JP2017155731A - 排熱回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機の排熱が利用できる排熱回収装置を提供する。
【解決手段】排熱回収装置2は、空気流路4と、ランキンサイクル流路6と、冷凍サイクル流路8とを備え、流路4は、第1圧縮機10と、圧縮機10の下流の圧縮空気から熱回収する第1熱交換器12と、熱交換器12の下流の圧縮空気から熱回収する第2熱交換器14とが設けられ、流路6は、循環流路であって、圧縮空気の熱により冷媒を蒸発させる熱交換器12と、蒸発した冷媒により駆動される膨張機16と、第1凝縮器18と、ポンプ20とを設け、流路8は、流路6内の冷媒と同種の冷媒が流動する循環流路であって、圧縮空気の熱により冷媒を蒸発させる熱交換器14と、膨張機16の回転駆動力で回転駆動され、熱交換器14で蒸発した冷媒を圧縮する第2圧縮機22と、圧縮機22から吐出された冷媒を凝縮させる第2凝縮器26と、凝縮器26で凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁28とが設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排熱回収装置に関する。
圧縮機から吐出される圧縮空気は、例えば150℃もの高温に達するため、冷却して利用する必要がある。さらに言えば、この排熱を回収して利用することが好ましい。冷却および排熱回収のためには、特許文献1に記載の排熱回収装置のように、冷凍サイクルおよびランキンサイクル等が利用可能である。冷凍サイクル中には圧縮機を設ける必要がある。圧縮機は、消費電力が大きな機械の1つであるため、圧縮機の消費電力を低減することが求められる。
特開2013−64350号公報
特許文献1の排熱回収装置では、冷凍サイクル中の圧縮機を駆動するための動力を外部電力に依存しており、省エネに関する特段の考慮がなされていない。
本発明は、圧縮機の排熱を有効に利用でき、省エネ化された排熱回収装置を提供することを課題とする。
本発明の第1の態様の排熱回収装置は、
入口から出口までの流路であって、空気を前記入口から吸気して圧縮して前記出口へ吐出する第1圧縮機と、前記第1圧縮機の下流の圧縮空気から熱回収する第1熱交換器と、前記第1熱交換器の下流の圧縮空気から熱回収する第2熱交換器とが設けられている空気流路と、
循環流路であって、前記圧縮空気との熱交換により冷媒を蒸発させる前記第1熱交換器と、前記第1熱交換器で蒸発した冷媒により駆動される膨張機と、前記膨張機から排気された冷媒を凝縮させる第1凝縮器と、前記第1凝縮器で凝縮した冷媒を前記第1熱交換器に供給するポンプとが設けられているランキンサイクル流路と、
前記ランキンサイクル流路内を流動する冷媒と同種の冷媒が流動する循環流路であって、前記圧縮空気との熱交換により冷媒を蒸発させる前記第2熱交換器と、前記膨張機で得られた回転駆動力で回転駆動され、前記第2熱交換器で蒸発した冷媒を圧縮する第2圧縮機と、前記第2圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させる第2凝縮器と、前記第2凝縮器で凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁とが設けられている冷凍サイクル流路とを備える。
この構成によれば、空気流路の圧縮機の排熱をランキンサイクル流路の第1熱交換器および冷凍サイクル流路の第2熱交換器で有効に利用できる。さらに、ランキンサイクル流路の膨張機で発生した回転駆動力を冷凍サイクル流路の第2圧縮機の回転駆動力として使用し、第2圧縮機の駆動電力を低減し省エネ化できる。この際、膨張機で発生した回転駆動力を電気等に変換せず、第2圧縮機を直接回転駆動するため、電気変換等に伴うエネルギーロスもない。また、ランキンサイクル流路の膨張機から冷凍サイクル流路の圧縮機に回転駆動力を伝達できるようにしたことから、機械的な接続を伴う場合のように両流路の冷媒が一部混合することも考えられる。しかし、本発明では両流路において同種の冷媒を使用しているため、ランキンサイクル流路の膨張機と冷凍サイクル流路の第2圧縮機との間の冷媒の混合を防止する必要がない。従って、膨張機と第2圧縮機との間のシールが不要である。
前記第2圧縮機と前記膨張機とは、共通のケーシングの中にそれぞれの回転要素および回転軸が収容されていることが好ましい。
