JP2017151566A - 運行支援プログラム、運行支援方法および運行支援装置 - Google Patents

運行支援プログラム、運行支援方法および運行支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】適切な運行ルートを提示できる運行支援プログラム、運行支援方法および運行支援装置を提供する。【解決手段】運行支援プログラムは、コンピュータに、出発地点、到着地点、到着時刻の指定を受け付ける処理を実行させる。運行支援プログラムは、コンピュータに、車両の時刻毎の位置情報を含む運行のルートが記憶された実績情報を記憶した記憶部を参照して、受け付けた前記出発地の周辺地域を出発又は通過し、且つ、受け付けた前記到着時刻の所定の時間範囲内に前記到着地に到着又は前記到着地を通過した運行の実績情報を抽出する処理を実行させる。運行支援プログラムは、コンピュータに、抽出した前記実績情報の内、所定の数以上の共通するルートを運行経路の候補として提示する処理を実行させる。【選択図】図26

Description

本発明は、運行支援プログラム、運行支援方法および運行支援装置に関する。
従来、トラックやバスなどの業務車両の運行は、次のように行われる。例えば、業務車両の運行を依頼する依頼元は、業務車両を運行する運行実施者に、出発地点、到着地点、到着指定日時、運行ルートなどを示して業務車両の運行を依頼する。運行実施者は、依頼に基づいて、通過する高速道路や休憩するサービスエリアなどを定めた運行計画を作成する。
特開2015−125611号公報 特開2015−75859号公報
しかしながら、依頼元は、実際の道路状況を把握していないため、適切な運行ルートを求めることができない。例えば、依頼元は、トラックやバスでは走り難いルートを指定してしまう場合がある。また、依頼元は、道路の混雑状況を把握していないため、混雑したルートを指定してしまう場合がある。
一つの側面では、適切な運行ルートを提示できる運行支援プログラム、運行支援方法および運行支援装置を提供することを目的とする。
第1の案では、運行支援プログラムは、コンピュータに、出発地点、到着地点、到着時刻の指定を受け付ける処理を実行させる。運行支援プログラムは、コンピュータに、車両の時刻毎の位置情報を含む運行のルートが記憶された実績情報を記憶した記憶部を参照して、受け付けた出発地の周辺地域を出発又は通過し、且つ、受け付けた到着時刻の所定の時間範囲内に到着地に到着又は到着地を通過した運行の実績情報を抽出する処理を実行させる。運行支援プログラムは、コンピュータに、抽出した実績情報の内、所定の数以上の共通するルートを運行経路の候補として提示する処理を実行させる。
本発明の一の実施態様によれば、適切な運行ルートを提示できるという効果を奏する。
図1は、運行支援の一例を説明する説明図である。 図2は、システム構成の一例を示す図である。 図3は、運行支援装置の機能的な構成を概略的に示した図である。 図4は、監視装置情報のデータ構成の一例を示す図である。 図5は、運行実績情報のデータ構成の一例を示す図である。 図6は、ブレーキ地点情報のデータ構成の一例を示す図である。 図7は、劣化区間情報のデータ構成の一例を示す図である。 図8は、休憩施設情報のデータ構成の一例を示す図である。 図9は、優先順位情報のデータ構成の一例を示す図である。 図10は、運行ルート情報のデータ構成の一例を示す図である。 図11は、指定ルート情報のデータ構成の一例を示す図である。 図12は、操作画面の一例を示す図である。 図13は、ルートの一例を示す図である。 図14は、休憩施設付近を通行する月別・曜日別の総車両数と当該休憩施設に滞在した車両数の分布の一例を示す図である。 図15は、ルートの一例を示す図である。 図16は、抽出された各ルートの特定結果の一例を示す図である。 図17は、操作画面の一例を示す図である。 図18は、操作画面に表示される経路情報の一例を示す図である。 図19は、操作画面の一例を示す図である。 図20は、操作画面の一例を示す図である。 図21は、運行管理画面の一例を示す図である。 図22は、操作の流れを模式的に示した図である。 図23は、操作の流れを模式的に示した図である。 図24は、操作の流れを模式的に示した図である。 図25は、操作の流れを模式的に示した図である。 図26は、運行支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図27は、運行支援プログラムを実行するコンピュータの構成の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる運行支援プログラム、運行支援方法および運行支援装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせてもよい。以下では、移動体を車両とした場合を例に説明する。
最初に、実施例1に係る運行支援に関して一例を説明する。図1は、運行支援の一例を説明する説明図である。運行支援装置10は、車両の運行を支援するプラットフォーム(PF)が構築されている。
例えば、トラックやバス、タクシーなどの業務車両11は、デジタルタコグラフなどの運行監視装置が設けられ、現在位置や時刻、車両の速度、車両の3軸方向(前後、上下、左右)の加速度などの各種の情報を運行中に検出する。そして、業務車両11は、検出した各種の情報をプローブ情報として運行支援装置10に送信する。
運行支援装置10は、各種の情報に基づき、車両の運行を支援する各種のサービスを提供する。例えば、運行支援装置10は、業務車両11から収集されたプローブ情報に基づき、車両の運行管理サービスを提供する。業務車両11を運行する運行実施者A〜Cは、運行管理サービスを利用して、それぞれが運行する車両を管理する。
また、例えば、運行支援装置10は、業務車両11から収集されたプローブ情報をプラットフォームで解析して(図1(a))、急ブレーキの発生地点を特定し、急ブレーキの多発地点の情報を提供するサービスを提供する。
また、例えば、運行支援装置10は、業務車両11や、一般車両に搭載されたスマートフォンなどから収集されたプローブ情報をプラットフォームで解析して(図1(a))、道路の劣化状態を検出する道路パトロールサービスを提供する。
また、例えば、運行支援装置10は、トラックやバスなどの業務車両11の運行ルートの策定を支援するサービスを提供する。旅行会社や荷主などの業務車両11の運行を依頼する依頼元では、運行指示の責任者が、運行支援装置10の提供するサービスを利用して運行ルートを策定する。例えば、運行支援装置10は、出発地点、到着地点、到着時刻などの運行ルートの条件の入力を受け付ける。運行指示の責任者は、出発地点、到着地点、到着時刻などの運行ルートの条件を運行支援装置10に入力する(図1(b)(I))。運行支援装置10は、プローブ情報をプラットフォームで解析して(図1(a))、過去に運行されたルートから、受け付けた条件に沿ったルートを抽出する。運行支援装置10は、抽出したルートを運行候補ルートとして提示する(図1(b)(I))。運行候補ルートとは、入力された出発地点、到着地点、到着時刻などの情報から、プラットフォーム解析を行うことで最適な数ルートを選択したルートである。
このように、運行支援装置10は、過去に運行されたルートから、所定以上走行されたルートを運行候補ルートとして提示する。業務車両11を運転する運転手は、過去の経験などから実際の道路状況を把握しており、一般的に走り難いルートを避ける。このため、所定以上走行されたルートは、走り難いルートや混雑したルートなどの不適切なルートを避けた適切な運行ルートである。よって、運行支援装置10は、適切な運行ルートを提示できる。
運行指示の責任者は、提示された運行候補ルートから運行を行う運行確定ルートを選択する(図1(b)(II))。運行確定ルートは、運行指示の責任者が運行候補ルートから選択したルートである。運行支援装置10は、選択された運行確定ルートに新たなルートID(identification)を付与し、付与したルートIDを通知する(図1(b)(III))。
