JP2017159592A - 液体を吐出する装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

液体を吐出する装置、制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷効率を向上させることが可能な液体を吐出する装置、制御方法およびプログラムを提供する。【解決手段】本発明の液体を吐出する装置は、記録液タンクと連動部材と第1の算出部と第2の算出部と学習部とを備える。記録液タンクは、記録液を吐出すための記録ヘッドに記録液を供給する。連動部材は、記録液タンクの内部の圧力に連動して動く。第1の算出部は、連動部材の位置に基づいて、記録液の消費量を算出する。第2の算出部は、印刷の実行を命令するジョブに含まれる画像データに基づいて、記録液の消費量を算出する。学習部は、第1の算出部により算出された記録液の消費量を示す第1の消費量と、第2の算出部により算出された記録液の消費量を示す第2の消費量との関係を学習する。【選択図】図5

Description

本発明は、液体を吐出する装置、制御方法およびプログラムに関する。
従来、メインタンクとなるインクカートリッジとは別に、インクのサブ貯留部となるサブタンクを記録ヘッドに搭載しているインクジェットプリンタにおいて、記録ヘッドから正常にインクを吐出するためには、サブタンク内の圧力を適切に保つことが必要である。そこで、サブタンク内の圧力を検知し、検知した圧力に応じて、タンク内の大気開放、インク吸引などを実施して、サブタンク内の圧力を適切に保つ技術が知られている。
例えば特許文献1には、サブタンク内の圧力を適切に保つために、サブタンク内の圧力状態に応じてタンク表面のフィルムが変位することを利用した圧力検知方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、サブタンク内の圧力を検知するために、フィルムに連動して動く連動部材(フィラ―)の位置のチェックが必要となる。フィラ―の位置をチェックするためには、一旦印刷を停止し、フィラ―の位置を検出するためのセンサ(例えば光学式のセンサ)を設置している場所まで、記録ヘッドが搭載されたキャリッジを移動させる必要がある。その結果、印刷効率が低下する(生産性が損なわれる)という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、印刷効率を向上させることが可能な液体を吐出する装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記録液を記録媒体へ吐出すための記録ヘッドに前記記録液を供給する記録液タンクと、前記記録液タンクの内部の圧力に連動して動く部材を示す連動部材と、前記連動部材の位置に基づいて、前記記録液の消費量を算出する第1の算出部と、印刷の実行を命令するジョブに含まれる画像データに基づいて、前記記録液の消費量を算出する第2の算出部と、前記第1の算出部により算出された前記記録液の消費量を示す第1の消費量と、前記第2の算出部により算出された前記記録液の消費量を示す第2の消費量との関係を学習する学習部と、を備える、液体を吐出する装置である。
本発明によれば、印刷効率を向上させることができる。
図1は、インクジェット記録装置の機構部分の側面の概略構成図である。 図2は、インクジェット記録装置の機構部分の平面の概略構成図である。 図3は、制御部のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、サブタンクの構成を説明するための図である。 図5は、制御部が有する機能の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態のインクジェット記録装置の動作例を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態のインクジェット記録装置の動作例を示すフローチャートである。 図8は、学習のイメージを表す概念図である。 図9は、学習を完了したか否かを判断する処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、第2の実施形態のインクジェット記録装置の動作例を示すフローチャートである。 図11は、変形例の操作パネルに表示される情報を説明するための図である。 図12は、変形例の操作パネルに表示される情報を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る液体を吐出する装置、制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。本願において「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置である。「液体を吐出する装置」には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。例えば、画像形成装置、立体造形装置、処理液塗布装置、噴射造粒装置などが該当する。以下では、「液体を吐出する装置」の一例として、画像形成装置の一つのインクジェット記録装置への適用例を示す。以下のインクジェット記録装置の説明では、記録液の一例である「インク(インク滴)」を上記「液体」の一例とし、「記録ヘッド」を上記「液体吐出ヘッド」の一例とし、記録媒体の一例である「紙」を上記「液体が付着可能なもの」の一例として示す。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置1の機構部分の側面の概略構成図、図2は、インクジェット記録装置1の平面の概略構成図である。まず、図1および図2を参照して、インクジェット記録装置1の機構部分について説明する。
