JP2015149537A - 経路制御装置及びシステム及び方法 - Google Patents

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光沙 浜岡
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【課題】 リアルタイムなトラフィック流量に応じて適切な経路へ転送するために動的に経路切替が出来る経路制御装置を提供する。【解決手段】 経路制御装置に帯域の細い経路103と帯域の太い経路104を予め設定しておき、フロー毎のトラフィック流量に対して第一の閾値と第二の閾値を設定してその閾値超過を監視し、第一の閾値超過が継続した場合は第二の閾値に切替え、それをきっかけに動的な経路切替を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、経路制御装置及びシステム及び方法に係り、特に、トラフィック量に応じてリアルタイムに経路制御を行う経路制御装置と、それを使用した経路制御システム及び方法に関する。
近年、スマートフォンの普及やビデオなどデータ量の拡大などにより、トラフィック量が増加し、それを通すための回線にはより多くの帯域が必要となってきている。トラフィックの中には、ストリーミングの様なある程度の伝送速度が一定時間必要なものや、データセンタへのバックアップなど、短時間に大量のトラフィックを流すものもある。トラフィック量の増加に対応するには、ネットワークの回線帯域を効率良く使用することが望まれる。そのためには、時間により可変であるトラフィック量に応じて適切な経路を選択し、出来るだけ効率よくトラフィックを伝送することが必要である。
IPネットワークでは、送信先IPアドレスを宛先として、ルータによるパケット転送が行われる。ルータは、到着したパケットがどこに向かうべきかを判断し、ルーティングプロトコルを使用して経路を決定してパケット転送する。近年使用されているルーティングプロトコルの例として、OSPF(Open Shortest Path First)がある。OSPFは冗長経路構成を容易に構築することが出来るルーティングプロトコルの1つである。IPネットワークを構築しているルータでOSPFを使用すると、ルータからネットワークの経路情報を収集してトポロジーマップを作成し、パケットの宛先に対してどのルートが最適ルートになるかの経路計算を行い、経路を決定する。OSPFでは最適経路決定のために、回線の帯域幅によって算出されたコストという値を使用し、宛先までのコスト値の合計が一番小さい経路が最適経路として選択される。また、送信元から宛先に対して複数の経路がある場合、複数経路の帯域をバランスよく使用するために、トラフィックを複数の経路に均等に割り振って、負荷分散を行うことも出来る。OSPFの場合、コスト値が等価な経路に対して負荷分散を行う。
従来技術としては、トラフィック特性を調べて複数ルートを設定してルート間での負荷分散をする方法として、特開2001−320420号公報(特許文献1)や、ネットワークを効率的に使用するためにネットワークディバイスのトラフィック統計により所定の基準を満たした時だけルーティングテーブルを更新して適切な経路にトラフィックを転送するという特表2008−527941号公報(特許文献2)が提案されている。
特開2001−320420号公報 特表2008−527941号公報
パケット転送経路についての負荷分散方式としては、例えば同じ宛先のトラフィックを複数経路に振り分ける方式や、同じ送信元のトラフィックを同じ経路に固定して振り分ける方法などがある。同じ宛先のトラフィックを複数経路に振り分ける場合は、転送可能な経路に対して均等にパケットが負荷分散されるが、ネットワークが安定していない場合は、宛先へのパケット到着順が乱れ、順序逆転が起こるという場合が想定される。同じ送信元のトラフィックを同じ経路に固定して振り分ける場合は、ユーザ端末からの送信パケット量によってリンクの使用率が安定しない場合が想定される。
リンクの使用率を安定させるために、特許文献1及び2等に記載されたような従来技術では、どちらもルーティングの経路計算が必要なため、リアルタイムなトラフィックへの経路制御の応答性は必ずしも良いとはいえない。
本発明は、以上の点に鑑み、トラフィック流量に応じて適切な経路を選択することができる経路制御装置及びシステム及び方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の解決手段によると、
経路制御装置であって、
入力されたフロー毎のトラフィック流量を測定し、第一の経路にトラフィックを流す時の上限値である第一の閾値と、第一の経路より太い帯域の第二の経路にトラフィックを流す時の上限値であって第一の閾値より大きい第二の閾値とを持つバッファを保持し、第一のトークンレートと第一のトークンレートより小さい第二のトークンレートを持つトークンバケットを保持し、トラフィックの平滑化又は廃棄を行うためのパケットバッファ部と、
入力されたフロー毎のトラフィック量が第一の閾値及び第二の閾値を超過しているか否かを監視する閾値監視部と、
第一の閾値及び第二の閾値に対してそれぞれ第一の経路及び第二の経路が設定された割り当てテーブルを有し、第一の閾値又は第二の閾値に応じて第一の経路又は第二の経路を判定する経路判定部と、
第一の閾値が設定されている間は第一の経路、第二の閾値が設定されている間は第二の経路へ転送するヘッダをパケットに付与する経路ヘッダ付与部と、
前記パケットバッファ部のトークンバケットのトークンレートを設定するトークンレート切替部と、
を備え、
前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値以下の時に、第一の閾値を使用することを前記パケットバッファ部に及び前記経路判定部へ指示し、
前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第一の閾値を使用している場合、第一の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
前記経路ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第一の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第一の経路へ転送し、
前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第一のトークンレートに設定し、
一方、
前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値を超えている時に、第二の閾値を使用することを前記パケットバッファ部及び前記経路判定部へ指示し、
