JP2017152503A - 部品供給装置及びフィーダ台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープフィーダの小型軽量化を図りつつ、カバーテープのテープ詰まりを防止できる部品供給装置及びフィーダ台車を提供することを目的とする。
【解決手段】ケーシング31内に設けられたスプロケット41によりキャリヤテープ18をピッチ送りするとともに、ケーシング31の上方に位置した巻取ローラ61によりキャリヤテープ18から剥離されたカバーテープ22を巻き取るテープフィーダ16と、テープフィーダ16が装着されるフィーダベース15aを備えたフィーダ台車15を備え、フィーダ台車15には、フィーダベース15aに装着されたテープフィーダ16が備える巻取ローラ61を駆動する巻取ローラ駆動機構70を備える。
【選択図】図15

Description

本発明は、テープフィーダによりキャリヤテープをピッチ送りして部品実装装置の所定位置に部品を供給する部品供給装置及び部品供給装置が備えるフィーダ台車に関するものである。
従来、部品実装装置の部品供給装置として、テープフィーダが多用されている。テープフィーダはフィーダ台車に装着して用いられ、ケーシング内に設けられたスプロケットによりキャリヤテープをピッチ送りすることで、部品実装装置の所定位置(吸着ノズルによる部品のピックアップ位置)に部品を供給する。このようなテープフィーダにおいて、キャリヤテープに収納された部品を覆うカバーテープは部品がピックアップ位置に到達する前に剥離された後、ケーシング内に設けられた収容空間に収容されるようになっている(例えば、下記の特許文献1参照)。回収したカバーテープは、収容空間からカバーテープを引き出すことで廃棄することができる。
また、テープフィーダの中には、ケーシング内に設けられた巻取ローラによって、剥離されたカバーテープを巻き取るようにしたものも知られている(例えば、下記の特許文献2参照)。前者のタイプのテープフィーダは、カバーテープの粘着度がさほど高くない場合には特に問題はないが、カバーテープの粘着度が高い場合には、カバーテープがケーシングの内部壁面(収容空間を形成する壁面)に貼り付いてしまい、収容空間に通ずるテープ入口やテープ出口(廃棄するカバーテープの取出し口)でカバーテープが詰まるテープ詰まりが生じることがある。その点、後者のタイプのテープフィーダでは、カバーテープの貼付きが生じないので、粘着度の高いカバーテープであってもテープ詰まりが生じにくい。
特開2003−188581号公報 特開2006−245349号公報
しかしながら、上記後者のタイプのテープフィーダでは、巻取ローラを駆動する駆動源(モータ等)がテープフィーダに設けられるため、テープフィーダのサイズが大型化し、重量も大きくなるという問題点があった。
そこで本発明は、テープフィーダの小型軽量化を図りつつ、カバーテープのテープ詰まりを防止できる部品供給装置及びフィーダ台車を提供することを目的とする。
本発明の部品供給装置は、ケーシング内に設けられたスプロケットによりキャリヤテープをピッチ送りするとともに、前記ケーシングの上方に位置した巻取ローラにより前記キャリヤテープから剥離されたカバーテープを巻き取るテープフィーダと、前記テープフィーダが装着されるフィーダ装着部を備えたフィーダ台車と、前記フィーダ台車に設けられ、前記フィーダ装着部に装着された前記テープフィーダが備える前記巻取ローラを駆動する巻取ローラ駆動機構とを備えた。
また、本発明のフィーダ台車は、ケーシング内に設けられたスプロケットによりキャリヤテープをピッチ送りするとともに、前記ケーシングの上方に位置した巻取ローラにより前記キャリヤテープから剥離されたカバーテープを巻き取るテープフィーダが装着されるフィーダ装着部と、前記フィーダ装着部に装着された前記テープフィーダが備える前記巻取ローラを駆動する巻取ローラ駆動機構とを備えた。
本発明によれば、テープフィーダの小型軽量化を図りつつ、カバーテープのテープ詰まりを防止できる。
