JP2017162965A - マルチ波長レーザ光源モジュール、合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール、及び半導体レーザ光源ユニットの冷却方法 - Google Patents

マルチ波長レーザ光源モジュール、合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール、及び半導体レーザ光源ユニットの冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ光源モジュールを小型化しても放熱効率が高い構成のマルチ波長レーザ光源モジュールを提供して、例えば、実用的な円柱型の立体形状のレーザ光源実装体を実現する。【解決手段】マルチ波長レーザ光源モジュールは、柱形状の一方の端の壁面から前記柱形状の延在方向に延びる孔が設けられた、半導体レーザ光源ユニットのホルダーと、前記孔に配置され、前記孔の壁面と対向し、熱を前記壁面に伝達する熱伝達面を備える少なくとも1つ以上の熱伝導ブロックと、前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、前記熱伝導ブロックと接合した複数の半導体レーザ光源ユニットと、を備える。前記半導体レーザ光源ユニットによるレーザ光の発光時、前記熱伝導ブロックには、前記熱伝導ブロックの、前記半導体レーザ光源ユニットと接する接合面から前記熱伝達面に向かって温度が低くなる温度勾配が設けられる。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の波長のレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニットを実装したマルチ波長レーザ光源モジュール、合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール、及びマルチ波長レーザ光源モジュールに実装された複数の波長のレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニットの冷却方法に関する。
従来光通信に分野では、複数の波長の光の合波にアレイ導波路グレーティング(AWG=Array Wave-Guide Grating)が多く用いられている。一方、投射型の小型レーザディスプレイにおいては、携帯端末や車に使用するために、小型化された光源モジュールが用いられることが好ましい。光源モジュールには、半導体レーザ素子が用いられる。
このような半導体レーザ素子を用いたレーザ光源モジュールは、小型化されるので、放熱は十分でなく光源モジュールが冷却されにくい。
また、レーザ光源モジュールでは、波長が異なる複数のレーザ光を1つの点光源とするために、レーザ光の発光点同士を互いに近づけている。このため、複数の半導体レーザ素子もお互いに近づけて高密度に実装しなければならず、レーザ光源モジュールでは、半導体レーザ素子の発する熱が局所的に集まりやすく、放熱し難い構成となっていた。
レーザ光源モジュールの一例として、各半導体レーザ素子の発光点間の距離が短く光学設計が容易で放熱特性に優れ、且つ製造が容易な多波長半導体レーザ装置が知られている(特許文献1)。
この多波長半導体レーザ装置では、ブロックと、発振波長の異なる複数の半導体レーザ素子とを有し、上記ブロックには底面と2つの側面を有する断面コの字型の溝が所定の方向に形成され、半導体レーザ素子は、レーザ光の出射方向が所定の方向に沿うように溝の底面上および側面上に配置される。
特開2010−287613号公報
上記構成では、半導体レーザ素子の発する熱を柱形状のブロックを経由して外部に放熱することができるので、レーザ光源モジュールは優れた放熱特性を備える。しかし、レーザ光源モジュールを小型化して、半導体レーザ素子を高密度で実装した場合、放熱効率がよりいっそう高くなることが好ましい。
そこで、本発明は、上記構成とは異なる新たな構成により、レーザ光源モジュールを小型化しても、放熱効率が高い構成のマルチ波長レーザ光源モジュール及び合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールを提供するとともに、放熱効率の高い半導体レーザ光源ユニットの冷却方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、複数の波長のレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニットを実装したマルチ波長レーザ光源モジュールである。当該マルチ波長レーザ光源モジュールは、
熱伝導材料で構成され、柱形状を成し、前記柱形状の一方の端の壁面から前記柱形状の延在方向に延びる孔が設けられたホルダーと、
前記孔に配置され、前記孔の壁面と対向し、熱を前記壁面に伝達する熱伝達面を備える、熱伝導材料で構成された少なくとも1つ以上の熱伝導ブロックと、
