JP2017163431A - 投影装置 - Google Patents

投影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017163431A
JP2017163431A JP2016047649A JP2016047649A JP2017163431A JP 2017163431 A JP2017163431 A JP 2017163431A JP 2016047649 A JP2016047649 A JP 2016047649A JP 2016047649 A JP2016047649 A JP 2016047649A JP 2017163431 A JP2017163431 A JP 2017163431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
image
unit
content image
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016047649A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6249248B2 (ja
Inventor
藤畝 健司
Kenji Fujiune
健司 藤畝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016047649A priority Critical patent/JP6249248B2/ja
Priority to US15/337,066 priority patent/US20170264871A1/en
Publication of JP2017163431A publication Critical patent/JP2017163431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6249248B2 publication Critical patent/JP6249248B2/ja
Priority to US16/129,349 priority patent/US10999565B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3179Video signal processing therefor
    • H04N9/3185Geometric adjustment, e.g. keystone or convergence
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/16Picture reproducers using cathode ray tubes
    • H04N9/28Arrangements for convergence or focusing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3191Testing thereof
    • H04N9/3194Testing thereof including sensor feedback

Abstract

【課題】フォーカスが合った投影画像が得られるフォーカス有効範囲を拡大することができる投影装置を提供する。【解決手段】投影装置100は、コンテンツ画像を含む投影画像を投影面上に投影する投影部500と、コンテンツ画像を投影すべき投影面上の目標位置を検出する検出部230、11と、投影画像を生成する画像処理部160と、投影画像の投影位置を変更するために投影部500の向きを変更する駆動部110と、制御部210とを備える。制御部210は、画像処理部160を制御して、投影部500の光軸が投影面と直交するように投影部500の向きが設定された状態で投影画像を投影したときのコンテンツ画像の投影面上での表示位置と目標位置との差が最小になるように投影画像内のコンテンツ画像の位置を設定し、駆動部110を制御して、設定位置にコンテンツ画像を含む投影画像が投影面上の目標位置に投影されるように投影部の向きを設定する。【選択図】図5

Description

本発明は、所定の対象物を検出し、検出した対象物に追従して映像を投影する投影装置に関する。
近年、移動している人に対し、広告、案内等の情報を発信する方法として、液晶表示装置やプロジェクタなどの表示装置を用いた広告宣伝方法(デジタルサイネージ)が普及している。さらに、移動する人を検出し、検出した人に対して個別に情報を表示する液晶表示装置も研究、開発されている(例えば、特許文献1、2等参照)。
特許文献1は、一定枠内を背景とする壁面もしくは床面に対して通過する移動体を撮像するビデオカメラと、ビデオカメラにより順次撮像した現在画像内に進入してきた移動体の位置座標を順次抽出し、抽出された各位置座標に基づいて当該各位置座標と離れたそれぞれの表示用位置座標を算出し、算出された各表示用位置座標にテキストおよび画像等の情報を所定の表示サイズで順次挿入して映像情報として出力するイメージプロセッサと、壁面もしくは床面に表示画面を有し、当該表示画面上に所定の表示サイズのテキストおよび画像等の映像情報を移動体の移動に従って表示する映像表示装置と、を備えた移動体付随情報表示装置を開示する。この映像表示装置によれば、ビデオカメラで移動体(例えば、人)を認識し、認識した移動体に情報を個別に表示できる。
特開2005−115270号公報 特開2012−118121号公報
この種の映像表示装置として、ディスプレイやプロジェクタが用いられる。1台の映像表示装置で広い範囲をカバーする場合は、プロジェクタを用いて、投影方向を変更しながら、投影面に対して映像を投影する。この場合、投影装置からの投影画像の投影方向によっては、投影面上においてフォーカスが合う範囲が狭くなってしまい、投影画像(投影領域)の一部にしかフォーカスが合わなくなってしまう場合がある。
本開示は、投影面に対して映像を投影する場合に、フォーカスが合った投影画像が得られるフォーカス有効範囲を拡大することができる投影装置を提供する。
本開示の一の態様において投影装置が提供される。投影装置は、コンテンツ画像を含む投影画像を投影面上に投影する投影部と、コンテンツ画像を投影すべき投影面上の目標位置を検出する第1検出部と、投影画像を生成する画像処理部と、投影画像の投影位置を変更するために投影部の向きを変更する駆動部と、画像処理部及び駆動部を制御する制御部とを備える。制御部は、画像処理部を制御して、投影部の光軸が投影面と直交するように投影部の向きが設定された状態で投影画像を投影したときのコンテンツ画像の投影面上での表示位置と目標位置との差が最小になるように投影画像内のコンテンツ画像の位置を設定し、駆動部を制御して、設定された位置にコンテンツ画像を含む投影画像が投影面上の目標位置に投影されるように投影部の向きを設定する。
本開示によれば、投影面に対して映像を投影する場合に、フォーカスが合った投影画像が得られるフォーカス有効範囲を拡大することができる。
