JP2017154410A - 加飾用積層体、加飾成形体及び加飾成形体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的に、本発明は、以下の構成を有する。
基材層と、粘着剤層とをこの順に有する加飾成形用積層体であって、前記粘着剤層は、前記基材層に最も近い側に配置されたシリコーン系粘着剤層と、前記基材層から最も遠い側に配置されたアクリル系粘着剤層とを有することを特徴とする成形用積層体。
[2]
前記粘着剤層の総厚が50μm以上であり、前記シリコーン系粘着剤の層及び前記アクリル系粘着剤層の各厚みが25μm以上である、[1]に記載の積層体。
[3]
前記基材層の厚みが75μm以上である[1]又は[2]に記載の加飾成形用積層体。
[4]
シリコーン系粘着剤は、シリコーンエラストマー、シリコーンガム、及び、これらの混合物から選択される少なくとも1種のシリコーン材料を含む、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の加飾成形用積層体。
[5]
真空条件下又は減圧条件下での加飾成形用に用いられる[1]〜[4]のいずれか1項に記載の加飾成形用積層体。
[6]
前記基材層の前記粘着剤層とは反対側にさらに表面保護層を有する[1]〜[5]のいずれかに記載の加飾成形用積層体。
[7]
自動車部材、電子機器又は建材を加飾するために用いられる[1]〜[6]のいずれかに記載の加飾成形用積層体。
[8]
[1]〜[7]のいずれかに記載の加飾成形用積層体と、加飾成形用積層体で加飾された成形体とを含む加飾成形体。
[9]
真空条件下又は減圧条件下において、加飾成形用積層体を成形体に積層する工程と、気圧差により、加飾成形用積層体を成形体に圧着する工程とを含む加飾成形体の製造方法であって、
加飾成形用積層体は、基材層と、粘着剤層とをこの順に有する加飾成形用積層体であって、前記粘着剤層は、前記基材層に最も近い側に配置されたシリコーン系粘着剤層と、前記基材層から最も遠い側に配置されたアクリル系粘着剤層とを有することを特徴とする成形用積層体。
本発明は、基材層と、粘着剤層とを少なくとも1層ずつ有する加飾用積層体に関する。本発明の加飾用積層体は、粘着剤層が基材層側から順にシリコーン系粘着剤と、アクリル系粘着剤の2層構成であることが好ましい。粘着剤層の総厚は50μm以上である。本発明の加飾用積層体は、成形体を加飾成形するために用いられるものであり、真空条件下又は減圧条件下での加飾成形用の用途に好ましく用いられる。
また、本発明の加飾用積層体は、加飾成形時に成形体と積層体の間にゴミなどの異物を噛み込んだ場合であっても、積層体表面に異物に由来した凹凸形状が現れにくい点にも特徴がある。このため、加飾成形体の欠陥の発生率を減らすことができ、加飾成形体の生産性を高めることができる。さらに、本発明の加飾用積層体を用いた場合、意匠性に優れた加飾成形体を生産することができる。
通常、粘着剤層の厚みは厚くなればなるほど、発泡が生じやすくなる傾向にある。しかし、本発明においては、基材層に最も近い側にシリコーン系粘着剤から形成された粘着剤層を配置することにより、粘着剤層の厚みを厚くした場合であっても発泡の発生を効果的に抑制することができる。さらに、本発明では、粘着剤層の厚みを上記範囲内とすることにより、積層体表面に異物に由来した凹凸形状が発現しにくくすることができる。このように、本発明においては、発泡の抑制と異物埋まり性の両方が達成される。
500μm以下であることが好ましい。基材層の厚みを上記範囲内とすることにより、成形体の表面を良好に加飾し易くなる。また、成形体と加飾用積層体の間に異物等を噛み込んだ場合であっても、加飾成形体の表面へ異物形状が浮き出すことを抑制することができる。
本発明の加飾用積層体は基材層を有する。基材層は、成形工程において成形体に追従する形で延伸可能なものであることが好ましい。基材層を構成する材料は、例えば、プラスチックであることが好ましい。プラスチックとしては、例えば、ABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン、及び、スチレンの共重合体)、AS樹脂(アクリロニトリル、スチレンの共重合体)、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナイロン、ポリアセタール、ポリフェニレンオキシド、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、液晶ポリマー、ポリテトラフロロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリアセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ウレタン樹脂等が好ましい。これらの中でも、ABS樹脂又はアクリル系樹脂がより好ましい。基材層は、これらの樹脂にカーボン(グラファイト)等が配合された有色の層であってもよい。
