JP2017152018A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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また、従来、ログイン認証等によって操作者により実行可能な処理を区別することが行われているが、上述の店舗の端末装置のように、一時期に複数の操作者が操作を行うような場合には、いちいち操作者が変わる毎に認証を行うことは煩雑である。
第1の検出方式及び第2の検出方式により表示画面上の操作を検出する検出手段と、
前記表示画面上の操作に応じて処理を実行する実行制御手段と、
を備え、
前記実行制御手段は、前記表示画面上の第1の領域に対する操作が前記第1の検出方式により検出された場合は、予め定められた特定処理を実行し、前記第1の領域に対する操作が前記第2の検出方式により検出された場合は、その操作を無効にし、前記第1の領域と異なる第2の領域に対する操作が前記第1の検出方式及び前記第2の検出方式の何れかの方式により検出された場合は、検出方式にかかわらず同じ処理を実行する。
まず、第1の実施の形態の構成について説明する。
図1は、第1の実施の形態における情報処理装置1の機能的構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、ユーザ操作に従って各種処理を実行するコンピュータ装置であり、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット、携帯電話機、スマートフォン等が適用可能である。
電磁誘導方式タッチパネル131は、電磁誘導方式により、磁界を発生する専用ペンによる表示部14の表示画面上のタッチ操作を検出し、タッチ操作された位置の位置情報をCPU11に出力する。
静電容量方式タッチパネル132は、静電容量方式により指等による表示部14の表示画面上のタッチ操作を検出し、タッチ操作された位置の位置情報をCPU11に出力する。
表示部14の表示画面上の予め定められた領域には、予め定められた特定処理を実行するための隠しコマンドが対応付けられている。この隠しコマンドが対応付けられた領域を特定領域という。特定処理は、特定の動作モード(ここでは、後述する接客モード)において、特定領域が専用ペンでタッチ操作された場合にのみ、即ち、電磁誘導方式タッチパネル131により特定領域のタッチ操作が 検出された場合にのみ、実行される。
通常モードは、表示部14の表示画面上を専用ペンでタッチ操作しても指でタッチ操作しても、その操作された位置に応じた処理(同じ処理)を実行する動作モードである。接客モードは、表示部14の表示画面上の予め定められた特定領域以外の領域については、専用ペンでタッチ操作しても指でタッチ操作してもその操作された位置に応じた処理(同じ処理)を実行するが、特定領域については、専用ペンによりタッチ操作された場合は、予め定められた特定処理を実行し、指によりタッチ操作された場合は、当該操作を無効にする動作モードである。
図2は、CPU11により実行される操作制御処理Aを示すフローチャートである。操作制御処理Aは、情報処理装置1の電源がON状態の間、CPU11とプログラム記憶部150に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
例えば、表示部14の表示画面上に表示された「次へ」ボタンに対応する位置(座標)のタップ操作が検出された場合、その画面を次ページに遷移する処理が実行される。また、例えば、表示部14の表示画面上に表示された手書き入力欄に対応する位置のスライド操作が検出された場合、検出された位置に線の描画が行われる。
情報処理装置1の電源がOFFされるまで、上記操作制御処理Aは実行され、電源がOFFされると、操作制御処理Aは終了する。
特定処理は、特に限定されないが、例えば、図3(b)に示すような設定メニューの起動や、在庫表示処理等が挙げられる。
そこで、本実施の形態における情報処理装置1を上記接客用の端末装置に適用すれば、専用のペンで特定領域をタッチ操作したときにのみ、特定処理、例えば、設定メニューの起動や在庫表示処理を実行することができるので、従業員が専用のペンで操作を行うようにすれば、ログイン認証等の煩雑な手続きを経ることなく、従業員のみが特定処理を実行することが可能となる。お客様は、専用のペンを有しておらず、指でタッチ操作を行うことになるため、特定処理を実行させることはできない。 このように、情報処理装置1の接客モードにおいては、特定の種類の操作者が専用ペンで操作を行うようにすることで、ログイン認証等の煩雑な手続きを経ることなく、特定の種類の操作者のみが特定処理を実行することが可能となる。また、タッチ操作の手段によって操作者を区別して、操作者に応じた処理のみを実行させることが可能となる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態において、情報処理装置1は、タッチパネル13の所定の操作により、動作モードとしてドキュメントモード又は接客モードの何れかが設定可能である。設定された動作モードの設定情報は、記憶部15に記憶されている。また、記憶部15のプログラム記憶部150には、後述する操作制御処理Bを実行するためのプログラムが記憶されている。CPU11は、後述する操作制御処理Bを実行することで、領域判断手段、実行手段、モード判断手段として機能する。
接客モードは、第1の実施の形態で説明したものと同様であり、表示部14の表示画面上の予め定められた特定領域以外の領域については、専用ペンでタッチ操作しても指でタッチ操作してもその操作された位置に応じた処理(同じ処理)を実行するが、特定領域については、専用ペンによりタッチ操作された場合は、特定処理を実行し、指によりタッチ操作された場合は、当該操作を無効にする動作モードである。