前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第二の閾値を使用している場合、第二の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
経路前記ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第二の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第二の経路へ転送し、
前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第二のトークンレートに設定する、
ことを特徴とする経路制御装置が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
第一の経路と、
第一の経路より太い帯域の第二の経路と、
入力されたフロー毎のトラフィック流量を測定し、予め設定された第一の閾値を超えるトラフィック量が入力されると、動的により太い帯域の第二の経路に切替を行い、予め設定された第一の閾値を下回るトラフィック量が入力されると、動的に経路を細い第一の経路へ切替えるための経路制御装置と、
を備え、
前記経路制御装置は、
入力されたフロー毎のトラフィック流量を測定し、第一の経路にトラフィックを流す時の上限値である第一の閾値と、第一の経路より太い帯域の第二の経路にトラフィックを流す時の上限値であって第一の閾値より大きい第二の閾値とを持つバッファを保持し、第一のトークンレートと第一のトークンレートより小さい第二のトークンレートを持つトークンバケットを保持し、トラフィックの平滑化又は廃棄を行うためのパケットバッファ部と、
入力されたフロー毎のトラフィック量が第一の閾値及び第二の閾値を超過しているか否かを監視する閾値監視部と、
第一の閾値及び第二の閾値に対してそれぞれ第一の経路及び第二の経路が設定された割り当てテーブルを有し、第一の閾値又は第二の閾値に応じて第一の経路又は第二の経路を判定する経路判定部と、
第一の閾値が設定されている間は第一の経路、第二の閾値が設定されている間は第二の経路へ転送するヘッダをパケットに付与する経路ヘッダ付与部と、
前記パケットバッファ部のトークンバケットのトークンレートを設定するトークンレート切替部と、
を備え、
前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値以下の時に、第一の閾値を使用することを前記パケットバッファ部に及び前記経路判定部へ指示し、
前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第一の閾値を使用している場合、第一の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
前記経路ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第一の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第一の経路へ転送し、
前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第一のトークンレートに設定し、
一方、
前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値を超えている時に、第二の閾値を使用することを前記パケットバッファ部及び前記経路判定部へ指示し、
前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第二の閾値を使用している場合、第二の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
経路前記ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第二の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第二の経路へ転送し、
前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第二のトークンレートに設定する、
ことを特徴とする経路制御システムが提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
経路制御装置における経路制御方法であって、
であって、
前記経路制御装置は、
入力されたフロー毎のトラフィック流量を測定し、第一の経路にトラフィックを流す時の上限値である第一の閾値と、第一の経路より太い帯域の第二の経路にトラフィックを流す時の上限値であって第一の閾値より大きい第二の閾値とを持つバッファを保持し、第一のトークンレートと第一のトークンレートより小さい第二のトークンレートを持つトークンバケットを保持し、トラフィックの平滑化又は廃棄を行うためのパケットバッファ部と、
入力されたフロー毎のトラフィック量が第一の閾値及び第二の閾値を超過しているか否かを監視する閾値監視部と、
第一の閾値及び第二の閾値に対してそれぞれ第一の経路及び第二の経路が設定された割り当てテーブルを有し、第一の閾値又は第二の閾値に応じて第一の経路又は第二の経路を判定する経路判定部と、
第一の閾値が設定されている間は第一の経路、第二の閾値が設定されている間は第二の経路へ転送するヘッダをパケットに付与する経路ヘッダ付与部と、
前記パケットバッファ部のトークンバケットのトークンレートを設定するトークンレート切替部と、
を備え、
前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値以下の時に、第一の閾値を使用することを前記パケットバッファ部に及び前記経路判定部へ指示し、
前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第一の閾値を使用している場合、第一の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
前記経路ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第一の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第一の経路へ転送し、
前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第一のトークンレートに設定し、
一方、