図1、図2に示すように、インクジェット記録装置1は、フレーム21を構成する左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31と、ステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持している。キャリッジ33は、後述の主走査モータ121により駆動するタイミングベルトを介して、図2の矢示方向(紙の送り方向と平行な副走査方向と直交する主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク液滴を吐出する4個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド34を、複数のインク吐出口(以下、「ノズル」という)を主走査方向と交叉する方向に配列し、下方にインク液滴の吐出方向を向けて装着している。
記録ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、インク液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
本実施形態では全ノズルを同時に駆動させる以外に、時間的に分割して駆動させることができる。全ノズルを同時に駆動させると、各ノズル間のクロストークの影響による記録品位の低下や、一時的に大電流が必要になることにより電源の大容量化などの不利益が生じる場合があるが、時分割駆動することでこれらの不利益を避けることができる。
この記録ヘッド34はドライバICを搭載している。このドライバICは、インク液滴を吐出するための圧力発生を制御する。ドライバICと制御部100とは、ハーネス(フレキシブルプリントケーブル)22を介して接続している。
また、キャリッジ33は、記録ヘッド34に各色のインクを供給するための各色のサブタンク35を搭載している。サブタンク35は、「記録液タンク」の一例であり、記録液の一例であるインクを吐出すための記録ヘッド34にインクを供給するのに用いられるタンクである。この各色のサブタンク35には各色のインク供給チューブ36を介して、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10(具体的にはインクカートリッジ10k、10c、10m、10y)から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット24が設けられている。また、インク供給チューブ36は、這い回しの途中でフレーム21を構成する後板21Cに係止部材25にて保持されている。
一方、図1に示すように、インクジェット記録装置1は、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及びその給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。なお、用紙42は記録媒体の一例であり、再生紙、上質紙、普通紙、葉書、封筒、厚紙、OHP用のシート等であってよく、その種別は特に限定しない。
そして、インクジェット記録装置1は、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。搬送ベルト51は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な厚さ40μm程度の樹脂材、例えば、ETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)とを有している。
そして、インクジェット記録装置1は、搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に所定の押圧力をかけている。なお、搬送ローラ52は、アースローラの役目も担っており、搬送ベルト51の中抵抗層(裏層)と接触配置され、接地している。
また、搬送ベルト51の裏側には、記録ヘッド34による印写領域に対応してガイド部材57を配置している。ガイド部材57は、上面が搬送ベルト51を支持する2つのローラ(搬送ローラ52とテンションローラ53)の接線よりも記録ヘッド34側に突出させることで搬送ベルト51の高精度な平面性を維持するようにしている。
