JP2017156043A - ラインバーナ - Google Patents

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JP2017156043A JP2016041297A JP2016041297A JP2017156043A JP 2017156043 A JP2017156043 A JP 2017156043A JP 2016041297 A JP2016041297 A JP 2016041297A JP 2016041297 A JP2016041297 A JP 2016041297A JP 2017156043 A JP2017156043 A JP 2017156043A
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恭伸 中川
Yasunobu Nakagawa
恭伸 中川
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

【課題】製作容易で熱応力に対して高い耐久性を発揮するラインバーナを提供すること。
【解決手段】肉厚内に長手方向に沿う溝部12を外面に形成してある管状部材1の溝部12内に、管状部材1の肉厚方向に貫通する炎口11を多数穿設してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆるラインバーナに関する。ラインバーナは、パイプバーナ、リボンバーナとも呼ばれるものがあり、管状部材も内部に形成される燃料ガス通路に沿って、管状部材を貫通する多数の炎孔が設けられたものである。また、短炎で燃焼できることが特長である。
この種のラインバーナは、管状部材の長手方向(母線)に沿って多数の炎口を穿設し、その炎口より噴出する燃料ガスを管状部材の長手方向に沿って並立する火炎として燃焼させるものである。この場合、形成された火炎の周囲に火炎を上方に案内して火炎を安定保持する保炎板(保炎用部材)を設ける場合がある。
また、管状部材に炎口を設けるのに代え、管状部材に割り溝を設けるとともに、割溝内に燃料ガスが噴出する炎口を多数形成してある炎口ブロックを保持させ、炎口ブロックより噴出する燃料ガスを管状部材の長手方向に沿う火炎として燃焼させるものも知られている(特許文献1参照)。この際、炎口ブロックが、長手方向の全域において火炎を安定保持するための保炎用部材として機能する。
炎口の大きさについては、大きすぎると火炎の通過速度が遅くなり、燃焼速度よりも遅くなる逆火現象が生じやすく、小さすぎると逆に通過速度の方が早く、燃焼速度よりも早くなるリフト現象が生じやすくなる。また、適正な燃焼範囲内においては短炎にするには炎口が小さい方がよい。
特許3631567号公報
しかし、上記いずれの場合であっても管状部材とは別の保炎板や炎口ブロック等を溶接等により管状部材と一体化して設けておく必要がある。このような構造によると、長尺の管状部材の場合特に、火炎の熱により、長期使用で管状部材と保炎板や炎口ブロックとの接合面に繰り返し大きな熱応力がかかり、変形するなどして接合部分において分離してしまう虞があるという問題があった。また、熱応力を軽減するために、管状部材と保炎板や炎口ブロックとを熱処理することも考えられるが、管状部材が長尺であるために、全長にわたって均一な熱処理を行うこと自体困難であり、管状部材と保炎板や炎口ブロックとを強固に一体化することは困難であった。
したがって、本発明は上記実状に鑑み、製作容易で熱応力に対して高い耐久性を発揮するラインバーナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のラインバーナの特徴構成は、肉厚内に長手方向に沿う溝部を外面に形成してある管状部材の溝部内に、管状部材の肉厚方向に貫通する炎口を多数穿設してある点にある。
上記構成によると、炎口は管状部材の外面から直接穿設できるものであるから製作が容易である。また、炎口は管状部材の外面の溝部内に設けられているから溝部周壁が炎口の周囲に立設配置された位置関係となるため、溝部自体が保炎用部材として機能する。そのため管状部材のみで炎口及び保炎用部材を形成することになるので製作容易である。しかも、熱応力の弱点となる接合面が存在しないことになり、繰り返し付与される熱応力に対しても高い耐久性を発揮する。
また、前記溝部の深さは、前記管状部材の肉厚の1/3以上2/3以下とすることができる。
すなわち、溝部は保炎用部材として機能するから、火炎に対してある程度立ち上がった形状とされることが望ましく、管状部材の内部に形成した燃料ガス通路の内径とのバランス上、管状部材の肉厚に対して1/3以上の溝深さを有することが望ましい。
さらに、溝深さが深すぎると管状部材自体の強度が低下し、炎口近傍の肉厚の少なくなった部分が、火炎により劣化しやすくなるため、管状部材の肉厚に対して2/3以下の溝深さとすることが望ましい。
また、多数の前記炎口が、前記長手方向に沿って列状に並ぶ形態で、前記溝部内に複数列並設してあってもよい。
このように構成すると、溝部内に多数の火炎が複数列形成されることになるから、隣接する火炎同士がお互いに火移りすることにより失火を防ぎ火炎の安定化を図ることができる。
尚、隣接する前記炎口同士の並設方向での間隔は、前記炎口の直径の2倍以上3倍以下とすることができる。
隣接する炎口同士の間隔は広すぎると、火移りが起きにくくなり火炎の安定化に寄与しにくくなる。一方、近すぎると、火炎がまとまってしまい並立しにくくなるとともに、管状部材に対する熱伝達が大きくなるとともに、相対的に炎口間の管状部材の面積が減少することから、管状部材の熱に対する強度を低下させる原因となる。
そのため、火移りがしやすく安定に火炎を保持できる炎口の同士の間隔は、前記炎口の直径の2倍以上3倍以下とすることが好ましい。
したがって、製作容易で、熱応力に対して高い耐久性を発揮するラインバーナを提供することができるようになった。