前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値を超えている時に、第二の閾値を使用することを前記パケットバッファ部及び前記経路判定部へ指示し、
前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第二の閾値を使用している場合、第二の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
経路前記ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第二の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第二の経路へ転送し、
前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第二のトークンレートに設定する、
ことを特徴とする経路制御方法が提供される。
本発明によると、トラフィック流量に応じて適切な経路を選択することができる経路制御装置及びシステム及び方法を提供することができる。
経路制御装置を備えたネットワークの構成図の例である。 経路制御装置の構成図である。 実施例1におけるトラフィック流量測定及び制御部の構成、及び経路判断を説明した図である。 実施例2におけるトラフィック流量測定及び制御部の構成、及び経路判断を説明した図である。 バースト判別部の経路切替判断の説明図である。 経路Aから経路Bへ経路切替する場合の判断ロジックを説明したフローチャートの例である。 経路Bから経路Aへ経路切替する場合の判断ロジックを説明したフローチャートの例である。
A.概要

上記目的を達成するために、本実施例の経路制御装置は、例えば、複数の異なる帯域の経路を選択できるパケット交換ネットワークにおいて、経路制御装置に帯域の細い経路Aと帯域の太い経路Bを予め設定しておき、フロー毎のトラフィック流量を測定し、予め設定した閾値を超えるトラフィック量が入力された場合、経路Aから経路Bへ自立的に経路切替を行う。また、経路Bへ切替られている状態で、フロー毎のトラフィック流量が予め設定した閾値を下回った場合、経路Bから経路Aへ自立的に経路切替を行うことができる。
本実施例の経路制御装置は、例えば、シェーパにてフロー毎のトラフィック流量を測定しており、そのシェーパが持つバッファは経路Aへトラフィックを転送する場合に適用するための第一の閾値(閾値1)と、経路Bへトラフィックを転送する場合に適用する第二の閾値(閾値2)を持つことができる。ここで、閾値1と閾値2は、閾値1<閾値2の関係にあるものとする。また、本実施例の経路制御装置は、第一の閾値が超過しているか否かを監視する閾値監視部を持ち、第一の閾値が超過していた場合は、第二の閾値へ切替るという監視結果を経路判定部へ伝え、経路判定部はその時使用する閾値に応じて経路判定をするようにしてもよい。
また、本実施例の経路制御装置は、入力してきたフロー毎のトラフィックがバーストトラフィックか否かの判別のため、閾値監視部で定期的に監視された閾値監視結果を受けて、閾値が一定時間以内に一定回数超過しているかを評価するバースト判別部を持ち、判別結果が設定されている条件に当てはまった時は、経路切替を行うことを判断する経路判定部を持つようにしてもよい。
本実施例の経路制御装置は、経路Aへトラフィックを転送し、第一の閾値でレートXでのシェーピングを行っている間、第一の閾値超過が一定時間以内に一定回数継続したことを検出すると、自立的に経路Bへの経路切替を行うと共に、継続して第一の閾値の監視を行い、更に第二の閾値でレートYによるシェーピング動作を開始するようにしてもよい。また、経路Bへトラフィックを転送している間、閾値が一定時間以内に一定回数下回ったことを検出すると、第二の閾値でレートYによるシェーピング動作を停止し、第一の閾値でレートXによるシェーピング動作を開始するようにしてもよい。
B.実施例

以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
本実施例では、経路制御装置から多量なトラフィック(パケット)を転送する場合に、帯域の細い経路から帯域の太い経路へ自立的に経路切替をする場合、及び、その後トラフィック量が減少して帯域の太い経路から帯域の細い経路へ自立的に経路切替をする場合の例を説明する。
図1は、本実施例のネットワークの構成図の例である。
本ネットワークは、例えばMPLS網で構成されているもので、経路制御装置100、経路制御装置101によってパケット転送が行われている。経路制御装置100から経路制御装置101に到達するには、他の経路(経路B103等)と比べて帯域の細い(狭い、小さい、少ない)経路A102と、他の経路(経路A102等)と比べて帯域の太い(広い、大きい、多い)経路B103が予め設定されているものとする。また、経路A102と経路B103の帯域差は、経路A102<経路B103の関係にあるものとする。
次に経路制御装置の構成について説明する。
図2は、経路制御装置の構成図である。
経路制御装置100、101は、インターフェース(Interface)部201、スイッチ(Switch)部202、インターフェース(Interface)部203を備えており、Interface部201からトラフィックが入力され、Switch部202を通ってInterface部203から出力される。逆方向のトラフィックの場合は、逆の順番で入力と出力を行う。
Interface部201は、フロー識別部204、トラフィック流量測定及び制御部205、経路ヘッダ付与部206、読出制御部207を備える。Interface部201に入力したトラフィックは、まずフロー識別部204でユーザ毎のフロー識別が行われ、フロー毎に存在するトラフィック流量測定及び制御部205へ入力される。その後、トラフィックは、トラフィック流量測定及び制御部205により決定された経路のヘッダを経路ヘッダ付与部206にて付与され、読出制御部207に蓄積され、Switch部202へ転送される。
次に、図3を使用して、実施例1における経路制御装置のトラフィック流量測定及び制御部205の構成、及び経路判断の仕組みについて説明する。
トラフィック流量測定及び制御部205は、パケットバッファ部301、閾値監視部302、経路判定部303、割り当てテーブル305、トークンレート切替部309、レートテーブル310を備える。割り当てテーブル305は、使用している閾値に対して、パケットを転送する経路を記憶する。