搬送ベルト51は、後述の副走査モータ122によって搬送ローラ52が回転駆動されることによって搬送ベルト51が図2のベルト搬送方向(副走査方向)に周回移動する。
さらに、インクジェット記録装置1は、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。ここで、排紙ローラ62と排紙コロ63との間から排紙トレイ3までの高さは排紙トレイ3にストックできる量を多くするためにある程度高くしている。
また、インクジェット記録装置1の背面部には、両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34のノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という)82a〜82d(区別しないときは「キャップ82」という)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘したインクを排出するために記録に寄与しないインク液滴を吐出させる空吐出を行うときのインク液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。ここでは、キャップ82aを吸引及び保湿用キャップとし、他のキャップ82b〜82dは保湿用キャップとしている。
そして、この維持回復機構81による維持回復動作で生じるインクの廃液、キャップ82に排出されたインク、あるいはワイパーブレード83に付着してワイパークリーナで除去されたインク、空吐出受け84に空吐出されたインクは廃液タンクに排出されて収容される。
また、図2に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために、記録に寄与しないインク液滴を吐出させる空吐出を行うときのインク液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
さらに、インクジェット記録装置1の内部後方側にはホストとの間でデータを送受するためのUSBなどの通信回路部(インタフェース)が設けられるとともに、この画像形成装置全体の制御を司るプリントコントローラを構成する制御回路基板が設けられている。
このように構成したインクジェット記録装置1においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド部材45で案内されて、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送される。更に、搬送された用紙42は、先端を搬送ガイド部材47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、制御部100によってACバイアス供給部から帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク液滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で記録ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で記録ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルからインクを吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という)、増粘したインクや気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
図3は、制御部100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。制御部100は、キャリッジ33の主走査方向への移動や、用紙42の搬送方向への移動や、記録ヘッド34によるインクの吐出など、インクジェット記録装置1の全体を制御する回路である。
制御部100は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、NVRAM104と、ASIC105と、を備えている。
CPU101は、中央演算処理装置であり、ROM102等に記憶された各種プログラムを実行するなどしてインクジェット記録装置1全体の制御を司る。
ROM102は、不揮発性メモリであり、インクジェット記録装置1の制御プログラム(CPU101が実行するプログラム)や、その他の固定データを記憶する。
RAM103は、揮発性メモリであり、CPU101の作業領域として使用される。
NVRAM104は、不揮発性メモリであり、画像データ等を一時的に記憶する。
ASIC105は、画像データに対する各種信号処理や、並び替え等を行う画像処理や、装置全体を制御するための入出力信号処理などを行う。
更に、制御部100は、印刷制御部106と、主走査モータ駆動部107と、ACバイアス供給部108と、副走査モータ駆動部109と、I/O110と、ホストI/F111などを備えている。
印刷制御部106は、所要のタイミングで、画像データや駆動波形をドライバIC120へ出力する。