一方、専用ペンではなく、指によりタッチ操作が行われたと判断された場合(ステップS13;NO)、表示画面操作処理が実行され(ステップS15)、処理はステップS11に戻る。表示画面操作処理では、静電容量方式タッチパネル132により検出された位置情報に基づいてタッチ操作の種類が判定され、図5(b)に示すように、タッチ操作の種類に応じた表示画面操作が行われる。例えば、判定されたタッチ操作の種類がスライドである場合は表示画面のスクロール、フリックである場合は表示画面上のページ捲り、ピンチアウトの場合は表示画面上の表示内容の拡大、ピンチインの場合は表示画面上の表示内容の縮小が行われる。
情報処理装置1の電源がOFFされるまで、上記操作制御処理Bは実行され、電源がOFFされると、操作制御処理Bは終了する。
従って、第1の実施の形態と同様に、特定の種類の操作者が専用ペンで操作を行うようにすることで、ログイン認証等の煩雑な手続きを経ることなく、特定の種類の操作者のみが特定処理を実行することが可能となる。また、タッチ操作の手段によって操作者を区別して、操作者に応じた処理のみを実行させることが可能となる。
従って、タッチ操作を行った手段(専用ペン又は指)の本来の用途に応じて自動的に手書き入力又は表示画面操作が切り替えられるので、利便性が向上する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
第1の検出方式により表示画面上の操作を検出する第1の操作検出手段と、
第2の検出方式により前記表示画面上の操作を検出する第2の操作検出手段と、
前記表示画面上の予め定められた特定領域が操作されたか否かを判断する領域判断手段と、
前記表示画面上の操作に応じて処理を実行する実行手段と、
を備え、
前記実行手段は、前記領域判断手段により前記特定領域が操作されたと判断され、かつ、前記特定領域の操作が前記第1の操作検出手段により検出された場合は、予め定められた特定処理を実行し、前記領域判断手段により前記特定領域が操作されたと判断され、かつ、前記特定領域の操作が前記第2の操作検出手段により検出された場合は、その操作を無効にする情報処理装置。
<請求項2>
特定の動作モードが設定されているかを判断するモード判断手段と、を備え、
前記実行手段は、
前記モード判断手段により前記特定の動作モードが設定されていると判断された場合は、前記領域判断手段により前記特定領域が操作されたと判断され、かつ、当該操作が前記第1の操作検出手段により検出された場合は、前記予め定められた特定処理を実行し、前記領域判断手段により前記特定領域が操作されたと判断され、かつ、前記特定領域の操作が前記第2の操作検出手段により検出された場合は、その操作を無効にする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
特定の動作モードが設定されているかを判断するモード判断手段と、を備え、
前記実行手段は、
前記モード判断手段により前記特定の動作モード以外の動作モードが設定されていると判断された場合、前記表示画面上が操作され、当該操作が前記第1の操作検出手段により検出された場合に手書き入力処理を実行し、当該操作が前記第2の操作検出手段により検出された場合に表示画面操作処理を実行し、
前記モード判断手段により前記特定の動作モードが設定されていると判断された場合、前記領域判断手段により前記表示画面上の前記特定領域以外の領域が操作されたと判断された場合には、前記第1の操作検出手段又は前記第2の操作検出手段の何れにより当該操作が検出されても同じ処理を実行し、前記領域判断手段により前記表示画面上の前記特定領域が操作されたと判断された場合には、当該操作が前記第1の操作検出手段により検出された場合は、前記予め定められた特定処理を実行し、前記領域判断手段により前記特定領域が操作されたと判断され、かつ、前記特定領域の操作が前記第2の操作検出手段により検出された場合は、その操作を無効にする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記第1の操作検出手段は、専用ペンでの操作を検出し、
前記第2の操作検出手段は、指での操作を検出する請求項1〜3の何れか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5> 前記第1の操作検出手段は、電磁誘導方式により、磁界を発生する専用ペンでの操作を検出し、
前記第2の操作検出手段は、静電容量方式により、指での操作を検出する請求項4に記載の情報処理装置。
<請求項6>
第1の検出方式により表示画面上の操作を検出する第1の操作検出手段と、第2の検出方式により前記表示画面上の操作を検出する第2の操作検出手段と、を備える情報処理装置に用いられるコンピュータを、
前記表示画面上の予め定められた特定領域が操作されたか否かを判断する領域判断手段、
前記領域判断手段により前記特定領域が操作されたと判断され、かつ、前記特定領域の操作が前記第1の操作検出手段により検出された場合は、予め定められた特定処理を実行し、前記領域判断手段により前記特定領域が操作されたと判断され、かつ、前記特定領域の操作が前記第2の操作検出手段により検出された場合は、その操作を無効にする実行手段、
として機能させるためのプログラム。
11 CPU
12 RAM
13 タッチパネル
131 電磁誘導方式タッチパネル
132 静電容量方式タッチパネル
14 表示部
15 記憶部
