JP6395619B2 - 直進炎型ガスバーナ - Google Patents

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Description

本発明は、後端側から前端側に向けて燃焼用空気が流動する円筒状の燃焼筒内に、バーナ本体が、前記燃焼筒の内周面との間に環状の空気流路を形成する状態で配置される直進炎型ガスバーナに関する。
鉱物等の無機物や有機物の粉末・粒状体である原料に対し、溶融・焼成等の熱処理を行う炉において、従来より軽油や重油を燃料とするオイルバーナや酸素燃焼バーナが用いられている。炉に投入された原料は、バーナが生成する火炎の中を通過する際に、加熱され、溶融や焼成が行われる。
近年では、メンテナンスの容易性、コスト、環境負荷などの理由から、ガス燃料(例えば、都市ガス13A)を空気燃焼させるガスバーナが用いられるようになっている。
特開2013−250025号公報
特許文献1の直進炎型ガスバーナでは、コーン部におけるガス燃料と燃焼用空気の混合について改良することで火炎を短炎化し、火炎の高温化を図っている。しかし、熱処理の対象となる粒状体の直径が大きかったり、融点が高い物質である場合等には、高負荷でのガスバーナの運転が行われ、火炎のさらなる短炎化・高温化が求められる。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、火炎のさらなる短炎化・高温化を実現することにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴構成は、後端側から前端側に向けて燃焼用空気が流動する円筒状の燃焼筒内に、バーナ本体が、前記燃焼筒の内周面との間に環状の空気流路を形成する状態で配置される直進炎型ガスバーナであって、前記バーナ本体は、先端側ほど大径となる中空円錐台状のコーン部と、前記コーン部の後端側底部に連なりガス燃料が供給されるガス燃料供給用筒部とを備え、前記バーナ本体は前記コーン部の先端側が前記燃焼用空気の流動方向下流側に位置する姿勢で配置され、前記コーン部の後端側底部に、前記ガス燃料供給用筒部から供給されるガス燃料を前記コーン部の内部空間に噴出する主炎孔が形成され、前記主炎孔が、前記コーン部の後端側底部における外周側に周方向に間隔を隔てて形成される複数の外周側孔と、前記コーン部の後端側底部における中央部に形成され前記燃焼筒の中心軸に沿ってガス燃料を噴出する中央孔とを備え、前記燃焼筒の内部であって前記バーナ本体に対して燃焼用空気の流動方向の下流側に、前記燃焼用空気と前記ガス燃料とを前記燃焼筒の中心軸に対して旋回させる旋回羽根が配置されており、前記旋回羽根は複数の板状の羽根板を有し、前記羽根板は、前記空気流路からの前記燃焼用空気の流れと、前記外周側孔からの前記ガス燃料の流れとの両方が当たる位置に配置される点にある。
上記の特徴構成によれば、燃焼筒の内部であってバーナ本体に対して燃焼用空気の流動方向の下流側に、燃焼用空気とガス燃料とを燃焼筒の中心軸に対して旋回させる旋回羽根が配置されており、旋回羽根は複数の板状の羽根板を有し、羽根板は、空気流路からの燃焼用空気の流れと、外周側孔からのガス燃料の流れとの両方が当たる位置に配置されるので、空気流路からの燃焼用空気と外周側孔からのガス燃料とを燃焼筒の中心軸に対して旋回させ、両者を急速に混合することができる。これにより、旋回羽根の下流側での燃焼用空気とガス燃料との混合度合いを高くしてガス燃料を急速燃焼させ、短炎化により火炎を高温化することができる。特に高負荷での運転においては、ガス燃料と燃焼用空気とが高い圧力で直進炎型ガスバーナに供給されるので、旋回羽根によるガス燃料と燃焼用空気とがより強く混合され、顕著な短炎化・高温化の効果が生じる。
本発明に係る直進炎型ガスバーナの別の特徴構成は、前記コーン部の周壁部をその厚さ方向で貫通して、前記燃焼用空気を前記内部空間に導く空気流動孔が、前記コーン部の周方向に並べて複数形成されている点にある。