主走査モータ駆動部107は、主走査モータ121を駆動する回路である。
ACバイアス供給部108は、帯電ローラ56に正負極に交番する電圧を印加するための制御を行う回路である。
副走査モータ駆動部109は、副走査モータ122を駆動する回路である。
I/O110は、後述のフィラ―90の位置を検知するための光学式センサ123、用紙42の搬送位置等を検知するためのホイールエンコーダ124、環境温度を検知するための温度センサなどの各種センサからの検知信号を入力してCPU101に通知する入出力回路である。
ホストI/F111は、ケーブル或いはネットワークに接続された外部機器のホスト800と信号やデータの送受信を行うための通信インタフェースである。
この他、制御部100には、情報の入力及び表示を行うための操作パネル94が接続されている。
外部機器のホスト800は、例えばパーソナルコンピュータや、その他のデータ処理装置や、イメージスキャナなどの画像読取装置や、デジタルカメラなどの撮像装置である。ホスト800は、例えばLAN等のネットワークを介してインクジェット記録装置1に接続する。
ここで、制御部100は、ホスト800のプリンタドライバ80が生成した印刷データ等をケーブル或いはネットを介してホストI/F111で受信する。そして、CPU101は、ホストI/F111に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC105にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行って印刷制御部106に転送し、印刷制御部106から所要のタイミングでドライバIC120に画像データや駆動波形を出力する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えばROM102にフォントデータを格納して行っても良いし、ホスト800側のプリンタドライバ80で画像データをビットマップデータに展開して、インクジェット記録装置1に転送するようにしても良い。ここでは、プリンタドライバ80で行うようにしている。
印刷制御部106は、ROM102などに格納されてCPU101で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等を含み、1つの駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動波形をドライバIC120に対して出力する。これにより、狙いの画像形成が行われる。
図4は、サブタンク35の構成を説明するための図である。サブタンク35の表面には、内部の圧力によって膨らみ具合が変化する可撓性のフィルムが設けられる。このフィルムには、フィラー90が接着されており、フィラ―90は、固定部90aを支点として、フィルムの膨らみ具合に連動して動く。フィラー90の先端90bは、爪型の形状になっている。フィラ―90は、「連動部材」の一例であり、サブタンク35(記録液タンク)の内部の圧力に連動して動く部材である。
この例では、任意の場所に設置されている光学式センサ123の場所にキャリッジ33が移動し、光学式センサ123の出力に応じて(つまり、光学式センサ123により検出されたフィラ―90の位置に応じて)、サブタンク35内の圧力が適正範囲内に収まっているか否かを判断することができる。サブタンク35内の圧力が適正範囲外の場合は、大気開放ピン92を押下して圧力を上げたり、記録ヘッド34をキャッピングした状態でインクを吸引して圧力を下げたり、サブタンク35へインクを補充したりして調整を行う。サブタンク35へインクを補充する場合は、供給ポンプユニット24を駆動してインクを吸引する。供給ポンプユニット24の駆動は、ソフトカウントにてモータの駆動時間を調整して行うが、過吸引を防止するため、光学式センサ123の出力に基づいてサブタンク35内の圧力を確認しながら吸引を行う。
ここで、光学式センサ123は、通常のプリンタでは1か所にのみ設置されているため、圧力確認のためには、必ず光学式センサ123が設置されている場所へ移動する必要がある。この時、印刷動作を停止する必要があるため、生産性が落ちてしまう。そこで、本実施形態では、光学式センサ123の検出結果に基づくインクの消費量(第1の消費量)と、ソフトカウントに基づくインクの消費量(第2の消費量)との関係を学習することで、最終的には、フィラ―90の位置検出を必要とせずにサブタンク35のインク補充を行うことを可能にする。以下、具体的な内容を説明する。
図5は、制御部100が有する機能の一例を示す図である。説明の便宜上、図5では、本実施形態に関する機能のみを例示しているが、制御部100が有する機能はこれらに限られるものではない。
図5に示すように、制御部100は、位置検出部131と、温度検出部132と、第1の算出部133と、第2の算出部134と、学習部135と、補充制御部136と、を有する。
位置検出部131は、光学式センサ123からの出力に基づいて、フィラ―90の位置を検出する。温度検出部132は、環境温度を検知する温度センサからの出力に基づいて、環境温度を検出する。
