JP2017156089A - 電解質分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な取り扱いで、安定した濃度の次亜塩素酸を含む洗浄液を生成することが可能な電解質分析装置を提供する。【解決手段】電解質分析装置に予め備えられている比較電極液を用いて電気分解することにより次亜塩素酸溶液を生成する。試料を保持するサンプル容器15と、サンプル容器から注入された試料を希釈する希釈槽11と、イオン選択電極1と、比較電極2と、を含み、イオン選択電極と比較電極との間の電位差によって試料に含まれる電解質の濃度を測定するイオン選択電極部と、試料を記イオン選択電極へ送液する第1の流路と、比較電極液を格納する比較電極液ボトル5と、比較電極液を電気分解して次亜塩素酸溶液を生成する電解槽6と、比較電極液を電解槽に供給する第2の流路と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は自動分析装置に搭載される電解質分析装置に関する。
生化学自動分析装置は、血液検体や尿検体等のタンパク質を含む試料を分析する。
電解質分析装置は、試料中のナトリウム(Na)、カリウム(K)、クロール(Cl)などの電解質成分を分析する装置である。現在は多くの装置でイオン選択電極法(ISE法)と呼ばれる方式を利用している。ISE法ではイオン選択電極(ISE)と、基準電位を生じる比較電極の電位差を測定することで検体中の電解質濃度を測定する。ISE電極はイオン成分に応答して電位差が生じるイオン感応膜が貼り付けられており、検体中の電解質濃度に応じて電位が変動する。比較電極は基準電位を保つため、比較電極液と呼ばれる溶液に接触する。比較電極液は、多くの場合高濃度のKCL溶液を用いる。多くの電解質分析装置では高スループット実現の為に検査対象の検体を連続的に送液するフロー方式で分析を行う。
フロー方式の電解質分析装置の流路を洗浄するために、次亜塩素酸塩を含む洗浄液が使用される。電解質分析装置の洗浄液としてはイオン感応膜へのダメージを避ける為、界面活性剤成分を含まないことが望ましい。洗浄液の成分としては、タンパク質の分解や細菌類の死滅の為、次亜塩素酸イオンが0.01%以上含まれることが望ましい。
しかしながら、次亜塩素酸イオンは、熱や光により分解しやすく不安定である。したがって、次亜塩素酸の分解や濃縮による洗浄液中の有効塩素濃度の変動を避ける為に、保管温度や期限の厳守が必須であった。また、次亜塩素酸成分およびアルカリ成分は人体への影響が大きく、使用者の取扱に注意が必要である。このようなメンテナンスに要する手間を回避するべく、装置内の洗浄の自動化が望まれている。
生化学自動分析装置内で洗浄液を生成する方法としては、例えば特許文献1が知られている。特許文献1では、隔膜式電解槽にて微量の食塩を含む水道水を電気分解することで発生する、次亜塩素酸を含む酸性溶液または、アルカリ性溶液を生化学自動分析装置の試料接触部位の洗浄に使用する方法が記載されている。
特開平11−153604号公報
装置内の洗浄の自動化のため、装置内で電気分解により次亜塩素酸イオンを含む洗浄液を生成することが考えられる。しかしながら、特許文献1のように、水道水を使用して洗浄液を生成する場合、水道水に金属イオン等の不純物を含む場合や水道水の塩素イオン濃度の変動が大きい場合があり、既定の濃度の洗浄液を生成することが困難である。また、別の方式として、塩酸を含む水溶液を電気分解に用いる方法も考えられるが、塩素イオンを含む水溶液を使用者が自ら設置する場合、取り扱いに注意を要し、設置の手間を要する。
