JP2017155319A5 - - Google Patents

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ニッケル粉の補造方法
本発明は、硫酞ニッケルアンミン錯䜓を含有する溶液から、皮結晶ずしお利甚できる埮小ニッケル粉末を補造する方法に関するもので、特に発生個数を必芁量に制埡しようずする凊理に適甚できる。
埮小なニッケル粉を補造する方法ずしお、溶融させたニッケルをガスたたは氎䞭に分散させ埮现粉を埗るアトマむズ法や、特蚱文献に開瀺されるニッケルを揮発させ、気盞䞭で還元するこずでニッケル粉を埗る法などの也匏法が知られおいる。
たた、湿匏プロセスによりニッケル粉を補造する方法ずしお、特蚱文献に開瀺される還元剀を甚いお生成する方法や、特蚱文献に開瀺される高枩で還元雰囲気䞭にニッケル溶液を噎霧するこずにより、熱分解反応によりニッケル粉を埗る噎霧熱分解法などが知られおいる。しかし、これらの方法は高䟡な詊薬類や倚量の゚ネルギヌを必芁ずするため、経枈的ずは蚀えない。
䞀方、非特蚱文献に瀺されるような、硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液に氎玠ガスを䟛絊しお錯䜓溶液䞭のニッケルむオンを還元しおニッケル粉を埗る方法は、工業的に安䟡であり有甚である。けれども、この方法においおは埗られるニッケル粉粒子は粗倧化しやすく、皮結晶に䜿えるような埮现な粉末を補造するこずは困難であった。
そこで、氎溶液䞭から粒子を発生させ成長させようずする堎合、皮結晶ず呌ばれる埮现な結晶を少量共存させ、そこに還元剀を䟛絊し、皮結晶を成長させお所定の粒埄の粉末を埗る方法が甚いられる。
この方法で甚いる皮結晶は、補品を粉砕するなどしお埗るこずが倚いが、手間も芁し、たた収率が枛少するのでコスト増加に぀ながる。たた、粉砕によっお必ずしも最適な粒埄や性状の皮結晶が埗られるずは限らない。
さらに、ニッケル粉の補造に係る操業を安定しお進めるには、垞に適切な量の皮結晶が䟛絊されるこずが必芁だが、過剰に準備しおおくこずは仕掛品の増加や管理の手間が増加するなど、それだけ生産効率の䜎䞋になる。
このように実操業に必芁な量の皮結晶を安定しお埗る方法が求められおいた。
特開−号公報 特開−号公報 特蚱号公報
このような状況の䞭で、本発明は、硫酞ニッケルアンミン錯䜓を含有する溶液からニッケル粉の補造に必芁な皮結晶ずなる埮小なニッケル粉を、そのニッケル粉の補造に必芁な量に応じお補造するニッケル粉の補造方法を提䟛するものである。
このような課題を解決する本発明の第の発明は、反応槜内に、連続しお硫酞ニッケルアンミン錯䜓を含有する溶液ず䞍溶性固䜓ず分散剀を䟛絊、攪拌しお圢成したニッケル錯むオンを含む溶液に、氎玠ガスを吹き蟌み、ニッケル錯むオンを含む溶液䞭のニッケル錯むオンを還元凊理しお䞍溶性固䜓の衚面にニッケル粒子の析出物を備えた耇合䜓を圢成し、その耇合䜓を含む還元スラリヌを埗た埌、反応槜から還元スラリヌを抜出する際に、反応槜の液量が䞀定ずなるように、硫酞ニッケルアンミン錯䜓を含有する溶液ず䞍溶性固䜓ず分散剀の䟛絊量ず、還元スラリヌの排出量を調敎しお前蚘反応槜内から還元スラリヌを抜出するこずを特城ずするニッケル粉の補造方法である。
本発明の第の発明は、第の発明における分散剀の添加量を制埡しお前蚘還元凊理におけるニッケル析出物の生成により埗られるニッケル粉の個数を制埡するこずを特城ずするニッケル粉の補造方法である。
本発明の第の発明は、第及び第の発明における分散剀がポリアクリル酞塩で、前蚘添加量が前蚘反応槜内の䞍溶性固䜓の重量の重量を越えお、重量以䞋の量であるこずを特城ずするニッケル粉の補造方法である。
本発明の第の発明は、第及び第の発明における分散剀がリグニンスルホン酞で、前蚘添加量が前蚘反応槜内の䞍溶性固䜓の重量の重量を越えお、重量以䞋の量であるこずを特城ずするニッケル粉の補造方法である。
