JP2017163451A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ログ情報の送信を再開する。【解決手段】複数の通信端末と、ログ管理装置とを有する通信システムであって、前記複数の通信端末間で行われた通信に関する履歴を示すデータが含まれる第1のログ情報を第1の記憶手段に記憶するログ記憶手段と、前記ログ記憶手段により前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1のログ情報を含む第1の保存要求を作成し、該作成した第1の保存要求を前記ログ管理装置に送信する送信手段と、を有し、前記送信手段は、前記第1の保存要求の送信中に、該第1の保存要求の送信が途中で失敗した場合、該失敗するまでに送信した前記第1のログ情報のデータ量を示す送信済データ量に応じて、該第1のログ情報のうちの未送信のデータが含まれる第2のログ情報を含む第2の保存要求を作成し、該作成した第2の保存要求を前記ログ管理装置に送信する。【選択図】図26

Description

本発明は、通信システム及び通信方法に関する。
近年、出張経費や出張時間を削減する要請に伴い、インターネット等の通信ネットワークを介して通信を行う遠隔通信システムが普及している。このような遠隔通信システムでは、複数の遠隔通信端末の間で画像データ及び音声データの送受信が行われることにより、遠隔通信を実現することができる。
また、遠隔通信システムにおいて、遠隔通信端末で行われた通信に関する履歴を示すログ情報を管理する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記の従来技術では、例えば、遠隔通信端末からHTTP(HyperText Transfer Protocol)によりログ情報を送信している場合において、当該ログ情報の送信中にネットワーク切断等が発生したときには、ログ情報の送信を再開することができなかった。このため、この場合、遠隔通信端末は、最初からログ情報を送信し直す必要があった。
本発明の実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、ログ情報の送信を再開することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の実施形態は、複数の通信端末と、ログ管理装置とを有する通信システムであって、前記複数の通信端末間で行われた通信に関する履歴を示すデータが含まれる第1のログ情報を第1の記憶手段に記憶するログ記憶手段と、前記ログ記憶手段により前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1のログ情報を含む第1の保存要求を作成し、該作成した第1の保存要求を前記ログ管理装置に送信する送信手段と、を有し、前記送信手段は、前記第1の保存要求の送信中に、該第1の保存要求の送信が途中で失敗した場合、該失敗するまでに送信した前記第1のログ情報のデータ量を示す送信済データ量に応じて、該第1のログ情報のうちの未送信のデータが含まれる第2のログ情報を含む第2の保存要求を作成し、該作成した第2の保存要求を前記ログ管理装置に送信する。
本発明の実施形態によれば、ログ情報の送信を再開することができる。
本実施形態に係る遠隔通信システムの概略図である。 本実施形態に係る遠隔通信端末の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る遠隔通信管理装置、ログ管理装置、中継装置、及びプログラム提供システムの一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る遠隔通信システムを構成する各端末、装置、及びシステムの一例の機能ブロック図である。 ログ情報の一例を示す図である。 画像データの画質を説明する図である。 変更品質管理テーブルの一例を示す図である。 中継装置管理テーブルの一例を示す図である。 端末認証管理テーブルの一例を示す図である。 端末管理テーブルの一例を示す図である。 宛先リスト管理テーブルの一例を示す図である。 セッション管理テーブルの一例を示す図である。 アドレス優先度管理テーブルの一例を示す図である。 伝送速度優先度管理テーブルの一例を示す図である。 品質管理テーブルの一例を示す図である。 ログ情報管理テーブルの一例を示す図である。 各中継装置の稼働状態を示す状態情報管理する処理の一例を示すシーケンス図である。 遠隔通信端末間で遠隔通信を開始する準備段階の処理の一例を示すシーケンス図である。 中継装置を絞り込む処理の一例を示すシーケンス図である。 中継装置を絞り込む処理の一例を示すフローチャートである。 中継装置の絞り込み処理を行う際の優先度のポイントの計算状態の一例を示す図である。 遠隔通信端末が中継装置を選択する処理の一例を示すシーケンス図である。 遠隔通信端末で中継装置を選択する処理の一例を示すフローチャートである。 遠隔通信端末間で画像データ及び音声データを送受信する処理の一例を示すシーケンス図である。 遠隔通信端末がログ情報を蓄積する処理の一例を示すフローチャートである。 遠隔通信端末がログ管理装置にログ情報を送信する処理の一例を示すシーケンス図である。 遠隔通信端末がPATCHメソッドのHTTPリクエストを作成する処理の一例を示すフローチャートである。 PATCHメソッドのHTTPリクエストのヘッダの一例を示す図である。 ログ管理装置がPATCHメソッドのHTTPリクエストの妥当性を判定する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
<<全体構成>>
まず、本実施形態に係る遠隔通信システム1の概略について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る遠隔通信システムの概略図である。
図1に示す遠隔通信システム1は、複数の遠隔通信端末(10aa,10ab,…,10db)、及び各遠隔通信端末(10aa,10ab,…,10db)用のディスプレイ(120aa,120ab,…,120db)を含む。また、図1に示す遠隔通信システム1は、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、及び遠隔通信管理装置500とログ管理装置550とを有する遠隔通信管理システム50を含む。
なお、本実施形態では、遠隔通信端末(10aa,10ab,…,10db)のうち、任意の遠隔通信端末を示す場合には「遠隔通信端末10」を用いる。また、ディスプレイ(120aa,120ab,…,120db)のうち、任意のディスプレイを示す場合には「ディスプレイ120」を用いる。更に、中継装置(30a,30b,30c,30d)のうち、任意の中継装置を示す場合には「中継装置30」を用いる。
このように、本実施形態に係る遠隔通信システム1は、各遠隔通信端末10、各遠隔通信端末10用のディスプレイ120、各中継装置30、及び遠隔通信管理システム50によって構築されている。
遠隔通信端末10は、他の遠隔通信端末10との間で、画像データ、音声データ等の送受信を行う。本実施形態では、画像データの画像が動画の場合について説明するが、動画だけでなく静止画であっても良い。また、画像データの画像には、動画と静止画の両方が含まれても良い。
中継装置30は、複数の遠隔通信端末10の間で、画像データ及び音声データの中継を行う。遠隔通信管理システム50は、遠隔通信端末10及び中継装置30を一元的に管理する。
また、図1に示す複数のルータ(70a,70b,…,70g)は、画像データ及び音声データの最適な経路の選択を行う。なお、本実施形態では、ルータ(70a,70b,…,70g)のうち、任意のルータを示す場合には「ルータ70」を用いる。
プログラム提供システム80は、遠隔通信端末10に各種機能又は各種手段を実現させるための遠隔通信端末用プログラムが記憶されたHD(Hard Disk)を備えており、遠隔通信端末10に、遠隔通信端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム80のHDには、中継装置30に各種機能又は各種手段を実現させるための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。
更に、プログラム提供システム80のHDには、遠隔通信管理システム50に各種機能又は各種手段を実現させるための遠隔通信管理用プログラムも記憶されており、遠隔通信管理システム50に、遠隔通信管理用プログラムを送信することができる。
また、遠隔通信端末10aa、遠隔通信端末10ab、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。遠隔通信端末10ba、遠隔通信端末10bb、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70cが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、遠隔通信端末10ca、遠隔通信端末10cb、中継装置30c、及びルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。遠隔通信端末10da、遠隔通信端末10db、中継装置30d、及びルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70eが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカであり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70c,70e)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、遠隔通信管理システム50の遠隔通信管理装置500及びログ管理装置550、並びにプログラム提供システム80は、インターネット2iを介して、遠隔通信端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。遠隔通信管理システム50を構成する遠隔通信管理装置500及びログ管理装置550は、LAN2eによって通信可能に接続されている。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、及びLAN2dによって、本実施形態に係る通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく無線による通信が行われる箇所があっても良い。
また、図1において、各遠隔通信端末10、各中継装置30、遠隔通信管理装置500、ログ管理装置550、各ルータ70、及びプログラム提供システム80の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、遠隔通信端末10aaのIPアドレスは「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いても良いが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
<<ハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。まず、本実施形態に係る遠隔通信端末10のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る遠隔通信端末の一例のハードウェア構成図である。
図2に示すように、本実施形態に係る遠隔通信端末10は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、フラッシュメモリ104を備えている。また、本実施形態に係る遠隔通信端末10は、SSD(Solid State Drive)105、メディアドライブ107、操作ボタン108、電源スイッチ109、ネットワークI/F111、及びCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)112を備えている。さらに、本実施形態に係る遠隔通信端末10は、撮像素子I/F113、マイク114、スピーカ115、音声入出力I/F116、及びディスプレイI/F117を備えている。これら各ハードウェアは、アドレスバスやデータバス等のバスライン110により接続されている。
CPU101は、遠隔通信端末10全体の動作を制御する。ROM102は、遠隔通信端末用プログラムを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。フラッシュメモリ104は、画像データや音声データ等の各種データを記憶する。SSD105は、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
メディアドライブ107は、外部メモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。操作ボタン108は、遠隔通信端末10の宛先を選択する場合などに操作される。電源スイッチ109は、遠隔通信端末10の電源のON/OFFを切り換えるために操作される。