上記の特徴構成によれば、燃焼用空気を内部空間に導く空気流動孔がコーン部の周方向に並べて複数形成されているので、外周側孔からのガス燃料が旋回羽根に到達する前に、コーン部の内部空間において燃焼用空気と混合される。これにより、コーン部で燃焼用空気と混合されたガス燃料が旋回羽根を通って空気流路からの燃焼用空気とともに旋回し、両者が混合されるので、旋回羽根の下流側での燃焼用空気とガス燃料の混合度合いがより高くなり、直進炎型ガスバーナの火炎のさらなる短炎化・高温化を実現することができる。
本発明に係る直進炎型ガスバーナの別の特徴構成は、前記燃焼筒を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て前記中央孔と重ならない位置に前記羽根板が配置されている点にある。
上記の特徴構成によれば、燃焼筒を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て中央孔と重ならない位置に羽根板が配置されているので、燃焼筒の中心軸に沿って中央孔から噴出されるガス燃料は、直接的には羽根板に当たらないこととなる。すると、中央孔からのガス燃料は外周側孔からのガス燃料に比べ、旋回羽根による旋回作用を受けにくく、燃焼用空気との混合度合いが低くなる。すなわち、燃焼筒を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て中央孔と重なる位置は、燃料リッチの雰囲気となる。
旋回羽根の羽根板の下流側では、外周側孔からのガス燃料と空気流路からの燃焼用空気とが羽根板により十分に混合されている。そうすると、雰囲気は比較的リーン側となっているので、燃焼条件や何らかの外的要因によっては失火する可能性がある。これに対して、燃焼筒を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て中央孔と重なる位置は、上述の通り比較的燃料リッチの雰囲気であるから、この位置における火炎が保炎として働き、直進炎型ガスバーナ全体としての失火の可能性を低減することができる。従って、より信頼性の高い直進炎型ガスバーナを実現することができる。
本発明に係る直進炎型ガスバーナの別の特徴構成は、前記燃焼筒を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て少なくとも前記中央孔と重なる位置に、前記羽根板が配置されない空間である中央空間が設けられている点にある。
上記の特徴構成によれば、燃焼筒を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て少なくとも中央孔と重なる位置に、羽根板が配置されない空間である中央空間が設けられているので、燃焼筒の中心軸に沿って中央孔から噴出されるガス燃料は、直接的には羽根板に当たらないこととなる。すると、中央孔からのガス燃料は外周側孔からのガス燃料に比べ、旋回羽根による旋回作用を受けにくく、燃焼用空気との混合度合いが低くなる。すなわち中央空間では燃料リッチの雰囲気となる。
旋回羽根の羽根板の下流側では、外周側孔からのガス燃料と空気流路からの燃焼用空気とが羽根板により十分に混合されている。そうすると、雰囲気は比較的リーン側となっているので、燃焼条件や何らかの外的要因によっては失火する可能性がある。これに対して中央空間は上述の通り比較的燃料リッチの雰囲気であるから、中央空間における火炎が保炎として働き、直進炎型ガスバーナ全体としての失火の可能性を低減することができる。従って、より信頼性の高い直進炎型ガスバーナを実現することができる。
本発明に係る直進炎型ガスバーナの別の特徴構成は、前記羽根板に挟まれた空間である板間空間が前記中央空間と連通している点にある。
上記の特徴構成によれば、羽根板に挟まれた空間である板間空間が中央空間と連通しているので、中央空間を流通する混合気(ガス燃料と燃焼用空気との混合気体)が板間空間に流入することが許容される。詳しくいえば、ガス燃料と燃焼用空気とがバーナ本体から旋回羽根の下流側へと流れるにつれて、徐々に混合することを許容する。
中央空間に羽根板が配置されないことにより、中央空間は燃料リッチの雰囲気となっている。板間空間と中央空間との間に障壁等が配置され両空間が連通しない場合、中央空間は燃料リッチのままに保たれ、旋回羽根の下流側に至って初めて周囲の混合気との混合が開始することとなる。すると、旋回羽根の下流側においても燃料リッチの領域が継続的に生じることとなる。
