JP2017151727A - カルテ表示プログラム、カルテ表示装置、およびカルテ表示方法 - Google Patents

カルテ表示プログラム、カルテ表示装置、およびカルテ表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ある日時におけるカルテの情報を把握しやすくすること。【解決手段】カルテ表示装置100は、カルテの情報を更新登録可能な入力画面w1に対して情報が更新登録される度に、更新登録された情報および当該情報が更新登録された日時を対応付けて記憶部101に記憶しておく。カルテ表示装置100は、カルテの情報を再現表示する際に、再現画面w2において、更新登録された日時を識別可能なマークMを表示する制御を行う。カルテ表示装置100は、医療従事者によって表示されたマークMの何れかが選択されたことを検出すると、記憶部101を参照して、選択されたマークMに対応する日時におけるカルテの情報を、再現画面w2に表示する制御を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、カルテ表示プログラム、カルテ表示装置、およびカルテ表示方法に関する。
従来、病院や診療所などの医療施設において、患者の傷病名、診察内容、処置処方、検査履歴、症状経過、体型や体質、家族の病歴などのそれぞれの項目の情報を記録するカルテを、コンピュータを用いて電子的に記憶する電子カルテシステムがある。
先行技術としては、例えば、キーワードを提示した電子カルテの閲覧要求を受け付け、受け付けたキーワードに合致する電子カルテ統合情報に含まれる電子カルテ情報を所定のカテゴリ別に振り分け、閲覧要求元の端末装置に送信するものがある。また、例えば、選択された患者に関する診察記録データのうちの複数の診察記録データを取り込んで、その複数の診察記録データを、その複数の診察記録データが順に並んだ状態で結合してカルテデータを生成し、カルテデータを表示する技術がある。
特開2009−266077号公報 特開平11−316787号公報
しかしながら、上述した従来技術では、医療従事者は、過去のある日時におけるカルテの情報を把握することが難しい。例えば、過去のカルテのそれぞれの項目の情報は項目ごとに管理されており、医療従事者は過去のある日時におけるカルテのそれぞれの項目の情報を一括して把握することが難しい。
1つの側面では、本発明は、ある日時におけるカルテの情報を把握しやすくすることができるカルテ表示プログラム、カルテ表示装置、およびカルテ表示方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、複数の項目を含むカルテの内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録されると、更新登録された情報と当該情報が更新登録された日時と当該情報が更新された項目とを対応付けて記憶部に記憶し、前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークを表示する制御を行い、前記マークの何れかが選択されたことを検出すると、前記記憶部を参照して、選択されたマークに対応する日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行うカルテ表示プログラム、カルテ表示装置、およびカルテ表示方法が提案される。
本発明の一態様によれば、ある日時におけるカルテの情報を把握しやすくすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかるカルテ表示方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、医療システム200の一例を示す説明図である。 図3は、管理装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、クライアント装置202のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、ヒストリーテーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、カルテ表示装置100の機能的構成例を示すブロック図である。 図7は、カルテの情報を更新登録する一例を示す説明図(その1)である。 図8は、カルテの情報を更新登録する一例を示す説明図(その2)である。 図9は、カルテの情報を更新登録する一例を示す説明図(その3)である。 図10は、カルテの情報を更新登録する一例を示す説明図(その4)である。 図11は、カルテの情報を更新登録する一例を示す説明図(その5)である。 図12は、カルテの情報を再現表示する一例を示す説明図(その1)である。 図13は、カルテの情報を再現表示する一例を示す説明図(その2)である。 図14は、カルテの情報を再現表示する一例を示す説明図(その3)である。 図15は、カルテの情報を再現表示する一例を示す説明図(その4)である。 図16は、再現画面1300を表示する具体例を示す説明図である。 図17は、更新登録処理手順の一例を示すフローチャートである。 図18は、再現表示処理手順の一例を示すフローチャートである。 図19は、表示切替処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明にかかるカルテ表示プログラム、カルテ表示装置、およびカルテ表示方法の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態にかかるカルテ表示方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかるカルテ表示方法の一実施例を示す説明図である。図1において、カルテ表示装置100は、医療従事者によって用いられ、医療従事者の業務を支援するコンピュータである。
従来、カルテにおける患者の傷病名、診察内容、処置処方、検査履歴、症状経過、体型や体質、家族の病歴などのそれぞれの項目の情報は、項目ごとに管理される傾向がある。例えば、カルテのそれぞれの項目の情報の更新履歴が、項目ごとに異なるデータベースに登録され、管理されることが考えられる。
ここで、医療従事者が、過去のある日時におけるカルテの情報を把握しようとする場合がある。しかしながら、この場合、医療従事者は、過去のある日時におけるカルテの情報を把握することが難しい。例えば、医療従事者は、カルテのそれぞれの項目の情報の更新履歴が項目ごとに異なるデータベースに登録されているため、過去のある日時におけるカルテのそれぞれの項目の情報を一括して把握することができない。
また、医療従事者が、過去のある日時におけるカルテのそれぞれの項目の情報を特定し、特定したそれぞれの項目の情報を組み合わせて過去のある日時におけるカルテの情報を把握する場合が考えられる。しかしながら、この場合も、医療従事者は、過去のある日時におけるカルテの情報を把握することが難しい。
例えば、医療従事者は、項目ごとに異なるデータベースに登録された当該項目の情報の更新履歴を参照して過去のある日時におけるカルテのそれぞれの項目の情報を組み合わせる作業を行うことになる。このため、医療従事者が過去のある日時におけるカルテの情報を把握するまでにかかる時間の増大化を招いてしまう。また、医療従事者が過去のある日時におけるカルテの情報を正確に把握することができない可能性がある。結果として、医療従事者の業務に悪影響を与える可能性がある。
また、医療従事者が、時間経過に伴って、カルテのそれぞれの項目の情報がどのような順番で更新登録されていったかを把握しようとする場合がある。しかしながら、この場合、医療従事者は、カルテのそれぞれの項目の情報の更新履歴が項目ごとに異なるデータベースに登録されているため、カルテのそれぞれの項目の情報がどのような順番で更新登録されていったかを把握することが難しい。
例えば、医療従事者は、それぞれの項目の情報が更新登録された日時を参照して比較することにより、それぞれの項目の情報が更新登録された順番を特定することになる。このため、医療従事者がカルテのそれぞれの項目の情報がどのような順番で更新登録されていったかを把握するまでにかかる時間の増大化を招いてしまう。また、医療従事者がカルテのそれぞれの項目の情報がどのような順番で更新登録されていったかを正確に把握することができない可能性がある。
具体的には、医療従事者は、患者について、最初にどのような病気の疑いがあり、どのような検査を行い、どのような検査結果になり、どのような病気であると特定され、どのような処方がされたかといった経過を把握することが難しい。結果として、医療従事者の業務に悪影響を与える可能性がある。
このように、医療従事者が、過去のある日時におけるカルテの情報を把握したり、過去にカルテのそれぞれの項目の情報がどのように更新登録されていったかを把握したりすることは難しい。そこで、本実施の形態では、過去のある日時におけるカルテの情報を再現して表示することにより、医療従事者が過去のある日時におけるカルテの情報を把握しやすくすることができるカルテ表示方法について説明する。
図1の例では、(1−1)カルテ表示装置100は、カルテの情報を更新登録可能な入力画面w1に対して情報が更新登録される度に、更新登録された情報および当該情報が更新登録された日時を対応付けて記憶部101に記憶しておく。