運行指示の責任者は、例えば、運送事業者、バス会社などの業務車両11を運行する運行実施者ZにルートIDを通知する。運行実施者Zは、運行支援装置10にアクセスしてルートIDを入力し、運行確定ルートの情報を取得する。なお、運行確定ルートの情報は、運行支援装置10が運行実施者Zに通知してもよい。例えば、運行支援装置10は、運行実施者Zのメールアドレスなど運行実施者Zへの通知先の情報の入力を受け付け、受け付けた通知先へ運行確定ルートの情報を送信してもよい。また、運行確定ルートの情報は、運行指示の責任者が運行実施者へ通知してもよい。
運行実施者は、運行確定ルートを運行する業務車両11を決定し、運行確定ルートの情報を用いて運行計画を作成し、運行計画を業務車両11の運転手に渡す。
ここで、従来、運行指示の責任者は、実際の道路状況を把握していないため、適切な運行ルートを求めることができない。しかし、本実施例によれば、運行指示の責任者は、運行支援装置10を用いることで、適切な運行ルートを求めることができる。これにより、運行支援装置10は、運行実施者Zが運行ルートを求める手間を軽減できる。また、運行支援装置10は、運行指示の責任者、運行実施者Zおよび業務車両11の運転手に、同じ運行ルートの情報を共有させることができる。
運行実施者は、運行確定ルートのルートIDに対応付けて、運行確定ルートを運行する業務車両11のIDを運行支援装置10に入力する。
運行支援装置10は、業務車両11から収集されるプローブ情報に基づいて、業務車両11が運行確定ルートに沿って走行しているか運行中に監視する(図1(c))。運行支援装置10は、要求に応じて監視結果を運行指示の責任者や運行実施者Zに通知する。
また、運行支援装置10は、業務車両11から収集されるプローブ情報に基づいて、運行実績ルートを特定する。運行実績ルートは、実際に運行で使用したルートである。運行支援装置10は、運行確定ルートと運行実績ルートを比較して予定と実績を対比し、予定と実績の対比結果を運行指示の責任者や運行実施者Zに通知する(図1(d))。
これにより、運行実施者Zは、予定と実績の対比結果から実際の運行に問題があった否かを把握できる。また、運行支援装置10は、運行日報の作成を支援できる。
[システム構成]
次に、図1に示した運行支援を実現するシステムの一例を説明する。図2は、システム構成の一例を示す図である。図2に示すように、システム1は、運行支援装置10と、運行監視装置12と、依頼元端末13と、運行実施者端末14とを有する。運行支援装置10、運行監視装置12、依頼元端末13および運行実施者端末14は、ネットワークNに通信可能に接続されている。かかるネットワークNの一態様としては、有線又は無線を問わず、携帯電話などの移動体通信網、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
運行監視装置12は、例えば、車両の運転席に搭載され、搭載した車両の運行を監視する装置である。例えば、トラックやバスを運行する運行実施者は、業務車両11に、デジタルタコグラフなどの運行監視装置12を取り付け、車両の運行管理を行っている。運行監視装置12は、業務車両11に搭載されている。なお、図2の例では、運行監視装置12を搭載した業務車両11を1台とした場合を例示したが、これに限定されず、運行監視装置12及び業務車両11を任意の数とすることができる。
運行支援装置10は、運行監視装置12から収集された情報を基に、業務車両11の運行を管理する装置である。また、運行支援装置10は、運行監視装置12から収集された情報を基に、業務車両11の運行ルートの作成を支援する。運行支援装置10は、例えば、サーバコンピュータなどのコンピュータである。なお、本実施例では、運行支援装置10を1台のコンピュータとした場合を例として説明するが、複数台のコンピュータによるクラウドとして実装してもよい。例えば、運行支援装置10は、提供するサービスや機能ごとに複数のコンピュータに分けて実装してもよい。
依頼元端末13は、例えば、旅行会社や荷主などの業務車両11の運行を依頼する依頼元に配置された、パソコン等の端末装置である。依頼元端末13は、例えば、依頼元の運行指示の責任者が、運行支援装置10にアクセスして運行ルートを作成する際に利用される。
運行実施者端末14は、例えば、トラックやバスなどの業務車両11を運行する運行実施者に配置された、パソコン等の端末装置である。運行実施者端末14は、例えば、運行実施者が、運行支援装置10にアクセスして運行確定ルートを把握する際に利用される。
[運行支援装置の構成]
次に、運行支援装置10の構成について説明する。図3は、運行支援装置の機能的な構成を概略的に示した図である。図3に示す運行支援装置10は、通信部20と、記憶部21と、制御部22とを有する。
通信部20は、例えば、ネットワークNとの間で無線通信又は有線通信を行う通信インタフェースである。
記憶部21は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部21は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、NVSRAM(Non Volatile Static Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。記憶部21は、制御部22で実行されるOS(Operating System)や、各種プログラムを記憶する。さらに、記憶部21は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部21は、監視装置情報30と、運行実績情報31と、ブレーキ地点情報32と、劣化区間情報33と、休憩施設情報34と、大型車誘導道路情報35と、優先順位情報36と、運行ルート情報37と、指定ルート情報38とを記憶する。なお、記憶部21は、その他の各種の情報を記憶してもよい。例えば、記憶部21は、外部からログインしたユーザを認証するため、各ユーザのユーザID(identification)や、各ユーザの所属に関するマスタ情報が記憶されている。
監視装置情報30は、運行監視装置12や運行監視装置12が搭載された業務車両11に関する各種の情報を記憶したデータである。図4は、監視装置情報のデータ構成の一例を示す図である。図4に示すように、監視装置情報30は、ID、車両総重量、最大積載量、車体形状、乗車定員の各項目を有する。なお、監視装置情報30は、上記以外にも運行監視装置12が搭載された業務車両11の情報など各種の情報を記憶してもよい。
IDの項目は、運行監視装置12を識別する識別情報を記憶する領域である。運行監視装置12には、識別情報として、例えば、ユニークなIDが付与される。なお、IDは、運行実施者の識別コードと業務車両11の識別コードを組み合わせたものであってもよい。また、IDは、運行監視装置12の製造番号であってもよい。IDの項目には、運行監視装置12に付与されたIDが格納される。車両総重量の項目は、運行監視装置12が搭載された業務車両11の車両総重量を記憶する領域である。最大積載量の項目は、運行監視装置12が搭載された業務車両11の最大積載量を記憶する領域である。車体形状の項目は、運行監視装置12が搭載された業務車両11の形状を示すコードを記憶する領域である。業務車両11は、形状ごとに、形状を示すコードが定められる。車体形状の項目には、運行監視装置12の形状に対応するコードが格納される。乗車定員の項目は、運行監視装置12が搭載された業務車両11の乗車定員を記憶する領域である。
図4の例では、ID「1234567」の運行監視装置12は、搭載された業務車両11の車両総重量が「24940」kgであり、最大積載量が「13200」kgであり、車体形状のコードが「21」であり、乗車定員が「2」名であることを示す。
図3に戻り、運行実績情報31は、運行監視装置12から送信されたプローブ情報など業務車両11の運行実績に関する各種の情報を記憶したデータである。図5は、運行実績情報のデータ構成の一例を示す図である。図5に示すように、運行実績情報31は、ID、日時、位置、速度、加速度の各項目を有する。なお、運行実績情報31は、上記以外にも各種の情報を記憶してもよい。例えば、運行実績情報31は、測位したGPS衛星数や、エンジン回転数、車間距離などの情報を記憶してもよい。