ここで上記の特徴構成の通り板間空間と中央空間とが連通していると、板間空間を通る混合気が旋回することによって中央空間の混合気が板間空間へと引き出され、両者が徐々に混合する。そして旋回羽根の下流側に到達したときには、ガス燃料と燃焼用空気との混合が、より進んだ状態となるので、火炎をより高温化することができる。すなわち上記の特徴構成により、中央空間の保炎効果による信頼性の向上と、ガス燃料・燃焼用空気の混合促進による短炎化・高温化を両立することができる。
本発明に係る直進炎型ガスバーナの別の特徴構成は、前記羽根板は少なくとも一対の平行な辺を有する四角形の板であり、前記羽根板はその一対の平行な辺が作る面を前記燃焼筒の内周面に対して垂直とし、かつ、当該面の法線が前記燃焼筒の中心軸に対して45°の角度となる状態で配置されている点にある。
上記の特徴構成によれば、羽根板は少なくとも一対の平行な辺を有する四角形の板であり、羽根板はその一対の平行な辺が作る面を燃焼筒の内周面に対して垂直とし、かつ、当該面の法線が燃焼筒の中心軸に対して45°の角度となる状態で配置されているので、ガス燃料と燃焼用空気とを効率的に混合しつつ、羽根板の焼損を抑制することができる。説明を追加すると、ガスバーナにおいてガス燃料と燃焼用空気とが混合された領域に何らかの部材を設置する場合、ガス燃料が燃焼して生じる高温の火炎により部材が焼損する可能性がある。旋回羽根の羽根板はガス燃料と燃焼用空気との混合を促進する部材であるから尚更である。ここで上述の角度(羽根板の法線と燃焼筒の中心軸とのなす角)を小さくすると混合が更に促進されるが、一方で焼損のリスクが高まる。角度を大きくすると混合の度合いが小さくなり焼損のリスクは低くなるが、火炎は長くなり温度が低下する。上記の特徴構成によれば、十分に火炎を短炎化・高温化させつつも、羽根板の焼損を抑制して直進炎型ガスバーナとして利用可能であることが、後述する実験により確認されている。
本発明に係る直進炎型ガスバーナの別の特徴構成は、前記羽根板の前記燃焼筒の直径方向に沿った長さが前記燃焼筒の直径の25%〜35%である点にある。
上記の特徴構成によれば、羽根板における燃焼筒の直径方向に沿った長さが燃焼筒の直径の25%〜35%であるから、燃焼筒の中心軸の付近に羽根板の配置されない空間が生じ、それが適切な大きさとなっている。これによって上述の保炎効果を生じさせ、さらに羽根板によるガス燃料と燃焼用空気との混合促進の度合いも適切なものとなっている。
炉の概略縦断側面図 第1実施形態の直進炎型ガスバーナの切欠き側面図 第1実施形態のバーナ本体の正面図 図3におけるIV−IV線矢視図 第1実施形態の直進炎型ガスバーナの正面図 第1実施形態の直進炎型ガスバーナの斜視透視図 第2実施形態の直進炎型ガスバーナの切欠き側面図 第2実施形態のバーナ本体の正面図 図8におけるIX−IX線矢視図 第2実施形態の直進炎型ガスバーナの正面図 燃焼試験の結果を表すグラフ
<第1実施形態>
以下、第1実施形態に係る直進炎型ガスバーナについて図1〜6に基づいて説明する。
図1に、有機物や無機物の球状化、鉱物の焼成等の熱処理を行う炉Gを示す。筒形状の炉Gは、その底部である基端部1に直進炎型ガスバーナJを備え、上部には熱処理が施される原料が投入される原料投入部4を有している。原料投入部4から投入された原料は、直進炎型ガスバーナJの火炎Fの内部を通過し、熱処理が行われる。
直進炎型ガスバーナJは、燃焼筒7と、その後端に接続されるバーナ基枠10とを有する。バーナ基枠10は、ガス燃料(例えば、都市ガス13A)が供給されるガス燃料供給口8と、燃焼用空気が供給される空気供給口9を有する。燃焼用空気は図示しない送風機から送られる。ガス燃料と燃焼用空気は、バーナ基枠10を通じて燃焼筒7に送られ、燃焼筒7の内部で混合・点火され、火炎Fが生成される。火炎Fが炉Gの中心軸Zに沿って延びる状態となるように、直進炎型ガスバーナJは基端部1において炉Gの中心軸Zに対応する位置に、燃焼筒7の中心軸Zと炉Gの中心軸Zとを一致させて配置される。