プロジェクタ装置が壁面に映像を投影する状況を示す模式図 プロジェクタ装置が床面に映像を投影する状況を示す模式図 プロジェクタ装置の電気的構成を示すブロック図 プロジェクタ装置の利用例を説明した図 プロジェクタ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図(実施の形態1) (a)及至(c)プロジェクタ装置の制御部による投影画像内でのコンテンツ画像の位置の制御を説明するための図(プロジェクタ装置の光軸が投影面と直交する状態において目標投影位置が投影画像の範囲外にある場合) プロジェクタ装置の制御部によるフォーカス距離演算を説明するための図 (a)及び(b)プロジェクタ装置の制御部による投影画像内でのコンテンツ画像の位置の制御を説明するための図(プロジェクタ装置の光軸が投影面と直交する状態において目標投影位置が投影画像の範囲内にある場合) (a)及び(b)本実施の形態のプロジェクタ装置100の投影制御による投影面でのフォーカス有効範囲を示す図 (a)及び(b)比較例のプロジェクタ装置100の投影制御による投影面でのフォーカス有効範囲を示す図 プロジェクタ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図(実施の形態2) プロジェクタ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図(実施の形態3) (a)コンテンツ画像の表示サイズの情報を示す図、(b)コンテンツ画像の表示形状の情報を示す図(実施の形態4) プロジェクタ装置の制御部の機能的構成を示すブロック図(実施の形態5)
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、添付の図面を用いて実施の形態1を説明する。以下では、本開示にかかる投影装置の具体的な実施の形態としてプロジェクタ装置を説明する。
[1−1.概要]
図1及び図2を用いて、プロジェクタ装置100による映像投影動作の概要を説明する。図1は、プロジェクタ装置100が壁140に映像を投影するイメージ図である。図2は、プロジェクタ装置100が床面150に映像を投影するイメージ図である。
図1及び図2に示すように、プロジェクタ装置100は、駆動部110とともに筐体120に固定されている。プロジェクタ装置の本体100b及び駆動部110を構成する各部と電気的に接続される配線は、筐体120及び配線ダクト130を介して電源と接続される。これにより、プロジェクタ装置の本体100b及び駆動部110に対して電力が供給される。プロジェクタ装置100は、本体100bに開口部101を有している。プロジェクタ装置100は、開口部101を介して映像の投影を行う。
駆動部110は、プロジェクタ装置100の投影方向(換言すれば、プロジェクタ装置本体100bの向きすなわち姿勢)を変更するよう駆動することができる。駆動部110は、図1に示すようにプロジェクタ装置100の投影方向を壁140の方向になるよう駆動することができる。これにより、プロジェクタ装置100は、壁140に対して映像141を投影することができる。同様に、駆動部110は、図2に示すようにプロジェクタ装置100の投影方向を床面150の方向になるよう駆動することができる。これにより、プロジェクタ装置100は、床面150に対して映像151を投影することができる。駆動部110は、ユーザのマニュアル操作に基づいて駆動してもよいし、所定のセンサの検出結果に応じて自動的に駆動してもよい。また、壁140に投影する映像141と、床面150に投影する映像151とは、内容を異ならせてもよいし、同一のものにしてもよい。駆動部110は電動モータを含み、プロジェクタ装置100の本体100bを水平方向(パン方向)及び垂直方向(チルト方向)に回動することにより、プロジェクタ装置100の向き(姿勢)を変更することで、映像の投影方向すなわち投影位置を変化させることができる。
プロジェクタ装置100は、特定のオブジェクトを検出し、検出したオブジェクトの動きに追従して、特定のオブジェクトの位置を基準とした所定の位置関係を有する位置または領域に映像(コンテンツ)を投影することができる。なお、以下の説明では、特定のオブジェクトとして「人」を検出し、検出した人の動きに追従して映像を投影させる。
[1−2.構成]
以下、プロジェクタ装置100の構成及び動作について詳細を説明する。
図3は、プロジェクタ装置100の電気的構成を示すブロック図である。プロジェクタ装置100は、駆動制御部200と、光源部300と、映像生成部400と、投影光学系500とを備えている。また、プロジェクタ装置100は、上記した駆動部110と、画像処理部160とを備えている。以下、順にプロジェクタ装置100を構成する各部の構成について説明する。
駆動制御部200は、制御部210と、メモリ220と、距離検出部230とを備えている。
制御部210は、プロジェクタ装置100全体を制御する半導体素子である。すなわち、制御部210は、駆動制御部200を構成する各部(距離検出部230、メモリ220)及び、光源部300、映像生成部400、投影光学系500の動作を制御する。また、制御部210は、プロジェクタ装置100からの投影光の投影画角内でコンテンツ画像の表示位置(投影面上における投影画像内のコンテンツ画像の位置)を変更するために画像処理部160を制御する。また、制御部210は、プロジェクタ装置100からの投影光の投影方向(すなわち、投影画像の投影位置)を変更するために駆動部110を制御する。また、制御部210は、投影画像のフォーカス制御を行う。制御部210は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。例えば、制御部210は、1つまたは複数の、CPU,MPU,GPU,ASIC、FPGA,DSPなどで構成することができる。
メモリ220は、各種の情報を記憶する記憶素子である。メモリ220は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどで構成される。メモリ220は、プロジェクタ装置100を制御するための制御プログラム等を記憶する。また、メモリ220は、制御部210から供給された各種の情報を記憶する。更に、メモリ220は、投影すべきコンテンツ画像のデータ(静止画、動画)や、コンテンツ画像の表示サイズ、プロジェクタ装置100の位置情報及び投影画角、プロジェクタ装置100から投影面までの距離情報などの設定を含んだ参照テーブルや、物体検出の対象物体の形状のデータなどを記憶している。
距離検出部230は、例えば、TOF(Time−of−Flight)方式の距離画像センサ(以下「TOF」センサという)から構成され、対向する投影面や物体までの距離を直線的に検出する。距離検出部230が壁140と対向しているときは、距離検出部230から壁140までの距離を検出する。壁140に絵画が吊り掛けられていれば、距離検出部230は、絵画の対向する表面までの距離も検出することができる。同様に、距離検出部230が床面150と対向しているときは、距離検出部230から床面150までの距離を検出する。床面150に物体が載置されていれば、距離検出部230は、物体の対向する表面までの距離も検出することができる。距離検出部230は、赤外線を用いたセンサであってもよいし、可視光を用いたセンサであってもよい。
制御部210は、距離検出部230からの距離情報に基づいて、投影面(壁140、床面150、等)や、特定の物体(人、もの等)を検出できる。
上記では、距離検出部230としてTOFセンサを例示したが、本開示はこれに限定されない。すなわち、ランダムドットパターンのように、既知のパターンを投光してそのパターンのズレから距離を算出するものであっても良いし、ステレオカメラによる視差を利用したものであってもよい。また、プロジェクタ装置100は、距離検出部230(TOF)とともに、図示しないRGBカメラを備えてもよい。その場合、プロジェクタ装置100は、TOFセンサが出力する距離情報と併せてRGBカメラが出力する画像情報を用いて、物体の検出を行ってよい。RGBカメラを併用することにより、距離情報から得られる物体の三次元形状の情報に加え、物体が有する色彩や物体に記載された文字等の情報を利用して物体検出を行うことができる。