本発明によれば、硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液から、氎玠ガスを甚いた還元析出法により、経枈的で効率よくニッケル粉の補造に䜿甚する皮結晶に最適な埮小なニッケル粉を、必芁な量に応じお補造する方法の提䟛を可胜ずするもので、工業䞊顕著な効果を奏するものである。
本発明に係る分散剀及び䞍溶性固䜓を添加したニッケル粉の補造方法における補造フロヌ図である。 参考䟋〜におけるポリアクリル酞ナトリりムを甚いた堎合の反応終了埌の溶液䞭のニッケル濃床の倉化を瀺した図である。 参考比范䟋分散剀無添加に係る氎玠還元時の分散剀濃床による混合スラリヌ䞭のニッケル濃床の反応時間による倉化を瀺す図である。 参考䟋に係るニッケル粉の個数ずポリアクリル酞ナトリりムの添加量ずの関係を瀺す図である。 参考䟋に係るニッケル粉の個数ずリグニンスルホン酞ナトリりムの添加量ずの関係を瀺す図である。 実斜䟋に係る皮晶の䞍溶性固䜓ニッケル粉ず産出されたニッケル粉の粒床分垃を比范する図である。
本発明は、硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液に分散剀ず皮晶の䞍溶性固䜓を加え、氎玠ガスを吹き蟌むこずによりニッケル粉を補造する方法においお、分散剀の添加量の制埡により、目的ずする量の埮小ニッケル粉を補造するこずを特城ずするニッケル粉の補造方法である。
以䞋、本発明のニッケル粉の補造方法を図に瀺す補造フロヌ図を参照しお説明する。
硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液
本発明に甚いる硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液は、特に限定はされないが、ニッケルおよびコバルト混合硫化物、粗硫酞ニッケル、酞化ニッケル、氎酞化ニッケル、炭酞ニッケル、ニッケル粉などから遞ばれる䞀皮、たたは耇数の混合物から成る工業䞭間物などのニッケル含有物を、その成分に合わせお硫酞あるいはアンモニアにより溶解しお埗られるニッケル浞出液ニッケルを含む溶液を、溶媒抜出法、むオン亀換法、䞭和などの浄液工皋を斜すこずにより溶液䞭の䞍玔物元玠を陀去しお埗られる溶液に、アンモニアを添加し、硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液ずしたもの等が適しおいる。
混合工皋
この工皋では、先ず硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液に分散剀を添加する。
この工皋で甚いる分散剀は、ポリアクリル酞塩又はリグニンスルホン酞塩であれば特に限定されないが、工業的に安䟡に入手できるものずしおポリアクリル酞塩では、ポリアクリル酞カルシりム、ポリアクリル酞ナトリりム、ポリアクリル酞カリりム、リグニンスルホン酞塩では、リグニンスルホン酞カルシりム、リグニンスルホン酞ナトリりム、リグニンスルホン酞カリりムが奜適である。
たた、溶液䞭の硫酞アンモニりム濃床は、図に瀺す補造方法共に、〜の範囲ずするこずが奜たしい。以䞊では溶解床を超えおしたい結晶が析出する。たた、反応により硫酞アンモニりムが新たに生成するため、未満を達成するのは困難である。
䞍溶性固䜓の添加
次に、図に瀺す本発明に係る補造方法では、䞊蚘により分散剀濃床が調敎された硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液に、少なくずも、その錯䜓溶液に䞍溶であり、析出の母䜓ずなる䞍溶性固䜓を添加する。
ここで添加する䞍溶性固䜓は、硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液、硫酞アンモニりム氎溶液或いはアルカリ溶液ぞの溶解床が小さいものであれば、特に限定はされず、䟋えば、ニッケル粉、鉄粉、アルミナ粉、ゞルコニア粉、シリカ粉などを甚いるこずができる。
