JP2017160736A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペーサーの異種金属接触腐食を防止しつつ、建具の防火性能を向上させることにある。【解決手段】既設枠又は前記既設枠に取り付けられた下地材からなる基準枠と、前記基準枠の内側に設けられた新設枠と、前記基準枠と前記新設枠との隙間に挿入されたスペーサーと、を有し、前記スペーサーは、前記基準枠と隣接スペーサーとに挟まれた状態で該基準枠と該隣接スペーサーに接触し、該基準枠及び該隣接スペーサーとの接触時に異種金属接触腐食しない素材からなる基準枠側端部スペーサーと、前記新設枠と隣接スペーサーとに挟まれた状態で該新設枠と該隣接スペーサーに接触し、該新設枠及び該隣接スペーサーとの接触時に異種金属接触腐食しない素材からなる新設枠側端部スペーサーと、前記基準枠側端部スペーサーと前記新設枠側端部スペーサーの間に位置する金属製の中央部スペーサーと、を備えることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、改装サッシ等の建具に関する。
既設の枠と障子から成る建具から障子を取り外してできた開口部に新設の建具ユニットを配設することにより形成される改装サッシ等の建具は、既によく知られている。かかる建具は、残存した既設枠又は当該既設枠に取り付けられた下地材からなる基準枠と、当該基準枠の内側に設けられた新設枠と、当該基準枠と当該新設枠との隙間の間隔を調整、保持するために挿入されたスペーサーと、を有している。
特許第5323764号公報 特開2015−94171号公報
改装サッシ等の建具は、既設枠や躯体が経年変化により変形、劣化が生じている場合が多いので複数のスペーサーを重ね合わせて使用する。スペーサーの材質によっては異種金属接触腐食を避けるために薄い樹脂が用いられるが、火災が生じた際に、スペーサー自体が発火したり火元からのスペーサーへの引火が生じたりする場合がある。また、火炎の熱によりスペーサーが溶融して消失し、基準枠と新設枠との間に火炎の通り道となる隙間が発生する場合がある。このようにスペーサーが消失すると新設枠に熱変形が生じて隙間が増大する。
一方で、スペーサーの材質によってはスチール、ステンレス、アルミ等の場合、当該スペーサーに接触する部材の材質との関係で異種金属接触腐食が生ずる可能性がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スペーサーの異種金属接触腐食を防止しつつ、建具の防火性能を向上させることにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、既設枠又は前記既設枠に取り付けられた下地材からなる基準枠と、
前記基準枠の内側に設けられた新設枠と、
前記基準枠と前記新設枠との隙間に挿入されたスペーサーと、を有し、
前記スペーサーは、
前記基準枠と隣接スペーサーとに挟まれた状態で該基準枠と該隣接スペーサーに接触し、該基準枠及び該隣接スペーサーとの接触時に異種金属接触腐食しない素材からなる基準枠側端部スペーサーと、
前記新設枠と隣接スペーサーとに挟まれた状態で該新設枠と該隣接スペーサーに接触し、該新設枠及び該隣接スペーサーとの接触時に異種金属接触腐食しない素材からなる新設枠側端部スペーサーと、
前記基準枠側端部スペーサーと前記新設枠側端部スペーサーの間に位置する金属製の中央部スペーサーと、を備えることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、基準枠側端部スペーサー及び新設枠側端部スペーサーを異種金属接触腐食しない素材からなるスペーサーとしたため、スペーサーの異種金属接触腐食を防止することができる。また、中央部スペーサーを金属製としたため、建具の防火性能を向上させることが可能となる。
かかる建具であって、
前記スペーサーを介して前記基準枠と前記新設枠を固定する固定具を有し、
前記固定具による前記基準枠と前記新設枠の拘束箇所以外に他の拘束箇所を備えることが望ましい。
このような建具によれば、基準枠と新設枠の相対的な移動自由度を減少させることができる。そのため、反りやねじれなどの複合的な変形が建具に生じにくくなり、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。
かかる建具であって、
前記既設枠又は前記下地材と前記新設枠とを連結する連結金具を備え、
前記他の拘束箇所は、前記連結金具による前記基準枠と前記新設枠の拘束箇所であることが望ましい。
このような建具によれば、連結金具の取り付けにより基準枠と新設枠の相対的な移動自由度を減少させることができる。そのため、反りやねじれなどの複合的な変形が建具に生じにくくなり、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。