更新登録される情報は、例えば、カルテの何れかの項目の情報として追加される情報である。更新登録される情報は、例えば、カルテの何れかの項目の情報に対して上書きする情報であってもよい。また、更新登録される情報は、例えば、カルテの何れかの項目の情報が論理的に削除される際に、当該項目の情報に上書きされる空の情報であってもよい。
入力画面w1は、例えば、カルテ表示装置100とは異なる他のコンピュータに表示される。入力画面w1が他のコンピュータに表示される場合、カルテ表示装置100は、入力画面w1に対して更新登録された情報および当該情報が更新登録された日時を対応付けて、他のコンピュータから取得する。入力画面w1は、例えば、カルテ表示装置100に表示されてもよい。
具体的には、医療従事者は、1月5日の10:00に、入力画面w1に対して患者の傷病名の情報を更新登録する。傷病名の情報は、例えば、患者が罹っている疑いがある病気の名称や検査によって特定された患者が罹っている病気の名称、患者が負っているけがの名称などである。一方で、カルテ表示装置100は、患者の傷病名の情報が更新登録されると、更新登録された患者の傷病名の情報、および患者の傷病名の情報が更新登録された日時「1月5日の10:00」を対応付けた情報d1を、記憶部101に記憶しておく。
その後、医療従事者は、1月5日の11:00に、入力画面w1に対して患者への処置の情報を更新登録する。処置の情報は、例えば、処置の内容などである。一方で、カルテ表示装置100は、患者への処置の情報が更新登録されると、更新登録された患者への処置の情報、および患者への処置の情報が更新登録された日時「1月5日の11:00」を対応付けた情報d2を、記憶部101に記憶しておく。
その後、医療従事者は、1月5日の11:30に、入力画面w1に対して患者への処方の情報を更新登録する。処方の情報は、例えば、処方薬の名称および数量などである。一方で、カルテ表示装置100は、患者への処方の情報が更新登録されると、更新登録された患者への処方の情報、および患者への処方の情報が更新登録された日時「1月5日の11:30」を対応付けた情報d3を、記憶部101に記憶しておく。
(1−2)カルテ表示装置100は、更新登録された日時を識別可能なマークMを表示する制御を行う。具体的には、カルテ表示装置100は、再現画面w2において、入力画面w1に対して情報が更新登録された日時「1月5日の10:00」や「1月5日の11:00」や「1月5日の11:30」などを識別可能なマークMを表示する制御を行う。
再現画面w2は、例えば、カルテ表示装置100とは異なる他のコンピュータに表示される。再現画面w2が他のコンピュータに表示される場合、カルテ表示装置100は、再現画面w2において何れかのマークMが選択された場合、選択された何れかのマークMを示す情報を他のコンピュータから取得する。再現画面w2は、例えば、カルテ表示装置100に表示されてもよい。
医療従事者は、表示されたマークMの何れかを選択する。カルテ表示装置100は、表示されたマークMの何れかが選択されたことを検出すると、記憶部101を参照して、選択されたマークMに対応する日時におけるカルテの情報を表示する制御を行う。
具体的には、医療従事者は、日時「1月5日の11:00」のマークMを選択する。一方で、カルテ表示装置100は、日時「1月5日の11:00」のマークMが選択されたことを検出すると、記憶部101のうち当該日時「1月5日の11:00」以前の日時を含む情報d1や情報d2を取得する。
次に、カルテ表示装置100は、取得した情報d1や情報d2に含まれる過去に更新登録された患者の傷病名の情報や患者への処置の情報を組み合わせて、日時「1月5日の11:00」におけるカルテの情報を再現する。ある日時におけるカルテの情報を再現することは、例えば、当該日時におけるカルテの情報のうち、少なくとも当該日時におけるカルテの情報を再現表示する際に用いる情報を生成することである。
ある日時におけるカルテの情報を再現表示することは、例えば、当該日時におけるカルテの情報を表示した場合の表示内容と同じ表示内容、または、当該日時におけるカルテの情報を表示した場合の表示内容と対応する表示内容を表示することである。そして、カルテ表示装置100は、再現した日時「1月5日の11:00」におけるカルテの情報を、再現画面w2において再現表示する制御を行う。
これによれば、カルテ表示装置100は、過去のある日時におけるカルテの情報を再現することができ、過去のある日時におけるカルテの情報を再現表示する制御を行うことができる。これにより、医療従事者は、見た目上、過去のある日時におけるカルテの情報を表示した場合の表示内容と同じ表示内容を参照することができ、過去のあるにおけるカルテの情報を表示した場合の表示内容を、再現された表示内容として把握することができる。結果として、医療従事者は、過去のある日時におけるカルテの情報を把握しやすくなり、把握した過去のある日時におけるカルテの情報を医療従事者の業務に用いることができる。
このとき、医療従事者は、過去のある日時におけるカルテの情報を再現する作業を行わなくてもよく、過去のある日時におけるカルテの情報を把握するまでにかかる時間の低減化を図ることができる。また、医療従事者は、過去のある日時におけるカルテの情報を正確に把握しやすくなる。
また、医療従事者は、それぞれの日時を順に選択すれば、それぞれの日時におけるカルテの情報を把握することができるため、カルテのそれぞれの項目の情報がどのような順番で更新登録されていったかを正確に把握しやすくなる。結果として、医療従事者は、医療従事者の業務の効率化を図ることができる。
(医療システム200の一例)
次に、図2を用いて、図1に示したカルテ表示装置100を適用した、医療システム200の一例について説明する。
図2は、医療システム200の一例を示す説明図である。図2において、医療システム200は、管理装置201と、複数のクライアント装置202とを含む。医療システム200において、管理装置201とクライアント装置202は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
〈医療システム200の具体例(その1)〉
医療システム200の具体例(その1)では、管理装置201は、図1に示したカルテ表示装置100として動作するコンピュータである。管理装置201は、例えば、図5に後述するヒストリーテーブル500を有し、ヒストリーテーブル500の情報に基づいてクライアント装置202の表示制御を行う。
管理装置201は、クライアント装置202が表示する画面に含むべき情報を送信することにより、クライアント装置202の表示制御を行う。また、管理装置201は、クライアント装置202が表示する画面を示す情報を送信することにより、クライアント装置202の表示制御を行ってもよい。管理装置201は、例えば、医療施設に設けられたサーバ、PC(Personal Computer)、ノートPCなどである。
一方で、クライアント装置202は、例えば、ディスプレイ(例えば、後述する図4に示すディスプレイ406)を有し、管理装置201の表示制御に従って、カルテの情報などを表示可能なコンピュータである。クライアント装置202は、例えば、医療従事者が使用するPC、ノートPC、タブレット端末、スマートフォンなどである。
〈医療システム200の具体例(その2)〉
医療システム200の具体例(その1)では、管理装置201が図1に示したカルテ表示装置100として動作する場合について説明したが、これに限らない。例えば、クライアント装置202が、図1に示したカルテ表示装置100として動作してもよい。
医療システム200の具体例(その2)では、管理装置201は、例えば、図5に後述するヒストリーテーブル500を有し、ヒストリーテーブル500の情報をクライアント装置202に提供するコンピュータである。管理装置201は、例えば、医療施設に設けられたサーバ、PC、ノートPCなどである。
一方で、クライアント装置202は、図1に示したカルテ表示装置100として動作するコンピュータである。クライアント装置202は、例えば、ディスプレイ(例えば、後述する図4に示すディスプレイ406)を有し、管理装置201から受信するヒストリーテーブル500の情報に基づいて、カルテの情報などを表示する。クライアント装置202は、例えば、医療従事者が使用するPC、ノートPC、タブレット端末、スマートフォンなどである。
また、ここでは、クライアント装置202が、管理装置201からヒストリーテーブル500の情報を受信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、医療システム200に管理装置201が含まれず、クライアント装置202がヒストリーテーブル500を有してもよい。
以下の説明では、上述した医療システム200の具体例(その1)のように、管理装置201が図1に示したカルテ表示装置100として動作する場合を例に挙げて、医療システム200における管理装置201とクライアント装置202の動作について説明する。
(管理装置201のハードウェア構成例)
次に、図3を用いて、管理装置201のハードウェア構成例について説明する。