第1の算出部133は、位置検出部131により検出されたフィラ―90の位置に基づいて、インク(記録液)の消費量を算出する。より具体的には、第1の算出部133は、位置検出部131により検出されたフィラ―90の位置に対応する圧力を求め、その求めた圧力の変化を、予め定められた数式(公知の様々な式を利用可能)等に適用することで、サブタンク35内のインクの消費量を算出することができる。以下では、第1の算出部133により算出されたインクの消費量を「第1の消費量」と称する場合がある。
第2の算出部134は、印刷の実行を命令するジョブに含まれる画像データに基づいて、インクの消費量を算出する。より具体的には、第2の算出部134は、画像データの各画素の複数の色ごとの濃度値を、インクの液滴に変換する処理を行うことで、インクの消費量(印刷に必要なインクの量)を求めることができる。つまり、第2の算出部134は、ソフトカウントでインクの消費量を算出する機能を有している。以下では、第2の算出部134により算出されたインクの消費量を「第2の消費量」と称する場合がある。
また、本実施形態では、第2の算出部134は、複数の温度ごとに(複数の温度範囲ごとに)、第2の消費量の算出に用いられる係数(パラメータ)を対応付けた対応情報を参照して、温度検出部132により検出された温度に対応する係数を選択し、その選択した係数を用いて第2の消費量を算出する。この例の対応情報では、Aより大きく、かつ、B以下の温度範囲(第1の温度範囲)に対しては、第1の係数が対応付けられている。また、Bより大きく、かつ、C以下の温度範囲(第2の温度範囲)に対しては、第2の係数が対応付けられている。また、Cより大きく、かつ、D以下の温度範囲(第3温度範囲)に対しては、第3の係数が対応付けられている。また、Dより大きく、かつ、E以下の温度範囲(第4の温度範囲)に対しては、第4の係数が対応付けられている。さらに、Eより大きく、かつ、F以下の温度範囲(第5の温度範囲)に対しては、第5の係数が対応付けられているが、この形態に限られるものではない。
学習部135は、第1の算出部133により算出されたインクの消費量を示す第1の消費量と、第2の算出部134により算出されたインクの消費量を示す第2の消費量との関係を学習する。より具体的には、学習部135は、第1の消費量と第2の消費量との差分が閾値以下になるよう、第2の消費量を算出するための係数を変化させる。本実施形態では、学習部135は、上記差分が閾値以下になった回数が所定数(N回)に到達した場合、学習を完了する。
補充制御部136は、サブタンク35へのインクの補充を制御する。この例では、補充制御部136は、学習部135による学習が完了している場合は、印刷を実行中でも、第2の消費量に応じてインクの補充を制御する。以下の説明では、印刷の実行中にも、サブタンク35へのインクの補充が可能な状態を、「常時供給機能がオンである状態」と称する場合がある。
図6は、電源オン時(インクジェット記録装置1に対する電力供給が開始されたとき)のインクジェット記録装置1の動作例を示すフローチャートである。電源オンになると(ステップS1)、温度検出部132は、温度センサからの出力に基づいて、現在の環境温度(以下では、「温度X」と表記)を検出する(ステップS2)。次に、第2の算出部134は、ステップS2で検出された温度Xが、Aより大きく、かつ、B以下であるか否かを確認する(ステップS3)。ステップS3の結果が肯定の場合(ステップS3:Yesの場合)、第2の算出部134は、上述の対応情報を参照して、温度Xを含む第1の温度範囲に対応する第1の係数を選択する(ステップS4)。
ステップS3の結果が否定の場合(ステップS3:No)、第2の算出部134は、ステップS2で検出された温度Xが、Bより大きく、かつ、C以下であるか否かを確認する(ステップS5)。ステップS5の結果が肯定の場合(ステップS5:Yesの場合)、第2の算出部134は、上述の対応情報を参照して、温度Xを含む第2の温度範囲に対応する第2の係数を選択する(ステップS6)。
ステップS5の結果が否定の場合(ステップS5:No)、第2の算出部134は、ステップS2で検出された温度Xが、Cより大きく、かつ、D以下であるか否かを確認する(ステップS7)。ステップS7の結果が肯定の場合(ステップS7:Yesの場合)、第2の算出部134は、上述の対応情報を参照して、温度Xを含む第3の温度範囲に対応する第3の係数を選択する(ステップS8)。
ステップS7の結果が否定の場合(ステップS7:No)、第2の算出部134は、ステップS2で検出された温度Xが、Dより大きく、かつ、E以下であるか否かを確認する(ステップS9)。ステップS9の結果が肯定の場合(ステップS9:Yesの場合)、第2の算出部134は、上述の対応情報を参照して、温度Xを含む第4の温度範囲に対応する第4の係数を選択する(ステップS10)。
ステップS9の結果が否定の場合(ステップS9:No)、第2の算出部134は、ステップS2で検出された温度Xが、Eより大きく、かつ、F以下であるか否かを確認する(ステップS11)。ステップS11の結果が肯定の場合(ステップS11:Yesの場合)、第2の算出部134は、上述の対応情報を参照して、温度Xを含む第5の温度範囲に対応する第5の係数を選択する(ステップS12)。
