JP2017150999A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】重要な情報を把握させやすい表示装置を提供する。【解決手段】車両に搭載される表示装置100は、車両に関する情報を表示する表示部1と、複数のモードで表示装置100の動作を制御可能な制御部3と、表示部1とは異なる位置に設けられ、複数のモードのうちいずれのモードが実行されているかを発光によって報知する照明部2と、を備える。照明部2の発光態様は、複数のモードの種別毎に予め設定され、複数のモードは、通常モードと、該通常モード時とは異なる情報を表示部1において表示可能な複数の特殊モードと、を含む。制御部3は、複数の特殊モードの実行条件が成立すると、実行条件が成立した複数の特殊モードのうち、予め定められた優先度が最も高いモードで表示装置100を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、乗り物に搭載される表示装置に関する。
乗り物に搭載される表示装置として、特許文献1には車両用の表示装置が開示されている。当該表示装置は、車両に関する情報を表示する表示部(同文献では、アナログ計器やインジケータ)とは別に、発光報知手段(アンビエント照明)の発光によって異常の発生を報知するものである。
また、車両用の表示装置として、車両の異常を報知するワーニングモード(特許文献2)、所定距離の走行時間を計測するタイム計測モード(特許文献3)、水温や油温が一定値以上となっていないことを報知するウォームアップモード(特許文献4)等、様々な動作モードで車両の情報を報知可能なものがある。
特開2002−79847号公報 特開2003−191772号公報 特開2011−149842号公報 特開2003−184621号公報
上記特許文献のように、表示装置において、各種情報を報知するための手段が混在したり、複数モードでの動作が可能であったりすると、ユーザに重要な情報を把握させづらいという問題が生じる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、重要な情報を把握させやすい表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、
乗り物に搭載される表示装置であって、
前記乗り物に関する情報を表示する表示部と、
複数のモードで前記表示装置の動作を制御可能なモード制御手段と、
前記表示部とは異なる位置に設けられ、前記複数のモードのうちいずれのモードが実行されているかを発光によって報知する発光報知手段と、を備え、
前記発光報知手段の発光態様は、前記複数のモードの種別毎に予め設定され、
前記複数のモードは、通常モードと、該通常モード時とは異なる情報を前記表示部において表示可能な複数の特殊モードと、を含み、
前記モード制御手段は、前記複数の特殊モードの実行条件が成立すると、実行条件が成立した前記複数の特殊モードのうち、予め定められた優先度が最も高いモードで前記表示装置を制御する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、重要な情報を把握させやすい。
本発明の一実施形態に係る表示装置の概略正面図である。 同上実施形態に係る表示装置などの構成を説明するためのブロック図である。 同上実施形態に係る動作モード制御処理の一例を示すフローチャートである。 (a)は同上実施形態に係る動作モード決定テーブルの構成例を示す図であり、(b)及び(c)は変形例に係る動作モード決定テーブルの構成例を示す図である。 特殊モード時における報知画像の一例を示す図である。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る表示装置100は、車両に搭載され、図1、図2に示すように、表示部1と、照明部2と、制御部3とを備える。
表示装置100は、例えば、ユーザの好みに応じて車室内(例えば、ダッシュボード上などの運転席前方や、センターコンソール)に後付けされる、後付け用の表示装置として構成されている。表示装置100は、車両に設けられるOBD(On-Board Diagnostics)などの車両診断コネクタに接続ケーブルを介して車載システムと接続される、及び/又は、接続ケーブルを介して車載システムと接続される。車載システムは、図示しないECU(Electrical Control Unit)や、後述のセンサ部4、センサ部4が接続される後付けの制御ユニットなどから構成される。これにより、表示装置100は、CAN(Controller Area Network)やK−LINE、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)などを介して、ECUやセンサ部4、制御ユニットとの間で通信が可能となる。