図3は、管理装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、管理装置201は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305とを有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、管理装置201の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。メモリ302は、図5に後述するヒストリーテーブル500を記憶する。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示したクライアント装置202)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスクドライブ304は、例えば、磁気ディスクドライブである。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。ディスク305は、メモリ302の代わりに、図5に後述するヒストリーテーブル500を記憶してもよい。ディスク305は、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどである。
管理装置201は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、半導体メモリ、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有することにしてもよい。また、管理装置201は、ディスクドライブ304およびディスク305の代わりに、SSDおよび半導体メモリなどを有していてもよい。
(クライアント装置202のハードウェア構成例)
次に、図4を用いて、クライアント装置202のハードウェア構成例について説明する。
図4は、クライアント装置202のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、クライアント装置202は、CPU401と、メモリ402と、I/F403と、ディスクドライブ404と、ディスク405と、ディスプレイ406と、入力装置407と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、クライアント装置202の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
I/F403は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した管理装置201)に接続される。そして、I/F403は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
ディスクドライブ404は、CPU401の制御に従ってディスク405に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク405は、ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク405は、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどである。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどである。
入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよい。また、入力装置407は、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
クライアント装置202は、上述した構成部のうち、例えば、ディスクドライブ404、ディスク405などを有さないことにしてもよい。また、クライアント装置202は、上述した構成部のほか、例えば、SSD、半導体メモリ、スキャナ、プリンタなどを有することにしてもよい。
(ヒストリーテーブル500の記憶内容)
次に、図5を用いて、ヒストリーテーブル500の記憶内容の一例について説明する。ヒストリーテーブル500は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶領域によって実現される。
図5は、ヒストリーテーブル500の記憶内容の一例を示す説明図である。図5に示すように、ヒストリーテーブル500は、idのフィールドに対応付けて、created_byと、created_atと、updated_byと、updated_atと、sectionと、table_nameと、sedaiと、store_idと、kanja_noと、valueとのフィールドを有する。
ヒストリーテーブル500は、カルテの情報が更新登録されるごとに各フィールドに情報が設定されることにより、カルテの情報についての更新登録情報をレコードとして記憶する。
idとは、レコードを識別する情報であり、主キーである。created_byとは、カルテの情報を更新登録することによりレコードを作成した作成者を識別する情報である。created_atとは、カルテの情報を作成した作成日時である。created_atは、先頭から順に、作成日時を示す年(YYYY)、月(MM)、日(DD)、時(HH)、分(MM)、秒(SS)を並べた情報である。
updated_byとは、カルテの情報を更新登録した更新者を識別する情報である。created_byと、updated_byとは、同じ情報であってもよい。updated_atとは、カルテの情報を更新登録した更新日時である。updated_atは、先頭から順に、更新日時を示す年(YYYY)、月(MM)、日(DD)、時(HH)、分(MM)、秒(SS)を並べた情報である。
sectionとは、更新登録された情報の種類を示す情報である。sectionは、例えば、更新登録された情報が、カルテの何れかの項目の情報となる新たな情報であれば、insertになる。また、sectionは、例えば、更新登録された情報が、カルテの何れかの項目の情報として上書きされる情報であれば、updateになる。また、sectionは、例えば、更新登録された情報が、カルテの何れかの項目の情報を削除したことを示す空の情報であれば、deleteになる。
table_nameとは、再現画面においてカルテの情報を再現する際に、レコードの更新登録された情報を反映させる対象となる再現画面上の領域を特定する情報となるテーブル名である。また、table_nameは、更新登録された情報を、どのような表示形態で再現画面上に表示するかを特定する情報でもある。sedaiとは、テーブル名の世代であり、年月である。
store_idとは、カルテの情報がいつのものであるかを識別する情報となるエンティティidである。store_idは、例えば、患者を識別する情報と、カルテの情報を識別する番号と、プログレスナンバーとを含む。kanja_noとは、患者を識別する情報であり、患者番号である。valueとは、更新登録された情報の内容となるエンティティである。
(カルテ表示装置100の機能的構成例)
次に、図6を用いて、カルテ表示装置100の機能的構成例について説明する。
図6は、カルテ表示装置100の機能的構成例を示すブロック図である。カルテ表示装置100は、記憶部601と、表示制御部602と、格納部603とを含む。ここでは、カルテ表示装置100は、例えば、管理装置201によって実現される。
記憶部601は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶領域によって実現される。表示制御部602〜格納部603は、制御部となる機能であり、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶領域に記憶される。
記憶部601は、カルテの情報を更新登録可能な入力画面に対して更新登録された情報、および、当該情報が更新登録された日時を対応付けて記憶する。更新登録された情報とは、カルテの何れかの項目の情報である。更新登録された情報は、例えば、患者の傷病名、患者の診察内容、患者への処置処方、患者の検査履歴、患者の症状経過、患者の体型や体質、患者の家族の病歴などの何れかの項目の情報である。入力画面は、例えば、図7に後述する画面である。記憶部601は、例えば、複数の項目を含むカルテの内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録されると、更新登録された情報と当該情報が更新登録された日時と当該情報が更新された項目とを対応付けて記憶する。
また、記憶部601は、入力画面に対して更新登録された情報、当該情報が更新登録された日時に、さらに当該情報を更新登録した登録者を対応付けて記憶してもよい。記憶部601は、例えば、カルテ内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録される度に、更新登録された情報、当該情報が更新登録された日時、および当該情報を更新登録した登録者を対応付けて記憶する。記憶部601は、具体的には、更新登録された情報がvalueに設定され、更新登録された日時がupdated_atに設定され、更新登録した登録者がupdated_byに設定された、図5に示したヒストリーテーブル500を記憶する。これにより、記憶部601は、いつ、どのような情報が更新登録されたかを特定可能にすることができる。
