JP2017161686A - ファイバカップリング装置及びファイバレーザ加工機 - Google Patents

ファイバカップリング装置及びファイバレーザ加工機 Download PDF

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Abstract

【課題】ファイバカップリング装置25の光軸調整の作業能率の向上を図ること。【解決手段】Z軸調整用の可動内筒65及び複数のコイルスプリング69は、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を調整するための手段である。一対のXY軸規制用の支持部35a,35b及び複数のボールプランジャ77は、第1のレンズホルダ55のX軸方向及びY軸方向の位置を規制するための手段である。複数のコイルスプリング81及びX軸調整用のねじ部材85は、第2のレンズホルダ61のX軸方向の位置を調整するための手段である。複数のコイルスプリング87及びY軸調整用のねじ部材91は、第2のレンズホルダ61のY軸方向の位置を調整するための手段である。Z軸規制用の突き当て部45t及び複数のボールプランジャ97は、第2のレンズホルダ61のZ軸方向の位置を規制するためのZ軸規制手段である。【選択図】 図3

Description

本発明は、フィーディングファイバの出射端とプロセスファイバの入射端を光結合するためのファイバカップリング装置等に関する。
ファイバレーザ加工機に用いられる一般的なファイバカップリング装置の構成について簡単に説明すると、次の通りである。
一般的なファイバカップリング装置は、光軸方向であるZ軸方向へ延びた外筒を具備している。外筒は、そのZ軸方向の一方側(外筒のZ軸方向の一方側)に、フィーディングファイバの出射端を保持するための第1のファイバ保持部を有している。外筒は、そのZ軸方向の他方側(外筒のZ軸方向の他方側)に、プロセスファイバの入射端を保持するための第2のファイバ保持部を有している。
外筒は、その内側(外筒の内側)における第1ファイバ保持部側に、コリメートレンズを保持するための筒状の第1のレンズホルダを備えている。コリメートレンズは、フィーディングファイバの出射端から出射され発散したレーザ光を平行光にするものであり、第1のレンズホルダは、Z軸方向へ僅かに移動可能(変位可能)になっている。また、外筒は、その内側における第2のファイバ保持部側に、集光レンズを保持するための筒状の第2のレンズホルダを備えている。集光レンズは、外筒内を伝播した平行光をプロセスファイバの入射端の端面に向かって集光するものであり、第2のレンズホルダは、X軸方向及びY軸方向へ僅かに移動可能になっている。
プロセスファイバ等の交換等を行った場合には、次のようにファイバカップリング装置の光学調整を行う。
第1のレンズホルダをZ軸方向へ僅かに移動させて、第1のレンズホルダのZ軸方向の位置を調整することにより、レーザ光の集光点(焦点)がプロセスファイバの入射端の端面に位置するように、レーザ光の集光位置(焦点位置)の調整を行う。続いて、第2のレンズホルダをX軸方向及びY軸方向へ僅かに移動させて、第2のレンズホルダのX軸方向及びY軸方向の位置を調整することにより、レーザ光の集光点(光軸)をプロセスファイバの入射端の端面のコア中心に合わせて、フィーディングファイバとプロセスファイバのアライメント調整(調芯)を行う。これにより、フィーディングファイバの出射端とプロセスファイバの入射端を光結合させることができる。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特開2013−97245号公報 特開2013−97244号公報
ところで、第1のレンズホルダのZ軸方向の位置を調整する際に、外部から第1のレンズホルダにX軸方向又はY軸方向の力が働くと、第1のレンズホルダがX軸方向等へ僅かに移動(変位)することがある。また、第2のレンズホルダをX軸方向及びY軸方向へ位置調整する際に、外部から第2のレンズホルダにZ軸方向の力が働くと、第2のレンズホルダがZ軸方向へ僅かに移動することがある。そのため、フィーディングファイバの出射端とプロセスファイバの入射端を高精度に光結合させることが容易でなく、ファイバカップリング装置の光学調整に多くの時間と労力を要するという問題がある。特に、近年、プロセスファイバの細径化に伴い、ファイバカップリング装置の光学調整に数ミクロンレベルの分解能が必要になってきており、前述の問題はより顕著になっている。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成のファイバカップリング装置等を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、フィーディングファイバ(フィードファイバ)の出射端とプロセスファイバ(伝送ファイバ)の入射端を光結合(光学的に結合)するためのファイバカップリング装置であって、光軸方向であるZ軸方向の一方側に前記フィーディングファイバの出射端を保持するための第1のファイバ保持部を有し、Z軸方向の他方側に前記プロセスファイバの入射端を保持するための第2のファイバ保持部を有した筒状の外筒と、前記外筒の内側における前記第1ファイバ保持部側に設けられ、前記フィーディングファイバの出射端から出射され発散したレーザ光を平行光にする或いは収束する正のレンズ(第1のレンズ)を保持するための筒状の第1のレンズホルダと、前記外筒の内側における前記第2のファイバ保持部側に設けられ、前記プロセスファイバの入射端の端面に向かってレーザ光を集光する集光レンズ(第2のレンズ)を保持するための筒状の第2のレンズホルダと、前記第1のレンズホルダと前記第2のレンズホルダのうちの一方のレンズホルダのZ軸方向の位置を調整するためのZ軸調整手段と、前記一方のレンズホルダのX軸方向及びY軸方向の位置を規制(拘束)するためのXY軸規制手段(XY軸拘束手段)と、前記第1のレンズホルダと前記第2のレンズホルダのうちの他方のレンズホルダのX軸方向の位置を調整するためのX軸調整手段と、前記他方のレンズホルダのY軸方向の位置を調整するためのY軸調整手段と、前記他方のレンズホルダのZ軸方向の位置を規制(拘束)するためのZ軸規制手段(Z軸拘束手段)と、を具備したことである。