本発明の一実施の形態におけるテープフィーダを備えた部品実装装置の側面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備える部品供給部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダによって走行されるキャリヤテープをテープフィーダの一部とともに示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの側面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の側面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の断面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の側面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの斜視図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの一部の側面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装装置1は基板2に部品3を実装する装置であり、基台11、基板搬送部12、部品装着部13及び部品供給装置としての部品供給部14を備えている。
図1において、基板搬送部12は基台11上をY軸方向(作業者OPから見た前後方向)に延びる一対のコンベア12aを備えている。基板搬送部12は、一対のコンベア12aによって基板2のY軸方向の両端部を下方から支持し、X軸方向(作業者OPから見た左右方向)に搬送する。部品装着部13は吸着ノズル13aを備えた装着ヘッド13bと、装着ヘッド13bを水平面内方向に移動させるヘッド移動機構13cから構成されている。装着ヘッド13bは吸着ノズル13aをZ軸方向(上下方向)に移動させることができるとともに、Z軸回りに回転させることができる。
図2において、部品供給部14は、フィーダ台車15と、複数のテープフィーダ16を備えて成る。フィーダ台車15は、作業者OPに操作されて床面F上を移動自在である。テープフィーダ16はフィーダ台車15のフィーダ装着部であるフィーダベース15aに着脱自在に取り付けられている。本実施の形態では、フィーダベース15aには複数のテープフィーダ16がX軸方向に並んで取り付けられている。作業者OPは、フィーダ台車15を床面F上で移動させてフィーダベース15aを基台11に結合させることで、複数のテープフィーダ16を同時に基台11に取り付けることができる。
図1、図2及び図3において、各テープフィーダ16には、フィーダ台車15に保持されたリール17から引き出されたキャリヤテープ18が導入されている。キャリヤテープ18には部品3が保持されており、各テープフィーダ16は、キャリヤテープ18をピッチ送りすることで、キャリヤテープ18に保持された部品3を、吸着ノズル13aによる部品3のピックアップ位置16Kに間欠的に供給する。
キャリヤテープ18は、図4に示すように、ベーステープ21の上面に透明のカバーテープ22が貼り付けられた構成を有している。ベーステープ21には複数の部品収納部23が一列に並んで設けられており、各部品収納部23には部品3が収納されている。カバーテープ22は各部品収納部23を上方から覆っており、部品収納部23からの部品3の脱落を防止している。ベーステープ21の部品収納部23の列と平行な位置には送り孔24が一列に並んで設けられている。
図3及び図5において、テープフィーダ16は、フィーダベース15aに着脱自在に装着されるケーシング31に、テープ走行機構32、テープ押さえ部材33、カバーテープ引込機構34及びカバーテープ巻取機構35を備えている。ケーシング31の側面には、キャリヤテープ18の走行路であるテープ走行路36が設けられており、ケーシング31の後方の内部には収容空間37が形成されている。本実施の形態では、テープ走行路36は、ケーシング31の後端下部に形成されたテープ導入口31Gから前方(作業者OPから見た奥側)に水平に延びた後、ケーシング31の中間部で前上方へ向けて斜めに延び、ケーシング31の上面に露出した状態でケーシング31の前方に延びている。