ネットワークI/F111は、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をする。CMOS112は、CPU101の制御に従って被写体を撮像し画像データを得る。撮像素子I/F113は、CMOS112の駆動を制御する。マイク114は、音声を入力する。スピーカ115は、音声を出力する。音声入出力I/F116は、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する。ディスプレイI/F117は、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送する。
なお、記録メディア106は、遠隔通信端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いても良い。更に、CMOS112は、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子であり、被写体を撮像するものであればCMOSに限らず、CCD(Charge Coupled Device)等を用いても良い。
また、ディスプレイ120は、例えば、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成されている。
更に、上記の遠隔通信端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記の記録メディア106等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。
次に、本実施形態に係る遠隔通信管理装置500、ログ管理装置550、中継装置30、及びプログラム提供システム80のハードウェア構成について、図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る遠隔通信管理装置、ログ管理装置、中継装置、又はプログラム提供システムの一例のハードウェア構成図である。
図3に示すように、本実施形態に係る遠隔通信管理装置500は、CPU201、ROM202、RAM203、HD204、HDD(Hard Disk Drive)205、メディアドライブ207、ディスプレイ208、及びネットワークI/F209を備えている。また、本実施形態に係る遠隔通信管理装置500は、キーボード211、マウス212、及びCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)ドライブ214を備えている。これら各ハードウェアは、アドレスバスやデータバス等のバスライン210により接続されている。
CPU201は、遠隔通信管理装置500全体の動作を制御する。ROM202は、遠隔通信管理用プログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HD204は、各種データを記憶する。HDD205は、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
メディアドライブ207は、外部メモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。ディスプレイ208は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。ネットワークI/F209は、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をする。キーボード211は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えている。マウス212は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う。CD−ROMドライブ214は、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御する。
なお、上記の遠隔通信管理用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記の記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。
また、ログ管理装置550は、上記の遠隔通信管理装置500と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、ログ管理装置550を制御するためのログ管理装置用プログラムが記録されている。この場合も、ログ管理装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記の記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。
また、中継装置30は、上記の遠隔通信管理装置500と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記の記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。
更に、プログラム提供システム80は、上記の遠隔通信管理装置500と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記の記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしても良い。
なお、上記の着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
<<機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係る遠隔通信システムを構成する各端末、装置、及びシステムの一例の機能ブロック図である。
図4では、遠隔通信端末10、中継装置30、及び遠隔通信管理システム50が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図4では、遠隔通信管理装置500及びログ管理装置550が、LAN2eを介してデータ通信することができるように接続されている。なお、図1に示されているプログラム提供システム90は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図4では省略されている。
<遠隔通信端末の機能構成>
遠隔通信端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14a、画像表示制御部14b、音声入力部15a、音声出力部15b、最終絞込部16、及び遅延検出部17を有する。また、遠隔通信端末10は、記憶・読出処理部18、ログ情報作成部19、及びログ送信制御部20を有する。これら各部は、図2に示す各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、遠隔通信端末10は、図2に示すSSD105によって構築される記憶部1000を有している。
送受信部11は、図2に示すネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。
操作入力受付部12は、図2に示す操作ボタン108、及び電源スイッチ109によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図2に示す電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、遠隔通信端末10の電源をONにする。
ログイン要求部13は、図2に示すCPU101からの命令によって実現され、上記の電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置500に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び遠隔通信端末10abの現時点のIPアドレスを自動的に送信する。
撮像部14aは、図2に示すCMOS112、及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。画像表示制御部14bは、図2に示すディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。
音声入力部15aは、図2に示すマイク114、及び音声入出力I/F116によって実現され、利用者の音声を入力し、この音声を音声信号に変換することで、音声信号に係る音声データを出力する。音声出力部15bは、図2に示すスピーカ115、及び音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号を音声に変換して出力する。
最終絞込部16は、複数の中継装置30から最終的に1つの中継装置30に絞り込む最終絞り込み処理を行うため、図2に示すCPU101からの命令によって、計測部16a、算出部16b、及び最終選択部16cを実現する。このうち、計測部16aは、送受信部11によって受信された後述の事前送信情報毎に、送受信部11によって事前送信情報が受信される際の受信日時を計測する。算出部16bは、計測部16aによって受信日時が計測された事前送信情報毎に、この計測された受信時間と、この事前送信情報に含まれている送信日時との差に基づいて、事前送信情報の送信から受信までの所要時間を算出する。最終選択部16cは、算出部16bによって算出された所要時間のうち最短の所要時間を要した事前送信情報が中継された中継装置30を選択することで、最終的に1つの中継装置を選択する。
遅延検出部17は、図2に示すCPU101からの命令によって実現され、他の遠隔通信端末10から中継装置30を介して送られて来る画像データ又は音声データの遅延時間(ms)を検出する。
ログ情報作成部19は、図2に示すCPU101からの命令によって実現され、他の遠隔通信端末10との通信を行う際に操作入力受付部12が受け付けた操作の内容や遠隔通信端末10の各部が行った処理の内容に基づきログ情報を作成する。
ここで、ログ情報作成部19により作成されるログ情報の一例を図5に示す。図5に示すログ情報の「type」の項目には、他の遠隔通信端末10との間の通信で送受信される情報が要求に関するものであることを表す「request」や、応答に関するものであることを表す「response」等の情報が記録される。図5に示すログ情報の「Call−ID」の項目には、他の遠隔通信端末10との通信を識別するための識別情報が記録される。図5に示すログ情報の「Command」の項目には、操作入力受付部12により操作の入力を受け付けた要求の内容が記録され、遠隔通信の開始を要求する「invite」や、遠隔通信の終了を要求する「end」等の情報が記録される。
また、図5に示すログ情報の「Result」の項目には、他の遠隔通信端末10からの又は他の遠隔通信端末10に対する応答の内容が記録され、許可を表す情報や、不許可を表す情報等が記録される。
なお、図5では、JSONの形式により作成されたログ情報の一例を示したが、ログ情報は、他の形式で作成されても良い。
記憶・読出処理部18は、図2に示すSSD105によって実行され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。記憶部1000には、ログ情報作成部19により作成されたログ情報が蓄積(記憶)される。
また、記憶部1000には、遠隔通信端末10を識別するための端末ID(Identification)やパスワード、画像データ及び音声データ等も記憶される。
なお、本実施形態の端末ID、及び後述の中継装置IDは、それぞれ遠隔通信端末10、及び中継装置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、端末ID、及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であっても良い。また、以下では、テレビ会議の開始を要求する要求元としての遠隔通信端末10を「要求元端末10A」とし、要求先である宛先としての遠隔通信端末10を「宛先端末10B」として説明する。
ログ送信制御部20は、操作入力受付部12によるログ情報の送信操作が受け付けられると、記憶部1000に蓄積(記憶)されているログ情報を、記憶・読出処理部18を介して取得する。そして、ログ送信制御部20は、当該取得したログ情報の保存をログ管理装置550に要求する。
また、ログ送信制御部20は、ログ情報の保存をログ管理装置550に要求している間に、例えば、ネットワーク切断等によりログ情報の保存が失敗した場合には、ログ情報の追加保存をログ管理装置550に要求する。すなわち、ログ情報の追加保存の要求は、例えば、ネットワーク切断等によりログ情報の保存が失敗した場合に、ログ管理装置550に保存できなかったログ情報を追加で保存させるための要求である。
ここで、ログ情報の保存の要求は、後述するように、記憶部1000に蓄積されているログ情報をボディ部に定義したHTTPリクエストのPOSTメソッドをログ管理装置550に送信することで実現される。また、ログ情報の追加保存の要求は、後述するように、記憶部1000に蓄積されているログ情報のうち、送信できなかったログ情報をボディ部に定義したHTTPリクエストのPATCHメソッドをログ管理装置550に送信することで実現される。