表示装置100は、複数のモードでの動作が可能であるように構成されている。当該複数のモードは、各モード間で表示装置100が主に表示する情報が異なるように予め設定されている。モード間の切り替えは、後述するように、センサ部4からのセンサ情報などに基づいて実行される。
表示装置100が実行可能な複数のモードは、通常モードと、通常モード時とは異なる情報を表示部1において表示可能な複数の特殊モードとを含む。通常モードは、例えば、表示装置100の電源投入時におけるデフォルトのモードである。特殊モードとしては、(i)車両の異常を報知するワーニングモード(この実施形態では、エンジンオイル(油温)の異常)、(ii)所定距離の走行時間を計測するタイム計測モード、(iii)ラジエータ内の冷却水の温度(水温)が一定値以上となっていないことを報知するウォームアップモードの3つのモードが用意されている。つまり、この実施形態の表示装置100は、計4つのモード間での動作が可能に構成されている。どのようにして、モードの遷移が実行されるかは後述する。
表示部1は、車両に関する各種情報を報知するための報知画像を表示する。表示部1は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)等からなり、制御部3の制御の下で報知画像を表示する。
表示部1は、通常モードにおいては、例えば車速を示す報知画像を表示する。また、特殊モードにおける表示部1は、(i)ワーニングモードでは警告を示す報知画像を表示し、(ii)所定距離の走行時間を計測するタイム計測モードでは、走行時間などを示す報知画像を表示し、(iii)ウォームアップモードでは、水温が一定値以上となっていないことを報知する報知画像を表示する。なお、通常モードにおける表示部1での報知内容は、特殊モードにおける報知内容と異なるものであればよく、車速に限定されるものではない。
図1に、表示部1に表示される報知画像の一例を示す。当該報知画像は、特殊モードの一つであるウォームアップモード時における画像である。当該報知画像の下部においては、現在、水温が一定値以上となっていないことを報知する「水温ウォームアップ中」という文章が示されている。また、当該報知画像の上部においては、現在の水温を報知するバーグラフが示されている。なお、当該バーグラフは、ウォームアップ対象の水温を示すものでなくとも良く、車速などの他の情報を示すものであってもよい。つまり、あるモードにおける報知画像は、当該モード時に報知すべき情報(図1の例では「水温」)以外の情報(「車速」など)を含むものであってもよい。
照明部2は、いわゆるアンビエント照明を実現するための構成である。照明部2は、図1に示すように、表示部1とは異なる位置に2つ設けられている。照明部2は、表示部1を挟んで、表示装置100の両端部に位置している。なお、照明部2は、表示部1と異なる位置に設けられていればよく、その個数や配置は任意である。照明部2の各々は、図2に示すように、第1〜第3光源21〜23を有する。各照明部2の構成や点灯態様は同様であるため、以下では一方の照明部2について説明する。
第1〜第3光源21〜23の各々は、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)から構成され、互いに異なる色で発光する。この実施形態では、第1光源21は赤色に発光し、第2光源22は緑色に発光し、第3光源23は青色に発光する。
照明部2は、第1〜第3光源21〜23の各々が制御部3によって発光制御されることにより、予め定められた複数種別の発光態様で発光可能に構成されている。発光態様としては、(i)いずれかの光源が発光することで単色で発光する態様や、(ii)複数の光源が発光することで混色で発光する態様や、(iii)所定の期間内で継続発光する態様や、(iv)所定のタイミングや周期で点滅する態様などが設定されている。また、照明部2は、状況に応じて発光態様を変化させる。具体的には、照明部2は、通常モードと特殊モードとを含む複数のモードのうち、いずれのモードが実行されているかを発光により報知する。照明部2がどのような態様で発光するかについては後述する。
また、表示装置100は、図1に示すように、筐体10と、筐体10内に配置される意匠板11とを備える。
意匠板11は、例えば、表示部1と照明部2の前面側に配置される。意匠板11は、例えば樹脂等からなる板材に印刷等を施すことで形成されている。意匠板11は、表示部1と照明部2との各々に対応する箇所(重畳する箇所)が透光部となっており(開口部であってもよい)、これにより、表示部1の表示領域と照明部2の発光領域とが区画されている。
意匠板11の背面側には、図示しないケースが配置されている。当該ケースは、例えば、制御部3が実装された回路基板(プリント回路板)等を保持する。この回路基板には、表示部1や、第1〜第3光源21〜23も実装されている。また、当該ケースには、第1〜第3光源21〜23が発した光を、表示装置100の前面側へと案内するライトガイドが形成されている。ライトガイドは例えば白色の樹脂などから形成され、第1〜第3光源21〜23が発した光を効率良く反射させて、表示装置100の前面側へと案内する。