前記ホルダーの前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、前記熱伝導ブロックと接合した複数の半導体レーザ光源ユニットと、を備える。
前記半導体レーザ光源ユニットは、前記柱形状の延在方向に延びる中心軸の周りに配置され、
前記半導体レーザ光源ユニットによるレーザ光の発光時、前記熱伝導ブロックには、前記熱伝導ブロックの、前記半導体レーザ光源ユニットと接する接合面から前記熱伝達面に向かって温度が低くなる温度勾配が設けられる。
前記半導体レーザ光源ユニットは、前記熱伝導ブロック上に、例えばダイボンディングで接合されることが好ましい。また前記熱伝達面も前記ホルダーと例えばダイボンディングで接合されることが好ましい。
前記マルチ波長レーザ光源モジュールの一形態として、
前記マルチ波長レーザ光源モジュールは、前記熱伝導ブロックを複数備え、
前記複数の熱伝導ブロックのそれぞれには、前記ホルダーの前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、波長が互いに異なるレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニットが1つずつ接合され、
前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれの発光点の位置は、前記熱伝導ブロックが前記半導体レーザ光源ユニットと接合する接合面の位置に比べて前記柱形状の前記中心軸に近く、前記接合面の位置は、前記熱伝達面の少なくとも一部の面の位置に比べて前記中心軸に近い、ことが好ましい。
前記熱伝導ブロックのそれぞれには、例えば、前記半導体レーザ光源ユニットが1つずつダイボンディングされる。
その際、前記熱伝導ブロックそれぞれの前記熱伝達面の、前記柱形状の周方向における位置は、前記柱形状の延在方向からみて、前記熱伝導ブロックのそれぞれに設けられた前記半導体レーザ光源ユニットの発光点の前記周方向の両側の場所にある、ことが好ましい。
前記熱伝導ブロックの前記延在方向からみた断面形状は、前記中心軸から遠ざかるに連れて前記熱伝導ブロックの幅が広がる形状であり、前記孔の前記延在方向からみた形状は、前記熱伝導ブロックの前記断面形状に対応する形状である、ことが好ましい。
また、1つの点光源としてレーザ光を出射するように、前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれの発光点の位置を接近させる、ことが好ましい。
また、前記マルチ波長レーザ光源モジュールの他の一形態として、
前記マルチ波長レーザ光源モジュールは、前記熱伝導ブロックを1つ備え、
前記熱伝導ブロックには、前記ホルダーの前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、波長が互いに異なるレーザ光を出射する複数の半導体レーザ光源ユニットが接合され、
前記半導体レーザ光源ユニットは、前記熱伝導ブロックの前記柱形状の側面の外周上に設けられ、前記熱伝達面の、前記孔の内周に沿った周方向の位置は、隣り合う半導体レーザ光源ユニットの間に位置する、ことが好ましい。
前記熱伝導ブロックには、前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれが、例えばダイボンディングで接合される。
前記熱伝導ブロックの前記半導体レーザ光源ユニットと接合する接合面の位置は、前記熱伝達面の位置に比べて、前記中心軸に近い、ことが好ましい。
前記接合面は、前記熱伝導ブロックの前記柱形状の延在方向に延びる溝の底面にある、ことが好ましい。
また、前記マルチ波長レーザ光源モジュールは、筐体で覆われたパッケージであって、
前記ホルダーは、前記筐体である、ことが好ましい。
本発明の他の一態様は、合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールである。当該合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールは、
前記マルチ波長レーザ光源モジュールと、
前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれから出射したレーザ光を合波して点光源として出射する合波器と、
前記半導体レーザ光源ユニットと前記合波器の間に設けられ、前記レーザ光を前記合波器に入射させる結合レンズと、を有する。
前記合波器は、前記レーザ光の入射口と、前記レーザ光の入射口に入射した前記レーザ光をガイドする、壁面が前記レーザ光を全反射するように反射膜が前記壁面に設けられた連続孔で構成された複数の光導波路と、前記光導波路が1つに結合することにより、前記レーザ光を合波する結合部と、合波されたレーザ光を出射する出射口と、を備える。