トラフィック流量測定及び制御部205は、トラフィックシェーピング機能を保持しており、パケットバッファ部301に入力したトラフィックの流量測定をすると共にトラフィックの平滑化を行う。トラフィック流量測定及び制御部205が保持しているシェーピング機能は、例えば、トークンバケット304で実現されている。トークンバケット304のトークンレートは、トークンレート切替部309により決定されるものとする。トークンレート切替部309は、レートテーブル310を受信して、パケットを転送する経路に従いトークンレート(シェーピングの制限レート)を決定する。トークンバケット304で規定されているトークンレートから溢れたパケットは、バッファ308に蓄積される。バッファ308は、例えば、2段階の閾値1と閾値2が設けられており、トラフィック流量に応じて閾値1又は閾値2が設定されるものとする。閾値1と閾値2は閾値1<閾値2の関係にあり、閾値1は経路A102にトラフィックを流す時の上限値、閾値2は経路B103にトラフィックを流す時の上限値であり、閾値2を超えたパケットは廃棄されるものとする。この閾値1と閾値2は、割り当てテーブル305により図1の経路A102、経路B103とそれぞれ紐付けられており、閾値1が設定されている間は経路A102、閾値2が設定されている間は経路B103へ転送するためのMPLSヘッダが経路ヘッダ付与部206においてパケットに付与される。
トラフィック流量測定及び制御部205には、入力されたトラフィック量がトークンバケット304に設定された閾値を超過しているか否かを監視している閾値監視部302がある。閾値監視部302はトラフィック量と閾値の比較機能を持っており、監視タイマに従って定期的な比較監視を行っている。
まず、経路制御装置から多量なトラフィックを転送され、経路Aから経路Bへ切り替わる場合の例を、図3を使用して説明する。
まず、トラフィック量が閾値1以下の状態とする。このとき、閾値監視部302は、バッファ308に蓄積されたトラフィック量が閾値1以下の時、閾値1に切替を行うことをパケットバッファ部301に指示し、閾値監視結果として閾値1を使用することを経路判定部303へ通知する。経路判定部303は、保持している閾値と経路の割り当てテーブル305を参照し、閾値「1」により経路「A」を求め、入力されたパケットを経路A102へ転送するという経路判定情報を経路ヘッダ付与部206へ通知する。経路ヘッダ付与部206は、パケットバッファ部301から転送されたパケットに経路A102を示すMPLSヘッダを付与することで、パケットが経路A102へ転送される。経路判定部303は経路判定情報をトークンレート切替部309に通知する。トークンレート切替部309は、保持している経路とトークンレートのレートテーブル310を参照し、経路Aに対応するトークンレートXへの切替指示を、トークンバケット304へ出す。パケットバッファ部301は、トークンバケット304によりトークンレートXでのシェーピングを行い、溢れたパケットをバッファ308に蓄積する。
閾値監視部302は、バッファ308に蓄積されたトラフィック量が閾値1を超えている時に閾値1超過とみなし、閾値2に切替を行うことをパケットバッファ部301に指示し、閾値監視結果として閾値2を使用することを経路判定部303へ通知する。経路判定部303は、保持している閾値と経路の割り当てテーブル305を参照し、閾値「2」により経路「B」を求め、入力されたパケットを経路B103へ転送するという経路判定情報を経路ヘッダ付与部206へ通知する。経路ヘッダ付与部206は、パケットバッファ部301から転送されたパケットに経路B103を示すMPLSヘッダを付与することで、パケットが経路B103へ転送される。経路判定部303は経路判定情報をトークンレート切替部309に通知する。トークンレート切替部309は、保持している経路とトークンレートのレートテーブル310を参照し、経路Bに対応するトークンレートYへの切替指示を、トークンバケット304へ出す。パケットバッファ部301は、トークンバケット304によりトークンレートYでのシェーピングを行い、溢れたパケットをバッファ308に蓄積する。
つぎに、経路制御装置から多量なトラフィックを転送され、経路Bへ切り替わった後、トラフィック量が減少し、自立的に経路Aへ切替をする場合の例を、図3を使用して説明する。
トークンバケット304で閾値2でのシェーピングを行なっている間、閾値監視部302が、バッファ308に蓄積されたトラフィック量と閾値1の比較をする。閾値監視部302は、トラフィック量が閾値1を下回っている時に、閾値1に切替を行うことをパケットバッファ部301に指示し、閾値監視結果として閾値1を使用することを経路判定部303へ通知する。経路判定部303は、保持している閾値と経路の割り当てテーブル305を参照し、閾値「1」により経路「A」を求め、経路A102へ転送するという経路判定情報を経路ヘッダ付与部206へ通知し、経路ヘッダ付与部206がパケットバッファ部301から転送されたパケットに経路A102を示すMPLSヘッダを付与し、パケットが経路A102へ転送される。経路判定部303は経路判定情報をトークンレート切替部309に通知する。トークンレート切替部309は、保持している経路とトークンレートのレートテーブル310を参照し、経路Aに対応するトークンレートXへの切替指示を、トークンバケット304へ出す。パケットバッファ部301は、トークンバケット304によりトークンレートXでのシェーピングを行い、溢れたパケットをバッファ308に蓄積する。
一方、経路制御装置から多量なトラフィックを転送され、経路Bへ切り替わった後、さらにトラフィック量が増加した場合の例を説明する。
閾値監視部302は、バッファ308に蓄積されたトラフィック量が閾値2を超えている時に閾値2超過とみなし、キューを溢れたパケットを廃棄する。なお、閾値監視部302は、パケットバッファ部301、経路判定部303に指示をしなくてもよいし、上述のように閾値2でのシェーピング、閾値2を使用することをそれぞれパケットバッファ部301、経路判定部303に指示してもよい。同様に、経路判定部303は、トークンレート切替部309に経路Bを使用していることを指示しても指示しなくてもよい。
この様に閾値の超過監視と、閾値と経路を結びつけて経路判断を行うことにより、閾値超過したタイミングでリアルタイムに自立的に経路切替を行うことが出来る。
次に、実施例1で述べた多量のトラフィックを転送する場合に経路切替を行う仕組みに加え、バーストトラフィックと通常の多量トラフィックを識別して、通常の多量トラフィックが入力された場合のみ経路切替を行う仕組みについて説明する。
ネットワークの構成及び経路制御装置の構成は、図1、図2で説明した内容と同様である。
図4は、実施例2で説明するトラフィック流量測定及び制御部205’の構成、及び経路判断の仕組みの説明図である。
図4のトラフィック流量測定及び制御部205’のうち、既に説明した図3に示されたトラフィック流量測定及び制御部205と同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