そこで、本発明では、簡便な取り扱いで、安定した濃度の次亜塩素酸を含む洗浄液を生成することが可能な電解質分析装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、電解質分析装置に予め備えられている比較電極液を用いて電気分解することにより次亜塩素酸溶液を生成する。より具体的には、本発明の電解質分析装置は、試料を保持するサンプル容器と、前記サンプル容器から注入された試料を希釈する希釈槽と、イオン選択電極と、比較電極と、を含み、前記イオン選択電極と前記比較電極との間の電位差によって前記試料に含まれる電解質の濃度を測定するイオン選択電極部と、前記試料を前記イオン選択電極へ送液する第1の流路と、比較電極液を格納する比較電極液ボトルと、比較電極液を電気分解して次亜塩素酸溶液を生成する電解槽と、前記比較電極液を前記電解槽に供給する第2の流路と、を備える。
本発明によれば、電解質分析装置において、簡便な取り扱いで、安定した濃度の次亜塩素酸を含む洗浄液を生成することができる。
実施例1の全体構成を表す概要図。 実施例2の全体構成を表す概要図。 無隔膜型電解槽の概要図。 隔膜型電解槽の概要図。
以下、図面を参照し、本発明の実施例について詳細に説明する。
本実施例では、自動分析装置に搭載される電解質分析装置を一例として説明する。自動分析装置には、例えば生化学自動分析装置、免疫自動分析装置、などが挙げられる。ただし、これは本発明の単なる一例であって、本発明は以下説明する実施の形態に限定されるものではない。例えば臨床検査に用いる質量分析装置や血液の凝固時間を測定する凝固分析装置なども含まれる。また、これらと生化学自動分析装置、免疫自動分析装置との複合システム、またはこれらを応用した自動分析システムにも適用可能である。また、電解質分析装置単体で用いられてもよい。
本明細書において、「検体」とは患者の生体から採取される分析対象の総称であり、例えば血液や尿などである。また、これらに対して所定の前処理を行った分析対象も「検体」に含まれる。また、「検体」は「サンプル」と称することもある。
図1は本実施例の電解質分析装置の全体概略図である。
電解質分析装置は大別してサンプル分注部と、ISE電極部と、試薬部と機構部の4つの部位から成る。サンプル分注部は、サンプルプローブ14とサンプル容器15から成る。サンプルプローブ14によって、サンプル容器15内に保持された患者検体などのサンプルを分注し装置内に引き込む。
ISE電極部は、希釈槽11、シッパノズル13、希釈ノズル24、内部標準液ノズル25、廃液ノズル26、ISE電極1、比較電極2、ピンチ弁23、電圧計27、アンプ28、コンピュータ29から成る。サンプル分注部にて分注された検体は希釈槽11へ吐出され、希釈ノズル24から希釈槽11内へ吐出される希釈液で希釈・撹拌される。シッパノズル13はISE電極1に流路によって接続され、希釈槽11から吸引されたサンプルは当該流路によってISE電極1へ送液される。比較電極液ボトル5に格納された比較電極液は、ピンチ弁23が閉鎖した状態でシッパシリンジ10を動作することで、比較電極2へ送液される。ISE電極流路に送液された希釈されたサンプル溶液と、比較電極流路に送液された比較電極液が接液することでISE電極1と比較電極2が電気的に導通する。ISE電極部は、ISE電極1と比較電極2との間の電位差によってサンプルに含まれる所定の電解質の濃度を測定する。
より具体的には、ISE電極1にはサンプル中の特定のイオン(例としてナトリウム(Na+)、カリウムイオン(K+)、クロールイオン(Cl-)など)の濃度に応じ起電力が変化する性質を持つイオン感応膜が貼り付けられており、イオン選択電極は検体中の各イオン濃度に応じた起電力を出力する。電圧計27とアンプ28によりISE電極1と比較電極2の間の起電力を取得し、コンピュータ29にて検体中のイオン濃度を演算、表示する。サンプルを希釈槽からISE電極へ送液した後、希釈槽内に残る廃液を廃液ノズル26で吸引し、排出する。温度変化等の影響による電位変動を補正する為、サンプル測定後、次サンプル測定までの間に内部標準液ノズル25より希釈槽11内へ内部標準液を吐出し、サンプルと同様に測定を行う。各サンプル間に測定される内部標準液測定結果を利用して、変動量に応じた補正を行うことが好ましい。
