JP2017154264A - 剥離装置および印刷装置 - Google Patents

剥離装置および印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017154264A
JP2017154264A JP2016036793A JP2016036793A JP2017154264A JP 2017154264 A JP2017154264 A JP 2017154264A JP 2016036793 A JP2016036793 A JP 2016036793A JP 2016036793 A JP2016036793 A JP 2016036793A JP 2017154264 A JP2017154264 A JP 2017154264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper guide
label
mount
guide member
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2016036793A
Other languages
English (en)
Inventor
井上 雄貴
Yuki Inoue
雄貴 井上
平林 健一
Kenichi Hirabayashi
健一 平林
高見 徹
Toru Takami
徹 高見
弘明 阪上
Hiroaki Sakagami
弘明 阪上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2016036793A priority Critical patent/JP2017154264A/ja
Publication of JP2017154264A publication Critical patent/JP2017154264A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】ラベル用紙を紙案内部材に押し付けることなく、ラベルを台紙から剥離できる剥離装置を提供すること。【解決手段】剥離装置11は、台紙4にラベル5が貼り付けられたラベル用紙3を搬送して、ラベル用紙3からラベル5を剥離する剥離装置であり、紙案内部材31の屈曲部33において、搬送される台紙4を屈曲する。台紙4が屈曲する部分において、紙案内部材31に対向する紙案内ローラー40を有し、紙案内部材31と紙案内ローラー40との間には、ラベル5が通過する隙間が存在する。紙案内ローラー40により、ラベル5は紙搬送経路34に沿う方向に案内される。【選択図】図2

Description

本発明は、長尺状のラベル用紙を紙搬送経路に沿って搬送して、紙搬送経路の途中に設
けた屈曲部でラベルを台紙から剥離させる剥離装置に関する。また、ラベル用紙に印刷を
施した後に印刷済みのラベルを台紙から剥離させる印刷装置に関する。
かかる剥離装置は特許文献1に記載されている。同文献の剥離装置は屈曲部を有する紙
搬送経路と、紙搬送経路に沿ってラベル用紙を搬送するための搬送機構を有する。紙搬送
経路は、板状の紙案内部材の上面に沿って延びた後に、紙案内部材の先端で屈曲する屈曲
部を介して、紙案内部材の下面側を先端から離間する方向に延びる。
紙搬送経路に沿って搬送されるラベル用紙が屈曲部に達すると、屈曲部に沿って台紙が
鋭角に折り曲げられる。ここで、ラベルのコシの強さがラベルを台紙に貼り付けているの
りの粘着力に勝ると、ラベルは台紙から剥離する。
特許文献1の剥離装置では、紙案内部材の先端部分にガイドローラーが載置されており
、ラベル用紙はガイドローラーと紙案内部材の間を搬送される。ガイドローラーは上方か
らラベル用紙に当接し、その自重によって、ラベル用紙を紙案内部材に押し付ける。
特開2007−62833号公報
ここで、ラベルの印刷と印刷済みのラベルの剥離とを並行して行うために、特許文献1
に記載の剥離装置を印刷装置に搭載することが考えられる。すなわち、印刷装置と剥離装
置とを接続して、印刷装置の排紙口から排出されるラベル用紙を剥離装置に直接取り込む
ことが考えられる。
しかし、剥離装置においてラベル用紙がガイドローラーにより紙案内部材に押し付けら
れながら搬送される場合には、ガイドローラーのラベルへの摺接によって、ラベルに施さ
れた印刷が毀損されてしまう可能性がある。また、剥離装置においてラベル用紙をガイド
ローラーで紙案内部材に押し付けながら搬送する場合には、ガイドローラーが紙案内部材
にラベル用紙を押し付ける力によって、印刷装置の側におけるラベル用紙の搬送精度が低
下する恐れがある。ラベル用紙の搬送精度が低下すると、印刷装置の印刷品質が低下する
可能性がある。
この一方、ガイドローラーが配置されなければ、紙案内部材の先端部分でラベル用紙が
浮きあがることがある。ラベル用紙が紙案内部材から浮き上がると、屈曲部において台紙