トラフィック流量測定及び制御部205’は、パケットバッファ部301、閾値監視部302、経路判定部303、割り当てテーブル305、トークンレート切換部309、レートテーブル310、バースト判別部306、設定テーブル307を備える。設定テーブル307は、予め定められた切替判断時間及び切替判断回数を記憶する。
閾値監視部302は、閾値1の超過状況を監視し、閾値監視結果をバースト判別部306に通知する。バースト判別部306には切替判断時間と切替判断回数を設定することが出来、設定テーブル307で管理している。また、バースト判別部306は、判別タイマを保持しており、設定された切替判断時間を判別タイマに適用する。バーストトラフィックと通常の多量トラフィックの識別は、設定された一定時間(切替判断時間)以内に一定回数(切替判断回数)の閾値1超過が起こるか否かで判別する。詳しくは、後ほど図5において説明する。バースト判別部306は判別結果を閾値監視部302と経路判定部303に通知する。判別結果が一定時間以内に一定回数閾値1を超過していた場合、閾値監視部302は閾値2に切替を行うことをパケットバッファ部301に指示し、経路判定部303は割り当てテーブル305を参照して閾値「2」を使用する場合は経路「B」を使用するという経路判定情報を経路ヘッダ付与部206に通知する。経路判定部303は経路判定情報をトークンレート切替部309に通知する。トークンレート切替部309は、保持している経路とトークンレートのレートテーブル310を参照し、経路Bに対応するトークンレートYへの切替指示を、トークンバケット304へ出す。パケットバッファ部301は、トークンバケット304によりトークンレートYでのシェーピングを行い、溢れたパケットをバッファ308に蓄積する。
バーストトラフィックによる経路切替を避けるために、閾値1から閾値2へ切替るタイミングに、一定時間以内に一定回数閾値を超えた場合という条件を持たせる仕組みについて説明する。この時、例えば、一定時間以内に一定回数以下閾値1を越えたパケットは廃棄されるものとする。
図5は、閾値監視部302が閾値1の超過状態を監視し、閾値監視結果をバースト判別部306へ通知し、バースト判別部306が経路切替判断を行う例である。ここでは、閾値監視部203からの閾値1の監視周期をtp、経路切替を判断するために監視する切替判断時間をt1、経路切替を決定するための切替判断回数(閾値超過回数)を例えば6回とする。ユーザ端末から大量のトラフィックが流れてきた場合、バースト判別部306は、tp周期(監視周期)で監視している閾値1超過が、t1の間に6回確認された時点で、パケットバッファ部301へも閾値2の使用を開始する指示をし、経路判定部303へも閾値2を使用することの指示をし、経路Bへの切替が行われる。
一方、ユーザ端末からバーストトラフィックが流れてきた場合(例えば、短時間に大量のパケットが流れてきた場合等)、tp周期で監視している閾値1超過が、切替判断時間t1の間に例えば3回確認されると、切替判断回数の6回以下であるとの判断により閾値2への切替は行われず、経路切替も行われない。
次に、経路Aから経路Bへ切り替わるための判断ロジックについて説明する。
なお、パケットバッファ部301、閾値監視部302、バースト判別部306、経路判定部303、トークンレート切換部309はそれぞれ使用している閾値及びパケットを転送している経路を把握している。各部は、閾値1及び経路Aを使用している場合は、図6のフローチャートを実行し、一方、閾値2及び経路Bを使用している場合は、図7のフローチャートを実行する。または、閾値監視部302、経路判定部303又はバースト判別部306が、図6と図7のいずれを実行するか判定してもよい。
図6は、経路Aから経路Bへの経路切り替わりの判断ロジックをフローチャートで表したものである。
この例では、閾値は閾値1に設定されていて、パケットは経路Aへ転送されている状態とする。
まず、パケットバッファ部301は、入力されたトラフィックのトラフィック流量測定(600)を行う。ここで、監視制御部302は、バッファ308に蓄積されたトラフィック量が閾値1を超過しているか否かの監視をする。閾値1を超過している場合(601YES)、バースト判別部306は、閾値1の超過が、一定時間(切替判断時間)に一定回数(切替判断回数)以上起こっているかどうかを判別(監視)する(602)。閾値1の超過が決められた条件の範囲(一定時間に一定回数以上)で起こっている場合には(602YES)、監視制御部302は、バッファ308の閾値を閾値1から閾値2へ切替える。閾値が閾値2へ切り替わると、パケットは、経路ヘッダ付与部206により経路Bのヘッダを付与され(604)、経路B103へ転送される(605)。

一方、ステップ601で、バッファ308に蓄積されたトラフィック量が閾値1を超過していない場合(601NO)、又は、ステップ602で、閾値1を一定時間に一定回数以上超過していない場合(602NO)は、パケットは、経路ヘッダ付与部206により経路Aのヘッダを付与(606)され、経路A102へ転送される(607)。
次に、経路Bから経路Aへ切替えのための判断ロジックについて説明する。
図7は、経路Bから経路Aへの経路切替えの判断ロジックをフローチャートで現したものである。
この例では、閾値は閾値2に設定されていて、パケットは経路Bへ転送されている状態とする。まず、パケットバッファ部301は、入力したトラフィックのトラフィック流量測定(700)を行う。監視制御部302は、バッファ308に蓄積されたトラフィック量が閾値1を超過しているか否かの監視を行う。
トラフィック流量が閾値1を下回っている場合(701NO)、バースト判別部306は、それが一定時間に一定回数以上継続しているかどうか判別(監視)する(704)。閾値1の下回りが一定時間に一定回数以上継続している場合は(704YES)、監視制御部302は、バッファ308の閾値を閾値2から閾値1に切替を行う。閾値が閾値1へ切り替わると、パケットは、経路ヘッダ付与部206により経路Aのヘッダを付与され(706)、経路A102へ転送される(707)。
ステップ701で、閾値1を超過している場合(701YES)、又は、ステップ701で閾値1を下回っているが(701NO)、ステップ704で、一定時間に一定回数以上閾値1を下回っていないとバースト判別部306により判別された場合は(704NO)、パケットは、経路ヘッダ付与部206により経路Bのヘッダが付与され(702)、経路B103へ転送される(703)。なお、ステップ704で判断する一定時間及び一定回数の値は、それぞれステップ602の切替判断時間及び切替判断回数の値と同一でもよいし異なる値を用いてもよい。