かかる建具であって、
前記スペーサーを介して前記基準枠と前記新設枠を固定する前記固定具とは異なる他の固定具を有し、
前記他の拘束箇所は、前記他の固定具による前記基準枠と前記新設枠の拘束箇所であることが望ましい。
このような建具によれば、他の固定具の取り付けにより基準枠と新設枠の相対的な移動自由度を減少させることができる。そのため、反りやねじれなどの複合的な変形が建具に生じにくくなり、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。
かかる建具であって、
前記スペーサーは切り欠きを備え、
前記固定具及び前記他の固定具は、前記切り欠きを貫通していることが望ましい。
このような建具によれば、施工時のスペーサーの取付け工程が簡便になる。
かかる建具であって、
前記スペーサーは切り欠き及び穴部を備え、
前記固定具は、前記切り欠きを貫通し、
前記他の固定具は、前記穴部を貫通していることが望ましい。
このような建具によれば、熱変形が生じてもスペーサーの落下を防止することが可能となる。
かかる建具であって、
前記既設枠又は前記下地材と前記新設枠とにそれぞれ設けられた係合部であって、該係合部が設けられている部材が火災発生時に熱伸びした際に互いに係合する係合部を備え、
前記他の拘束箇所は、前記係合部による前記基準枠と前記新設枠の拘束箇所であることが望ましい。
このような建具によれば、係合部の設置により基準枠と新設枠の相対的な移動自由度を減少させることができる。そのため、反りやねじれなどの複合的な変形が建具に生じにくくなり、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。
また、本発明の建具は、既設枠又は前記既設枠に取り付けられた下地材からなる金属製の基準枠と、
前記基準枠の内側に設けられた金属製の新設枠と、
前記基準枠と前記新設枠との隙間に挿入されたスペーサーと、を有し、
前記スペーサーは、前記基準枠及び前記新設枠のうちの一方枠に接触する樹脂製のスペーサーと、他方枠に接触する金属製のスペーサーと、を備え、
前記金属製のスペーサーは、前記他方枠と同一素材を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、他方枠と金属製のスペーサーとは、金属同士の接触となるものの、双方を同一素材としているため、異種金属接触腐食が生ずることを防止することが可能となる。また、スペーサーを全て樹脂製とするのではなく、一部を金属製のスペーサーとしたため、建具の防火性能を向上させることが可能となる。
本発明によれば、スペーサーの異種金属接触腐食を防止しつつ、建具の防火性能を向上させることができる。
引き違い窓1の縦断面図である。 引き違い窓1の横断面図である。 第一実施形態に係るスペーサー30及びその周辺の構成を示した断面図である。 第一実施形態に係るスペーサー30を示した平面図である。 従来例の問題点を説明するための第一説明断面図である。 従来例の問題点を説明するための第二説明断面図である。 従来例の問題点を説明するための第三説明断面図である。 従来例の問題点を説明するための第四説明断面図である。 下地材側端部スペーサー32及び新設縦枠側端部スペーサー33の消失後、新設縦枠21の熱伸びにより隙間が埋まった様子を示した断面図である。 第二実施形態に係るスペーサー30及びその周辺の構成を示した断面図である。 第二実施形態に係るスペーサー30を示した平面図である。 第三実施形態に係るスペーサー30及びその周辺の構成を示した断面図である。 第三実施形態の変形例に係るスペーサー30及びその周辺の構成を示した断面図である。 第三実施形態の変形例に係るスペーサー30を示した平面図である。 第四実施形態に係るスペーサー30及びその周辺の構成を示した断面図である。
===本実施の形態に係る引き違い窓1について===
本実施の形態に係る建具(本実施の形態においては、引き違い窓1)について、図1及び図2を用いて説明する。
なお、以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の引き違い窓1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。引き違い窓1の各部位であっても、また、引き違い窓1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
引き違い窓1は、改修サッシであり、既設枠体70(既設枠に相当)と、下地材74と、改装用窓ユニット10を有する。また、改装用窓ユニット10は、既設の引き違い障子を外して導入される新設のユニットであり、新設枠体20(新設枠に相当)と、スペーサー30と、新設障子60を有する。