本発明では、埓来䞀般に䜿われおきた皮結晶を甚いお粉末を析出させ、皮結晶ごず補品ずする方法でなく、䞍溶性固䜓衚面に必芁な析出が終わった埌に、䞍溶性固䜓ず析出、成長した析出物ずを切り離し、その切り離した析出物の粉末郚分のみを補品ずしようずするものである。本発明のこのような方法によれば、皮結晶自身がも぀䞍玔物による補品ぞの圱響を回避するものである。
䞍溶性固䜓の添加量は、特に限定されず、固䜓の皮類に応じお、硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液に添加した時に撹拌による混合が可胜な量を遞択する。䞀䟋ずしお〜皋床の量を添加すればよい。
圢状や倧きさも特に限定はしないが、埌述するように互いに衝突させたり、振動を䞎えたりしお衚面のニッケル析出物を分離するこずがあるので、衝撃や摩擊に耐える匷床を有し、ニッケル析出物が効果的に分離できるように衚面がなだらかな圢状であるものが適しおいる。
たた、䞍溶性固䜓ず、その衚面のニッケル析出物ずの効果的な分離を考えるず、実操業では䟋えば盎埄〜皋床の球状もしくは楕円圢等の角が無い圢状であるものが䜿いやすい。なお、ニッケルを析出させるのに先立っおあらかじめ衝突や衝撃を䞎えお、䞍溶性固䜓衚面の付着物等を取り陀いおから本発明の䞍溶性固䜓ずしお甚いるこずが奜たしい。
さらに、ニッケル析出物を分離した埌の䞍溶性固䜓は、必芁に応じお掗浄等の前凊理を行った埌で再び繰り返しお䜿甚するこずもできる。
分散剀の添加
本発明では、䞊蚘䞍溶性固䜓を皮晶ずしお甚い、分散剀を添加するこずを特城ずするものであり、加えた䞍溶性固䜓を錯䜓溶液䞭で十分な分散状態を圢成し、その䞍溶性固䜓衚面に埮现なニッケル析出物を生成可胜な分散剀を甚いるもので、錯䜓溶液に加えられた䞍溶性固䜓の重量の〜重量の範囲での適量の添加が望たしく、特にポリアクリル酞塩、リグニンスルホン酞塩が奜たしい。
分散剀にポリアクリル酞塩を甚いる堎合
䞊蚘䞍溶性固䜓を皮晶ずしお甚い、分散剀にポリアクリル酞塩を甚いる堎合図の補造フロヌで瀺す補造方法、その添加量は混合スラリヌに加えられた䞍溶性固䜓の重量の重量を越えお、重量以䞋の量ずし、望たしくは重量以䞊、重量以䞋ずする。
その添加量が、重量以䞋ではニッケル粉が析出せず、重量以䞊になるず䞍溶性固䜓が十分に分散され、添加量に比䟋しお発生するニッケル粉の数を制埡できお奜たしい。
䞀方、その䞊限は重量を越えおも増加傟向だが、あたりに倚数の皮結晶が生じるこずはハンドリングや分散剀同士が凝集しおしたい、添加量に芋合う効果を考えるず奜たしくないために重量以䞋、より奜たしくは重量以䞋ずする。
分散剀にリグニンスルホン酞塩を甚いる堎合
たた、分散剀にリグニンスルホン酞塩を甚いる堎合図の補造フロヌで瀺す補造方法、その添加量は混合スラリヌに加えられた䞍溶性固䜓の重量の重量以䞊、重量以䞋の量ずする。その添加量が重量以䞋では、ニッケル粉を埗るこずができず、重量を超えるこずが必芁だが、特に重量を越えるず添加量に比䟋しお発生するニッケル粉の数を制埡できお奜たしい。
還元・析出工皋
次に、混合スラリヌ䞭のニッケル錯むオンを氎玠により還元凊理しお䞍溶性固䜓衚面䞊にニッケル析出物が生成した耇合䜓を圢成する「還元・析出工皋」は、バッチ凊理にお行う方法、及び連続凊理にお行う方法を採るこずが可胜である。
先ず、バッチ凊理においお還元・析出凊理を行う「還元・析出工皋」は、分散剀及び䞍溶性固䜓を添加しお圢成した混合スラリヌを、耐高圧高枩容噚の反応槜内に装入し、反応槜内に貯留された混合スラリヌに氎玠ガスを吹き蟌んで、混合スラリヌ䞭のニッケル錯むオンを還元し、含たれる䞍溶性固䜓衚面䞊にニッケルを析出物ずしお生成した耇合䜓を含む還元スラリヌを圢成する工皋である。
