JP2017152844A - 無瞬断切替システム、無瞬断受信装置、無瞬断切替方法および無瞬断切替プログラム - Google Patents

無瞬断切替システム、無瞬断受信装置、無瞬断切替方法および無瞬断切替プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トラヒック変動やバーストに対応して待合せ時間を柔軟に設定し、フレーム損失に対応するとともに低遅延化を実現する。
【解決手段】2つの伝送路から到着した同一シーケンス番号のフレームのうち先に到着したフレームを出力し、一方の伝送路のフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う待合せ処理部を含む無瞬断受信装置を備えた無瞬断切替システムにおいて、待合せ処理部は、周期Tにおける2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動に応じて次の周期Tを設定するトラヒック変動検出部と、周期Tにおけるトラヒック変動に応じてフレームの待合せを行う平均待合せ時間を設定し、フレームの待合せを制御する平均待合せ時間設定部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無瞬断送信装置から長遅延系伝送路と短遅延系伝送路に複製した同一フレームを送信し、無瞬断受信装置が先着するフレームを優先して出力する低遅延型の無瞬断切替システム、無瞬断受信装置、無瞬断切替方法および無瞬断切替プログラムに関する。
1+1の無瞬断切替システムでは、送信側ノードから0系と1系の伝送路に複製した同一フレームを送信し、受信側ノードで一方のフレームを選択して後段に送出する。通常、TDMサービスでは無瞬断切替時の遅延揺らぎを回避するため、0系と1系の伝送路のうち、受信側ノードに先に到着する短遅延系伝送路の信号と、後から到着する長遅延系伝送路の信号が待合せをするので、系の遅延は長遅延系伝送路に固定される。
一方、イーサネット(登録商標)の無瞬断切替の場合、TDMよりもフレーム選択経路の切替による遅延変化に対する条件が緩和されるため、フレームの待ち合わせが不要になる。すなわち、受信側ノードは早く到着した正常なシーケンス番号のフレームを選択して送出する先着優先型の無瞬断切替を行う。通常は、短遅延系伝送路のフレームが先着するので、短遅延系伝送路のフレームのシーケンス番号が連続する限り、先着したフレームを優先的に送出することで低遅延化が可能である。
図6は、従来の無瞬断切替システムおよび無瞬断受信装置の待合せ処理部の構成例を示す(特許文献1)。
図6(a) において、無瞬断送信装置10は、入力フレームにシーケンス番号を付与して複製した同一フレームを長遅延系伝送路と短遅延系伝送路に送信する。無瞬断受信装置20は、図6(b) に示す待合せ処理部の選択部21および選択制御部22において、到着するフレームのシーケンス番号を検出し、最初に到着するフレームを選択して送出する。通常は、先着する短遅延系伝送路のフレームを選択して送出する。なお、短遅延系の待合せ用バッファ23および長遅延系の待合せ用バッファ24は、各伝送路が正常時のときはバッファリングしないで転送する。
ここで、短経路系伝送路の故障時にシーケンス番号飛びが発生した場合には、選択制御部22が検出して読出し制御部25に通知し、読出し制御部25の制御により短遅延系の待合せバッファ23に対して、長遅延系伝送路から該当シーケンス番号のフレームが到着するまで、短遅延系伝送路から到着するフレームの待ち合わせを行う。読出し制御部25は、以下に示す待合せ制御に応じて待合せ用バッファ23,24内のフレームを順次読み出す。
図7は、特許文献1に記載の待合せ制御例を示す。
図7(a) において、短遅延系伝送路で2番のフレームが損失した場合、短遅延系伝送路を正常に伝送してきた3番以降のフレームは、シーケンス番号の連続性を担保するために、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着するまで待合せをする。このとき、待合せ時間の上限(規定待合せ時間)を設定する。規定待合せ時間内に、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着すると、当該フレームをそのまま出力するとともに、待合せしていた短遅延系伝送路の3番以降のフレームを順次読み出して出力する。
ここで、規定待合せ時間は、短遅延系伝送路から到着した3番のフレームの待合せを開始してから、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着するまでの待合せ時間の上限である。図7(b) に示すように、規定待合せ時間を過ぎても、長遅延系伝送路から当該2番のフレームが到着しない場合には損失したものと判断して、待合せしていた短遅延系伝送路の3番以降のフレームを順次読み出して出力する。