IDの項目は、プローブ情報を送信した運行監視装置12のIDを記憶する領域である。日時の項目は、運行監視装置12で位置や速度などの各種の情報を検出した日時を記憶する領域である。位置の項目は、運行監視装置12で検出された業務車両11の位置を示す位置情報を記憶する領域である。本実施例では、位置情報を、日本測地系や世界測地系など所定の測地系により緯度、経度などで位置を示した情報としている。なお、位置情報は、位置を特定できればその他の情報でもよい。例えば、位置情報は、1次メッシュ、2次メッシュ、3次メッシュ、地域メッシュなど地図をメッシュで区切ったメッシュコードや、道路交通センサスのBゾーンのコード、マップコードであってもよい。速度の項目は、運行監視装置12で検出された業務車両11の速度を記憶する領域である。加速度の項目は、運行監視装置12で検出された業務車両11の3軸方向(前後、上下、左右)の加速度を記憶する領域である。
図5の例では、ID「1234567」の運行監視装置12を搭載した業務車両11は、2015年6月1日8時2分の位置が北緯35.XX、東経139.XXであり、速度が時速「40」kmであることを示す。また、ID「1234567」の運行監視装置12を搭載した業務車両11は、前後方向の加速度が「2」m/sであり、上下方向の加速度が「0.5」m/sであり、左右方向の加速度が「0」m/sであることを示す。
図3に戻り、ブレーキ地点情報32は、所定のブレーキの発生した地点に関する各種の情報を記憶したデータである。ブレーキ地点情報32には、急ブレーキと見なせる所定以上の加速度が前方向に発生した位置および回数が、時間帯別に記憶される。図6は、ブレーキ地点情報のデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、ブレーキ地点情報32は、位置、時間帯の各項目を有する。時間帯の項目は、一定時間ごとの項目に分かれている。本実施例では、時間帯の項目が1時間ごとに分かれている。なお、ブレーキ地点情報32は、上記以外にも各種の情報を記憶してもよい。
位置の項目は、急ブレーキの発生したブレーキ地点の位置を示す位置情報を記憶する領域である。本実施例では、位置情報を、日本測地系や世界測地系など所定の測地系により緯度、経度などで位置を示した情報としている。なお、位置情報は、位置を特定できればその他の情報でもよい。例えば、位置情報は、メッシュコードや、Bゾーンのコード、マップコードであってもよい。時間帯の項目は、それぞれの時間帯に所定のブレーキの発生した発生回数を記憶する領域である。
図6の例では、位置が北緯35.XX、東経139.XXの地点は、14時台(14:00〜14:59)に急ブレーキが1回発生し、15時台(15:00〜15:59)に急ブレーキが1回発生し、16時台(16:00〜16:59)に急ブレーキが2回発生したことを示している。
図3に戻り、劣化区間情報33は、道路の劣化が検出された区間に関する各種の情報を記憶したデータである。劣化区間情報33には、陥没や舗装面の劣化と見なせる所定以上の加速度が上下方向に発生した道路の区間の情報が記憶される。図7は、劣化区間情報のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、劣化区間情報33は、区間ID、劣化レベルの各項目を有する。なお、劣化区間情報33は、上記以外にも各種の情報を記憶してもよい。
区間IDの項目は、道路の区間を識別する識別情報を記憶する領域である。道路は、道路の所定区間ごとに、区間を識別する識別情報として区間IDが付与される。区間IDの項目には、道路の区間を示す区間IDが格納される。なお、区間を識別する識別情報は、区間を特定できればその他の情報でもよい。例えば、区間を識別する識別情報は、区間の開始位置と終了位置の位置情報を用いてもよい。劣化レベルの項目は、上下方向の加速度の大きさから道路の劣化度合いを評価した結果を記憶する領域である。
図7の例では、区間ID「XXXXX」の区間は、道路の劣化レベルが「1」であることを示している。
図3に戻り、休憩施設情報34は、業務車両11が停車して運転手が休憩できる休憩施設に関する各種の情報を記憶したデータである。図8は、休憩施設情報のデータ構成の一例を示す図である。図8に示すように、休憩施設情報34は、施設ID、名称、位置、種別、駐車可能台数の各項目を有する。なお、休憩施設情報34は、上記以外にも各種の情報を記憶してもよい。
施設IDの項目は、休憩施設を識別する識別情報を記憶する領域である。休憩施設は、それぞれを識別する識別情報として施設IDが付与される。施設IDの項目には、休憩施設に付与された施設IDが格納される。名称の項目は、休憩施設の名称を記憶する領域である。位置の項目は、休憩施設の位置を示す位置情報を記憶する領域である。位置情報は、休憩施設の位置を特定できれば何れでもよい。例えば、位置情報は、緯度、経度などで位置を示した情報であってもよく、メッシュコードや、Bゾーンのコード、マップコードであってもよい。種別の項目は、休憩施設の種別を示す情報を記憶する領域である。本実施例では、種別として、休憩施設が、SA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)、道の駅であるかを記憶している。なお、休憩施設は、サービスエリア、パーキングエリア、道の駅に限定されるものではなく、業務車両11が停車して運転手が休憩可能であれば何れであってもよい。例えば、休憩施設は、業務車両11を停車可能な駐車場が設けられたコンビニエンスストアを含めてもよい。駐車可能台数の項目は、休憩施設に設けられた駐車場での業務車両11の駐車可能台数を記憶する領域である。
図8の例では、施設ID「0001」は、「XXサービスエリア」であり、位置が「XXXXX」であり、種別が「SA(サービスエリア)」であり、駐車可能台数が「80」台であることを示している。
図3に戻り、大型車誘導道路情報35は、大型車両の通行を誘導すべき道路の区間に関する各種の情報を記憶したデータである。道路の老朽化への対応として、特殊車両が走行すべき道路が、大型車両の通行を誘導すべき道路の区間として指定されている。特殊車両は、総重量が20t以上など、法令で条件が定められている。例えば、高速道路や、直轄国道、地方管理道路のうち主要港湾、空港、鉄道貨物駅を結ぶ道路は、大型車両の通行を誘導すべき道路の区間に指定されている。大型車誘導道路情報35には、大型車両の通行を誘導すべき道路の区間とされた道路の情報が記憶されている。
優先順位情報36は、ルートの優先順位に関する各種の情報を記憶したデータである。ここで、トラックは、一般的に、走行時間の短い運行ルートを走行するが、輸送する品目により、好ましい運行ルートが異なる場合がある。例えば、精密機械や、競走馬などを輸送する場合、振動の少ない運行ルートが好ましい。また、バスは、乗客が乗車しているため、安全性や快適性が高い運行ルートが好ましい。優先順位情報36には、輸送する品目により運行ルートの優先順位が記憶される。図9は、優先順位情報のデータ構成の一例を示す図である。図9に示すように、優先順位情報36は、コード、分類、重要視ポイントの各項目を有する。重要視ポイントの項目は、時間、安全、快適の各項目に分かれている。なお、優先順位情報36は、上記以外にも各種の情報を記憶してもよい。
コードの項目は、品目を示すコードを記憶する領域である。分類の項目は、コードに対応した輸送品目を記憶する領域である。重要視ポイントの項目は、時間、安全、快適の何れかを重要視するかの優先順位を記憶する領域である。時間の項目は、走行時間の短い運行ルートの優先順位を記憶する領域である。安全の項目は、安全性の高い運行ルートの優先順位を記憶する領域である。快適の項目は、快適性の高い運行ルートの優先順位を記憶する領域である。
図9の例では、コード「01」は、空車であり、走行時間の短い運行ルートの優先順位が1位であり、安全性の高い運行ルートの優先度が2位であることを示している。
図3に戻り、運行ルート情報37は、運行確定ルートに関する各種の情報を記憶したデータである。図10は、運行ルート情報のデータ構成の一例を示す図である。図10に示すように、運行ルート情報37は、ルートID、NO、通過道路、地点名、位置、走行時刻、想定混雑度、滞在時間の各項目を有する。なお、運行ルート情報37は、上記以外にも各種の情報を記憶してもよい。