本発明の他の一態様も、合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールである。当該合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールは、
前記マルチ波長レーザ光源モジュールと、
前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれから出射したレーザ光を合波して点光源として出射する合波器と、
前記半導体レーザ光源ユニットと前記合波器の間に設けられ、前記レーザ光を前記合波器に入射させる結合レンズと、を有する。
前記合波器は、コア及びクラッドで構成され、入射した前記レーザ光それぞれを伝送する複数の光ファイバ素線と、前記光ファイバ素線のそれぞれを集め、前記コア同士が当接するようにレーザ光を近接させて出射させる出射端部と、を有する。
本発明のさらに他の一態様は、マルチ波長レーザ光源モジュールに実装された複数の波長のレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニットの冷却方法である。当該冷却方法で用いる前記マルチ波長レーザ光源モジュールは、
熱伝導材料で構成されて柱形状を成し、前記柱形状の一方の端の壁面から前記柱形状の延在方向に延びる孔が設けられたホルダーと、
前記孔に配置され、前記孔の壁面と対向し、熱を前記壁面に伝達する熱伝達面を備える、熱伝導材料で構成された少なくとも1つ以上の熱伝導ブロックと、
前記ホルダーの前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、前記熱伝導ブロックと接合した複数の半導体レーザ光源ユニットと、を備える。
前記半導体レーザ光源ユニットは、前記柱形状の延在方向に延びる中心軸の周りに配置され、
前記半導体レーザ光源ユニットによるレーザ光の発光時、前記半導体レーザ光源ユニットの熱を、前記熱伝導ブロックの、前記半導体レーザ光源ユニットと接する接合面から前記熱伝達面に向かって流し、前記ホルダーの外周から放射させることにより、前記半導体レーザ光源ユニットを冷却する。
前記半導体レーザ光源ユニットは、前記熱伝導ブロック上に、例えばダイボンディングで接合されることが好ましい。また前記熱伝達面も前記ホルダーと例えばダイボンディングで接合されることが好ましい。
上述のマルチ波長レーザ光源モジュール、合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール、及び半導体レーザ光源ユニットの冷却方法によれば、レーザ光源モジュールを小型化しても、放熱効率が高くすることができる。
第1実施形態の合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールの外観斜視図である。 図1に示すマルチ波長レーザ光源モジュールの一部分の分解斜視図である。 (a)は、第1実施形態で用いる半導体レーザ光源ユニットが接合した熱伝導ブロックの外観斜視図であり、(b)は、第1実施形態の半導体レーザ光源ユニットの分解斜視図である。 第1実施形態で用いる合波器の一例の構成を示す図である。 第2実施形態の合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールの一部分の分解斜視図である。 図5に示す合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールの熱伝導ブロックから半導体レーザ光源ユニットを分離した斜視図である。
以下、本発明のマルチ波長レーザ光源モジュール、合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール、及び半導体レーザ光源ユニットの冷却方法について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールの外観斜視図であり、図2は、図1に示す合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールの一部分の分解斜視図であり、図3(a)は、第1実施形態で用いる半導体レーザ光源ユニットが接合した熱伝導ブロックの外観斜視図であり、図3(b)は、第1実施形態の半導体レーザ光源ユニットの分解斜視図である。
図1に示す合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール10は、マルチ波長レーザ光源モジュール12と、合波器14と、を備える。
マルチ波長レーザ光源モジュール12は、1つの半導体レーザ光源ユニット16が1つの熱伝導ブロック18に接合された組立体20が3セットあり、この3セットの組立体20がホルダー22に固定されるように構成されている。