なお、長遅延系伝送路から3番のフレームが到着した場合には、2番のフレームの損失を検出することができるが、例えば長遅延系伝送路が故障して当該3番以降のフレームも到着しない場合には、規定待合せ時間を設けていなければ、それ以降の処理が停止してしまうことになる。
特開2012−178665号公報
図6および図7に示す待合せ制御により、伝送路のフレーム損失があっても無瞬断切替が可能になっている。
ところで、短遅延系伝送路および長遅延系伝送路からなるネットワークにおいて、トラヒックが大きくなると、交差するトラヒックや優先制御による待合せ等により遅延が大きくなり、遅延ゆらぎも大きくなる。特許文献1では、当該遅延および遅延ゆらぎの最悪値に応じた固定の規定待合せ時間を設定することになっている。
しかし、トラヒックが小さい場合には、遅延および遅延ゆらぎも小さく待合せ時間を短くすることができ、それによって低遅延化が可能になるが、そのような柔軟な対応は想定されていない。
また、バースト的なトラヒックが入力された場合は、網の入力側装置(図6に示す無瞬断送信部10)におけるシェーピング機能等により、網内のボトルネックとなる装置のバッファ容量に応じてバースト性を抑制し、フレーム間隔を調整(待合せ)するために、遅延および遅延ゆらぎが通常よりさらに大きく変動する。
ここで、図8に示すように規定待合せ時間を短く設定しているときに、バーストで遅延および遅延ゆらぎが大きく変動した場合には、長遅延系伝送路の2番のフレームを待ちきれずに、待合せしていた短遅延系伝送路の3番以降のフレームを読み出すことになり、フレームの順序逆転が発生することがあった。
本発明は、トラヒック変動やバーストに対応して待合せ時間を柔軟に設定し、フレーム損失に対応するとともに低遅延化を実現することができる無瞬断切替システム、無瞬断受信装置、無瞬断切替方法および無瞬断切替プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明は、入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信する無瞬断送信装置と、2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う待合せ処理部を含む無瞬断受信装置とを備えた無瞬断切替システムにおいて、待合せ処理部は、周期Tにおける2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動に応じて次の周期Tを設定するトラヒック変動検出部と、周期Tにおけるトラヒック変動に応じてフレームの待合せを行う平均待合せ時間を設定し、フレームの待合せを制御する平均待合せ時間設定部とを備える。
第1の発明の無瞬断切替システムにおいて、トラヒック変動検出部は、周期Tにおけるトラヒック変動が所定値より小さい場合には次の周期Tを前回より長く設定し、周期Tにおけるトラヒック変動が所定値より大きい場合には次の周期Tを前回より短く設定する構成であり、平均待合せ時間設定部は、周期Tにおけるトラヒック変動が所定値より小さい場合には次の平均待合せ時間を前回より短く設定し、周期Tにおけるトラヒック変動が所定値より大きい場合には次の平均待合せ時間を前回より長く設定する構成である。
第1の発明の無瞬断切替システムにおいて、トラヒック変動検出部は、トラヒックの変動割合または増加量またはフレーム間隔に基づいてトラヒック変動がバーストを示すときに、現在の周期Tをリセットして現在より短い周期Tを設定し、平均待合せ時間設定部は平均待合せ時間をリセットして所定の最大許容遅延時間を設定する構成である。
第1の発明の無瞬断切替システムにおいて、平均待合せ時間設定部は、所定の最大許容遅延時間を上限として平均待合せ時間を設定する構成である。
第2の発明は、入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信する無瞬断送信装置と、2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う待合せ処理部を含む無瞬断受信装置とを備えた無瞬断切替システムの無瞬断受信装置において、待合せ処理部は、周期Tにおける2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動に応じて次の周期Tを設定するトラヒック変動検出部と、周期Tにおけるトラヒック変動に応じてフレームの待合せを行う平均待合せ時間を設定し、フレームの待合せを制御する平均待合せ時間設定部とを備える。
