JP2017158328A - 巻線方法 - Google Patents

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Mitsuhiko Sato
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登 市之宮
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Abstract

【課題】ニードルの、軸方向に沿った移動範囲を長くすることなく、導線のタルミの発生を抑制しながら導線を高速でティースに巻き付けることができる巻線方法を提供する。【解決手段】導線100を繰り出すニードル200は、軸方向に延在するスロット中心線Q1(軌跡A1)に沿って位置(a1)から位置(a2)に移動する。次に、ティース中心線Pと、固定子コア20のコア端面20A側に配置されている樹脂ボビン40の連結部43Aの上面44Aとが交差する位置Raを中心点とする半径(スロット中心線間の間隔M/2)の円弧f1(軌跡A2)に沿って位置(a6)に移動する。次に、軸方向に延在するスロット中心線Q2(軌跡A3)に沿って位置(a7)に移動する。次に、ティース中心線Pと、固定子コア20のコア端面20B側に配置されている樹脂ボビン50の連結部53Aの上面54Aとが交差する位置Rbを中心点とする半径(M/2)の円弧f2(軌跡A4)に沿って位置(a1)に移動する。【選択図】図3

Description

本発明は、固定子のティースに導線を巻き付ける巻線方法に関し、特に、導線を繰り出すニードルを固定子のティースの周りを移動させる巻線方法に関する。
電動機や発電機等の固定子は、軸方向および径方向に沿って延在する複数のティースが周方向に沿って設けられている固定子コアと、ティースに巻き付けられた、銅線やアルミ線等の導線により構成される固定子巻線を有している。固定子コアのティースに導線を巻き付ける方式として、導線を繰り出すニードルをティースの回りを移動させることによって導線をティースに直接巻き付ける集中巻き方式が用いられている。
集中巻き方式により導線をティースに巻き付ける巻線方法として、従来、特許文献1に開示されている巻線方法や特許文献2に開示されている巻線方法が知られている。
図5に、特許文献1に開示されている巻線方法が示されている。なお、図5は、固定子コア20の周方向に沿った断面の一部であり、上下方向は軸方向に対応し、左右方向は周方向に対応し、前後方向は径方向に対応する。図5には、巻線対象であるティース22A、ティース22Aに対して周方向一方側および周方向他方側に配置されているティース22Bおよびティース22C、ティース22Aとティース22Bにより形成されるスロット28A、ティース22Aとティース22Cにより形成されるスロット28Bが示されている。固定子コア20の軸方向一方側(コア端面20A側)には、絶縁特性を有する樹脂ボビン40が、連結部43A〜43Cがティース22A〜22Cに対向するように配置されている。また、固定子コア20の軸方向他方側(コア端面20B側)には、樹脂ボビン50が、連結部53A〜53Cがティース22A〜22Cに対向するように配置されている。
特許文献1に開示されている巻線方法では、導線100を繰り出すニードル200は、スロット28Aの周方向中心点を通って軸方向に延在するスロット中心線Q1に沿って位置(b1)から位置(b5)に移動し(軌跡B1)、次に、周方向に沿って延在する線g1に沿って位置(b6)に移動し(軌跡B2)、次に、スロット28Bの周方向中心点を通って軸方向に延在するスロット中心線Q2に沿って位置(b10)に移動し(軌跡B3)、次に、周方向に沿って延在する線g2に沿って位置(b1)に移動する(軌跡B4)。これを繰り返すことによって、導線100がティース22Aに重ねて巻き付けられる。なお、ニードル200を径方向に沿って移動させることにより、導線100がティース22Aに径方向に並べて巻き付けられる。これにより、ティース22A、樹脂ボビン40の連結部43Aおよび樹脂ボビン50の連結部53Aに導線100が巻き付けられる。
また、図6に、特許文献2に開示されている巻線方法が示されている。