膨張機と第2圧縮機とをケーシング内で流体的に接続しているので、膨張機と第2圧縮機との間にシール装置を設ける必要がなく、ケーシングを別個に設ける必要もないため、簡素で信頼性が高い排熱回収装置を提供できる。
前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器は、兼用であることが好ましい。
第1凝縮器及び第2凝縮器を兼用として1つの凝縮器とすることで、構成を簡易化して小型化でき、さらにコストを低減できる。
前記第2圧縮機は電動機をさらに備え、前記電動機により駆動補助されることが好ましい。
第2圧縮機が電動機を備えることで、膨張機からの回転駆動力に対して電動機による駆動力を補助動力として利用できるため、第2圧縮機を広い圧力範囲で活用できる。
本発明の第2の態様の排熱回収方法は、空気圧縮過程において、第1圧縮機により空気を圧縮し、第1熱交換器によって前記第1圧縮機の下流の圧縮空気から熱回収し、第2熱交換器によって前記第1熱交換器の下流の圧縮空気から熱回収し、
ランキンサイクル過程において、前記圧縮空気と熱交換する前記第1熱交換器を蒸発器として使用し、前記第1熱交換器で蒸発した冷媒で膨張機を駆動し、
前記ランキンサイクル過程と同種の冷媒を使用する冷凍サイクル過程において、前記圧縮空気と熱交換する前記第2熱交換器を蒸発器として使用し、前記膨張機で得られた回転駆動力で回転駆動される第2圧縮機によって前記第2熱交換器で蒸発した冷媒を圧縮することを含む。
本発明の排熱回収装置によれば、空気流路の圧縮機の排熱をランキンサイクル流路の第1熱交換器および冷凍サイクル流路の第2熱交換器で有効に利用できる。さらに、ランキンサイクル流路の膨張機で発生した回転駆動力を冷凍サイクル流路の第2圧縮機の回転駆動力として使用し、第2圧縮機の駆動電力を低減し省エネ化できる。この際、膨張機で発生した回転駆動力を電気等に変換せず、第2圧縮機を直接回転駆動するため、電気変換等に伴うエネルギーロスもない。また、ランキンサイクル流路および冷凍サイクル流路において同種の冷媒を使用しているため、ランキンサイクル流路の膨張機と冷凍サイクル流路の第2圧縮機との間の冷媒の混合を防止する必要がない。従って、膨張機と第2圧縮機との間のシールが不要である。
本発明の第1実施形態における排熱回収装置の概略構成図。 本発明の第2実施形態における排熱回収装置の概略構成図。 本発明の第3実施形態における排熱回収装置の概略構成図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1を参照して、本実施形態の排熱回収装置2は3つの流路を備え、第1圧縮機10の排熱を有効に利用している。3つの流路とは、空気流路4と、ランキンサイクル流路6と、冷凍サイクル流路8とを表す。
第1に、空気流路4について説明する。空気流路4は、入口4aから出口4bまでの流路であって、空気を入口4aから吸気して圧縮して出口4bへ吐出する第1圧縮機10と、第1圧縮機10の下流の圧縮空気から熱回収する第1熱交換器12と、第1熱交換器12の下流の圧縮空気から熱回収する第2熱交換器14とが設けられている。
第1圧縮機10は、図示しない機械的に接続されたモータで駆動される。第1圧縮機10が駆動されると、入口4aから空気配管5aを通じて吸気口10aより空気を吸気し、圧縮して吐出口10bより吐出する。吐出口10bより吐出された圧縮空気は、空気配管5b,5cを通じて第1熱交換器12および第2熱交換器14を通過した後、空気配管5dを介して出口4bより吐出される。第1圧縮機10は、本実施形態ではスクリュ式であるが、ターボ式、スクロール式、及びレシプロ式等であってもよい。
第1熱交換器12は、第1圧縮機10から下流へ延びる空気配管5b内の圧縮空気と、後述するランキンサイクル流路6中の冷媒(作動流体とも言う)とで熱交換し、第1圧縮機10で発生した圧縮熱を冷媒に回収している。即ち、第1熱交換器12では、圧縮空気の温度は低下し、冷媒の温度は上昇する。
第2熱交換器14は、第1熱交換器12から下流へ延びる空気配管5c内の圧縮空気と、後述する冷凍サイクル流路8中の冷媒とで熱交換し、第1熱交換器12で回収しきれなかった圧縮熱を冷媒に回収している。即ち、第2熱交換器14では、圧縮空気の温度は低下し、冷媒の温度は上昇する。