一方、ステップS11の結果が否定の場合は(ステップS11:No)、温度異常のため印刷を実行しない(ステップS13)。
そして、学習部135による学習が完了していない場合は(ステップS14:No)、制御部100は初期動作を開始する。まず位置検出部131は、光学式センサ123からの出力に基づいて、フィラ―90の位置を検出する(ステップS15)。次に、第1の算出部133は、ステップS15で検出されたフィラー90の位置と、前回のフィラー90の位置との差分に対応する圧力変化を求め、その求めた圧力変化を用いて、第1の消費量を算出する。また、第2の算出部133は、上述のステップS4、6、8、10、12のうちの何れかで選択した係数と、前回の印刷ジョブに含まれる画像データとを用いて、第2の消費量を算出する(ステップS16)。
次に、学習部135は、ステップS16で算出した第1の消費量と第2の消費量との差分が閾値以下であるか否かを確認する(ステップS17)。ステップS17の結果が否定の場合(ステップS17:No)、補充制御部136は、必要に応じて、サブタンク35へインクを補充する制御を行う(ステップS18)。例えば第1の消費量が第2の消費量を下回っている場合は、その不足分を補充するために、サブタンク35へインクを補充する制御を行う。そして、学習部135は学習を行う(ステップS19)。より具体的には、学習部135は、上記差分が閾値以下になるよう、第2の消費量の算出に用いた係数(上述のステップS4、6、8、10、12のうちの何れかで選択した係数)を変化させる。説明の便宜上、以下では、以上のステップS1〜ステップS19の処理を「処理A」と称する場合がある。そして、インクジェット記録装置1は印刷待機状態となる(ステップS21)。
一方、学習部135による学習が完了している場合(ステップS14:Yes)、制御部100は、常時供給機能をオンに設定する制御を行い(ステップS20)、インクジェット記録装置1は印刷待機状態となる(ステップS21)。
図7は、印刷待機状態のときに、ホスト800から印刷ジョブを受信した場合のインクジェット記録装置1の動作例を示すフローチャートである。図7に示すように、印刷ジョブを受信した場合(ステップS31:Yes)、制御部100は、そのときのフィラー90の位置に基づいて、サブタンク35にインク補充が必要であるか否かを判断する(ステップS32)。
ステップS32の結果が否定の場合(ステップS32:No)、処理は後述のステップS48に移行し、インクジェット記録装置1は印刷を開始する。ステップS32の結果が肯定の場合(ステップS32:Yes)、温度検出部132は、温度センサからの出力に基づいて、現在の環境温度(以下では、「温度X」と表記)を検出する(ステップS33)。以降のステップS34〜ステップS45の処理内容は、図6に示すステップS3〜ステップS14の処理内容と同様であるので詳細な説明は省略する。
ステップS45の結果が否定の場合(ステップS45:No)、制御部100は、光学式センサ123を設置している場所までキャリッジ33を移動する制御を行った上で(ステップS46)、上述の処理Aを実行する(ステップS47)。そして、制御部100は、ステップS31で受信した印刷ジョブに基づく印刷を開始する(ステップS48)。
一方、ステップS45の結果が肯定の場合(ステップS45:Yes)、制御部100は、ステップS31で受信した印刷ジョブに基づく印刷を開始する(ステップS49)。この場合、常時供給機能がオンになっているので、制御部100は、印刷を実行しながらサブタンク35へのインク補充を行うことができる(ステップS50)。そして、印刷が完了すると(ステップS51)、印刷待機状態になる(ステップS52)。
図8は、本実施形態における学習のイメージを表す概念図である。図8に示すように、第1の消費量と第2の消費量との差分が、許容された誤差範囲(閾値)を超える場合は、差分が誤差範囲に収まるように、第2の消費量の算出に用いられた係数を変化させることで、フィラー90の位置に基づいて算出されるインク消費量(第1の消費量)に近づくように学習する。学習の結果は、ROM102等の制御部100内の記憶装置に格納される。
図9は、制御部100が、学習を完了したか否かを判断する処理の一例を示すフローチャートである。制御部100は、上述の処理Aを実行するたびに、上記差分が閾値以下になった回数がN回(所定数)に到達したか否かを確認する(ステップS101)。ステップS1の結果が肯定の場合(ステップS101:Yes)、制御部100は学習完了と判定し(ステップS102)、常時供給機能をオンに設定する制御を行う(ステップS103)。