画像処理部160は、例えばASIC等から構成される画像処理回路である。なお、画像処理部160は、制御部210と共に一つの回路で構成されてもよい。画像処理部160は、メモリ220からのコンテンツ画像を含む投影画像を生成する。画像処理部160は、制御部210の制御により、プロジェクタ装置100の投影画角内でのコンテンツ画像の表示位置(投影面上における投影画像内のコンテンツ画像の位置)を変更する。また、画像処理部160は、投影画像の投影位置に基づいて投影画像に対し幾何補正を行う。
続いて、プロジェクタ装置100の光学的な構成を説明する。すなわち、プロジェクタ装置100における、光源部300、映像生成部400および投影光学系500の構成について説明する。
光源部300は、投影映像を生成するために必要な光を映像生成部400に対して供給する。例えば、光源部300は、半導体レーザー、ダイクロイックミラー、λ/4板、蛍光体ホイールなどから構成されればよい。
映像生成部400は、光源部300から入射する光を、画像処理部160で生成されて制御部210を介して供給される投影画像を示す映像信号に応じて空間的に変調した投影映像を生成し、投影光学系500に供給する。例えば、映像生成部400は、DMD(Digital−Mirror−Device)などから構成されればよい。なお、DMDを用いたDLP(Digital―Light−Processing)方式に代えて、液晶方式を採用しても構わない。
投影光学系500は、映像生成部400から供給された映像に対してフォーカシング、ズーミング等の光学的変換を行う。投影光学系500は、開口部101と対向しており、開口部101から映像が投影される。投影光学系500は、ズームレンズやフォーカスレンズなどの光学部材を備える。投影光学系500は、映像生成部400から進行してきた光を拡大して投影面へ投影する。制御部210は、ズームレンズの位置を調整することで、所望のズーム値になるよう投影対象に対して投影領域を制御できる。また、制御部210は、フォーカスレンズの位置を調整することで、投影映像のフォーカスを合わせることができる。
[1−3.動作]
以下、上記の構成を有するプロジェクタ装置100の動作を説明する。本実施形態のプロジェクタ装置100は、特定のオブジェクトとして人を検出し、検出した人の動きに追従し、人の位置と所定の位置関係にある位置(例えば、検知した人の位置から進行方向において1m前の位置)に、所定の映像を投影させることができる。
具体的には、距離検出部230は、ある領域(例えば、店舗や建物の入り口)に向けて赤外検出光を照射して、その領域における距離情報を取得する。制御部210は、距離検出部230により取得された距離情報に基づき人及びその人の位置及び進行方向等を検出する(進行方向は複数フレームの距離情報から検出)。制御部210は、検知した人の位置や進行方向等に基づいて、投影画像を投影する目標投影位置(例えば、検知した人の位置から進行方向において1m前の位置)を決定する。そして、制御部210は、目標投影位置にコンテンツ画像を投影するように、画像処理部160を制御して投影画像内でのコンテンツ画像の位置を決定し、さらに必要に応じて駆動部110を制御してプロジェクタ装置100の本体をパン方向やチルト方向に移動させる。制御部210は、所定期間(例えば1/60秒)毎に人物の位置を検出し、検出した人物の位置に基づき、投影画像を人物に追従させるように映像を投影する。
例えば、図4に示すように、プロジェクタ装置100は、建物内の通路やホール等の天井や壁などに設置され、人6を検出すると、その人6の動きに追従して投影画像8を投影する。投影画像(コンテンツ画像)8は、例えば、人6を所定の場所や店舗に誘導、案内する図形(矢印等)やメッセージ、人6を歓迎するメッセージ、宣伝広告のテキスト、レッドカーペットなどの人6の移動を演出する画像などを含む。投影画像8は静止画であってもよいし、動画であってもよい。これにより、検出した人6に対して、所望の情報を、検出した人6の動きに応じて常に見やすい位置に提示することができ、所望の情報を確実にその人6に伝えることが可能となる。
以下、プロジェクタ装置100の動作を詳細に説明する。図5は、制御部210の機能的な構成を示した図である。なお、以下の説明において、位置は大きさと方向を持った2次元ベクトルである。
人位置検出部11は、距離検出部230からの距離情報(距離画像)から、人を検出する。人の検出は、予め人を示す特徴量をメモリ220に記憶しておき、その特徴量を示すオブジェクトを距離情報(距離画像)から検出することにより行う。人位置検出部11は、さらに検出した人の位置(相対位置)を算出する。ここでの「相対位置」とは、駆動部110の位置を中心とした座標系での位置をいう。目標投影位置算出部13は、検出した人の位置を基準として投影画像の目標投影位置(相対位置)を算出する。例えば、検出した人の位置から進行方向において所定距離(例えば、1m)だけ離れた位置が、目標投影位置として算出される。
この目標投影位置にコンテンツ画像を投影するように、シフト方向演算部21、シフト量演算部23及び表示位置決定部25は、投影画像内でのコンテンツ画像の位置を調整し、投影方向演算部31は、その調整不足分をプロジェクタ装置100の投影方向(投影画像の投影位置)の変更で調整する。
図6(a)及至図6(c)は、投影画像内でのコンテンツ画像の位置の制御を説明するための図である。図6(a)は、プロジェクタ装置100と投影面151とを横から見た図であり、図6(b)及び図6(c)は、投影面151をプロジェクタ装置100側から見た図である。図6(a)に示すように、プロジェクタ装置100は、その光軸172が基本的に投影面151と直交するような向きに設定される。また、図6(b)に示すように、プロジェクタ装置100によって投影される投影画像R1はコンテンツ画像180を含み、コンテンツ画像180は基本的に投影画像R1の中央(光軸172と投影面151との交点173を中心とする位置)に位置するように設定される。
プロジェクタ装置100は、このような基本状態から、目標投影位置175(目標投影領域174)に応じて、投影画像R1内のコンテンツ画像180の位置とプロジェクタ装置100の投影方向とをシフトする。すなわち、図6(a)及び図6(b)に示すようにプロジェクタ装置100の光軸172が投影面151と直交する状態において投影されるコンテンツ画像180の投影位置が目標投影位置(例えば目標投影領域174の中心位置)175に一致していないときに、シフト方向演算部21、シフト量演算部23及び表示位置決定部25が画像処理部160を制御して投影画像R1(投影画角θ)内でコンテンツ画像の位置をシフトする。そして、それでもコンテンツ画像180の位置が目標投影位置175に一致しないときには、投影方向演算部31が駆動部110を制御してプロジェクタ装置100の投影方向を変更し、コンテンツ画像180の位置を目標投影位置175に一致させる。
より具体的には、シフト方向演算部21は、投影画像R1内でコンテンツ画像の位置のシフト方向を演算する。具体的には、図6(a)に示すように、シフト方向演算部21は、プロジェクタ装置100の光軸172が投影面151と直交するように、プロジェクタ装置100の向きが設定された状態における光軸172と投影面151との交点(相対位置)173を求める。そして、シフト方向演算部21は、図6(c)に示すように、投影面151上において交点173の位置から目標投影位置(例えば目標投影領域174の中心位置)175に向かう方向(図6(c)において矢印で示す方向)を、投影画像R1内でのコンテンツ画像180の位置のシフト方向として求める。