本発明の加飾用積層体は粘着剤層を有する。粘着剤層は被着対象物である成形体に直接貼着する層である。本発明においては、粘着剤層は、シリコーン系粘着剤層とアクリル系粘着剤層とがこの順に積層されたものであることが好ましい。この場合、アクリル系粘着剤層が成形体に直接貼着する層である。粘着剤層の厚みは50μm以上であることが好ましい。
また、シリコーン系粘着剤は、粘着付与樹脂のような他の任意の成分を含有することができる。すなわち、粘着剤層は、シリコーンエラストマー及びシリコーンガムから選択される少なくとも1種のシリコーン材料と、粘着付与樹脂等の任意の成分とを含有することができる。
本発明の加飾用積層体はさらに表面保護層を有することが好ましい。加飾用積層体が表面保護層を有する場合は、表面保護層と、基材層と、粘着剤層はこの順で積層されることが好ましい。
レベリング剤としては、例えば、フッ素系レベリング剤、シリコーン系レベリング剤、又は、アクリル系レベリング剤を好ましく使用することができる。これらの中でも、シリコーン系レベリング剤および/またはフッ素系レベリング剤が特に好ましい。
また、染料としては、酸性染料、塩基性染料、直接染料、反応性染料、分散染料、または食品用色素等を挙げることができる。
本発明の加飾用積層体は、粘着剤層側にさらにセパレーター層を有していてもよい。セパレーター層は、樹脂製であり、紙基材を含まない層であることが好ましい。このようなセパレーター層を用いることにより、紙由来のゴミ等の異物が、積層体と成形体の間に挟まることがなくなり、異物の噛み込みを効果的に抑制することができる。
セパレーター層の乾燥後の塗布量は、0.01g/m2以上1g/m2以下であることが好ましく、0.05g/m2以上0.2g/m2以下であることが特に好ましい。
本発明の加飾用積層体を製造する工程においては、上述したセパレーター層(セパレートフィルム)上に、シリコーン系粘着剤を塗布する工程と、シリコーン系粘着剤層の上に基材層を貼合する工程と、他のセパレーター層にアクリル系粘着剤を塗布する工程と、アクリル系粘着剤層の面とシリコーン系粘着剤層の面とを貼合する工程と、必要に応じてエージングを行う工程を含むことが好ましい。シリコーン系粘着剤を塗布する工程は、シリコーン系粘着剤を乾燥させる工程を含むことがより好ましい。乾燥温度は、60℃以上であることが好ましく、80℃以上であることがより好ましい。また、乾燥温度は200℃以下であることが好ましい。アクリル系粘着剤を塗布する工程は、アクリル系粘着剤を乾燥させる工程を含むことがより好ましい。乾燥温度は、60℃以上であることが好ましく、80℃以上であることがより好ましい。また、乾燥温度は200℃以下であることが好ましい。
本発明の加飾用積層体は、真空条件下又は減圧条件下において成形体を加飾する用途に用いられることが好ましい。本発明の加飾用積層体は、加飾成形時に発泡が生じることを抑制でき、かつ優れた異物埋まり性を有するものであるため、加飾成形体の生産性を高めることができ、かつ、意匠性に優れた加飾成形体を得ることができる。
本発明は、上述した加飾用積層体と、加飾用積層体で加飾された成形体とを含む加飾成形体に関するものでもある。加飾成形体は、成形体の表面の一部又は全面に加飾用積層体を貼着させたものである。加飾成形体においては、粘着剤層を介して基材層が貼合されている。
(積層体1)
セパレートフィルムAの片面に乾燥後の厚さが100μmとなるようにシリコーン系粘着剤1を塗布した。このフィルムを120℃で3分間乾燥することにより粘着剤層付きセパレートフィルム1を得た。次にセパレートフィルムBの片面に乾燥後の厚さが10μmとなるようにアクリル系粘着剤を塗布した。このフィルムを120℃で3分間乾燥することにより粘着剤層付きセパレートフィルム2を得た。基材層(表面層)としてアクリルフィルム(三菱レイヨン社製、アクリプレンHBA001P、鉛筆硬度は2H、厚さ125μm)を用いた。粘着剤層付きセパレートフィルム1の粘着剤層面とアクリルフィルムとをクリーンルーム(クラス1000)の中で貼合することによって、積層体Aを得た。積層体Aのセパレートフィルムを剥離した。積層体Aの粘着剤層面とセパレートフィルム2の粘着剤層面とをクリーンルーム(クラス1000)の中で貼合し、23℃、相対湿度50%環境下で7日間エージングを行った。このようにして積層体1を得た。なお、上記シリコーン系粘着剤、アクリル粘着剤、セパレートフィルムA、セパレートフィルムBとしては、以下のものを用いた。
シリコーン系粘着剤として、信越化学社製のKR−3700とCAT−PL−50Tを、あり姿にて容量比にて100体積部:0.5体積部の割合で混合したものを用いた。