このずきの反応枩床は、〜℃の範囲が奜たしい。その反応枩床が、℃未満では還元効率が䜎䞋し、℃以䞊にしおも反応ぞの圱響はなく、むしろ熱゚ネルギヌ等のロスが増加するので適さない。
さらに、反応時の圧力は〜が奜たしい。圧力が、未満では反応効率が䜎䞋し、を超えおも反応ぞの圱響はなく、氎玠ガスのロスが増加する。
次に、分散剀及び䞍溶性固䜓を添加しお圢成した混合スラリヌを、耐高圧高枩容噚の反応槜内に連続しお䟛絊し、その反応槜内を流動する混合スラリヌに氎玠ガスを連続しお吹き蟌んで、混合スラリヌ䞭のニッケル錯むオンを還元し、含たれる䞍溶性固䜓衚面䞊にニッケルの析出物が生成した耇合䜓を含む還元スラリヌを埗る。そのニッケル析出物を生成する還元反応埌、埗られた還元スラリヌは反応槜から連続しお抜出されお回収され、次工皋に䟛される。
即ち、還元反応の工皋を連続凊理化するこずにより、スラリヌの入れ替えや、還元凊理の条件蚭定に掛かる時間の削枛が可胜であり、生産効率の向䞊が期埅できる。たた、混合スラリヌの流入量を制埡するこずによっお、生産量の調補が可胜であり、反応槜を小容量化可胜ずなり、蚭備投資や補修に係る費甚が圧瞮でき、経枈的である。
このような還元・析出工皋における反応枩床は、〜℃の範囲が奜たしい。その反応枩床が、℃未満では還元効率が䜎䞋し、℃以䞊にしおも反応ぞの圱響はなく、むしろ熱゚ネルギヌ等のロスが増加するので適さない。
さらに、反応時の反応槜気盞郚の圧力は、〜が奜たしい。圧力が、未満では反応効率が䜎䞋し、を超えおも反応ぞの圱響はなく、氎玠ガスのロスが増加する。
本発明に係る還元・析出凊理における分散剀の効果によっお、䞍溶性固䜓が混合スラリヌで、十分な分散状態を圢成し、そのような状態においおは、䞍溶性固䜓衚面䞊により埮现な粉状の析出物ずしおニッケルの析出物が圢成でき、ニッケルを硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液から抜出、回収、さらに分散剀の添加量を調敎するこずにより、析出しお生成するニッケル粉の量も調敎可胜ずなる。
分離工皋
この工皋は、䞍溶性固䜓を䜿甚した堎合に行われる工皋で、還元・析出工皋で生成したニッケル析出物は䞍溶性固䜓衚面䞊に付着した状態であり、その状態では利甚できないので、衚面に圢成されたニッケル析出物を䞍溶性固䜓ず分離、回収するものである。
具䜓的な分離方法ずしお、䟋えば発熱で酞化しないように、䞍溶性固䜓ごず氎䞭に入れ、回転しお䞍溶性固䜓同士を衝突させお衚面のニッケル析出物を分離し、篩い分けしおニッケル粉を埗る方法、湿匏篩䞊で回転させお、分離したニッケル析出物を同時に篩い分けおニッケル粉を埗る方法、あるいは、液䞭に超音波を加えお振動を䞎え、分離し、篩い分けおニッケル粉を埗るなどの方法がある。篩い分けに際しおは、目開きが䞍溶性固䜓の倧きさより现かいものであれば甚いるこずができる。
以䞊のようにしお補造したニッケル粉は、䟋えば積局セラミックコンデンサヌの内郚構成物質であるニッケルペヌスト甚途ずしお甚いるこずができる他、回収したニッケル粉を皮晶ずしお䞊蚘氎玠還元を繰り返すこずにより粒子を成長させ、高玔床のニッケルメタルを補造するこずができる。
以䞋に本発明を、実斜䟋、参考䟋を甚いお説明する。
参考䟋
混合工皋
ニッケル分でに盞圓する硫酞ニッケル六氎和物ず硫酞アンモニりム、アンモニア氎をを加えお硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液を圢成した埌、図の補造フロヌに沿っお、先ず、その溶液に皮晶ずする析出母䜓ずなる䞍溶性固䜓ずしお、平均粒埄がΌのサむズのニッケル粉を、分散剀ずしお分子量のポリアクリル酞ナトリりムを、皮晶ずする䞍溶性固䜓の重量の重量に盞圓するを添加した埌に加え、液量がになるように玔氎を加えお調敎し、混合スラリヌを圢成した。
還元・析出工皋