このように、空気流路4では、第1圧縮機10の排熱を第1熱交換器12および第2熱交換器14の2段階で回収している。空気流路4における空気の温度を確認すると、例えば、第1圧縮機10の圧縮前の図のA点の温度は、大気温度の20℃程度であり、第1圧縮機10での圧縮により図のB点では150℃程度まで温度が上昇する。次いで、第1熱交換器12での熱回収により図のC点では40℃程度まで温度が低下し、第2熱交換器14での熱回収により図のD点では10℃程度まで温度が低下する。
第2に、ランキンサイクル流路6について説明する。ランキンサイクル流路6は、循環流路であって、前記圧縮空気との熱交換により冷媒を蒸発させる第1熱交換器12と、前記第1熱交換器12で蒸発した冷媒により駆動される膨張機16と、膨張機16から排気された冷媒を凝縮させる第1凝縮器18と、第1凝縮器18で凝縮した冷媒を第1熱交換器12に供給するポンプ20とが設けられている。ランキンサイクル流路6を流れる冷媒は、例えばR245fa等が使用される。
第1熱交換器12は、ランキンサイクル中で蒸発器として機能する。即ち、ランキンサイクル流路6中の冷媒は、第1熱交換器12では加熱されて蒸発する。蒸発した冷媒は、冷媒配管7aを通じて膨張機16の給気口16aに供給される。
膨張機16は、後述の冷凍サイクル流路8中の第2圧縮機22と一体的に形成されている。膨張機16および第2圧縮機22は共にスクリュ式であり、共通のケーシング24内に雌雄一対のロータ(回転要素)16c,16dおよび22c,22dがそれぞれ噛合した状態で収容されている。膨張機16の雄ロータ16cおよび第2圧縮機22の雄ロータ22cは、同一軸上でこれらを回転可能に支持する回転軸16e,22eがカップリング17を介して機械的に接続されている。即ち、第2圧縮機22と膨張機16とは、共通のケーシング24の中に、雌雄一対のロータ(回転要素)16c,16dおよび22c,22dと回転軸16e,22eとが収容されている。そのため、膨張機16で冷媒を膨張させる際に得られた回転駆動力で第2圧縮機22を回転駆動できる。膨張機16で膨張された冷媒は、排気口16bより排気される。排気された冷媒は、冷媒配管7bを通じて第1凝縮器18に供給される。
このように、膨張機16と第2圧縮機22とをケーシング24内で流体的に接続しているので、膨張機16と第2圧縮機22との間にシール装置を設ける必要がなく、ケーシング24を別個に設ける必要もないため、簡素で信頼性が高い排熱回収装置を提供できる。
第1凝縮器18は、膨張機16で膨張された冷媒を凝縮させる。第1凝縮器18は、例えば冷却水を利用した熱交換器等であってもよく、その態様は特に限定されない。第1凝縮器18で凝縮された冷媒は、第1凝縮器18から第1熱交換器12へと延びる冷媒配管7cに介設されたポンプ20により第1熱交換器12に供給される。このようにしてランキンサイクル流路6中で冷媒は循環している。
第3に、冷凍サイクル流路8について説明する。冷凍サイクル流路8は、ランキンサイクル流路6内を流動する冷媒と同種の冷媒(例えばランキンサイクル流路6内を流動する冷媒と同じR245fa)が流動する循環流路であって、前記圧縮空気との熱交換により冷媒を蒸発させる第2熱交換器14と、膨張機16で得られた回転駆動力で回転駆動され、第2熱交換器14で蒸発した冷媒を圧縮する第2圧縮機22と、第2圧縮機22から吐出された冷媒を凝縮させる第2凝縮器26と、第2凝縮器26で凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁28とが設けられている。
第2熱交換器14は、冷凍サイクル中で蒸発器として機能する。即ち、冷凍サイクル流路8中の冷媒は、第2熱交換器14では加熱されて蒸発する。蒸発した冷媒は、冷媒配管9aを通じて第2圧縮機22の吸気口22aに供給される。
第2圧縮機22は、上述のようにランキンサイクル流路6中の膨張機16と一体的に形成されている。膨張機16で冷媒を膨張させる際に得られた回転駆動力が回転軸16e,22eおよびカップリング17を介して伝達されることで、第2圧縮機22は駆動される。第2圧縮機22で圧縮された冷媒は、吐出口22bより吐出される。吐出された冷媒は、冷媒配管9bを通じて第2凝縮器26に供給される。
第2凝縮器26は、第2圧縮機22で圧縮された冷媒を凝縮させる。第2凝縮器26は、第1凝縮器18と同様に例えば冷却水を利用した熱交換器等であってもよく、その態様は特に限定されない。第2凝縮器26で凝縮された冷媒は、冷媒配管9cを通じて膨張弁28に供給される。