本発明の第1の態様からなる前記ファイバカップリング装置の光学調整は、次のように行う。
前記XY軸規制手段によって前記一方のレンズホルダのX軸方向及びY軸方向の位置を規制した状態で、前記Z軸調整手段によって前記一方のレンズホルダのZ軸方向の位置を調整する。これにより、レーザ光の集光点(焦点)が前記プロセスファイバの入射端の端面に位置するように、レーザ光の集光位置(焦点位置)の調整を行う。
続いて、前記Z軸規制手段によって前記他方のレンズホルダのZ軸方向の位置を規制した状態で、前記X軸調整手段によって前記他方のレンズホルダのX軸方向の位置を調整する。また、前記Z軸規制手段によって前記他方のレンズホルダのZ軸方向の位置を規制した状態で、前記Y軸調整手段によって前記他方のレンズホルダのY軸方向の位置を調整する。これにより、レーザ光の集光点(光軸)を前記プロセスファイバの入射端の端面のコア中心に合わせて、前記フィーディングファイバと前記プロセスファイバのアライメント調整(調芯)を行う。
以上により、前記フィーディングファイバの出射端と前記プロセスファイバの入射端を光結合させることができる。なお、前記フィーディングファイバと前記プロセスファイバのアライメント調整の行った後に、レーザ光の集光位置の調整を行ってもよい。
本発明の第2の態様は、レーザ光を利用して、ワークに対して切断加工を行うファイバレーザ加工機であって、第1の態様からなるファイバカップリング装置を具備したことである。
本発明の第2の態様によると、第1の態様に作用と同様の作用を奏する。
本発明の3の態様は、フィーディングファイバとプロセスファイバとを光結合するファイバカップリング装置であって、前記フィーディングファイバから出射されたレーザ光を平行光にする或いは収束する正のレンズ(第1のレンズ)を保持するための筒状の第1のレンズホルダと、前記正のレンズの光軸に直交する面内において相互に異なる角度位置を有する3カ所で、第1のレンズホルダを支持する第1の収容外筒と、を具備し、前記第1の収容外筒は、前記光軸の周りの基準方向から第1の角度位置と、第2の角度位置とで前記第1のレンズホルダと当接する第1支持部と第2支持部とを有し、前記第1のレンズホルダを前記光軸に向かって押圧する押圧部材を具備したことである。ここで、一例として、前記第1の角度位置は、前記光軸の周りの基準方向からほぼ120度の角度位置であり、第2の角度位置は、前記光軸の周りの基準方向からほぼ240度の角度位置である。
本発明の第4の態様は、フィーディングファイバとプロセスファイバとを光結合するファイバカップリング装置であって、プロセスファイバの入射端の端面にレーザ光を集光する集光レンズを保持するための筒状の第2のレンズホルダと、前記第2のレンズホルダを、前記集光レンズの光軸方向及び光軸に直交する平面内で移動自在に支持する第2の収容外筒であって、前記光軸方向において前記第2のレンズホルダの一つの端面と当接可能の突き当て部を有する第2の収容外筒と、前記第2のレンズホルダと前記第2の収容外筒との間に設けられ、前記レンズホルダを前記突き当て部に押圧するための押圧内筒と、前記第2のレンズホルダと前記押圧内筒との間に設けられ、前記押圧部材に対して前記第2のレンズホルダを前記光軸と直交する方向において移動自在に保持し、かつ、光軸方向において、前記第2のレンズホルダと前記押圧内筒とを相互に離反する方向に付勢する付勢部材と、を具備したことである。ここで、一例として、前記付勢部材は、ボールプランジャを有している。また、一例として、前記付勢部材は、前記第2のレンズホルダに設けた取り付けに収容されている。
本発明の第5の態様は、フィーディングファイバとプロセスファイバとを光結合するファイバカップリング装置であって、正のレンズは、前記フィーディングファイバに対して光軸に沿う方向においてのみ位置調整されるように構成され、集光レンズは、前記プロセスファイバに対して光軸に直交する平面内でのみ位置調整されるように構成されていることである。
本発明によれば、前述のように、前記一方のレンズホルダのX軸方向及びY軸方向の位置を規制した状態で、前記一方のレンズホルダのZ軸方向の位置を調整している。そのため、前記一方のレンズホルダのZ軸方向の位置を調整する際に、外部から前記一方のレンズホルダにX軸方向等の力が働いても、前記一方のレンズホルダがX軸方向等へ移動(変位)することを十分に防止することができる。
また、前述のように、前記他方のレンズホルダのZ軸方向の位置を規制した状態で、前記他方のレンズホルダのX軸方向及びY軸方向の位置を調整している。そのため、前記他方のレンズホルダのX軸方向等の位置を調整する際に、外部から前記他方のレンズホルダにZ軸方向の力が働いても、前記他方のレンズホルダがZ軸方向へ移動(変位)することを十分に防止することができる。
よって、本発明によれば、前記フィーディングファイバの出射端と前記プロセスファイバの入射端を高精度に光結合させることが簡単になり、前記ファイバカップリング装置の光軸調整の作業能率の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るファイバレーザ加工機の模式的な斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るファイバカップリング装置を示す図である。 図3は、図2における矢視部IIIの拡大図である。 図4は、図3におけるIV-IV線に沿った断面図である。 図5は、図2における矢視部Vの拡大図である。 図6は、図5におけるVI-VI線に沿った断面図である。 図7は、図3における矢視部VIIの拡大断面図である。 図8は、図7におけるVIII-VIII線に沿った断面図である。 図9は、図7におけるIX-IX線に沿った断面図である。 図10は、図5における矢視部Xの拡大断面図である。 図11は、図10におけるXI-XI線に沿った断面図である。 図12は、図10におけるXII-XII線に沿った断面図である。 図13(a)は、押圧状態の押圧内筒の周辺を示す断面図、図13(b)は、非接触状態の押圧内筒の周辺を示す断面図である。
本発明の実施形態について図1から図13を参照して説明する