図3及び図5において、テープ走行機構32は、ケーシング31の前上方の位置に設けられたスプロケット41と、スプロケット41をX軸回りに間欠的に回転駆動するモータ等のスプロケット駆動部42を備えている。スプロケット41はキャリヤテープ18の送り孔24に外周歯41T(図4)を係合させて回転することにより、テープ走行路36上でキャリヤテープ18をピッチ送りする(図3及び図5中に示す矢印A)。これによりキャリヤテープ18は、部品収納部23を(すなわち部品3を)ピックアップ位置16Kに間欠的に位置させる。
図3及び図5において、テープ押さえ部材33はケーシング31の前上方の位置に、直下に位置するテープ走行路36に対して平行に延びて設けられている。図6において、テープ押さえ部材33は、テープ走行路36を走行するキャリヤテープ18のうち、スプロケット41の外周歯41Tが係合する部分(ピックアップ位置16Kの近傍領域)を覆っており、その部分のキャリヤテープ18を上方から押さえる。
図6において、テープ押さえ部材33には、ピックアップ位置16Kに位置した部品収納部23の上方を開放するように設けられた部品供給開口33Tと、剥離されたカバーテープ22を引き出すためのスリット33Sと、スプロケット41の外周歯41Tとの干渉を避けるための溝部33Mが設けられている。スリット33Sは部品供給開口33Tの後方に位置している。
図5及び図7において、カバーテープ引込機構34は、テンション検知アーム51とピンチローラ52を備えて成る。テンション検知アーム51は前端部が枢支ピン51Pによってケーシング31に枢支されており、後端のローラ部51Rを上下させる方向に揺動自在となっている。テンション検知アーム51は、付勢ばね51Sによって後端上げの方向に付勢されている。ピンチローラ52は、テンション検知アーム51の後方において、ケーシング31の内部に上下に配置された一対のローラから成る。
スリット33Sから引き出されたカバーテープ22は、テンション検知アーム51の後端のローラ部51Rを下方に押圧するように張り渡されて、ピンチローラ52に挟みつけられている(図7)。このためテンション検知アーム51の後端部は、カバーテープ22のテンションが増大すると後端下げ方向に揺動し、カバーテープ22のテンションが小さくなると、付勢ばね51Sの付勢力によって、後端上げ方向に揺動する。ピンチローラ52は、カバーテープ22のテンションが弛んでテンション検知アーム51が後端上げの方向に一定量以上揺動するとカバーテープ22を引っ張るように作動し(図3、図5及び図6中に示す矢印B)、カバーテープ22を収容空間37内に引き入れる。
スプロケット41がキャリヤテープ18をピッチ送りすると、カバーテープ22はそのピッチ送り分だけベーステープ21より剥離され、スリット33Sからテープ押さえ部材33の上方に送り出される。これによりスリット33Sとピンチローラ52との間のカバーテープ22の長さは増大し、テンション検知アーム51は後端上げの方向に一定量以上揺動する。このためピンチローラ52が作動してカバーテープ22を引っ張り、カバーテープ22が収容空間37内に引き込まれてテンション検知アーム51は後端下げの方向に揺動して元の位置に復帰する。カバーテープ22はスリット33Sの位置でベーステープ21から剥離されるので、部品収納部23はピックアップ位置16Kに到達した時点でカバーテープ22によって覆われていない露出状態となり、装着ヘッド13bによるピックアップ位置16Kでの部品3の吸着が可能となる。
図8、図9及び図10(図10は図7における矢視V−Vから見た断面図)において、カバーテープ巻取機構35は、巻取ローラ61と、巻取ローラ61を回転自在に支持するローラ支持部材としての支持アーム62を備えている。支持アーム62は基端部がケーシング31に取り付けられており、先端部にX軸方向に延びた回転軸63を有している。巻取ローラ61は中空円筒状の部材から成り、回転軸63に挿通されて、X軸回りに回転自在となっている。
図8、図9及び図10において、支持アーム62は基端部にX軸方向に延びた軸部64を有している。軸部64はケーシング31に設けられた一対のベアリング31Bによって支持されており、これにより支持アーム62は、軸部64の軸線を中心としてYZ面内で揺動自在となっている。支持アーム62の揺動の範囲は、後方に倒伏してほぼ水平姿勢となる格納位置(図5)と、やや前傾姿勢となる張出位置(図7及び図8)との間に規制されている。支持アーム62をYZ面内で揺動させると、巻取ローラ61は、軸部64を中心とする円弧軌道で移動する。