シフト量演算部23は、投影画像R1内でのコンテンツ画像のシフト量を演算する。具体的には、シフト量演算部23は、メモリ220に格納された投影画角θとプロジェクタ装置100から投影面151までの距離との情報から、投影面151における投影画像R1の範囲を求める。そして、シフト量演算部23は、メモリ220に格納されたコンテンツ画像の表示サイズの情報(例えば、長方形状のX方向の値及びY方向の値)を考慮して、コンテンツ画像180がシフト方向において投影画像R1の最も端部に位置するように、シフト量(例えば、位置173からコンテンツ画像180の中心位置までの距離)を求める(図6(c)参照)。
表示位置決定部25は、位置173と、求めたシフト方向及びシフト量とから、投影画像R1内でのコンテンツ画像の位置(例えばコンテンツ画像の中心位置)を決定する。
画像処理部160は、表示位置決定部25から投影画像R1内のコンテンツ画像180の位置を受信し、その位置に基づいて、投影画像R1内においてコンテンツ画像180を配置する。
さらに、投影画像R1内でコンテンツ画像180の位置を最大にシフトしてもコンテンツ画像180が目標投影位置175に達しない場合、コンテンツ画像180が目標投影位置175に投影されるようにプロジェクタ装置100の向きを変更する。そのため、投影方向演算部31は、プロジェクタ装置100による投影画像R1の投影方向(すなわちプロジェクタ装置100向き)を演算する。具体的には、投影方向演算部31は、表示位置決定部25で決定した表示位置(例えば中心位置)と目標投影位置(例えば中心位置)との差分から、これらの位置を一致させるプロジェクタ装置100の投影方向を求める。そして、投影方向演算部31は、求めた投影方向にプロジェクタ装置100を向けるように駆動部110を駆動するための駆動指令(駆動電圧)を算出する。
駆動部110は、投影方向演算部31からの駆動指令に基づいて、プロジェクタ装置100の投影方向を変更する。このとき、画像処理部160は、目標投影位置175に対応したコンテンツ画像180の幾何補正処理を行う。
次に、目標投影位置175においてフォーカスを合わせる必要がある。そのため、フォーカス距離演算部41は、フォーカス距離を求める。図7は、フォーカス距離演算を説明するための図である。図7は、プロジェクタ装置100と投影面151とを横から見た図である。図7に示すように、フォーカス距離演算部41は、プロジェクタ装置100の仮想投影面176を想定し、仮想投影面176とプロジェクタ装置100との間の距離をフォーカス距離Lfとして求める。仮想投影面176は、プロジェクタ装置100の光軸177を法線とする平面であって目標投影位置175を通る平面である。
具体的には、フォーカス距離演算部41は、プロジェクタ装置100の位置と目標投影位置175(目標投影領域174)との間の投影距離L1を求める。そして、プロジェクタ装置100から目標投影位置175までの投影距離L1およびプロジェクタ装置100の光軸177とプロジェクタ装置100から見たコンテンツ画像180の方向からなる角度に基づいて、フォーカス距離Lfを求める。ここで、目標投影位置175は投影画角θの最も端部に位置することから、プロジェクタ装置100の位置と目標投影位置175とを結ぶ直線178と光軸177とがなす角度αは投影画角θの半分と投影画像R1における目標投影位置175から求める。これより、フォーカス距離演算部41は、投影距離L1と角度αとから、プロジェクタ装置100のフォーカス距離Lfを求める。
フォーカス制御部43は、投影光学系500のフォーカスレンズのフォーカス距離がフォーカス距離演算部41で求めたフォーカス距離Lfとなるように、フォーカスレンズ用駆動部を駆動するための駆動指令(駆動電圧)を算出する。
投影光学系500は、フォーカス制御部43からの駆動指令に基づいてフォーカスレンズ駆動部を駆動し、表示したコンテンツ画像のフォーカスを合わせる。
図8(a)及び図8(b)に示すように、プロジェクタ装置100の光軸172が投影面151に直交するようにプロジェクタ装置100の向きを設定した状態で、目標投影位置175が投影領域R1の範囲内にある場合、プロジェクタ装置100の向きはさらに変更されることはない。すなわち、シフト量演算部23は、プロジェクタ装置100の光軸172と投影面151との交点173から目標投影位置175(目標投影領域174の中心位置)までの距離をシフト量として求める。このシフト量に基づき、表示位置決定部25は、投影画像R1のコンテンツ画像180の位置を目標投影位置175(目標投影領域174)に決定する。このとき、プロジェクタ装置100の光軸172が投影面151と直交する状態で、コンテンツ画像180が目標投影位置175に表示される。このため、投影方向演算部31によって求められるプロジェクタ装置100の投影方向の変更量はゼロとなる。これにより、プロジェクタ装置100の投影方向を変更することなく、コンテンツ画像180を目標投影位置175(目標投影領域174)に投影することができる。そのため、投影画像R1の全てにおいてフォーカスを合わせることができる。
以上のように、本実施の形態のプロジェクタ装置100は、まず、プロジェクタ装置100の光軸172が投影面151と直交した状態で画像を投影した場合に、コンテンツ画像180ができるだけ目標投影位置175に近い位置に表示されるように、投影画像R1内のコンテンツ画像180の位置をシフトする(図6(a)及至図6(c))。投影画像R1内のコンテンツ画像180の位置調整によってもコンテンツ画像180を目標投影位置175に表示できない場合には、さらにプロジェクタ装置100の向きを変更することでコンテンツ画像を目標投影位置175に表示する。このように、投影画像R1(幾何補正後の投影領域R2)及びその投影位置を制御する効果について以下に説明する。
図9(a)及び図9(b)は、本実施の形態のプロジェクタ装置100の投影制御による投影面でのフォーカス有効範囲を示す図である。一方、図10(a)及び図10(b)は、比較例のプロジェクタ装置100の投影制御による投影面でのフォーカス有効範囲を示す図である。図9(a)及び図10(a)は、プロジェクタ装置100と投影面151とを横から見た図であり、図9(b)及び図10(b)は、投影面151をプロジェクタ装置100側から見た図である。
図10(a)及び図10(b)に示す比較例では、投影画像R2(幾何補正後)におけるコンテンツ画像180の位置を投影画像R2の中央位置のまま変更することなく、プロジェクタ装置100の投影方向を目標投影位置175に向くように変更して、コンテンツ画像180を目標投影位置175に投影している。このとき、コンテンツ画像180にフォーカスした場合、すなわち、プロジェクタ装置100の光軸177を法線とし、目標投影位置175を通る仮想投影面176にフォーカスを合わせた場合、仮想投影面176とプロジェクタ装置100との間の距離がフォーカス距離Lfとなり、フォーカス距離Lfに対応する所定のフォーカス深度Dにおいてピントが合う。そのため、投影面151上では、このフォーカス深度Dに対応する範囲(フォーカス有効範囲)Rf2内に投影された画像にピントが合うこととなる。