150 プログラム記憶部
16 通信制御部
17 バス
所定の表示領域に対する指示操作に応じた処理を実行する実行制御手段と、
前記表示領域に対する指示操作が第1の操作体による指示操作か前記第1の操作体とは異なる種類の第2の操作体による指示操作かを検出する検出手段と、
を備え、
前記実行制御手段は、
前記所定の表示領域のうち第1の表示領域に対する指示操作においては、当該指示操作が前記検出手段により前記第1の操作体による指示操作として検出されたときには第1の処理を実行する一方で前記第2の操作体による指示操作として検出されたときには前記第1処理の実行を留保し、
前記所定の表示領域のうちの前記第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に対する指示操作においては、当該指示操作が前記検出手段により前記第1の操作体による指示操作として検出されたときと前記第2の操作体による指示操作として検出されたときとで同じ第2の処理を実行する。
Claims (9)
- 第1の検出方式及び第2の検出方式により表示画面上の操作を検出する検出手段と、
前記表示画面上の操作に応じて処理を実行する実行制御手段と、
を備え、
前記実行制御手段は、前記表示画面上の第1の領域に対する操作が前記第1の検出方式により検出された場合は、予め定められた特定処理を実行し、前記第1の領域に対する操作が前記第2の検出方式により検出された場合は、その操作を無効にし、前記第1の領域と異なる第2の領域に対する操作が前記第1の検出方式及び前記第2の検出方式の何れかの検出方式により検出された場合は、検出方式にかかわらず同じ処理を実行する情報処理装置。 - 特定の動作モードが設定されているか否かを判断するモード判断手段と、を備え、
前記実行制御手段は、
前記モード判断手段により前記特定の動作モードが設定されていると判断された場合は、前記第1の領域に対する当該操作が前記第1の検出方式により検出された場合は、前記予め定められた特定処理を実行し、前記第1の領域に対する操作が前記第2の検出方式により検出された場合は、その操作を無効にする請求項1に記載の情報処理装置。 - 特定の動作モードが設定されているか否かを判断するモード判断手段と、を備え、
前記実行制御手段は、
前記モード判断手段により前記特定の動作モード以外の動作モードが設定されていると判断された場合、前記表示画面上が操作され、当該操作が前記第1の検出方式により検出された場合に手書き入力処理を実行し、当該操作が前記第2の検出方式により検出された場合に表示画面操作処理を実行し、
前記モード判断手段により前記特定の動作モードが設定されていると判断された場合であって、かつ、前記第2の領域が操作された場合には、前記第1の検出方式又は前記第2の検出方式の何れにより当該操作が検出されても同じ処理を実行し、前記モード判断手段により前記特定の動作モードが設定されていると判断された場合であって、かつ、前記第1の領域に対する操作が前記第1の検出方式により検出された場合は、前記予め定められた特定処理を実行し、前記モード判断手段により前記特定の動作モードが設定されていると判断された場合であって、かつ、前記第1の領域に対する操作が前記第2の検出方式により検出された場合は、その操作を無効にする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記検出手段は、前記第1の検出方式によって、専用ペンでの操作を検出し、
前記第2の検出方式によって、指での操作を検出する請求項1〜3の何れか一項に記載の情報処理装置。 - 前記第1の検出方式は、電磁誘導方式により、磁界を発生する専用ペンでの操作を検出し、
前記第2の検出方式は、静電容量方式により、指での操作を検出する請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記第1の領域は、前記表示画面の端部に位置する請求項1〜5の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記第1の領域は、前記第2の領域より小さい領域である請求項1〜6の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 第1の検出方式及び第2の検出方式により表示画面上の操作を検出する検出手段と、を備える情報処理装置に用いられるコンピュータを、
前記表示画面上の第1の領域に対する操作が前記第1の検出方式により検出された場合は、予め定められた特定処理を実行し、前記第1の領域に対する操作が前記第2の検出方式により検出された場合は、その操作を無効にし、前記第1の領域と異なる第2の領域に対する操作が前記第1の検出方式及び前記第2の検出方式の何れかの検出方式により検出された場合は、検出方式にかかわらず同じ処理を実行する実行制御手段、
として機能させるためのプログラム。 - 第1の検出方式及び第2の検出方式で表示画面上の操作を検出する検出手段を備える情報処理装置に用いられる情報処理方法であって、
前記検出手段により検出された前記表示画面上の操作に応じて所定の処理を実行するステップと、
前記表示画面上の第1の領域に対する操作が前記第1の検出方式で検出された場合は第1の処理を実行する一方で前記第2の検出方式で検出された場合は該検出された操作を無効とし、前記第1の領域と異なる第2の領域に対する操作が前記第1の検出方式で検出された場合には前記第2の領域に対する操作が前記第2の検出方式で検出された場合と同じ第2の処理を実行するステップと、
を含む情報処理方法。
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