表示制御部602は、入力画面を表示する制御を行う。表示制御部602は、例えば、クライアント装置202から入力画面の呼出要求を受け付けると、入力画面の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、入力画面をクライアント装置202に表示させる。これにより、表示制御部602は、クライアント装置202を利用する医療従事者に、入力画面に対して情報を更新登録させることができる。
格納部603は、入力画面に対して情報が更新登録される度に、更新登録された情報および当該情報が更新登録された日時を対応付けて記憶部601に記憶しておく。格納部603は、例えば、入力画面に対して情報が更新登録される度に、クライアント装置202から更新登録された情報、および、当該情報が更新登録された日時を受信する。そして、格納部603は、受信した情報がvalueに設定され、更新登録された日時がupdated_atに設定されたレコードを生成して、ヒストリーテーブル500に格納する。
また、格納部603は、例えば、入力画面に対して情報が更新登録される度に、クライアント装置202から更新登録された情報、当該情報が更新登録された日時、および、当該情報を更新登録した登録者を受信する。そして、格納部603は、受信した情報がvalueに設定され、更新登録された日時がupdated_atに設定され、更新登録した登録者がupdated_byに設定されたレコードを生成して、ヒストリーテーブル500に格納する。これにより、格納部603は、いつ、どのような情報が更新登録されたかを特定可能にする情報を、記憶部601に蓄積していくことができる。
表示制御部602は、カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークを表示する制御を行う。マークは、例えば、時間軸を示すバーのうち更新登録された日時に応じた位置に表示されたラインである。マークは、例えば、更新登録された日時のうち日ごとに何れか一つの日時を代表として、代表となる日時に応じた位置に表示されたラインであってもよい。
表示制御部602は、例えば、クライアント装置202から履歴画面の呼出要求を受け付けると、履歴画面の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、履歴画面をクライアント装置202に表示させる。履歴画面とは、少なくとも更新登録された日時を識別可能なマークを含む画面である。履歴画面は、例えば、図12に後述する画面である。履歴画面の表示用の情報とは、例えば、少なくとも更新登録された日時を識別可能な情報を含む。
また、表示制御部602は、カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時および更新登録した登録者を識別可能なマークを表示する制御を行ってもよい。マークは、例えば、時間軸を示すバーのうち更新登録された日時に応じた位置に表示されたライン、および登録者を示す色分けされたブロックである。
表示制御部602は、例えば、クライアント装置202から履歴画面の呼出要求を受け付けると、履歴画面の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、履歴画面をクライアント装置202に表示させる。履歴画面とは、更新登録された日時、および更新登録した登録者を識別可能なマークを含む画面である。履歴画面は、例えば、図12に後述する画面である。履歴画面の表示用の情報とは、例えば、更新登録された日時および更新登録した登録者を識別可能な情報を含む。これにより、表示制御部602は、クライアント装置202を利用する医療従事者に、カルテの情報に対して情報が更新登録された日時を、履歴画面を介して通知することができる。
表示制御部602は、マークの何れかが選択されたことを検出すると、記憶部601を参照して、選択されたマークに対応する日時におけるカルテの情報を表示する制御を行う。表示制御部602は、例えば、履歴画面においてマークが選択される度に、クライアント装置202から選択されたマークを示す情報を受信する。次に、表示制御部602は、受信した情報に基づいて選択されたマークに対応する日時以前に更新登録された情報を記憶部601から抽出し、抽出した情報に基づいて選択されたマークに対応する日時におけるカルテの情報を再現する。そして、表示制御部602は、再現したカルテの情報を表示する制御を行う。
ここで、表示制御部602は、例えば、選択されたマークに対応する日時以前に更新登録された情報のうち同じ項目についての情報がある場合には、同じ項目についての情報のうち最新の情報を抽出すればよい。具体的には、傷病名についての情報として、傷病名「インフルエンザの疑い」の情報と、傷病名「インフルエンザの疑い」を傷病名「インフルエンザB型」に上書きする情報とがある場合がある。この場合、表示制御部602は、傷病名「インフルエンザの疑い」を傷病名「インフルエンザB型」に上書きする情報を抽出すればよい。
表示制御部602は、具体的には、選択されたマークに対応する日時以前に更新登録された情報を記憶部601から抽出し、抽出した情報に基づいて選択されたマークに対応する日時におけるカルテの情報を再現する。そして、表示制御部602は、再現したカルテの情報の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、再現したカルテの情報をクライアント装置202の再現画面に表示させる。これにより、表示制御部602は、クライアント装置202を利用する医療従事者に、選択した日時におけるカルテの情報を把握させることができる。
表示制御部602は、何れかの日時におけるカルテの情報を表示した後に、所定の操作入力があったことを検出すると、当該日時の直前または直後に更新登録された日時におけるカルテの情報を表示する制御を行う。表示制御部602は、例えば、何れかの日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示した後に、所定の操作入力があったことを検出すると、当該日時の直前または直後に更新登録された日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う。所定の操作入力は、例えば、クライアント装置202の入力装置407を用いた入力である。所定の操作入力は、例えば、クライアント装置202のキーボードの所定のキーを押下する操作入力である。
表示制御部602は、例えば、クライアント装置202に何れかの日時におけるカルテの情報を再現画面に表示させた後に、所定の操作入力があったことを検出する。ここで、表示制御部602は、所定の操作入力があったことを検出すると、所定の操作入力に応じて当該日時の直前に更新登録された日時以前に更新登録された情報を記憶部601から抽出する。次に、表示制御部602は、抽出した情報に基づいて直前に更新登録された日時におけるカルテの情報を再現する。そして、表示制御部602は、再現したカルテの情報の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、再現したカルテの情報をクライアント装置202の再現画面に表示させる。これにより、表示制御部602は、クライアント装置202を利用する医療従事者に、それぞれの日時におけるカルテの情報を切り替えて把握させることができる。
ここでは、カルテ表示装置100が、管理装置201によって実現される場合について説明したが、これに限らない。例えば、カルテ表示装置100は、クライアント装置202によって実現される場合があってもよい。この場合、例えば、記憶部601は管理装置201とクライアント装置202のメモリ402によって実現され、表示制御部602はクライアント装置202におけるディスプレイ406への表示を直接制御すればよいため、説明を省略する。また、医療システム200に管理装置201が含まれなければ、記憶部601はクライアント装置202のメモリ402によって実現されてもよい。
(管理装置201がカルテの情報を更新登録する一例)
次に、図7〜図11を用いて、管理装置201がカルテの情報を更新登録する一例について説明する。
図7〜図11は、カルテの情報を更新登録する一例を示す説明図である。図7において、クライアント装置202は、入力装置407(例えば、キーボードやマウスなど)を用いた医療従事者の操作入力により、カルテの情報を更新登録する対象となる患者の指定を受け付ける。クライアント装置202は、患者の指定を受け付けると、指定された患者のカルテの情報を更新登録可能な入力画面700の呼出要求を管理装置201に送信する。
管理装置201は、入力画面700の呼出要求を受信すると、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、入力画面700をクライアント装置202に表示させる。入力画面700の表示用の情報は、例えば、患者を識別する情報や、最後にカルテの情報を更新登録した登録者を識別する情報などを含む。入力画面700の表示用の情報は、例えば、患者の傷病名、患者の診察内容、患者への処置処方、患者の検査履歴、患者の症状経過、患者の体型や体質、患者の家族の病歴などの何れかの項目の情報を含んでもよい。