特許文献2に開示されている巻線方法では、導線100を繰り出すニードル200は、スロット28Aの周方向中心点を通って軸方向に延在するスロット中心線Q1に沿って位置(c1)から位置(c3)に移動し(軌跡C1)、次に、周方向に沿って延在する線h1に沿って位置(c4)に移動し(軌跡C2)、次に、第1の円弧h2に沿って位置(c6)に移動し(軌跡C3)、次に、スロット28Bの周方向中心点を通るスロット中心線Q2に沿って位置(c8)に移動し(軌跡C4)、次に、周方向に沿って延在する線h3に沿って位置(c9)に移動し(軌跡C5)、次に、第2の円弧h4に沿って位置(c1)に移動する(軌跡C6)。第1の円弧h2(軌跡C3)は、固定子コア20のコア端面20Aとティース22Aの側面24Aが交差する位置Taを中心点とする半径T(=ティース幅W+スロット幅L/2)の円弧である。また、第2の円弧h4(軌跡C6)は、固定子コア20のコア端面20Bとティース22Aの側面25Aが交差する位置Tbを中心点とする半径T(=W+L/2)の円弧である。これを繰り返すことによって、導線100がティース22Aに重ねて巻き付けられる。なお、ニードル200を径方向に沿って移動させることにより、導線100がティース22Aに径方向に並べて巻き付けられる。これにより、ティース22A、樹脂ボビン40の連結部43Aおよび樹脂ボビン50の連結部53Aに導線100が巻き付けられる。
特開2004−64984号公報 特開2002−164244号公報
図5に示されている従来の巻線方法では、ニードル200は、四角形を形成する軌跡B1〜B4に沿って移動するため、導線100の巻き付け時に導線100にタルミが発生する。例えば、ニードル200が位置(b6)から位置(b7)に移動する際に、位置(b6)において繰り出された導線100の長さ(例えば、位置(b4)と位置(b6)の間の距離)が、位置(b7)において必要な繰り出し長さ(例えば、位置(b4)と位置(b7)の間の距離)より長くなるため、導線100のテンションを維持することができず、導線100にタルミ100xが発生する。この状態で、ニードル200が位置(b7)から位置(b8)に移動すると、タルミ100xが発生している導線100が、既に巻き付けられている導線100に当接する。ニードル200がさらに移動すると、タルミ100xが解消され、テンションを維持した状態で導線100が繰り出される。
近年、固定子10の生産性を高めるために、ニードル200の移動速度を高速化して導線100の巻線時間を短縮することが要望されている。図5に示されている従来の巻線方法において、ニードル200の移動速度を高速化すると、タルミ100xが発生した導線100が、既に巻き付けられている導線100に高速で当接するようになり、一方あるいは双方の導線100の絶縁被膜が損傷するおそれがある。
このため、図5に示されている従来の巻線方法では、ニードル200の移動速度を高速化するのが困難である。
一方、図6に示されている従来の巻線方法では、導線100の巻き付け時に導線100にタルミが発生するのを抑制することができる。しかしながら、ニードル200を、固定子コア20のコア端面20Aおよび20Bから飛び出る方向に距離T(=ティース幅W+スロット幅L/2)だけ移動させる必要がある。このため、固定子コア20の軸方向両側に広い作業スペースが必要となる。また、ニードル200の、軸方向に沿った移動範囲が長くなると、ニードル200を支持する支持機構として、ニードル200の位置精度が高い、高価な支持機構を用いる必要がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、ニードルの、軸方向に沿った移動範囲を長くすることなく、導線の巻き付け時における導線のタルミの発生を抑制することができる巻線方法を提供することを目的とする。
本発明の巻線方法は、固定子コアの軸方向両側に第1および第2の絶縁部材が配置されている状態で、固定子コアに設けられているティース(詳しくは、ティースのティース基部)に、導線を繰り出すニードルを用いて導線を巻き付ける巻線方法、典型的には、集中巻方式の巻線方法に関する。導線としては、例えば、銅線やアルミ線が用いられる。
固定子コアは、軸方向一方側および軸方向他方側に第1および第2のコア端面を有する。そして、第1および第2のコア端面の間に軸方向および径方向に沿って延在するティースが周方向に沿って複数設けられ、周方向に隣接するティースにより、軸方向に沿って延在するスロットが形成されているとともに、スロットの内周側に、軸方向に沿って延在するスロット開口部が形成されている。典型的には、固定子コアは、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延在するヨークと、ヨークから径方向に沿って内周側に延在する複数のティースを有し、各ティースは、ヨークから径方向に沿って内周側に延在するティース基部と、ティース基部の内周側に設けられ、周方向に沿って延在するティース先端部を有している。
固定子コアの軸方向一方側および軸方向他方側には、第1および第2の絶縁部材が配置されている。第1の絶縁部材は、軸方向他方側に第1の端面、軸方向一方側に第2の端面を有し、第1の端面が固定子コアの第1のコア端面に当接するように配置される。また、第2の絶縁部材は、軸方向一方側に第3の端面、軸方向他方側に第4の端面を有し、第3の端面が固定子コアの第2のコア端面に当接するように配置される。典型的には、第1の絶縁部材(第2の絶縁部材)は、絶縁特性を有する樹脂により形成され、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延在する外壁部と、外壁部より内周側に設けられ、周方向に沿って延在する複数の内壁部と、外壁部と各内壁部を連結する複数の連結部を有し、外壁部、各内壁部および各連結部の軸方向他方側(軸方向一方側)の面によって第1の端面(第3の端面)が形成され、各連結部の軸方向一方側(軸方向他方側)の面によって第2の端面(第4の端面)が形成される。