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意であり、「備えられる」と同義である。「備える」とは、直接的に備えることの他に、別部材を介して間接的に備えることを含む意であり、「設ける」と同義である。「Z軸方向」は、レーザ光の光軸方向のことであり、「Z軸方向の一方側」とは、Z軸方向におけるレーザ光の進行方向の反対側のことであり、「Z軸方向の他方側」とは、Z軸方向におけるレーザ光の進行方向側のことである。「X軸方向」とは、Z軸方向に直交する方向のことであり、「Y軸方向」とは、Z軸方向及びX軸方向に直交する方向のことをいう。「Xa軸方向」とは、ファイバレーザ加工機の正面側に向かった場合における左右方向のことである。「Ya軸方向」とは、ファイバレーザ加工機の正面側に向かった場合における前後方向(奥行方向)のことである。「Za軸方向」とは、ファイバレーザ加工機の正面側に向かった場合における上下方向のことである。図中において、「Z(Z1)軸方向」は、第1の外筒におけるZ軸方向、「Z(Z2)軸方向」は、第2の外筒におけるZ軸方向のことをそれぞれ示している。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るファイバレーザ加工機1は、1μm帯の波長のレーザ光LBを利用して、板状のワークWの被切断部に対して切断加工を行う加工機である。そして、本発明の実施形態に係るファイバレーザ加工機1の具体的な構成は、以下の通りである。
ファイバレーザ加工機1は、ワークWを支持する加工テーブル(支持フレーム)3を具備しており、この加工テーブル3は、Xa軸方向(左右方向)へ延びている。加工テーブル3は、その適宜位置(加工テーブル3の適宜位置)に、ワークWを把持する複数のクランプ部材(図示省略)を備えている。また、加工テーブル3は、その上側(加工テーブル3の上側)に、門型の可動フレーム5をXa軸方向へ移動可能に備えている。可動フレーム5は、Xa軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりXa軸方向へ移動するようになっている。更に、可動フレーム5は、その水平部(可動フレーム5の水平部)5aに、キャリッジ7をYa軸方向(前後方向)へ移動可能に備えている。キャリッジ7は、Ya軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりYa軸方向へ移動するようになっている。
キャリッジ7は、そのXa軸方向の一方側(キャリッジ7の右側)に、ワークWに向かってアシストガスを噴出しながらレーザ光LBを照射する筒状のレーザ加工ヘッド9をZa軸方向(上下方向)へ移動可能に備えている。レーザ加工ヘッド9は、Za軸サーボモータ(図示省略)の駆動によりZa軸方向へ移動するようになっている。また、レーザ加工ヘッド9は、Xa軸サーボモータの駆動により可動フレーム5と一体的にXa軸方向へ移動しかつYa軸サーボモータの駆動によりキャリッジ7と一体的にYa軸方向へ移動するようになっている。
レーザ加工ヘッド9の上端部(基端部)は、レーザ光LBを伝送するためのプロセスファイバ(伝送ファイバ)11の出射端にコネクタ13を介して接続されている。また、レーザ加工ヘッド9は、その内側(レーザ加工ヘッド9の内側)に、プロセスファイバ11の出射端から出射され発散したレーザ光LBを平行光にするコリメートレンズ(第1のレンズ)15を備えている。コリメートレンズ15は、プロセスファイバ11の出射端から出射され発散したレーザ光LBを平行光にする或いは収束する正のレンズの1つである。レーザ加工ヘッド9は、その内側におけるコリメートレンズ15の下方に、ワークWに向かってレーザ光LBを集光する集光レンズ(第2のレンズ)17を備えている。更に、レーザ加工ヘッド9の内部は、アシストガスを供給するためのアシストガス供給源(図示省略)に接続されている。
なお、コリメートレンズ15の代わりに、レーザ加工ヘッド9内において焦点を結ぶような他の正のレンズ(図示省略)を用いてもよい。また、コリメートレンズ15及び集光レンズ17は、複数枚のレンズで構成される組レンズであってもよい。更に、レーザ加工ヘッド9内においてレーザ光LBが発散収束を繰り返すように、レーザ加工ヘッド9はその内部に複数のレンズ群(図示省略)を備えてもよい。
ファイバレーザ加工機1は、収容ボックス19を具備しており、収容ボックス19は、加工テーブル3に対して離隔した位置に配置されている。また、収容ボックス19は、その内側(収容ボックス19の内側)に、レーザ光LBを発振(生成)するためのファイバレーザ発振器21を備えている。ファイバレーザ発振器21は、例えば、特開2012−24778号公報に示すように公知の構成からなるものであり、その構成の詳細については省略する。ファイバレーザ発振器21の出射側(出力側)は、レーザ光LBを取り出すためのフィーディングファイバ(フィードファイバ)23の入射端にコネクタ(図示省略)を介して接続されている。更に、収容ボックス19は、その内側に、フィーディングファイバ23の出射端とプロセスファイバ11の入射端を光結合(光学的に結合)するためのファイバカップリング装置25を備えている。
続いて、本発明の実施形態に係るファイバカップリング装置25の具体的な構成について説明する。
図2に示すように、ファイバカップリング装置25は、フィーディングファイバ23の出射端から出射されたレーザ光LBの光軸の向きを90度変える反射ミラーユニット27を具備している。反射ミラーユニット27は、入射ポート29a及び出射ポート29bを有したユニットケース29と、ユニットケース29の内側に設けられた反射ミラー31とを有している。
図2から図4に示すように、ユニットケース29は、入射ポート29a側に、Z(Z1)軸方向へ延びた第1の外筒33を備えている。第1の外筒33は、ユニットケース29の入射ポート29a側に複数のボルト(図示省略)を介して着脱可能に設けられた第1の収容外筒35と、第1の収容外筒35のZ軸方向の一方側(先端側)に複数のボルト(図示省略)を介して着脱可能に設けられた第1の連絡外筒37とを有している。第1の外筒33は、第1の連絡外筒37のZ軸方向の一方側に止めねじ(図示省略)等を介して着脱可能に設けられた第1のレセプタ39を有している。第1のレセプタ39は、フィーディングファイバ23の出射端をコネクタ41を介して保持するための第1のファイバ保持部に相当している。換言すれば、第1の外筒33は、そのZ軸方向の一方側(第1の外筒33のZ軸方向の一方側)に、第1のファイバ保持部としての第1のレセプタ39を有している。