ホルダー22は、半導体レーザ光源ユニット16を含んだ組立体20を固定する部材であり、半導体レーザ光源ユニット16を固定する部材である。ホルダー22は、例えば銅やアルミニウムあるいは銅タングステン合金等の熱伝導材料で構成され、柱形状を成している。本実施形態で用いるホルダー22の熱伝導材は、熱伝導率が170〜230(W/m/K)、あるいは200(W/m/K)以上であることが好ましく、例えば200〜400(W/m/K)であることがより好ましい。ホルダー22には、柱形状の一方の端の壁面から柱形状の延在方向、すなわち、図2中のx方向に延びる孔22aが設けられている。この孔22aに、半導体レーザ光源ユニット16を含んだ組立体20を挿入して孔22aの壁面(孔22aを囲む壁面)に組立体20を固定することにより、半導体レーザ光源ユニット16をホルダー22内に固定することができる。
熱伝導ブロック18は、ホルダー22に設けられた孔22aに挿入されて配置される。熱伝導ブロック18は、孔22aの壁面(孔22aを囲む壁面)と対向し、熱を壁面に伝達する熱伝達面18a,18bを備える。熱伝導ブロック18の熱伝達面18a,18bは、孔22aの壁面と直接接し、熱伝達面18a,18b以外の部分と孔22aの壁面とが接合して固定される構成でもよいし、熱伝達面18a,18bは、熱伝導性が良いはんだ材(接着材)からなる接合層を介して孔22aの壁面と対向するように固定される構成であってもよい。熱伝導ブロック18は、銅あるいはアルミニウムあるいは銅タングステン合金等の熱伝導材料で構成されている。熱伝導ブロック18の熱伝導材料は、熱伝導率が170〜230(W/m/K)、あるいは200(W/m/K)以上であることが好ましく、例えば200〜400(W/m/K)であることが好ましい。
半導体レーザ光源ユニット16は、ホルダー22の柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、熱伝導ブロック18と接合して、ホルダー22内に配置される。半導体レーザ光源ユニット16は、CoS(Chip on Submount)型半導体レーザ素子で構成される。具体的には、半導体レーザ光源ユニット16は、半導体レーザ素子16aと、サブマウント16bと、電極16c,16dと、を含み、さらに、結合レンズ16eを含む。半導体レーザ光源ユニット16は、熱伝導ブロック18と、ダイボンダを用いてダイボンディングにより接合されることが好ましい。以降、接合という場合、ダイボンダを用いてダイボンディングにより接合することを含む。ダイボンディングでは、熱伝導性が良いはんだ材(接着材)、例えば、AuSn(金錫)合金やSnAgCu(錫銀銅)合金のはんだ材(接着材)を用いることが好ましい。
半導体レーザ素子16aは、シングル横モード型であり、例えば100mW以上の高出力のレーザ光を発光する。半導体レーザ素子16aは、シングル横モード型であるが、シングル横モード型に限定されず、マルチ横モード型であってもよい。ホルダー22に固定される3つの半導体レーザ素子16aは、お互いに波長が異なるレーザ光を発光する。レーザ光は、例えば、638nm、520nm及び450nm等の赤、緑、及び青の三波長の光である。シングル横モード型の半導体レーザ素子16aの場合、例えば、発散全角FAHM(Full Angle at Half Maximum)=25°のファスト軸FA(Fast Axis)に沿った発光点(エミッタ)幅は約1.5μm以下、例えば1μmであり、FAHM=10°のスロー軸SA(Slow Axis)に沿った発光点幅は約5μmであり、ビーム品質指数エムスクエアMは、大よそ1.2である。
サブマウント16bは、半導体レーザ素子16aを載置する部材であり、材料として窒化アルミニウムが用いられることが好ましい。
電極16c,16dは、熱伝導ブロック18に載置され、図示されない電源に接続されて、半導体レーザ素子16aに電力を供給する。
結合レンズ16eは、半導体レーザ素子16aと後述する合波器14との間に設けられ、発光したレーザ光のそれぞれを後述する合波器14の入射口14aに入射させるものである。
第1実施形態の3つの半導体レーザ光源ユニット16は、図2に示されるように、柱形状の延在方向に延びる中心軸Axisの周りに間隔をあけて、好ましくは周方向に等間隔(120度間隔)で、配置される。半導体レーザ光源ユニット16によるレーザ光の発光時、熱伝導ブロック18には、熱伝導ブロック18の、半導体レーザ光源ユニット16と接する接合面18cから熱伝達面18a,18bに向かって温度が低くなる温度勾配が設けられる。接合面18cから熱伝達面18a,18bに向かって半導体レーザ素子16aが発する熱が温度勾配に沿って流れるので、ホルダー22に向かって効率よく熱が流れ、ホルダー22から外部に放熱される。したがって、本実施形態のレーザ光源モジュールを小型化しても、放熱効率が高い。
本実施形態では、図1に示すように、合波器14が、3つの結合レンズ16eのレーザ光の出射方向前方に設けられている。図4は、第1実施形態で用いる合波器14の一例の構成を示す図である。合波器14は、レーザ光の入射口14aと、3つのレーザ光のそれぞれをガイドする、壁面がレーザ光を全反射するように反射膜が壁面に設けられた連続孔で構成された3つの光導波路14bと、光導波路14bが1つに結合することにより、異なる波長のレーザ光を合波する結合部14cと、合波されたレーザ光を出射する出射口14dと、を有する。