本発明では、ティースに巻き付ける導線を繰り出すニードルは、以下のように移動する。ニードルは、典型的には、固定子コアの固定子コア中心軸に沿って移動可能および固定子コア中心軸を中心に回転可能であるとともに、ニードルを固定子コア中心軸と交差する方向(径方向)に沿って移動可能に構成された支持機構により支持される。支持機構の大部分は、固定子コアの内周側に形成されている回転子挿入空間に挿入され、ニードルは、スロット開口部を介してスロット内に挿入される。
本発明は、第1のステップ〜第4のステップを有している。
第1のステップでは、ニードルを、導線を巻き付ける対象ティースに対して周方向一方側に形成されている第1のスロットの周方向中心点を通って軸方向に延在する第1のスロット中心線に沿って軸方向一方方向に第1の位置から第2の位置に移動させる。
第2のステップでは、ニードルを、第1の円弧に沿って第1のスロットから第2のスロットの方向に、第2の位置から第3の位置に移動させる。
第3のステップでは、ニードルを、対象ティースに対して周方向他方側に形成されている第2のスロットの周方向中心点を通って軸方向に延在する第2のスロット中心線に沿って軸方向他方方向に第3の位置から第4の位置に移動させる。
第4のステップでは、ニードルを、第2の円弧に沿って第2のスロットから第1のスロットの方向に、第4の位置から第1の位置に移動させる。
第1の円弧は、導線の直径をD、第1のスロット中心線と第2のスロット中心線との間の間隔をMとしたとき、対象ティースの周方向中心点を通って軸方向に延在するティース中心線と第2の端面とが交差する位置から軸方向一方方向および軸方向他方方向にそれぞれ距離(D/2)だけ離れた位置の間の位置を中心点とする半径(M/2)の円弧に設定される。第2の円弧は、ティース中心線と第4の端面とが交差する位置から軸方向一方向および軸方向他方方向にそれぞれ距離(D/2)だけ離れた位置の間の位置を中心点とする半径(M/2)の円弧に設定される。
「交差する位置から軸方向一方方向および軸方向他方方向にそれぞれ距離(D/2)だけ離れた位置の間の位置を中心点とする円弧」は、交差する位置と円弧の中心点との間の軸方向に沿った間隔が(D/2)だけ離れていればよい。なお、スロット開口部の幅が狭いため、第1の円弧(第2の円弧)の中心点を、交差する位置から周方向一方側および周方向他方側に移動させると、ニードルを支持する支持機構がティースに当接するおそれがある。このため、交差する位置と第1の円弧(第2の円弧)の中心点との間の周方向に沿った間隔は短い方が好ましい。
第1の位置は、第1のスロット中心線上の、第2の円弧の中心点に対応する位置(「位置の近傍」を含む)に設定される。好適には、第1のスロット中心線と第2の円弧の中心点を通って周方向に延在する線との交点(「交点の近傍」を含む)に設定される。
第2の位置は、第1のスロット中心線上の、第1の円弧の中心点に対応する位置(「位置の近傍」を含む)に設定される。好適には、第1のスロット中心線と第1の円弧の中心点を通って周方向に延在する線との交点(「交点の近傍」を含む)に設定される。
第3の位置は、第2のスロット中心線上の、第1の円弧の中心点に対応する位置(「位置の近傍」を含む)に設定される。好適には、第2のスロット中心線と第1の円弧の中心点を通って周方向に延在する線との交点(「交点の近傍」を含む)に設定される。
第4の位置は、第2のスロット中心線上の、第2の円弧の中心点に対応する位置(「位置の近傍」を含む)に設定される。好適には、第2のスロット中心線と第2の円弧の中心点を通って周方向に延在する線との交点(「交点の近傍」を含む)に設定される。
本発明では、導線を繰り出すニードルを第1の円弧(第2の円弧)に沿って第2の位置から第3の位置(第4の位置から第1の位置)に移動させているので、巻き付け時に導線にタルミが発生するのを抑制することができる。また、第1の円弧(第2の円弧)の中心点を、ティース中心線と第1の絶縁部材の第2の端面(第2の絶縁部材の第4の端面)とが交差する位置から軸方向一方向および軸方向他方方向にそれぞれ距離(D/2)だけ離れた位置の間の位置を中心点としているため、第1の円弧(第2の円弧)の半径を従来の巻線方法に比べて短くすることができる。これにより、ニードルの、軸方向に沿った移動範囲を長くすることなく、導線の巻き付け時における導線のタルミの発生を抑制することができ、ニードルの移動速度を高速化して巻線時間を短縮することができる。