の屈曲半径が大きくなり、ラベルが台紙から剥離される方向に作用する力が低下し、ラベ
ルを剥離できない場合が発生する。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ラベル用紙を紙案内部材に押し付けることな
く、ラベルを台紙から剥離できる剥離装置を提供することにある。また、このような剥離
装置を備える印刷装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、ラベルが表面に貼り付けられた台紙が裏面側
に、鋭角に屈曲して搬送され、前記台紙から当該ラベルが剥離される剥離装置であって、
前記台紙が屈曲する部分において前記台紙の裏面に先端が接触する紙案内部材と、前記紙
案内部材と隙間を空けて対向して配置される補助紙案内部材と、を有することを特徴とす
る。
本発明によれば、台紙の裏面に先端が接触して台紙を屈曲させる紙案内部材に対して、
補助紙案内部材が隙間を空けて対向して配置されている。従って、補助紙案内部材によっ
て台紙を紙案内部材の先端に沿った小さなアールで屈曲させることができ、ラベルを台紙
から剥離できる。ここで、補助紙案内部材は紙案内部材から離間する位置に配置されてお
り、ラベルを紙案内部材に押し付けるものではない。従って、補助紙案内部材のラベルへ
の摺接によって、ラベルに施された印刷を毀損してしまうことを防止或いは抑制できる。
本発明において、前記紙案内部材は、前記搬送される前記台紙が屈曲する部分より上流
側の前記台紙の裏面に接触する紙案内面を有し、前記補助紙案内部材は、前記紙案内面に
対向して配置されることが望ましい。このようにすれば、補助紙案内部材は、台紙が紙案
内面から浮き上がったときにラベルに当接するので、これにより台紙を紙案内部材の先端
に沿った小さなアールで屈曲させることができる。
本発明において、前記補助紙案内部材は、ローラーであり、前記台紙に貼り付けられた
前記ラベルが前記ローラーに当接するとき、前記ローラーが回転することが望ましい。こ
のようにすれば、補助紙案内部材がラベルに当接したときに、ラベルに施された印刷を毀
損してしまうことを抑制できる。
この場合において、前記ローラーの回転軸は、前記台紙が搬送される搬送方向に交差す
る幅方向に延びており、前記紙案内部材の先端よりも搬送方向の上流側に位置する
ものとすることができる。このようにすれば、台紙が紙案内面から浮き上がったときに、
紙案内ローラーをラベルに当接させることができる。
この場合において、前記ローラーは、前記ラベルに接触する部分が前記幅方向において
互いに離間する位置に取り付けられた複数のローラーを備える分割ローラーであることが
望ましい。このようにすれば、ローラーとラベルとの接触面積を小さくすることができる
。よって、ローラーがラベルに当接したときに、ラベルに施された印刷を毀損してしまう
ことをより抑制できる。
この場合において、各ローラーは、外周面の周方向に一定間隔で設けられる複数の突起
を備え、各突起は、先端側に向かって先細りとなっていることが望ましい。すなわち、分
割ローラーの各ローラーをギサローラーとすれば、分割ローラーがラベルに当接したとき
に、ラベルに施された印刷を毀損してしまうことをより抑制できる。
本発明において、補助紙案内部材を紙案内部材の先端部分と対向させるためには、前記
紙案内面は、前記紙案内部材の先端から搬送方向の上流側に延びる第1紙案内面部分と、
当該第1紙案内面部分の前記上流側の端から前記搬送方向の上流側に延びる第2紙案内面
部分とを備え、前記第1紙案内面部分と前記第2紙案内面部分とが成す角は、前記搬送さ
れる台紙に対して突出する方向の角であり、前記補助紙案内部材は、前記第1紙案内面部
分と対向するものとすることができる。
本発明において、搬送される前記台紙が屈曲する部分よりも搬送方向の下流側に配置さ
れる第2の補助紙案内部材を備えるものとすることができる。補助紙案内部材をこのよう
な位置に配置した場合でも、台紙を紙案内部材の先端に沿った小さなアールで屈曲させる
ことが容易となる。
本発明において、台紙を搬送するためには、前記台紙を搬送する機構として、搬送され
る前記台紙が屈曲する部分よりも搬送方向の下流側に、前記台紙を搬送する搬送ローラー
を備えることが望ましい。
次に、本発明は、ラベルが表面に貼り付けられた台紙が裏面側に鋭角に屈曲して搬送さ
れ、前記台紙から印刷された前記ラベルが剥離される印刷装置であって、前記ラベルに印
刷を実行する印刷ヘッドと、前記台紙が搬送される経路において、前記印刷ヘッドより下
流側に位置し、前記台紙が屈曲する部分において、前記台紙の裏面に接触する紙案内部材
と、前記台紙に貼り付けられた前記ラベルを介して、前記紙案内部材と隙間を空けて対向
して配置される補助紙案内部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置が剥離装置を備えるので、印刷装置本体によるラベルへの印