図8、図9及び図10において、支持アーム62は、基端部がケーシング31に取り付けられた基端アーム62aと、先端部に巻取ローラ61を有する先端アーム62bから成っている。基端アーム62aの先端部にはアーム受容部62cが設けられており、先端アーム62bは基端部がアーム受容部62cに受容されることで基端アーム62aに結合されている。先端アーム62bの基端部をアーム受容部62cから引き抜きくことで、先端アーム62bを基端アーム62aから取り外すことができる(図9)。
図7、図8及び図10において、ケーシング31の後部の上面には引出開口31Kが設けられている。引出開口31Kは、ケーシング31内の収容空間37に上方から連通する開口である。引出開口31Kは、カバーテープ引込機構34によって収容空間37内に引き込まれたカバーテープ22をケーシング31の上方に引き出すために設けられている。収容空間37内の前方の位置には、引出開口31Kからケーシング31の上方に引き出されるカバーテープ22を案内する案内ローラ37Rが設けられている。
図8、図9及び図10において、基端アーム62aとケーシング31の側面との間には捻りばね65が設けられている。捻りばね65は軸部64に挿通されており、基端アーム62aを張出位置の側に付勢している。支持アーム62が張出位置に位置した状態では、巻取ローラ61は引出開口31Kのほぼ上方に位置する(図7)。
図5、図8及び図10において、支持アーム62の基端部には、軸部64から下方に延びる板状の閉止蓋66が形成されている。張出位置に位置した支持アーム62を格納位置に向けて揺動させると(図11中に示す矢印C)、支持アーム62と一体になって閉止蓋66が軸部64の軸線回り(すなわちX軸回り)に揺動し(図11中に示す矢印D)、引出開口31Kを下方から閉止する(図11)。
図1、図2及び図3において、フィーダ台車15には巻取ローラ駆動機構70が設けられている。巻取ローラ駆動機構70は、フィーダベース15aに装着された各テープフィーダ16が備える巻取ローラ61を駆動する機構である。巻取ローラ駆動機構70は、図3、図5及び図10に示すように、門型の枠体71、駆動モータ72、駆動プーリ73、従動プーリ74、伝動ベルト75及び駆動ローラ76を備えている。
図3及び図10において、枠体71は、フィーダ台車15の左右の両側部から上方に延びて設けられた2つの垂直部71aと、これら2つの垂直部71aの上端同士を水平に連結する水平部71bとを有している。駆動モータ72は、枠体71が備える2つの垂直部71aのうちの一方に取り付けられており、駆動軸72aを左右方向の内側(他方の垂直部71aに向く側)に向けている。駆動プーリ73は、駆動モータ72の駆動軸72aに取り付けられている。
図10において、2つの垂直部71aのうち、駆動モータ72が設けられた側の上方には、駆動モータ72の駆動軸72aと平行に延びた支持軸74aが設けられており、従動プーリ74は支持軸74aに挿通されてX軸回りに回転自在となっている。伝動ベルト75は、駆動プーリ73と従動プーリ74に掛け渡されている。駆動ローラ76は、枠体71を構成する水平部71bの下方を左右方向に延びた円筒状の部材から成る。駆動ローラ76の一端は従動プーリ74に固定されており、駆動ローラ76の他端は従動プーリ74が設けられた垂直部71aとは反対側の垂直部71aに回転自在に支持されている。駆動モータ72を作動させると駆動プーリ73が回転し、伝動ベルト75によって従動プーリ74が回転する。これにより駆動ローラ76がX軸回りに回転する。
支持アーム62を捻りばね65の付勢力に抗して後方に倒伏させ、格納位置に位置させると(図5、図11及び図12)、支持アーム62は図示しないロック機構によってロックされる。そして、テープフィーダ16をフィーダベース15aに取り付けたうえで格納位置にある支持アーム62のロックを解除すると、支持アーム62は捻りばね65の付勢力によって張出位置側に張り出し、巻取ローラ61は軸部64を中心とする円弧軌道で移動して、駆動ローラ76に後方から当接する(図7)。巻取ローラ61が駆動ローラ76に当接する位置は、円弧軌道の最上位置よりも前下方の位置であって、張出位置に達する手前側である。このため巻取ローラ61は、捻りばね65の付勢力によって、駆動ローラ76に押し付けられた状態となる。