なお本実施形態においては、炉Gにおいて火炎Fを生成するための燃焼用空気を、空気供給口9だけでなく炉Gの各所の隙間から供給することが可能なように構成されている。例えば、基端部1に挿入された直進炎型ガスバーナJの周囲の隙間や、原料投入部4の近傍の隙間から炉Gの内部に流入する空気の流れNにより、燃焼用空気を供給することもできる。
図2に示すように直進炎型ガスバーナJは、後端側から前端側に向けて燃焼用空気が流動する円筒状の燃焼筒7と、バーナ本体Bとを有する。そして燃焼筒7の内部にバーナ本体Bが、燃焼筒7の内周面との間に環状の空気流路Aを形成する状態で配置されている。またバーナ本体Bには点火器Eが備えられている。
バーナ本体Bは、先端側ほど大径となる中空円錐台状のコーン部Bcと、コーン部Bcの後端側底部に連なりかつガス燃料が供給される直円筒状のガス燃料供給用筒部Btとを有する。そしてバーナ本体Bは、コーン部Bcの先端側が前記燃焼用空気の流動方向下流側に位置する姿勢で配置されている。
また燃焼筒7は、その先端がバーナ本体Bよりも燃焼用空気の流動方向下流側に延びる状態で配置される。そして燃焼筒7の前端側部分7sが、先端側ほど小径となる絞り形状に形成されている。
燃焼筒7の内部であってバーナ本体Bに対して燃焼用空気の流動方向の下流側に、旋回羽根Sが配置される。旋回羽根Sは、空気流路Aからの燃焼用空気と、コーン部Bcの後端側底部に形成された外周側孔12bから噴出されるガス燃料(図2における矢印X)とを燃焼筒7の中心軸Zに対して旋回させる作用を有する。旋回羽根Sの詳細については後述する。
次に図3と図4に基づいてバーナ本体Bについて説明する。コーン部Bcの後端部側の底部に、ガス燃料供給用筒部Btから供給されるガス燃料をコーン部Bcの内部空間Kに噴出する主炎孔12が形成されている。そして主炎孔12は、コーン部Bcの後端側底部における外周側に周方向に間隔を隔てて形成される複数の外周側孔12bと、コーン部Bcの後端側底部における中央部に形成される中央孔12aとを備えている。外周側孔12bは、周方向に45°間隔で並んで8個形成されている。なお、コーン部Bcの内周面は、燃焼筒7の中心軸Zに対して30°傾斜している。
図4に示すように、外周側孔12bはその先端側ほどコーン部Bcの周壁部に近づくよう、燃焼筒7の中心軸Zに対して24°傾斜して設けられている。従って、外周側孔12bから噴出されるガス燃料は、燃焼筒7の中心軸Zから離れる方向であって、燃焼筒7の内周面に向かう方向に噴出される。すなわち、外周側孔12bからのガス燃料の流れは図2に示す矢印Xのようになり、外周側孔12bからのガス燃料は旋回羽根Sの羽根板Vに当たる方向へ流れる。
中央孔12aは、燃焼筒7の中心軸Zに沿って設けられている。従って、中央孔12aから噴出されるガス燃料は、燃焼筒7の中心軸Zに沿って流れる。
コーン部Bcの周壁部に、コーン部Bcの後端側底部の外周側部分とコーン部Bcの先端部とを連通してガス案内通路13が設けられる。ガス案内通路13は、ガス燃料供給用筒部Btから供給されるガス燃料をコーン部Bcの先端部から燃焼用空気の流動方向下流側に向けて噴出する。ガス案内通路13は、コーン部Bcの周方向に間隔を隔てて並ぶ状態で複数設けられるが、本実施形態では、上述した外周側孔12bと同じ位相となる状態で、周方向に沿って45°の間隔で8個形成されている。
ガス案内通路13の途中位置からガス燃料を内部空間Kに噴出する補助炎孔14が、コーン部Bcの周壁部に形成されている。補助炎孔14は、8個のガス案内通路13の夫々に対して一つずつ設けられている。つまり補助炎孔14は、ガス案内通路13と同様に、上述した外周側孔12bと同じ位相となる状態で、周方向に沿って45°の間隔で8個形成されている。
コーン部Bcの周壁部をその厚さ方向で貫通して、燃焼用空気を内部空間Kに導く空気流動孔15が、コーン部Bcの周方向に並べて複数形成されている。空気流動孔15は燃焼筒7の軸心方向に2個ずつ並んで配置され、全体で16個形成されている。空気流動孔15は、図3に示される通り、周状に配置されるガス案内通路13の間に位置するように配置される。上述の通りガス案内通路13は外周側孔12bと同じ位相となる状態で配置されるから、外周側孔12bは、周状に配置される空気流動孔15の間に位置するように配置される。