本実施の形態に係る引き違い窓1については、以下のようにして、改修が行われる。先ず、既設の引き違い窓から既設の引き違い障子が取り外される。次に、残存した既設枠体70又は当該既設枠体70に取り付けられた下地材74からなる部材(当該部材を、便宜上、基準枠と呼ぶ)の内側に新設枠体20を設置する。この時、基準枠と新設枠体20との隙間の必要箇所にスペーサー30を挿入し、スペーサー30を介して基準枠と新設枠体20を固定具の一例としてのネジで固定する。そして、最終的に、新設枠体20に対して新設障子60を設置する。
なお、本実施の形態においては、既設枠体70に下地材74を取り付けてから、新設枠体20を設置するので、基準枠は下地材74となる。ただし、下地材74を取り付けることなく、新設枠体20を設置する場合もある(この場合には、基準枠は既設枠体70となる)。
既設枠体70は、既設の引き違い窓の非鉄金属(アルミニウム合金)製枠体であり、左右の既設縦枠71と既設上枠72と既設下枠73を備えている。そして、既設枠体70は、これら4つの枠体が矩形状に枠組みされて、全体として開口を形成している。既設縦枠71は、上下方向に延びた長尺状の部材であり、既設上枠72と既設下枠73は、左右方向に延びた長尺状の部材である。
下地材74は、新設枠体20を既設枠体70に取り付けるための金属製の補助金具である。この下地材74は、本実施の形態においては、アルミニウム合金製であるが、これに限定されるものではなく、例えば、スチール製でもよい。下地材74は、既設枠体70よりも内側に位置した状態で、既設枠体70(具体的には、左右の既設縦枠71、既設上枠72、既設下枠73の各々)にネジ(図1及び図2において不図示。既設縦枠71について、図3参照)で固定されている。そして、下地材74は、既設枠体70と新設枠体20との間に位置している。
新設枠体20は、改装用窓ユニット10の非鉄金属(アルミニウム合金)製枠体であり、左右の新設縦枠21と新設上枠22と新設下枠23を備えている。そして、新設枠体20は、これら4つの枠体が矩形状に枠組みされて、前述した開口内に収容されている。新設縦枠21は、上下方向に延びた長尺状の部材であり、新設上枠22と新設下枠23は、左右方向に延びた長尺状の部材である。
そのため、図2に示すように、新設縦枠21は、既設縦枠71(又は、既設縦枠71にネジ止めされた下地材74)の左右方向における内側に設けられ、図1に示すように、新設上枠22は、既設上枠72(又は、既設上枠72にネジ止めされた下地材74)の上下方向における内側(換言すれば、下側)に設けられ、新設下枠23は、既設下枠73の上下方向における内側(換言すれば、上側)に設けられている。つまり、新設枠体20は、基準枠の内側に設けられている。
スペーサー30は、新設枠体20(及び新設枠体20に対して取り付けられる新設障子60)が所望の位置に設置されるように調整するためのものである。このスペーサー30は、基準枠(本実施の形態においては、下地材74)と新設枠体20との隙間に挿入される薄板であり、短尺でも長尺でもよい。より具体的には、当該スペーサー30は、既設縦枠71にネジ止めされた下地材74と新設縦枠21との間、及び、既設上枠72にネジ止めされた下地材74と新設上枠22との間にそれぞれ設けられている。なお、スペーサー30については、後に詳述する。
新設障子60は、新設枠体20により形成された前記開口に収容される部材であり、外障子60a及び内障子60bを備える。新設障子60は、新設枠体20に対してスライド可能に設けられる。新設障子60は、框体62と複層ガラス64とを有している。
===本実施の形態に係るスペーサー30及びその周辺の構成例について===
次に、本実施の形態に係るスペーサー30及びその周辺の構成例について説明する。
なお、本項では、既設縦枠71にネジ止めされた下地材74と新設縦枠21との間に位置するスペーサー30とその周辺の構成について述べる。既設上枠72にネジ止めされた下地材74と新設上枠22との間に位置するスペーサー30とその周辺の構成については、同様の構成を備えているため、説明を省略する。
また、以下では、4つの構成例(第一実施形態乃至第四実施形態)について述べる。図1及び図2に記載されているスペーサー30及びその周辺の構成は、これらの実施形態のうち第二実施形態に相当するものである。
<<<第一実施形態に係る構成例について>>>
先ず、第一実施形態に係るスペーサー30及びその周辺の構成例について、図3乃至図9を用いて説明する。
前述した通り、下地材74は、既設縦枠71よりも内側に位置した状態で、既設縦枠71にネジ(下地材固定ネジ76と呼ぶ)で固定されている。そして、当該下地材74と新設縦枠21は左右方向において対向している。スペーサー30は、下地材74と新設縦枠21との間(隙間)に、スペーサー30の面外方向(換言すれば、法線方向)が左右方向に沿うように挿入されている。なお、本実施の形態においては、スペーサー30が3つ以上(具体的には、5つ)挿入されている。