図2、図5、及び図6に示すように、ユニットケース29は、出射ポート29b側に、Z(Z2)軸方向へ延びた第2の外筒43を備えている。第2の外筒43は、ユニットケース29の出射ポート29b側に複数のボルト(図示省略)を介して着脱可能に設けられた第2の収容外筒45と、第2の収容外筒45のZ軸方向の他方側(先端側)に複数のボルト(図示省略)を介して着脱可能に設けられた第2の連絡外筒47とを有している。第2の外筒43は、第2の連絡外筒47のZ軸方向の他方側に止めねじ(図示省略)等を介して着脱可能に設けられた第2のレセプタ49を有している。第2のレセプタ49は、プロセスファイバ11の入射端をコネクタ51を介して保持する保持するための第2のファイバ保持部に相当している。換言すれば、第2の外筒43は、そのZ軸方向の他方側(第2の外筒43のZ軸方向の他方側)に、第2のファイバ保持部としての第2のレセプタ49を有している。
なお、第1の外筒33と第2の外筒43との間にユニットケース29を介在させる代わりに、反射ミラーユニット27を省略して、第1の外筒33と第2の外筒43を直結(直接的に連結)してもよい。
図4に示すように、第1の収容外筒35は、その内側(第1の収容外筒35の内側)に、コリメートレンズ(第1のレンズ)53を保持するための筒状の第1のレンズホルダ55を備えている。コリメートレンズ53は、フィーディングファイバ23の出射端から出射され発散したレーザ光LBを平行光にするものであり、環状のレンズ押え57によって第1のレンズホルダ55に固定されている。コリメートレンズ53は、フィーディングファイバ23の出射端から出射され発散したレーザ光LBを平行光にする或いは収束する正のレンズの1つである。また、図6に示すように、第2の収容外筒45は、その内側(第2の収容外筒45の内側)に、集光レンズ(第2のレンズ)59を保持するための筒状の第2のレンズホルダ61を備えている。集光レンズ59は、プロセスファイバ11の入射端の端面に向かってレーザ光LBを集光するものであり、環状のレンズ押え63によって第2のレンズホルダ61に固定されている。
なお、コリメートレンズ53の代わりに、ファイバカップリング装置25内において焦点を結ぶような他の正のレンズ(図示省略)を用いてもよい。また、コリメートレンズ53及び集光レンズ59は、複数枚のレンズで構成される組レンズであってもよい。更に、ファイバカップリング装置25内においてレーザ光LBが発散収束を繰り返すように、ファイバカップリング装置25はその内部に複数のレンズ群(図示省略)を備えてもよい。
図3及び図7に示すように、第1の収容外筒35は、その内周面(内側)に、Z軸調整用の可動内筒65を螺合して備えている。換言すれば、Z軸調整用の可動内筒65の外周面におけるZ軸方向の他方側に形成された雄ねじ部65sは、第1の収容外筒35の内周面におけるZ軸方向の他方側に形成された雌ねじ部35sに螺合している。また、Z軸調整用の可動内筒65は、その軸心(可動内筒65の軸心)周り回転すると、雄ねじ部65s及び雌ねじ部35sの螺合作用によってZ軸方向へ移動するようになっている。
Z軸調整用の可動内筒65は、その外周面(可動内筒65の外周面)に、多数(複数)の係合穴65hを有しており、多数の係合穴65hは、周方向(可動内筒65の外周面の周方向)に等間隔に配置されている。また、多数の係合穴65hのうち、いずれか複数の係合穴65hは、第1の収容外筒35に周方向(第1の収容外筒35の周方向)に沿って形成された円弧状の切欠35nから外側に露出している。そして、外側に露出した係合穴65hにレンチ(図示省略)の先端を係合させた状態で、レンチを切欠35nに沿って移動させると、Z軸調整用の可動内筒65が回転するようになっている。換言すれば、Z軸調整用の可動内筒65は、第1の収容外筒35の外側から回転操作可能になっている。
図7に示すように、Z軸調整用の可動内筒65は、緩衝リング67を介して第1のレンズホルダ55に隣接している。緩衝リング67における第1のレンズホルダ55側の端面の断面は、半円形状になっており、緩衝リング67は、Z軸調整用の可動内筒65からの回転力を第1のレンズホルダ55に伝達しないようになっている。また、第1のレンズホルダ55は、そのZ軸方向の一方側(第1のレンズホルダ55のZ軸方向の一方側)に、複数の取り付け穴55hを有しており、複数の取り付け穴55hは、図8に示すように、第1のレンズホルダ55の周方向に等間隔に配置されている。そして、第1のレンズホルダ55は、各取り付け穴55h内に、第1のレンズホルダ55をZ軸調整用の可動内筒65側(Z軸方向の他方側)へ付勢するZ軸調整用の付勢部材としてのコイルスプリング69を備えている。各コイルスプリング69のZ軸方向の一方側の端部は、第1の収容外筒35における各取り付け穴55hに整合する箇所に形成された支持穴35h内に位置している。
図3に示すように、Z軸調整用の可動内筒65は、その外周面(可動内筒65の外周面)に、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を表示するためのZ軸目盛65mを有している。Z軸目盛65mの各目盛線の周方向位置(周方向の位置)は、対応する係合穴65hの周方向位置と一致している。また、Z軸目盛65mの多数の目盛線のうち、いずれか複数の目盛線は、切欠35nから外側に露出している。そして、第1の収容外筒35の指針35pに整合するZ軸目盛65mの目盛線(目盛線の値)は、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置に対応する位置を表している。
ここで、Z軸調整用の可動内筒65及び複数のコイルスプリング69は、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を調整するためのZ軸調整手段に相当している。