膨張弁28は、冷媒配管9cの開度を調整することで、第2凝縮器26で凝縮された冷媒を膨張させる。膨張弁28は、第2熱交換器14の出口温度を測定する温度センサ29からの測定信号を受け(破線参照)、図示しない制御装置等により冷媒を所望の温度に維持するように自動的に開度調整される。膨張弁28で膨張された冷媒は、冷媒配管9cを通じて第2熱交換器14に供給される。このようにして冷凍サイクル流路8中で、冷媒は循環している。
この構成によれば、空気流路4の第1圧縮機10の排熱をランキンサイクル流路6の第1熱交換器12および冷凍サイクル流路8の第2熱交換器14で有効に利用できる。さらに、ランキンサイクル流路6の膨張機16で発生した回転駆動力を冷凍サイクル流路8の第2圧縮機22の回転駆動力として使用し、第2圧縮機22の駆動電力を低減し省エネ化できる。この際、膨張機16で発生した回転駆動力を電気等に変換せず、第2圧縮機22を直接回転駆動するため、電気変換等に伴うエネルギーロスもない。また、ランキンサイクル流路6および冷凍サイクル流路8において同種の冷媒を使用しているため、ランキンサイクル流路6の膨張機16と冷凍サイクル流路8の第2圧縮機22との間の冷媒の混合を防止する必要がない。従って、膨張機16と第2圧縮機22との間のシールが不要である。
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態の排熱回収装置2の概略構成図である。本実施形態の排熱回収装置2は、第1実施形態における第1凝縮器18(図1参照)および第2凝縮器26(図1参照)を兼用の構成としていることに関する以外は図1の第1実施形態と実質的に同様である。従って、図1に示した構成と同様の部分については説明を省略する。
本実施形態の排熱回収装置2は、図1の第1実施形態における第1凝縮器18および第2凝縮器26を兼用とした第3凝縮器30が1つのみ設けられている。本実施形態では、ランキンサイクル流路6と冷凍サイクル流路8は、一部を共有している。具体的には、ランキンサイクル流路6の膨張機16で膨張された冷媒と冷凍サイクル流路8の第2圧縮機22で圧縮された冷媒は、ケーシング24内の合流空間24aで混合され、混合出口24bから取り出される。混合出口24bから取り出された冷媒は、ランキンサイクル流路6と冷凍サイクル流路8で共有する冷媒配管7d(9d)を通じて第3凝縮器30に供給される。
第3凝縮器30は、膨張機16で膨張された冷媒および第2圧縮機22で圧縮された冷媒を凝縮させる。第3凝縮器30は、第1実施形態の第1凝縮器18および第2凝縮器26と構成上の差異はなく、同様のものを使用できる。第3凝縮器30で凝縮された冷媒は、冷媒配管7d(9d)を通じて分岐点32に供給され、分岐点32でランキンサイクル流路6の冷媒配管7cまたは冷凍サイクル流路8の冷媒配管9cに分岐する。
このように、図1の第1実施形態における第1凝縮器18及び第2凝縮器26を本実施形態では兼用として1つの第3凝縮器30とすることで、構成を簡易化して小型化でき、さらにコストを低減できる。
(第3実施形態)
図3は、第3実施形態の排熱回収装置2の概略構成図である。本実施形態の排熱回収装置2は、第2圧縮機22がモータ(電動機)34を備えることに関する以外の構成は図1の第1実施形態と実質的に同様である。従って、図1に示した構成と同様の部分については説明を省略する。
本実施形態の排熱回収装置2では、モータ34は、回転子34aが第2圧縮機22の回転軸22eに対して一体に設けられ、カップリング17により同軸に膨張機16の回転軸16eも機械的に接続されている。また、固定子34bが回転子34aの周囲でケーシング24に固定されている。従って、第2圧縮機22は、モータ34によって駆動され、膨張機16によって駆動が補助される。なお、本実施形態では、モータ34は、第2圧縮機22の回転軸22eに対して一体に設けられているが、カップリング17機構を有するため、膨張機16の回転軸16e側に設けられていてもよい。
このように、第2圧縮機22がモータ34を備えることで、モータ34による駆動に対して膨張機16からの回転駆動力を補助動力として利用できるため、第2圧縮機22を広い圧力範囲で活用できる。