刷と、剥離装置による印刷済みのラベルの剥離とを並行して行うことができる。また、本
発明によれば、台紙の裏面に先端が接触して台紙を屈曲させる紙案内部材に対して、補助
紙案内部材が隙間を空けて対向して配置されている。従って、補助紙案内部材によって台
紙を紙案内部材の先端に沿った小さなアールで屈曲させることができ、ラベルを台紙から
剥離できる。ここで、補助紙案内部材は、紙案内部材から離間する位置に配置されており
、ラベルを紙案内部材に押し付けるものではない。従って、補助紙案内部材のラベルへの
摺接によって、ラベルに施された印刷を毀損してしまうことを防止或いは抑制できる。
本発明において、前記印刷ヘッドは、インクジェットヘッドとすることができる。本発
明では、剥離装置の補助紙案内部材はラベルを紙案内部材に押し付けるものではない。従
って、インクによる印刷がラベルに施されている場合でも、補助紙案内部材によってラベ
ルに施された印刷を毀損してしまうことを防止或いは抑制できる。また、インクジェット
ヘッドによる印刷は、サーマルヘッドなどによる印刷と比較して、印刷位置を搬送させる
ラベル用紙(台紙およびラベル)の搬送精度が要求されるものであるが、剥離装置の補助
紙案内部材がラベルを紙案内部材に押し付けていないので、補助紙案内部材によりラベル
用紙にかかる負荷が印刷装置本体の側におけるラベル用紙の搬送精度に与える影響を抑制
できる。これにより、印刷装置本体の側で印刷品質が低下することを防止或いは抑制でき
る。
本発明を適用したプリンターの概略構成図である。 剥離装置の概略構成図である。 剥離装置における紙案内ローラーおよび紙案内部材の正面図である。 ラベル用紙が紙案内部材から浮き上がった状態の説明図である。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態であるプリンターを説明する。
(全体構成)
図1は本発明を適用したプリンターの概略構成図である。図2はプリンターが備える剥
離装置の概略構成図である。図1および図2ではプリンターを側方から見ている。本例の
プリンター(印刷装置)1は、ロール紙2から繰り出される長尺状のラベル用紙3に印刷
を行うラベルプリンターである。ラベル用紙3は、長尺状の台紙4にラベル5が一定間隔
で剥離可能に貼り付けられたものである。また、プリンター1は、印刷ヘッド8としてイ
ンクジェットヘッドを搭載するインクジェットプリンターである。
図1に示すように、プリンター1は印刷ヘッド8を搭載するプリンター本体(印刷装置
本体)10と、剥離装置11とを備える。プリンター本体10は直方体形状の筐体12を
備える。筐体12の前面には排紙口13が設けられる。筐体12の内部における排紙口1
3の近くには印刷ヘッド8が配置される。
プリンター本体10は、筐体12の内部にロール紙2を収納するロール紙収納部15を
備える。また、プリンター本体10は、筐体12の内部に、ロール紙収納部15から印刷
ヘッド8による印刷位置Aを経由して排紙口13に至る本体側紙搬送経路(第2紙搬送経
路)16と、本体側紙搬送経路16に沿ってラベル用紙3を搬送する本体側搬送機構(第
2搬送機構)17を備える。本体側搬送機構17は、ロール紙収納部15から排紙口13
に向かう搬送方向Dにラベル用紙3を搬送する。
印刷位置Aは印刷ヘッド8のインクノズル面8aと対峙可能な位置に配置されるプラテ
ン18により規定される。本体側搬送機構17は、本体側紙搬送経路16における印刷位
置A(プラテン18)よりも上流側に設けられる本体側搬送ローラー19と、本体側搬送
ローラー19に押し付けられる本体側押圧ローラー20を備える。本体側搬送ローラー1
9には搬送モーター21の駆動力が第1駆動力伝達機構22を介して伝達される。ラベル
用紙3は本体側搬送ローラー19と本体側押圧ローラー20の間に挟まれ、搬送モーター
21の駆動力により搬送される。
剥離装置11は筐体12の前側に取り付けられる。剥離装置11はプリンター本体10
の排紙口13から前方に延びる板状の紙案内部材31を備える。紙案内部材31は排紙口
13から排出されるラベル用紙3を案内する紙案内面32を備える。紙案内面32は排紙
口13を介して本体側紙搬送経路16に連続する。また、剥離装置11は、プリンター本
体10の排紙口13から紙案内部材31の紙案内面32に沿って前方に延びた後に、紙案
内部材31の先端31aで鋭角に屈曲して、紙案内部材31の下側を後方に延びる紙搬送
経路34を備える。紙搬送経路34のうち、先端31aで屈曲する部分を屈曲部33と呼
称する。さらに、剥離装置11は、紙搬送経路34に沿って台紙4を搬送するための搬送
機構35を備える。
図2に示すように、紙案内面32は、紙案内部材31の先端31aからプリンター本体
10の側(ラベル用紙3の搬送方向Dの上流側)に向かうにしたがって上方に延びる第1
紙案内面部分38と、第1紙案内面部分38の上流側の端から排紙口13に向かって第1