図3に示すように、第1の収容外筒35は、その外周面(第1の収容外筒35の外周面)の適宜位置に、ブラケット71を六角穴(図示省略)付きの固定ボルト73を介して着脱可能に備えている。ブラケット71は、その基端側(ブラケット71の基端側)に固定ボルト73を挿通させるための長穴71hを有している。ブラケット71は、長穴71hを介して第1の収容外筒35の長手方向へ位置調整可能になっている。また、図9に示すように、ブラケット71は、その先端側(ブラケット71の先端側)に、六角穴(図示省略)付きのロック部材75が螺合して備えている。ロック部材75は、第1の収容外筒35の指針35pと同じ周方向位置に整合した係合穴65hに係合するものである。換言すれば、ブラケット71は、その先端側に、Z軸調整用の可動内筒65を回転不能に固定するロック部材75を備えている。
ここで、ブラケット71及びロック部材75は、Z軸調整用の可動内筒65を回転不能に固定して、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を固定するためのZ軸固定手段に相当している。
図8に示すように、第1の収容外筒35は、その内側(第1の収容外筒35の内側)における第1のレセプタ39側に、第1のレンズホルダ55を第1の収容外筒35と同心上に支持する一対のXY軸規制用の支持部35a,35bを有している。XY軸規制用の支持部35aは、第1のレンズホルダ55の外周面に線接触しており、XY軸規制用の支持部35bは、第1のレンズホルダ55の外周面に面接触している。また、第1の収容外筒35は、その外周面の平坦部35fに、第1のレンズホルダ55を一対のXY軸規制用の支持部35a,35bの間に向かって付勢するXY軸規制用の付勢部材として複数のボールプランジャ77を固定ナット79を介して備えている。なお、XY軸規制用の支持部35aが第1のレンズホルダ55の外周面に面接触してもよく、XY軸規制用の支持部35bが第1のレンズホルダ55の外周面に線接触してもよい。
ここで、一対のXY軸規制用の支持部35a,35b及び複数のボールプランジャ77は、第1のレンズホルダ55のX軸方向及びY軸方向の位置を規制(拘束)するためのXY軸規制手段(XY軸拘束手段)に相当している。また、一対のXY軸規制用の支持部35a,35b及び複数のボールプランジャ77は、ブラケット71及びロック部材75を含めて、第1のレンズホルダ55を第1の収容外筒35に対して固定するための第1のホルダ固定手段に相当している。
図10及び図11に示すように、第2の収容外筒45は、X軸方向の一方側に、複数の取り付け穴45hを有しており、各取り付け穴45hは、第2の収容外筒45におけるX軸方向の一方側の側部(側壁)を貫通している。また、第2の収容外筒45は、各取り付け穴45h内に、第2のレンズホルダ61をX軸方向の一方側から支持するX軸弾性支持部材としてのコイルスプリング81を止めねじ83を介して備えている。各コイルスプリング81は、X軸方向に弾性変形可能に構成されており、各コイルスプリング81の先端部は、第2のレンズホルダ61のX軸方向の一方側に形成された凹部61aの底面(平坦面)に当接(圧接)している。なお、X軸弾性支持部材としてコイルスプリング81を用いる代わりに、ウレタン等を用いてもよい。
第2の収容外筒45は、コイルスプリング81の反対側(X軸方向の他方側)に、X軸調整用のねじ部材85を螺合して備えている。X軸用のねじ部材85の先端部は、第2のレンズホルダ61のX軸方向の他方側に形成された凹部61bの底面(平坦面)に当接(圧接)している。また、X軸用のねじ部材85は、第2の収容外筒45の外側から回転操作可能になっている。X軸調整用のねじ部材85は、その適宜位置(X軸調整用のねじ部材85の適宜位置)に、第2のレンズホルダ61のX軸方向の位置を表示するためのX軸目盛(図示省略)を有している。
ここで、複数のコイルスプリング81及びX軸調整用のねじ部材85は、第2のレンズホルダ61のX軸方向の位置を調整するためのX軸調整手段に相当している。
第2の収容外筒45は、Y軸方向の一方側に、複数の取り付け穴45vを有しており、各取り付け穴45vは、第2の収容外筒45におけるY軸方向の一方側の側部(側壁)を貫通している。また、第2の収容外筒45は、各取り付け穴45v内に、第2のレンズホルダ61をY軸方向の一方側から支持するY軸弾性支持部材としてのコイルスプリング87を止めねじ89を介して備えている。各コイルスプリング87は、Y軸方向に弾性変形可能に構成されており、各コイルスプリング87の先端部は、第2のレンズホルダ61のY軸方向の一方側に形成された凹部61cの底面(平坦面)に当接(圧接)している。なお、Y軸弾性支持部材としてコイルスプリング87を用いる代わりに、ウレタン等を用いてもよい。
第2の収容外筒45は、コイルスプリング87の反対側(Y軸方向の他方側)に、Y軸調整用のねじ部材91を螺合して備えている。Y軸用のねじ部材91の先端部は、第2のレンズホルダ61のY軸方向の他方側に形成された凹部61dの底面(平坦面)に当接(圧接)している。また、Y軸用のねじ部材91は、第2の収容外筒45の外側から回転操作可能になっている。Y軸調整用のねじ部材91は、その適宜位置(Y軸調整用のねじ部材91の適宜位置)に、第2のレンズホルダ61のY軸方向の位置を表示するためのY軸目盛(図示省略)を有している。
ここで、複数のコイルスプリング87及びY軸調整用のねじ部材91は、第2のレンズホルダ61のY軸方向の位置を調整するためのY軸調整手段に相当している。
第2の収容外筒45は、その内側(第2の収容外筒45の内側)における第2のレセプタ49側に、第2のレンズホルダ61の端面(Z軸方向の他方側の端面)を突き当てるための環状のZ軸規制用の突き当て部(突き当て面)45tを有している。また、第2の収容外筒45は、その内周面(内側)に、第2のレンズホルダ61をZ軸規制用の突き当て部45t側へ押圧する押圧内筒93を螺合して備えている。換言すれば、押圧内筒93の外周面におけるZ軸方向の一方側に形成された雄ねじ部93sは、第2の収容外筒45の内周面におけるZ軸方向の一方側に形成された雌ねじ部45sに螺合している。押圧内筒93は、その軸心(押圧内筒93の軸心)周り回転すると、雄ねじ部93s及び雌ねじ部45sの螺合作用によってZ軸方向へ移動するようになっている。