クライアント装置202は、管理装置201から受信した入力画面700の表示用の情報に基づいて、指定された患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700を表示する。入力画面700は、患者を識別する情報を表示する第1表示欄701と、患者の傷病名を表示する第2表示欄702と、患者の処置や処方を表示する第3表示欄703とを含む画面である。また、入力画面700は、カルテの情報を更新登録する医療従事者を識別する情報を表示する第4表示欄704を含む。入力画面700は、さらに、入力装置407を用いた医療従事者の操作入力に応じて小窓として表示される、検査履歴を表示する第5表示欄(不図示)などを含んでもよい。
また、入力画面700は、症状や経過を入力する第1ボックス705と、処置や処方を入力する第2ボックス706とを含む。入力画面700は、さらに、入力装置407を用いた医療従事者の操作入力に応じて小窓として表示される、患者の傷病名を入力する第3ボックス(不図示)や検査履歴を入力する第4ボックス(不図示)などを含んでもよい。また、入力画面700は、保存ボタンと、取消ボタンとを含む。
クライアント装置202は、入力装置407を用いた医療従事者の操作入力により、第1ボックス705や第2ボックス706や第3ボックス(不図示)や第4ボックス(不図示)などに対する入力を受け付ける。第1ボックス705には、例えば、患者を診療した診療日時、医師名や診療科、主訴、SOAPなどが入力される。主訴とは、患者の自覚症状、診療の理由などである。
SOAPとは、Subject、Object、Assessment、Planである。Subjectとは、主観的な情報である。Subjectは、例えば、患者から聞き取った話や病歴などである。Objectとは、客観的な情報である。Objectは、例えば、医師が、患者の診察や検査を行って得られた情報である。Assessmentとは、SubjectとObjectとの評価情報である。Planとは、治療方針である。
第2ボックス706には、例えば、処置処方の情報として、処置の内容、処方薬の薬剤名、処方薬の用量などが入力される。第3ボックス(不図示)には、例えば、患者の傷病名や症状が出始めた日時などが入力される。第4ボックス(不図示)には、例えば、検査履歴などが入力される。
図7の例では、医療従事者は、1月10日の10:00に、第3ボックス(不図示)に対して傷病名「インフルエンザの疑い」を入力し、保存ボタンをクリックする。クライアント装置202は、保存ボタンがクリックされると、入力された傷病名「インフルエンザの疑い」と傷病名を入力した日時「1月10日の10:00」と傷病名を入力した「○○医師」を識別する情報などを対応付けて、管理装置201に送信する。
管理装置201は、受信した情報に基づいて、入力された傷病名「インフルエンザの疑い」を更新登録された情報として含み、更新登録された日時や更新登録した医療従事者を識別する情報を含むレコードを生成する。そして、管理装置201は、生成したレコードをヒストリーテーブル500に格納する。
これにより、医療従事者は、患者のカルテの情報を入力画面700に入力し、カルテの情報を更新登録することができる。そして、クライアント装置202は、医療従事者が入力したカルテの情報を、更新登録されるカルテの情報として、管理装置201に送信することができる。また、管理装置201は、更新登録されるカルテの情報を、更新登録された日時や更新登録した医療従事者に対応付けて記憶しておくことができる。ここで、図8の説明に移行する。
図8において、クライアント装置202は、入力画面700の表示内容を最新の状態に更新するために、再び入力画面700の呼出要求を管理装置201に送信する。管理装置201は、入力画面700の呼出要求を受信すると、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、入力画面700の表示内容をクライアント装置202に更新させる。
クライアント装置202は、管理装置201から受信した入力画面700の表示用の情報に基づいて、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700を表示し直す。例えば、図8では、さらに、図7において更新登録された傷病名「インフルエンザの疑い」が第2表示欄702に表示されている。ここで、クライアント装置202は、管理装置201に呼出要求を送信せず、医療従事者が入力画面700に入力し、更新登録した情報に基づいて、入力画面700を表示し直してもよい。
図8の例では、医療従事者は、1月10日の10:15に、第2ボックス706に対して処置「インフルエンザ検査」を入力し、保存ボタンをクリックする。クライアント装置202は、保存ボタンがクリックされると、入力された処置「インフルエンザ検査」と処置を入力した日時「1月10日の10:15」と処置を入力した「○○医師」を識別する情報などを対応付けて、管理装置201に送信する。
管理装置201は、受信した情報に基づいて、入力された処置「インフルエンザ検査」を更新登録された情報として含み、更新登録された日時や更新登録した医療従事者を識別する情報を含むレコードを生成する。そして、管理装置201は、生成したレコードを、ヒストリーテーブル500に格納する。ここで、図9の説明に移行する。
図9において、クライアント装置202は、入力画面700の表示内容を最新の状態に更新するために、再び入力画面700の呼出要求を管理装置201に送信する。管理装置201は、入力画面700の呼出要求を受信すると、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、入力画面700の表示内容をクライアント装置202に更新させる。
クライアント装置202は、管理装置201から受信した入力画面700の表示用の情報に基づいて、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700を表示し直す。例えば、図9では、さらに、図8において更新登録された処置「インフルエンザ検査」が第3表示欄703に表示されている。ここで、クライアント装置202は、管理装置201に呼出要求を送信せず、医療従事者が入力画面700に入力し、更新登録した情報に基づいて、入力画面700を表示し直してもよい。
図9の例では、医療従事者は、1月10日の10:22に、第4ボックス(不図示)に対してインフルエンザ検査の検査結果を入力し、保存ボタンをクリックする。クライアント装置202は、保存ボタンがクリックされると、入力されたインフルエンザ検査の検査結果と検査結果を入力した日時「1月10日の10:22」と検査結果を入力した「○○医師」を識別する情報などを対応付けて、管理装置201に送信する。
管理装置201は、受信した情報に基づいて、入力されたインフルエンザ検査の検査結果を更新登録された情報として含み、更新登録された日時や更新登録した医療従事者を識別する情報を含むレコードを生成する。そして、管理装置201は、生成したレコードを、ヒストリーテーブル500に格納する。ここで、図10の説明に移行する。
図10において、クライアント装置202は、入力画面700の表示内容を最新の状態に更新するために、再び入力画面700の呼出要求を管理装置201に送信する。管理装置201は、入力画面700の呼出要求を受信すると、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、入力画面700の表示内容をクライアント装置202に更新させる。
クライアント装置202は、管理装置201から受信した入力画面700の表示用の情報に基づいて、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700を表示し直す。例えば、図10では、さらに、図9において更新登録されたインフルエンザ検査の検査結果が第5表示欄(不図示)に表示されている。ここで、クライアント装置202は、管理装置201に呼出要求を送信せず、医療従事者が入力画面700に入力し、更新登録した情報に基づいて、入力画面700を表示し直してもよい。
図10の例では、医療従事者は、1月10日の10:25に、第3ボックス(不図示)において傷病名「インフルエンザの疑い」を傷病名「インフルエンザB型」で上書きし、保存ボタンをクリックする。クライアント装置202は、保存ボタンがクリックされると、上書きされた傷病名「インフルエンザB型」と、傷病名を上書きした日時「1月10日の10:25」と傷病名を上書きした「○○医師」を識別する情報などを対応付けて、管理装置201に送信する。
管理装置201は、受信した情報に基づいて、傷病名「インフルエンザの疑い」を傷病名「インフルエンザB型」で上書きした情報を更新登録された情報として含み、更新登録された日時や更新登録した医療従事者を識別する情報を含むレコードを生成する。そして、管理装置201は、生成したレコードを、ヒストリーテーブル500に格納する。ここで、図11の説明に移行する。
図11において、クライアント装置202は、入力画面700の表示内容を最新の状態に更新するために、再び入力画面700の呼出要求を管理装置201に送信する。管理装置201は、入力画面700の呼出要求を受信すると、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、入力画面700の表示内容をクライアント装置202に更新させる。