スペーサー30は、図4に示すように、矩形状の部材であり、切り欠き31を備えている。この切り欠き31は、その長手方向がスペーサー30の長辺方向に沿うように設けられている。そして、切り欠き31の長手方向における一端は、短辺まで達して開口部31aとなっており、一方で、他端は、短辺まで達しておらず、行き止まり部31bとなっている。そして、スペーサー30の長辺方向(切り欠き31の長手方向)が見込み方向に沿うように、スペーサー30が下地材74と新設縦枠21との間(隙間)に設けられている。
また、下地材74と新設縦枠21は、スペーサー30を介して固定具の一例としてのネジ(貫通ネジ36と呼ぶ)で固定されており、当該貫通ネジ36により下地材74と新設縦枠21が拘束されている。そして、貫通ネジ36は、その長手方向が下地材74から新設縦枠21に向かう方向(すなわち、左右方向)に沿うように、下地材74と新設縦枠21に取り付けられている。また、貫通ネジ36は、前述した切り欠き31を貫通した状態で下地材74と新設縦枠21を固定している。なお、本実施の形態に係る貫通ネジ36は、切り欠き31の行き止まり部31bに位置している。
また、室内側において、新設縦枠21と既設縦枠71との間には、カバー材68(すなわち、意匠材)が設けられている。カバー材68は、新設縦枠21と既設縦枠71の隙間を覆って、スペーサー30等を室内側から見えなくする役割を果たす。
また、当該カバー材68は、樹脂製のシール材である気密材69を支持する支持部材としての役割も果たしている。すなわち、カバー材68には、気密材支持部68aが形成されており、当該気密材支持部68aに気密材69が支持されている。そして、気密材69は、カバー材68と既設縦枠71の双方に接触している。
また、気密材69は、室内側のみならず室外側にも設けられている。すなわち、新設縦枠21には、気密材支持部21aが形成されており、当該気密材支持部21aに気密材69が支持されている。そして、気密材69は、新設縦枠21と既設縦枠71の双方に接触している。
ところで、従来例に係る引き違い窓1においては、当該スペーサー30として樹脂製のスペーサーが設けられていた。しかしながら、かかる引き違い窓1には、以下の問題があった。
すなわち、スペーサー30が樹脂製であるため、火災が生じた際に、スペーサー30自体が発火したり火元からのスペーサー30への引火が生じたりする場合があった。また、図5に示すように、火炎の熱によりスペーサー30が溶融して消失し、下地材74と新設縦枠21の間に火炎の通り道となる隙間(図5に示した矢印参照)が発生する場合があった(なお、図5に示すように、火災の際には気密材69も溶融して消失する)。
また、このような隙間が、新設縦枠21と新設障子60の框体62との間に生ずる場合もあった。すなわち、火災が発生すると、火炎の熱により引き違い窓1の構成部材に熱伸びが発生するが、火炎の位置する位置等により新設縦枠21と框体62の熱伸びの度合いが異なる場合が生ずる。そして、新設縦枠21の方が框体62よりも熱伸びの度合いが大きい場合には、図6に示すように、新設縦枠21の方が框体62よりも下地材74側へより大きく移動し、新設縦枠21と框体62の間に火炎の通り道となる隙間(図6に示した矢印参照)が発生することとなる。
また、スペーサー30が消失して下地材74と新設縦枠21の間に図5に示したような隙間が発生すると、下地材74と新設縦枠21が相対的に移動しやすくなる(移動の自由度が大きくなる)。そして、前記構成部材の熱伸びが発生すると、火炎の位置する位置等に起因して場所毎に熱伸びの程度が異なってくるため(例えば、室内で火災が発生し室内側の部材の方が室外側の部材よりも熱伸びが大きい等)、様々な形態の相対移動が生じることとなる。
一例を挙げると、図7に示すように、先ず、上下方向における中央部において新設縦枠21が下地材74に対して室外側へ相対移動する現象(すなわち、上部や下部よりも中央部が膨らむ縦反り)が発生する。そして、これに引き続いて、図8に示すように、新設縦枠21及び新設障子60からなる新設部分が、左右方向における中央部において膨らむ横反りが発生する。そして、矢印に示すような火炎の通り道となる隙間が生ずる。
かかる例に表されるように、スペーサー30が消失すると前述した自由度の増加により、反りやねじれなどの複合的な変形が引き違い窓1に生じ得る。そうすると、隙間が発生し、当該隙間が火炎の通り道となってしまう。