紙案内面部分38と交差する水平方向に延びる第2紙案内面部分39とを備える。紙搬送
経路34における第1紙案内面部分38の長さは、第2紙案内面部分39の長さよりも短
い。
また、剥離装置11は、ラベル用紙3(台紙4)を紙搬送経路34に接近する方向に案
内する紙案内ローラー(補助紙案内部材)40を備える。紙案内ローラー40は、紙案内
部材31の先端部分と間隔を開けて配置されている。紙案内ローラー40は、その外周が
先端31aから、鉛直方向における上方の15mm以内、プリンター装置1側に向かう方
向の10mm以内に設けられることが望ましい。図3は剥離装置11における紙案内ロー
ラー40および紙案内部材31の正面図である。本例では、紙案内ローラー40は第1紙
案内面部分38と間隔を開けて対向する。紙案内ローラー40の回転軸41は、ラベル用
紙3の搬送方向Dと直交する紙案内面32の幅方向に延在する。紙案内ローラー40の回
転軸41は、紙案内部材31の先端31aよりも搬送方向Dの上流側に位置する。
図3に示すように、本例では、紙案内ローラー40は、回転軸41が延在する幅方向に
おいて、互いに離間する位置に取り付けられた複数のローラー42を備える分割ローラー
である。また、図2に示すように、各ローラー42は、外周面の周方向に一定間隔で設け
られた複数の突起43を備える、所謂、ギザローラーである。各突起43は、先端側に向
かって先細りである。
ここで、各ローラー42の外周面と紙案内面32との間の離間距離L1は、プリンター
1で印刷に用いられるラベル用紙3の厚さ寸法よりも長い。すなわち、離間距離L1は、
紙搬送経路34を搬送されるラベル用紙3の台紙4の厚さ寸法およびラベル5の厚さ寸法
を合計した合計寸法よりも長い。従って、紙搬送経路34のうち、紙案内部材が延在する
部分に位置するラベル用紙3の台紙4の全体が紙案内面32に接している状態では、各ロ
ーラー42はラベル5に接触しない。
搬送機構35は、紙搬送経路34における屈曲部33よりも下流側にラベル用紙3の台
紙4を搬送する搬送ローラー45を備える。また、搬送機構35は、搬送ローラー45に
プリンター本体10の側から押し付けられた押圧ローラー46を備える。搬送機構35は
搬送ローラー45と本体側押圧ローラー20の間に台紙4を挟んで搬送する。これにより
、搬送機構35は、排紙口13から排出されたラベル用紙3を紙案内面32から屈曲部3
3に到達させる。本例では、搬送ローラー45に伝達される駆動力は剥離装置11に搭載
された不図示の搬送モーターであるが、搬送ローラー45に伝達される駆動力はプリンタ
ー本体10に搭載された搬送モーター21によるものであっても良い。
なお、搬送機構35によるラベル用紙3(台紙4)の搬送速度は、本体側搬送機構17
によるラベル用紙3の搬送速度よりも速く設定される。
(ラベル用紙への印刷動作および台紙からのラベルの剥離動作)
次に、図1、図2および図4を参照して、ラベル用紙3への印刷動作および台紙4から
のラベル5の剥離動作を説明する。図4はラベル用紙3が紙案内部材31から浮き上がっ
た状態の説明図である。
外部の機器からプリンター1に印刷データが供給されると、プリンター本体10は、搬
送モーター21を駆動して本体側搬送ローラー19を駆動する。これによりプリンター本
体10は本体側紙搬送経路16に沿ってラベル用紙3を搬送する。これと並行して、プリ
ンター本体10は、印刷ヘッド8を駆動して、印刷位置Aを通過するラベル5に印刷を施
す。また、剥離装置11の搬送ローラー45が駆動され、これにより、排紙口13から排
出されるラベル用紙3が紙搬送経路34に沿って搬送される。
ラベル用紙3が紙搬送経路34の屈曲部33に至ると、図1、図2に示すように、屈曲
部33に沿って台紙4が鋭角に折り曲げられる。すなわち、ラベル5が表面に貼り付けら
れた台紙4が裏面側に鋭角に屈曲して搬送される。そして、ラベル5のコシの強さがラベ
ル5を台紙4に貼り付けているのりの粘着力に勝ると、ラベル5は台紙4から剥離される
ここで、図4に点線で示すように、ラベル用紙3が紙案内部材31の先端部分において
紙案内面32から上方に浮きあがると、台紙4が紙案内部材31の先端31aに沿った小
さな屈曲半径で屈曲しなくなる。この結果、ラベル5が剥離できない場合が発生する。
このような事態に対して、本例では、紙案内部材31の先端部分と対向する位置に紙案
内ローラー40が配置される。従って、紙案内部材31の先端部分においてラベル用紙3
が浮き上がると、図4に実線で示すように、各ローラー42がラベル用紙3に当接して、
台紙4が紙搬送経路34の屈曲部33で、想定よりも大きな屈曲半径で屈曲部33を通過
することを規制する。本例では、ローラー42がラベル用紙3に当接することにより、台
紙4は、屈曲部33に沿って1mm以下の屈曲半径で通過する。従って、屈曲部33にお
いてラベル5が台紙4から剥離する。
(作用効果)
本例では、プリンター1が剥離装置11を備えるので、プリンター本体10によるラベ