クライアント装置202は、管理装置201から受信した入力画面700の表示用の情報に基づいて、当該患者の最新のカルテの情報を含む入力画面700を表示し直す。例えば、図11では、さらに、図10において上書きされた傷病名「インフルエンザB型」が第2表示欄702に表示されている。ここで、クライアント装置202は、管理装置201に呼出要求を送信せず、医療従事者が入力画面700に入力し、更新登録した情報に基づいて、入力画面700を表示し直してもよい。
図11の例では、医療従事者は、1月10日の10:30に、第2ボックス706に対して処方「タミフルカプセル75」を入力し、保存ボタンをクリックする。クライアント装置202は、保存ボタンがクリックされると、入力された処方「タミフルカプセル75」と処方を入力した日時「1月10日の10:30」と処方を入力した「○○医師」を識別する情報などを対応付けて、管理装置201に送信する。
管理装置201は、受信した情報に基づいて、入力された処方「タミフルカプセル75」を更新登録された情報として含み、更新登録された日時や更新登録した医療従事者を識別する情報を含むレコードを生成する。そして、管理装置201は、生成したレコードを、ヒストリーテーブル500に格納する。
以上のように、管理装置201は、カルテの情報が更新登録される度に、更新登録された情報、当該情報が更新登録された日時、当該情報を更新登録した医療従事者を識別する情報を対応付けて蓄積していくことができる。
ここでは、説明の簡略化のため、図7〜図11において、同じクライアント装置202を、同じ医療従事者が利用する場合について説明したが、これに限らない。例えば、図7〜図11において、同じクライアント装置202を、異なる医療従事者が利用し、異なる医療従事者がカルテの何れかの項目の情報を更新登録してもよい。また、図7〜図11において、異なるクライアント装置202において入力画面700が表示され、異なるクライアント装置202を利用する異なる医療従事者がカルテの何れかの項目の情報を更新登録してもよい。
(カルテの情報を再現表示する一例)
次に、図12〜図15を用いて、管理装置201がカルテの情報を再現表示する一例について説明する。
図12〜図15は、カルテの情報を再現表示する一例を示す説明図である。図12において、クライアント装置202は、入力装置407(例えば、キーボードやマウスなど)を用いた医療従事者の操作入力により、過去にカルテの情報が更新登録された日時を表示する対象となる患者の指定を受け付ける。クライアント装置202は、患者の指定を受け付けると、指定された患者のカルテの情報が更新登録された日時を表示する履歴画面1200の呼出要求を管理装置201に送信する。
管理装置201は、履歴画面1200の呼出要求を受信すると、ヒストリーテーブル500を参照して、患者のカルテ情報が更新登録された日時を特定する。管理装置201は、特定した更新登録された日時のうち、日単位で最後に更新登録された日時を特定する。管理装置201は、ヒストリーテーブル500を参照して、日単位で特定した日時それぞれにおいて情報を更新登録した医療従事者を特定する。管理装置201は、日単位で特定した更新登録された日時と更新登録した医療従事者とを対応付けた情報を含む履歴画面1200の表示用の情報をクライアント装置202に送信することにより、履歴画面1200をクライアント装置202に表示させる。
クライアント装置202は、管理装置201から受信した履歴画面1200の表示用の情報に基づいて、日単位で特定された、更新登録された日時と更新登録した医療従事者とを対応付けた情報を含む履歴画面1200を表示する。履歴画面1200は、時間軸を示すバー1201と、日単位で特定された更新登録された日時に応じた当該バー1201上の位置に表示されるラインと、当該位置に表示される更新登録した医療従事者を識別する色分けされたブロックとを含む画面である。
これにより、管理装置201は、医療従事者に、過去にカルテの情報が更新登録された日時を通知することができる。また、管理装置201は、日単位で代表となる日時におけるカルテの情報を選択してクライアント装置202に表示させる候補にすることができ、更新登録された日時が比較的多い場合に履歴画面1200が煩雑になることを抑制することができる。結果として、医療従事者は、履歴画面1200において、何れかの日時を選択しやすくなる。ここで、図13の説明に移行する。
図13の例では、医療従事者は、入力装置407を用いて、バー1201に表示された何れかのラインをクリックすることにより、何れかの更新登録された日時を選択する。クライアント装置202は、何れかの日時が選択されると、選択された日時を、管理装置201に送信する。
管理装置201は、ヒストリーテーブル500から受信した日時以前に更新登録された情報を読み出し、読み出した当該日時以前に更新登録された情報に基づいて当該日時におけるカルテの情報を再現する。管理装置201は、受信した日時以前に更新登録された情報のうち同じ項目についての情報がある場合には、同じ項目についての情報のうち最新の情報を読み出せばよく、最新の情報以外を読み出さなくてもよい。
管理装置201は、再現したカルテの情報をクライアント装置202に送信することにより、履歴画面1200に再現したカルテの情報を表示させる。クライアント装置202は、選択した日時における再現されたカルテの情報を受信すると、履歴画面1200に再現されたカルテの情報を含む再現画面1300を表示する。再現画面1300を表示する具体例については、図16を用いて後述する。
以降、同様に、クライアント装置202は、医療従事者が何れかの日時を選択する度に、選択された日時を、管理装置201に送信する。管理装置201は、選択された日時を受信する度に、当該日時におけるカルテの情報を再現して、クライアント装置202に送信することにより、履歴画面1200に再現したカルテの情報を表示させる。
ここでは、医療従事者が何れかの日時を選択する度に、クライアント装置202が管理装置201から再現された当該日時におけるカルテの情報を受信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、管理装置201は、履歴画面1200をクライアント装置202に表示させる際に、日単位で最後に更新登録された日時それぞれにおけるカルテの情報を予め再現して、クライアント装置202に送信しておいてもよい。
これにより、クライアント装置202は、医療従事者が何れかの日時を選択した場合、管理装置201と通信しなくても予め受信しておいた当該日時におけるカルテの情報を表示することができる。このため、クライアント装置202は、選択された日時におけるカルテの情報を表示する速度の向上を図ることができる。
また、医療従事者は、入力装置407を用いて、履歴画面1200に表示された再現画面1300をクリックすることができる。クライアント装置202は、再現画面1300がクリックされると、クリックされた再現画面1300を別窓で表示する。これにより、医療従事者は、過去の患者のカルテのそれぞれの項目の情報を一括して把握することができる。ここで、図14の説明に移行する。
図14の例では、クライアント装置202は、再現された日時「1月10日の10:30」におけるカルテを含む再現画面1300がクリックされ、再現された日時「1月10日の10:30」におけるカルテの情報を含む再現画面1300を別窓で表示する。再現画面1300を表示する具体例については、図16を用いて後述する。
再現画面1300は、入力画面700を再現した画面である。再現画面1300は、入力画面700と同様に、患者を識別する情報を表示する第1表示欄701と、患者の傷病名を表示する第2表示欄702と、患者の処置や処方を表示する第3表示欄703とを含む。また、再現画面1300は、再現されたカルテの情報について最後に情報を更新登録した医療従事者を識別する情報を表示する第4表示欄704を含む。再現画面1300は、さらに、入力装置407を用いた医療従事者の操作入力に応じて小窓として表示される、検査履歴を表示する第5表示欄(不図示)を含んでもよい。
また、再現画面1300は、症状や経過を入力する第1ボックス705と、処置や処方を入力する第2ボックス706とを含む。再現画面1300は、さらに、入力装置407を用いた医療従事者の操作入力に応じて小窓として表示される、患者の傷病名を入力する第3ボックス(不図示)や検査履歴を入力する第4ボックス(不図示)などを含んでもよい。再現画面1300では、第1ボックス705などに情報を入力することができないように設定される。ここで、図15の説明に移行する。
図15の例では、医療従事者は、入力装置407を用いて「Ctrl+↑」や「Ctrl+↓」などの所定の操作入力を行う。「Ctrl+↑」は、例えば、再現されたカルテの情報の日時の直前にある別の日時におけるカルテの情報を含む再現画面1300へと、表示内容を切り替える切替要求に対応する操作入力である。「Ctrl+↓」は、例えば、再現されたカルテの情報の日時の直後にある別の日時におけるカルテの情報を含む再現画面1300へと、表示内容を切り替える切替要求に対応する操作入力である。
これにより、医療従事者は、再現されたカルテの情報の日時「1月10日の10:30」の直前または直後にある別の日時におけるカルテの情報を含む再現画面1300へと、表示内容を切り替える切替要求を、クライアント装置202に入力することができる。