なお、図1、2、4に示す合波器14の光導波路の断面寸法は、理解し易いように、拡大して描かれている。
レーザ光は、シングル横モード型なので、合波器14の光導波路14bの断面形状は、特に制限されず、円形状あるいは矩形形状であってもよい。実用化レベルでは、例えば数μm程度の辺を備える矩形形状、あるいは数μm程度の直径の円形形状である。
なお、合波器14の光導波路14bは中空の連続孔で構成された形態であるが、中空の連続孔で構成された光導波路14bの代わりに、コア及びクラッドで構成され、レーザ光それぞれを入射させて伝送する複数の光ファイバ素線を用いることもできる。この場合、光ファイバ素線のそれぞれを集め、コア同士が当接するようにレーザ光を近接させて出射させる出射端部を有することが好ましい。
すなわち、シングル横モード型の場合、光ファイバ素線の開口径NAは、0.12〜0.25であって、コア径が3〜7μmのものであることが好ましい。光ファイバ素線は、低融点無機ガラスあるいは樹脂を材質とするものを用いることが好ましい。3つの発光点は、正三角形の頂点に位置するように設けられ、この状態でバンドルされた3つの光ファイバ素線の隣り合うコアが互いに当接するように、コア間の距離は10μm以下、特に7μm以下になっていることが好ましい。
なお、マルチ波長レーザ光源モジュール10は、図2に示すように、熱伝導ブロック18を複数備える場合、複数の熱伝導ブロック18aのそれぞれには、ホルダー22の柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、波長が互いに異なるレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニット16aが接合される。このとき、半導体レーザ素子16aそれぞれの発光点16fの位置は、熱伝導ブロック18が半導体レーザ光源ユニット16と接合する接合面16aの位置に比べて、ホルダー22の柱形状の中心軸Axisに近く、接合面16aの位置は、熱伝達面18a,18bの少なくとも一部の面の位置に比べて中心軸Axisに近いことが好ましい。このような形態により、3つの半導体レーザ素子16aの発光点16fの位置を互いに近づけつつ、例えば、3つの発光点を直径100μmの1つの円内に入るように接近させることができ、合波器14を使わなくても、そのまま、3つの発光点16fを一つの光源としてレーザ光を出射させることもできる。このように、半導体レーザ素子16a同士が中心軸Axisに近づいて半導体レーザ素子16aの発する熱が局所的に集中しても、熱伝導ブロック18aの機能により半導体レーザ素子16aの発する熱の放熱性を向上させることができる。
また、熱伝導ブロック18それぞれの熱伝達面18a,18bの、ホルダー22の外周に沿った周方向、すなわち図2中のθ方向における位置は、ホルダー22の柱形状の延在方向からみて、熱伝導ブロック18のそれぞれに設けられた半導体レーザ素子16aの発光点16fの周方向の両側の場所にあることが好ましい。これにより、半導体レーザ素子16aが発する熱を効率よく周方向の両側の熱伝達面18a,18bからホルダー22に移動させることができる。
熱伝導ブロック18の延在方向からみた断面形状は、中心軸Axisから遠ざかるに連れて熱伝導ブロック18の幅が広がる形状であり、ホルダー22に設けられる孔22aの延在方向(x方向)からみた断面形状は、熱伝導ブロック18の断面形状に対応する形状であることが好ましい。このため、熱伝導ブロック18を孔22aの所定の位置に位置ずれすることなく位置決めできるので、3つの半導体レーザ素子16aの発光点16fの位置を正確に位置決めすることができる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールの一部分の分解斜視図であり、図6は、図5に示す合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュールの熱伝導ブロックから半導体レーザ光源ユニットを分離した斜視図である。
図5に示す合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール110は、組立体120がホルダー122から取り出されている状態にある。合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール110は、マルチ波長レーザ光源モジュール112と、合波器114と、を備える。マルチ波長レーザ光源モジュール112は、4つの半導体レーザ光源ユニット116が1つの熱伝導ブロック118に接合された組立体120が、ホルダー122の孔122aに挿し込んで固定されるように構成される。