ルートIDの項目は、運行ルートを識別する識別情報を記憶する領域である。運行ルートは、それぞれを識別する識別情報としてルートIDが付与される。ルートIDの項目には、運行ルートに付与されたルートIDが格納される。NOの項目は、運行ルートに沿って各地点の順番を示す番号を記憶する領域である。通過道路の項目は、地点が位置する道路の情報を記憶する領域である。地点名の項目は、地点の名称を記憶する領域である。位置の項目は、地点の位置を示す位置情報を記憶する領域である。位置情報は、地点の位置を特定できれば何れでもよい。例えば、位置情報は、緯度、経度などで位置を示した情報であってもよく、メッシュコードや、Bゾーンのコード、マップコードであってもよい。走行時刻の項目は、地点を走行する予測の走行時刻を記憶する領域である。走行時刻の項目は、予測の走行時刻が求められている場合、求めた走行時刻が格納され、予測の走行時刻が求められていない場合、空とされる。想定混雑度の項目は、地点に設けられた駐車場の想定される混雑度を記憶する領域である。滞在時間の項目は、滞在の予定時間を記憶する領域である。本実施例では、休憩施設で休憩を予定して運行ルートを求める。想定混雑度の項目は、駐車場の混雑度が求められた場合、求めた駐車場の混雑度が格納され、駐車場の混雑度が求められない場合、空とされる。滞在時間の項目は、滞在の予定時間を定めている場合、定めた予定時間が格納され、滞在の予定時間を定めていない場合、空とされる。
図10の例では、ルートID「Z1−01234567」の運行ルートは、NO「1」として、「国道α1」の地点名「S1」の地点の予測の走行時刻が「16:00」であることを示している。また、この地点名「S1」の地点は、位置が「XXXXX」であることを示している。また、ルートID「Z1−01234567」の運行ルートは、NO「5」として、「高速α2」の地点名「SA(サービスエリア) α21」の地点の予測の走行時刻が「20:00」であることを示す。また、この地点名「SA(サービスエリア) α21」の地点は、位置が「XXXXX」であり、想定混雑度が「50」%であり、滞在の予定時間が30分であることを示している。
図3に戻り、指定ルート情報38は、運行ルートを走行する業務車両11に関する各種の情報を記憶したデータである。図11は、指定ルート情報のデータ構成の一例を示す図である。図11に示すように、指定ルート情報38は、ID、ルートIDの各項目を有する。なお、指定ルート情報38は、上記以外にも各種の情報を記憶してもよい。
IDの項目は、運行ルートを走行する予定の業務車両11に搭載された運行監視装置12のIDを記憶する領域である。ルートIDの項目は、走行が予定された運行ルートのルートIDを記憶する領域である。
図11の例では、ID「1234567」の運行監視装置12が搭載された業務車両11は、ルートID「Z1−01234567」の運行ルートを走行予定であることを示している。
図3に戻り、制御部22は、運行支援装置10全体を制御するデバイスである。制御部22としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。制御部22は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部22は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、制御部22は、受付部40と、ルート抽出部41と、休憩施設特定部42と、走行時刻算出部43と、ブレーキ地点特定部44と、劣化区間特定部45と、提示部46と、出力部47と、監視部48とを有する。
受付部40は、各種の受付を行う。例えば、受付部40は、依頼元端末13および運行実施者端末14からの要求に応じて、操作画面や運行管理画面など各種の画面の画面情報を要求元へ送信して、要求元に画面を表示させ、画面から各種の情報の入力を受け付ける。例えば、受付部40は、依頼元端末13の操作画面から運行ルートの条件の入力を受け付ける。
図12は、操作画面の一例を示す図である。操作画面100は、出発地点、到着地点、到着曜日、到着時刻、業務車両11が特殊車両であるか否か、および、輸送対象品目の指定が可能とされている。受付部40は、操作画面100から出発地点、到着地点、到着曜日、到着時刻、業務車両11が特殊車両であるか否か、および、輸送対象品目の指定を受け付ける。
ルート抽出部41は、運行実績情報31から、受け付けた条件に沿ったルートを抽出する。例えば、ルート抽出部41は、記憶部21を参照して、運行実績情報31から、受け付けた出発地の周辺地域を出発又は通過し、且つ、受け付けた到着曜日の到着時刻の所定の時間範囲内に到着地に到着又は到着地を通過した運行の実績情報を抽出する。所定の時間範囲は、例えば、交通状況が類似の状況と見なせる期間に定める。例えば、所定の時間範囲は、到着時刻の前後30分の期間とする。例えば、ルート抽出部41は、運行実績情報31から、到着曜日の到着時刻の前後30分の期間に到着地点に到着または通過し、かつ、出発地点から到着地点へ所定以上走行されたルートを抽出する。なお、出発地点、到着地点は、近傍の範囲を同一地点としてルートを抽出してもよい。例えば、ルート抽出部41は、到着地点を含むBゾーンに到着または通過し、かつ、出発地点を含むBゾーンから到着地点を含むBゾーンへ所定以上走行されたルートを抽出してもよい。ルート抽出部41は、抽出したルートを同じ経路のルートごとに分けて、走行回数をカウントする。ルート抽出部41は、抽出した全ルートでの走行回数に対する各ルートの走行回数の割合を算出する。ルート抽出部41は、算出された割合が所定割合以上のルートを抽出する。所定割合は、例えば、イレギュラーなルートを除くことができる割合に定める。例えば、所定割合は、5%とする。なお、ルート抽出部41は、走行回数が一定数(例えば、5回)以上のルートを抽出してもよい。これにより、出発地点から到着地点へ一般的に利用されるルートが抽出される。図13は、ルートの一例を示す図である。図13は、仙台市青葉区を出発地点とし、大阪市中央区を到着地点として抽出されたルートの一例を示す図である。図13の例では、北陸自動車道を経由するルートAと、中央自動車道を経由するルートBと、東名高速道路を経由するルートCが抽出されている。
休憩施設特定部42は、抽出されたルートごとに、抽出されたルートに沿って走行時間が所定時間を超えない休憩施設を特定する。安全を考慮して運転手が続けて走行可能な時間が規制されている。例えば、一度の走行は、4時間以内と規制されている。所定時間は、例えば、4時間とする。休憩施設特定部42は、抽出されたルートごとに、ルートに沿って到着地点側から走行時間が4時間を超えない範囲で最も離れた休憩施設を順に特定する。走行時間は、走行する道路の渋滞状況を考慮してもよい。渋滞状況は、同一道路を過去の同一曜日、同一時間帯で走行した走行時間を運行実績情報31から求め、標準的な走行時間との比較で求めてもよい。また、渋滞状況は、渋滞状況を提供する外部のサーバから取得してもよい。また、走行時間は、同一道路を過去の同一曜日、同一時間帯で走行した走行時間の平均を用いてもよい。
休憩施設特定部42は、到着地点側から順に、特定した休憩施設の駐車場の混雑度を推定する。例えば、休憩施設特定部42は、月別・曜日別・時刻別に、休憩施設付近を通過した総車両数と、当該休憩施設に10分以上滞在した車両数を求める。例えば、休憩施設特定部42は、運行実績情報31から、月別・曜日別に、休憩施設を走行する予定時刻の前後1時間内に、当該休憩施設付近を通過した総車両数Vと、当該休憩施設に10分以上滞在した車両数Kを求める。そして、休憩施設特定部42は、月別・曜日別の総車両数Vと、滞在した車両数Kの分布を求める。図14は、休憩施設付近を通行する月別・曜日別の総車両数と当該休憩施設に滞在した車両数の分布の一例を示す図である。休憩施設特定部42は、分布で分散度合いの大きい所定数のデータを異常値として除外する。例えば、休憩施設特定部42は、異常値としてVの最大から3件分を除外する。図14の例では、Vが大きい方から3件分が異常値として除外される。休憩施設特定部42は、除外されずに残った月別・曜日別の車両数Kの平均を求め、平均を休憩施設の駐車可能台数Cで割って混雑度を求める。例えば、休憩施設特定部42は、以下の(1)式から混雑度を算出する。
混雑度={Σ車両数K/件数}× C (1)