試薬部は、内部標準液を格納する内部標準液ボトル3、希釈液を格納する希釈液ボトル4、比較電極液を格納する比較電極液ボトル5、脱ガス機構7、フィルタ16、電解槽6から成り、測定や洗浄に必要な試薬を供給する。内部標準液ボトル3および希釈液ボトル4はフィルタ16を介して流路を通じて内部標準液ノズル25、希釈液ノズル24に接続されており、各ノズルは希釈槽11内に先端を導入した形状で設置されている。比較電極液ボトル5は、流路を通じて比較電極2に接続されている。希釈液ボトル8と希釈槽11の間の流路、および比較電極液ボトル5と比較電極2の間の流路に脱ガス機構7が接続されており、希釈槽内へは脱ガスした溶液が吐出される。電解槽6には純水製造装置30が流路によって接続されている。また、電解槽6の電解溶液として比較電極液を供給するため、電解槽6と比較電極液ボトル5は流路によって接続されている。電解槽6では比較電極液を電気分解し、次亜塩素酸溶液を生成する。さらに、電解槽6は生成した次亜塩素酸溶液を希釈槽11に送液するため、内部標準液シリンジ8を含む内部標準液流路、または希釈液シリンジ9および脱ガス機構7を含む希釈液流路を介して、希釈槽11に設置された希釈ノズル24または内部標準液ノズル25に流路によって接続されている。比較電極液ボトル5、電解槽6、および次亜塩素酸溶液が送液される流路は、密閉されている。これにより、ユーザが誤って次亜塩素酸溶液に接触することを防止することができる。
機構部は、内部標準液シリンジ8、希釈液シリンジ9、シッパシリンジ10、電磁弁17、18、19、20、21、22、プレヒート12から成り、送液等の各機構の動作を担う。
内部標準液および希釈液は、内部標準液シリンジ8および希釈液シリンジ9と電磁弁の動作により希釈槽へ送液される。ISE電極1は温度の影響を生じやすい為、プレヒート12を介することで、ISE電極1へ至る内部標準液および希釈液の温度を一定範囲内に制御する。電解槽6で生成した次亜塩素酸溶液を希釈液流路へ送液する場合は、電磁弁19を閉鎖し、希釈液ボトル4への次亜塩素酸溶液の混入を防いだ状態で、電磁弁17を閉鎖し電磁弁18を開いた状態とし希釈液シリンジ9で次亜塩素酸溶液を送液する。同様に、内部標準液流路へ送液する場合は、電磁弁18,20を閉鎖した状態とし内部標準液シリンジ8で次亜塩素酸溶液を送液する。
洗浄が必要な部位に応じて次亜塩素酸溶液を送液する流路を選択することが出来る。希釈槽11を介してISE電極1流路を洗浄する場合には、いずれの流路を介しても良い。
図1に示す装置では、ISE測定用の比較電極液ボトル5が接続された電解槽9を装置内に備えていることが特徴の一つである。比較電極液を利用することで、ユーザが溶液を調整するなどの作業なしに流路洗浄が実施することができる。
まず、サンプル測定動作の概要を説明する。
サンプル分注部においてサンプルプローブ14にてサンプル容器15から分注したサンプルをISE電極部の希釈槽11へ吐出する。希釈槽11にサンプルが分注された後、希釈ノズル24から、希釈液シリンジ9の動作によって希釈ボトル4より希釈液を吐出し、検体を希釈する。流路内の希釈液の温度や圧力変化により気泡が発生することを防ぐため、希釈液流路の途中に取り付けられた脱ガス機構7で脱ガス処理を行う。希釈された検体は、シッパシリンジ10や電磁弁22の動作によりISE電極1へ吸引される。