本発明の異なる形態では、第1および第2の円弧は、ティース中心線上(「ティース中心線の近傍」を含む)に中心点を有する円弧に設定されている。
本形態では、ニードルを支持する支持機構がスロット開口部を介して軸方向に移動する際に、支持機構がティースに接触するのを確実に防止することができる。
本発明の他の異なる形態では、第1の円弧(第2の円弧)は、ティース中心線と第2の端面(第4の端面)が交差する位置(「交差する位置の近傍」を含む)を中心点とする円弧に設定されている。
本形態では、ニードルを支持する支持機構を簡単に構成することができる。
本発明では、ニードルの、軸方向に沿った移動範囲を長くすることなく、導線の巻き付け時における導線のタルミの発生を抑制することができ、ニードルの移動速度を高速化して巻線時間を短縮することができる。
集中巻き固定子の一例を示す図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明の巻線方法の一実施形態を説明する図である。 図3の部分拡大図である。 従来の巻線方法を説明する図である。 他の従来の巻線方法を説明する図である。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
なお、本明細書では、「軸方向」は、固定子コア中心線Oが延在する方向を示し、「周方向」は、固定子コア中心線Oを中心とする円周方向を示し、「径方向」は、固定子コア中心線Oに直角な方向を示す。
先ず、電動機や発電機等に用いられている固定子10について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、固定子10の斜視図であり、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図2のIII−III線断面図(固定コア20の周方向に沿った断面図)である。
固定子10は、固定子コア20と、樹脂ボビン40および50と固定子巻線(図示省略)を有している。
固定子コア20は、複数の薄板状の電磁鋼板を軸方向に積層した積層体により構成され、軸方向両側にコア端面20Aおよび20Bを有する筒状に形成されている。固定子コア20は、固定子コア中心線0に直角な断面で見て、周方向に沿って延在しているヨーク21と、周方向に間隔を空けて、ヨーク21から径方向に沿って内周側に延在している複数のティース22を有している。各ティース22は、ヨーク21から径方向に沿って内周側に延在しているティース基部23と、ティース基部23の内周側(先端側)に設けられ、周方向に沿って延在しているティース先端部26を有している。ティース基部23は、周方向両側に側面24および25を有している。ティース先端部26には、内周側(先端側)にティース先端面27が形成されている。ティース先端面27は、固定子コア中心線Oを中心とする円弧形状に形成されている。ティース先端面27によって、固定子コア20の内周側に、回転子(図示省略)が挿入される回転子挿入空間20aが形成されている。
ヨーク21と周方向に隣接する2つのティース22によって、軸方向に沿って延在するスロット28が形成されている。スロット28の内周側には、周方向に隣接する2つのティース22のティース先端部27によって、軸方向に沿って延在しているスロット開口部29が形成されている。スロット28内には、スロット絶縁部材30が設けられる。
固定子コア20のコア端面20Aが、本発明の「軸方向一方側の第1のコア端面」に対応し、コア端面20Bが、本発明の「軸方向他方側の第2のコア端面」に対応する。また、ティース基部23の側面24が、本発明の「周方向一方側の第1の側面」に対応し、側面25が、本発明の「周方向他方側の第2の側面」に対応する。
樹脂ボビン40、50は、絶縁特性を有する樹脂により形成され、固定子コア20の軸方向両側に配置される。
樹脂ボビン40は、軸方向に直角な断面で見て、周方向に沿って延在している外壁部41と、外壁部41より内周側(径方向内側)に配置され、周方向に沿って延在している複数の内壁部42と、径方向に沿って延在し、外壁部41と各内壁部42を連結する複数の連結部43を有している。なお、外壁部41と内壁部42は、軸方向に沿って延在している。外壁部41、内壁部42および連結部43は、それぞれ固定子コア20のヨーク21、ティース先端部26およびティース基部23に対向する位置に配置される。
内壁部42によって、固定子コア20の回転子挿入空間20aに対向する内周孔40aが形成される。また、外壁部41と周方向に隣接する2つの連結部43よび内壁部42によって、固定子コア20のスロット28に対向する外周孔45が形成される。
外壁部41、内壁部42および連結部43の端面によって樹脂ボビン40の底面40Aが形成されている。なお、連結部43は、軸方向に沿って底面40Aと反対側に上面44を有している。樹脂ボビン40は、底面40Aがコア端面20Aに対向する(当接する)ように、固定子コア20の軸方向一方側に配置される。