なお、休憩施設特定部42は、走行を予定する月の車両数Kの平均から混雑度を求めてもよい。例えば、走行を予定する月が2月であり、休憩施設の駐車可能台数Cが80台とする。図14の例では、2月の車両数Kは、60、30、50である。この場合、休憩施設特定部42は、{(60+50+30)/3}×80=58%と混雑度を算出する。
休憩施設特定部42は、特定した休憩施設の駐車場の混雑度が所定の閾値(例えば、80%)を超えるか判定する。休憩施設特定部42は、特定した休憩施設の駐車場の混雑度が所定の閾値を超えない場合、特定した休憩施設をルートの休憩地点と特定する。一方、休憩施設特定部42は、特定した休憩施設の駐車場の混雑度が所定の閾値を超える場合、ルートに沿って、特定した休憩施設より走行時間が短い、到着地点側に1つ隣りの休憩施設の混雑度を算出する。そして、休憩施設特定部42は、隣りの休憩施設の駐車場の混雑度が所定の閾値を超えるか判定する。休憩施設特定部42は、混雑度が所定の閾値を超えない休憩施設が特定されるまでルートの休憩地点の探索を繰返す。休憩施設特定部42は、休憩地点とする休憩施設が特定された場合、ルートに沿って休憩地点された休憩施設から走行時間が所定時間を超えない次の休憩地点とする休憩施設を特定することを繰り返し、ルートに沿って休憩地点を特定する。なお、休憩施設特定部42は、抽出されたルートごとに、ルートに沿って出発地点側から休憩地点を特定してもよい。
走行時刻算出部43は、抽出されたルートごとに、ルートに沿って走行時刻を算出する。例えば、走行時刻算出部43は、休憩地点と特定された休憩施設での所定の休憩時間(例えば、30分)を加味して、抽出されたルートに沿った所定箇所での走行時刻を算出する。所定箇所は、例えば、高速道路のインターチェンジや、ジャンクション、休憩地点とされた休憩施設など、運行で交通のポイントとなる地点とする。走行時刻算出部43は、休憩地点とされた休憩施設については、休憩施設に到着する予定時刻から休憩時間を経過した出発の予定時刻を走行時刻として算出する。走行時刻算出部43は、抽出されたルートごとに、ルートに沿って走行時刻を算出し、出発地点から到着地点に到着するまでの所要時間を算出する。
ブレーキ地点特定部44は、抽出されたルートごとに、ブレーキ地点情報32から、ルートでの所定のブレーキの発生頻度が所定以上の地点を特定する。例えば、ブレーキ地点特定部44は、抽出されたルートごとに、ブレーキ地点情報32から、ルート上に位置するブレーキ地点を特定して、ブレーキ地点を通過する時間帯のブレーキの発生回数を読み出し、発生回数が所定以上の地点を急ブレーキ多発地点として特定する。なお、ブレーキの発生回数は、全時間帯の合計としてもよい。
劣化区間特定部45は、抽出されたルートごとに、劣化区間情報33から、ルートで道路が所定以上劣化している区間を特定する。例えば、劣化区間特定部45は、抽出されたルートごとに、劣化区間情報33から、ルート上に位置する区間の劣化レベルを読み出し、劣化レベルが所定以上の区間を道路劣化区間として特定する。
抽出された各ルートは、休憩施設特定部42、ブレーキ地点特定部44、劣化区間特定部45により、休憩地点とする休憩施設や、急ブレーキ多発地点、道路劣化区間が特定される。
図15は、ルートの一例を示す図である。図15の例では、仙台市青葉区を出発地点とし、大阪市中央区を到着地点としたルートが示されている、図15のルートは、出発地点から道路α1を走行してα21インタを通過し、道路α2を走行してα24インタを通過し、道路α3を走行してα41インタを通過し、道路α4を走行してα44インタを通過し、道路α5を走行して到着地点に至る。また、図15のルートは、α22、α31、α43の休憩施設が休憩地点として示されている。また、図15のルートは、道路α1のα11、α12、道路α3のα32、道路α5のα51、α52が急ブレーキ多発地点として示されている。また、図15のルートは、道路α2のα23、道路α4のα42が道路劣化区間として示されている。
提示部46は、抽出されたルートを提示する。提示部46は、ルートが複数抽出された場合、出発地点から到着地点に到着するまでの所要時間が最も短いルートを最短ルートと提示する。また、提示部46は、最短ルートの所要時間よりも所要時間の増加が所定以内のルートのうち、急ブレーキ多発地点が最も少なく、休憩施設が多いルートを安全なルートと提示する。また、提示部46は、最短ルートの所要時間よりも所要時間の増加が所定以内のルートのうち、道路が所定以上劣化している区間が最も短く、急ブレーキ多発地点が少ないルートを快適なルートと提示する。例えば、提示部46は、最短ルートの所要時間に対して、抽出された他のルートの所要時間の増加の割合を算出する。提示部46は、所要時間の増加の割合が所定割合以内のルートから、安全なルートと快適なルートを提示する。所定割合は、例えば、最短ルートに対して他のルートでの所要時間の増加を許容する割合に定める。例えば、所定割合は、25%とする。なお、提示部46は、最短ルートの所要時間に対して、所要時間の増加時間が一定時間(例えば、3時間)以内のルートから、安全なルートと快適なルートを提示してもよい。
図16は、抽出された各ルートの特定結果の一例を示す図である。図16の例では、ルートZ1〜Z4が抽出され、運行候補ルートとして示されている。図16の例では、ルートZ1〜Z4について、走行回数の割合が、利用割合として示されている。利用割合が5%未満のルートは、抽出されない。このため、図16の例では、利用割合の合計は、100%とはなっていない。利用割合の残り10%に含まれる各ルートは、それぞれ利用割合が5%未満のルートであるため、表示していない。また、図16の例では、ルートZ1〜Z4について、出発地点から到着地点の距離と、劣化区間の距離と、所要時間と、休憩地点とされた休憩施設数と、急ブレーキ多発地点数が示されている。図16の例では、ルートZ1の所要時間が最も短い。このため、ルートZ1が最短ルートとなる。また、ルートZ2、Z3は、所要時間の増加が、ルートZ1の所要時間の25%以内である。一方、ルートZ4は、所要時間の増加が、ルートZ1の所要時間の25%以上である。よって、ルートZ2、Z3のなかから安全なルートと快適なルートが提示される。図16の例では、ルートZ2は、ルートZ3よりも急ブレーキ多発地点が少ない。一方、ルートZ3は、ルートZ2よりも道路が所定以上劣化している区間が短い。よって、図16の例では、ルートZ2が安全なルートと提示され、ルートZ3が快適なルートと提示される。
提示部46は、抽出されたルートを運行候補ルートとして操作画面に提示する。なお、提示部46は、運行ルートの条件で、輸送対象品目の指定されている場合、優先順位情報36から、指定された輸送対象品目でのルートの優先順位を求め、優先順位の高いルートから並べて提示する。また、提示部46は、運行ルートの条件で、業務車両11が特殊車両である指定がされている場合、大型車誘導道路情報35に基づいて、ルートで通過する道路が、特殊車両が走行すべき道路であるか判別し、特殊車両が走行すべき道路を多く通るルートを提示する。例えば、提示部46は、特殊車両が走行すべき道路の割合が所定割合(例えば、80%)以上のルートを提示する。また、例えば、提示部46は、特殊車両が走行すべき道路の割合が上位から所定位(例えば、上位3位)までのルートを提示する。なお、提示部46は、特殊車両が走行すべき道路のみを通過するルートを提示してもよい。
図17は、操作画面の一例を示す図である。操作画面110には、最も短時間のルートとして、ルートZ1が提示され、最も安全なルートとして、ルートZ2が提示され、最も快適なルートとして、ルートZ3が提示されている。操作画面110は、提示されたルートの選択が可能とされている。提示部46は、操作画面110でルートが選択されると、選択されたルートに沿って休憩地点とされた休憩施設、急ブレーキ多発地点、道路劣化区間などの経路情報を操作画面に提示する。
図18は、操作画面に表示される経路情報の一例を示す図である。図18の例は、ルートZ1が選択された場合の操作画面に表示される経路情報を示している。操作画面には、ルートZ1で通過するインターチェンジ、休憩地点とされた休憩施設、急ブレーキ多発地点、道路劣化区間がルートに沿って経路情報として表示される。また、操作画面には、高速道路のインターチェンジや、ジャンクション、休憩地点とされた休憩施設などルートに沿った所定箇所での走行時刻が経路情報として表示される。また、操作画面には、休憩地点とされた休憩施設の算出された想定の混雑度、予定の滞在時間が表示される。