ホルダー122は、孔122aの形状が異なる以外、ホルダー12と同様の構成を有するので孔122a以外の説明は省略する。ホルダー122は柱形状を成している。ホルダー122には、柱形状の延在方向(図5のx方向)の一方の端の壁面から延在方向に延びる孔122aが設けられている。孔122aの延在方向と直交する断面形状は円形状である。
熱伝導ブロック118は、第1実施形態の複数の熱伝導ブロック18と異なり1つである。熱伝導ブロック118は、ホルダー122に設けられた孔122aに挿入されて配置される。熱伝導ブロック118は、孔122aの壁面(孔122aを囲む壁面)と対向し、熱を壁面に伝達する熱伝達面118aを備える。熱伝導ブロック118の熱伝達面118aは、孔122aの壁面と直接接し、熱伝達面118a以外の部分と孔122aの壁面とがはんだで固定される構成でもよいし、熱伝達面118aは、はんだからなる接合層を介して孔122aの壁面と対向するように固定される構成であってもよい。熱伝導ブロック118は、銅あるいはアルミニウムあるいは銅タングステン合金等の熱伝導材料で構成されている。熱伝導ブロック118の熱伝導材料は、熱伝導率が170〜230(W/m/K)、あるいは200(W/m/K)以上であることが好ましく、例えば200〜400(W/m/K)であることが好ましい。
4つの半導体レーザ光源ユニット116は、ホルダー122の柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、熱伝導ブロック118と接合して、ホルダー22内に配置される。4つの半導体レーザ光源ユニット116は、CoS(Chip on Submount)型半導体レーザ素子で構成され、それぞれ、半導体レーザ素子116aと、サブマウント116bと、電極116c,116dとを含み、さらに、結合レンズ116eを含む。
4つの半導体レーザ素子116aは、互いに異なる波長のレーザ光を出射する。4つのレーザ光は、例えば、638nm、520nm及び450nm等の赤、緑、及び青の三波長の光と、700nm超の波長を有する赤外光(近赤外光、中赤外光、遠赤外光を含む)である。4つの半導体レーザ素子116aが、1つの熱伝導ブロック118に接合するように設けられている。半導体レーザ素子116aは、1つの熱伝導ブロック118の外周にθ方向に間隔をあけて、好ましくは等間隔で、配置されている。半導体レーザ素子116aは、シングル横モード型であり、100mW以上の高出力のレーザ光を発光する。半導体レーザ素子116aは、シングル横モード型であるが、シングル横モード型に限定されず、マルチ横モード型であってもよい。シングル横モード型の半導体レーザ素子116aの場合、例えば、発散全角FAHM(Full Angle at Half Maximum)=25°のファスト軸FA(Fast Axis)に沿った発光点(エミッタ)幅は約1.5μm以下、例えば1μmであり、FAHM=10°のスロー軸SA(Slow Axis)に沿った発光点幅は約5μmであり、ビーム品質指数エムスクエアMは、大よそ1.2である。
サブマウント116bと、電極116c,116d、結合レンズ116eは、第1実施形態のサブマウント16bと、電極16c,16d、結合レンズ16eと同様の構成を有するので、これらの説明は省略する。
第2実施形態の半導体レーザ光源ユニット116は、熱伝導ブロック118の柱形状の側面の外周上に設けられ、熱伝達面118aの、孔122aの内周に沿った周方向、すなわち図5に示すθ方向の位置は、隣り合う半導体レーザ光源ユニット116,116の間に位置している。このような形態においても、半導体レーザ素子116aによるレーザ光の発光時、熱伝導ブロック118には、熱伝導ブロック118の、半導体レーザ光源ユニット116と接する接合面から熱伝達面118aに向かって温度が低くなる温度勾配が設けられる。このため、半導体レーザ素子116aが発する熱は、周方向の両側にある熱伝達面118aからホルダー122に効率よく伝達される。
図5に示すように、第2実施形態の、半導体レーザ光源ユニット116と接合する熱伝導ブロック118の接合面の位置は、熱伝達面118aの位置に比べて、中心軸Axisに近いことが好ましい。
また、半導体レーザ光源ユニット116と接合する、熱伝導ブロック118の接合面は、熱伝導ブロック118の柱形状の延在方向に延びる溝の底面にあることが好ましい。4つの半導体レーザ光源ユニット116は熱伝導ブロック118の溝の底面で接合するので、4つの半導体レーザ素子116aの発光点116fの位置を正確に位置決めすることができる。
第1実施形態では、合波器14を用いて複数のレーザ光の点光源を形成するが、合波器14を用いなくてよい場合もある。例えば、図1中において、3つの半導体レーザ素子16aの発光点16fの離間距離を100μm以下に近づける場合、実質的に3つの発光点16fを1つの点光源として機能させることができるので、合波器14を用いる必要がなくなる。