第3の発明は、無瞬断送信部で入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信し、無瞬断受信部の待合せ処理部で、2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う無瞬断切替方法において、待合せ処理部は、トラヒック変動検出部で周期Tにおける2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動に応じて次の周期Tを設定する処理を行い、平均待合せ時間設定部で周期Tにおけるトラヒック変動に応じてフレームの待合せを行う平均待合せ時間を設定し、フレームの待合せを制御する。
第4の発明の無瞬断切替プログラムは、第1の発明の無瞬断切替システムにおける待合せ処理部のトラヒック変動検出部および平均待合せ時間設定部の処理をコンピュータに実行させ、トラヒック変動に応じてフレームの待合せを制御する。
本発明は、トラヒック変動やバーストに対応して待合せ時間を柔軟に設定することができるので、フレーム損失に対応する無瞬断切替時低遅延化を実現することができる。
本発明の無瞬断切替システムおよび無瞬断受信装置の待合せ処理部の実施例構成を示す図である。 本発明における待合せ制御例1を示す図である。 本発明における待合せ制御例2を示す図である。 本発明における周期Tおよび平均待合せ時間の設定例を示す図である。 本発明におけるバーストトラヒックへの対応例を示す図である。 従来の無瞬断切替システムおよび無瞬断受信装置の待合せ処理部の構成例を示す図である。 特許文献1に記載の待合せ制御例を示す図である。 バーストトラヒックに対する課題を説明する図である。
図1は、本発明の無瞬断切替システムおよび無瞬断受信装置の待合せ処理部の実施例構成を示す。
図1において、選択部21、選択制御部22、短遅延系の待合せ用バッファ23、長遅延系の待合せ用バッファ24、読出し制御部25の基本的な処理機能は、図6に示す従来の無瞬断受信装置の待合せ処理部の構成と同様である。本発明の特徴とするところは、さらにトラヒック変動検出部26、平均待合せ時間設定部27および最大許容遅延保持部28を備え、読出し制御部25の動作を制御する構成にある。
トラヒック変動検出部26は、長遅延系伝送路および短遅延系伝送路のフレーム単位の遅延時間差や遅延ゆらぎ等のトラヒック変動を検出し、周期Tにおけるトラヒック変動の平均値に応じて次の周期Tを設定するとともに、トラヒックの変動割合、増加量、フレーム間隔等に基づいてバーストを検出し、平均待合せ時間設定部27に通知する。平均待合せ時間設定部27は、長遅延系伝送路および短遅延系伝送路のトラヒック変動の平均値に応じて、次の周期Tにおける平均待合せ時間を算出し、読出し制御部25に設定する。最大許容遅延保持部28は網が規定する最大許容遅延時間を保持し、平均待合せ時間設定部27は最大許容遅延保持部28が保持している最大許容遅延時間を上限として平均待合せ時間を読出し制御部25に設定する。例えば、周期Tにおけるトラヒック変動が所定値より小さい場合には次の周期Tを長くし、かつ次の平均待合せ時間を短く設定する。周期Tにおけるトラヒック変動が所定値より大きい場合には次の周期Tを短くし、次の平均待合せ時間を長く設定する。また、バーストを検出した場合には、現在の周期Tおよび平均待合せ時間をリセットし、現在より短い周期Tと平均待合せ時間として最大許容遅延時間を設定する。
図2は、本発明における待合せ制御例1を示す。ここでは、平均待合せ時間の長短にかかわらず、基本的な待合せ制御例を示す。
図2(a) は、トラヒック変動が大(平均遅延差が大)のときに、平均待合せ時間を長くした場合の待合せ制御を示す。短遅延系伝送路で2番のフレームが損失した場合、短遅延系伝送路を正常に伝送してきた3番以降のフレームは、シーケンス番号の連続性を担保するために、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着するまで待合せをする。このとき、長い平均待合せ時間内に、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着すると、当該フレームをそのまま出力するとともに、待合せしていた短遅延系伝送路の3番以降のフレームを順次読み出して出力する。
図2(b) は、トラヒック変動が小(平均遅延差が小)のときに、平均待合せ時間を短くした場合の待合せ制御を示す。短遅延系伝送路で2番のフレームが損失した場合、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着するまで待合せをする。このとき、短い平均待合せ時間内に、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着することが想定されており、当該フレームが到着するとそのまま出力するとともに、待合せしていた短遅延系伝送路の3番以降のフレームを順次読み出して出力する。