また、図17に示した操作画面110は、運行候補ルートとして表示されたルートから運行確定ルートの選択が可能とされている。運行指示の責任者は、提示された運行候補ルートから運行を行う運行確定ルートを選択する。図17の例では、ルートZ1が運行確定ルートに選択されている。
提示部46は、運行確定ルートが選択されると、新たなルートIDを採番し、ルートIDに関連付けて運行確定ルートに選択されたルートの情報を運行ルート情報37に格納する。また、提示部46は、運行確定ルートに選択されたルートと、ルートIDを操作画面に提示する。
図19は、操作画面の一例を示す図である。図19の例は、ルートZ1が運行確定ルートに選択された場合の操作画面140を示している。操作画面140には、ルートZ1が運行確定ルートに選択されたことを示すメッセージと、ルートIDが表示されている。
受付部40は、運行確定ルートの情報の送信先の入力を操作画面から受け付ける。
図20は、操作画面の一例を示す図である。操作画面150は、運行確定ルートとされたルートZ1のルートIDが示されている。また、操作画面150は、運行実施者のメールアドレスが入力されている。また、操作画面150は、運行指示の責任者のメールアドレスが入力されている。
出力部47は、操作画面150に入力された運行実施者のメールアドレスへ運行管理画面へのリンク情報を送信する。出力部47は、運行実施者端末14でメールのリンクが選択されて、運行実施者端末14から運行管理画面が要求された場合、運行管理画面の画面情報を要求元の運行実施者端末14へ送信して運行管理画面を表示させる。図21は、運行管理画面の一例を示す図である。運行管理画面160には、運行ルートの指定された条件が表示される。また、運行管理画面160には、運行確定ルートのルートIDが表示される。このルートIDは、運行支援装置10へのリンクが埋め込まれており、選択するとルートIDのルートの経路情報の要求が運行支援装置10へ送信される。出力部47は、指定されたルートIDのルートの経路情報の要求を受信すると、要求されたルートの図18に示す経路情報を要求元へ送信する。運行実施者端末14では、運行実施者が送信された経路情報を確認することにより、指定された運行確定ルートの詳細な経路を確認できる。なお、出力部47は、ルートIDと図18に示す経路情報をメールによって運行実施者Zへ送信してもよい。また、出力部47は、運行ルートの指定された条件と共に、運行支援装置10へのリンクを埋め込んだルートIDをメールで運行実施者端末14へ送信して、メールのルートIDがクリック操作された場合に、図18に示す経路情報の表示要求が運行支援装置10へ送信されるようにしてもよい。
これにより、運行支援装置10は、運行指示の責任者と運行実施者とが異なる場合でも、ルートIDにより運行確定ルートの情報を両者で共有させることができる。
受付部40は、運行確定ルートを運行する業務車両11のIDの入力を不図示の運行管理画面から受け付ける。運行実施者は、運行管理画面から運行確定ルートを運行する業務車両11の識別情報を運行支援装置10に入力する。受付部40は、運行確定ルートのルートIDに対応付けて、受け付けた業務車両11の識別情報を指定ルート情報38に格納する。
監視部48は、業務車両11から収集されるプローブ情報に基づいて、指定ルート情報38にIDが記憶された業務車両11の運行を監視し、業務車両11が実際に運行で使用した運行実績ルートを特定する。監視部48は、依頼元端末13および運行実施者端末14からの要求に応じて、監視の結果を要求元に通知する。また、監視部48は、監視の結果、走行確定ルートから運行実績ルートが逸脱や、走行時刻から所定時間以上の遅延している場合、警告を行う。
また、監視部48は、運行確定ルートと運行実績ルートを比較して予定と実績を対比する。監視部48は、依頼元端末13および運行実施者端末14からの要求に応じて、予定と実績の比較結果を要求元に通知する。
ここで、操作の流れに沿って説明する。図22〜図25は、操作の流れを模式的に示した図である。図22に示すように、運行指示の責任者は、操作画面100から出発地点、到着地点、到着曜日、到着時刻、業務車両11が特殊車両であるか否か、および、輸送対象品目を指定する。
運行支援装置10は、運行実績情報31から、受け付けた条件に沿ったルートを抽出する。そして、運行支援装置10は、操作画面110に、最短ルート、安全なルート、快適なルートを提示する。
運行指示の責任者は、操作画面110から運行確定ルートを選択する。図22の例では、ルートZ1が運行確定ルートと選択されている。これにより、運行指示の責任者は、実際の道路状況を把握していない場合でも、運行支援装置10に提示されたルートから運行確定ルートを選択することで、適切な運行ルートを定めることができる。
運行支援装置10は、運行確定ルートに選択されたルートと、ルートIDを操作画面140に提示する。
図23に示すように、運行指示の責任者は、操作画面150から、運行確定ルートに選択されたルートを通知する対象の運行実施者のメールアドレスを入力する。また、運行指示の責任者は、自身のメールアドレスを入力する。
運行支援装置10は、操作画面150に入力された運行実施者Zのメールアドレスへ運行管理画面160へのリンク情報を送信する。
運行実施者Zは、運行実施者端末14により、受信したメールのリンクを用いて運行支援装置10へ運行管理画面を要求する。図23に示すように、運行支援装置10は、運行管理画面の画面情報を要求元の運行実施者端末14へ送信して、運行管理画面160を表示させる。運行管理画面160は、ルートIDが選択されると、ルートIDのルートの経路情報が表示される。図23の例では、図18に示すルートZ1の経路情報が表示される。運行実施者Zは、表示された経路情報を用いて運行する業務車両11を決定し、運行計画を記載した運行指示書を作成して業務車両11の運転手に渡す。図23の例では、業務車両Yの運転手に運行指示書が渡っている。この運行指示書には、ルートZ1の経路情報が記載される。また、運行実施者Zは、ルートIDのルートを運行する業務車両11の識別情報を運行支援装置10に入力する。
運行支援装置10は、業務車両11から収集されるプローブ情報に基づいて、指定ルート情報38に識別情報が記憶された業務車両11の運行を監視し、業務車両11が実際に運行で使用した運行実績ルートを特定する。運行支援装置10は、依頼元端末13および運行実施者端末14からの要求に応じて、監視の結果を要求元に通知する。例えば、運行支援装置10は、監視の結果、走行確定ルートから運行実績ルートが逸脱した場合、警告を行う。また、運行支援装置10は、ルートIDのルートに沿った各地点の走行時刻から所定時間以上遅延している場合、警告を行う。図24の例では、依頼元端末13に業務車両Yが走行確定ルートから逸脱した旨の警告を表示した警告画面170が表示されている。また、図24の例では、運行実施者端末14に業務車両Yが走行時刻から所定時間以上の遅延が発生した旨の警告を表示した警告画面180が表示されている。
また、運行支援装置10は、運行確定ルートと運行実績ルートを比較して予定と実績を対比する。そして、運行支援装置10は、依頼元端末13および運行実施者端末14からの要求に応じて、予定と実績の比較結果を要求元に通知する。例えば、運行支援装置10は、走行確定ルートの各地点ごとに、運行確定ルートの走行時刻と運行実績ルートの走行時刻を比較した比較画面を出力する。図25の例では、比較画面190が示されている。図25に示す比較画面190では、運行確定ルートの走行時刻に対する運行実績ルートの走行時刻の差異の大きさによってパターンを変えて表示される。なお、運行確定ルートを逸脱した場合は、逸脱した以降運行実績ルート欄は空白でパターンを変えて表示され、終点については到着時刻が表示される。
これにより、運行実施者Zは、予定と実績の対比結果から実際の運行に問題があったか否かを把握できる。また、運行支援装置10は、運行日報の作成を支援できる。
[処理の流れ]