前述のように、キャリヤテープ18から剥離されてスリット33Sから後上方に引き出されたカバーテープ22は、ピンチローラ52によって引っ張られて収容空間37内に収容されるが、本実施の形態におけるテープフィーダ16では、カバーテープ22を回収するルートとして、以下の2つの回収ルートを備えている。すなわち、カバーテープ引込機構34によって収容空間37内に引き込んだカバーテープ22をそのまま収容空間37内に収容させて回収する第1の回収ルートと、カバーテープ引込機構34によって収容空間37内に引き込んだカバーテープ22を引出開口31Kからケーシング31の上方に引き出し、この引き出したカバーテープ22をカバーテープ巻取機構35によって巻き取って回収する第2の回収ルートである。作業者OPは、カバーテープ22の回収ルートとして、これら第1の回収ルートと第2の回収ルートのうちの一方を任意に選択することができる。
第1の回収ルートでカバーテープ22を回収する場合、作業者OPは、支持アーム62を格納位置に位置させておく。この状態では、引出開口31Kは閉止蓋66によって閉止されるので(図11及び図12)、キャリヤテープ18のピッチ送りの間、収容空間37内に収容したカバーテープ22が引出開口31Kから飛び出てしまうことが防止される。このように本実施の形態において、閉止蓋66は、カバーテープ22を収容空間37に収容させて回収する場合に引出開口31Kを閉止する閉止手段となっている。
閉止手段は、上記の例では、閉止蓋66が支持アーム62の一部として構成されており、支持アーム62を格納位置に揺動させた状態で引出開口31Kを塞ぐ構成となっているが、支持アーム62を格納位置に位置させたうえで巻取ローラ61を支持アーム62から取り外し、その支持アーム62から取り外した巻取ローラ61によって引出開口31Kを塞ぐ構成であってもよい(図13)。支持アーム62の一部や巻取ローラ61ではなく、別途設けた専用の蓋部材によって引出開口31Kを塞ぐのであってもよいが、上記構成のように、支持アーム62の一部や巻取ローラ61によって引出開口31Kを塞ぐようにすれば、第1の回収ルートを選択していながら支持アーム62を張り出したままにしてしまう事態を防止できる。
一方、第2の回収ルートでカバーテープ22を回収する場合、作業者OPは、格納位置にある支持アーム62のロックを解除し、引出開口31Kからケーシング31の上方に引き出したカバーテープ22を巻取ローラ61に結合する。カバーテープ22の巻取ローラ61への結合は、例えば、図14に示すように、カバーテープ22の先端部を巻取ローラ61の外周面に粘着テープTPで貼り付けることによって行う。作業者OPは、カバーテープ22を巻取ローラ61に結合したら、捻りばね65の付勢力によって、巻取ローラ61が駆動ローラ76に当接するようにする(図7)。
上記のように、巻取ローラ61が駆動ローラ76に接触した状態から駆動モータ72を作動させて駆動ローラ76を回転させると、巻取ローラ61は駆動ローラ76とは反対の方向に回転し、カバーテープ22を巻き取っていく。巻取ローラ61によるカバーテープ22の巻取りがある程度進むと、巻取ローラ61の表面は巻取ローラ61によって巻き取られたカバーテープ22によって覆われる。このため駆動ローラ76は、巻取ローラ61により巻き取られたカバーテープ22と接触し(図15及び図16)、カバーテープ22との間の摩擦を介して巻取ローラ61を駆動するようになる。このようにして回転駆動される(すなわち、カバーテープ22のうち巻取ローラ61によって巻き取られた部分と接触する駆動ローラ76によって回転駆動される)巻取ローラ61は、引出開口31Kから引き出されたカバーテープ22を更に巻き取っていく。
このように、本実施の形態において、駆動ローラ76は、カバーテープ22のうち巻取ローラ61によって巻き取られた部分と接触し、駆動モータ72によって回転駆動され、カバーテープ22との間の摩擦力を介して巻取ローラ61を駆動するようになっている。そして、その駆動ローラ76を回転駆動するローラ駆動部としての駆動モータ72はフィーダ台車15に設けられているので、巻取ローラ61を駆動する駆動源をテープフィーダ16に設ける必要はなく、テープフィーダ16の小型軽量化を図ることができる。