以上のように、第1実施形態、第2実施形態の半導体レーザ光源ユニット16,116は、ホルダー22,122の柱形状の延在方向に延びる中心軸Axisの周りに間隔をあけて配置され、半導体レーザ光源ユニット16,116によるレーザ光の発光時、半導体レーザ光源ユニット16,116の熱を、熱伝導ブロック18,118の、半導体レーザ光源ユニット16,116と接する接合面から熱伝達面18a,18bに向かって流し、ホルダー22,122の外周から放射させることにより、半導体レーザ光源ユニット16,116を冷却する。このため、レーザ光源モジュール10,110を小型化しても、放熱効率を高くすることができる。
第1実施形態及び第2実施形態で示されるマルチ波長レーザ光源モジュールは、筐体で覆われた立体形状のパッケージ、例えば円柱形状の金属カンで周りが覆われたΦ3mm、Φ5.6mm、Φ9mm等のコンパクトな立体形状のカン型パッケージとすることができる。この場合、ホルダー22,122は、パッケージの筐体であることが好ましい。このような立体形状のパッケージは、熱伝達性がよく、より多い高出力(大電流で高発熱)のレーザ光源ユニットを実装することができる。特に、第1実施形態及び第2実施形態で示されるマルチ波長レーザ光源モジュールをコンパクトな立体形状のカン型パッケージとして、時計型あるいはめがね型ウェアラブル端末、レーザ表示装置を備えた玩具ロボット等のデバイスへ実装される場合、このマルチ波長レーザ光源モジュールは、デバイスへの実装のし易さ、放熱に対する設計の容易さ、デバイスの形態に合わせた形状変更の容易さの点で優れている。
以上、本発明のマルチ波長レーザ光源モジュール、合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール、及び半導体レーザ光源ユニットの冷却方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10,110 合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール
12,112 マルチ波長レーザ光源モジュール
14,114 合波器
14a 入射口
14b 光導波路
14c 結合部
14d 出射口
16,116 半導体レーザ光源ユニット
16a,116a 半導体レーザ素子
16b,116b サブマウント
16c,16d,116c,116d 電極
16e,116e 結合レンズ
16f,116f 発光点
18,118 熱伝導ブロック
18a,18b,118a 熱伝達面
18c 接合面
20,120 組立体
22,122 ホルダー
22a,122a 孔

Claims (12)

  1. 複数の波長のレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニットを実装したマルチ波長レーザ光源モジュールであって、
    熱伝導材料で構成され、柱形状を成し、前記柱形状の一方の端の壁面から前記柱形状の延在方向に延びる孔が設けられたホルダーと、
    前記孔に配置され、前記孔の壁面と対向し、熱を前記壁面に伝達する熱伝達面を備える、熱伝導材料で構成された少なくとも1つ以上の熱伝導ブロックと、
    前記ホルダーの前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、前記熱伝導ブロックに接合される複数の半導体レーザ光源ユニットと、を備え、
    前記半導体レーザ光源ユニットは、前記柱形状の延在方向に延びる中心軸の周りに配置され、
    前記半導体レーザ光源ユニットによるレーザ光の発光時、前記熱伝導ブロックには、前記熱伝導ブロックの、前記半導体レーザ光源ユニットと接する接合面から前記熱伝達面に向かって温度が低くなる温度勾配が設けられる、ことを特徴とするマルチ波長レーザ光源モジュール。
  2. 前記マルチ波長レーザ光源モジュールは、前記熱伝導ブロックを複数備え、
    前記複数の熱伝導ブロックのそれぞれには、前記ホルダーの前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、波長が互いに異なるレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニットが1つずつ接合され、
    前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれの発光点の位置は、前記熱伝導ブロックが前記半導体レーザ光源ユニットと接合する接合面の位置に比べて前記柱形状の前記中心軸に近く、前記接合面の位置は、前記熱伝達面の少なくとも一部の面の位置に比べて前記中心軸に近い、請求項1に記載のマルチ波長レーザ光源モジュール。
  3. 前記熱伝導ブロックそれぞれの前記熱伝達面の、前記柱形状の周方向における位置は、前記柱形状の延在方向からみて、前記熱伝導ブロックのそれぞれに設けられた前記半導体レーザ光源ユニットの発光点の前記周方向の両側の場所にある、請求項2に記載のマルチ波長レーザ光源モジュール。
