の一側壁13だけでなく、湯せん容器6全体が取り外し可能であることが好ましい。これにより、湯せん調理を行わない場合は、シンク4全体を洗浄スペースUとして、使用することも可能である。
なお、排水が行える構成であれば、湯せん容器6の一側壁13は全て取り外されるものでなくてもよい。例えば、突起131と溝132とそれぞれに対応したストッパーが設けられ、一側壁13の一部のみが開口した排水構成であってもよい。
また、一側壁13の取り外し方法は、手動であっても自動であってもよい。
(第三実施形態)
図6は、本発明の第三実施形態である厨房用流し台Cのシンク4の斜視図を示している。図6においては、カウンター1は省略して記載している。
図6は、本発明の第三実施形態である厨房用流し台Cのシンク4の斜視図を示している。図6においては、カウンター1は省略して記載している。
なお、ここでは、上記第二実施形態と相異する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、上記第二実施形態と同様であるので、図面において同じ符号を付してその説明を省略する。この実施形態の厨房用流し台Cにおいて、上記第二実施形態と相異する点は、排水手段Wの構成である。
すなわち、この実施形態の厨房用流し台Cにおいては、シンク4の内部空間を湯せん調理スペースTと洗浄スペースUと区画する湯せん容器6の一側壁13が湯せん容器6と一体に形成されており、この一側壁13に流出口15が形成され、この流出口15を塞ぐ蓋部材16を備え、この蓋部材16は湯せん容器6の一部であってシンク4に対して取り外し可能であり、この取り外し可能となる構造によって、湯せん容器6の中の水を流出口16から流出させて排水口3に排水可能とする排水手段Wが構成される。
以下、この実施形態における排水手段Wをより具体的に説明する。
図6に示されるように、湯せん容器6は、シンク4内を湯せん調理スペースTと洗浄スペースUとを区画する一側壁13に、湯せん容器6の内部の湯せん調理スペースTとシンク内の洗浄スペースUとを繋ぐ流出口15を有する。また流出口15は、湯せん容器6の内部を閉塞するために、流出口15に対応した蓋部材16を備える。本実施形態においては、蓋部材16の開閉動作を行うことにより、湯せん容器6の水を流出口15から流出させ、排水口3に排水可能とする排水手段Wとなる。
流出口15は、シンク4内を湯せん調理スペースTと洗浄スペースUとに区画する一側壁13において、例えば、縦側面中央のシンク4の底面付近に設けられた円形状の貫通孔である。蓋部材16は流出口15に対応した形状であるが、一側壁13と流出口15の位置や形状はこれに限られるものではない。
上記蓋部材16により、湯せん容器6内の湯せん調理スペースTを閉塞し、カラン2から水を供給する。湯せん調理後は、蓋部材16を取り外すだけで、湯せん容器6内の水を排水することができる。
また、湯せん容器6は、湯せん容器6の一側壁13に設けられた蓋部材16だけでなく、湯せん容器6全体が取り外し可能であることが好ましい。これにより、湯せん調理を行わない場合は、シンク4全体を洗浄スペースUとして、使用することも可能である。
なお、蓋部材16の取り外し方法は、手動であっても自動であってもどちらでもよい。また、流出口15から水を排水できるように蓋部材16が開閉できるものであれば、蓋部材16が全て取り外せる構成でなくても、蓋部材16の一部が湯せん容器6の一部と繋がっていている形態でもよい。
したがって、この実施形態の厨房用流し台Cにおいては、シンク4の内部空間を区画する湯せん容器6の一側壁13に流出口15が形成され、流出口15を塞ぐ蓋部材16を備え、蓋部材16は湯せん容器6の一部であってシンク4に対して取り外し可能であり、この取り外し可能となる構造によって、湯せん容器6の中の水を流出口15から流出させて排水口3に排水可能とする前記排水手段Wが構成される。
上記構成により、シンク4の内部に湯せん調理スペースTと洗浄スペースUの排水を排水口3のみで行えることにより、蓋部材16の開閉動作のみで、調理後に簡単に排水を行うことができるので、使い勝手が向上する。
上記実施形態において、湯せん容器6の位置はこれに限るものではないが、加熱ヒーター7は湯せん容器6の位置に対応して、シンク4の裏側下方に配置固定されているものであればよい。
なお、厨房用流し台に用いられる構成の材質や形状、その他の各実施形態に対して、当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
A、B、C 厨房用流し台
W 排水手段
S 調理台スペース
1 カウンター
2 底部
3 排水口
4 シンク
5 内壁
6 湯せん容器
7 加熱ヒーター
8 加熱調理器
9 上方開口
13 一側壁
14 開口
15 流出口
16 蓋部材
W 排水手段
S 調理台スペース
1 カウンター
2 底部
3 排水口
4 シンク
5 内壁
6 湯せん容器
7 加熱ヒーター
8 加熱調理器
9 上方開口
13 一側壁
14 開口
15 流出口
16 蓋部材
Claims (6)
- カウンターに設けられて底部に排水口を有するシンクと、
前記シンクの前記排水口から外れた一側方の内壁に沿った外形状で、前記内壁に隣接して取り付けられる湯せん容器と、
前記湯せん容器の下方に設けられて前記湯せん容器を加熱する加熱ヒーターと、
前記湯せん容器の全体若しくは一部を前記シンクに対して取り外し可能とすることで、前記湯せん容器の中の水を前記排水口に排水可能とする排水手段と、
を備える厨房用流し台。 - 前記カウンターの上面において前記シンクの側方には、調理台スペースを介して加熱調理器が設けられており、前記湯せん容器が、前記調理台スペース側の前記シンクの内壁に隣接して取り付けられるものである
請求項1に記載の厨房用流し台。 - 前記湯せん容器は上方に開口した箱形状で、その全体が前記シンクに対して取り外し可能なものであり、この取り外し可能となる構造によって、前記湯せん容器の中の水を前記湯せん容器の上方開口から流出させて前記排水口に排水可能とする前記排水手段が構成される
請求項1または2に記載の厨房用流し台。 - 前記湯せん容器の一部であって、前記シンクの内部空間を区画する前記湯せん容器の一側壁は、前記シンクに対して取り外し可能であり、この取り外し可能となる構造によって、前記湯せん容器の中の水を前記湯せん容器の前記一側壁が取り外された部位の開口から流出させて前記排水口に排水可能とする前記排水手段が構成される
請求項1または2に記載の厨房用流し台。 - 前記シンクの内部空間を区画する前記湯せん容器の一側壁に流出口が形成され、前記流出口を塞ぐ蓋部材を備え、前記蓋部材は前記湯せん容器の一部であって前記シンクに対して取り外し可能であり、この取り外し可能となる構造によって、前記湯せん容器の中の水を前記流出口から流出させて前記排水口に排水可能とする前記排水手段が構成される
請求項1または2に記載の厨房用流し台。 - 前記加熱ヒーターは、前記湯せん容器に対応して前記シンクの裏側下方に配置固定されている
請求項1から5のいずれか一項に記載の厨房用流し台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016051042A JP2017164194A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 厨房用流し台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016051042A JP2017164194A (ja) | 2016-03-15 | 2016-03-15 | 厨房用流し台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017164194A true JP2017164194A (ja) | 2017-09-21 |
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ID=59910209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017164194A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107761837A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-06 | 林丹 | 带小厨宝的水槽 |
-
2016
- 2016-03-15 JP JP2016051042A patent/JP2017164194A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107761837A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-06 | 林丹 | 带小厨宝的水槽 |
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