これに対し、本実施の形態に係る引き違い窓1においては、図3に示すように、3つ以上のスペーサー30が挿入されている際に、3つ以上のスペーサー30は、下地材74と隣接スペーサーとに挟まれた状態で該下地材74と該隣接スペーサーに接触し、該下地材74及び該隣接スペーサーとの接触時に異種金属接触腐食しない素材からなる下地材側端部スペーサー32(基準枠側端部スペーサーに相当)と、新設縦枠21と隣接スペーサーとに挟まれた状態で該新設縦枠21と該隣接スペーサーに接触し、該新設縦枠21及び該隣接スペーサーとの接触時に異種金属接触腐食しない素材からなる新設縦枠側端部スペーサー33(新設枠側端部スペーサーに相当)と、下地材側端部スペーサー32と新設縦枠側端部スペーサー33の間に位置する金属製の中央部スペーサー34(本実施の形態においては、3つ設けられている)と、を備えている。
すなわち、本実施の形態においては、3つ以上のスペーサー30のうちの中央部(中間層)のスペーサー30(両端に位置するスペーサー30以外のスペーサー30)を金属製(本実施の形態においては、ステンレス製)のスペーサー(中央部スペーサー34)としている。その一方で、両端に位置するスペーサー30を、当該スペーサー30に両側で接触する部材の材質との関係で異種金属接触腐食しない素材からなるスペーサー(下地材側端部スペーサー32、新設縦枠側端部スペーサー33)としている。
本実施の形態においては、下地材側端部スペーサー32に接触する部材が、いずれも金属製(下地材74はアルミニウム合金製で、隣接スペーサーは、中央部スペーサー34となるため、ステンレス製)であるため、下地材側端部スペーサー32を樹脂製としている。同様に、新設縦枠側端部スペーサー33に接触する部材が、いずれも金属製(新設縦枠21はアルミニウム合金製で、隣接スペーサーは、中央部スペーサー34となるため、ステンレス製)であるため、新設縦枠側端部スペーサー33を樹脂製としている。
このように、本実施の形態においては、中央部スペーサー34を樹脂製でなく金属製としたため、スペーサー30の発火や引火を適切に抑制することが可能となる。
また、スペーサー30の溶融による消失が起こりにくくなり、火炎の通り道となる隙間(図5、図6、図8において矢印で示したような隙間)が発生することを適切に抑制することが可能となる。例えば、本実施の形態のように、中央部スペーサー34以外のスペーサー30が樹脂製であり、当該樹脂製のスペーサー30が溶融による消失するとしても、金属製の中央部スペーサー34が残存すれば、下地材74と新設縦枠21の間の生ずる隙間は従来例に比べて僅かとなる。そのため、図9に示すように、当該隙間が新設縦枠21の熱伸びにより埋まる(なくなる)ことを期待することもできる。
一方で、両端に位置する2つの端部スペーサーを異種金属接触腐食しない素材からなるスペーサー(本実施の形態においては、樹脂製のスペーサー)としたため、スペーサー30に異種金属接触腐食が生じることを防止することが可能となる。
このように、本実施の形態によれば、スペーサー30の異種金属接触腐食を防止しつつ、引き違い窓1の防火性能を向上させることが可能となる。
<<<第二乃至第四実施形態に係る構成例について>>>
次に、第二乃至第四実施形態について、図10乃至図15を用いて説明する。第二乃至第四実施形態は、第一実施形態と同様、下地材側端部スペーサー32、新設縦枠側端部スペーサー33、及び、中央部スペーサー34を備えている。しかしながら、第一実施形態とは、拘束箇所(拘束点)の数が異なっている。
すなわち、第一実施形態においては、図3に示したとおり、基準枠(下地材74)と新設縦枠21はスペーサー30を介して貫通ネジ36により固定され、基準枠(下地材74)及び新設縦枠21は当該貫通ネジ36のみによって拘束されていた。すなわち、スペーサー30を介して互いに対向する基準枠(下地材74)及び新設縦枠21について、当該貫通ネジ36が唯一の拘束箇所であった。
これに対し、第二乃至第四実施形態においては、スペーサー30を介して互いに対向する基準枠(下地材74)及び新設縦枠21について、貫通ネジ36による当該拘束箇所以外に他の拘束箇所を備えている。
既に説明したとおり、スペーサー30が消失して下地材74と新設縦枠21の間に隙間が発生すると、下地材74と既設縦枠71が相対的に移動しやすくなる(移動の自由度が大きくなる)。そして、当該自由度の増加により、反りやねじれなどの複合的な変形が引き違い窓1に生じ得る(図7及び図8参照)。そうすると、隙間が発生し、当該隙間が火炎の通り道となってしまう。
第二乃至第四実施形態は、スペーサー30の材質の変更に加え、かかる問題の発生に対する対策をさらに強化したものである。つまり、貫通ネジ36による当該拘束箇所以外に他の拘束箇所を設けることにより、前記移動の自由度を減少させることができる。そのため、反りやねじれなどの複合的な変形が引き違い窓1に生じにくくなり、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。
以下、各実施形態について、具体的に説明する。