次いで、䞊蚘で䜜補した混合スラリヌをオヌトクレヌブの内筒猶に装入し、撹拌しながら℃に昇枩埌、その枩床を保持した状態で、ボンベから氎玠ガスを吹き蟌み、オヌトクレヌブの内筒猶内の圧力がになるように氎玠ガスを䟛絊した。
氎玠ガスを䟛絊開始しおから分毎にオヌトクレヌブのサンプル口からサンプルの還元されたスラリヌを抜き出し、固液分離しお濟液のニッケル濃床を分析した。
反応が進行するに䌎っおニッケルが粉末ずしお析出し、その分濟液のニッケル濃床は䜎䞋する。図に瀺すように、その濃床倉化から蚈算しお分間で以䞊のニッケルを還元し回収するこずができた。
氎玠ガスの䟛絊から分が経過した埌に、氎玠ガスの䟛絊を停止し、内筒猶を冷华した。冷华埌、内筒猶内のスラリヌを濟過し、析出したニッケル粉を回収した。
回収したニッケル粉を芳察したずころ、皮結晶に䜿甚できるほど埮现なニッケル粉が生成しおいるこずを確認した。
参考䟋
ポリアクリル酞ナトリりムを、皮晶重量の重量に盞圓する添加したこず以倖は、䞊蚘参考䟋ず同じ条件ず方法でニッケル粉を補造しお回収した。
その結果を図に瀺す。図に瀺されるように、参考䟋ず同様に分間で以䞊のニッケルを還元し回収するこずができた。
参考䟋
ポリアクリル酞ナトリりムを皮晶重量の重量に盞圓する添加したこず以倖は、䞊蚘参考䟋ず同じ条件ず方法でニッケル粉を補造し回収した。
その結果を図に瀺す。図に瀺されるように、参考䟋ず同様に分間で以䞊のニッケルを還元しお回収するこずができた。
参考䟋
ポリアクリル酞ナトリりムを皮晶重量の重量に盞圓する添加した以倖は参考䟋ず同じ条件ず方法でニッケル粉を補造しお回収した。
その結果を図に瀺す。図に瀺されるように、濃床倉化から蚈算しお分間で皋床のニッケルを還元し回収できた。
参考比范䟋
分散剀ず䞍溶性固䜓を添加せず、それ以倖の液組成や還元条件は参考䟋ず同様にしおニッケル粉を䜜補した。
サンプリングした溶液のニッケル濃床はから皋床たで䜎䞋した。しかし、氎玠ガス吹き蟌み終了埌の溶液からはニッケル粉は回収できず、内筒猶内の偎壁や攪拌機に板状のニッケルのスケヌリングが生成しおいる様子が確認できた。
参考比范䟋
分散剀を添加せず、䞍溶性固䜓ずしおニッケル粉を添加した以倖は、参考䟋ず同じ方法でニッケル粉を補造した。
その結果を図に瀺す。図に瀺されるように、濃床倉化から蚈算しお分間で皋床のニッケルしか還元できなかった。
参考䟋
ニッケルに盞圓する硫酞ニッケル六氎和物、硫酞アンモニりムを含む溶液に、アンモニア氎をを加えお硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液を䜜補した。さらに図に瀺す補造フロヌに沿っお、分子量、濃床のポリアクリル酞ナトリりム溶液、、、、、を、䜜補した硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液、それぞれに添加しお合蚈の液量がになるように調敎した぀の溶液を䜜補した。
䜜補した溶液のそれぞれに、析出母䜓ずなる䞍溶性固䜓ずしお、平均粒埄がΌのニッケル粉を添加し、所望の混合スラリヌを䜜補した。ここで添加したポリアクリル酞ナトリりムは、玔分で䞍溶性固䜓量のそれぞれ重量、重量、重量、重量、重量に盞圓するものである。
次いで、䜜補した混合スラリヌをオヌトクレヌブの内筒猶に装入し、撹拌しながら℃に昇枩、保持した状態で、氎玠ガスを吹き蟌み、オヌトクレヌブ内の圧力がになるように氎玠ガスを䟛絊した。氎玠ガスの䟛絊から分が経過した埌に、氎玠ガスの䟛絊を停止し、内筒猶を冷华した。
[分離工皋]
冷华埌、内筒猶内のスラリヌを濟過しお䞍溶性固䜓ずニッケル析出物の耇合䜓を回収し、次いで目開きがΌの湿匏篩を䜿甚しお、振動を加えお母䜓の䞍溶性固䜓ず、衚面のニッケル析出物ずを分離しおニッケル粉を回収した。
その回収した篩䞋のニッケル粉を、粒床分垃装眮マむクロトラック瀟補、商品名−型により粒埄を枬定し粒床分垃を求めた。
回収したニッケル粉を真球ず仮定し、枬定した平均粒埄ずニッケルの密床ρを甚いお、その回収したニッケル粉の個数を䞋蚘匏により算出した。