筐体10は、表示部1、照明部2、制御部3、及び、意匠板11を収納する。筐体10は、例えば、前面側に樹脂やガラス等から構成された透光板を有し、この透光板を透かして、表示部1、照明部2、及び意匠板11が視認可能となっている。
制御部3は、表示装置100の全体動作を制御するものであり、各種ドライバ(図示せず)を介して表示部1の表示制御や照明部2の発光制御を行う。制御部3は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)31と、ROM(Read Only Memory)32と、RAM(Random Access Memory)33と、ビデオメモリ34と、I/F(InterFace)35と、を備える。
なお、表示装置100には、図示しない電源が接続されており、例えば、表示装置100が搭載される車両のイグニンションのオンに伴い、制御部3を含む各部への動作電力が供給される。また、制御部3は、少なくとも一部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用回路によって構成されていてもよい。
ROM32は、動作プログラム(後述の動作モード制御処理を実行するためのプログラムを含む)や固定データ(後述の動作モード決定テーブルなど)を予め記憶する。RAM33は、各種の演算結果などを一時的に記憶する。例えば、RAM33には、後述の動作モード制御処理の判別結果や決定結果を示すデータなどが記憶される。ビデオメモリ34は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等から構成され、表示部1に表示させる画像のデータ(画像データ)を記憶する。I/F35は、制御部3の外部との間で、各種信号の入出力を可能とする。CPU31は、I/F35を介して、表示部1、照明部2、及びセンサ部4の各々と電気的に接続されている。
CPU31は、ROM32から読み出した動作プログラムや固定データを用いて、表示装置100の全体動作を制御するための処理を実行する。このときには、CPU31がROM32から固定データを読み出す固定データ読出動作や、CPU31がRAM33に各種データを書き込んで一時記憶させるデータ書込動作、CPU31がRAM33に一時記憶されている各種データを読み出すデータ読出動作、CPU31がI/F35を介して制御部3の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、CPU31がI/F35を介して制御部3の外部へと各種信号を出力する送信動作なども行われる。また、CPU31は内蔵のタイマにより、適宜計時を行う。
また、CPU31は、図示しない表示制御部(グラフィックコントローラ)を介して、ビデオメモリ34に記憶された画像データに基づき、表示部1の表示制御を行う。当該表示制御部は、CPU31からの表示制御指令などに基づき、表示部1における表示動作の制御内容を決定する。例えば、表示制御部は、表示部1の表示画面に表示させる画像の切換タイミングを決定することなどにより、各種の表示を実行させるための制御を行う。
また、CPU31は、図示しない光源用ドライバ(スイッチング回路などから構成される)を介して、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって、第1〜第3光源21〜23の各々の発光動作を制御する。これにより、後述するように照明部2の発光態様を変化させることが可能となっている。
なお、表示装置100は、I/F35を介して制御部3と電気的に接続される操作部(図示せず)を備えている。操作部は、操作ボタン、操作キー、タッチパネル等から構成される。操作部は、ユーザの操作に応答して、操作内容を示す信号を制御部3に供給する。なお、操作部は、表示装置100と別体であってもよい。
CPU31は、センサ部4からの各種センサ情報(検出信号)を取得すると、取得したセンサ情報の種別に応じた演算を行い、後述するように特殊モードの実行条件が成立したか否かを判別したり、算出した計測値などを示す画像を表示部1に表示したりする。
センサ部4は、車速センサ41、水温センサ42、油温センサ43、GPS(Global Positioning System)センサ44などの各種センサを有する。センサ部4を構成する各種センサは、適宜ECUや制御ユニットなどを介して、表示装置100と通信が可能に構成されている。
車速センサ41は、車速を検出する。車速センサ41は、検出信号として、車輪やトランスミッション内のギアの回転に応じたパルス信号を制御部3へ出力する。水温センサ42は、車両のラジエータ内の冷却水の温度を熱電対やサーミスタ等によって検出し、検出信号を制御部3へ出力する。油温センサ43は、車両のエンジン内のエンジンオイルの温度を検出し、検出信号を制御部3へ出力する。GPSセンサ44は、アンテナを含むGPSモジュールからなり、人工衛星から受信したGPS信号に応じた車両の位置情報を制御部3へ送信する。