樹脂ボビン50は、樹脂ボビン40と同様に、外壁部51、内壁部52、連結部53、内周孔50aおよび外周孔55を有している。
外壁部51、内壁部52および連結部53の端面によって樹脂ボビン50の底面50Aが形成されている。連結部53は、軸方向に沿って底面50Aと反対側に上面54を有している。樹脂ボビン50は、底面50Aがコア端面20Bに対向する(当接する)ように、固定子コア20の軸方向他方側に配置される。
樹脂ボビン40が、本発明の「固定子コアの軸方向一方側に配置される第1の絶縁部材」に対応し、樹脂ボビン40の底面40Aが、本発明の「第1のコア端面側の第1の端面」に対応し、連結部43の上面44が、本発明の「第1のコア端面と反対側の第2の端面」に対応し、樹脂ボビン50が、本発明の「固定子コアの軸方向他方側に配置される第2の絶縁部材」に対応し、底面50Aが、本発明の「第2のコア端面側の第3の端面」に対応し、連結部53の上面54(図示されていない)が、本発明の「第2のコア端面と反対側の第4の端面」に対応する。
次に、本発明の巻線方法の一実施形態を説明する。
本実施形態の巻線方法で用いられる巻線装置は、導線100を繰り出すニードル200と、ニードル200を支持する支持機構(図示省略)を有している。
支持機構は、固定子コア20の回転子挿入空間20a内に固定子コア中心軸Oと同軸に配置される。そして、ニードル200をスロット開口部29からスロット28内に挿入した状態で、固定子コア中心軸Oに沿って(図1の上下方向に沿って)移動させるとともに、固定子コア中心軸Oを中心に回転させることによりニードル200をティース22の回りを旋回させてティース22と樹脂ボビン40の連結部43および樹脂ボビン50の連結部53に導線100を巻き付ける。また、ニードル200を径方向に沿って移動させることにより、導線100を径方向に沿って整列して巻き付ける。
ニードル200を用いてティース22に導線100を巻き付ける巻線方法の概要を、図2に示されているティース22Aに導線100を巻き付ける場合について説明する。
ニードル200を、ティース22Aとティース22Bにより形成されるスロット28A内にスロット開口部29Aから挿入した状態で、スロット28Aの周方向中心点を通って軸方向に延在するスロット中心線Q1に沿って軸方向一方方向(コア端面20Bからコア端面20Aの方向)に移動させる。
次に、ニードル200を、スロット28Aから周方向に沿って(図2の矢印y方向に沿って)周方向他方方向(図2において時計方向)に移動させる。
次に、ティース22Aとティース22Cにより形成されるスロット28B内にスロット開口部29Bから挿入した状態で、スロット28Bの周方向中心点を通って軸方向に延在するスロット中心線Q2に沿って軸方向他方方向(コア端面20Aからコア端面20Bの方向)に移動させる。
次に、ニードル200を、スロット28Bから周方向に沿って(図2の矢印y方向に沿って)周方向一方方向(図2において反時計方向)に移動させる。
導線100の巻き付け位置を径方向に移動させる場合には、ニードル200を、径方向に沿って(図2の矢印z方向に沿って)移動させる。
ティース22Aからティース22Bの方向(図2において反時計方向)が、本発明の「周方向一方方向」に対応し、ティース22Aに対してティース22Bが配置されている側(図2において反時計方向側)が、本発明の「周方向一方側」に対応し、ティース22Aからティース22Cの方向(図2において時計方向)が、本発明の「周方向他方方向」に対応し、ティース22Aに対してティース22Cが配置されている側(図2において時計方向側)が、本発明の「周方向他方側」に対応する。
固定子コア20のコア端面20Bからコア端面20Aの方向(図1において下から上方向)が、本発明の「軸方向一方方向」に対応し、コア端面20Bに対してコア端面20Aが配置されている側(図1において上側)が、本発明の「軸方向一方側」に対応し、コア端面20Aからコア端面20Bの方向(図1において上から下方向)が、本発明の「軸方向他方方向」に対応し、コア端面20Aに対してコア端面20Bが配置されている側(図1において下側)が、本発明の「軸方向他方側」に対応する。
ティース22Aが、本発明の「対象ティース」に対応し、ティース22Bが、本発明の「対象ティースに対して周方向一方側に配置されている第1のティース」に対応し、ティース22Cが、本発明の「対象ティースに対して周方向他方側に配置されている第2のティース」に対応する。
ティース22Aと22Bにより形成されるスロット28Aが、本発明の「対象ティースに対して周方向一方側に配置されている第1のスロット」に対応し、ティース22Aと22Cにより形成されるスロット28Bが、本発明の「対象ティースに対して周方向他方側に配置されている第2のスロット」に対応する。