ル5への印刷と、剥離装置11による印刷済みのラベル5の剥離とを並行して行うことが
できる。また、剥離装置11におけるラベル用紙3の屈曲を所定の屈曲半径以下に規制す
るために、下流側で台紙4を挟持して搬送する搬送ローラー45の駆動力を高める必要が
無く、搬送ローラー45の駆動源となる搬送モーターの出力を抑えることができる。
また、本例では、紙案内ローラー40は、ラベル用紙3を紙案内部材31に押し付ける
ものではない。また、紙案内ローラー40は、分割ローラーであり、各ローラー42はギ
ザローラーである。従って、各ローラー42がインクで印刷されたラベル5に当接した場
合でも、ラベル5に施された印刷を毀損してしまうことを防止或いは抑制できる。
ここで、印刷ヘッド8としてインクジェットヘッドを搭載するプリンター1では、サー
マルヘッドを搭載するプリンターと比較して、印刷位置Aを搬送させるラベル用紙3の搬
送精度が要求される。このような要求に対して、本例では、剥離装置11の紙案内ローラ
ー40がラベル用紙3を紙案内部材31に押し付けていない。従って、紙案内ローラー4
0によりラベル用紙3にかかる負荷がプリンター本体10の側におけるラベル用紙3の搬
送精度に与える影響を抑制できる。これにより、プリンター本体10の側で印刷品質が低
下することを防止或いは抑制できる。
(その他の実施の形態)
上記の例では、紙案内部材31の先端部分と対向する位置に紙案内ローラー40を配置
しているが、ラベル用紙3(台紙4)を紙搬送経路34に沿って案内する補助紙案内部材
はローラーでなくてもよい。例えば、紙案内部材31の先端部分と対向する位置に円柱形
状の部材などを配置してもよい。このようにしても、台紙4が紙搬送経路34の屈曲部3
3よりも大きなアールを描く形状で屈曲部33を通過することを防止できるので、ラベル
5を台紙4から剥離しやすい。
また、紙案内ローラー40に加えて、ラベル用紙3(台紙4)を紙搬送経路34に沿っ
て案内する補助紙案内部材が、紙搬送経路34における屈曲部33よりも搬送方向Dの下
流側に配置されてもよい。例えば、図2に点線で示すように、第2の紙案内ローラー48
(第2の補助紙案内部材)を、紙案内部材31の先端部分と対向する位置であって、紙案
内部材31の下側に配置してもよい。この場合には、紙案内ローラー48が紙案内部材3
1の先端部分と離間する位置に配置され、搬送される台紙4が紙案内部材31から下方に
膨らんだときに紙案内ローラー48が下方から台紙4に当接するものとする。
このような位置に紙案内ローラー40を配置した場合でも、紙案内ローラー40は台紙
4が紙搬送経路34の屈曲部33よりも大きなアールを描く形状で屈曲部33を通過する
ことを規制する。また、この場合でも、紙案内ローラー40が台紙4を紙案内部材31に
押し付ける場合と比較して、紙案内ローラー40から台紙4に搬送負荷がかかることを抑
制できる。よって、ラベル用紙3の搬送精度が低下することを防止できる。
1…プリンター(印刷装置)、2…ロール紙、3…ラベル用紙、4…台紙、5…ラベル、
8…印刷ヘッド、8a…インクノズル面、10…プリンター本体(印刷装置本体)、11
…剥離装置、12…筐体、13…排紙口、15…ロール紙収納部、16…本体側紙搬送経
路(第2紙搬送経路)、17…本体側搬送機構(第2搬送機構)、18…プラテン、19
…本体側搬送ローラー、20…本体側押圧ローラー、21…搬送モーター、22…第1駆
動力伝達機構、31…紙案内部材、31a…先端、32…紙案内面、33…屈曲部、34
…紙搬送経路、35…搬送機構、38…第1紙案内面部分、39…第2紙案内面部分、4
0…紙案内ローラー、41…回転軸、42…ローラー、43…突起、45…搬送ローラー
、46…押圧ローラー、47…第2駆動力伝達機構、A…印刷位置、D…搬送方向、L1
…離間距離。

Claims (11)

  1. ラベルが表面に貼り付けられた台紙が裏面側に、鋭角に屈曲して搬送され、前記台紙か
    ら当該ラベルが剥離される剥離装置であって、
    前記台紙が屈曲する部分において前記台紙の裏面に先端が接触する紙案内部材と、
    前記紙案内部材と隙間を空けて対向して配置される補助紙案内部材と、
    を有することを特徴とする剥離装置。
  2. 請求項1において、
    前記紙案内部材は、前記搬送される前記台紙が屈曲する部分より上流側の前記台紙の裏
    面に接触する紙案内面を有し、
    前記補助紙案内部材は、前記紙案内面に対向して配置されることを特徴とする剥離装置
  3. 請求項2において、
    前記補助紙案内部材は、ローラーであり、
    前記台紙に貼り付けられた前記ラベルが前記ローラーに当接するとき、前記ローラーが
    回転することを特徴とする剥離装置。
  4. 請求項3において、
    前記ローラーの回転軸は、前記台紙が搬送される搬送方向に交差する幅方向に延びてお