これに対して、本実施の形態では、図9(a)及び図9(b)に示すように、投影画像R2(幾何補正後)におけるコンテンツ画像180の位置を投影画像R2の中央位置からシフトし、シフトした位置と目標投影位置175との差分だけプロジェクタ装置100の投影方向を変更して、コンテンツ画像180を目標投影位置175に投影している。これにより、プロジェクタ装置100の投影方向の移動量がより小さくなり、光軸177が投影面151と直交する状態により近い状態で画像を投影することができる。そのため、所定のフォーカス深度Dに対応して投影面151において図10(a)に示すRf2に対してより拡大されたフォーカス有効範囲Rf1を得ることができる。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、投影装置1は、コンテンツ画像180を含む投影画像R2(幾何補正後:幾何補正前の投影画像はR1)を投影面151上に投影する投影部(映像生成部400及び投影光学系500)と、コンテンツ画像180を投影すべき投影面151上の目標投影位置175を検出する第1検出部(距離検出部230及び人位置検出部11)と、投影画像R2を生成する画像処理部160と、投影画像R2の投影位置を変更するために投影部400、500の向きを変更する駆動部110と、画像処理部160及び駆動部110を制御する制御部210とを備える。制御部110は、画像処理部160を制御して、投影部400、500の光軸177が投影面151と直交するように投影部400、500の向きが設定された状態(投影部400、500が投影面151と正対した状態)で投影画像を投影したときのコンテンツ画像180の投影面151上での表示位置と目標投影位置175との差が最小になるように投影画像内のコンテンツ画像180の位置を設定し、駆動部110を制御して、設定された位置にコンテンツ画像180を含む投影画像R2が投影面151上の目標投影位置175に投影されるように投影部400、500の向きを設定する。
本実施の形態によれば、投影面151に対して画像を投影する場合に、プロジェクタ装置100の投影面151での投影画像R2内のコンテンツ画像の位置(プロジェクタ装置100の投影画角θ内でコンテンツ画像180の表示位置)を、投影画像R2(投影画角θ)の最も端部に、すなわちコンテンツ画像の表示位置と目標投影位置175との差が最小となるように設定し、表示位置と目標投影位置との差分だけ、プロジェクタ装置100の投影方向を変更する。これにより、プロジェクタ装置100の投影方向の移動量が小さくなり、光軸177が投影面151と直交する状態により近い状態で画像を投影することができる。そのため、所定のフォーカス深度Dに対応して投影面151においてフォーカスが合うフォーカス有効範囲Rf1を拡大することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、コンテンツ画像内の特定の位置にフォーカスを合わせるフォーカス制御を行う。例えば、コンテンツ画像に文字情報がある場合に、その文字情報の位置に優先してフォーカスを合わせる。
実施の形態2のプロジェクタ装置の構成は、図1〜図3を参照して説明した実施の形態1のものと基本的に同様であるが、制御部210の機能、動作が前述のものと異なる。
図11を用いて、実施の形態2における制御部210の具体的な動作を説明する。図11は、実施の形態2における制御部210の機能的な構成を示した図である。図11に示す制御部210は、優先位置決定部45を更に備える。なお、メモリ220には、コンテンツ画像における文字情報がある位置(例えばコンテンツ画像の中心に対する相対位置)を示す情報が予め格納されている。
優先位置決定部45は、コンテンツ画像における文字情報がある位置を示す情報をメモリ220から取得し、この位置をコンテンツ画像内で優先してフォーカスを合わせる優先位置として決定する。
以下、図7において位置175を優先位置として、本実施の形態の制御部210の動作を説明する。図7に示すように、フォーカス距離演算部41は、プロジェクタ装置100の光軸177を法線とし、目標投影位置175を通る仮想投影面176を想定し、仮想投影面176とプロジェクタ装置100との間の距離をフォーカス距離Lfとして求める。具体的には、フォーカス距離演算部41は、プロジェクタ装置100の位置と優先位置175との間の投影距離L1を求める。そして、プロジェクタ装置100から優先位置175までの投影距離L1およびプロジェクタ装置100の光軸177とプロジェクタ装置100から見たコンテンツ画像180の方向からなる角度に基づいて、フォーカス距離Lfを求める。ここで、プロジェクタ装置100の位置と優先位置175とを結ぶ直線178と光軸177とがなす角度αは投影画角θの半分と投影画像R1における優先位置175から求める。これにより、フォーカス距離演算部41は、投影距離L1と角度αとから、プロジェクタ装置100のフォーカス距離Lfを求める。
このようにしてフォーカス距離Lfを求めることで、コンテンツ画像中の優先させたい部分にフォーカスさせることができる。
(実施の形態3)
実施の形態2では、メモリ220に予め格納された位置情報に基づいて、コンテンツ画像内で優先してフォーカスを合わせるべき優先位置を決定したが、公知の視線検出技術を使用して注視者がコンテンツ画像内で注視している位置を検出し、検出した位置をコンテンツ画像内で優先してフォーカスを合わせるべき優先位置としてもよい。
実施の形態3のプロジェクタ装置の構成は、図1〜図3を参照して説明した実施の形態1のものと、視線検出部をさらに備える点を除いて基本的に同様である。また、制御部210の機能、動作が前述のものと異なる。
図12を用いて、実施の形態3におけるプロジェクタ装置100の制御部210の構成、動作を説明する。図12に示すように、プロジェクタ装置100は、実施の形態1の構成に加えて、視線検出部240と優先位置決定部45を更に備える。視線検出部240は、例えばカメラ等の撮像装置であり、距離検出部230及び人位置検出部11で検出する人の視線の方向を検出する。
優先位置決定部45は、距離検出部230及び人位置検出部11で検出した人の位置と、視線検出部240からの視線方向とから、投影面151における注視位置、すなわち投影面151に投影されたコンテンツ画像内の注視位置を求め、求めた注視位置をコンテンツ画像内で優先してフォーカスを合わせる優先位置として決定する。
これにより、コンテンツ画像を提供している人が実際に見ているコンテンツ画像中の部分にフォーカスさせることができる。
(実施の形態4)
実施の形態1では、コンテンツ画像180の表示サイズ(例えば、長方形状のX方向の値及びY方向の値)を予めメモリ220に格納し、格納された表示サイズに基づいてシフト量の演算を行った。本実施形態では、コンテンツ画像180について、その表示部分と非表示部分とを2値で示す2値画像をメモリ220に格納しており、2値画像の表示部分の形状に基づいて、コンテンツ画像180のシフト量を求める。
実施の形態4のプロジェクタ装置の構成は、図1〜図3を参照して説明した実施の形態1のものと基本的に同様であるが、制御部210の機能、動作が前述のものと異なる。
図11を用いて、実施の形態4における制御部210の具体的な動作を説明する。図11は、実施の形態2における制御部210の機能的な構成を示した図で、実施の形態4でも同じ図であるので説明を省略する。なお、メモリ220には、コンテンツ画像180の表示サイズを示す情報に代えて、コンテンツ画像180の表示形状を示す2値画像の情報が予め格納されている。