<中継装置の機能構成>
中継装置30は、送受信部31、状態検知部32、データ品質確認部33、変更品質管理部34、データ品質変更部35、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図3に示す各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、中継装置30は、図3に示すHD204により構築される記憶部3000を有している。
(変更品質管理テーブル)
記憶部3000には、図7に示すような変更品質管理テーブルによって構成されている変更品質管理DB(Data Base)3001が構築される。変更品質管理テーブルでは、画像データの中継先としての遠隔通信端末10のIPアドレス、及びこの中継先に中継装置30が中継する画像データの画質が関連付けられて管理される。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。図6(a)〜図6(c)に示すように、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる低解像度の画像と、横が320画素、縦が240画素から成る中解像度の画像と、横が640画素、縦が480画素から成る高解像度の画像とがある。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。
例えば、図7に示す変更品質管理テーブルにおいて、中継装置30が、IPアドレス「1.3.2.4」の宛先端末10dbに対して画像データを中継する場合には、この中継される画像データの画質(画像の品質)は「高品質」である。
送受信部31は、図3に示すネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。
状態検知部32は、図3に示すCPU201からの命令によって実現され、この状態検知部32を有する中継装置30の稼動状態を検知する。稼動状態としては、「ONライン」、「OFFライン」、又は「故障中」等の状態がある。
データ品質確認部33は、図3に示すCPU201からの命令によって実現され、宛先端末10BのIPアドレスを検索キーとして、変更品質管理DB3001を検索する。そして、データ品質確認部33は、検索されたIPアドレスに対応した中継される画像データの画質を抽出することで、中継される画像データの画質を確認する。
変更品質管理部34は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、遠隔通信管理システム50から送られて来る、後述の品質情報に基づいて、変更品質管理DB3001の内容を変更する。
例えば、端末IDが「01aa」である要求元端末10aaと、端末IDが「01db」である宛先端末10dbとの間で高画質の画像データを送受信することによってテレビ会議を行ってものとする。このとき、他のテレビ会議を行う要求元端末bbと宛先端末caが通信ネットワーク2を介してテレビ会議を開始すること等によって、宛先端末10dbで画像データの受信の遅延が生じたとする。このような場合、中継装置30は今まで中継していた画像データの画質を、高画質から中画質に下げる必要がある。したがって、この場合、変更品質管理部34により、中画質を示す品質情報に基づいて、中継装置30が中継する画像データの画質を高画質から中画質に下げるように、変更品質管理DB3001の内容が変更される。
データ品質変更部35は、図3に示すCPU201からの命令によって実現され、送信元端末10から送られて来た画像データの画質を、上記の変更された変更品質管理DB3001の内容に基づいて変更する。
記憶・読出処理部39は、図3に示すHDD205によって実現され、記憶部3000に各種データを記憶したり、記憶部3000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<遠隔通信管理装置の機能構成>
遠隔通信管理装置500は、送受信部501、端末認証部502、状態管理部503、端末抽出部504、端末状態取得部505、一次絞込部506、セッション管理部507、品質決定部508、記憶・読出処理部509、及び遅延時間管理部510を有している。これら各部は、図3に示す各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、遠隔通信管理装置500は、図3に示すHD204により構築される記憶部5000を有している。
(中継装置管理テーブル)
記憶部5000には、図8に示すような中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報を遠隔通信管理システム50が受信した受信日時、中継装置30のIPアドレス、及び中継装置30の最大データ伝送速度が関連付けられて管理される。
例えば、図9に示す中継装置管理テーブルにおいて、中継装置IDが「111a」の中継装置30aは、稼動状態が「ONライン」で、遠隔通信管理装置500で状態情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時00分」である。また、この中継装置30aのIPアドレスが「1.2.1.2」で、この中継装置30aにおける最大データ伝送速度が100Mbpsであることが示されている。
(端末認証管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図9に示すような端末認証管理テーブルによって構成されている端末認証管理DB5002が構築されている。この端末認証管理テーブルでは、遠隔通信管理システム50によって管理される全ての遠隔通信端末10の各端末IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図9に示す端末認証管理テーブルにおいて、遠隔通信端末10aaの端末IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」であることが示されている。
(端末管理テーブル)
また、記憶部5000には、図10に示すような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5003が構築されている。この端末管理テーブルでは、各遠隔通信端末10の端末ID毎に、各遠隔通信端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報を遠隔通信管理システム50が受信した受信日時、及び遠隔通信端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。
例えば、図11に示す端末管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の遠隔通信端末10aaは、稼動状態が「ONライン」で、遠隔通信管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2009年11月10日の13時40分」である。また、この遠隔通信端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図11に示すような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、テレビ会議の開始を要求する要求元端末10Aの端末IDに対して、宛先端末10Bの候補として登録されている宛先端末10Bの端末IDが全て関連付けられて管理される。
例えば、図11に示す宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」である要求元端末10aaからテレビ会議の開始を要求することができる宛先端末10Bの候補は、次の3であることが示されている。すなわち、要求元端末10aaは、端末IDが「01ab」の遠隔通信端末10ab、端末IDが「01ba」の遠隔通信端末10ba、及び端末IDが「01db」の遠隔通信端末10dbに、テレビ会議の開始を要求することができることが示されている。
この宛先端末10Bの候補は、要求元端末10Aから遠隔通信管理装置500に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
(セッション管理テーブル)
また、この記憶部5000には、図12に示すようなセッション管理テーブル
によって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。
このセッション管理テーブルでは、中継装置30を選択するためのセッションの実行に用いられる選択用セッションID毎に、画像データ及び音声データの中継に使用される中継装置30の中継装置IDが関連付けられて管理される。また、このセッション管理テーブルでは、当該セッションID毎に、要求元端末10Aの端末ID、宛先端末10Bの端末ID、及び宛先端末10Bにおいて画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)が関連付けられて管理される。さらに、このセッション管理テーブルでは、当該セッションID毎に、この遅延時間が示されている遅延情報を宛先端末10Bから送られて来て遠隔通信管理装置500で受信された受信日時が関連付けられて管理される。
例えば、図13に示すセッション管理テーブルにおいて、選択用セッションID「se1」を用いて実行されたセッションで選択された中継装置30a(中継装置ID「111a」)が画像データ及び音声データを中継する遠隔通信端末10が示されている。すなわち、中継装置30aは、端末IDが「01aa」の要求元端末10aaと、端末IDが「01db」の宛先端末10dbとの間で、画像データ及び音声データを中継していることが示されている。また、図13に示すセッション管理テーブルにおいて、宛先端末10dbにおいて「2009年11月10日の14時00分」時点における画像データの遅延時間が200(ms)であることが示されている。
なお、2つの遠隔通信端末10の間でテレビ会議を行う場合には、上記の宛先端末10Bではなく要求元端末10Aから送信されてきた遅延情報に基づいて、遅延情報の受信日時を管理しても良い。但し、3つ以上の遠隔通信端末10の間でテレビ会議を行う場合には、画像データ及び音声データの受信側の遠隔通信端末10から送信されてきた遅延情報に基づいて、遅延情報の受信日時を管理する。
(アドレス優先度管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図13に示すようなアドレス優先度管理テーブルによって構成されている優先度管理DB5006が構築されている。このアドレス優先度管理テーブルでは、一般的なIPv4におけるIPアドレスのうちの4組のドットアドレス(Dot Address)部分の同異に応じて、アドレス優先度のポイントが高くなるように関連付けられて管理される。
例えば、図13に示すアドレス優先度管理テーブルにおいて、ドットアドレスの上位から下位にかけて3つの値が同じIPアドレスの場合には、アドレス優先度のポイントが「5」である。ドットアドレスの上位から下位にかけて2つの値が同じIPアドレスの場合には、アドレス優先度のポイントが「3」である。この場合、最下位のドットアドレスの値が同じであるか否かは優先度に関係ない。ドットアドレスの最上位の値が同じで、上位から2番目の値が異なるIPアドレスの場合には、アドレス優先度のポイントが「1」である。この場合、上位から3番目及び最下位のドットアドレスの値が同じであるか否かは優先度には関係ない。ドットアドレスの最上位の値が異なるIPアドレスの場合には、アドレス優先度のポイントが「0」である。この場合、上位から2番目、3番目、及び最下位のドットアドレスの値が同じであるか否かは優先度には関係ない。
(伝送速度優先度管理テーブル)
また、記憶部5000に構築されている優先度管理DB5006には、図14に示すような伝送速度優先度管理テーブルも含まれている。この伝送速度優先度管理テーブルでは、中継装置30における最大データ伝送速度(Mbps)の値に応じて、伝送速度優先度のポイントが高くなるように関連付けられて管理される。
例えば、図14に示す伝送速度優先度管理テーブルにおいて、中継装置30における最大データ伝送速度が1000Mbps以上の場合には、伝送速度優先度のポイントが「5」である。中継装置30における最大データ伝送速度が100Mbps以上1000Mbps未満の場合には、伝送速度優先度のポイントが「3」である。中継装置30における最大データ伝送速度が10Mbps以上100Mbps未満の場合には、伝送速度優先度のポイントが「1」である。中継装置30における最大データ伝送速度が10Mbps未満の場合には、伝送速度優先度のポイントが「0」である。
(品質管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図15に示すような品質管理テーブルによって構成されている品質管理DB5007が構築されている。この品質管理テーブルでは、要求元端末10A又は宛先端末10Bにおける画像データの遅延時間(ms)に応じて、中継装置30で中継させる画像データの画質(画像の品質)が関連付けられて管理される。