また、ピンチ弁23とシッパシリンジ10により比較電極2内へ、比較電極液ボトル5より比較電極液が送液される。比較電極液は所定の濃度の塩化カリウム(KCl)水溶液から成り、サンプルと比較電極が接することでISE電極1と比較電極2が電気的に導通する。比較電極液の濃度はサンプル送液している間の濃度変動の影響を抑制する為、高濃度であることが望ましいが、飽和濃度付近では結晶化し流路詰まりの原因となる可能性がある為、0.5mmol/Lから3.0mmol/Lの間であることが望ましい。比較電極電位を基準としたISE電極電位の変動を電圧計27とアンプ28を用いて計測する。また、サンプル測定の前後に試薬部の内部標準液ボトル3中の内部標準液を内部標準液シリンジ8により希釈槽11へ吐出し、サンプル測定と同様の動作で内部標準液の測定を行う。計測された電位差を用いてコンピュータ29にて計算を行いサンプル中の電解質濃度を算出する。
次に、本実施例において洗浄液を生成する機構について説明する。
装置内で次亜塩素酸を含む溶液を生成する方法として、塩素イオンを含む水溶液を電気分解することで次亜塩素酸水を生成し、洗浄や殺菌に利用する方法が考えられる。原理は以下の式で示される。
[陽極]
Figure 2017156089
Figure 2017156089
Figure 2017156089
[陰極]
Figure 2017156089
電気分解を行う方法としては、陽極と陰極の間に隔膜を設置する隔膜式と隔膜を設置しない無隔膜式がある。隔膜式を利用した例として、あらかじめ用意した塩素イオンを含む溶液を電気分解し、陽極側の隔室より得られる次亜塩素酸を含む溶液を抽出する方法がある。隔膜式では、陽極側で次亜塩素酸と同時に発生する塩酸により酸性の溶液が、陰極側では水酸化物イオンが発生し、アルカリ性の溶液が発生する。
一方、無隔膜式を利用した例としては、塩素イオンを含む溶液を電気分解して、pHが中性の状態で次亜塩素酸を生成する方法がある。
図3及び図4に電解槽の概要図を示す。図3は無隔膜式の電解槽を表しており、図4は陰陽極間に陽イオン交換膜から成る隔膜43を設けた隔膜式電解槽を表している。本実施例においては、無隔膜式電解槽も電解式電解槽のいずれも使用することが出来る。望ましくは、次亜塩素酸を含む陽極側溶液が酸性となる隔膜式よりも、陽極側で生じる酸性溶液と陰極側で生じるアルカリ性溶液が混合し中性に近い次亜塩素酸溶液が得られる、無隔膜式電解槽が望ましい。
図3の電解槽は、電解槽容器34、陽極35、陰極36、電源37を含む。電解槽容器34内に陽極35および陰極36が設置されており、比較電極液および純水は、それぞれポンプ40または41により電解槽容器34へ送液される。比較電極液ボトル38または純水製造装置39より比較電極液または純水が導入されると、両極間が電気的に導通する。陽極35および陰極36に接続された電源37により所定の電圧を印加すると上記した化学反応により次亜塩素酸溶液が生成される。
図4の電解槽は、図3の構成に加え、電解槽容器34内部を陽極35側と陰極36側に隔てる隔膜43を有している。隔膜43は陰イオンの通過を抑制する陰イオン交換型のイオン交換膜である。隔膜43を隔てた陰極側には純水製造装置39およびポンプ41が接続され純水を供給され、陽極側には、比較電極液ボトル42およびポンプ40が接続され、比較電極液が供給される。また、陽極側には生成した溶液を自動分析装置へ送液し洗浄に使用する為のアウトプットとなる流路が設置されている。陰極35と陽極36間に電源37により電圧を印加すると、隔膜を介して比較電極液に含まれる陽イオンが移動出来る為、陽極35と陰極36間に電流を流すことが出来る。図3と同様に電気分解を行うと、陽極35側で次亜塩素酸を含む溶液が生成される。
次に、本実施例における洗浄液の生成および生成された洗浄液を用いた洗浄動作について説明する。
洗浄動作の頻度は、24時間に一度以上の頻度で行うことが望ましいが、サンプル測定を行う時間を確保するため、24時間に一度が望ましい。
洗浄部位は、内部標準液が通じる流路と希釈液が通じる流路の二系統の流路があるが、二系統の流路の洗浄を同時に行っても良く、必要に応じ汚れの多い流路のみ洗浄を行っても良い。