ラインバーナの斜視図 ラインバーナの断面図 ラインバーナの要部断面図 ラインバーナの要部平面図
以下に、本発明の実施形態にかかるラインバーナを説明する。尚、以下に好適な実施形態を記すが、これら実施形態はそれぞれ、本発明をより具体的に例示するために記載されたものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能であり、本発明は、以下の記載に限定されるものではない。
ラインバーナBは、図1〜4に示すように、管状部材1の一端側に、燃料ガスを供給する燃料ガス供給部21と、燃焼用空気とを供給する燃焼用空気供給部22と、これら燃料ガスと燃焼用空気とを混合して、管状部材1に供給する混合部23とを備えた混合ガス供給部2を備え、管状部材1に混合ガスを供給可能に接続して構成してある。
管状部材1は内部に燃料ガス通路11を有する厚肉の鉄製管からなり、図2、3に示すように、燃料ガス通路11の内径Rは34.4mm、肉厚Dは、7.1mmに形成されている。なお、従来のラインバーナは、内径が41.6mm、肉厚が3.5mm程度に形成されているのに対して、管状部材1は比較的厚肉に形成されている。図4に示すように、この管状部材1には外面から、肉厚D内に長手方向に沿う溝部12を幅Wが7.5mmに形成してあり、その溝部12内に、管状部材1の肉厚方向に貫通する炎口13を多数穿設してある。ここで、溝部12の深さdは、3.5mmとして、管状部材1の肉厚の1/3以上2/3以下としてある。また、炎口は、図3に示すように、前記溝部12に沿って列状に並ぶ形態で、溝部12の幅W内に3列に設けてあり、炎口13の直径rは、1.3mmとし、炎口13の隣接するもの同士の並設方向の間隔Lおよび、列同士の間隔Lは、いずれも、前記炎口13の直径rの2倍以上3倍以下としてある。これにより、炎口13同士の火移りが容易で、かつ、溝部12による保炎効果が高く、かつ、熱耐久性が高い管状部材1とすることができた。
なお、肉厚Dが7.1mmの管状部材1に対して、溝部12の深さが2mm程度もの(管状部材1の肉厚の1/3未満)では、上記のものよりも保炎効果が低下する傾向にあることがわかり、5mm程度(管状部材1の肉厚の2/3超)のものでは、溝部における管状部材の肉厚が、他の部分に比して薄く、劣化しやすくなることが予想されることから、前記溝部の深さは、前記管状部材の肉厚の1/3以上2/3以下とすることが好ましいことが実験的に確認できた。
また、前記炎口13の直径rを1.3mmとしたときに、炎口13の隣接するもの同士の間隔Lが5mm程度(炎口13の直径rの3倍超)である場合に、火移りが起きにくくなる傾向がみられるとともに、炎口13の隣接するもの同士の間隔Lが2mm程度(炎口13の直径rの2倍未満)である場合に、相対的に炎口13間の管状部材1の面積が減少することから、管状部材1の強度を低下させる原因となることが予想されるので、隣接する炎口13同士の間隔(もっとも近接する炎口までの中心間距離)は、炎口の直径の2倍以上3倍以下とすることが好ましいことが実験的に確認できた。
このような構成のラインバーナBは、製作容易であり、短炎で炉内を100℃〜250℃程度に加熱するパンオーブン用バーナとして好適に使用でき、長期使用によっても安定した火炎を維持できる耐久性の高いものとなっている。
〔別実施例〕
先の実施の形態において、管状部材1や炎口13、溝部12等の具体的な寸法を記載したが、これらは一例であって、種々形態に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、溝部12内における炎口13の配列は3列に限るものではなく、1列や2列であってもよいし、4列以上であってもよい。ただし、1及び2列の場合は、単位長さ当たりの所定の燃焼量を得ようとして、炎口を大きくすると、火炎長が長くなることがある。また、4列以上の場合は火炎同士の排気干渉が起きて、部分的にリフト現象が起きることがある。以上、保炎効果が最も高く好ましいのは3列配列である。
本発明のラインバーナは、たとえばパンオーブン用バーナとして好適に利用することができる。
1 :管状部材
11 :燃料ガス通路
12 :溝部
13 :炎口

Claims (4)

  1. 肉厚内に長手方向に沿う溝部を外面側に形成してある管状部材の溝部内に、管状部材の肉厚方向に貫通する炎口を多数穿設してあるラインバーナ。
  2. 前記溝部の深さは、前記管状部材の肉厚の1/3以上2/3以下である請求項1に記載のラインバーナ。
  3. 多数の前記炎口が、前記長手方向に沿って列状に並ぶ形態で、前記溝部内に複数列並設してある請求項1または2に記載のラインバーナ。
  4. 隣接する前記炎口同士の並設方向での間隔は、前記炎口の直径の2倍以上3倍以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載のラインバーナ。
JP2016041297A 2016-03-03 2016-03-03 ラインバーナ Pending JP2017156043A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112018004080T5 (de) 2017-08-10 2020-04-23 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Verfahren zur herstellung eines pulvermagnetkerns und verfahren zur herstellung einer elektromagnetischen komponente
JP7357686B2 (ja) 2019-03-26 2023-10-06 レール・リキード-ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード コンパクトな火炎カーテンバーナ

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