送受信部501は、図2に示すネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2又はLAN2eを介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。
端末認証部502は、送受信部501を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとし、記憶部5000の端末認証管理DB5002を検索する。そして、端末認証部502は、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。
状態管理部503は、ログイン要求してきた要求元端末10Aの稼動状態を管理する。すなわち、状態管理部503は、端末管理DB5003に、この要求元端末10Aの端末ID、要求元端末10Aの稼動状態、遠隔通信管理装置500でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末10のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。
端末抽出部504は、ログイン要求した要求元端末10Aの端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、要求元端末10Aと遠隔通信することができる宛先端末10Bの候補の端末IDを読み出すことで、端末IDを抽出する。
また、端末抽出部504は、ログイン要求してきた要求元端末10Aの端末IDをキーとして、宛先リスト管理DB5004を検索し、上記の要求元端末10Aの端末IDを宛先端末10Bの候補として登録している他の要求元端末10Aの端末IDも抽出する。
端末状態取得部505は、上記の端末抽出部504によって抽出された宛先端末10Bの候補の端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003を検索し、上記の端末抽出部504によって抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。
これにより、端末状態取得部505は、ログイン要求してきた要求元端末10Aと遠隔通信することができる宛先端末10Bの候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部505は、上記の端末抽出部504によって抽出された端末IDを検索キーとして、端末管理DB5003を検索し、ログイン要求してきた要求元端末10Aの稼動状態も取得する。
一次絞込部506は、複数の中継装置30から最終的に1つの中継装置30に絞り込む最終絞り込み処理を支援するため、最終絞り込み処理前の一次絞り込み処理を行う。
ここで、一次絞込部506は、選択用セッションID生成部506a、端末IPアドレス抽出部506b、一次選択部506c、及び優先度決定部506dを有している。このうち、選択用セッションID生成部506aは、中継装置30を選択するためのセッションの実行に用いられる選択用セッションIDを生成する。
端末IPアドレス抽出部506bは、要求元端末10Aから送られてきた開始要求情報に含まれている要求元端末10Aの端末ID、及び宛先端末10Bの端末IDに基づいて、端末管理DB5003を検索する。そして、端末IPアドレス抽出部506bは、対応するそれぞれの遠隔通信端末10のIPアドレスを抽出する。
一次選択部506cは、中継装置管理DB5001で管理されている中継装置30のうち、稼動状態が「ONライン」となっている中継装置30の中継装置IDを選択することにより、中継装置30の選択を行う。
また、一次選択部506cは、上記の端末IPアドレス抽出部506bによって抽出された、要求元端末10AのIPアドレス、及び宛先端末10BのIPアドレスに基づいて、中継装置管理DB5001を検索する。そして、一次選択部506cは、上記の選択された中継装置30のIPアドレスのドットアドレス毎に、上記要求元端末10A及び宛先端末10Bの各IPアドレスにおける各ドットアドレスと同じであるか異なるかを調査する。
更に、一次選択部506cは、中継装置毎に、アドレス優先度のポイントにおいて遠隔通信端末10に対する高い方のポイントと、伝送速度優先度のポイントを統合した統合ポイントのうち、ポイントが高い上位2つの中継装置30を選択することにより、中継装置30の更なる選択を行う。
なお、本実施形態では、ポイントが高い上位2つの中継装置30を選択することにしているが、これに限られるものではなく、中継装置30を1つでも多く絞り込むことができれば、ポイントが高い上位3つ以上の中継装置30を選択するようにしても良い。
優先度決定部506dは、優先度管理DB5006を参照して、上記の一次選択部506cによって調査された中継装置30毎に、アドレス優先度のポイントを決定する。
また、優先度決定部506dは、中継装置管理DB5001で管理されている各中継装置30の最大データ伝送速度に基づいて、優先度管理DB5006を検索する。そして、優先度決定部506dは、上記の一次選択部506cによる第1次の絞り込み処理によって絞り込まれた中継装置30毎に伝送速度優先度のポイントを決定する。
セッション管理部507は、記憶部5000のセッション管理DB5005に、選択用セッションID生成部506aで生成された選択用セッションID、要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する。また、セッション管理部507は、セッション管理DB5005に対して、選択用セッションID毎に、遠隔通信端末10の最終選択部16cで最終的に1つに選択された中継装置30の中継装置IDを記憶して管理する。
品質決定部508は、上記の遅延時間を検索キーとして、品質管理DB5007を検索し、対応する画像データの画質を抽出することで、中継装置30に中継させる画像データの画質を決定する。
記憶・読出処理部509は、図3に示すHDD205によって実行され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
遅延時間管理部510は、上記の宛先端末10BのIPアドレスを検索キーとして、端末管理DB5003を検索することで、対応する端末IDを抽出する。更に、遅延時間管理部510は、セッション管理DB5005のセッション管理テーブルにおいて、上記抽出した端末IDが含まれるレコードにおける遅延時間のフィールド部分に、上記遅延情報で示されている遅延時間を記憶して管理する。
<ログ管理装置の機能構成>
ログ管理装置550は、送受信部551、ログ情報管理部552、妥当性判定部553、及び記憶・読出処理部559を有している。これら各部は、図3に示す各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。
また、ログ管理装置550は、図3に示すHD204により構築される記憶部5500を有している。
(ログ管理テーブル)
記憶部5500には、図16に示すようなログ管理テーブルによって構成されているログ管理DB5501が構築されている。このログ管理テーブルは、遠隔通信端末10の端末ID毎に作成され、ログ情報の識別情報(ログIDという)と、ログ情報とが関連付けられて管理される。
送受信部551は、図2に示すネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2又はLAN2eを介して遠隔通信管理装置500や遠隔通信端末10と各種データ(情報)の送受信を行う。
ログ情報管理部552は、遠隔通信端末10や遠隔通信管理装置500からの要求に応じて、ログ管理DB5501に構築されているログ管理テーブルの作成やログ情報の記憶、更新を行ったり、ログ管理DBからログ情報を取得したりする。
妥当性判定部553は、遠隔通信端末10からログ情報の追加保存要求を受信した場合に、当該追加保存要求の妥当性を判定する。すなわち、妥当性判定部553は、受信したログ情報の追加保存要求が、例えば、ネットワーク切断前に受信したログ情報の保存要求に対する追加保存要求であるか否かを判定する。
記憶・読出処理部559は、図3に示すHDD205によって実行され、記憶部5500に各種データを記憶したり、記憶部5500に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<処理の詳細>>
次に、本実施形態に係る遠隔通信システム1の処理の詳細について説明する。
まず、図17を用いて、各中継装置30から遠隔通信管理装置500に送信された各中継装置30の稼働状態を示す状態情報を管理する処理を説明する。図17は、各中継装置の稼働状態を示す状態情報管理する処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、各中継装置30では、状態検知部32が、自装置である中継装置30の稼動状態を定期的に検知している(S1−1〜S1−4)。そして、遠隔通信管理装置500側で各中継装置30の稼動状態をリアルタイムで管理させるべく、各中継装置30の送受信部31は、定期的に通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置500へ各状態情報を送信する(ステップS2−1〜S2−4)。
これら各状態情報には、中継装置30毎の中継装置IDと、これら各中継装置IDに係る中継装置30の状態検知部32で検知された稼動状態とが含まれている。なお、本実施形態では、中継装置(30a,30b,30d)は、正常に稼動して「ONライン」となっている一方で、中継装置30cは稼働中ではあるが、中継装置30cの中継動作を実行するためのプログラムに何らかの不具合が生じて、「OFFライン」となっている場合が示されている。
次に、遠隔通信管理装置500は、各中継装置30から送られて来た各状態情報を送受信部501が受信する。そして、遠隔通信管理装置500は、記憶・読出処理部509を介して記憶部5000の中継装置管理DB5001に、中継装置ID毎に状態情報を記憶して管理する(ステップS3−1〜S3−4)。これにより、図9に示すような中継装置管理テーブルに対して、中継装置ID毎に「ONライン」、「OFFライン」、又は「故障中」のいずれかの稼動状態が記憶されて管理される。また、この際に、中継装置ID毎に、遠隔通信管理装置500で状態情報が受信された受信日時も記憶されて管理される。なお、中継装置30から状態情報が送られない場合には、図9に示す中継装置管理テーブルの各レコードにおける稼動状態のフィールド部分及び受信日時のフィールド部分が空白になるか、又は、前回の受信時の稼動状態及び受信日時をそれぞれ示す。
次に、遠隔通信端末10aaと遠隔通信端末10dbとの間で、遠隔通信を開始する前の準備段階の処理について、図18を用いて説明する。図18は、遠隔通信端末間で遠隔通信を開始する準備段階の処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、利用者が、遠隔通信端末10aaの電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、当該遠隔通信端末10aaの電源をONにする(ステップS21)。
次に、ログイン要求部13は、上記の電源ONの受信を契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置500に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。このログイン要求情報には、要求元としての自端末である遠隔通信端末10aaを識別するための端末ID、及びパスワードが含まれている。これら端末ID、及びパスワードは、記憶・読出処理部18を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。
なお、遠隔通信端末10aaから遠隔通信管理装置500へログイン要求情報が送信される際は、受信側である遠隔通信管理装置500は、送信側である遠隔通信端末10abのIPアドレスを把握することができる。
次に、遠隔通信管理装置500の端末認証部502は、送受信部501を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5
000の端末認証管理DB5002を検索する。そして、遠隔通信管理装置500の端末認証部502は、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS23)。
この端末認証部502によって、同一の端末ID及びパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する遠隔通信端末10からのログイン要求であると判断された場合には、状態管理部503は、ログイン端末を管理する(ステップS24)。すなわち、状態管理部503は、端末管理DB5003に、遠隔通信端末10aaの端末ID、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び遠隔通信端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する。