図3は、本発明における待合せ制御例2を示す。ここでは、長遅延系伝送路および短遅延系伝送路の双方にフレーム損失が発生した場合に、平均待合せ時間の長短に応じた待合せ制御例を示す。
図3(a) は、長い平均待合せ時間内でフレーム損失の確定を行う待合せ制御を示す。短遅延系伝送路で2番のフレームが損失した場合、短遅延系伝送路を正常に伝送してきた3番以降のフレームは、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着するまで待合せをする。ここで、長い平均待合せ時間内に、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着せずに3番のフレームを確認すると、2番のフレーム損失を確定し、待合せしていた短遅延系伝送路の3番以降のフレームを順次読み出して出力する。
図3(b) は、短い平均待合せ時間内でフレーム損失の推定を行う待合せ制御を示す。短遅延系伝送路で2番のフレームが損失した場合、短遅延系伝送路を正常に伝送してきた3番以降のフレームは、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着するまで待合せをする。ここで、短い平均待合せ時間内に、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着することが想定されているので、その短い平均待合せ時間内に長遅延系伝送路から2番のフレームが到着しない場合には2番のフレーム損失を推定し、待合せしていた短遅延系伝送路の3番以降のフレームを順次読み出して出力する。これにより、トラヒック変動が小さく短い平均待合せ時間が設定されている場合には、長遅延系伝送路から3番のフレーム到着を待ってフレーム損失を確定するより早くフレーム損失を推定することにより、低遅延化を実現することができる。
図3(c) は、長い平均待合せ時間内でフレーム損失の推定を行う待合せ制御を示す。短遅延系伝送路で2番のフレームが損失した場合、短遅延系伝送路を正常に伝送してきた3番以降のフレームは、長遅延系伝送路から2番のフレームが到着するまで待合せをする。ここで、長い平均待合せ時間が設定されているときに、図3(a) のように長遅延系伝送路から3番のフレームが到着して2番のフレームの損失を確定するか、図3(b) のように3番のフレームが到着しない場合には平均待合せ時間の終了を待って2番のフレーム損失を推定することになる。しかし、平均待合せ時間が網の規定する最大許容遅延時間を超えて長くなれば無瞬断切替に支障が出るので、別途設定される最大許容遅延時間で2番のフレーム損失を推定し、待合せしていた短遅延系伝送路の3番以降のフレームを順次読み出して出力する。これにより、バーストなどのようにトラヒック変動が非常に大きい場合には、平均待合せ時間の上限として最大許容遅延時間を用いることにより早くフレーム損失を推定し、低遅延化を実現することができる。
図4は、本発明における平均待合せ時間の設定例を示す。
図4において、トラヒック変動検出部(図1の26)は、周期Tにおける長遅延系伝送路と短遅延系伝送路のトラヒック変動の平均値を検出し、次の周期Tを設定するとともに平均待合せ時間設定部(図1の27)に通知する。周期Tにおけるトラヒック変動が所定値より小さい場合には次の周期Tを長くなるように設定し、周期Tにおけるトラヒック変動が所定値より大きい場合には次の周期Tを短くなるように設定する。さらに、平均待合せ時間設定部(図1の27)は、トラヒック変動が所定値より小さい場合には平均待合せ時間を前回より短く設定し、トラヒック変動が所定値より大きい場合には平均待合せ時間を前回より長く設定する。
すなわち、区間Aでトラヒック変動が小さいので、区間Bの周期Tは長く、平均待合せ時間を短く設定する。次に、区間Bでトラヒック変動が大きくなると、区間Cの周期Tを短く、平均待合せ時間を長く設定する。次に、区間Cでもトラヒック変動の大きい状態が継続すると、区間Dの周期Tを短く、平均待合せ時間を長く設定する。次に、区間Dでトラヒック変動が小さくなると、区間Eの周期Tを長く、平均待合せ時間を短く設定する。
図5は、本発明におけるバーストトラヒックへの対応例を示す。
図5において、トラヒック変動検出部(図1の26)は、トラヒック変動が極めて大きいバーストトラヒックを検出すると、その時点の周期Tおよび平均待合せ時間をリセットし、現在より短い周期Tを設定し、平均待合せ時間として最大許容遅延時間を設定する。
図5(a) は、バーストトラヒックの継続時間が長い場合を示す。区間Bで設定されていた周期Tおよび平均待合せ時間は、バーストを検出した時点でリセットされ、新たに設定する区間Cの周期Tを短く、平均待合せ時間として最大許容遅延時間を設定する。次に、区間Cではトラヒック量は大きいもののトラヒック変動が小さいため、区間Dの周期Tを長く、平均待合せ時間を短く設定する。次に、区間Dではトラヒック量の減少によりトラヒック変動が大きくなり、区間Eの周期Tを短く、最大許容遅延時間を上限として平均待合せ時間を長く設定する。次に、区間Eでトラヒック変動が小さいので、区間Fの周期Tを長く、平均待合せ時間を短く設定する。次に、区間Fでトラヒック変動が小さいので、区間Gの周期Tを長く、平均待合せ時間を短く設定する。