クライアント装置202は、例えば、日時「1月10日の10:30」の直前にある別の日時におけるカルテの情報を含む再現画面1300へと表示内容を切り替える切替要求を受け付ける。クライアント装置202は、管理装置201に、日時「1月10日の10:30」の直前にある別の日時におけるカルテの情報を問い合わせる。
管理装置201は、問い合わせを受け付けると、過去に情報が更新登録された日時のうち、日時「1月10日の10:30」の直前にある別の日時「1月10日の10:25」を特定する。管理装置201は、ヒストリーテーブル500から特定した別の日時「1月10日の10:25」以前に更新登録された情報を読み出し、読み出した当該日時以前に更新登録された情報に基づいて当該日時におけるカルテの情報を再現する。管理装置201は、再現したカルテの情報をクライアント装置202に送信することにより、再現画面1300の表示内容を再現したカルテの情報に切り替えさせる。
クライアント装置202は、問い合わせた別の日時における再現されたカルテの情報を受信すると、再現画面1300の表示内容を、表示中のカルテの情報から、問い合わせた別の日時におけるカルテの情報へと切り替える。
これにより、医療従事者は、過去の患者のカルテのそれぞれの項目の情報を一括して把握することができる。また、医療従事者は、時間経過に沿って、それぞれの日時におけるカルテのそれぞれの項目の情報を把握することができ、カルテのそれぞれの項目の情報がどのように更新登録されていったかを把握することができる。
(再現画面1300を表示する具体例)
次に、図16を用いて、図12〜図15において管理装置201がどのようにしてクライアント装置202に再現画面1300を表示させるのかについて説明する。
図16は、再現画面1300を表示する具体例を示す説明図である。図16の例では、管理装置201が、例えば、クライアント装置202に、ある日時におけるカルテの情報を再現画面1300に表示させる場合について説明する。
この場合、管理装置201は、ヒストリーテーブル500の当該日時に対応するkanja_noの情報に基づいて、再現画面1300の第1表示欄701に表示する患者を識別する情報を特定しておく。また、管理装置201は、ヒストリーテーブル500の当該日時に対応するupdated_byやupdated_atの情報に基づいて、再現画面1300の第4表示欄704に表示する医療従事者を識別する情報を特定しておく。
また、管理装置201は、ヒストリーテーブル500の当該日時に対応するstore_idの情報に基づいて、再現画面1300の第3表示欄703に表示するカルテの情報がいつのものであるかを識別する情報を特定しておく。また、管理装置201は、ヒストリーテーブル500の当該日時に対応するtable_nameやvalueの情報に基づいて、再現画面1300の第3表示欄703に表示する処置処方の情報を特定しておく。ここでは、再現画面1300が、入力画面700を再現した画面である場合について説明したが、これに限らない。例えば、再現画面1300は、入力画面700に対応した画面であってもよい。具体的には、再現画面1300は、入力画面700においてどのような情報が表示されていたかが把握可能な画面であればよい。
同様に、管理装置201は、ヒストリーテーブル500の当該日時以前のそれぞれの日時に対応するtable_nameやvalueの情報に基づいて、再現画面1300の第2表示欄702や第3表示欄703に表示する傷病名や処置処方の情報を特定しておく。
そして、管理装置201は、再現画面1300に表示するカルテのそれぞれの項目の情報を特定し、それぞれの項目の情報を表示する表示欄を指定する情報とともに、クライアント装置202に送信する。これにより、クライアント装置202は、再現画面1300を表示することができる。
(更新登録処理手順の一例)
次に、図17を用いて、カルテ表示装置100が実行する更新登録処理手順の一例について説明する。
図17は、更新登録処理手順の一例を示すフローチャートである。図17において、カルテ表示装置100は、患者の指定を受け付ける(ステップS1701)。次に、カルテ表示装置100は、指定された患者について最新のカルテの情報を取得し、取得した最新のカルテの情報を用いて入力画面700を表示する制御を行う(ステップS1702)。そして、カルテ表示装置100は、更新登録される情報および更新登録した医療従事者を識別する情報を受け付ける(ステップS1703)。
次に、カルテ表示装置100は、受け付けた情報を含むレコードを生成して、ヒストリーテーブル500に追加する(ステップS1704)。そして、カルテ表示装置100は、更新登録処理手順を終了する。これにより、カルテ表示装置100は、更新登録された情報についての履歴を記憶しておくことができる。
(再現表示処理手順の一例)
次に、図18を用いて、カルテ表示装置100が実行する再現表示処理手順の一例について説明する。
図18は、再現表示処理手順の一例を示すフローチャートである。図18において、カルテ表示装置100は、患者の指定を受け付ける(ステップS1801)。次に、カルテ表示装置100は、指定された患者について最新のカルテの情報を取得し、取得した最新のカルテの情報を用いて入力画面700について表示する制御を行う(ステップS1802)。そして、カルテ表示装置100は、指定された患者についての履歴画面1200の呼出要求を受け付ける(ステップS1803)。
次に、カルテ表示装置100は、指定された患者についての履歴画面1200の呼出要求を受け付けると、指定された患者についてのレコードをヒストリーテーブル500から読み出す(ステップS1804)。そして、カルテ表示装置100は、読み出したレコードに基づいて、日ごとの最新のカルテの情報を再現し、再現した日ごとの最新のカルテの情報を用いて履歴画面1200を表示する制御を行う(ステップS1805)。
次に、カルテ表示装置100は、日時の指定を受け付ける(ステップS1806)。そして、カルテ表示装置100は、読み出したレコードのうち指定された日時までのレコードを抽出する(ステップS1807)。
次に、カルテ表示装置100は、抽出したレコードに基づいて、指定された日時におけるカルテの情報を再現し、再現したカルテの情報を用いて再現画面1300を表示する制御を行う(ステップS1808)。そして、カルテ表示装置100は、再現表示処理を終了する。
(表示切替処理手順の一例)
次に、図19を用いて、カルテ表示装置100が再現画面1300を表示した後に実行する表示切替処理手順の一例について説明する。
図19は、表示切替処理手順の一例を示すフローチャートである。図19において、カルテ表示装置100は、何れかの日時におけるカルテの情報を用いた再現画面1300の表示中に、当該日時の直前または直後の別の日時におけるカルテの情報を用いた再現画面1300への切替要求を受け付ける(ステップS1901)。
次に、カルテ表示装置100は、直前の日時におけるカルテの情報を用いた再現画面1300への切替要求であるか否かを判定する(ステップS1902)。ここで、カルテ表示装置100は、直前の日時におけるカルテの情報を用いた再現画面1300への切替要求である場合(ステップS1902:Yes)、読み出したレコードのうち、直前の日時までのレコードを抽出する(ステップS1903)。
次に、カルテ表示装置100は、抽出したレコードに基づいて、直前の日時におけるカルテの情報を再現し、再現したカルテの情報を用いて再現画面1300を切り替える制御を行う(ステップS1904)。そして、カルテ表示装置100は、表示切替処理を終了する。
一方で、カルテ表示装置100は、直後の日時におけるカルテの情報を用いた再現画面1300への切替要求である場合(ステップS1902:No)、読み出したレコードのうち、直後の日時までのレコードを抽出する(ステップS1905)。
次に、カルテ表示装置100は、抽出したレコードに基づいて、直後の日時におけるカルテの情報を再現し、再現したカルテの情報を用いて再現画面1300を切り替える制御を行う(ステップS1906)。そして、カルテ表示装置100は、表示切替処理を終了する。
以上説明したように、カルテ表示装置100によれば、カルテの情報を更新登録可能な入力画面w1に対して情報が更新登録される度に、更新登録された情報および当該情報が更新登録された日時を対応付けて記憶部101に記憶しておくことができる。そして、カルテ表示装置100によれば、カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークMを表示する制御を行うことができる。さらに、カルテ表示装置100によれば、マークMの何れかが選択されたことを検出すると、記憶部101を参照して、選択されたマークMに対応する日時におけるカルテの情報を表示する制御を行うことができる。これにより、カルテ表示装置100は、過去のある日時におけるカルテの情報を、医療従事者に把握させることができる。
また、カルテ表示装置100によれば、何れかの日時におけるカルテの情報を表示した後に、所定の操作入力があったことを検出すると、当該日時の直前または直後に更新登録された日時におけるカルテの情報を表示する制御を行うことができる。これにより、カルテ表示装置100は、時間経過に沿って、異なる日時におけるカルテの情報がどのように変化したかを、医療従事者に把握させることができる。