  4. 前記熱伝導ブロックの前記延在方向からみた断面形状は、前記中心軸から遠ざかるに連れて前記熱伝導ブロックの幅が広がる形状であり、前記孔の前記延在方向からみた形状は、前記熱伝導ブロックの前記断面形状に対応する形状である、請求項2または3に記載のマルチ波長レーザ光源モジュール。
  5. 1つの点光源としてレーザ光を出射するように、前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれの発光点の位置を接近させた、請求項2〜4のいずれか1項に記載のマルチ波長レーザ光源モジュール。
  6. 前記マルチ波長レーザ光源モジュールは、前記熱伝導ブロックを1つ備え、
    前記熱伝導ブロックには、前記ホルダーの前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、波長が互いに異なるレーザ光を出射する複数の半導体レーザ光源ユニットが接合され、
    前記半導体レーザ光源ユニットは、前記熱伝導ブロックの前記柱形状の側面の外周上に設けられ、前記熱伝達面の、前記孔の内周に沿った周方向の位置は、隣り合う半導体レーザ光源ユニットの間に位置する、請求項1に記載のマルチ波長レーザ光源モジュール。
  7. 前記熱伝導ブロックの前記半導体レーザ光源ユニットと接合する接合面の位置は、前記熱伝達面の位置に比べて、前記中心軸に近い、請求項6に記載のマルチ波長レーザ光源モジュール。
  8. 前記接合面は、前記熱伝導ブロックの前記柱形状の延在方向に延びる溝の底面にある、請求項6または7に記載のマルチ波長レーザ光源モジュール。
  9. 前記マルチ波長レーザ光源モジュールは、筐体で覆われた立体形状のパッケージであって、
    前記ホルダーは、前記筐体である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のマルチ波長レーザ光源モジュール。
  10. 請求項1〜4及び請求項6〜9のいずれか1項に記載のマルチ波長レーザ光源モジュールと、
    前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれから出射したレーザ光を合波して点光源として出射する合波器と、
    前記半導体レーザ光源ユニットと前記合波器の間に設けられ、前記レーザ光を前記合波器に入射させる結合レンズと、を有し、
    前記合波器は、前記レーザ光の入射口と、前記入射口に入射した前記レーザ光をガイドする、壁面が前記レーザ光を全反射するように反射膜が前記壁面に設けられた連続孔で構成された複数の光導波路と、前記光導波路が1つに結合することにより、前記レーザ光を合波する結合部と、合波されたレーザ光を出射する出射口と、を備える、ことを特徴とする合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール。
  11. 請求項1〜4及び請求項6〜9のいずれか1項に記載のマルチ波長レーザ光源モジュールと、
    前記半導体レーザ光源ユニットそれぞれから出射したレーザ光を合波して点光源として出射する合波器と、
    前記半導体レーザ光源ユニットと前記合波器の間に設けられ、前記レーザ光を前記合波器に入射させる結合レンズと、を有し、
    前記合波器は、コア及びクラッドで構成され、入射した前記レーザ光それぞれを伝送する複数の光ファイバ素線と、前記光ファイバ素線のそれぞれを集め、前記コア同士が当接するようにレーザ光を近接させて出射させる出射端部と、を有する、ことを特徴とする合波器付きマルチ波長レーザ光源モジュール。
  12. マルチ波長レーザ光源モジュールに実装された複数の波長のレーザ光を出射する半導体レーザ光源ユニットの冷却方法であって、
    前記マルチ波長レーザ光源モジュールは、
    熱伝導材料で構成されて柱形状を成し、前記柱形状の一方の端の壁面から前記柱形状の延在方向に延びる孔が設けられたホルダーと、
    前記孔に配置され、前記孔の壁面と対向し、熱を前記壁面に伝達する熱伝達面を備える、熱伝導材料で構成された少なくとも1つ以上の熱伝導ブロックと、
    前記ホルダーの前記柱形状の延在方向にレーザ光が出射するように、前記熱伝導ブロックと接合した複数の半導体レーザ光源ユニットと、を備え、
    前記半導体レーザ光源ユニットは、前記柱形状の延在方向に延びる中心軸の周りに配置され、
    前記半導体レーザ光源ユニットによるレーザ光の発光時、前記半導体レーザ光源ユニットの熱を、前記熱伝導ブロックの、前記半導体レーザ光源ユニットと接する接合面から前記熱伝達面に向かって流し、前記ホルダーの外周から放射させることにより、前記半導体レーザ光源ユニットを冷却する、ことを特徴とする冷却方法。
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