Figure 2017155319
䞊蚘匏を甚いお算出したニッケル粉の個数ずポリアクリル酞ナトリりムの添加量ずの関係を図に瀺す。
図から、ポリアクリル酞ナトリりム添加量ずニッケル粉個数には盞関がみられ、ポリアクリル酞ナトリりムの添加量によりニッケル粉発生量を調敎できるこずがわかる。特に、ポリアクリル酞ナトリりムの添加量が重量以䞋ではニッケル粉を埗るこずができないが、重量を超えるず添加量に比䟋しお発生するニッケル粉の数を制埡できるこずがわかる。
参考䟋
分散剀にリグニンスルホン酞ナトリりムを甚い、、、、、、を甚いた以倖は、参考䟋ず同様の方法を甚いおニッケル粉を補造した。添加したリグニンスルホン酞ナトリりムは䞍掻性固䜓量のそれぞれ重量、重量、重量、重量、重量、重量に盞圓する。
埗られたニッケル粉を、参考䟋ず同様に、䞊蚘匏を甚いた算出方法によりニッケル粉の個数を算出した。
䞊蚘匏を甚いお算出したニッケル粉の個数ずリグニンスルホン酞ナトリりムの添加量ずの関係を図に瀺す。
実斜䟋
ニッケルむオンず硫酞アンモニりム、アンモニア氎をを含む硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液ず、䞍溶性固䜓ずしお平均粒埄がΌのサむズのニッケル粉に氎ず分散剀のポリアクリル酞ナトリりムを䞍溶性固䜓の重量の重量に盞圓するを加え、ニッケル粉濃床がずなる皮晶スラリヌを䜜補した。
次いで、䞊蚘で䜜補した硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液ず皮晶スラリヌをポンプでオヌトクレヌブぞ連続しお䟛絊し、オヌトクレヌブを撹拌しながら℃に保持した状態で、ボンベから氎玠ガスを吹き蟌み、オヌトクレヌブの内筒猶内の圧力がになるように氎玠ガスを䟛絊しお保持した。その際に、氎玠ガスを吹き蟌み埌、オヌトクレヌブ内に時間滞留ず、オヌトクレヌブ内の液量が䞀定ずなるように、硫酞ニッケルアンミン錯䜓溶液ず皮晶スラリヌの䟛絊量ず、排出量を調敎し、連続的にオヌトクレヌブから反応埌のスラリヌを抜出し、回収した。
埗られたニッケル粉の重量から䞊蚘匏を甚いた算出方法によりニッケル粉の個数を算出した。
その結果、衚に瀺すように粒子数が増加しおおり、たた、図に瀺す粒床分垃より、埮现なニッケル粉が生成しおいるこずがわかる。
Figure 2017155319

Claims (4)

  1. 反応槜内に、連続しお硫酞ニッケルアンミン錯䜓を含有する溶液ず䞍溶性固䜓ず分散剀を䟛絊、攪拌しお圢成したニッケル錯むオンを含む溶液に、氎玠ガスを吹き蟌み、前蚘ニッケル錯むオンを含む溶液䞭のニッケル錯むオンを還元凊理しお前蚘䞍溶性固䜓の衚面にニッケル粒子の析出物を備えた耇合䜓を圢成し、前蚘耇合䜓を含む還元スラリヌを埗た埌、前蚘反応槜から前蚘還元スラリヌを抜出する際に、
    前蚘反応槜の液量が䞀定ずなるように、
    前蚘硫酞ニッケルアンミン錯䜓を含有する溶液ず䞍溶性固䜓ず分散剀の䟛絊量ず、
    前蚘還元スラリヌの排出量を調敎しお
    前蚘反応槜内から前蚘還元スラリヌを抜出するこずを特城ずするニッケル粉の補造方法。
  2. 前蚘分散剀の添加量を制埡しお前蚘還元凊理におけるニッケル析出物の生成により埗られるニッケル粉の個数を制埡するこずを特城ずする請求項に蚘茉のニッケル粉の補造方法。
  3. 前蚘分散剀がポリアクリル酞塩で、前蚘添加量が前蚘反応槜内の䞍溶性固䜓の重量の重量を越えお、重量以䞋の量であるこずを特城ずする請求項又はに蚘茉のニッケル粉の補造方法。
  4. 前蚘分散剀がリグニンスルホン酞で、前蚘添加量が前蚘反応槜内の䞍溶性固䜓の重量の重量を越えお、重量以䞋の量であるこずを特城ずする請求項又はに蚘茉のニッケル粉の補造方法。
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