次に、図2、図5および図6に基づいて旋回羽根Sおよび羽根板Vについて説明する。上述の通り旋回羽根Sは、燃焼筒7の内部であってバーナ本体Bに対して燃焼用空気の流動方向の下流側に配置される。
図2に示す通り、旋回羽根Sは複数の板状の羽根板Vを有する。羽根板Vは、少なくとも一対の平行な辺を有する四角形の板であり、本実施形態では長方形である。そして羽根板Vは、その一対の平行な辺が作る面を燃焼筒7の内周面に対して垂直とし、かつ、当該面の法線が燃焼筒7の中心軸Zに対して45°の角度となる状態で、燃焼筒7の内周面に溶接により固定されている。本実施形態では、全ての羽根板Vが中心軸Zに対して同じ角度で配置されているので、旋回羽根Sを通過したガス燃料と燃焼用空気とは、燃焼筒7の中心軸Zに対して一方向で均一に旋回する。図5に示す羽根板Vの配置により、旋回羽根Sを通過したガス燃料と燃焼用空気とは、燃焼用空気の流動方向の下流側から見て反時計回りに旋回する。
図5は直進炎型ガスバーナJの正面図であって、燃焼筒7を燃焼用空気の流動方向の下流側から見た図である。本実施形態では、8枚の羽根板Vが等間隔に燃焼筒7の内周面に配置されている。よって各々の羽根板Vは燃焼筒7の中心軸Zの周囲に45°の間隔で等間隔で並んでいる。8枚の羽根板Vは、燃焼筒7を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て、その一部が隣接する羽根板Vと重なる状態で配置される。
羽根板Vの、燃焼筒7の直径方向に沿った長さは、燃焼筒7の直径の25%〜35%とされている。具体的には、燃焼筒7の直径が216mm、羽根板Vの長さが58mmまたは70mmとされる。後述の燃焼試験にて、これらの長さの羽根板Vについて焼損が発生しないことが確認されている。
図5に示される通り羽根板Vは、燃焼筒7を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て中央孔12aと重ならない位置に配置されている。すなわち、燃焼筒7を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て中央孔12aと重なる位置には、羽根板Vは配置されない。よって、中央孔12aから燃焼筒7の中心軸Zに沿って噴出されたガス燃料は、直接的には羽根板Vに当たらずに通過することになる。
換言すれば、燃焼筒7を燃焼用空気の流動方向から見て少なくとも中央孔12aと重なる位置には、羽根板Vが配置されない空間である中央空間Lが設けられているといえる。中央空間Lは八角柱状の空間であって、その中心軸Zは燃焼筒7の中心軸Zと一致し、その側面は羽根板Vの先端に接している。
図6は直進炎型ガスバーナJの斜視透視図であって、燃焼筒7の内部の羽根板Vとバーナ本体Bの配置を示している。
上述の通り羽根板Vは、燃焼筒7の中心軸Zの周囲に45°の間隔で並んでいるので、複数の羽根板Vの間には空間が存在する。この羽根板Vの間の空間である板間空間Mは、羽根板Vの先端(燃焼筒7の径方向で中心軸Zに近い方の端部)が板や円筒等で連結されていないため、中央空間Lと連通している。これにより板間空間Mを通る混合気が旋回することによって中央空間Lの混合気が板間空間Mへと引き出される。従ってガス燃料と燃焼用空気は、中央空間Lから板間空間Mへと流入することができる。
ちなみに、本実施形態の直進炎型ガスバーナJは、ガス案内通路13は、内径が5.4mmであり、補助炎孔14の径が、2.5mmであり、中央孔12aの径が、9.0mmであり、外周側孔12bの径が、4.2mmである。
したがって、8個のガス案内通路13の開口面積の総和と、8個の補助炎孔14の開口面積の総和と、1個の中央孔12a及び8個の外周側孔12bを備える主炎孔12の開口面積とを加えたバーナ全体の開口面積に対して、8個のガス案内通路13の開口面積の総和及び主炎孔12の開口面積が、それぞれ45パーセント程度になり、かつ、8個の補助炎孔14の開口面積の総和が、10パーセント程度になる。
また、中央孔12aの開口面積に対して8個の外周側孔12bの開口面積の総和は約1.74倍であるから、中央孔12aから噴出されるガス燃料に比べて8個の外周側孔12bから噴出されるガス燃料の総量は大きくなる。従って、中央空間Lに噴出されるガス燃料よりも旋回羽根Sに向けて噴出されるガス燃料の方が多くなるので、旋回羽根Sによるガス燃料と燃焼用空気との混合が効率的に行われる。