以上に説明したように、本実施形態では、フィラー90の位置に基づいて算出されたインク消費量(第1の消費量)と、印刷ジョブに含まれる画像データに基づいて算出されたインク消費量(第2の消費量)との関係を学習することにより、最終的には、フィラー90の位置を検出することなく、ソフトカウントで算出した第2の消費量に応じてサブタンク35へのインク補充を行うことができる。したがって、実行中の印刷を一旦停止する必要もなく、印刷効率を向上させることができる(生産性の低下を防止できる)。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。上述の第1の実施形態と共通する部分については適宜に説明を省略する。本実施形態では、第2の算出部134は、記録ヘッド34からインクを吐出させるための駆動波形の種類ごとに(見方を変えれば、例えば「きれい」、「ふつう」、「高画質」などの印刷の種類(モード)ごとに)、互いに異なる対応情報が紐付けられた紐付情報を参照して、ホスト800から受信した印刷ジョブで命令された印刷に対応する駆動波形に紐付けられた対応情報を選択し、その選択した対応情報を参照して、温度検出部132により検出された温度に対応する係数を選択する。この例では、紐付情報は制御部100内のROM102等の記憶装置に格納され、4つの駆動波形(便宜上、それぞれJET1、JET2、JET3、JET4とする)ごとに、互いに異なる対応情報を紐付けている。つまり、この例では、複数の駆動波形ごとに、温度と係数(第2の消費量の算出に用いられるパラメータ)との対応関係が異なる。
図10は、印刷待機状態のときに、ホスト800から印刷ジョブを受信した場合の、本実施形態のインクジェット記録装置1の動作例を示すフローチャートである。ステップS61およびステップS62の処理内容は、図7に示すステップS31およびステップS32の処理内容と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ステップS62の結果が肯定の場合(ステップS62:Yes)、第2の算出部134は、ステップS61で受信した印刷ジョブで命令される印刷で用いられる駆動波形がJET1であるか否かを確認する(ステップS63)。例えば印刷の種類ごとに、使用すべき駆動波形を示す情報(駆動波形情報)が予め用意されており、第2の算出部134は、ステップS61で受信した印刷ジョブで命令された印刷の種類に対応する駆動波形を特定し、その特定した駆動波形がJET1であるか否かを、上記駆動波形情報を参照することで確認することができる。
ステップS63の結果が肯定の場合(ステップS63:Yes)、第2の算出部134は、JET1に紐付く対応情報を選択し(ステップS64)、処理はステップS70に移行する。
ステップS63の結果が否定の場合(ステップS63:No)、第2の算出部134は、ステップS61で受信した印刷ジョブに対応する駆動波形がJET2であるか否かを確認する(ステップS65)。ステップS65の結果が肯定の場合(ステップS65:Yes)、第2の算出部134は、JET2に紐付く対応情報を選択し(ステップS66)、処理はステップS70に移行する。
ステップS65の結果が否定の場合(ステップS65:No)、第2の算出部134は、ステップS61で受信した印刷ジョブに対応する駆動波形がJET3であるか否かを確認する(ステップS67)。ステップS67の結果が肯定の場合(ステップS67:Yes)、第2の算出部134は、JET3に紐付く対応情報を選択し(ステップS68)、処理はステップS70に移行する。
ステップS67の結果が否定の場合(ステップS67:No)、第2の算出部134は、JET4に紐付く対応情報を選択し(ステップS69)、処理はステップS70に移行する。ステップS70以降の処理は、図7に示すステップS33以降の処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
以上に説明した本実施形態の構成であっても、上述の第1の実施形態と同様に、実行中の印刷を一旦停止する必要もなく、印刷効率を向上させることができる(生産性の低下を防止できる)。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、上述の実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態および変形例にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば図11に示すように、操作パネル94に搭載したLCD170に、学習の進捗状況や、どの温度範囲が学習を完了しているかを認識可能な情報(例えば色)を表示することもできる。例えばインクジェット記録装置1の動作保障温度範囲が0℃〜40℃の場合は、第1の温度範囲T1を0℃≦T1<8℃、第2の温度範囲T2を8℃≦T2<16℃、第3の温度範囲T3を16℃≦T3<24℃、第4の温度範囲T4を24℃≦T4<32℃、第5の温度範囲T5を32℃≦T5<40℃とし、温度範囲ごとに、学習が完了しているか否かを示す表示部品(例えばアイコン)を表示する形態であってもよい。例えば、ある温度範囲の学習が完了している場合は、対応するアイコンを緑色で点灯させ、学習が未完了の場合は、対応するアイコンを赤色で点灯させることもできる。また、上記と同様に、プリンタドライバ80上でも学習が完了しているか否かを認識できるように表示してもよい。