続いて、各動作モード実行時における表示装置100の動作を説明する。
(通常モード)
この実施形態では、通常モード時には、CPU31は、車速センサ41から取得したパルス信号に応じた車速を報知するための報知画像を、表示部1に表示させる。
(特殊モード)
ウォームアップモード時には、CPU31は、水温が設定値未満であることを報知する報知画像(図1に例示)を表示部1に表示させる。CPU31は、水温センサ42から取得した検出信号に応じた水温が設定値未満である場合に、ウォームアップモードの実行条件が成立したと判別する。
なお、この実施形態では、ある特殊モードの実行条件が成立したからといって、直ちに当該特殊モードでの制御が実行されるとは限られない。複数の特殊モードの実行条件が成立している場合には、優先度が最も高い特殊モードでの制御が実行される。詳しくは後述する。
ワーニングモード時には、CPU31は、エンジンオイルの温度異常を報知する報知画像(図5に例示)を表示部1に表示させる。CPU31は、油温センサ43から取得した検出信号に応じた油温が設定値以上である場合に、ワーニングモードの実行条件が成立したと判別する。
タイム計測モード時には、CPU31は、所定距離の走行時間を報知する報知画像を表示部1に表示させる。CPU31は、例えば、GPSセンサから所定期間毎に送信される位置情報と、車速センサ41からのパルス信号に応じた車速とに基づいて、予め定めた所定距離(所定経路であってもよい)を走行するのにかかった時間(走行時間)を算出する。例えば、CPU31は、車速センサ41からのパルス信号が一定期間検出され、車両が動き出したと判定した場合に、タイム計測モードの実行条件が成立したと判別する。なお、所定距離は、前記の操作部からのユーザ操作により予め設定されればよい。また、GPS信号でなく、交通管制などからのビーコンに基づいて車両の位置や経路情報を取得してもよい。
以上の構成からなる表示装置100は、車速や各種警告情報を表示するといった、複合計器としての一般的な動作を行うことが可能であるが、以下では、図3を参照して、本実施形態に特有の動作モード制御処理について説明する。例えば、車両のイグニッションのオンに伴って、表示装置100に動作電力の供給が開始されると、CPU31が起動する。起動したCPU31は、初期化処理を実行した後、動作モード制御処理を実行する。
(動作モード制御処理)
まず、CPU31は、センサ部4から各種のセンサ情報を取得する(ステップS1)。なお、CPU31は、ステップS1の処理以後も一定期間毎にセンサ情報を取得する。続いて、CPU31は、通常モードで表示装置100の動作を制御する(ステップS2)。通常モードでは、例えば、車速センサ41から取得したセンサ情報に基づいて表示部1に車速を示す報知画像を表示させたり、照明部2を白色で発光させたりする。
続いて、CPU31は、複数用意された特殊モードの実行条件が一つでも成立しているか否かを判別する(ステップS3)。特殊モードの実行条件が成立したか否かは、取得したセンサ情報に基づいて、前述のように判別すればよい。特殊モードの実行条件が一つも成立していない場合(ステップS3;No)、CPU31はステップS1,S2の処理を継続する。つまり、この場合は、通常モードでの制御が継続される。
特殊モードの実行条件が一つでも成立している場合(ステップS3;Yes)、CPU31は、ROM32に予め記憶された用意された動作モード決定テーブルを参照して、優先度が最も高い特殊モードの実行を決定する(ステップS4)。
図4(a)は、動作モード決定テーブルの構成例を示す図である。動作モード決定テーブルでは、各動作モードの優先度が設定されている。この実施形態では、特殊モードにおいては、ワーニングモードの優先度が「1」、ウォームアップモードの優先度が「2」、タイム計測モードの優先度が「3」と設定されている。これらの数値は小さいほど優先度が高いことを示す。なお、通常モードは、いずれの特殊モードよりも優先度が低く、優先度が「4」に設定されている。
また、動作モード決定テーブルでは、動作モードの種別毎に照明部2の発光態様(具体的には、当該発光態様を実現するためのPWM値など)が設定されている。つまり、ステップS4においては優先度判定と併せて、動作モードに応じた発光態様も決定される。当該発光態様は、ユーザが現在実行されている動作モードを認識できるように、動作モードの種別間で異なる態様で設定されている。この実施形態は、発光色の違いで実行中の動作モードを報知する例であり、ワーニングモードは「赤」、ウォームアップモードは「青」、タイム計測モードは「緑」、通常モードは「白」というように、モード間で異なる色で発光するように設定されている。