図13(a)は、コンテンツ画像180の表示サイズの情報を示す図であり、図13(b)は、コンテンツ画像180の表示形状の情報を示す図である。図13(a)に示すように、実施の形態1では、例えばコンテンツ画像180の形状が円形状であっても、コンテンツ画像180の表示サイズとして、X方向の値「X」とY方向の値「Y」とで表される長方形状のサイズをメモリ220に記憶していた。
これに対して、本実施の形態では、図13(b)に示すように、コンテンツ画像180の表示形状として、表示部分「1」と非表示部分「0」とを2値で示す2値画像をメモリ220に格納する。例えば、長方形状のコンテンツ画像のピクセルごとに、表示を示す値「1」又は非表示を示す値「0」が設定される。この2値画像における表示部分「1」がコンテンツ画像180の表示形状を示す。
シフト量演算部23は、2値画像における表示部分「1」からコンテンツ画像180の表示形状を求め、この表示形状に基づいて、コンテンツ画像180が投影画像R2の最も端部に位置するように、シフト量を求める。
このように、シフト量を求める際にコンテンツ画像180の表示形状により近い形状に基づくことで、コンテンツ画像180を投影画像R2におけるより端部に位置させることができる(例えば長方形状の四隅部分)。そのため、フォーカス有効範囲をより拡大することができる。
(実施の形態5)
実施の形態4では、コンテンツ画像180の表示形状として表示部分と非表示部分とを2値で示す2値画像をメモリ220に格納し、格納された2値画像の表示部分の形状に基づいてシフト量を求めた。実施の形態5では、コンテンツ画像180そのものから表示形状を検出し、検出した表示形状に基づいてシフト量を求める。
実施の形態5のプロジェクタ装置の構成は、図1〜図3を参照して説明した実施の形態1のものと基本的に同様であるが、制御部210の機能、動作が前述のものと異なる。
図14を用いて、実施の形態5における制御部210の具体的な動作を説明する。図14は、実施の形態5における制御部210の機能的な構成を示した図である。図14に示す制御部210は、表示形状検出部27を更に備える。
表示形状検出部27は、メモリ220に格納されたコンテンツ画像を、表示部分と非表示部分とを2値で示す2値画像として検出する。具体的には、表示形状検出部27は、例えばクロマカラーに基づいて、コンテンツ画像における所定色のピクセルを非表示部分「0」、コンテンツ画像における所定色以外の色のピクセルを表示部分「1」とする2値で示す2値画像として検出する。シフト量演算部23は、検出された2値画像における表示部分「1」からコンテンツ画像180の表示形状を求め、この表示形状に基づいて、コンテンツ画像180が投影画像R2の最も端部に位置するように、シフト量を求める。
この実施の形態5でも、実施の形態4と同様に、シフト量を求める際にコンテンツ画像180の表示形状により近い形状に基づくことで、コンテンツ画像180を投影画像R2におけるより端部に位置させることができ、その結果、フォーカス有効範囲をより拡大することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜5を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1〜5で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
(1)本開示におけるプロジェクタ装置100は投影装置の一例である。本開示における距離検出器230及び人位置検出部11はコンテンツ画像を投影すべき投影面上の目標投影位置を検出する検出部の一例である。本開示における映像生成部400と投影光学系500は投影部の一例である。
(2)上記の実施形態では、特定のオブジェクトとして人を検出し、人の動きに追従して所定の画像(コンテンツ)を表示させたが、特定のオブジェクトは人に限定されない。人以外の動くもの(例えば、自動車や動物)であってもよい。
(3)上記の実施形態では、特定のオブジェクトの検出のために距離情報を用いたが、特定のオブジェクトの検出手段はこれに限定されない。距離検出部230の代わりに、RGB光による画像を撮像可能な撮像装置を用いても良い。撮像装置により撮像された画像から特定のオブジェクトを検出し、さらに、特定オブジェクトの位置等を検出してもよい。
(4)上記の実施形態1〜3にそれぞれ開示した技術は適宜組み合わせることが可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加、省略などを行うことができる。
本開示における投影装置は、投影面へと映像を投影する種々の用途に適用可能である。
100 プロジェクタ装置
110 駆動部
160 画像処理部
200 駆動制御部
210 制御部
220 メモリ(格納部)
230 距離検出部(第1検出部)
240 視線検出部(第3検出部)
300 光源部
400 映像生成部
500 投影光学系(投影部)
11 人位置検出部(第1検出部)
13 目標投影位置算出部
21 シフト方向演算部
23 シフト量演算部
25 表示位置決定部
27 表示形状検出部(第2検出部)
31 投影方向演算部
41 フォーカス距離演算部
43 フォーカス制御部
45 優先位置決定部

Claims (13)

  1. コンテンツ画像を含む投影画像を投影面上に投影する投影部と、
    前記コンテンツ画像を投影すべき投影面上の目標位置を検出する第1検出部と、
    前記投影画像を生成する画像処理部と、
    前記投影画像の投影位置を変更するために前記投影部の向きを変更する駆動部と、
    前記画像処理部及び前記駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像処理部を制御して、前記投影部の光軸が前記投影面と直交するように投影部の向きが設定された状態で前記投影画像を投影したときの前記コンテンツ画像の前記投影面上での表示位置と前記目標位置との差が最小になるように前記投影画像内の前記コンテンツ画像の位置を設定し、
    前記駆動部を制御して、前記設定された位置に前記コンテンツ画像を含む投影画像が前記投影面上の前記目標位置に投影されるように前記投影部の向きを設定する、
    投影装置。
  2. 前記制御部は、
    前記投影部の光軸が前記投影面と直交するように投影部の向きが設定された状態における前記光軸と前記投影面との交点から前記目標位置に向かう方向を、前記投影画像内の前記コンテンツ画像のシフト方向として求めるシフト方向演算部と、
    前記シフト方向と、前記投影部の投影画角とに基づいて、前記投影画像内の前記コンテンツ画像のシフト量を求めるシフト量演算部と、
    前記シフト方向及び前記シフト量に基づいて、前記投影画像内の前記コンテンツ画像の位置を決定する表示位置決定部と、
    を備える請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記コンテンツ画像の表示サイズを格納する格納部を備え、
    前記シフト量演算部は、前記表示サイズに基づいて前記シフト量を求める、
    請求項2に記載の投影装置。
  4. 前記コンテンツ画像を、表示部分と非表示部分とを2値で示す2値画像として格納する格納部を備え、
    前記シフト量演算部は、前記2値画像の表示部分の形状に基づいて前記シフト量を求める、
    請求項2に記載の投影装置。
  5. 前記コンテンツ画像を、表示部分と非表示部分とを2値で示す2値画像として検出する第2検出部を備え、
    前記シフト量演算部は、前記2値画像の表示部分の形状に基づいて前記シフト量を求める、
    請求項2に記載の投影装置。