また、トラフィック量が閾値2を超えた場合等の動作は実施例1と同様である。
この様に、閾値の超過監視結果を使用して一定時間以内一定回数という条件を持たせることにより、バーストトラフィックによる経路切替を避け、通常の多量トラフィックが入力された場合のみ経路切替することが出来る。
また、本仕組みは、シェーパの代わりにポリサを使用しても実現することが出来る。ポリサを使用する場合は、図3又は図4のパケットバッファ部301の代わりにポリサが入るものとする。ポリサの場合、シェーピングによるパケットバッファは行われず、予め定められた設定帯域(閾値)以上のトラフィックは廃棄される。例えば、トラフィック量に従い第1の設定帯域が設定されているときは、パケットバッファ部301は、第1の設定帯域を超えるトラフィックを廃棄する。ポリサを使用した場合、図3の閾値監視部302、又は、図4の閾値監視部302とバースト判別部306は、トラフィック量が一定時間内に一定回数予め定められた第1の設定帯域を越えた時に経路Aから経路Bへの切替えを行い、予め定められた第2の設定帯域に切替えを行う。このとき、パケットバッファ部301は、第2の設定帯域を超えるトラフィックを廃棄する。また、第2の設定帯域が設定されている状態で、一定時間内に一定回数設定帯域を下回る時に経路Bから経路Aへの切替え及び第1の設定帯域への切換えを行うことができる。このとき、パケットバッファ部301は、第1の設定帯域を超えるトラフィックを廃棄する。
C.実施例の効果

本実施例によると、複数の異なる帯域の経路を備えるネットワークにおいて、フロー毎のトラフィック流量を測定して、そのリアルタイムなトラフィック流量に応じて適切な経路へ転送するために動的に経路切替が出来る。
本実施例により、従来技術の課題であった、リアルタイムなトラフィックへの経路制御の応答性を解決し、最頻時間でも、ユーザがネットワーク利用時の体感速度の維持ができるなどの効果を図ることができる。
D.付記

なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれている。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明の経路制御方法又は経路制御装置・システムは、その各手順をコンピュータに実行させるための経路制御プログラム、経路制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、経路制御プログラムを含みコンピュータの内部メモリにロード可能なプログラム製品、そのプログラムを含むサーバ等のコンピュータ、等により提供されることができる。
100 経路制御装置
101 経路制御装置
102 経路A
103 経路B
201 Interface部
202 Switch部
203 Interface部
204 フロー識別部
205 トラフィック流量測定及び制御部
206 経路ヘッダ付与部
207 読出制御部
301 パケットバッファ部
302 閾値監視部
303 経路判定部
304 トークンバケット
305 経路判定部が保持する割り当てテーブル
306 バースト判別部
307 バースト判別部が保持する設定テーブル

Claims (15)

  1. 経路制御装置であって、
    入力されたフロー毎のトラフィック流量を測定し、第一の経路にトラフィックを流す時の上限値である第一の閾値と、第一の経路より太い帯域の第二の経路にトラフィックを流す時の上限値であって第一の閾値より大きい第二の閾値とを持つバッファを保持し、第一のトークンレートと第一のトークンレートより小さい第二のトークンレートを持つトークンバケットを保持し、トラフィックの平滑化又は廃棄を行うためのパケットバッファ部と、
    入力されたフロー毎のトラフィック量が第一の閾値及び第二の閾値を超過しているか否かを監視する閾値監視部と、
    第一の閾値及び第二の閾値に対してそれぞれ第一の経路及び第二の経路が設定された割り当てテーブルを有し、第一の閾値又は第二の閾値に応じて第一の経路又は第二の経路を判定する経路判定部と、
    第一の閾値が設定されている間は第一の経路、第二の閾値が設定されている間は第二の経路へ転送するヘッダをパケットに付与する経路ヘッダ付与部と、
    前記パケットバッファ部のトークンバケットのトークンレートを設定するトークンレート切替部と、
    を備え、
    前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値以下の時に、第一の閾値を使用することを前記パケットバッファ部に及び前記経路判定部へ指示し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第一の閾値を使用している場合、第一の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
    前記経路ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第一の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第一の経路へ転送し、
    前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第一のトークンレートに設定し、
    一方、
    前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値を超えている時に、第二の閾値を使用することを前記パケットバッファ部及び前記経路判定部へ指示し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第二の閾値を使用している場合、第二の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
    経路前記ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第二の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第二の経路へ転送し、
    前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第二のトークンレートに設定する、
    ことを特徴とする経路制御装置。
  2. 請求項1に記載された経路制御装置において、
    前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第二の閾値を超えている時に、第二の閾値を超えたパケットを廃棄することを前記パケットバッファ部に指示し、