また、例えば図12に示すように、操作パネル94に搭載された学習機能確認ボタン180の押下を受け付けた場合、5つの温度範囲と1対1に対応する5つのアイコンが一定期間(例えば数秒間)にわたって、学習状況に応じた色(この例では緑色または赤色であるが、これに限られるものではない)に点灯させる形態であってもよい。プリンタドライバ80上で同様の表示を行ってもよい。
また、上述した実施形態のインクジェット記録装置1(制御部100のCPU101)で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
1 インクジェット記録装置
33 キャリッジ
34 記録ヘッド
35 サブタンク
94 操作パネル
100 制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 NVRAM
105 ASIC
106 印刷制御部
107 主走査モータ駆動部
108 ACバイアス供給部
109 副走査モータ駆動部
110 I/O
111 ホストI/F
120 ドライバIC
121 主走査モータ
122 副走査モータ
123 光学式センサ
124 ホイールエンコーダ
800 ホスト
特開2012−210817号公報

Claims (8)

  1. 記録液を吐出すための記録ヘッドに前記記録液を供給する記録液タンクと、
    前記記録液タンクの内部の圧力に連動して動く部材を示す連動部材と、
    前記連動部材の位置に基づいて、前記記録液の消費量を算出する第1の算出部と、
    印刷の実行を命令するジョブに含まれる画像データに基づいて、前記記録液の消費量を算出する第2の算出部と、
    前記第1の算出部により算出された前記記録液の消費量を示す第1の消費量と、前記第2の算出部により算出された前記記録液の消費量を示す第2の消費量との関係を学習する学習部と、を備える、
    液体を吐出する装置。
  2. 前記学習部は、前記第1の消費量と前記第2の消費量との差分が閾値以下になるよう、前記第2の消費量を算出するための係数を変化させる、
    請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  3. 環境温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記第2の算出部は、複数の温度ごとに前記係数を対応付けた対応情報を参照して、前記温度検出部により検出された温度に対応する前記係数を選択し、その選択した前記係数を用いて前記第2の消費量を算出する、
    請求項2に記載の液体を吐出する装置。
  4. 前記第2の算出部は、前記記録ヘッドから前記記録液を吐出させるための駆動波形の種類ごとに、互いに異なる前記対応情報が紐付けられた紐付情報を参照して、前記ジョブで命令された印刷に対応する駆動波形に紐付けられた前記対応情報を選択し、その選択した前記対応情報を参照して、前記温度検出部により検出された温度に対応する前記係数を選択する、
    請求項3に記載の液体を吐出する装置。
  5. 前記学習部は、前記差分が前記閾値以下になった回数が所定数に到達した場合、学習を完了する、
    請求項2乃至4のうちの何れか1項に記載の液体を吐出する装置。
  6. 前記学習部による学習が完了している場合は、印刷を実行中でも、前記第2の消費量に応じて前記記録液の補充を制御する補充制御部をさらに備える、
    請求項5に記載の液体を吐出する装置。
  7. 液体を吐出する装置の制御方法であって、
    記録液を吐出すための記録ヘッドに前記記録液を供給する記録液タンクの内部の圧力に連動して動く部材を示す連動部材の位置に基づいて、前記記録液の消費量を算出する第1の算出ステップと、
    印刷の実行を命令するジョブに含まれる画像データに基づいて、前記記録液の消費量を算出する第2の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップにより算出された前記記録液の消費量を示す第1の消費量と、前記第2の算出ステップにより算出された前記記録液の消費量を示す第2の消費量との関係を学習する学習ステップと、を含む、
    制御方法。
  8. コンピュータに、
    記録液を吐出すための記録ヘッドに前記記録液を供給する記録液タンクの内部の圧力に連動して動く部材を示す連動部材の位置に基づいて、前記記録液の消費量を算出する第1の算出ステップと、
    印刷の実行を命令するジョブに含まれる画像データに基づいて、前記記録液の消費量を算出する第2の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップにより算出された前記記録液の消費量を示す第1の消費量と、前記第2の算出ステップにより算出された前記記録液の消費量を示す第2の消費量との関係を学習する学習ステップと、を実行させるためのプログラム。
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