次に、本実施例に係る運行支援装置10が運行ルートの策定を支援する運行支援処理の流れについて説明する。図26は、運行支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。この運行支援処理は、所定のタイミング、例えば、運行ルートの条件が指定されて開始を指示する所定操作が行われたタイミングで実行される。
図26に示すように、ルート抽出部41は、運行実績情報31から、受け付けた条件に沿ったルートを抽出する(S10)。例えば、ルート抽出部41は、運行実績情報31から、操作画面100で受け付けた、受け付けた出発地の周辺地域を出発又は通過し、且つ、受け付けた到着時刻の所定の時間範囲内に到着地に到着又は到着地を所定以上通過したルートを抽出する。
休憩施設特定部42は、抽出されたルートごとに、抽出されたルートに沿って走行時間が所定時間を超えない休憩施設を特定する(S11)。走行時刻算出部43は、抽出されたルートごとに、ルートに沿って走行時刻を算出する(S12)。
ブレーキ地点特定部44は、抽出されたルートごとに、ブレーキ地点情報32から、ルートでの所定のブレーキの発生頻度が所定以上の地点を特定する(S13)。劣化区間特定部45は、抽出されたルートごとに、劣化区間情報33から、ルートで道路が所定以上劣化している区間を特定する(S14)。
提示部46は、抽出されたルートを運行候補ルートとして操作画面に提示する(S15)。例えば、提示部46は、ルートが複数抽出された場合、出発地点から到着地点に到着するまでの所要時間が最も短いルートを最短ルートと提示する。また、提示部46は、最短ルートの所要時間よりも所要時間の増加が所定以内のルートのうち、急ブレーキ多発地点が最も少なく、休憩施設が多いルートを安全なルートと提示する。また、提示部46は、最短ルートの所要時間よりも所要時間の増加が所定以内のルートのうち、道路が所定以上劣化している区間が最も短く、急ブレーキ多発地点が少ないルートを快適なルートと提示する。
提示部46は、運行確定ルートが選択されたか否かを判定する(S16)。運行確定ルートが選択されていない場合(S16否定)、再度S16へ移行する。
一方、運行確定ルートが選択された場合(S16肯定)、提示部46は、新たなルートIDを採番し、ルートIDに関連付けて運行確定ルートに選択されたルートの情報を運行ルート情報37に格納する(S17)。提示部46は、運行確定ルートに選択されたルートと、ルートIDを操作画面に提示する(S18)。
受付部40は、運行確定ルートの情報の送信先が指定されたか否かを判定する(S19)。送信先が指定されていない場合(S19否定)、再度S19へ移行する。
一方、送信先が指定された場合(S19肯定)、出力部47は、ルートIDと図18に示す経路情報をメールによって送信先へ送信し(S20)、処理を終了する。
[効果]
上述してきたように、本実施例に係る運行支援装置10は、出発地点、到着地点、到着時刻の指定を受け付ける。運行支援装置10は、車両の時刻毎の位置情報を含む運行のルートが記憶された運行実績情報31を記憶した記憶部21を参照して、受け付けた出発地の周辺地域を出発又は通過し、且つ、受け付けた到着時刻の所定の時間範囲内に到着地に到着又は到着地を通過した運行の実績情報を抽出する。運行支援装置10は、抽出した実績情報の内、所定の数以上の共通するルートを運行経路の候補として提示する。これにより、運行支援装置10は、適切な運行ルートを提示できる。
また、本実施例に係る運行支援装置10は、到着曜日の指定をさらに受け付ける。運行支援装置10は、実績情報の内、受け付けた到着曜日の到着時刻を含む所定期間に到着地点に到着または通過し、かつ、出発地点から到着地点へ所定の数以上走行されたルートを抽出する。これにより、運行支援装置10は、曜日によって道路状況が異なる場合でも、到着曜日に所定の数以上走行されたルートを抽出されるため、到着曜日に応じた適切な運行ルートを提示できる。
また、本実施例に係る運行支援装置10は、休息施設情報34を参照して、抽出したルート上に位置する休憩施設の内、所定の連続走行時間以下の時間毎に運転者に休憩させる休憩施設を特定する。これにより、運行支援装置10は、所定の連続走行時間以下の時間毎に運転者を休憩施設で休憩させる運行計画を容易に作成できる。
また、本実施例に係る運行支援装置10は、位置と当該位置における時間帯毎の危険運転の発生情報を記憶した第3記憶部を参照して、抽出したルートの走行時間帯における危険運転の発生頻度を特定する。例えば、運行支援装置10は、ブレーキ地点情報32を参照して、ブレーキの発生頻度が所定以上の地点を特定する。運行支援装置10は、ルートの内の所定の発生頻度を越える位置をさらに提示する。これにより、運行支援装置10は、危険運転の発生頻度が所定の発生頻度を越える位置を提示できる。
また、本実施例に係る運行支援装置10は、位置と位置における道路の劣化情報を記憶した第4記憶部を参照して、ルート内の劣化情報が登録されている位置を抽出する。例えば、運行支援装置10は、劣化区間情報33を参照して、抽出されたルートで道路が所定以上劣化している区間を特定する。運行支援装置10は、ルート内の劣化情報が登録されている位置を提示する。これにより、運行支援装置10は、劣化情報が登録されている位置を提示できる。
また、本実施例に係る運行支援装置10は、ルートが複数抽出された場合、出発地点から到着地点に到着するまでの所要時間が最も短いルートを最短ルートと提示する。運行支援装置10は、最短ルートの所要時間よりも所要時間の増加が所定以内のルートのうち、危険運転の発生頻度が所定の発生頻度を越える位置が最も少なく、休憩施設が多いルートを安全なルートと提示する。運行支援装置10は、最短ルートの所要時間よりも所要時間の増加が所定以内のルートのうち、道路が所定以上劣化している区間が最も短く、危険運転の発生頻度が所定の発生頻度を越える位置が少ないルートを快適なルートと提示する。これにより、運行支援装置10は、最短ルート、安全なルート、快適なルートを提示でき、輸送する品目などに応じて走行ルートを選択しやすくすることができる。
また、本実施例に係る運行支援装置10は、ルートに沿って、休憩施設、ブレーキの発生頻度が所定以上の地点、道路が所定以上劣化している区間を提示する。これにより、依頼元の運行指示の責任者や運行実施者などの利用者は、ルートに沿って、休憩施設、ブレーキの発生頻度が所定以上の地点、道路が所定以上劣化している区間を把握できる。
また、本実施例に係る運行支援装置10は、運送する輸送対象品目の指定を受け付ける。運行支援装置10は、輸送対象品目に応じて、最短ルート、安全なルート、又は、快適なルートの表示の優先順位を変更する。これにより、運行支援装置10は、輸送する品目に応じて適切なルートの優先順位を高く提示できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてもよい。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記実施例では、ルートに沿った所定箇所での走行時刻や、休憩地点とされた休憩施設、急ブレーキ多発地点、道路劣化区間を提示する場合を例示した。しかしながら、これらに限定されるものではない。例えば、本実施例に係る運行支援装置10は、選択されたルートに沿った運行計画情報を生成して出力してもよい。これにより、運行支援装置10は、依頼元の運行指示の責任者や運行実施者などの利用者の運行計画の作成を支援できる。
また、上記実施例では、業務車両11が特殊車両であることを指定した場合、特殊車両が走行すべき道路を多く通るルートを提示する場合を例示した。しかしながら、これらに限定されるものではない。例えば、提示部46は、監視装置情報30に基づき、運行監視装置12が搭載された業務車両11が特殊車両の条件を満たす場合は、特殊車両が走行すべき道路を多く通るルートを提示してもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的状態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、受付部40、ルート抽出部41、休憩施設特定部42、走行時刻算出部43、ブレーキ地点特定部44、劣化区間特定部45、提示部46、出力部47および監視部48の各処理部が適宜統合されてもよい。また、各処理部の処理が適宜複数の処理部の処理に分離されてもよい。さらに、各処理部にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[運行支援プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、運行を支援する運行支援プログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。図27は、運行支援プログラムを実行するコンピュータの構成の一例を示す図である。