なお、優先度に応じた動作モード種別と動作モードに応じた発光態様とは、一度に決定しなくともよく、別個のテーブルを用いて決定してもよい。また、図4(a)に示す例では、特殊モードと通常モードとの優先度の理解を容易にするため、通常モードの優先度についても示したが、通常モードの優先度は最も低いため、動作モード決定テーブルを、通常モードの優先度を考慮せずに特殊モードの優先度の高低を定めて構成してもよい。
図3に戻って、ステップS4で優先度の最も高い特殊モードを決定すると、CPU31は、決定した特殊モードに応じた光源制御処理(ステップS5)と表示制御処理(ステップS6)を実行する。つまり、これらの処理が実行されることで、表示装置100の動作モードは、通常モードから特殊モードに移行する。
例えば、ステップS3において、ワーニングモードとウォームアップモードの2つの実行条件が成立していた場合、優先度がより高いワーニングモードの実行がステップS4で決定される。そして、ステップS5において、CPU31は、動作モード決定テーブルを参照して、ワーニングモードに対応する発光態様(この実施形態では「赤」での発光)で、照明部2を発光させる。ワーニングモードの実行中においては、CPU31は、光源用ドライバを介して第1〜第3光源21〜23をPWM制御し、赤色発光する第1光源21のみを発光させることで、照明部2を赤色に発光させる。
また、ステップS6においては、CPU31は、表示制御部を介して、ワーニングモードに対応した報知画像を表示部1に表示させる。図5にワーニングモードにおける報知画像の表示例を示す。同図の報知画像は、「油温ワーニング!!」という文字列を表している。なお、ユーザに警告を報知することができれば、文字だけでなくともよく、アイコン(図形も含む)や、文字とアイコンとの組み合わせにより警告を報知する報知画像が構成されてもよい。他の動作モードにおける報知画像の構成についても同様である。
また、所定の動作モードが実行されている際に、照明部2の発光色と、表示部1が表示する報知画像の少なくとも一部における表示色とを、共通させることが望ましい。図5の例で言えば、ワーニングモードにおいて照明部2が赤色発光するため、報知画像内の少なくとも一部(例えば、「油温ワーニング!!」の箇所)を赤色で表示すればよい。このように、表示部1と照明部2との報知態様に関連性を持たせれば、良好にユーザに重要な情報を把握させることができる。
図3に戻って、ステップS5,S6に続いて、CPU31は、現在モード(ステップS4で実行が決定され、現在実行中の特殊モード)の終了条件が成立したか否かを判別する(ステップS7)。
例えば、CPU31は、一定期間毎に取得されるセンサ情報に基づいて、現在モードの実行条件が成立しなくなった場合に、現在モードの終了条件が成立したと判別すればよい。具体例として、ウォームアップモードの終了条件は水温が設定値以上となった場合に成立し、ワーニングモードの終了条件は油温が未満となった場合に成立し、タイム計測モードの終了条件は車両が停止した場合に成立する。また、現在モードがいずれの特殊モードであるかに関わらず、操作部がユーザによるモード切り替え操作(例えば、通常モードに戻るためのホームボタンからの操作など)を受け付けた場合に、現在モードの終了条件が成立する。
現在モードの終了条件が成立していない場合(ステップS7;No)、CPU31は、当該条件が成立するまで、ステップS5,S6の処理を実行する。つまり、現在モードの実行を継続する。
現在モードの終了条件が成立している場合(ステップS7;Yes)、CPU31は、ステップS3で実行条件が成立した他の特殊モードがあるか否かを判別する(ステップS8)。実行条件が成立した他の特殊モードがない場合(ステップS8;No)、CPU31はステップS1に戻って処理を実行する。つまり、この場合は、前記の現在モード(実行されていた特殊モード)から通常モードへと復帰する。
実行条件が成立した他の特殊モードがある場合(ステップS8;Yes)、CPU31はステップS4に戻って処理を実行する。この場合、前記の現在モード(実行されていた特殊モード)の次に優先度が高い特殊モードでの制御が、ステップS4〜S6で実行されることになる。
CPU31は、以上の動作モード制御処理を、例えば車両のイグニッションがオフされたことに伴い、表示装置100の電源がオフされるまで繰り返し実行する。
なお、本発明は、以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に変形の一例を示す。
(変形例)
各動作モード間で異なる発光態様は、発光色でなくともよい。例えば、図4(b)に示す変形例に係る動作モード決定テーブルのように、点灯周期(常時点灯や消灯も含む)の違いで実行中の動作モードを報知してもよい。図4(b)に示す例では、ワーニングモードは「全点灯」(常時点灯)、ウォームアップモードは「点滅周期長い」(タイム計測モード時の点滅周期よりも長い)、タイム計測モードは「点滅周期短い」、通常モードは「無灯」というように、モード間で異なる点灯周期で発光するように設定されている。