洗浄のタイミングは、サンプル測定依頼のない任意のタイミングで行うことが出来る。
従来生化学自動分析装置を起動した後は、流路内に滞留し劣化した試薬類をボトル内の試薬類で置換するプライム動作が必要である。本実施例では、後述する通り生成した次亜塩素酸による洗浄工程の後で、すすぎ液により流路内に残留している洗浄液のすすぎを実施し、ボトル内の内部標準液および希釈液で流路内を置換する。そのため、プライム動作の代わりに洗浄および流路内のすすぎ、置換を実行すると、プライム動作と洗浄動作を一つの動作で行うことができるためより望ましい。
あらかじめ使用者が設定したタイミングで自動的に洗浄を行うことも、作業者が任意のタイミングに手動で実行依頼を掛けることもできる。
次亜塩素酸は不安定で分解しやすいため、毎回安定した濃度の次亜塩素酸溶液で洗浄を実施するために、電解槽6における次亜塩素酸の生成は、洗浄の直前に必要な分量だけ行うことが望ましい。
流路内の洗浄に必要な次亜塩素酸濃度は0.01%以上である。洗浄時間短縮のためには高濃度であることが望ましいからである。ただし、洗浄後の流路への残留や流路材へのダメージを考慮すると、0.05%〜0.1%の範囲となることとが望ましい。
洗浄前に電解槽6にて洗浄液を生成する。電磁弁20、19を閉じ、内部標準液シリンジ8および希釈液シリンジ9によって電解槽6へ比較電極液を吸引する。吸引する比較電極液量は生成したい洗浄液量に応じて0.5mL〜20mLの範囲に設定することが出来るが、量が多いほど電解反応により所定の濃度を得るのに長時間を要するため、典型的には10mLである。なお、比較電極液はサンプルの電解質測定のため所定の濃度が維持されている。したがって、常に同じ濃度の比較電極液を電解槽に供給することが可能であり、安定して同じ濃度の次亜塩素酸溶液を生成することができる。
電解槽内の電極の材質は、酸性溶液およびアルカリ溶液に対して安定であることが必要であり、白金、金、銀等の金属材料のほか炭素材料およびそれらの材料の複合材料を利用することが出来るが、望ましくは白金である。
上記した式2、式3により、印加される電流値が増加するほど生じる次亜塩素酸量が増加する。電極が溶液に接触する面積は電流値に影響するため、効率的に次亜塩素酸を得るためには電極面積が広いことが望ましい。例えば、電解槽サイズとの兼ね合いを考慮すると、50mm2〜1,000mm2の範囲となることが望ましい。電解槽内で広い電極面積を得る方法として、例えば電極材料をハニカム構造とすることや一定間隔を設けて薄い薄膜状電極を積層する方法などが挙げられる。電流値は生成する次亜塩素酸量に影響するため、必要とする洗浄液量や洗浄液濃度により変動するが、1A〜10Aの範囲が望ましい。
印加電圧は、陽極側で比較電極液中の塩素イオンから電子を奪い酸化するのに必要なエネルギーを供与出来れば良く、かつ十分な電流値を得られる必要がある。望ましくは、2V〜20Vの範囲である。
上記に従い、電解槽6で次亜塩素酸溶液を生成した後、内部標準液シリンジ8または希釈液シリンジ9により次亜塩素酸溶液を流路に送液し、内部標準液ノズル25、希釈液ノズル24を通じて希釈槽11へ吐出する。
続いて希釈槽11内の次亜塩素酸溶液をシッパノズル13からシッパシリンジ10によりISE電極側へ送液する。上記操作により流路内は次亜塩素酸溶液で満たされるため、当該流路を洗浄することができる。
内部標準液ノズル25や希釈液ノズル24から希釈槽に吐出された次亜塩素酸溶液は、ISE電極へのダメージを軽減するために、引き続き純水製造装置30から送液される純水や、希釈液ボトル4から送液される希釈液により希釈してからISE電極へ送液しても良い。