    り、前記紙案内部材の先端よりも搬送方向の上流側に位置することを特徴とする剥離装置
  5. 請求項4において、
    前記ローラーは、前記ラベルに接触する部分が前記幅方向において互いに離間する位置
    に取り付けられた複数のローラーを備える分割ローラーであることを特徴とする剥離装置
  6. 請求項5において、
    各ローラーは、外周面の周方向に一定間隔で設けられる複数の突起を備え、
    各突起は、先端側に向かって先細りであることを特徴とする剥離装置。
  7. 請求項2ないし6のうちのいずれか一項において、
    前記紙案内面は、前記紙案内部材の先端から搬送方向の上流側に延びる第1紙案内面部
    分と、当該第1紙案内面部分の前記上流側の端から前記搬送方向の上流側に延びる第2紙
    案内面部分とを備え、
    前記第1紙案内面部分と前記第2紙案内面部分とが成す角は、前記搬送される台紙に対
    して突出する方向の角であり、
    前記補助紙案内部材は、前記第1紙案内面部分と対向することを特徴とする剥離装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか一項において、
    搬送される前記台紙が屈曲する部分よりも搬送方向の下流側に配置される第2の補助紙
    案内部材を備えることを特徴とする剥離装置。
  9. 請求項1ないし8のうちのいずれか一項において、
    前記台紙を搬送する機構として、搬送される前記台紙が屈曲する部分よりも搬送方向の
    下流側に、前記台紙を搬送する搬送ローラーを備えることを特徴とする剥離装置。
  10. ラベルが表面に貼り付けられた台紙が裏面側に鋭角に屈曲して搬送され、前記台紙から
    印刷された前記ラベルが剥離される印刷装置であって、
    前記ラベルに印刷を実行する印刷ヘッドと、
    前記台紙が搬送される経路において、前記印刷ヘッドより下流側に位置し、前記台紙が
    屈曲する部分において、前記台紙の裏面に接触する紙案内部材と、
    前記台紙に貼り付けられた前記ラベルを介して、前記紙案内部材と隙間を空けて対向し
    て配置される補助紙案内部材と、を有することを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項10において、
    前記印刷ヘッドは、インクジェットヘッドであることを特徴とする印刷装置。
JP2016036793A 2016-02-29 2016-02-29 剥離装置および印刷装置 Withdrawn JP2017154264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016036793A JP2017154264A (ja) 2016-02-29 2016-02-29 剥離装置および印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016036793A JP2017154264A (ja) 2016-02-29 2016-02-29 剥離装置および印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017154264A true JP2017154264A (ja) 2017-09-07

Family

ID=59807788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016036793A Withdrawn JP2017154264A (ja) 2016-02-29 2016-02-29 剥離装置および印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017154264A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122649U (ja) * 1984-07-16 1986-02-10 東芝テック株式会社 ラベルプリンタ
JPH0252712U (ja) * 1988-10-12 1990-04-16
JPH1129125A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Sato:Kk ラベルプリンターのラベル剥離装置
JP2006076790A (ja) * 2004-08-09 2006-03-23 Seiko Epson Corp ラベル剥離機構及びラベルプリンタ
JP2013136173A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Canon Finetech Inc 記録装置
JP2014166861A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Toshiba Tec Corp ラベルプリンタ