(アクリル系粘着剤)
アクリル系粘着剤は、下記のようにして得た。ブチルアクリレート65質量部、メチルアクリレート30質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート5質量部を窒素雰囲気の反応容器(温度コントローラー、攪拌機、還流器付)に投入し、酢酸エチル200質量部とアソビスイソブチロニトリル0.1質量部を加えた。この混合物を75℃にて10時間重合反応させることにより、ポリマーB1を得た。得られたポリマーB1の分子量(Mw)をGPC(ゲルパーミュエーションクロマトグラフィー)で測定した。ポリマーB1の分子量(Mw)は80万であった。また、ポリマーB1のガラス転移温度(Tg)を示差操作型熱量計(セイコウインスルメント製DSC−6100)を用いて測定した。ポリマーB1のTgは−35℃であった。次にメチルメタクリレート90質量部、ジメチルアミノエチルメタクリレート10質量部を窒素雰囲気の反応容器に投入し、酢酸エチル200質量部とアソビスイソブチロニトリル2質量部として加えた。この混合物を75℃にて10時間重合させることにより、ポリマーB2を得た。ポリマーB1と同様に分子量(Mw)とTgを測定した。ポリマーB2の分子量(Mw)は1万であった。ポリマーB2のTgは95℃であった。得られたポリマーB1とポリマーB2と架橋剤(三菱瓦斯化学社製、テトラドX)とビストリフルオロメタンスルホンイミドを乾燥重量比で46:40:2:2となるように配合してアクリル系粘着剤1を得た。アクリル系粘着剤1の分子量分布は18であった。
セパレートフィルムとしてPET50X1−SS1B(ニッパ社製)を用いた。
(セパレートフィルムB)
セパレートフィルムとして、藤森工業株式会社製のPET系セパレーター(GT、厚さ:50μm)を使用した。
シリコーン粘着剤厚の厚さを200μmとした以外は、実施例1と同様にして積層体2を作製した。
セパレートフィルムBの片面に乾燥後の厚さが10μmとなるようにアクリル系粘着剤1を塗布した。このフィルムを120℃で3分間乾燥することによって粘着剤層付きセパレートフィルム3を得た。次にセパレートフィルムAの片面に乾燥後の厚さが100μmとなるようにシリコーン系粘着剤を塗布した。このフィルムを120℃で3分間乾燥することによって粘着剤層付きセパレートフィルム4を得た。基材層(表面層)としてアクリルフィルム(三菱レイヨン社製、アクリプレンHBA001P、鉛筆硬度は2H、厚さ125μm)を用いた。得られた粘着剤層付きセパレートフィルム3の粘着剤層面とアクリルフィルムとをクリーンルーム(クラス1000)の中で貼合することによって積層体Cを得た。積層体Cのセパレートフィルムを剥離した。積層体Cの粘着剤層面と粘着剤層付きセパレートフィルム4の粘着剤層面とをクリーンルーム(クラス1000)の中で貼合し、23℃、相対湿度50%環境下で7日間エージングを行った。このようにして積層体3を得た。なお、上記シリコーン系粘着剤、アクリル粘着剤、セパレートフィルムA、セパレートフィルムBとしては、実施例1と同様のものを用いた。
セパレートフィルムAの片面に乾燥後の厚さが10μmとなるようにシリコーン系粘着剤1を塗布した。このフィルムを120℃で3分間乾燥して粘着剤層付きセパレートフィルム5を得た。次にセパレートフィルムAの片面に乾燥後の厚さが100μmとなるようにシリコーン系粘着剤を塗布した。このフィルムを120℃で3分間乾燥して粘着剤層付きセパレートフィルム6を得た。基材層(表面層)としてアクリルフィルム(三菱レイヨン社製、アクリプレンHBA001P、鉛筆硬度は2H、厚さ125μm)を用いた。粘着剤層付きセパレートフィルム5の粘着剤層面とアクリルフィルムとをクリーンルーム(クラス1000)の中で貼合することによって、積層体Dを得た。積層体Dのセパレートフィルムを剥離した。積層体Dの粘着剤層面とセパレートフィルム6の粘着剤層面とをクリーンルーム(クラス1000)の中で貼合し、23℃、相対湿度50%環境下で7日間エージングを行った。このようにして積層体4を得た。なお、上記シリコーン系粘着剤、セパレートフィルムA、セパレートフィルムBとしては、実施例1と同様のものを用いた。
セパレートフィルムBの片面に乾燥後の厚さが100μmとなるようにアクリル系粘着剤1を塗布した。このフィルムを120℃で3分間乾燥することによって粘着剤層付きセパレートフィルム7を得た。次にセパレートフィルムBの片面に乾燥後の厚さが10μmとなるようにアクリル系粘着剤を塗布した。このフィルムを120℃で3分間乾燥することによって粘着剤層付きセパレートフィルム8を得た。基材層(表面層)としてアクリルフィルム(三菱レイヨン社製、アクリプレンHBA001P、鉛筆硬度は2H、厚さ125μm)を用いた。粘着剤層付きセパレートフィルム7の粘着剤層面とアクリルフィルムとをクリーンルーム(クラス1000)の中で貼合することによって、積層体Eを得た。積層体Eのセパレートフィルムを剥離した。積層体Eの粘着剤増面とセパレートフィルム8の粘着剤層面とをクリーンルーム(クラス1000)の中で貼合し、23℃、相対湿度50%環境下で7日間エージングを行った。このようにして積層体5を得た。なお、上記シリコーン系粘着剤、アクリル粘着剤、セパレートフィルムA、セパレートフィルムBとしては、実施例1と同様のものを用いた。