次亜塩素酸溶液成分は、比較電極液である塩化カリウム溶液を分解して得られた次亜塩素酸を含む溶液であるため、ISE流路内に次亜塩素酸溶液を充てんした後に、上記したサンプル測定と同様の方法で、ISE電極部により次亜塩素酸溶液中の電解質濃度を測定することで、洗浄に用いた溶液の濃度を確認することが出来る。つまり、次亜塩素酸を含む溶液を流路に流しつつ、ISE電極部によりその濃度を測定する。測定された電解質の量が所定の範囲内であれば適切な濃度の洗浄液が生成されていることを確認することができる。また、仮に測定された濃度が所定の範囲外であれば、アラームを発するまたは再洗浄を実施することとしてもよい。
次亜塩素酸溶液充填後は、洗浄を効果的に行うために一定時間溶液を保持しても、複数回送液を行ってもよい。
次亜塩素酸溶液による流路の洗浄後、測定動作のために流路にすすぎ液を送液してすすぎを行う。すすぎ液は例えば純水であることが好ましい。電解槽6に接続された純水製造装置30にて製造した純水を電解槽へ送液し、次亜塩素酸溶液と同様の流路で、ISE電極1が接続された流路へ送液する。すすぎ液である純水は、流路内に残った次亜塩素酸溶液が溶解したすすぎ液の濃度が次の測定に影響しない濃度まで送液され続ける。例えば、純水の送液量は洗浄に用いた次亜塩素酸溶液の容量の3倍以上であることが望ましい。
また、純水によるすすぎ工程により次亜塩素酸溶液が十分除去できているか確認するために、上記したサンプル測定と同様の方法でISE電極により次亜塩素酸溶液の残液量を確認することが出来る。つまり、すすぎ液を流路に流しつつ、ISE電極部によりその中に含まれる電解質の濃度を測定する。すすぎ工程において、ISE電極により測定された電解質の量が所定の閾値以下であれば十分すすぎが完了したと判断し、次のサンプルの測定を始めることができる。また、仮に測定された濃度が所定の範囲外であれば、アラームを発するまたは再洗浄を実施することとしてもよい。
本実施例によれば、使用者が洗浄液を逐次設置する作業をなくすことができる。また、簡便な取り扱いで、安定した濃度の洗浄液を生成することができる。
次に、図2を用いて、電解質分析装置の別の構成例について説明する。以下では、実施例1と同様の部分については説明を省略する。
本実施例と実施例1の構造上の相違点は、電解槽6で生成した次亜塩素酸溶液を取り出し送液する流路の位置である。本実施例では、電解槽は次亜塩素酸シリンジ33と次亜塩素酸ノズル31を介して希釈槽へ接続され、次亜塩素酸溶液は次亜塩素酸シリンジの動作により希釈槽へ直接吐出される。
本実施例では、サンプル容器15に次亜塩素酸溶液を供給する。より具体的には、電解槽6からサンプル容器15に接続された流路と、次亜塩素酸溶液を吐出出来る位置に次亜塩素酸ノズル31を設ける。洗浄時に空のサンプル容器を設置し、次亜塩素酸ノズル31を通じて電解槽6で生成した次亜塩素酸溶液を空のサンプル容器に吐出する。サンプル容器中の次亜塩素酸溶液をサンプルノズル14で分注し希釈槽11へ吐出した後、シッパノズル13にてISE電極流路へ次亜塩素酸溶液を送液することで洗浄を行う。次亜塩素酸溶液送液後は、純水製造装置30より純水を送液し、すすぎを行う。
さらに、本実施例の電解質分析装置は、次亜塩素酸溶液が格納されたサンプル容器を電解質分析装置と接続された他の分析ユニットへ搬送する搬送装置を備えてもよい。次亜塩素酸溶液が入ったサンプル容器を洗浄が必要な場所に搬送することで、ISE電極流路以外の機構の洗浄に用いることもできる。例えば、本実施例の電解質分析装置が自動分岐装置に接続されている場合には、自動分析装置の比色分析用反応セルやサンプルノズルなどの機構の洗浄に用いることも出来る。