<第二実施形態について>
第二実施形態に係る引き違い窓1には、図10に示すように、既設縦枠71又は下地材74(本実施の形態においては、既設縦枠71)と新設縦枠21とを連結する連結金具40が設けられている。そして、当該連結金具40による下地材74と新設縦枠21の拘束箇所が前記他の拘束箇所(つまり、2つ目の拘束箇所)となっている。つまり、新設縦枠21が既設縦枠71に連結金具40により連結され、下地材74が既設縦枠71に取り付けられているので、新設縦枠21と下地材74が拘束されている。
この連結金具40は、横断面においてL字形状を備えた曲げ部材である。また、連結金具40は、室内側において、一端部が新設縦枠21に他端部が既設縦枠71にそれぞれネジで固定されている。なお、当該連結金具40は、新設縦枠21(既設縦枠71)の上端部から下端部に亘って上下方向に連続して設けられた部材である。
なお、第二実施形態に係るスペーサー30の材質や機能については、第一実施形態と同様であるが、連結金具40を設けるスペースを確保する関係上、スペーサー30の見込み方向における長さが第一実施形態よりも短くなっている(図3及び図10を比較参照)。換言すれば、図4と図11を比較することにより明らかなとおり、第二実施形態においては、切り欠き31の長手方向におけるスペーサー30の長さが第一実施形態よりも短くなっている。そして、第二実施形態においては、第一実施形態とは異なり、切り欠き31の長手方向がスペーサー30の短辺方向に沿っている。
第二実施形態によれば、連結金具40の取り付けにより前述した移動の自由度を減少させることができる。そのため、反りやねじれなどの複合的な変形が建具に生じにくくなり、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。また、連結金具40は、新設縦枠21(既設縦枠71)の上端部から下端部に亘って上下方向に連続して設けられていることにより、新設縦枠21と既設縦枠71の間の隙間(火炎の通り道)を塞ぐ役割も果たす。
<第三実施形態について>
第三実施形態に係る引き違い窓1には、図12に示すように、スペーサー30を介して基準枠(下地材74)と新設縦枠21を固定する前記貫通ネジ36とは異なる他の固定具(本実施の形態においては、ネジ。第二貫通ネジ42と呼ぶ)が設けられている。そして、当該第二貫通ネジ42による下地材74と新設縦枠21の拘束箇所が前記他の拘束箇所(つまり、2つ目の拘束箇所)となっている。
つまり、下地材74と新設縦枠21は、スペーサー30を介して貫通ネジ36と第二貫通ネジ42で固定されており、当該貫通ネジ36及び第二貫通ネジ42により下地材74と新設縦枠21が拘束されている。そして、貫通ネジ36及び第二貫通ネジ42は、その長手方向が下地材74から新設縦枠21に向かう方向(すなわち、左右方向)に沿うように、下地材74と新設縦枠21に取り付けられている。また、貫通ネジ36及び第二貫通ネジ42は、前述した切り欠き31を互いに異なる場所にて貫通した状態で下地材74と新設縦枠21を固定しており、見込み方向において並ぶようにして設けられている。
第三実施形態によれば、第二貫通ネジ42の取り付けにより前述した移動の自由度を減少させることができる。そのため、反りやねじれなどの複合的な変形が引き違い窓1に生じにくくなり、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。
<第三実施形態の変形例について>
第三実施形態の変形例においては、第三実施形態と同様、スペーサー30を介して基準枠(下地材74)と新設縦枠21を固定する貫通ネジ36とは異なる他の固定具(第二貫通ネジ42)が設けられ、当該第二貫通ネジ42による下地材74と新設縦枠21の拘束箇所が前記他の拘束箇所(つまり、2つ目の拘束箇所)となっている。
しかしながら、第三実施形態においては、第二貫通ネジ42が、貫通ネジ36と同様、切り欠き31を貫通していたのに対し、変形例においては、図13及び図14に示すように、貫通ネジ36が切り欠き31を貫通している一方で、第二貫通ネジ42はスペーサー30に備えられた穴部44を貫通している。
つまり、スペーサー30には、図14に示すように、切り欠き31と穴部44が長辺方向において並ぶように設けられている。そして、貫通ネジ36及び第二貫通ネジ42は、貫通ネジ36が切り欠き31を第二貫通ネジ42が穴部44をそれぞれ貫通した状態で下地材74と新設縦枠21を固定しており、見込み方向において並ぶようにして設けられている。
当該変形例においても、第三実施形態と同様、第二貫通ネジ42の取り付けにより前述した移動の自由度を減少させることができる。そのため、反りやねじれなどの複合的な変形が引き違い窓1に生じにくくなり、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。