これにより、図11に示す端末管理テーブルには、端末ID「01aa」に、稼動状態「ONライン」、受信日時「2009.11.10.13:40」及び端末IPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
そして、遠隔通信管理装置500の送受信部501は、上記の端末認証部502によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末10aaに送信する(ステップS25)。本実施形態では、端末認証部502によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合につき、以下続けて説明する。
遠隔通信管理装置500の端末抽出部504は、ログイン要求した要求元端末10aaの端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5004を検索する。そして、端末抽出部504は、要求元端末10aaと遠隔通信することができる宛先端末10Bの候補の端末IDを読み出すことによって抽出する(ステップS26)。ここでは、要求元端末10aaの端末ID「01aa」に対応する宛先端末(10ab,10ba,10db)のそれぞれの端末ID「01ab」、「01ba」、「01db」が抽出されることになる。
次に、端末状態取得部505は、上記の端末抽出部504によって抽出された宛先端末10Bの候補の端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)を検索キーとして、端末管理DB5003を検索する。そして、端末状態取得部505は、上記の端末抽出部504によって抽出された端末ID毎に稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)を読み出すことで、遠隔通信端末(10ab,10ba,10db)の各稼動状態を取得する(ステップS27)。
次に、送受信部501は、通信ネットワーク2を介して、宛先状態情報を要求元端末10aaに送信する(ステップS28)。ここで、当該宛先状態情報には、上記のステップ27で使用された検索キーとしての端末ID(「01ab」、「01ba」、「01db」)と、対応する宛先端末(10ab,10ba,10db)の稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)とが含まれる。
これにより、要求元端末10aaは、この要求元端末10aaと遠隔通信することができる宛先端末10Bの候補である遠隔通信端末(10ab,10ba,10db)の現時点の稼動状態(「OFFライン」、「ONライン」、「ONライン」)を把握することができる。
更に、遠隔通信管理装置500の端末抽出部504は、ログイン要求してきた要求元端末10aaの端末ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理DB5004を検索する。そして、端末抽出部504は、上記の要求元端末10aaの端末ID「01aa」を宛先端末10Bの候補として登録している他の要求元端末10Aの端末IDを抽出する(ステップS29)。図12に示す宛先リスト管理テーブルでは、抽出される他の要求元端末10Aの端末IDは、「01ab」、「01ba」、及び「01db」である。
次に、遠隔通信管理装置500の端末状態取得部505は、上記のログイン要求して来た要求元端末10aaの端末ID「01aa」を検索キーとして、端末管理DB5003を検索する。そして、端末状態取得部505は、ログイン要求してきた要求元端末10aaの稼動状態を取得する(ステップS30)。
そして、送受信部501は、端末管理DB5003で稼動状態が「ONライン」となっている遠隔通信端末(10ba,10db)に、宛先状態情報を送信する(ステップS31−1,S31−2)。すなわち、送受信部501は、上記のステップS29で抽出された端末ID(「01ab」、「01ba」、及び「01db」)に係る遠隔通信端末(10ab,10ba,10db)のうち、遠隔通信端末(10ba,10db)に、宛先状態情報を送信する。ここで、当該宛先状態情報には、上記ステップS30で取得された要求元端末10aaの端末ID「01aa」と稼動状態「ONライン」が含まれる。
なお、送受信部501が遠隔通信端末(10ba,10db)に宛先状態情報を送信する際に、各端末ID(「01ba」、「01db」)に基づいて、図11に示す端末管理テーブルで管理されている端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求した要求元端末10aaを宛先として遠隔通信することができる他の宛先端末(10db,10ba)のそれぞれに、上記ログイン要求した要求元端末10aaの端末ID「01aa」、及び稼動状態「ONライン」を伝えることができる。
一方、他の遠隔通信端末10でも、上記ステップ21と同様に、利用者が図3に示す電源スイッチ109をONにすると、操作入力受付部12が電源ONを受け付け、上記ステップS22〜S31−1,2の処理と同様の処理が行われる。
次に、中継装置30を絞り込む処理について、図19を用いて説明する。図19は、中継装置を絞り込む処理の一例を示すシーケンス図である。なお、本実施形態では、要求元端末10aaは、宛先の候補としての遠隔通信端末10のうち、稼動状態がONラインである遠隔通信端末(10ba,10db)の少なくとも一方と遠隔通信を行うことができる。そこで、以下では、要求元端末10aaの利用者が、宛先端末10dbと遠隔通信を開始することを選択した場合について説明する。
まず、利用者が図2に示す操作ボタン108を押下して遠隔通信端末10dbを選択すると、操作入力受付部12は、遠隔通信端末10dbとの遠隔通信を開始する要求を受け付ける(ステップS41)。そして、遠隔通信端末10aaの送受信部11は、要求元端末10aaの端末ID「01aa」、及び宛先端末10dbの端末ID「01db」が含まれ、遠隔通信を開始したい旨を示す開始要求情報を、遠隔通信管理装置500へ送信する(ステップS42)。これにより、遠隔通信管理装置500の送受信部501は、上記の開始要求情報を受信すると共に、送信元である要求元端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」を把握することになる。
そして、状態管理部503は、開始要求情報に含まれる要求元端末10aaの端末ID「01aa」及び宛先端末10dbの端末ID「01db」に基づき、端末管理DB5003の端末管理テーブルのレコードを変更する(ステップS43)。すなわち、状態管理部503は、端末管理テーブルにおいて、上記の端末ID「01aa」及び端末ID「01db」がそれぞれ含まれるレコードの稼動状態のフィールド部分を、ともに「通話中」に変更する。
なお、この状態では、要求元端末10aaと宛先端末10dbは、遠隔通信(通話)を開始していないが、通話中状態となり、他の遠隔通信端末10が要求元端末10aa又は宛先端末10dbと遠隔通信しようとすると、いわゆる通話中状態を示す旨の音声又は表示が出力される。
次に、ステップS44〜S48、及びステップS61−1〜66により、中継装置30を選択するためのセッションを実行する処理を説明する。
まず、選択用セッションID生成部506aは、中継装置30を選択するためのセッションの実行に用いられる選択用セッションIDを生成する(ステップS44)。そして、セッション管理部507は、記憶部5000のセッション管理DB5005に、上記のステップS44で生成された選択用セッションID「se1」、要求元端末10aaの端末ID「01aa」、及び宛先端末10dbの端末ID「01db」を関連付けて記憶して管理する(ステップS45)。
次に、一次絞込部506は、中継装置管理DB5001、端末管理DB5003、及び優先度管理DB5006に基づいて、要求元端末10aaと、宛先端末10dbとの遠隔通信を中継するための中継装置30の一次絞り込みを行う(ステップS46)。
ここで、図20を用いて、ステップS46における処理を更に詳細に説明する。図20は、中継装置を絞り込む処理の一例を示すフローチャートである。
まず、端末IPアドレス抽出部506bは、要求元端末10aaから送られてきた開始通信情報に含まれている要求元端末10aaの端末ID「01aa」、及び宛先端末10dbの端末ID「01db」に基づいて、端末管理DB5003を検索する。そして、端末IPアドレス抽出部506bは、対応する遠隔通信端末(10aa,10db)のIPアドレス(「1.2.1.3」,「1.3.2.4」)を抽出する(ステップS46−1)。
次に、一次選択部506cは、中継装置管理DB5001で管理されている中継装置30の稼動状態のうち、「ONライン」になっている中継装置(30a,30b,30d)の各中継装置ID(111a,111b,111d)を選択する(ステップS46−2)。
また、一次選択部506cは、上記のステップS46−1で抽出された、要求元端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」、及び宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」に基づいて、中継装置管理DB5001を検索する。そして、一次選択部506cは、選択された中継装置(30a,30b,30d)の各IPアドレスのドットアドレス毎に、要求元端末10aa及び宛先端末10dbの各IPアドレスの各ドットアドレスと同じであるか異なるかを調査する(ステップS46−3)。
すなわち、一次選択部506cは、各IPアドレス(「1.2.1.2.」,「1.2.2.2」,「1.3.2.2」)のドットアドレス毎に、各IPアドレス(「1.2.1.3」,「1.3.2.4」)における各ドットアドレスと同じであるか異なるかを調査する。
次に、優先度決定部506dは、優先度管理DB5006を参照して、上記のステップ46−3によって調査された中継装置(30a,30b,30d)毎に、アドレス優先度のポイントを決定する(ステップS46−4)。この決定処理の結果を表に表すと、図21に示すような状態になる。
なお、図21は、中継装置30の絞り込み処理を行う際の優先度のポイントの計算状態を示した図である。この図21では、中継装置ID毎に、アドレス優先度のポイント、伝送速度優先度のポイント、及び統合ポイントが示されている。また、アドレス優先度のポイントは、更に、各中継装置30の要求元端末10aaに対するポイント及び宛先端末10dbに対するポイントが示されている。統合ポイントは、アドレス優先度の2つのポイントのうちの高い方のポイントと、伝送速度優先度のポイントの合計である。
本実施形態では、中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」は要求元端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」に対して、「同.同.同.異」であるため、図21に示すように、アドレス優先度のポイントは「5」になる。また、中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」は宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」に対して、「同.異.異.異」であるため、アドレス優先度のポイントは「1」になる。また、中継装置30bのIPアドレス「1.2.2.2」は要求元端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」に対して、「同.同.異.異」であるため、アドレス優先度のポイントは「3」になる。また、中継装置30bのIPアドレス「1.2.2.2」は宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」に対して、「同.異.同.異」であるため、アドレス優先度のポイントは「1」になる。更に、中継装置30dのIPアドレス「1.3.2.2」は要求元端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」に対して、「同.異.異.異」であるため、アドレス優先度のポイントは「1」になる。また、中継装置30dのIPアドレス「1.3.2.2」は宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」に対して、「同.同.同.異」であるため、アドレス優先度のポイントは「5」になる。
図20に戻る。優先度決定部506dは、中継装置管理DB5001で管理されている各中継装置30の最大データ伝送速度に基づいて、優先度管理DB5006を検索する。そして、優先度決定部506dは、上記ステップS46−2によって第1次絞り込み処理によって絞り込まれた中継装置(30a,30b,30d)毎に伝送速度優先度のポイントを決定する(ステップS46−5)。