また、カルテ表示装置100によれば、更新登録された情報、当該情報が更新登録された日時、および当該情報を更新登録した登録者を対応付けて記憶部101に記憶しておくことができる。そして、カルテ表示装置100によれば、カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時および更新登録した登録者を識別可能なマークMを表示することができる。これにより、カルテ表示装置100は、過去のある日時におけるカルテの情報について誰が最後に情報を更新登録したかを、医療従事者に把握させることができる。
また、カルテ表示装置100によれば、カルテの情報として、患者の傷病名、患者の診察内容、患者への処置処方、患者の検査履歴、患者の症状経過、患者の体型や体調や体質、患者の家族歴についての情報などを用いることができる。これにより、カルテ表示装置100は、過去のある日時におけるカルテの複数の項目の情報について、医療従事者に把握させることができる。
なお、本実施の形態で説明したカルテ表示方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本カルテ表示プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本カルテ表示プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
複数の項目を含むカルテの内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録されると、更新登録された情報と当該情報が更新登録された日時と当該情報が更新された項目とを対応付けて記憶部に記憶し、
前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークを表示する制御を行い、
前記マークの何れかが選択されたことを検出すると、前記記憶部を参照して、選択されたマークに対応する日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う、
処理を実行させることを特徴とするカルテ表示プログラム。
(付記2)前記表示する制御を行う処理は、何れかの日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示した後に、所定の操作入力があったことを検出すると、当該日時の直前または直後に更新登録された日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う、ことを特徴とする付記1に記載のカルテ表示プログラム。
(付記3)前記記憶する処理は、カルテ内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録される度に、更新登録された情報、当該情報が更新登録された日時、および当該情報を更新登録した登録者を対応付けて前記記憶部に記憶しておき、
前記表示する制御を行う処理は、前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時および更新登録した登録者を識別可能なマークを表示する、ことを特徴とする付記1または2に記載のカルテ表示プログラム。
(付記4)前記カルテの情報は、患者の傷病名、患者の診察内容、患者への処置処方、患者の検査履歴、患者の症状経過、患者の体型や体調や体質、患者の家族歴についての情報を含む、ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のカルテ表示プログラム。
(付記5)複数の項目を含むカルテの内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録されると、更新登録された情報と当該情報が更新登録された日時と当該情報が更新された項目とを対応付けて記憶部に記憶し、
前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークを表示する制御を行い、
前記マークの何れかが選択されたことを検出すると、前記記憶部を参照して、選択されたマークに対応する日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う、
制御部を有することを特徴とするカルテ表示装置。
(付記6)コンピュータが、
複数の項目を含むカルテの内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録されると、更新登録された情報と当該情報が更新登録された日時と当該情報が更新された項目とを対応付けて記憶部に記憶し、
前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークを表示する制御を行い、
前記マークの何れかが選択されたことを検出すると、前記記憶部を参照して、選択されたマークに対応する日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う、
処理を実行することを特徴とするカルテ表示方法。
100 カルテ表示装置
101,601 記憶部
200 医療システム
201 管理装置
202 クライアント装置
210 ネットワーク
300,400 バス
301,401 CPU
302,402 メモリ
303,403 I/F
304,404 ディスクドライブ
305,405 ディスク
406 ディスプレイ
407 入力装置
500 ヒストリーテーブル
602 表示制御部
603 格納部
700 入力画面
701 第1表示欄
702 第2表示欄
703 第3表示欄
704 第4表示欄
705 第1ボックス
706 第2ボックス
1200 履歴画面
1201 バー
1300 再現画面
w1 入力画面
w2 再現画面

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    複数の項目を含むカルテの内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録されると、更新登録された情報と当該情報が更新登録された日時と当該情報が更新された項目とを対応付けて記憶部に記憶し、
    前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークを表示する制御を行い、
    前記マークの何れかが選択されたことを検出すると、前記記憶部を参照して、選択されたマークに対応する日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う、
    処理を実行させることを特徴とするカルテ表示プログラム。
  2. 前記表示する制御を行う処理は、何れかの日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示した後に、所定の操作入力があったことを検出すると、当該日時の直前または直後に更新登録された日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項1に記載のカルテ表示プログラム。
  3. 前記記憶する処理は、カルテ内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録される度に、更新登録された情報、当該情報が更新登録された日時、および当該情報を更新登録した登録者を対応付けて前記記憶部に記憶しておき、
    前記表示する制御を行う処理は、前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時および更新登録した登録者を識別可能なマークを表示する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のカルテ表示プログラム。
  4. 複数の項目を含むカルテの内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録されると、更新登録された情報と当該情報が更新登録された日時と当該情報が更新された項目とを対応付けて記憶部に記憶し、
    前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークを表示する制御を行い、
    前記マークの何れかが選択されたことを検出すると、前記記憶部を参照して、選択されたマークに対応する日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う、
    制御部を有することを特徴とするカルテ表示装置。
  5. コンピュータが、
    複数の項目を含むカルテの内の何れかの項目についての情報を更新登録可能な入力画面に対して情報が更新登録されると、更新登録された情報と当該情報が更新登録された日時と当該情報が更新された項目とを対応付けて記憶部に記憶し、
    前記カルテの情報を再現表示する際に、更新登録された日時を識別可能なマークを表示する制御を行い、
    前記マークの何れかが選択されたことを検出すると、前記記憶部を参照して、選択されたマークに対応する日時以前に登録された情報に基づいて、カルテの情報を表示する制御を行う、
    処理を実行することを特徴とするカルテ表示方法。
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