ちなみに、本実施形態のバーナ全体の開口面積は、本明細書の背景技術の欄にて説明した従来のガスバーナのバーナ全体の開口面積に較べて、4分の1程度であり、ガス燃料の噴出圧は、例えば8.6kPaに設定されている。
尚、ガス燃料の噴出圧を高めることによって、噴出されるガス燃料が燃焼用空気を巻き込み易いものとなり、ガス燃料と燃焼用空気との混合を促進できるものとなる。
以下、直進炎型ガスバーナJにおけるガス燃料の燃焼について説明を加える。まず、中央孔12aおよび外周側孔12bからコーン部Bcの内部空間Kにガス燃料が噴出される。そのガス燃料に、空気流動孔15からコーン部Bcの内部空間Kに供給される燃焼用空気が混合される。
中央孔12aから噴出され燃焼用空気が混合されたガス燃料は、燃焼筒7の中心軸Zに沿って流れ、その大部分が中央空間Lを通過する。
一方、外周側孔12bから噴出され燃焼用空気が混合されたガス燃料は、旋回羽根Sの羽根板Vに向かって流れて、空気流路Aからの燃焼用空気およびガス案内通路13からのガス燃料と共に羽根板Vに当たる。
羽根板Vに当たったガス燃料と燃焼用空気とは、図2の矢印Wの様に、燃焼筒7の中心軸Zに対して旋回する。詳しくいえば、ガス燃料と燃焼用空気とは、燃焼筒7の中心軸Zを中心として旋回する。そしてこの旋回により、ガス燃料と燃焼用空気の一部は中央空間Lから板間空間Mへと引き出され、中央孔12aから噴出されたガス燃料と混合する。
そして、中央空間Lを通過した中央孔12aからのガス燃料(および燃焼用空気)と、旋回羽根Sにより燃焼筒7の中心軸Zの周りに旋回するガス燃料および燃焼用空気とは、旋回羽根Sの下流側で共に旋回しながら混合し、燃焼筒7の前方に流動する。そしてそのように流動するガス燃料と燃焼用空気との混合気体が、燃焼筒7の内部、詳しくいえば旋回羽根Sの下流側で燃焼を開始しながら、燃焼筒7の前方へ向けて直線上に延びる火炎Fを形成する。
また、補助炎孔14から噴出されるガス燃料が、空気流動孔15から供給される燃焼用空気によって、コーン部Bcの周壁部の内面近くにて燃焼する。これにより補助炎が形成され、コーン部Bcの内部を通過するガス燃料と燃焼用空気はこの補助炎によって加熱される。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態に係る直進炎型ガスバーナについて図7〜10に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図7に示す第2実施形態に係る直進炎型ガスバーナは、第1実施形態と同様に燃焼筒7とバーナ本体Bとを有する。第2実施形態に係る燃焼筒7は、図2に示す第1実施形態と形状が異なる。すなわち第2実施形態に係る燃焼筒7は、旋回羽根Sの下流側近傍から内径が徐々に小さくなり、その前端側部分7sには内径が一定となる直線部分が設けられている。
図8に示すように、第2実施形態に係る直進炎型ガスバーナJのバーナ本体Bは、コーン部Bcの後端部側の底部に、中央孔12aと外周側孔12bに加えて、外周側孔12cを備えている。外周側孔12cは、中央孔12aと外周側孔12bの間であって外周側孔12bと同位相の位置に、周方向に45°の間隔で並んで8個形成されている。
図9に示すように、外周側孔12cはその先端側ほどコーン部Bcの周壁部に近づくよう、燃焼筒7の中心軸Zに対して20°傾斜して設けられている。なお第2実施形態では、外周側孔12bは中心軸Zに対して40°傾斜して設けられている。すなわち、外周側孔12cの中心軸Zに対する傾斜角度は、外周側孔12bの中心軸Zに対する傾斜角度よりも小さい。
従って、外周側孔12bおよび外周側孔12cから噴出されるガス燃料は、燃焼筒7の中心軸Zから離れる方向であって、燃焼筒7の内周面に向かう方向に噴出される。すなわち、外周側孔12bおよび外周側孔12cからのガス燃料の流れは、図7に示す矢印Xのようになり、外周側孔12bおよび外周側孔12cからのガス燃料は旋回羽根Sの羽根板Vに当たる方向へ流れる。