    前記パケットバッファ部は、前記閾値監視部からの指示により、第二の閾値を超えた前記パケットを廃棄する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  3. 請求項1に記載された経路制御装置において、
    前記閾値監視部は、前記パケットバッファ部により第二の閾値を使用している間、トラフィック量が第一の閾値を下回った時に、第一の閾値を使用するように切替を行うことを前記パケットバッファ部及び前記経路判定部へ通知し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第一の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
    前記経路ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第一の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第一の経路へ転送し、
    前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第一のトークンレートに設定する、
    ことを特徴とする経路制御装置。
  4. 請求項1に記載された経路制御装置において、
    前記閾値監視部の結果を受けて、前記バッファに蓄積されたトラヒック量が、予め設定された切替判断時間以内に予め設定された切替判断回数、第一の閾値を超過しているか否かを判別するバースト判別部を備え、
    前記経路判定部は、前記バースト判別部による判別結果に応じて、前記閾値監視部に第一の閾値又は第二の閾値のいずれを使用するかを指示し、前記経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部に指示する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  5. 請求項4に記載された経路制御装置において、
    前記バースト判別部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値を超過しているか否かの閾値監視結果を前記閾値監視部から入力し、第一の閾値の超過が、前記切替判断時間に前記切替判断回数以上起こっている場合には、使用する閾値を第一の閾値から第二の閾値へ切替えるように、前記閾値監視部と前記経路判定部に指示し、
    前記閾値監視部は、前記パケットバッファ部に第二の閾値に切替を行うことを指示し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照して、第二の閾値を使用している場合は第二の経路に転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部に通知する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  6. 請求項4に記載された経路制御装置において、
    前記バースト判別部は、トラフィック量が第一の閾値を超過しているか否かの閾値監視結果を前記閾値監視部から入力し、第二の閾値が使用され、パケットが第二の経路へ転送されている状態のとき、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値を超過しているか否かの監視を行い、前記切替判断時間に前記切替判断回数以上第一の閾値を下回っている場合は、前記バッファの閾値を第二の閾値から第一の閾値へ切替えるように、前記閾値監視部と前記経路判定部に指示し、
    前記閾値監視部は、前記パケットバッファ部に第一の閾値に切替を行うことを指示し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照して、第一の閾値を使用している場合は第一の経路に転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部に通知する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  7. 請求項4に記載された経路制御装置において、
    前記バースト判別部は、
    前記切替判断時間と、前記切替判断回数とを予め設定する設定テーブル
    を有することを特徴とする経路制御装置。
  8. 請求項4に記載された経路制御装置において、
    前記バースト判別部は、トラフィック量が、前記切替判断時間以内に前記切替判断回数以下第一の閾値を越えた場合、第二の閾値への切替は行われず、経路切替も行わないように前記閾値監視部及び前記経路判定部に指示し、
    前記パケットバッファ部は、前記閾値監視部からの指示により、第二の閾値を超えたパケットを廃棄する
    ことを特徴とする経路制御装置。
  9. 請求項1に記載された経路制御装置において、
    前記パケットバッファ部の代わりにポリサ機能部を有し、前記ポリサ機能部により、予め定められた第一の設定帯域又は第二の設定帯域に従い設定帯域以上のトラフィックを廃棄することを特徴とする経路制御装置。
  10. 請求項9に記載された経路制御装置において、
    前記ポリサ機能部は、予め定められた一定時間内に予め定められた一定回数、予め定められた第一の設定帯域を越えた時に、第一の経路から第二の経路への切替えを行い、設定帯域を第二の設定帯域に切替えて、第二の設定帯域以上のトラフィックを廃棄することを特徴とする経路制御装置。
  11. 請求項10に記載された経路制御装置において、
    前記ポリサ機能部は、予め定められた一定時間内に予め定められた一定回数、予め定められた第一の設定帯域を下回った時に、第二の経路から第一の経路への切替えを行い、設定帯域を第一の設定帯域に切替えて、第一の設定帯域以上のトラフィックを廃棄することを特徴とする経路制御装置。
  12. 第一の経路と、
    第一の経路より太い帯域の第二の経路と、
    入力されたフロー毎のトラフィック流量を測定し、予め設定された第一の閾値を超えるトラフィック量が入力されると、動的により太い帯域の第二の経路に切替を行い、予め設定された第一の閾値を下回るトラフィック量が入力されると、動的に経路を細い第一の経路へ切替えるための経路制御装置と、
    を備え、
    前記経路制御装置は、
    入力されたフロー毎のトラフィック流量を測定し、第一の経路にトラフィックを流す時の上限値である第一の閾値と、第一の経路より太い帯域の第二の経路にトラフィックを流す時の上限値であって第一の閾値より大きい第二の閾値とを持つバッファを保持し、第一のトークンレートと第一のトークンレートより小さい第二のトークンレートを持つトークンバケットを保持し、トラフィックの平滑化又は廃棄を行うためのパケットバッファ部と、