次に、本実施形態の巻線方法を、図3、図4を参照して説明する、図3は、固定子コア20の周方向に沿った一部の断面図であり、図4は、図3の部分拡大図である。図4では、軸方向が上下方向で示され、周方向が左右方向で示され、径方向が前後方向で示されている。
なお、図3において、ティース22A〜22Cのティース基部23A〜23Cの、コア端面20A側には、樹脂ボビン40の連結部43A〜43Cが配置され、コア端面20B側には、樹脂ボビン50の連結部53A〜53Cが配置されている。連結部43Aの、底面40Aを形成する端面はコア端面20A側に配置され、上面44Aはコア端面20Aと反対側(軸方向一方側)に配置されている。連結部53Aの、底面50Aを形成する端面はコア端面20B側に配置され、上面54Aはコア端面20Bと反対側(軸方向他方側)に配置されている。
スロット28Aの周方向中心点を通って軸方向に延在するスロット中心線Q1は、ティース22Aのティース基部23Aの側面24Aとティース22Bのティース基部23Bの側面25Bの間の間隔(スロット間隔)をLとすると、側面24Aおよび25Bから距離(L/2)の位置を通る線として定義される。なお、スロット中心線Q1は、軸方向に直角な断面で見て、図2に示されているように、スロット開口部29A(スロット幅E)の周方向中心点およびスロット28A(スロット幅L)の周方向中心を通る線に沿って配置される。
また、ティース22Aの周方向中心点を通って軸方向に延在するティース中心線Pは、ティース22Aの幅(ティース幅)をWとすると、ティース22Aのティース基部23Aの側面24Aおよび25Aから距離(W/2)の位置を通る線として定義される。
また、スロット中心線間隔Mは、スロット28Aのスロット中心線Q1と、スロット28Aと周方向に隣接するスロット28Bのスロット中心線Q2の間の間隔として定義される。
本実施形態の巻線方法は、第1〜第4のステップにより構成されている。
第1ステップでは、導線100を繰り出すニードル200を、スロット28Aのスロット中心線Q1に沿って軸方向一方方向に、位置(a1)から位置(a2)に移動させる。すなわち、ニードル200を、軸方向に延在する第1の軌跡A1に沿って移動させる。
第2ステップでは、ニードル200を、第1の円弧f2に沿ってスロット28Aからスロット28Bの方向に、位置(a2)から位置(a6)に移動させる。すなわち、ニードル200を、円弧状に延在する第2の軌跡A2に沿って移動させる。
第3ステップでは、ニードル200を、スロット中心線Q2に沿って軸方向他方方向に、位置(a6)から位置(a7)に移動させる。すなわち、ニードル200を、軸方向に延在する第3の軌跡A3に沿って移動させる。
第4ステップでは、ニードル200を、第2の円弧f2に沿ってスロット28Bからスロット28Aの方向に、位置(a7)から位置(a1)に移動させる。すなわち、ニードル200を、円弧状に延在する第4の軌跡A4に沿って移動させる。
位置(a1)、(a2)、(a6)、(a7)が、それぞれ本発明の「第1の位置」、「第2の位置」、「第3の位置」、「第4の位置」に対応する。
第1の円弧f1は、ティース中心線Pと樹脂ボビン40の連結部43Aの上面44Aとが交差する位置Raを中心点とし、半径R[=(M/2)=(W/2)+(L/2)]を有する円弧である。
第2の円弧f2は、ティース中心線Pと樹脂ボビン50の連結部53Aの上面54Aとが交差する位置Rbを中心点とし、半径R[=(M/2)=(W/2)+(L/2)]を有する円弧である。
位置(a1)は、スロット中心線Q1と、第2の円弧f2の中心点(Rb)を通って周方向に延在する線(本実施形態では、樹脂ボビン50の連結部53の上面54Aが延在する線)とが交差する位置(「交差する位置」の近傍を含む)である。
位置(a2)は、スロット中心線Q1と、第1の円弧f1の中心点(Ra)を通って周方向に延在する線(本実施形態では、樹脂ボビン40の連結部43の上面44Aが延在する線)とが交差する位置(「交差する位置」の近傍を含む)である。
位置(a6)は、第2のスロット中心線Q2と、第1の円弧f1の中心点(Ra)を通って周方向に延在する線(本実施形態では、樹脂ボビン40の連結部43の上面44Aが延在する線)とが交差する位置(「交差する位置」の近傍を含む)である。
位置(a7)は、スロット中心線Q2と、第2の円弧f2の中心点(Rb)を通って周方向に延在する線(本実施形態では、樹脂ボビン50の連結部53の上面54Aが延在する線)とが交差する位置(「交差する位置」の近傍を含む)である。
第1〜第4ステップを繰り返すことによって、固定子コア20のティース22Aのティース基部23Aと樹脂ボビン40の連結部43Aおよび樹脂ボビン50の連結部53Aに導線100が重ねて巻き付けられる。