コーン部Bcの周壁部に、コーン部Bcの後端側底部の外周側部分とコーン部Bcの先端部とを連通してガス案内通路13が設けられる。第2実施形態では、ガス案内通路13は途中で2つの細い通路に分割されている。よって第2実施形態では、ガス案内通路13はコーン部Bcの周方向に間隔を隔てて並ぶ状態で複数設けられ、外周側孔12bと同じ位相となる状態で、周方向に沿って45°の間隔で8組、合計16個形成されている。
次に図10に基づいて、第2実施形態における羽根板Vの配置について説明する。第1実施形態において図5に示されるように、羽根板Vは、燃焼筒7の中心軸Zに沿う方向から見て、燃焼筒7の直径が羽根板Vの中央を通る位置に配置されている。第2実施形態においては、図10に示される通り、燃焼筒7の中心軸Zに沿う方向から見て、燃焼筒7の直径が羽根板Vの一辺を通る位置に配置されている。例えば図10中右下の羽根板V1は、その左側の辺が、燃焼筒7の直径C1に一致する位置に配置される。羽根板V1の2枚右側の羽根板Vも、下側の辺が燃焼筒7の直径C2に一致する位置に配置される。
<燃焼試験>
以下、第1実施形態および第2実施形態に係る実施例と比較例についての燃焼試験の結果を示す。
<実施例1>
第1実施形態に係る実施例として、燃焼筒7の直径を216mm、羽根板Vの長さを58mmとし、羽根板Vをバーナ本体Bの前方であって、羽根板Vの後端とバーナ本体Bの先端との距離が25mmとなる位置に配置して直進炎型ガスバーナJを作成した。羽根板Vの枚数は8枚として等間隔に配置し、羽根板Vは燃焼筒7の内周面に対して直角に、かつ燃焼筒7の中心軸Zに対して45°の角度で配置した。
<実施例2>
第1実施形態に係る実施例として、羽根板Vの長さを70mmとし、その他の条件は実施例1と同様として直進炎型ガスバーナJを作成した。
<実施例3>
第2実施形態に係る実施例として、燃焼筒7の直径を216mm、羽根板Vの長さを70mmとし、羽根板Vをバーナ本体Bの前方であって、羽根板Vの後端とバーナ本体Bの先端との距離が25mmとなる位置に配置して直進炎型ガスバーナJを作成した。羽根板Vの枚数は8枚として等間隔に配置し、羽根板Vは燃焼筒7の内周面に対して直角に、かつ燃焼筒7の中心軸Zに対して45°の角度で配置した。なお、実施例3は実施例1および2と異なり、主炎孔12に外周側孔12bと外周側孔12cの両方が設けられている。
<比較例>
旋回羽根S(羽根板V)を設けずに、その他の条件は実施例3と同様にして直進炎型ガスバーナJを作成した。
<試験条件>
実施例1〜3および比較例に係る直進炎型ガスバーナJを、ガス燃料の流量130Nm3/h、燃焼用空気の空気比1.1の条件で燃焼させ、羽根板Vの焼損の有無を観測し、火炎Fの温度を測定した。
<結果>
羽根板Vの焼損については、実施例1〜3について5時間の燃焼試験を10回行った。結果、実施例1〜3のいずれにおいても羽根板Vの焼損は観測されなかった。
実施例3および比較例についての、火炎Fの温度の測定結果を図11のグラフに示す。
グラフの横軸はバーナ本体Bの先端からの距離、縦軸は火炎の温度を示す。距離2.0m付近までは旋回羽根有り(実施例3)の方が火炎の温度が高くなっており、距離1.5mの位置では実施例3の方が約100℃も高くなっている。一方距離2.0m以遠では、実施例3の方が火炎の温度が低くなっている。すなわち、旋回羽根Sを備える実施例3の火炎は、旋回羽根Sを備えない比較例に比べ、バーナ本体Bの近くで火炎温度が高く、バーナ本体Bから離れると火炎温度が低くなっている。従って、旋回羽根Sの存在により火炎Fが短炎化し、火炎の温度が上昇しているといえる。
<別実施形態>
(1)上述の第1実施形態においては、外周側孔12bはその先端側ほどコーン部Bcの周壁部に近づくよう、燃焼筒7の中心軸Zに対して24°傾斜して設けられているが、傾斜の角度はこれに限られず他の角度であってもよい。また外周側孔12bを燃焼筒7の中心軸Zに平行に設けて、外周側孔12bから噴出されるガス燃料が燃焼筒7の中心軸Zに平行に流れるように構成してもよい。この場合、羽根板Vの長さを適当に設定して、外周側孔12bから噴出されるガス燃料の流れXが旋回羽根Sの羽根板Vに当たるように直進炎型ガスバーナJを構成する。
(2)上述の実施形態においては、燃焼筒7の前端側部分7sを先端側ほど小径となる絞り形状に形成していた。これを前端側部分7sを含めて燃焼筒7の全体を直円筒状としてもよい。