図27に示すように、コンピュータ400は、CPU(Central Processing Unit)410、HDD(Hard Disk Drive)420、RAM(Random Access Memory)440を有する。これら400〜440の各部は、バス500を介して接続される。
HDD420には上記の受付部40、ルート抽出部41、休憩施設特定部42、走行時刻算出部43、ブレーキ地点特定部44、劣化区間特定部45、提示部46、出力部47および監視部48と同様の機能を発揮する運行支援プログラム420Aが予め記憶される。なお、運行支援プログラム420Aについては、適宜分離してもよい。
また、HDD420は、各種情報を記憶する。例えば、HDD420は、記憶部21と同様に、OSや運行の支援に用いる各種データを記憶する。
そして、CPU410が、運行支援プログラム420AをHDD420から読み出して実行することで、実施例の各処理部と同様の動作を実行する。すなわち、運行支援プログラム420Aは、受付部40、ルート抽出部41、休憩施設特定部42、走行時刻算出部43、ブレーキ地点特定部44、劣化区間特定部45、提示部46、出力部47および監視部48と同様の動作を実行する。
なお、上記した運行支援プログラム420Aについては、必ずしも最初からHDD420に記憶させることを要しない。また、例えば、運行支援プログラム420Aは、コンピュータ400に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に記憶させてもよい。そして、コンピュータ400がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ400に接続される「他のコンピュータ(又はサーバ)」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ400がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
1 システム
10 運行支援装置
11 業務車両
12 運行監視装置
13 依頼元端末
14 運行実施者端末
21 記憶部
22 制御部
30 監視装置情報
31 運行実績情報
32 ブレーキ地点情報
33 劣化区間情報
34 休憩施設情報
35 大型車誘導道路情報
36 優先順位情報
37 運行ルート情報
38 指定ルート情報
40 受付部
41 ルート抽出部
42 休憩施設特定部
43 走行時刻算出部
44 ブレーキ地点特定部
45 劣化区間特定部
46 提示部
47 出力部
48 監視部

Claims (11)

  1. 出発地点、到着地点、到着時刻の指定を受け付け、
    車両の時刻毎の位置情報を含む運行のルートが記憶された実績情報を記憶した記憶部を参照して、受け付けた前記出発地の周辺地域を出発又は通過し、且つ、受け付けた前記到着時刻の所定の時間範囲内に前記到着地に到着又は前記到着地を通過した運行の実績情報を抽出し、
    抽出した前記実績情報の内、所定の数以上の共通するルートを運行経路の候補として提示する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする運行支援プログラム。
  2. 前記受け付ける処理は、到着曜日の指定をさらに受け付け、
    前記抽出する処理は、前記実績情報の内、受け付けた前記到着曜日の前記到着時刻を含む所定期間に前記到着地点に到着または通過し、かつ、前記出発地点から前記到着地点へ所定の数以上走行されたルートを抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行支援プログラム。
  3. 位置と前記位置における休憩施設の地点の情報を記憶した第2の記憶部を参照して、抽出した前記ルート上に位置する休憩施設の内、所定の連続走行時間以下の時間毎に運転者に休憩させる休憩施設を特定し、
    特定した前記休憩施設に滞在する所定の休憩時間を加味して、抽出した前記ルート含まれる所定箇所の走行時刻を算出し、
    前記提示する処理は、前記ルートの前記所定箇所の走行時刻をさらに提示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の運行支援プログラム。
  4. 位置と前記位置における時間帯毎の危険運転の発生情報を記憶した第3記憶部を参照して、抽出した前記ルートの走行時間帯における危険運転の発生頻度を特定し、
    前記提示する処理は、前記ルートの内の所定の発生頻度を越える位置をさらに提示する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の運行支援プログラム。
  5. 位置と前記位置における道路の劣化情報を記憶した第4記憶部を参照して、前記ルート内の劣化情報が登録されている位置を抽出し、
    前記提示する処理は、前記ルート内の劣化情報が登録されている位置を提示する
    処理をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の運行支援プログラム。
  6. 前記提示する処理は、ルートが複数抽出された場合、前記出発地点から前記到着地点に到着するまでの所要時間が最も短いルートを最短ルートと提示し、最短ルートの所要時間よりも所要時間の増加が所定以内のルートのうち、危険運転の発生頻度が所定の発生頻度を越える位置が最も少なく、休憩施設が多いルートを安全なルートと提示し、最短ルートの所要時間よりも所要時間の増加が所定以内のルートのうち、道路が所定以上劣化している区間が最も短く、危険運転の発生頻度が所定の発生頻度を越える位置が少ないルートを快適なルートと提示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の運行支援プログラム。
  7. 前記提示する処理は、ルートに沿って、休憩施設、ブレーキの発生頻度が所定以上の地点、道路が所定以上劣化している区間を提示する
    ことを特徴とする請求項5に記載の運行支援プログラム。
  8. 前記受け付ける処理は更に、運送する輸送対象品目の指定を受け付け、
    前記輸送対象品目に応じて、前記最短ルート、前記安全なルート、又は、前記快適なルートの表示の優先順位を変更する
    ことを特徴とする請求項6に記載の運行支援プログラム。
  9. ルートの選択を受け付け、
    選択されたルートに沿った運行計画情報を出力する処理をコンピュータにさらに実行させることを特徴とする請求項5に記載の運行支援プログラム。
  10. 出発地点、到着地点、到着時刻の指定を受け付け、
    車両の時刻毎の位置情報を含む運行のルートが記憶された実績情報を記憶した記憶部を参照して、受け付けた前記出発地の周辺地域を出発又は通過し、且つ、受け付けた前記到着時刻の所定の時間範囲内に前記到着地に到着又は前記到着地を通過した運行の実績情報を抽出し、
    抽出した前記実績情報の内、所定の数以上の共通するルートを運行経路の候補として提示する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする運行支援方法。
  11. 出発地点、到着地点、到着時刻の指定を受け付ける受付部と、
    車両の時刻毎の位置情報を含む運行のルートが記憶された実績情報を記憶した記憶部を参照して、受け付けた前記出発地の周辺地域を出発又は通過し、且つ、受け付けた前記到着時刻の所定の時間範囲内に前記到着地に到着又は前記到着地を通過した運行の実績情報を抽出する抽出部と、
    抽出した前記実績情報の内、所定の数以上の共通するルートを運行経路の候補として提示する提示部と、
    を有することを特徴とする運行支援装置。
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