図5及び図10に示すように、押圧内筒93は、その外周面(押圧内筒93の外周面)の適宜位置に、操作ピン(操作部材)95を螺合して備えている。操作ピン95は、第2の収容外筒45に周方向(第2の収容外筒45の周方向)に沿って形成された円弧状の切欠45nから、第2の収容外筒45の外周面に対して外側へ突出している。そして、操作ピン95を切欠45nに沿って移動させると、押圧内筒93がその軸心周りに回転するようになっている。換言すれば、押圧内筒93は、第2の収容外筒45の外側から回転操作可能になっている。
図11及び図12に示すように、第2のレンズホルダ61は、複数の取り付け穴61hを有しており、複数の取り付け穴61hは、第2のレンズホルダ61の周方向に等間隔に配置されている。各取り付け穴61hは、第2のレンズホルダ61をZ軸方向に沿って貫通している。また、第2のレンズホルダ61は、各取り付け穴61h内に、押圧内筒93をZ軸規制用の突き当て部45t側の反対側へ付勢するボールプランジャ97を備えている。換言すれば、第2のレンズホルダ61は、各取り付け穴61h内に、第2のレンズホルダ61をZ軸規制用の突き当て部45t側へ付勢するZ軸規制用の付勢部材としてのボールプランジャ97を備えている。
図13(a)(b)に示すように、押圧内筒93は、その軸心(押圧内筒93の軸心)周りの回転によって、第2のレンズホルダ61を押圧する押圧状態と、第2のレンズホルダ61から僅かに離れる非接触状態と切り替わるようになっている。また、押圧内筒93は、押圧状態及び非接触状態のいずれの状態であっても、複数のボールプランジャ97によってZ軸規制用の突き当て部45t側の反対側へ付勢されている。換言すれば、第2のレンズホルダ61は、押圧内筒93が押圧状態及び非接触状態のいずれの状態であっても、複数のボールプランジャ97によってZ軸規制用の突き当て部45t側へ付勢されている。
ここで、Z軸規制用の突き当て部45t及び複数のボールプランジャ97は、第2のレンズホルダ61のZ軸方向の位置を規制(拘束)するためのZ軸規制手段(Z軸拘束手段)に相当している。また、Z軸規制用の突き当て部45t及び押圧内筒93は、第2のレンズホルダ61のX軸方向及びY軸方向の位置を固定するためのXY軸固定手段に相当している。更に、Z軸規制用の突き当て部45t、押圧内筒93、及び複数のボールプランジャ97は、第2のレンズホルダ61を第2の収容外筒45に対して固定するための第2のホルダ固定手段に相当している。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
(ファイバレーザ加工機1のレーザ加工に関する作用)
Za軸サーボモータの駆動によりレーザ加工ヘッド9をZa軸方向へ移動させて、ワークWに対するレーザ光LBの集光位置(焦点位置)を調整する。そして、ファイバレーザ発振器21の駆動によりレーザ光LBを発振することにより、レーザ光LBがフィーディングファイバ23及びファイバカップリング装置25を経由してプロセスファイバ11の出射端から出射される。すると、プロセスファイバ11の出射端から照射されたレーザ光LBは、コリメートレンズ15及び集光レンズ17を経由して、レーザ加工ヘッド9の先端部からワークWの被切断部に向かって照射される。また、レーザ加工ヘッド9の内部にアシストガスを供給することにより、アシストガスがレーザ加工ヘッド9の先端部からワークWの被切断部に向かって噴射される。更に、レーザ加工ヘッド9の先端部からアシストガスを噴出しながらレーザ光LBを照射した状態で、Xa軸サーボモータ及びYa軸サーボモータの駆動によりレーザ加工ヘッド9をワークWの被切断部に沿って移動させる。これにより、レーザ光LBのエネルギーを利用して、ワークWの被切断部を溶融させかつその溶融物を除去しながら、ワークWに対して切断加工を行うことができる。
(ファイバカップリング装置25の光学調整に関する作用)
ファイバカップリング装置25の光学調整は、次のように行う。
ロック部材75を緩めて、ロック部材75といずれかの係合穴65hとの係合状態を解除する。次に、固定ボルト73を緩めて、ブラケット71をZ軸方向の一方側へ移動させる。そして、一対のXY軸規制用の支持部35a,35b等によって第1のレンズホルダ55のX軸方向及びY軸方向の位置を規制した状態で、Z軸調整用の可動内筒65をその軸心周りに回転させて、Z軸方向へ僅かに移動(変位)させる。すると、複数のコイルスプリング69によって付勢された第1のレンズホルダ55をZ軸調整用の可動内筒65と一体的にZ軸方向へ僅かに移動させて、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を調整することができる。これにより、レーザ光LBの集光点(焦点)がプロセスファイバ11の入射端の端面に位置するように、レーザ光LBの集光位置(焦点位置)の調整を行うことができる。
レーザ光LBの集光位置の調整を行った後に、ブラケット71をZ軸方向の他方側へ移動させて、ロック部材75を締め付けて、所定の係合穴65hに係合させる。そして、固定ボルト73を締め付けて、ブラケット71を第1の収容外筒35に対して固定する。これにより、第1のレンズホルダ55のX軸方向及びY軸方向の位置を規制した状態で、Z軸調整用の可動内筒65を回転不能に固定して、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を固定することができる。換言すれば、第1のレンズホルダ55を第1の収容外筒35に対して固定することができる。
第1のレンズホルダ55を第1の収容外筒35に対して固定した後に、押圧内筒93をその軸心周りに回転させて、押圧状態から非接触状態に切り替える。そして、Z軸規制用の突き当て部45t及び複数のボールプランジャ97によって第2のレンズホルダ61のZ軸方向の位置を規制した状態で、X軸調整用のねじ部材85を回転させる。すると、複数のコイルスプリング81に支持された第2のレンズホルダ61をX軸方向へ僅かに移動(変位)させて、第2のレンズホルダ61のX軸方向の位置を調整することができる。また、Z軸規制用の突き当て部45t及び複数のボールプランジャ97によって第2のレンズホルダ61のZ軸方向の位置を規制した状態で、Y軸調整用のねじ部材91を回転させる。すると、複数のコイルスプリング87に支持された第2のレンズホルダ61をY軸方向へ僅かに移動(変位)させて、第2のレンズホルダ61のY軸方向の位置を調整することができる。これにより、レーザ光LBの集光点(光軸)をプロセスファイバ11の入射端の端面のコア中心に合わせて、フィーディングファイバ23とプロセスファイバ11のアライメント調整(調芯)を行うことができる。