また、ニードル200を径方向に沿って移動させた状態で、第1〜第4ステップを繰り返すことによって、導線100を径方向に並べて巻き付けることができる。
本実施形態では、ニードルを、ティース22Aより軸方向一方側において、スロット28Aからスロット28Bの方向に、第1の円弧f1に沿って移動させ、また、ティース22Aより軸方向他方側において、スロット28Bからスロット28Aの方向に、第2の円弧f2に沿って移動させている。これにより、導線100の巻き付け時における導線100のタルミの発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、第1の円弧を、ティース中心線Pと樹脂ボビン40の連結部43Aの上面44Aとが交差する位置Raを中心点とし、半径R[=(M/2)]を有する円弧に設定し、第2の円弧を、ティース中心線Pと樹脂ボビン50の連結部53Aの上面54Aとが交差する位置Rbを中心点とし、半径R[=(M/2)]を有する円弧に設定している。これにより、ニードル200の、スロット中心線Q1およびスロット中心線Q2に沿って、固定子コア20(詳しくは、樹脂ボビンの連結部)から飛び出る方向への移動量をR[=(M/2)]に抑制することができる。すなわち、特許文献2に開示されている巻線方法における移動量T[=W+(L/2)]に較べて大幅に抑制することができる。
これにより、特許文献2に開示されている巻線方法のように、固定子コア20の軸方向両側に広い作業スペースを必要とせず、また、ニードル200の位置精度が高い、高価な支持機構を用いる必要もない。
したがって、ニードル200の、軸方向に沿った移動範囲を長くすることなく、導線100の巻き付け時における導線100のタルミの発生を抑制することができ、ニードル200の移動速度を高速化して巻線時間を短縮することができる。
また、図4に破線で示されている領域Kにおいて、ニードル200は、特許文献2に開示されている巻線方法では二点鎖線で示される軌跡C3に沿って移動するのに対し、本実施形態では一点鎖線で示される軌跡A2に沿って移動する。すなわち、本実施形態の巻線方法の軌跡A2は、特許文献2に開示されている巻線方法の軌跡C3より外周側を通る。このことは、本実施形態の巻線方法を用いることにより、特許文献2に開示されている巻線方法では、既に巻き付けられている導線100にニードル200が接触するため導線100を巻き付けることができない領域まで、導線100を巻き付けることができることを意味している。
したがって、本発明の巻線方法では、特許文献2に開示されている巻線方法より多くの導線100をティース22Aに巻き付けることができる、すなわち、スロット28A、28B内における導線100の占積率を高めることができる。
以上の実施形態では、第1の円弧f1(第2の軌跡A2)の中心点を、ティース中心線Pと樹脂ボビン40の連結部43Aの上面44Aとが交差する位置Raに設定し、第2の円弧f2(第4の軌跡A4)の中心点を、ティース中心線Pと樹脂ボビン50の連結部53Aの上面54Aとが交差する位置Rbに設定したが、第1の円弧f1および第2の円孔f2の中心点は、位置RaおよびRbに限定されない。
本発明の巻線方法の他の実施形態を、図4を参照して説明する。
図4において、導線100の直径をDとしたとき、ティース中心線Pに沿って、位置Raに対して軸方向一方方向に[D/2]だけ離れた位置をRa1、軸方向他方方向に[D/2]だけ離れた位置をRa2とする。
本実施形態では、第1の円弧f1を、位置Ra1とRa2の間の範囲内に中心点を有する半径Rの円弧に設定している。すなわち、第1の円弧f1の中心点と位置Raとの間の軸方向に沿った間隔が[±(D/2)]の範囲内となるように、第1の円弧f1の中心点を設定する。
第2の円弧f2の中心点についても、第1の円弧f1の中心点と同様に、位置Rbとの間の軸方向に沿った間隔が[±(D/2)]の範囲内となるように設定される。
なお、スロット開口部29A、29Bの幅(スロット開口幅)Eは非常に狭いため、スロット開口部29A、29Bからスロット28A,28B内に挿入される支持機構が周方向に沿って移動すると、支持機構がティース22A〜22Cに接触するおそれがある。このため、第1の円弧f1の中心点と位置Raとの間の周方向に沿った間隔および第2の円弧f2の中心点と位置Rbとの間の周方向に沿った間隔が狭くなるように、好適には、ティース中心線Pの近傍位置に設定される。
本実施形態においても、ニードル200の、軸方向に沿った移動範囲を長くすることなく、導線100の巻き付け時における導線100のタルミの発生を抑制することができ、ニードル200の移動速度を高速化して巻線時間を短縮することができる。
本発明は、実施形態で説明した構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。
ティースに巻き付ける導線としては、銅線やアルミ線に限定されない。