本実施形態では、図8に示すように、中継装置30aの最大データ伝送速度が100(Mbps)であるため、図14に示されている伝送速度優先度を参照すると、伝送速度優先度が3ポイントになる。また、同様に、中継装置30bの最大データ伝送速度について計算すると1000(Mbps)であるため、伝送速度優先度が5ポイントになる。また同様に、中継装置30dの最大データ伝送速度について計算すると10(Mbps)であるため、伝送速度優先度が1ポイントになる。
次に、一次選択部506cは、中継装置(30a,30b,30d)毎に、アドレス優先度のポイントにおいて遠隔通信端末(10aa,10db)のうち高い方のポイントと、伝送速度優先度のポイントとを統合した統合ポイントを算出する。そして、一次選択部506cは、統合ポイントのうち、ポイントが高い上位2つの中継装置30を選択する(ステップS46−6)。
本実施形態では、図21に示すように、中継装置ID(111a,111b,111d)は、それぞれ統合ポイントが「8」、「8」、「6」である。したがって、中継装置ID「111a」に係る中継装置30a、及び中継装置ID「111b」に係る中継装置30bが選択されることになる。
以上のステップS46における絞り込み処理が終了すると、送受信部501は、通信ネットワーク2を介して、宛先端末10dbへ、上記の絞り込まれた中継装置30の数を伝達するための中継装置絞込情報を送信する(ステップS47)。この中継装置絞込情報には、上記ステップ46によって絞り込まれた中継装置30の数「2」、要求元端末10aaの端末ID「01aa」、及び上記選択用セッションID「se1」が含まれている。
これにより、遠隔通信端末10dbは、選択用セッションID「se1」におけるセッションの実行において、中継装置30の数がいくつで、どの遠隔通信端末10からテレビ会議を開始したいとの要求があったのかを把握することができる。また、遠隔通信端末10dbは、中継装置絞込情報の送信元である遠隔通信管理装置500のIPアドレス「1.1.1.2」を把握することができる。
そして、遠隔通信端末10dbは、送受信部11から通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置500へ、上記の中継装置絞込情報の受信が完了した旨を示す受信完了情報を送信する(ステップS48)。この受信完了情報には、セッションID「se1」が含まれている。
これにより、遠隔通信管理装置500は、セッションID「se1」で実行されている中継装置数の伝達が完了した旨と共に、送信元である宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」を把握することができる。
次に、宛先端末10aaが中継装置30を選択する処理について、図22を用いて説明する。図22は、遠隔通信端末が中継装置を選択する処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、遠隔通信管理装置500は、テレビ会議を開始する前に、上記ステップS46によって絞り込まれた中継装置(30a,30b)のそれぞれに対して、事前に中継を要求する旨の事前中継要求情報を送信する(ステップS61−1,2)。この事前中継要求情報には、セッションID「se1」、要求元端末10aaのIPアドレス「01aa」、及び宛先端末10dbが含まれている。
これにより、中継装置(30a,30b)は、どの選択用セッションのものであるか、要求元端末10Aが何であるか、及び宛先端末10Bが何であるかを把握することができる。また、中継装置(30a,30b)は、事前中継要求情報の送信元である遠隔通信管理装置500のIPアドレス「1.1.1.2」を把握することができる。
次に、各中継装置(30a,30b)のそれぞれは、送受信部31から通信ネットワーク2を介して、上記ステップS61−1,2によって把握した要求元端末10aaに事前送信要求情報を送信する(ステップS62−1,2)。この事前送信要求情報は、テレビ会議の開始前に自装置としての各中継装置(30a,30b)に、後述のping(Packet Internet Groper)が含まれた事前送信情報を送信させる旨を示す情報であり、セッションID「se1」が含まれている。
これにより、要求元端末10aaは、セッションID「se1」で実行されている中継装置30の選択処理において、各中継装置(30a,30b)に事前送信情報を送信することを把握することができる。また、要求元端末10aaは、事前送信要求情報の送信元である中継装置(30a,30b)のIPアドレス(「1.2.1.2」,「1.2.2.2」)を把握することができる。
なお、本実施形態では、遠隔通信管理装置500から直接、要求元端末10baに対して、宛先端末10dbのIPアドレスを通知せずに、上記ステップ61−1のように中継装置10aaに対して宛先端末10dbのIPアドレスを通知する。そして、上記ステップ61−2のように中継装置10aaが要求元端末10baに対し、自装置(中継装置10aa)に対して事前送信要求情報を送信するように要求する。これは、各遠隔通信端末10には、他の遠隔通信端末10のIPアドレスを知らせないようにして、セキュリティーを確保するためである。
次に、要求元端末10aaは、送受信部11から通信ネットワーク2を介して中継装置(30a,30b)へ事前送信情報を送信する(ステップS63−1,2)。この事前送信情報は、画像データ及び音声データの送信に先立って、各中継装置(30a,30b)を介して宛先端末10dbへ送信されることで、要求元端末10aaの送信から宛先端末dbの受信までの所要時間を計測するために用いられる情報である。
また、この事前送信情報には、要求元端末10aa、中継装置(30a,30b)、及び宛先端末10dbが通信可能に接続されていることを確認するためのping、要求元端末10aaから事前送信情報が送信された送信日時が含まれている。また、この事前送信情報には、セッションID「se1」が含まれている。
これにより、各中継装置(30a,30b)は、選択用セッションID「se1」におけるセッションの実行において、事前送信情報が送られて来たことを把握できる。また、各中継装置(30a,30b)は、この事前送信情報の送信元である要求元端末10aaのIPアドレス「1.2.1.3」を把握することができる。
次に、各中継装置(30a,30b)は、上記ステップS61−1,2によって受信した事前中継要求情報に含まれている宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」に対して、上記事前送信情報を中継する(ステップS64−1,2)。
これにより、宛先端末10dbは、セッションID「se1」におけるセッションの実行において、事前送信情報が送られて来たことを把握できる。また、宛先端末10dbは、この事前送信情報の送信元(中継元)である中継装置(30a,30b)のIPアドレス(「1.2.1.2」,「1.2.2.2」)を把握することができる。
次に、宛先端末10dbの最終絞込部16は、事前送信情報に基づいて、最終的にテレビ会議で画像データ及び音声データを中継する1つの中継装置30に絞り込む(ステップS65)。
ここで、ステップS65における処理について、図23を用いて更に詳細に説明する。図23は、遠隔通信端末で中継装置を選択する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、最終絞込部16の計測部16aは、各中継装置(30a,30b)によって中継された事前送信情報毎に、遠隔通信端末10dbの送受信部11で受信した際の受信日時を計測する(ステップS65−1)。
次に、算出部16bは、上記受信時間が計測された事前送信情報毎に、上記受信日時と上記事前送信情報に含まれている送信日時との差に基づいて、各事前送信情報の送信から受信までの所要時間を算出する(ステップS65−2)。
次に、最終選択部16cは、セッションID「se1」におけるセッションの実行において、中継予定の中継装置30の数「2」に相当する数の事前送信情報を全て受信したかを判断する(ステップS65−3)。
そして、全て受信していない場合には(NO)、最終選択部16cは、遠隔通信端末10dbで事前送信情報を受信してから所定時間(ここでは1分間)経過したかを判断する(ステップS65−4)。更に、所定時間経過していない場合には(NO)、上記ステップS65−1に戻る。
一方、上記のステップ65−3において全て受信した場合(YES)、又は上記のステップS65−4において所定時間経過した場合(YES)、最終選択部16cは、中継装置30を1つ選択する(ステップS65−5)。すなわち、最終選択部16cは、これまでに算出部16bで算出された所要時間のうち最短の所要時間を要した事前送信情報を中継した中継装置30を1つ選択する。
本実施形態では、中継装置30aによって中継された事前送信情報が、中継装置30bによって中継された事前送信情報よりも送信から受信までの所要時間が短かったものとして、中継装置30aが選択される例を示している。
なお、本実施形態では、宛先端末10db側で中継装置30aが絞り込まれたが、これに限られない。宛先端末10dbが要求元端末10aa又は遠隔通信管理装置500へ、事前送信情報の送信から受信までの所要時間を示す所要時間情報を全て送信することで、要求元端末10aa側又は遠隔通信管理装置500側で、1つの中継装置30aが絞り込まれ手も良い。
次に、宛先端末10dbは、送受信部11から通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置500へ、中継装置30aを選択した旨を示す選択情報を送信する(ステップS66)。この選択情報には、セッションID「se1」、及び、選択された中継装置30a
の中継装置ID「111a」が含まれている。
これにより、遠隔通信管理装置500は、セッションID「se1」におけるセッションの実行において、中継装置30aが選択されたことを把握できると共に、選択情報の送信元である遠隔通信端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」を把握することができる。
次に、遠隔通信管理装置500のセッション管理部507は、セッション管理DB5005のセッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」が含まれるレコードを管理する(ステップS67)。すなわち、セッション管理部507は、セッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」が含まれるレコードの中継装置IDのフィールド部分に、上記の最終的に1つに選択された中継装置30aの中継装置ID「111a」を記憶して管理する。
そして、遠隔通信管理装置500の送受信部501は、通信ネットワーク2を介して中継装置30aへ、中継を開始する旨の要求が示された中継開始要求情報を送信する(ステップS68)。この中継開始要求情報には、中継される要求元端末10aa及び宛先端末10dbの各IPアドレス(「1.2.1.3」,「1.3.2.4」)が含まれている。
次に、中継装置30aは、遠隔通信端末(10aa,10db)の間で、低解像度、中解像度、及び高解像度の3つ画像データ、並びに、音声データを遠隔通信するためのセッションを確立する(ステップS69)。これにより、遠隔通信端末(10aa,10db)は、テレビ会議を開始することができる。
なお、上記のステップS47において、遠隔通信管理装置500が宛先端末10dbに中継装置絞込情報を送信することに伴い、ステップS48〜S64−1,2を経て、宛先端末10db側で中継装置の選択処理(ステップS65)を行ったが、これに限られない。上記のステップS47において、遠隔通信管理装置500が要求元端末10aaに中継装置絞込情報を送信することで、その後ステップS64−1,2までは、各情報の送信元と受信元が、要求元端末10aaと宛先端末10dbとで入れ替わるようにしても良い。
これにより、要求元端末10aaが上記ステップS65に替わって中継装置の選択処理を行うことができ、また、上記ステップS66に替わって選択情報の送信も行うことができる。
次に、要求元端末10aaと宛先端末10dbとの間で、テレビ会議を行うために、画像データ及び音声データを送受信する処理について、図24を用いて説明する。図24は、遠隔通信端末間で画像データ及び音声データを送受信する処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、要求元端末10aaは、撮像部14aで撮像された被写体の画像データ、及び音声入力部15aで入力された音声の音声データを、送受信部11から通信ネットワーク2を介して中継装置30aへ送信する(ステップS81)。
なお、本実施形態では、図6に示す低解像度、中解像度、及び高解像度の3つから成る高画質の画像データ、並びに、音声データを送信している。これにより、中継装置30aでは、送受信部31で上記3つの解像度の画像データ及び音声データを受信する。
次に、データ品質確認部33は、宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」を検索キーとして、変更品質管理DB3001を検索する。そして、データ品質確認部33は、対応した中継する画像データの画質を抽出することにより、中継する画像データの画像の品質を確認する(ステップS82)。