各実施例及び比較例で得た積層体を試験に用いた。セパレートフィルムを取り外した積層体をTOM成形機にセットした。防雨入線カバー(パナソニック株式会社製、品番:WP9171)を、該カバーの外面(凸面)側と上記積層体の粘着剤層とが向き合うように、TOM成形機(布施真空株式会社製、NGF成形機)にセットした。TOM成形機を用いて130℃で積層体を上記成形体に積層させることによって、加飾成形体を得た。
(発泡性評価試験)
実施例及び比較例の積層体を用いて加飾した際、積層体表面の性状を下記の評価基準で評価した。
○:積層体表面に発泡が見受けられなかった。
△:積層体表面に1個以上9個以下の発泡が見受けられた。
?:積層体表面に10個以上の発泡が見受けられた。
粒径20μmの粒子を表面に有する板状構造体の表面に対して、TOM成形機によって各実施例及び比較例で得た積層体の貼付(成形)を行った加飾成形体の面感を確認した。表1における異物埋まりの評価基準は下記の通りである。
○:粒子起因の凸状欠陥が見受けられない。
?:粒子起因の凸状欠陥が見受けられる。
セパレートフィルムを取り外した積層体をTOM成形機TOM成形機(布施真空株式会社製、NGF成形機)にて成形し、積層体を成形治具機(テフロン板)から引き剥がす際の引き剥がしやすさ(剥離性)を評価した。
○:簡単に剥がすことができる
△:少し力を加えないと剥がせない
×:剥がすことが困難
各実施例及び比較例で得た積層体からセパレートフィルムを除去し、次いで、TOM成形機を用いて各積層体をテフロン板に対して成形(貼合)することによって成形品を得た。各成形品の表面のフィルムに切り込みを入れて25×50mmの試験片を作製した。引っ張り試験機を用いて、剥離速度300mm/minの剥離速度、剥離角度180度、測定温度23℃、測定湿度50%の条件でテフロン板から積層体を剥がしたときに、剥がすのに要する力を測定した。
3 基材層
4 粘着剤層
4S シリコーン系粘着剤層
4A アクリル系粘着剤層
5 表面保護層
50 成形体
100 加飾成形体
Claims (9)
- 基材層と、粘着剤層とをこの順に有する加飾成形用積層体であって、前記粘着剤層は、前記基材層に最も近い側に配置されたシリコーン系粘着剤層と、前記基材層から最も遠い側に配置されたアクリル系粘着剤層とを有することを特徴とする成形用積層体。
- 前記粘着剤層の総厚が50μm以上であり、前記シリコーン系粘着剤の層及び前記アクリル系粘着剤層の各厚みが25μm以上である、請求項1に記載の積層体。
- 前記基材層の厚みが75μm以上である請求項1又は2に記載の加飾成形用積層体。
- シリコーン系粘着剤は、シリコーンエラストマー、シリコーンガム、及び、これらの混合物から選択される少なくとも1種のシリコーン材料を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の加飾成形用積層体。
- 真空条件下又は減圧条件下での加飾成形用に用いられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の加飾成形用積層体。
- 前記基材層の前記粘着剤層とは反対側にさらに表面保護層を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の加飾成形用積層体。
- 自動車部材、電子機器又は建材を加飾するために用いられる請求項1〜6のいずれか1項に記載の加飾成形用積層体。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の加飾成形用積層体と、加飾成形用積層体で加飾された成形体とを含む加飾成形体。
- 真空条件下又は減圧条件下において、加飾成形用積層体を成形体に積層する工程と、気圧差により、加飾成形用積層体を成形体に圧着する工程とを含む加飾成形体の製造方法であって、
加飾成形用積層体は、基材層と、粘着剤層とをこの順に有する加飾成形用積層体であって、前記粘着剤層は、前記基材層に最も近い側に配置されたシリコーン系粘着剤層と、前記基材層から最も遠い側に配置されたアクリル系粘着剤層とを有することを特徴とする成形用積層体。
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