JP2015120586A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 セイコーエプソン株式会社 プリンター
JP2015131704A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 キヤノン株式会社 搬送装置及び搬送装置を備えたプリント装置
JP2015178401A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 ブラザー工業株式会社 搬送装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6122649U (ja) * 1984-07-16 1986-02-10 東芝テック株式会社 ラベルプリンタ
JPH0252712U (ja) * 1988-10-12 1990-04-16
JPH1129125A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Sato:Kk ラベルプリンターのラベル剥離装置
JP2006076790A (ja) * 2004-08-09 2006-03-23 Seiko Epson Corp ラベル剥離機構及びラベルプリンタ
JP2013136173A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Canon Finetech Inc 記録装置
JP2014166861A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Toshiba Tec Corp ラベルプリンタ
JP2015120586A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 セイコーエプソン株式会社 プリンター
JP2015131704A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 キヤノン株式会社 搬送装置及び搬送装置を備えたプリント装置
JP2015178401A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 ブラザー工業株式会社 搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6862691B2 (ja) インクジェットプリンターおよび剥離装置
JP5166694B2 (ja) シート処理装置
JP2015071476A (ja) プリンタ装置
JP2007297191A (ja) 被搬送媒体の搬送装置、記録装置および液体噴射装置
JP2017154264A (ja) 剥離装置および印刷装置
EP3150386B1 (en) Printer device
EP2754560B1 (en) Recording apparatus
JP5364325B2 (ja) シート貼付装置
JP2009249162A (ja) 搬送装置、及び画像記録装置
JP3802380B2 (ja) プリンタ
JP2018051962A (ja) 印刷装置
US20100276867A1 (en) Sheet-feeding mechanism and image processing device using the same
JP2006247932A (ja) 被記録媒体搬送装置、記録装置、液体噴射装置
JP2016084152A (ja) ラベル剥離装置、及びラベルプリンタ
JPS6139570Y2 (ja)
JP2013060265A (ja) 媒体搬送装置およびプリンター
JP3556940B2 (ja) 媒体搬送ガイド
JP2016169085A (ja) ラベル媒体搬送装置、印刷装置、及びラベル媒体搬送方法
US10005300B2 (en) Printer apparatus
JP4139299B2 (ja) 被記録体切断装置、及び、その被記録体切断装置を具備する画像記録装置
JP2016036995A (ja) 印刷装置
JP5649495B2 (ja) 記録装置の排紙機構
JP2003025662A (ja) ロール紙を使用するプリンタ
JP2016036996A (ja) 印刷装置
JP2001287416A (ja) プリンタの記録用紙搬送サポート

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180906

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181113

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190917

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20191118