図5(b) は、バーストトラヒックの継続時間が短い場合を示す。区間Bで設定されていた周期Tおよび平均待合せ時間は、バーストを検出した時点でリセットされ、新たに設定する区間Cの周期Tを短く、平均待合せ時間として最大許容遅延時間を設定する。次に、区間Cではトラヒック量の急激な減少によりトラヒック変動が大きくなり、区間Dの周期Tを短く、平均待合せ時間として最大許容遅延時間を維持する。次に、区間Dではトラヒック変動が小さいため、区間Eの周期Tを長く、平均待合せ時間を短く設定する。次に、区間Eではトラヒック変動が小さいため、区間Fの周期Tを長く、平均待合せ時間を短く設定する。
このように、バーストトラヒックの継続時間が長いか短いかにより、周期Tおよび平均待合せ時間をリセットした後の動作は異なるが、周期Tおよび平均待合せ時間をリセットすることにより、直ちに平均待合せ時間として最大許容遅延時間に設定できるので、図8に示すように規定待合せ時間が短いままで、長遅延系伝送路のフレームを待ちきれずにフレームの順序逆転が発生する事態を回避することができる。
本発明は、無瞬断切替システムにおける待合せ処理部のトラヒック変動検出部26および平均待合せ時間設定部27の処理を、コンピュータと、上記の処理を行うコンピュータプログラムにより実現することができる。このコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することも、ネットワークを介して提供することも可能なものである。
10 無瞬断送信装置
20 無瞬断受信装置
21 選択部
22 選択制御部
23 短遅延系の待合せ用バッファ
24 長遅延系の待合せ用バッファ
25 読出し制御部
26 トラヒック変動検出部
27 平均待合せ時間設定部
28 最大許容遅延保持部
第1の発明は、入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信する無瞬断送信装置と、2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う待合せ処理部を含む無瞬断受信装置とを備えた無瞬断切替システムにおいて、待合せ処理部は、2つの伝送路のフレーム単位の遅延時間差または遅延ゆらぎによるトラヒック変動の平均値を検出する期間として周期Tを規定し、周期Tにおける2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動と所定値との大小関係に応じて次の周期Tを可変設定するトラヒック変動検出部と、周期Tにおけるトラヒック変動と所定値との大小関係に応じてフレームの待合せを行う平均待合せ時間を可変設定し、フレームの待合せを制御する平均待合せ時間設定部とを備える。
第2の発明は、入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信する無瞬断送信装置と、2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う待合せ処理部を含む無瞬断受信装置とを備えた無瞬断切替システムの無瞬断受信装置において、待合せ処理部は、2つの伝送路のフレーム単位の遅延時間差または遅延ゆらぎによるトラヒック変動の平均値を検出する期間として周期Tを規定し、周期Tにおける2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動と所定値との大小関係に応じて次の周期Tを可変設定するトラヒック変動検出部と、周期Tにおけるトラヒック変動と所定値との大小関係に応じてフレームの待合せを行う平均待合せ時間を可変設定し、フレームの待合せを制御する平均待合せ時間設定部とを備える。
第3の発明は、無瞬断送信部で入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信し、無瞬断受信部の待合せ処理部で、2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う無瞬断切替方法において、待合せ処理部は、2つの伝送路のフレーム単位の遅延時間差または遅延ゆらぎによるトラヒック変動の平均値を検出する期間として周期Tを規定し、トラヒック変動検出部で周期Tにおける2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動と所定値との大小関係に応じて次の周期Tを可変設定する処理を行い、平均待合せ時間設定部で周期Tにおけるトラヒック変動と所定値との大小関係に応じてフレームの待合せを行う平均待合せ時間を可変設定し、フレームの待合せを制御する。