なお、上記形態では膨張機16の回転軸16eと第2圧縮機22の回転軸22eをカップリング17で接続する例で説明したが、カップリング17を介することなく連続した一本の回転軸であってもよい。また、膨張弁28は、第2熱交換器14の出口温度を測定する温度センサ29からの測定信号を受け、制御装置等により冷媒を所望の温度に維持するように自動的に開度調整されるものを例示したがこれに限らない。膨張弁28は、第2熱交換器14の出口温度を測定する温度センサ29からの測定信号を受け、制御装置等により冷媒を所望の温度に維持するように自動的に強制空冷されるキャピラリチューブであってもよい。また、上記第2実施形態では、ケーシング24内に合流空間を設ける例で説明したが、ケーシング24内では合流させずケーシング24外で合流させる構成としてもよい。なお、本発明の排熱回収装置2は、第1圧縮機10の吐出側の空気流路5bに設けられる第1熱交換器12および第2熱交換器14が、空気圧縮機のアフタークーラおよび冷凍式エアドライヤの熱交換器として好適に利用できる。
以上より、本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、個々の実施形態の内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
2 排熱回収装置
4 空気流路
4a 入口
4b 出口
5a,5b,5c,5d 空気配管
6 ランキンサイクル流路
7a,7b,7c,7d 冷媒配管
8 冷凍サイクル流路
9a,9b,9c,9d 冷媒配管
10 第1圧縮機
10a 吸気口
10b 吐出口
12 第1熱交換器
14 第2熱交換器
16 膨張機
16a 給気口
16b 排気口
16c 雄ロータ(回転要素)
16d 雌ロータ(回転要素)
16e 回転軸
17 カップリング
18 第1凝縮器
20 ポンプ
22 第2圧縮機
22a 吸気口
22b 吐出口
22c 雄ロータ(回転要素)
22d 雌ロータ(回転要素)
22e 回転軸
24 ケーシング
24a 合流空間
24b 混合出口
26 第2凝縮器
28 膨張弁
29 温度センサ
30 第3凝縮器(第1凝縮器)(第2凝縮器)
32 分岐点
34 モータ
34a 回転子
34b 固定子

Claims (5)

  1. 入口から出口までの流路であって、空気を前記入口から吸気して圧縮して前記出口へ吐出する第1圧縮機と、前記第1圧縮機の下流の圧縮空気から熱回収する第1熱交換器と、前記第1熱交換器の下流の圧縮空気から熱回収する第2熱交換器とが設けられている空気流路と、
    循環流路であって、前記圧縮空気との熱交換により冷媒を蒸発させる前記第1熱交換器と、前記第1熱交換器で蒸発した冷媒により駆動される膨張機と、前記膨張機から排気された冷媒を凝縮させる第1凝縮器と、前記第1凝縮器で凝縮した冷媒を前記第1熱交換器に供給するポンプとが設けられているランキンサイクル流路と、
    前記ランキンサイクル流路内を流動する冷媒と同種の冷媒が流動する循環流路であって、前記圧縮空気との熱交換により冷媒を蒸発させる前記第2熱交換器と、前記膨張機で得られた回転駆動力で回転駆動され、前記第2熱交換器で蒸発した冷媒を圧縮する第2圧縮機と、前記第2圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させる第2凝縮器と、前記第2凝縮器で凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁とが設けられている冷凍サイクル流路と
    を備える、排熱回収装置。
  2. 前記第2圧縮機と前記膨張機とは、共通のケーシングの中にそれぞれの回転要素および回転軸が収容されている、請求項1に記載の排熱回収装置。
  3. 前記第1凝縮器及び前記第2凝縮器は、兼用である、請求項1又は請求項2に記載の排熱回収装置。
  4. 前記第2圧縮機は電動機をさらに備え、前記電動機により駆動補助される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排熱回収装置。
  5. 空気圧縮過程において、第1圧縮機により空気を圧縮し、第1熱交換器によって前記第1圧縮機の下流の圧縮空気から熱回収し、第2熱交換器によって前記第1熱交換器の下流の圧縮空気から熱回収し、
    ランキンサイクル過程において、前記圧縮空気と熱交換する前記第1熱交換器を蒸発器として使用し、前記第1熱交換器で蒸発した冷媒で膨張機を駆動し、
    前記ランキンサイクル過程と同種の冷媒を使用する冷凍サイクル過程において、前記圧縮空気と熱交換する前記第2熱交換器を蒸発器として使用し、前記膨張機で得られた回転駆動力で回転駆動される第2圧縮機によって前記第2熱交換器で蒸発した冷媒を圧縮する
    ことを含む、排熱回収方法。
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