巻取ローラ61が単位時間当たりにカバーテープ22を巻き取る長さは、テープフィーダ16が単位時間当たりにテープ走行路36上でキャリヤテープ18を走行させる距離と同じ程度となるように設定されている。巻取ローラ61がカバーテープ22を巻き取っていくと、巻取ローラ61の径(巻き取ったカバーテープ22を含む径)は次第に増大していくが(図15及び図16)、駆動モータ72の回転数が一定であれば、巻取ローラ61が単位時間当たりにカバーテープ22を巻き取る長さも一定に維持される。
テープフィーダ16が一本のキャリヤテープ18を送り終えた場合など、巻取ローラ61が巻き取ったカバーテープ22を廃棄する場合には、作業者OPは、先端アーム62bを基端アーム62aから取り外したうえで、巻取ローラ61を回転軸63から引き抜き、巻取ローラ61ごと廃棄する。巻取ローラ61から巻き取ったカバーテープ22を取り外して巻取ローラ61を再使用することも、勿論可能である。なお、巻取ローラ61を回転軸63から引き抜く前に、先端アーム62bを基端アーム62aから取り外すのは、巻取ローラ61を回転軸63に着脱する作業の際、腕長さ(回転軸63と軸部64との間の長さ)が大きい支持アーム62が横力によって曲げ変形しないようにするためである。
上記構成のテープフィーダ16において、キャリヤテープ18のピッチ送りが停止(中断)された場合、スリット33Sからのカバーテープ22の送り出しがない状態で駆動ローラ76が回転することになるため、カバーテープ22の張力は増大していく。カバーテープ22の張力がその限界値に達するとカバーテープ22は破断に至るところであるが、本実施の形態では、巻取ローラ61によって巻き取られたカバーテープ22に作用する張力がその限界値に達する前に、駆動ローラ76はカバーテープ22との間で滑りを生じるようになっている。
すなわち、本実施の形態では、カバーテープ22に作用する張力が一定の値に達すると、駆動ローラ76とカバーテープ22との間に滑りを生じて巻取ローラ61が駆動ローラ76に対して相対的に空転するようになっている。このため、テープフィーダ16によるキャリヤテープ18のピッチ送りを停止した場合であっても、巻取ローラ61によって巻き取られるカバーテープ22が破断してしまうおそれがない。なお、駆動ローラ76がカバーテープ22に対して滑り始めるカバーテープ22の張力の設定は、巻取ローラ61の材質を選定することによって行うことができる。
第1の回収ルートと第2の回収ルートのうちのいずれを選択するかは、作業者OPが、使用するキャリヤテープ18のカバーテープ22の粘着度を基準にして決定する。カバーテープ22を収容空間37内に収容するようにすると、カバーテープ22の廃棄作業の作業性がよいことから、作業者OPは通常、第1の回収ルートを選択する。一方、作業者OPは、カバーテープ22の粘着度が高い場合には、第2の回収ルートを選択する。これは、カバーテープ22の粘着度が高いと、カバーテープ22がケーシング31の内部壁面(収容空間37を形成する壁面)に貼り付いてしまい、収容空間37に通ずるテープ入口(ここではピンチローラ52)やテープ出口(廃棄するカバーテープの取出し口31D。図7)でカバーテープ22が詰まるテープ詰まりが生じるおそれがあるからである。
このように本実施の形態では、カバーテープ22の粘着度がさほど高くない場合には第1の回収ルートを選択し、カバーテープ22の粘着度が高い場合には第2の回収ルートを選択することによって、カバーテープ22がケーシング31の内部壁面(収容空間37を形成する壁面)に貼り付くことによるテープ詰まりを防止することができる。そして、これによりキャリヤテープ18の種類によらず、カバーテープ22の回収と廃棄をスムーズに行うことができる。