フィーディングファイバ23とプロセスファイバ11のアライメント調整を行った後に、押圧内筒93をその軸心周りに回転させて、非接触状態から押圧状態に切り替える。これにより、第2のレンズホルダ61のZ軸方向の位置を規制した状態で、第2のレンズホルダ61のX軸方向及びY軸方向の位置を固定することができる。換言すれば、第2のレンズホルダ61を第2の収容外筒45に対して固定することができる。
なお、フィーディングファイバ23とプロセスファイバ11のアライメント調整を行って、第2のレンズホルダ61を第2の収容外筒45に対して固定した後に、レーザ光LBの集光位置の調整を行ってもよい。
(本発明の実施形態の効果)
本発明の実施形態によれば、前述のように、第1のレンズホルダ55のX軸方向及びY軸方向の位置を規制した状態で、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を調整している。そのため、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を調整する際に、外部から第1のレンズホルダ55にX軸方向等の力が働いても、第1のレンズホルダ55がX軸方向等へ移動(変位)することを十分に防止することができる。
また、前述のように、第2のレンズホルダ61のZ軸方向の位置を規制した状態で、第2のレンズホルダ61のX軸方向及びY軸方向の位置を調整している。そのため、第2のレンズホルダ61のX軸方向等の位置調整する際に、外部から第2のレンズホルダ61にZ軸方向の力が働いても、第2のレンズホルダ61がZ軸方向へ移動(変位)することを十分に防止することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、フィーディングファイバ23の出射端とプロセスファイバ11の入射端を高精度に光結合させることが簡単になり、ファイバカップリング装置25の光軸調整の作業能率の向上を図ることができる。
更に、本発明の実施形態によれば、前述のように、レーザ光LBの集光位置の調整を行った後に、第1のレンズホルダ55を第1の収容外筒35に対して固定している。フィーディングファイバ23とプロセスファイバ11のアライメント調整を行った後に、第2のレンズホルダ61を第2の収容外筒45に対して固定している。そのため、本発明の実施形態によれば、フィーディングファイバ23の出射端とプロセスファイバ11の入射端の光結合の状態を安定的に保つことができ、ファイバレーザ加工機1の加工精度を高精度に維持することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、第1のレンズホルダ55のZ軸方向の位置を調整する代わりに、第2のレンズホルダ61のZ軸方向の位置を調整してもよい。この場合には、第2のレンズホルダ61のX軸方向及びY軸方向の位置を調整する代わりに、第1のレンズホルダ55のX軸方向及びY軸方向の位置を調整することになる。更に、本発明は、その他、種々の態様で実施可能であり、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
LB レーザ光
W ワーク
1 ファイバレーザ加工機
3 加工テーブル
5 可動フレーム
7 キャリッジ
9 レーザ加工ヘッド
11 プロセスファイバ
13 コネクタ
15 コリメートレンズ(正のレンズ)
17 集光レンズ
19 収容ボックス
21 ファイバレーザ発振器
23 フィーディングファイバ
25 ファイバカップリング装置
27 反射ミラーユニット
31 反射ミラー
33 第1の外筒
35 第1の収容外筒
35a X軸規制用の支持部
35b Y軸規制用の支持部
35h 支持穴
37 第1の連絡外筒
39 第1のレセプタ
41 コネクタ
43 第2の外筒
45 第2の収容外筒
45t 突き当て部
45h 取り付け穴
45v 取り付け穴
47 第2の連絡外筒
49 第2のレセプタ
51 コネクタ
53 コリメートレンズ(正のレンズ)
55 第1のレンズホルダ
55h 取り付け穴
59 集光レンズ
61 第2のレンズホルダ
61h 取り付け穴
65 Z軸調整用の可動内筒
65h 係合穴
67 緩衝リング
69 コイルスプリング
71 ブラケット
75 ロック部材
77 ボールプランジャ
81 コイルスプリング
85 X軸調整用の部材
87 コイルスプリング
91 Y軸調整用の部材
93 押圧内筒
95 操作ピン
97 ボールプランジャ

Claims (12)

  1. フィーディングファイバの出射端とプロセスファイバの入射端を光結合するためのファイバカップリング装置であって、
    光軸方向であるZ軸方向の一方側に前記フィーディングファイバの出射端を保持するための第1のファイバ保持部を有し、Z軸方向の他方側に前記プロセスファイバの入射端を保持するための第2のファイバ保持部を有した外筒と、
    前記外筒の内側における前記第1ファイバ保持部側に設けられ、前記フィーディングファイバの出射端から出射され発散したレーザ光を平行光にする或いは収束する正のレンズを保持するための筒状の第1のレンズホルダと、
    前記外筒の内側における前記第2のファイバ保持部側に設けられ、前記プロセスファイバの入射端の端面に向かってレーザ光を集光する集光レンズを保持するための筒状の第2のレンズホルダと、
    前記第1のレンズホルダと前記第2のレンズホルダのうちの一方のレンズホルダのZ軸方向の位置を調整するためのZ軸調整手段と、
    前記一方のレンズホルダのX軸方向及びY軸方向の位置を規制するためのXY軸規制手段と、
    前記第1のレンズホルダと前記第2のレンズホルダのうちの他方のレンズホルダのX軸方向の位置を調整するためのX軸調整手段と、