(3)上述の実施形態においては、羽根板Vは長方形の平板としたが、平行四辺形や台形など他の形状でもよいし、平面でなく捻れた形状でもよい。例えば、燃焼筒7の径方向で中心軸Zに近づくにつれて中心軸Zに対する角度(法線と中心軸Zがなす角)が小さくなるように構成すると、中心軸Zに近づくにつれて旋回の度合いがより大きくなり、混合をより促進することができる。
(3)上述の実施形態においては、直進炎型ガスバーナJを有機物や無機物の球状化、鉱物の焼成等の熱処理を行う炉Gに装備する場合を想定して説明した。具体的には、パーライトや酸化チタン等の粉体の焼成に用いることができる。また、鍛造炉における各種の加熱や、ボイラのバーナ等、種々の加熱に適用できるものである。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
7 :燃焼筒
12 :主炎孔
12a :中央孔
12b :外周側孔
12c :外周側孔
15 :空気流動孔
A :空気流路
B :バーナ本体
Bc :コーン部
Bt :ガス燃料供給用筒部
J :直進炎型ガスバーナ
K :内部空間
L :中央空間
M :板間空間
S :旋回羽根
V :羽根板
X :ガス燃料の流れ
Z :中心軸

Claims (7)

  1. 後端側から前端側に向けて燃焼用空気が流動する円筒状の燃焼筒内に、バーナ本体が、前記燃焼筒の内周面との間に環状の空気流路を形成する状態で配置される直進炎型ガスバーナであって、
    前記バーナ本体は、先端側ほど大径となる中空円錐台状のコーン部と、前記コーン部の後端側底部に連なりガス燃料が供給されるガス燃料供給用筒部とを備え、前記バーナ本体は前記コーン部の先端側が前記燃焼用空気の流動方向下流側に位置する姿勢で配置され、
    前記コーン部の後端側底部に、前記ガス燃料供給用筒部から供給されるガス燃料を前記コーン部の内部空間に噴出する主炎孔が形成され、
    前記主炎孔が、前記コーン部の後端側底部における外周側に周方向に間隔を隔てて形成される複数の外周側孔と、前記コーン部の後端側底部における中央部に形成され前記燃焼筒の中心軸に沿ってガス燃料を噴出する中央孔とを備え、
    前記燃焼筒の内部であって前記バーナ本体に対して燃焼用空気の流動方向の下流側に、前記燃焼用空気と前記ガス燃料とを前記燃焼筒の中心軸に対して旋回させる旋回羽根が配置されており、
    前記旋回羽根は複数の板状の羽根板を有し、前記羽根板は、前記空気流路からの前記燃焼用空気の流れと、前記外周側孔からの前記ガス燃料の流れとの両方が当たる位置に配置される直進炎型ガスバーナ。
  2. 前記コーン部の周壁部をその厚さ方向で貫通して、前記燃焼用空気を前記内部空間に導く空気流動孔が、前記コーン部の周方向に並べて複数形成されている請求項1に記載の直進炎型ガスバーナ。
  3. 前記燃焼筒を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て前記中央孔と重ならない位置に前記羽根板が配置されている請求項1または2に記載の直進炎型ガスバーナ。
  4. 前記燃焼筒を燃焼用空気の流動方向の下流側から見て少なくとも前記中央孔と重なる位置に、前記羽根板が配置されない空間である中央空間が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の直進炎型ガスバーナ。
  5. 前記羽根板に挟まれた空間である板間空間が前記中央空間と連通している請求項4に記載の直進炎型ガスバーナ。
  6. 前記羽根板は少なくとも一対の平行な辺を有する四角形の板であり、前記羽根板はその一対の平行な辺が作る面を前記燃焼筒の内周面に対して垂直とし、かつ、当該面の法線が前記燃焼筒の中心軸に対して45°の角度となる状態で配置されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の直進炎型ガスバーナ。
  7. 前記羽根板における前記燃焼筒の直径方向に沿った長さが前記燃焼筒の直径の25%〜35%である請求項6に記載の直進炎型ガスバーナ。
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