上記構成の部品実装装置1では、基板搬送部12、部品装着部13、部品供給部14が備える各テープフィーダ16の作動制御は、部品実装装置1が備える制御装置CNT(図1)が行う。制御装置CNTに制御された基板搬送部12は先ず、上流工程側から送られてきた基板2を搬入し、作業位置に位置決めする。そして、テープフィーダ16が作動してピックアップ位置16Kに部品3を供給するとともに、ヘッド移動機構13cが装着ヘッド13bをテープフィーダ16と基板2との間で往復移動させる。装着ヘッド13bはテープフィーダ16がピックアップ位置16Kに位置させる部品3を、部品供給開口33Tを通して吸着ノズル13aによりピックアップし、そのピックアップした部品3を基板2に装着する。装着ヘッド13bが基板2に装着すべき部品3を全て基板2に装着したら、基板搬送部12は基板2を下流工程側に搬出する。
以上説明したように、本実施の形態における部品供給部14(部品供給装置)では、カバーテープ22の粘着度が高い場合には巻取ローラ61によってカバーテープ22を巻き取るようになっており、カバーテープ22がケーシング31の内部壁面(収容空間37を形成する壁面)に貼り付くことによるテープ詰まりを防止できる。また、巻取ローラ61を駆動するローラ駆動手段(駆動モータ72)はフィーダ台車15に設けられているので、巻取ローラ61を駆動する駆動源をテープフィーダ16に設ける必要はなく、テープフィーダ16の小型軽量化を図ることができる。
テープフィーダの小型軽量化を図りつつ、カバーテープのテープ詰まりを防止できる部品供給装置及びフィーダ台車を提供する。
14 部品供給部(部品供給装置)
15 フィーダ台車
15a フィーダベース(フィーダ装着部)
16 テープフィーダ
18 キャリヤテープ
22 カバーテープ
31 ケーシング
37 収容空間
41 スプロケット
61 巻取ローラ
70 巻取ローラ駆動機構
72 駆動モータ(ローラ駆動部)
76 駆動ローラ

Claims (6)

  1. ケーシング内に設けられたスプロケットによりキャリヤテープをピッチ送りするとともに、前記ケーシングの上方に位置した巻取ローラにより前記キャリヤテープから剥離されたカバーテープを巻き取るテープフィーダと、
    前記テープフィーダが装着されるフィーダ装着部を備えたフィーダ台車と、
    前記フィーダ台車に設けられ、前記フィーダ装着部に装着された前記テープフィーダが備える前記巻取ローラを駆動する巻取ローラ駆動機構とを備えたことを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記巻取ローラ駆動機構は、前記カバーテープのうち前記巻取ローラによって巻き取られた部分と接触する駆動ローラと、前記駆動ローラを駆動し、前記駆動ローラと前記カバーテープとの間の摩擦力を介して前記巻取ローラを駆動するローラ駆動部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 前記巻取ローラによって巻き取られた前記カバーテープに作用する張力がその限界値に達する前に、前記駆動ローラはカバーテープとの間で滑りを生じること特徴とする請求項2に記載の部品供給装置。
  4. 前記テープフィーダは、前記ケーシング内に、前記キャリヤテープから剥離された前記カバーテープを収容する収容空間を有し、前記キャリヤテープから剥離された前記カバーテープの回収ルートとして、前記カバーテープを前記収容空間内に収容させて回収する第1の回収ルートと、前記カバーテープを前記巻取ローラによって巻き取って回収する第2の回収ルートのうちの一方を選択できることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の部品供給装置。
  5. ケーシング内に設けられたスプロケットによりキャリヤテープをピッチ送りするとともに、前記ケーシングの上方に位置した巻取ローラにより前記キャリヤテープから剥離されたカバーテープを巻き取るテープフィーダが装着されるフィーダ装着部と、
    前記フィーダ装着部に装着された前記テープフィーダが備える前記巻取ローラを駆動する巻取ローラ駆動機構とを備えたことを特徴とするフィーダ台車。
  6. 前記巻取ローラ駆動機構は、前記巻取ローラと接触する駆動ローラと、前記巻取ローラと接触した前記駆動ローラを回転させるローラ駆動部とを備えたことを特徴とする請求項5に記載のフィーダ台車。
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