また、第三実施形態と変形例とを比較した場合に、変形例の方は、第二貫通ネジ42が切り欠き31ではなく穴部44を貫通している構成から、第二貫通ネジ42にスペーサー30の落下を防止する追加の機能を持たせることができる点で優位性を有する。つまり、第三実施形態においては、反りやねじれなどの複合的な変形が引き違い窓1に生じた際に当該変形によりスペーサー30が落下する可能性があるが、変形例においては、熱変形が生じてもかかる落下を確実に防止することが可能となる。
一方、第三実施形態の方は、穴部44をスペーサー30に形成する必要がないため、施工時のスペーサー30の取付け工程が簡便になる優位性を備える。
<第四実施形態について>
第四実施形態に係る引き違い窓1には、図15に示すように、既設縦枠71又は下地材74(本実施の形態においては、既設縦枠71)と新設縦枠21とにそれぞれ設けられた係合部50であって、該係合部50が設けられている部材(本実施の形態においては、既設縦枠71及び新設縦枠21のうちの少なくとも一方)が火災発生時に熱伸びした際に互いに係合する係合部50を備えている。そして、当該係合部50による下地材74と新設縦枠21の拘束箇所が前記他の拘束箇所(つまり、2つ目の拘束箇所)となっている。つまり、新設縦枠21の係合部50と既設縦枠71の係合部50が係合し、下地材74が既設縦枠71に取り付けられているので、新設縦枠21と下地材74が拘束されている。
本実施の形態においては、新設縦枠21の係合部50として、新設縦枠21本体から左右方向に既設縦枠71(下地材74)へ向かって突出した新設縦枠突出部51(ヒレ部)を備えている。また、既設縦枠71の係合部50として、既設縦枠71本体から左右方向に新設縦枠21へ向かって突出した既設縦枠突出部52を備えている。そして、新設縦枠突出部51は既設縦枠突出部52よりも見込み方向における室内側(内側)に位置し、図15に示した状態で、新設縦枠突出部51と既設縦枠突出部52は、左右方向において一部で重なっている(オーバーラップしている)。
すなわち、図15は、図10、図12、図13とは異なり、火災が発生したときの様子の一例を表したものである。図15においては、樹脂製のスペーサー30が消失し新設縦枠21の熱伸びが生じている。そして、このような熱伸びが生じた際に、新設縦枠突出部51が既設縦枠71へ向かって移動することにより前述したオーバーラップが発生し、当該オーバーラップ部分が係合部50となる(逆に、火災が発生する前の平常時には、当該オーバーラップは発生していない)。そして、当該係合部50により下地材74と新設縦枠21が拘束されることとなる。このように、「拘束」とは、第二実施形態や第三実施形態のように平常時に拘束が行われる例のみならず、火災が発生して初めて拘束が行われる例も含まれる概念である。
第四実施形態によれば、係合部50の設置により前述した移動の自由度を減少させることができるため、反りやねじれなどの複合的な変形が引き違い窓1に生じにくくなる。例えば、図7に示したような縦反りが発生しようとした場合には、新設縦枠突出部51と既設縦枠突出部52が、オーバーラップ部分にて物理的に干渉して、当該縦反りの発生を未然に防止する。そのため、火炎の通り道となる隙間の発生を抑えることが可能となる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
上記実施の形態においては、窓として、引き違い窓1を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、どのような窓であってもよい。例えば、すべり出し窓、開き窓、FIX窓であっても構わない。
また、上記実施の形態においては、固定具としてネジを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、釘やボルト、リベット等であってもよい。
また、上記実施の形態においては、金属製の基準枠(下地材74)と金属製の新設枠(新設縦枠21)との隙間にスペーサー30が挿入され、当該スペーサー30として樹脂製の基準枠側端部スペーサー(下地材側端部スペーサー32)、樹脂製の新設枠側端部スペーサー(新設縦枠側端部スペーサー33)、及び、金属製の中央部スペーサー34を設けることとしたが、樹脂製の基準枠側端部スペーサー(下地材側端部スペーサー32)と樹脂製の新設枠側端部スペーサー(新設縦枠側端部スペーサー33)のどちらか一方を金属製のスペーサー34とするような形態であってもよい。ただし、当該金属製のスペーサー30は、このスペーサー30と接触する枠(基準枠又は新設枠)と同一素材を有する。
すなわち、当該形態は、樹脂→金属→樹脂という並びではなく、樹脂→金属、又は、金属→樹脂という並びとなる。樹脂製のスペーサーと金属製のスペーサーとが混在している点では、上記実施形態と同様である。