  6. 前記第2検出部は、前記コンテンツ画像における所定色のピクセルを前記非表示部分として検出し、前記コンテンツ画像における所定色以外の色のピクセルを前記表示部分として検出する、
    請求項5に記載の投影装置。
  7. 前記制御部は、前記目標位置と前記表示位置との差に基づいて、前記投影部の向きを求める投影方向演算部を備える、
    請求項1に記載の投影装置。
  8. 前記制御部は、
    前記投影部から前記目標位置までの投影距離および前記投影部の光軸と前記投影部から見た前記コンテンツ画像の方向からなる角度に基づいて、フォーカス距離を求めるフォーカス距離演算部と、
    前記フォーカス距離に基づいて前記投影部のフォーカスを制御するフォーカス制御部と、
    を備える請求項1に記載の投影装置。
  9. 前記制御部は、
    前記投影部から前記目標位置までの投影距離と前記投影部の投影画角と前記投影画像における前記目標位置に基づいて、フォーカス距離を求めるフォーカス距離演算部と、
    前記フォーカス距離に基づいて前記投影部のフォーカスを制御するフォーカス制御部と、
    を備える請求項1に記載の投影装置。
  10. 前記制御部は、
    前記コンテンツ画像内でフォーカスを優先して合わせるべき優先位置を決定する優先位置決定部を更に備え、
    前記フォーカス距離演算部は、前記投影部から前記優先位置までの投影距離および前記投影部の光軸と前記投影部から見た前記コンテンツ画像の方向からなる角度に基づいて、フォーカス距離を求める、
    請求項8に記載の投影装置。
  11. 前記制御部は、
    前記コンテンツ画像内でフォーカスを優先して合わせるべき優先位置を決定する優先位置決定部を更に備え、
    前記フォーカス距離演算部は、前記投影部から前記優先位置までの投影距離と前記投影部の投影画角と前記投影画像における前記優先位置に基づいて、フォーカス距離を求める、
    請求項9に記載の投影装置。
  12. 前記コンテンツ画像内でフォーカスを優先して合わせるべき位置を予め格納する格納部を備え、
    前記優先位置決定部は、前記格納部に格納された位置を前記優先位置として決定する、
    請求項10に記載の投影装置。
  13. 注視者が前記コンテンツ画像内で注視している位置を検出する第3検出部を更に備え、
    前記優先位置決定部は、前記第3検出部で検出された位置を前記優先位置として決定する、
    請求項10に記載の投影装置。
JP2016047649A 2016-03-10 2016-03-10 投影装置 Active JP6249248B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047649A JP6249248B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 投影装置
US15/337,066 US20170264871A1 (en) 2016-03-10 2016-10-28 Projecting device
US16/129,349 US10999565B2 (en) 2016-03-10 2018-09-12 Projecting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016047649A JP6249248B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 投影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017163431A true JP2017163431A (ja) 2017-09-14
JP6249248B2 JP6249248B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=59787416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016047649A Active JP6249248B2 (ja) 2016-03-10 2016-03-10 投影装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US20170264871A1 (ja)
JP (1) JP6249248B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020202720A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム、投影装置及び投影方法
WO2021049548A1 (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 国立大学法人 東京大学 プロジェクタの制御装置、プロジェクタ、投影システム、投影方法及びプログラム

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11336877B2 (en) * 2016-09-08 2022-05-17 Sharp Nec Display Solutions, Ltd. Projection-type display device and method for adjusting a projected image
JP2018085552A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 セイコーエプソン株式会社 プロジェクターシステム
JP6822234B2 (ja) * 2017-03-15 2021-01-27 セイコーエプソン株式会社 プロジェクターシステム
WO2018167999A1 (ja) * 2017-03-17 2018-09-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 プロジェクタ及びプロジェクタシステム
CN110554555A (zh) * 2018-06-01 2019-12-10 中强光电股份有限公司 投影装置
DE102019105855A1 (de) * 2019-03-07 2020-09-10 Deutsche Post Ag Fahrzeug mit Anzeigeeinrichtung
CN110750227B (zh) * 2019-10-25 2023-08-08 网易(杭州)网络有限公司 投影画面的处理方法、装置、终端设备及存储介质
CN114304994B (zh) * 2020-09-29 2023-02-17 青岛海尔特种电冰柜有限公司 基于人感投影的冷柜
JP2022086580A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 セイコーエプソン株式会社 投写方法、及びプロジェクター

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007312026A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動体追従撮影投影装置
JP2014137450A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Canon Inc 投写型表示装置
JP2015115788A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 キヤノン株式会社 投射型表示装置および画像処理方法