本実施形態では、確認された画像データの画像の画質が「高画質」であり、送受信部31で受信した画像データの画質と同じであるため、そのままの画質の画像データ、及びそのままの音質の音声データで、宛先端末10dbに転送する(ステップS83)。これにより、宛先端末10dbは、送受信部11で画像データ及び音声データを受信し、画像表示制御部14bがディスプレイ120に上記画像データに基づく画像を表示させると共に、音声出力部15bが音声データに基づく音声を出力させることができる。
次に、遠隔通信端末10dbの遅延検出部17は、送受信部11で受信された画像データの受信の遅延時間を一定時間毎(例えば、1秒毎)に検出する(ステップS84)。なお、本実施形態では、遅延時間が200(ms)である場合について、以下説明を続ける。
宛先端末10dbの送受信部11は、通信ネットワーク2を介して遠隔通信管理装置500へ、遅延時間「200(ms)」を示す遅延情報を送信する(ステップS85)。これにより、遠隔通信管理装置500は、遅延時間を把握すると共に、遅延情報の送信元である遠隔通信端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」を把握することができる。
次に、遠隔通信管理装置500の遅延時間管理部510は、上記の宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」を検索キーとして、端末管理DB5003を検索することで、対応する端末ID「01db」を抽出する。また、遅延時間管理部510は、セッション管理DB5005のセッション管理テーブルにおいて、端末ID「01db」のレコードにおける遅延時間のフィールド部分に、上記の遅延情報が示す遅延時間「200(ms)」を記憶して管理する(ステップS86)。
次に、品質決定部508は、上記の遅延時間「200(ms)」を検索キーとして、品質管理DB5007を検索し、対応する画像データの画質「中画質」を抽出することで、画質を「中画質」に決定する(ステップS87)。
次に、送受信部501は、セッション管理DBのセッション管理テーブルにおいて、上記の端末ID「01db」に関連付けられている中継装置ID「111a」を検索キーとして、中継装置管理DB5001を検索する。そして、送受信部501は、対応する中継装置30aのIPアドレス「1.2.1.2」を抽出する(ステップS88)。
次に、送受信部501は、通信ネットワーク2を介して中継装置30aへ、上記のステップ87によって決定された画像データの画質「中画質」を示す品質情報を送信する(ステップS89)。この品質情報には、上記のステップS86において検索キーとして用いた宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」が含まれている。
次に、中継装置30aの変更品質管理部34は、変更品質管理DB3001に、送信先の遠隔通信端末10(ここでは、宛先端末10db)のIPアドレス「1.3.2.4」、及び中継される画像データの画質「中画質」を関連付けて管理する(ステップS90)。
続いて、遠隔通信端末10aaは、引き続き上記のステップS81と同様に、中継装置30aへ、低画質、中画質、及び高画質の3つから成る高画質の画像データ、並びに、音声データを送信する(ステップS91)。
これにより、中継装置30aでは、上記のステップS82と同様に、データ品質確認部33が、宛先端末10dbのIPアドレス「1.3.2.4」を検索キーとして、変更品質管理DB3001を検索する。そして、データ品質確認部33が、対応した中継する画像データの画質「中画質」を抽出することで、中継される画像データの画像の品質を確認する(ステップS92)。
本実施形態では、確認された画像データの画質が「中画質」であり、送受信部31で受信された画像データの画質「高画質」よりも低くなる。このため、データ品質変更部35は、画像データの画質を「高画質」から「中画質」に抑制することで、画像データの画像の品質を変更する(ステップS93)。
そして、送受信部31は、通信ネットワーク2を介して遠隔通信端末10dbへ、上記の画像データの画質が「中画質」に変更された画像データ、及び音声の音質が変更されていない音声データを送信する(ステップS94)。このように、画像データを受信する宛先端末10dbで、受信の遅延が生じた場合には、中継装置30aは画像の品質を変更し、テレビ会議に参加している人に違和感を与えないようにすることができる。
次に、遠隔通信端末10が、例えば図5に示すログ情報2000等のログ情報を作成し、このログ情報を記憶部1000に記憶して蓄積する処理について、図25を用いて説明する。図25は、遠隔通信端末がログ情報を蓄積する処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、遠隔通信端末10aaは、例えば、他の遠隔通信端末10と遠隔通信をしている間の操作の内容に基づき、遠隔通信端末10間の通信に関するログ情報を作成する。
遠隔通信管理システム50へのログイン後、遠隔通信端末10の操作入力受付部12は、遠隔通信を開始するための操作の入力を受け付ける(ステップS101)。ここで、図19における他の遠隔通信端末10の宛先の選択を受け付ける処理を、遠隔通信を開始するための操作の入力を受け付ける処理としても良い。
次に、遠隔通信端末10のログ情報作成部19は、操作入力受付部12が受け付けた操作の内容に基づき、ログ情報を作成する(ステップS102)。
次に、遠隔通信端末10のログ情報作成部19は、記憶・読出処理部18により、記憶部1000に、作成したログ情報を記憶させて、ログ情報を蓄積する(ステップS103)。
次に、遠隔通信端末10は、他の遠隔通信端末10との遠隔通信が終了しているかを判断し(ステップS104)、遠隔通信が終了している場合には処理を終了する。一方、他の遠隔通信端末10との遠隔通信が終了していない場合には、操作入力受付部12が、新たな操作の入力を受け付ける(ステップS105)。ここで、操作入力受付部12が受け付ける操作としては、例えば、遠隔通信の終了の要求、他の遠隔通信端末10から送信される遠隔通信の首領の要求に対する応答等も含まれる。
これにより、遠隔通信端末10の記憶部1000には、当該遠隔通信端末10が遠隔通信している間における各種操作のログ情報が蓄積される。そして、後述するように、遠隔通信端末10は、記憶部1000に記憶されているログ情報をログ管理装置550に送信する。これにより、例えば、当該遠隔通信端末10に故障や障害等が発生した場合に、遠隔通信管理システム50において、当該故障や障害等の原因分析等を行うことができるようになる。
次に、遠隔通信端末10の記憶部1000に蓄積されているログ情報をログ管理装置550に送信して、当該ログ管理装置550のログ管理DB5501のログ管理テーブルに保存する処理について、図26を用いて説明する。図26は、遠隔通信端末がログ管理装置にログ情報を送信する処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、遠隔通信端末10の操作入力受付部12は、記憶部1000に蓄積されているログ情報をログ管理装置550に送信するための操作の入力を受け付ける(ステップS201)。
次に、遠隔通信端末10のログ送信制御部20は、操作入力受付部12により上記の操作の入力を受け付けると、記憶・読出処理部18を介して、記憶部1000に蓄積されているログ情報を取得する。そして、ログ送信制御部20は、POSTメソッドのHTTPリクエストを作成して、当該HTTPリクエストのボディ部に、取得したログ情報を定義する(ステップS202)。なお、以降では、ログ送信制御部20により作成されたPOSTメソッドのHTTPリクエストを「POSTリクエスト」と表す。
次に、遠隔通信端末10の送受信部11は、ログ送信制御部20により作成されたPOSTリクエストをログ管理装置550に送信することで、ログ情報の保存要求を行う(ステップS203)。
そして、ログ管理装置550のログ情報管理部552は、送受信部11によりPOSTリクエストを受信すると、当該POSTリクエストのボディ部に定義されているログ情報を、ログ管理DB5501のログ管理テーブルに記憶させる(ステップS204)。すなわち、ログ情報管理部552は、送受信部11により受信したPOSTリクエストのボディ部に定義されたログ情報を、例えば、所定のバイト数受信する毎に、記憶・読出処理部559を介して、ログ管理テーブルに記憶させる。
ここで、以降では、遠隔通信端末10がログ管理装置550にPOSTリクエストを送信している最中に、例えば、ネットワーク切断等が発生し、ログ情報の保存が途中で失敗したものとする。なお、ログ情報の保存が失敗しなかった場合は、後述するステップS209において、ログ管理装置550は、POSTリクエストに対する応答として、HTTPステータスコード「201」を遠隔通信端末10に返信する。
遠隔通信端末10のログ送信制御部20は、ネットワーク切断等によるログ情報の保存を検知すると、記憶・読出処理部18を介して、記憶部1000に蓄積されているログ情報のうち、上記のステップS203で送信していないログ情報を取得する。
例えば、記憶部1000に蓄積されているログ情報が「8000バイト」であり、上記のステップS203で送信したログ情報が「1000バイト」であったとする。このとき、ログ送信制御部20は、記憶・読出処理部18を介して、残りの「7000バイト」のログ情報を記憶部1000から取得する。
ただし、例えば、ネットワーク切断等が発生している場合には、パケットロス等により、ステップS203で遠隔通信端末10が送信したログ情報のすべてがログ管理装置550で保存されているとは限らない。したがって、例えば、上記のステップS203で実際に送信したログ情報が「1000バイト」である場合、ログ送信制御部20は、ステップS203で送信したログ情報を「900バイト」等しても良い。このとき、ログ送信制御部20は、記憶・読出処理部18を介して、残りの「7100バイト」のログ情報を記憶部1000から取得する。すなわち、ログ送信制御部20は、ステップS203で送信したログ情報のサイズ(データ量)から所定の値又は所定の割合を減算したサイズ(データ量)に対応するログ情報を、当該送信したログ情報としても良い。
そして、ログ送信制御部20は、PATCHメソッドのHTTPリクエストを作成して、当該HTTPリクエストのボディ部に、取得したログ情報を定義する(ステップS205)。なお、以降では、上記のステップS203で送信したログ情報のサイズ、又は当該ログ情報のサイズから所定の値若しくは所定の割合を減算したサイズを、「送信済サイズ」と表す。
ここで、上記のステップS205のPATCHメソッドのHTTPリクエストを作成する処理の詳細について、図27を用いて説明する。図27は、遠隔通信端末がPATCHメソッドのHTTPリクエストを作成する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ログ送信制御部20は、送信済サイズに対応するログ情報に基づいて、所定のハッシュ関数のハッシュ値を計算する(ステップS301)。すなわち、ログ送信制御部20は、記憶部1000に記憶されているログ情報のうち、送信済サイズに対応するログ情報のハッシュ値を計算する。
例えば、記憶部1000に記憶されているログ情報が「8000バイト」、送信済サイズが「1000バイト」である場合、当該ログ情報の0バイト目〜999バイト目の情報(データ)を所定のハッシュ関数に入力して、ハッシュ値を計算する。なお、ハッシュ関数は、例えば、MD5(Message Digest Algorithm 5)、SHA−1(Secure Hash Algorithm)、SHA−2等、種々のハッシュ関数を用いることができる。
次に、ログ送信制御部20は、記憶・読出処理部18を介して、記憶部1000に蓄積されているログ情報のうち、送信済サイズに応じたログ情報を取得する(ステップS202)。すなわち、上述したように、ログ送信制御部20は、例えば、記憶部1000に蓄積されているログ情報のサイズが「8000バイト」、送信済サイズが「1000」である場合、当該ログ情報の1000バイト目〜7999バイト目までのログ情報を取得する。
最後に、ログ送信制御部20は、上記のステップS202で取得したログ情報をボディ部に定義したPATCHメソッドのHTTPリクエストを作成する(ステップS303)。なお、以降では、ログ送信制御部20により作成されたPATCHメソッドのHTTPリクエストを「PATCHリクエスト」と表す。
ここで、ログ送信制御部20により作成されたPATCHリクエストのヘッダについて、図28を用いて説明する。図28は、PATCHメソッドのHTTPリクエストのヘッダの一例を示す図である。
図28に示すPATCHリクエストのヘッダには、ヘッダ定義6001、ヘッダ定義6002、及びヘッダ定義6003が含まれる。ヘッダ定義6001には、メソッドとして「PATCH」を用いること、ログファイルのURI(Uniform Resource Identifier)である「log.txt」、及びHTTPのバージョン「HTTP/1.1」が定義されている。