換言すれば、金属製の基準枠(下地材74)と金属製の新設枠(新設縦枠21)との隙間に挿入されたスペーサー30は、基準枠(下地材74)及び新設枠(新設縦枠21)のうちの一方枠に接触する樹脂製のスペーサー30と、他方枠に接触する金属製のスペーサー30と、を備える。そして、金属製のスペーサー30は、他方枠と同一素材を有する。
かかる形態によれば、上記実施形態と同様の、作用効果が生じる。すなわち、スペーサー50を全て樹脂製とするのではなく、一部を金属製のスペーサー30に置き換えることとしたため、スペーサー30の発火や引火を適切に抑制することが可能となる。また、火炎の通り道となる隙間(図5、図6、図8において矢印で示したような隙間)が発生することを適切に抑制することが可能となる。
また、上記実施形態とは異なり、金属製の基準枠又は新設枠(すなわち、前記他方枠)と前記金属製のスペーサー30とは、金属同士の接触となるものの、双方を同一素材としているため、異種金属接触腐食が生ずることを防止することが可能となる。
このように、当該形態においても、スペーサー30の異種金属接触腐食を防止しつつ、建具の防火性能を向上させることが可能となる。
1 引き違い窓
20 新設枠体、21 新設縦枠
30 スペーサー、31 切り欠き
32 下地材側端部スペーサー
33 新設縦枠側端部スペーサー
34 中央部スペーサー
36 貫通ネジ、40 連結金具、
42 第二貫通ネジ、44 穴部
50 係合部、51 新設縦枠突出部、52 既設縦枠突出部
60 新設障子、62 框体
70 既設枠体、71 既設縦枠、74 下地材

Claims (8)

  1. 既設枠又は前記既設枠に取り付けられた下地材からなる基準枠と、
    前記基準枠の内側に設けられた新設枠と、
    前記基準枠と前記新設枠との隙間に挿入されたスペーサーと、を有し、
    前記スペーサーは、
    前記基準枠と隣接スペーサーとに挟まれた状態で該基準枠と該隣接スペーサーに接触し、該基準枠及び該隣接スペーサーとの接触時に異種金属接触腐食しない素材からなる基準枠側端部スペーサーと、
    前記新設枠と隣接スペーサーとに挟まれた状態で該新設枠と該隣接スペーサーに接触し、該新設枠及び該隣接スペーサーとの接触時に異種金属接触腐食しない素材からなる新設枠側端部スペーサーと、
    前記基準枠側端部スペーサーと前記新設枠側端部スペーサーの間に位置する金属製の中央部スペーサーと、を備えることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記スペーサーを介して前記基準枠と前記新設枠を固定する固定具を有し、
    前記固定具による前記基準枠と前記新設枠の拘束箇所以外に他の拘束箇所を備えることを特徴とする建具。
  3. 請求項2に記載の建具であって、
    前記既設枠又は前記下地材と前記新設枠とを連結する連結金具を備え、
    前記他の拘束箇所は、前記連結金具による前記基準枠と前記新設枠の拘束箇所であることを特徴とする建具。
  4. 請求項2に記載の建具であって、
    前記スペーサーを介して前記基準枠と前記新設枠を固定する前記固定具とは異なる他の固定具を有し、
    前記他の拘束箇所は、前記他の固定具による前記基準枠と前記新設枠の拘束箇所であることを特徴とする建具。
  5. 請求項4に記載の建具であって、
    前記スペーサーは切り欠きを備え、
    前記固定具及び前記他の固定具は、前記切り欠きを貫通していることを特徴とする建具。
  6. 請求項4に記載の建具であって、
    前記スペーサーは切り欠き及び穴部を備え、
    前記固定具は、前記切り欠きを貫通し、
    前記他の固定具は、前記穴部を貫通していることを特徴とする建具。
  7. 請求項2に記載の建具であって、
    前記既設枠又は前記下地材と前記新設枠とにそれぞれ設けられた係合部であって、該係合部が設けられている部材が火災発生時に熱伸びした際に互いに係合する係合部を備え、
    前記他の拘束箇所は、前記係合部による前記基準枠と前記新設枠の拘束箇所であることを特徴とする建具。
  8. 既設枠又は前記既設枠に取り付けられた下地材からなる金属製の基準枠と、
    前記基準枠の内側に設けられた金属製の新設枠と、
    前記基準枠と前記新設枠との隙間に挿入されたスペーサーと、を有し、
    前記スペーサーは、前記基準枠及び前記新設枠のうちの一方枠に接触する樹脂製のスペーサーと、他方枠に接触する金属製のスペーサーと、を備え、
    前記金属製のスペーサーは、前記他方枠と同一素材を有することを特徴とする建具。
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