JP2015197647A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 コニカミノルタ株式会社 投影装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3784796B2 (ja) 2003-10-10 2006-06-14 央 杉山 移動体付随情報表示装置
DE102010023108B4 (de) * 2009-06-04 2019-12-05 Sypro Optics Gmbh Projektor mit automatischer Fokussierung und Abbildungsverfahren
JP5627418B2 (ja) 2010-11-29 2014-11-19 キヤノン株式会社 映像表示装置及び方法
JPWO2012173001A1 (ja) * 2011-06-13 2015-02-23 シチズンホールディングス株式会社 情報入力装置
US9609262B2 (en) * 2013-06-27 2017-03-28 Intel Corporation Device for adaptive projection
US10297082B2 (en) * 2014-10-07 2019-05-21 Microsoft Technology Licensing, Llc Driving a projector to generate a shared spatial augmented reality experience

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007312026A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 移動体追従撮影投影装置
JP2014137450A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Canon Inc 投写型表示装置
JP2015115788A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 キヤノン株式会社 投射型表示装置および画像処理方法
JP2015197647A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 コニカミノルタ株式会社 投影装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020202720A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム、投影装置及び投影方法
JPWO2020202720A1 (ja) * 2019-03-29 2021-12-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム、投影装置及び投影方法
JP7149506B2 (ja) 2019-03-29 2022-10-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 投影システム、投影装置及び投影方法
US11937024B2 (en) 2019-03-29 2024-03-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Projection system, projection device and projection method
WO2021049548A1 (ja) * 2019-09-09 2021-03-18 国立大学法人 東京大学 プロジェクタの制御装置、プロジェクタ、投影システム、投影方法及びプログラム
JPWO2021049548A1 (ja) * 2019-09-09 2021-03-18
JP7228294B2 (ja) 2019-09-09 2023-02-24 国立大学法人 東京大学 プロジェクタの制御装置、プロジェクタ、投影システム、投影方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20170264871A1 (en) 2017-09-14
JP6249248B2 (ja) 2017-12-20
US10999565B2 (en) 2021-05-04
US20190014295A1 (en) 2019-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6249248B2 (ja) 投影装置
US10122976B2 (en) Projection device for controlling a position of an image projected on a projection surface
JP6064150B2 (ja) 投影装置
JP6186599B1 (ja) 投影装置
US10447979B2 (en) Projection device for detecting and recognizing moving objects
US20210302753A1 (en) Control apparatus, control method, and program
US9690427B2 (en) User interface device, and projector device
US20160286186A1 (en) Projection apparatus
JP2016085380A (ja) 制御装置、制御方法、及び、プログラム
JP6167308B2 (ja) 投影装置
JP3741136B2 (ja) 障害物適応投射型表示装置
JP2017163532A (ja) 投影装置
JP2013195498A (ja) マルチプロジェクタシステム
JP2013246804A (ja) 情報処理装置及び情報表示システム
TWI486054B (zh) A portrait processing device, a three-dimensional image display device, a method and a program
JP6307706B2 (ja) 投影装置
JP6303306B2 (ja) 映像処理装置
JP2013083985A (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
JP6439254B2 (ja) 画像投影装置、画像投影装置の制御方法、および画像投影装置の制御プログラム
JP2010064713A (ja) 画像照射システム、画像照射方法
US11831976B2 (en) Display apparatus
JP2019009700A (ja) 多視点映像出力装置、および、多視点映像システム
JP2016071864A (ja) プロジェクタ装置
JP2015204487A (ja) 投影システム
JP2019009699A (ja) 多視点映像取得装置、多視点映像出力装置、および、多視点映像システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171108

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6249248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151