1:ISE電極、2:比較電極、3:内部標準液ボトル、4:希釈液ボトル、5,38:比較電極液ボトル、6:電解槽、7:脱ガス機構、8:内部標準液シリンジ、9:希釈液シリンジ、10:シッパシリンジ、11:希釈槽、12:プリヒート、13:シッパノズル、14:サンプルノズル、15:サンプル容器、16:フィルタ、17,18,19,20,21,22,32:電磁弁、23:ピンチ弁、24:希釈液ノズル、25:内部標準液ノズル、26:廃液吸引ノズル、27:電圧計、28:アンプ、29:コンピュータ、30,39:純水製造装置、31:次亜塩素酸ノズル、33:次亜塩素酸シリンジ、34:電解槽容器、35:陽極、36:陰極、37:電源、40,41:ポンプ、42:電解質分析装置、43:隔膜

Claims (13)

  1. 試料を保持するサンプル容器と、
    前記サンプル容器から注入された試料を希釈する希釈槽と、
    イオン選択電極と、比較電極と、を含み、前記イオン選択電極と前記比較電極との間の電位差によって前記試料に含まれる電解質の濃度を測定するイオン選択電極部と、
    前記試料を前記イオン選択電極へ送液する第1の流路と、
    比較電極液を格納する比較電極液ボトルと、
    比較電極液を電気分解して次亜塩素酸溶液を生成する電解槽と、
    前記比較電極液を前記電解槽に供給する第2の流路と、を備えることを特徴とする電解質分析装置。
  2. 請求項1に記載の電解質分析装置において、
    前記第2の流路は前記電解槽と前記比較電極液ボトルとを接続するものであることを特徴とする電解質分析装置。
  3. 請求項1に記載の電解質分析装置において、
    前記比較電極液は塩化カリウム溶液であることを特徴とする電解質分析装置。
  4. 請求項3に記載の電解質分析装置において、
    前記比較電極液が0.5mmol/L-3.0mmol/Lの濃度範囲であることを特徴とする電解質分析装置。
  5. 請求項1に記載の電解質分析装置において、
    前記電解槽にて生成された次亜塩素酸溶液を前記希釈槽に導入する第3の流路を備えることを特徴とする電解質分析装置。
  6. 請求項5に記載の電解質分析装置において、
    前記電解槽で生成された次亜塩素酸溶液によって前記第1の流路を洗浄することを特徴とする電解質分析装置。
  7. 請求項5に記載の電解質分析装置において、
    前記次亜塩素酸溶液の濃度が0.05〜0.1%の範囲であることを特徴とする電解質分析装置。
  8. 請求項1に記載の電解質分析装置において、
    前記電解槽で生成された次亜塩素酸溶液を前記サンプル容器に送液する第4の流路と、
    前記次亜塩素酸溶液が保持されたサンプル容器を搬送する搬送機構と、を備えることを特徴とする電解質分析装置。
  9. 請求項1に記載の電解質分析装置において、
    前記電解槽で前記電解溶液に印加する電圧が2〜20Vであって、電流値が1A〜10Aであることを特徴とする電解質分析装置。
  10. 請求項1に記載の電解質分析装置において、
    前記イオン選択電極部は、前記電解槽で生成された次亜塩素酸溶液の濃度を測定し、当該濃度が所定の濃度範囲外の場合にアラームを発するまたは再洗浄を実施することを特徴とする電解質分析装置。
  11. 請求項6に記載の電解質分析装置において、
    さらに、純水製造装置を備え、
    前記第1の流路を洗浄した後に、前記純水製造装置からすすぎ液を前記第1の流路に送液することを特徴とする電解質分析装置。
  12. 請求項11に記載の電解質分析装置において、
    前記イオン選択電極部は、前記第1の流路に流されたすすぎ液に含まれる電解質の濃度を測定し、当該濃度が所定の濃度以上の場合にアラームを発するまたは再度純水洗浄を実施することを特徴とする電解質分析装置。
  13. 請求項1に記載の電解質分析装置において、
    前記比較電極液ボトル、前記電解槽、前記第1の流路が密閉して接続されていることを特徴とする電解質分析装置。
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