ヘッダ定義6002には、独自ヘッダである「X−Content−Range」が定義されている。「X−Content−Range」では、「(送信済サイズ)/(ログ情報の全体のサイズ)」と値を定義する。図28では、送信済サイズが「1000」、ログ情報の全体のサイズが「8000」である例を示している。これにより、図28に示すPATCHリクエストのボディ部に定義されたログ情報が、ログ管理装置550のログ管理テーブルに記憶されているログ情報の1000バイト目から追加で保存される。
ヘッダ定義6003には、独自ヘッダである「X−Uploaded−Fingerprint」が定義されている。「X−Uploaded−Fingerprint」では、「method=(ハッシュ関数名);hash=(ハッシュ値)」と値を定義する。図28では、ハッシュ関数名が「MD5」、ハッシュ値が「24afe796e0」である例を示している。なお、ハッシュ関数名及びハッシュ値は、上記のステップS301で用いたハッシュ関数の名称及び当該ハッシュ関数により計算されたハッシュ値である。これにより、後述するように、ログ管理装置550において、PATCHリクエストの妥当性を判定することができる。
図26に戻る。ステップS205に続いて、遠隔通信端末10の送受信部11は、ログ送信制御部20により作成されたPATCHリクエストをログ管理装置550に送信することで、ログ情報の追加保存要求を行う(ステップS206)。
そして、ログ管理装置550の妥当性判定部553は、送受信部551によりPATCHリクエストを受信すると、当該PATCHリクエストの妥当性を判定する(ステップS207)。すなわち、妥当性判定部553は、送受信部551により受信したPATCHリクエストに基づいて、当該PATCHリクエストのボディ部に定義されたログ情報をログ管理テーブルに追加保存するか否かを判定する。
ここで、ログ管理装置550において、PATCHリクエストの妥当性を判定する処理について、図29を用いて説明する。図29は、ログ管理装置がPATCHメソッドのHTTPリクエストの妥当性を判定する処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ログ管理装置550の妥当性判定部553は、記憶・読出処理部559を介して、ログ管理テーブルに保存されているログ情報のうち、PATCHリクエストの「X−Content−Range」に定義されている送信済サイズに対応するログ情報を取得する。
例えば、妥当性判定部553は、「X−Content−Range」に「1000/8000」と定義されている場合、ログ管理DB5501のログ管理テーブルに保存されているログ情報のうち、0バイト目〜999バイト目のログ情報を取得する。
そして、妥当性判定部553は、取得したログ情報を入力として、PATCHリクエストの「X−Uploaded−Fingerprint」に定義されているハッシュ関数名のハッシュ関数によりハッシュ値を計算する(ステップS401)。
例えば、妥当性判定部553は、PATCHリクエストの「X−Uploaded−Fingerprint」に「method=MD5」と定義されている場合、上記で取得した0バイト目〜999バイト目のログ情報をMD5でハッシュ値を計算する。
次に、ログ管理装置550の妥当性判定部553は、計算されたハッシュ値と、PATCHリクエストの「X−Uploaded−Fingerprint」に定義されているハッシュ値とが一致するか否かを判定する(ステップS402)。
例えば、妥当性判定部553は、「X−Uploaded−Fingerprint」に「hash=24afe796e0」と定義されている場合、上記のステップS401で計算されたハッシュ値と、「24afe796e0」とが一致するか否かを判定する。
ステップS402において、ハッシュ値が一致すると判定された場合、妥当性判定部553は、PATCHリクエストのボディ部に定義されたログ情報をログ管理テーブルに追加保存することを妥当であると判定する(ステップS403)。
一方、ステップS402において、ハッシュ値が一致すると判定されなかった場合、妥当性判定部553は、PATCHリクエストのボディ部に定義されたログ情報をログ管理テーブルに追加保存することを妥当でないと判定する(ステップS404)。
このように、ログ管理装置550は、受信したPATCHリクエストのヘッダに定義されている「X−Content−Range」及び「X−Uploaded−Fingerprint」に基づいて、ログ情報の追加保存の妥当性を判定する。これにより、例えば、第三者により、ログ情報が不正に上書きや追加されてしまうような事態を防止することができる。
なお、上記では、ログ管理装置550は、ハッシュ値を計算することにより、ログ情報の追加保存の妥当性を判定したが、これに限られない。すなわち、ログ管理装置550は、ハッシュ値の計算に加えて、URIに定義されたファイル名や「X−Content−Range」に定義された送信済サイズ等により妥当性を判定しても良い。
例えば、妥当性判定部553は、URIに定義されたファイル名(例えば、「log.txt」)がログ管理テーブルに保存されていない場合、妥当でないと判定しても良い。また、例えば、妥当性判定部553は、ログ管理テーブルに保存されているログ情報のサイズが、「X−Content−Range」に定義された送信済サイズ(例えば、「1000」)未満である場合、妥当でないと判定しても良い。
これにより、例えば、追加保存するログ情報のファイル名が誤っている場合や、ログ情報の保存要求でパケットロスが頻発し、ログ情報がログ管理装置550にほとんど保存されなかった場合等に、ログ情報が追加で保存されてしまう事態を防止することができる。
図26に戻る。ステップS206において、妥当性判定部553により追加保存が妥当であると判定された場合、ログ管理装置550のログ情報管理部552は、記憶・読出処理部559を介して、ログ情報を追加保存する(ステップS208)。すなわち、ログ情報管理部552は、記憶・読出処理部559を介して、PATCHリクエストのボディ部に定義されているログ情報を、ログ管理DB5501のログ管理テーブルに追加で保存する。
例えば、ログ管理テーブルに0バイト目〜999バイト目のログ情報が保存されており、PATCHリクエストのボディ部に1000バイト目〜7999バイト目のログ情報が定義されているとする。この場合、ログ情報管理部552は、当該1000バイト目〜7999バイト目のログ情報を、ログ管理テーブルに保存されている0バイト目〜999バイト目のログ情報の後に追加で保存する。これにより、全体として8000バイトのログ情報がログ管理テーブルに保存される。
また、例えば、ログ管理テーブルに0バイト目〜1199バイト目のログ情報が保存されており、PATCHリクエストのボディ部に1000バイト目〜7999バイト目のログ情報が定義されているとする。この場合も、ログ情報管理部552は、当該1000バイト目〜7999バイト目のログ情報を、ログ管理テーブルに保存されている0バイト目〜999バイト目のログ情報の後に追加で保存する。すなわち、この場合、ログ情報管理部552は、ログ管理テーブルに保存されている1000バイト目〜1199バイト目のログ情報を破棄する。
そして、ログ管理装置550の送受信部551は、PATCHリクエストに対する応答として、HTTPステータスコード「201」を遠隔通信端末10に返信する(ステップS209)。
このように、本実施形態に係る遠隔通信システム1では、遠隔通信端末10からログ管理装置550にログ情報を保存(アップロード)する場合に、ネットワーク切断等によりアップロードが失敗した場合に、アップロードの再開を行うことができる。しかも、本実施形態に係る遠隔通信システム1では、HTTPリクエストのPATCHメソッドに独自ヘッダを定義することにより、HTTPによるアップロードの再開を行うことができる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 遠隔通信システム
10 遠隔通信端末
11 送受信部
12 操作入力受付部
13 ログイン要求部
14a 撮像部
14b 画像表示制御部
15a 音声入力部
15b 音声出力部
16 最終絞込部
16a 計測部
16b 算出部
16c 最終選択部
17 遅延検出部
18 記憶・読出処理部
19 ログ情報作成部
20 ログ送信制御部
30 中継装置
31 送受信部
32 状態検知部
33 データ品質確認部
34 変更品質管理部
35 データ品質変更部
39 記憶・読出処理部
50 遠隔通信管理システム
500 遠隔通信管理装置
501 送受信部
502 端末認証部
503 状態管理部
504 端末抽出部
505 端末状態取得部
506 一次絞込部
506a 選択用セッションID生成部
506b 端末IPアドレス抽出部
506c 一次選択部
506d 優先度決定部
507 セッション管理部
508 品質決定部
509 記憶・読出処理部
510 遅延時間管理部
550 ログ管理装置
551 送受信部
552 ログ情報管理部
553 妥当性判定部
559 記憶・読出処理部
1000 記憶部
3000 記憶部
3001 変更品質管理DB
5000 記憶部
5001 中継装置管理DB
5002 端末認証管理DB
5003 端末管理DB
5004 宛先リスト管理DB
5005 セッション管理DB
5006 優先度管理DB
5007 品質管理DB
5500 記憶部
5501 ログ管理DB
特許第5533018号公報

Claims (7)

  1. 複数の通信端末と、ログ管理装置とを有する通信システムであって、
    前記複数の通信端末間で行われた通信に関する履歴を示すデータが含まれる第1のログ情報を第1の記憶手段に記憶するログ記憶手段と、
    前記ログ記憶手段により前記第1の記憶手段に記憶されている前記第1のログ情報を含む第1の保存要求を作成し、該作成した第1の保存要求を前記ログ管理装置に送信する送信手段と、を有し、
    前記送信手段は、
    前記第1の保存要求の送信中に、該第1の保存要求の送信が途中で失敗した場合、該失敗するまでに送信した前記第1のログ情報のデータ量を示す送信済データ量に応じて、該第1のログ情報のうちの未送信のデータが含まれる第2のログ情報を含む第2の保存要求を作成し、該作成した第2の保存要求を前記ログ管理装置に送信する、通信システム。
  2. 前記送信手段は、
    前記送信済データ量と、該送信済データ量に基づいて所定のハッシュ関数により算出したハッシュ値と、前記第2のログ情報とを含む第2の保存要求を作成し、該作成した第2の保存要求を前記ログ管理装置に送信する、請求項1に通信システム。
  3. 前記第2の保存要求を受信すると、該第2の保存要求に含まれる前記送信済データ量と、前記ログ管理装置が有する第2の記憶手段に保存されているログ情報とに基づいて、前記所定のハッシュ関数によりハッシュ値を算出し、該算出したハッシュ値と、前記第2の保存要求に含まれるハッシュ値と一致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記算出したハッシュ値と、前記第2の保存要求に含まれるハッシュ値とが一致すると判定された場合、前記第2の保存要求に含まれる前記第2のログ情報を前記第2の記憶手段に保存する保存手段と、
    を有する、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記送信手段は、
    前記送信済データ量と、送信済データ量に基づいて所定のハッシュ関数により算出したハッシュ値とをヘッダ部に定義すると共に、前記第2のログ情報をボディ部に定義したPATCHメソッドのHTTPリクエストを前記第2の保存要求として作成する、請求項2又は3に記載の通信システム。
  5. 前記送信済データ量は、前記失敗するまでに送信した前記第1のログ情報のデータ量から所定のデータ量を減算したデータ量である、請求項1乃至4の何れか一項に記載の通信システム。
  6. 前記送信手段は、
    前記第1のログ情報をボディ部に定義したPOSTメソッドのHTTPリクエストを前記第1の保存要求として作成する、請求項1乃至5の何れか一項に記載の通信システム。
  7. 複数の通信端末と、ログ管理装置とを有する通信システムに用いられる通信方法であって、
    前記複数の通信端末間で行われた通信に関する履歴を示すデータが含まれる第1のログ情報を第1の記憶手段に記憶させるログ記憶手順と、
    前記ログ記憶手順により前記第1の記憶手段に記憶された前記第1のログ情報を含む第1の保存要求を作成し、該作成した第1の保存要求を前記ログ管理装置に送信する送信手順と、を有し、
    前記送信手順は、
    前記第1の保存要求の送信中に、該第1の保存要求の送信が途中で失敗した場合、該失敗するまでに送信した前記第1のログ情報のデータ量を示す送信済データ量に応じて、該第1のログ情報のうちの未送信のデータが含まれる第2のログ情報を含む第2の保存要求を作成し、該作成した第2の保存要求を前記ログ管理装置に送信する、通信方法。
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