Claims (7)

  1. 入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信する無瞬断送信装置と、
    前記2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う待合せ処理部を含む無瞬断受信装置と
    を備えた無瞬断切替システムにおいて、
    前記待合せ処理部は、
    周期Tにおける前記2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動に応じて次の周期Tを設定するトラヒック変動検出部と、
    前記周期Tにおける前記トラヒック変動に応じて前記フレームの待合せを行う平均待合せ時間を設定し、前記フレームの待合せを制御する平均待合せ時間設定部と
    を備えたことを特徴とする無瞬断切替システム。
  2. 請求項1に記載の無瞬断切替システムにおいて、
    前記トラヒック変動検出部は、前記周期Tにおける前記トラヒック変動が所定値より小さい場合には次の周期Tを前回より長く設定し、前記周期Tにおける前記トラヒック変動が所定値より大きい場合には次の周期Tを前回より短く設定する構成であり、
    前記平均待合せ時間設定部は、前記周期Tにおける前記トラヒック変動が所定値より小さい場合には次の平均待合せ時間を前回より短く設定し、前記周期Tにおける前記トラヒック変動が所定値より大きい場合には次の平均待合せ時間を前回より長く設定する構成である
    ことを特徴とする無瞬断切替システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無瞬断切替システムにおいて、
    前記トラヒック変動検出部は、トラヒックの変動割合または増加量またはフレーム間隔に基づいてトラヒック変動がバーストを示すときに、現在の周期Tをリセットして現在より短い周期Tと、前記平均待合せ時間設定部は前記平均待合せ時間をリセットして所定の最大許容遅延時間を設定する構成である
    ことを特徴とする無瞬断切替システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載の無瞬断切替システムにおいて、
    前記平均待合せ時間設定部は、所定の最大許容遅延時間を上限として前記平均待合せ時間を設定する構成である
    ことを特徴とする無瞬断切替システム。
  5. 入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信する無瞬断送信装置と、
    前記2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う待合せ処理部を含む無瞬断受信装置と
    を備えた無瞬断切替システムの無瞬断受信装置において、
    前記待合せ処理部は、
    周期Tにおける前記2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動に応じて次の周期Tを設定するトラヒック変動検出部と、
    前記周期Tにおける前記トラヒック変動に応じて前記フレームの待合せを行う平均待合せ時間を設定し、前記フレームの待合せを制御する平均待合せ時間設定部と
    を備えたことを特徴とする無瞬断受信装置。
  6. 無瞬断送信部で入力するフレームにシーケンス番号を付与して複製し、2つの伝送路にそれぞれ送信し、
    無瞬断受信部の待合せ処理部で、前記2つの伝送路から到着したフレームを入力し、シーケンス番号順に先に到着したフレームを出力するとともに、一方の伝送路でシーケンス番号の欠落によりフレーム損失を検出したときに、他方の伝送路から当該シーケンス番号のフレームが到着するまで、あるいは所定の待合せ時間が経過するまで、一方の伝送路から到着するフレームの待合せを行う
    無瞬断切替方法において、
    前記待合せ処理部は、
    トラヒック変動検出部で周期Tにおける前記2つの伝送路のトラヒック変動を検出し、該トラヒック変動に応じて次の周期Tを設定する処理を行い、
    平均待合せ時間設定部で前記周期Tにおける前記トラヒック変動に応じて前記フレームの待合せを行う平均待合せ時間を設定し、前記フレームの待合せを制御する
    ことを特徴とする無瞬断切替方法。
  7. 請求項1に記載の無瞬断切替システムにおける前記待合せ処理部のトラヒック変動検出部および平均待合せ時間設定部の処理をコンピュータに実行させ、前記トラヒック変動に応じて前記フレームの待合せを制御することを特徴とする無瞬断切替プログラム。
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