ティースに導線を巻き付ける方法(例えば、スロットの回りにニードルを移動させる方向、径方向に沿ってニードルを移動させる方法)としては、種々の方法を用いることができる。
ニードルを支持する支持機構としては、公知の種々の支持機構を用いることができる。
実施形態で説明した第1〜第4のステップを実行する順番は適宜設定可能である。
実施形態で説明した各構成は、単独で用いることもできるし、適宜選択した複数の構成を組み合わせて用いることもできる。
10 固定子
20 固定子コア
20A、20B コア端面
20a 回転子挿入空間
21 ヨーク
22、22A、22B、22C ティース
23、23A、23B、23C ティース基部
24、25、24A、25A、24C、25B 側面
26、26A ティース先端部
27 ティース先端面
28、28A、28B スロット
29、29A、29B スロット開口部
30 スロット絶縁部材
40、50 樹脂ボビン(絶縁部材)
40A、50A 底面
40a、50a 内周孔
41、51 外壁部
42、52 内壁部
43、43A、43B、43C、53、53A、53B、53C 連結部
44、44A、54、54A 上面
100 導線
200 ニードル

Claims (3)

  1. 軸方向一方側および軸方向他方側に第1のコア端面および第2のコア端面を有し、前記第1のコア端面と第2のコア端面の間に軸方向および径方向に沿って延在するティースが周方向に沿って複数設けられ、周方向に隣接するティースにより、軸方向に沿って延在するスロットが形成されているとともに、前記スロットの内周側に、軸方向に沿って延在するスロット開口部が形成されている固定子コアと、前記固定子コアの軸方向一方側に配置され、前記第1のコア端面側および前記第1のコア端面と反対側に第1の端面および第2の端面を有する第1の絶縁部材と、前記固定子コアの軸方向他方側に配置され、前記第2のコア端面側および前記第2のコア端面と反対側に第3の端面および第4の端面を有する第2の絶縁部材とにより構成される固定子の前記ティースに、前記ティースの外周に沿ってニードルを移動させることによって導線を巻き付ける巻線方法において、
    前記ニードルを、導線を巻き付ける対象ティースに対して周方向一方側に形成されている第1のスロットの周方向中心点を通って軸方向に延在する第1のスロット中心線に沿って、軸方向一方方向に第1の位置から第2の位置に移動させる第1のステップと、
    前記ニードルを、第1の円弧に沿って、前記第1のスロットから前記第2のスロットの方向に、前記第2の位置から第3の位置に移動させる第2のステップと、
    前記ニードルを、前記対象ティースに対して周方向他方側に形成されている第2のスロットの周方向中心点を通って軸方向に延在する第2のスロット中心線に沿って、軸方向他方方向に前記第3の位置から第4の位置に移動させる第3のステップと、
    前記ニードルを、第2の円弧に沿って、前記第2のスロットから前記第1のスロットの方向に、前記第4の位置から前記第1の位置に移動させる第4のステップを備え、
    前記第1の円弧は、前記導線の直径をD、前記第1のスロット中心線と前記第2のスロット中心線との間の間隔をMとしたとき、前記対象ティースの周方向中心点を通って軸方向に延在するティース中心線と前記第2の端面とが交差する位置から前記軸方向一方方向および前記軸方向他方方向にそれぞれ距離(D/2)だけ離れた位置の間の位置を中心点とする半径(M/2)の円弧に設定され、
    前記第2の円弧は、前記ティース中心線と前記第4の端面とが交差する位置から前記軸方向一方方向および前記軸方向他方方向にそれぞれ距離(D/2)だけ離れた位置の間の位置を中心点とする半径(M/2)の円弧に設定され、
    前記第1の位置は、前記第1のスロット中心線上の、前記第2の円弧の中心点に対応する位置に設定され、
    前記第2の位置は、前記第1のスロット中心線上の、前記第1の円弧の中心点に対応する位置に設定され、
    前記第3の位置は、前記第2のスロット中心線上の、前記第1の円弧の中心点に対応する位置に設定され、
    前記第4の位置は、前記第2のスロット中心線上の、前記第2の円弧の中心点に対応する位置に設定されていることを特徴とする巻線方法。
  2. 請求項1に記載の巻線方法であって、
    前記第1の円弧および前記第2の円弧は、前記ティース中心線上に中心点を有する円弧に設定されていることを特徴とする巻線方法。
  3. 請求項1または2に記載の巻線方法であって、
    前記第1の円弧は、前記ティース中心線と前記第2の端面とが交差する位置を中心点とする円弧に設定され、
    前記第2の円弧は、前記ティース中心線と前記第4の端面とが交差する位置を中心点とする円弧に設定されていることを特徴とする巻線方法。
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