    入力されたフロー毎のトラフィック量が第一の閾値及び第二の閾値を超過しているか否かを監視する閾値監視部と、
    第一の閾値及び第二の閾値に対してそれぞれ第一の経路及び第二の経路が設定された割り当てテーブルを有し、第一の閾値又は第二の閾値に応じて第一の経路又は第二の経路を判定する経路判定部と、
    第一の閾値が設定されている間は第一の経路、第二の閾値が設定されている間は第二の経路へ転送するヘッダをパケットに付与する経路ヘッダ付与部と、
    前記パケットバッファ部のトークンバケットのトークンレートを設定するトークンレート切替部と、
    を備え、
    前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値以下の時に、第一の閾値を使用することを前記パケットバッファ部に及び前記経路判定部へ指示し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第一の閾値を使用している場合、第一の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
    前記経路ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第一の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第一の経路へ転送し、
    前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第一のトークンレートに設定し、
    一方、
    前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値を超えている時に、第二の閾値を使用することを前記パケットバッファ部及び前記経路判定部へ指示し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第二の閾値を使用している場合、第二の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
    経路前記ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第二の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第二の経路へ転送し、
    前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第二のトークンレートに設定する、
    ことを特徴とする経路制御システム。
  13. 請求項12に記載された経路制御システムにおいて、
    前記経路制御装置を有し、トラフィックが入力される第一のインタフェース部と、
    前記第一のインタフェース部と接続されトラフィックの切替を行うスイッチ部と、
    前記スイッチ部と接続され、トラフィックを出力する第二のインタフェース部と、
    を備えたことを特徴とする経路制御システム。
  14. 請求項13に記載された経路制御システムにおいて、
    前記第一のインタフェース部は、
    入力してきたトラフィックをフロー毎に識別し、前記パケットバッファ部にトラフィックを入力するフロー識別部と、
    前記経路ヘッダ付与部からのトラフィックを入力として読出タイミングを制御する読出制御部と
    をさらに備えたことを特徴とする経路制御システム。
  15. 経路制御装置における経路制御方法であって、
    であって、
    前記経路制御装置は、
    入力されたフロー毎のトラフィック流量を測定し、第一の経路にトラフィックを流す時の上限値である第一の閾値と、第一の経路より太い帯域の第二の経路にトラフィックを流す時の上限値であって第一の閾値より大きい第二の閾値とを持つバッファを保持し、第一のトークンレートと第一のトークンレートより小さい第二のトークンレートを持つトークンバケットを保持し、トラフィックの平滑化又は廃棄を行うためのパケットバッファ部と、
    入力されたフロー毎のトラフィック量が第一の閾値及び第二の閾値を超過しているか否かを監視する閾値監視部と、
    第一の閾値及び第二の閾値に対してそれぞれ第一の経路及び第二の経路が設定された割り当てテーブルを有し、第一の閾値又は第二の閾値に応じて第一の経路又は第二の経路を判定する経路判定部と、
    第一の閾値が設定されている間は第一の経路、第二の閾値が設定されている間は第二の経路へ転送するヘッダをパケットに付与する経路ヘッダ付与部と、
    前記パケットバッファ部のトークンバケットのトークンレートを設定するトークンレート切替部と、
    を備え、
    前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値以下の時に、第一の閾値を使用することを前記パケットバッファ部に及び前記経路判定部へ指示し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第一の閾値を使用している場合、第一の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
    前記経路ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第一の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第一の経路へ転送し、
    前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第一のトークンレートに設定し、
    一方、
    前記閾値監視部は、前記バッファに蓄積されたトラフィック量が第一の閾値を超えている時に、第二の閾値を使用することを前記パケットバッファ部及び前記経路判定部へ指示し、
    前記経路判定部は、前記割り当てテーブルを参照し、第二の閾値を使用している場合、第二の経路へ転送するという経路判定情報を前記経路ヘッダ付与部及び前記トークンレート切替部へ通知し、
    経路前記ヘッダ付与部は、前記パケットバッファ部から転送されたパケットに第二の経路を示すヘッダを付与し、前記パケットを第二の経路へ転送し、
    前記トークンレート切替部は、前記トークンバケットを第二のトークンレートに設定する、
    ことを特徴とする経路制御方法。
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