    前記他方のレンズホルダのY軸方向の位置を調整するためのY軸調整手段と、
    前記他方のレンズホルダのZ軸方向の位置を規制するためのZ軸規制手段と、を具備したことを特徴とするファイバカップリング装置。
  2. 前記Z軸調整手段は、
    前記前記外筒の内周面に螺合して設けられ、前記外筒の外側から回転操作可能であって、前記一方のレンズホルダに隣接するZ軸調整用の可動内筒と、
    前記一方のレンズホルダを前記Z軸調整用の可動内筒側へ付勢するZ軸調整用の付勢部材と、を含み、
    前記X軸調整手段は、
    前記外筒に設けられ、X軸方向へ弾性変形可能に構成され、前記他方のレンズホルダをX軸方向の一方側から支持するX軸弾性支持部材と、
    前記外筒における前記X軸弾性支持部材の反対側に螺合して設けられ、先端部が前記一方のレンズホルダに当接したX軸調整用のねじ部材と、を含み、
    前記Y軸調整手段は、
    前記外筒に設けられ、Y軸方向へ弾性変形可能に構成され、前記他方のレンズホルダをY軸方向の一方側から支持するY軸弾性支持部材と、
    前記外筒における前記Y軸弾性支持部材の反対側に螺合して設けられ、先端部が前記一方のレンズホルダに当接したY軸調整用のねじ部材と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のファイバカップリング装置。
  3. 前記XY軸規制手段は、
    前記外筒の内側における前記第1のファイバ保持部側に有し、前記一方のレンズホルダを前記外筒と同心上に支持する一対のXY軸規制用の支持部と、
    前記一方のレンズホルダを一対の前記XY軸規制用の支持部の間に向かって付勢するXY軸規制用の付勢部材と、を含み、
    前記Z軸規制手段は、
    前記外筒の内側における前記第2のファイバ保持部側に有し、前記他方のレンズホルダの端面を突き当てるためのZ軸規制用の突き当て部と、
    前記他方のレンズホルダを前記Z軸規制用の突き当て部側へ付勢するZ軸規制用の付勢部材と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のファイバカップリング装置。
  4. 前記一方のレンズホルダのZ軸方向の位置を固定するためのZ軸固定手段と、
    前記他方のレンズホルダのX軸方向及びY軸方向の位置を固定するためのXY軸固定手段と、を具備したことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のファイバカップリング装置。
  5. 前記Z軸調整用の可動内筒を回転不能に固定するロック部材と、
    前記外筒内に螺合して設けられ、前記外筒の外側から回転操作可能であって、前記他方のレンズホルダを前記Z軸規制用の突き当て部側へ押圧する押圧内筒と、を具備したことを特徴とする請求項3に記載のファイバカップリング装置。
  6. レーザ光を利用して、ワークに対して切断加工を行うファイバレーザ加工機であって、
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のファイバカップリング装置を具備したことを特徴とするファイバレーザ加工機。
  7. フィーディングファイバとプロセスファイバとを光結合するファイバカップリング装置であって、
    前記フィーディングファイバから出射されたレーザ光を平行光にする或いは収束する正のレンズを保持するための筒状の第1のレンズホルダと、
    前記正のレンズの光軸に直交する面内において相互に異なる角度位置を有する3カ所で、第1のレンズホルダを支持する第1の収容外筒と、を具備し、
    前記第1の収容外筒は、前記光軸の周りの基準方向から第1の角度位置と、第2の角度位置とで前記第1のレンズホルダと当接する第1支持部と第2支持部とを有し、前記第1のレンズホルダを前記光軸に向かって押圧する押圧部材を具備したことを特徴とするファイバカップリング装置。
  8. 前記第1の角度位置は、前記光軸の周りの基準方向からほぼ120度の角度位置であり、第2の角度位置は、前記光軸の周りの基準方向からほぼ240度の角度位置であることを特徴とする請求項7に記載のファイバカップリング装置。
  9. フィーディングファイバとプロセスファイバとを光結合するファイバカップリング装置であって、
    プロセスファイバの入射端の端面にレーザ光を集光する集光レンズを保持するための筒状の第2のレンズホルダと、
    前記第2のレンズホルダを、前記集光レンズの光軸方向及び光軸に直交する平面内で移動自在に支持する第2の収容外筒であって、前記光軸方向において前記第2のレンズホルダの一つの端面と当接可能の突き当て部を有する第2の収容外筒と、
    前記第2のレンズホルダと前記第2の収容外筒との間に設けられ、前記第2のレンズホルダを前記突き当て部に押圧するための押圧内筒と、
    前記第2のレンズホルダと前記押圧内筒との間に設けられ、前記押圧内筒に対して前記第2のレンズホルダを前記光軸と直交する方向において移動自在に保持し、かつ、光軸方向において、前記第2のレンズホルダと前記押圧内筒とを相互に離反する方向に付勢する付勢部材と、を具備したことを特徴とするファイバカップリング装置。
  10. 前記付勢部材は、ボールプランジャを有することを特徴とする請求項9に記載のファイバカップリング装置。
  11. 前記付勢部材は、前記第2のレンズホルダに設けた取り付けに収容されていることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のファイバカップリング装置。
  12. フィーディングファイバとプロセスファイバとを光結合するファイバカップリング装置であって、
    正のレンズは、前記フィーディングファイバに対して光軸に沿う方向においてのみ位置調整されるように構成され、
    集光レンズは、前記プロセスファイバに対して光軸に直交する平面内でのみ位置調整されるように構成されていることを特徴とするファイバカップリング装置。
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