また、図4(c)に示す変形例に係る動作モード決定テーブルのように、発光強度の違いで実行中の動作モードを報知してもよい。図4(c)に示す例は、優先度が高いモードほど強い強度で発光するように設定されている。なお、この例では通常モード時は無灯である。さらに、発光色と点灯周期と発光強度との組み合わせにより発光態様を設定し、複数の動作モード間で、発光色と点灯周期と発光強度との少なくともいずれかが異なるようにしてもよい。なお、発光強度は、輝度、照度、光束、光度のいずれかであればよい。例えば、発光強度は、第1〜第3光源21〜23への印加電圧の大きさに応じた発光の度合いであればよい。
また、以上では通常モードがデフォルトのモード(出荷時における電源投入直後のモード)である例としたが、所定の設定操作によってユーザの好みで予め設定されたモードであってもよい。このように、通常モードは、例えば、電源投入直後に実行されるモードであればその種別は問わない。
また、以上では特殊モードが3つ用意されている例を説明したが、これに限られない。特殊モードは、通常モードと異なるモードとして、少なくとも2つ以上用意されていればよい。
また、特殊モードの種別も上記に説明したものに限られない。
ウォームアップモード時に油温が設定値未満であることを報知してもよいし、ワーニングモード時に水温異常を報知してもよい。油温を例に説明すれば、油温センサ43から取得した検出信号に応じた油温が、第1の設定値未満である場合にウォームアップモードの実行条件が成立し、第2の設定値(第1の設定値よりも大きい値)以上である場合ワーニングモードの実行条件が成立するようにしてもよい。つまり、同一のセンサからの情報に基づき、複数の特殊モードの実行条件が成立するように構成してもよい。
また、タイム計測モードとして、前記のように走行時間を表示する表示モードだけでなく、計測記録データを外部記憶装置に記憶するロギングモードなどを用意してもよい。当該ロギングモードは、例えば、外部記憶装置がUSB(Universal Serial Bus)などを介して表示装置100に接続された場合に実行条件が成立する。例えば、ロギングモードは、ユーザの意思による接続操作に基づいて実行条件が成立するため、前記の表示モードよりも高い優先度のモードとして予め定めればよい。
また、センサ部4は、圧力センサ、振動センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ等を備えていてもよい。そして、油圧異常や、振動異常などを報知するワーニングモードを用意してもよい。また、車両に搭載された撮像装置(ステレオカメラなど)からの撮像情報に基づき、制御部3がパターンマッチング法などにより画像解析を行うことで、障害物や歩行者が車両に接近していること検出してもよい。そして、障害物や歩行者の接近を報知するワーニングモードを用意してもよい。また、GPSセンサ44がGPS信号を一定期間受信できない場合に、受信状態が良好でないことを報知するモードなども用意してもよい。
つまり、車両状態(自車両の状態だけでなく、車外の状態も含む)を検出する検出部があり、検出部からの各種情報に応じた報知を行う特殊モードが複数あれば、検出部や特殊モードの個数や種別は任意である。
また、同一色に発光する光源のみで照明部2を構成してもよい。この場合は、発光強度や点灯(点滅)周期などを各動作モード間で異ならせればよい。
以上では、表示部1が画像を表示する例を示したが、これに限られない。表示部1は、指針の指示箇所により計測量を表示するアナログ計器(スピードメータ、タコメータなど)であってもよい。例えば、当該計器は、目盛り、数値等からなる指標部と、指標部を指示する指針とを備え、両者を対比判読させることで計測量を報知するものである。
また、表示装置100が搭載される車両の種別は限定されず、自動四輪や自動二輪などであればよい。さらには、表示装置100は、水上スキー、スノーモービル、航空機などに搭載されるものであってもよい。つまり、表示装置100は、乗り物に搭載されるものであればよい。
また、以上では表示装置100が後付け用の表示装置として構成される例を説明したが、車両に予め搭載されるものであってもよい。ただし、以上に説明した表示装置100は、サーキットレース場等を走行する競技車両や、スーパーチャージャあるいはターボ付き車両などに後付けされる補助計器として特に有用である。このような補助計器は、複数の動作モードを有している場合が多いからである。
また、前記の動作プログラムは、ROM32に記憶されているものとしたが、着脱自在の記録媒体により配布・提供されてもよい。また、動作プログラムは、表示装置100と接続された他の機器からダウンロードされるものであってもよい。また、表示装置100は、他の機器と電気通信ネットワークなどを介して各種データの交換を行うことにより前記の動作プログラムに従う各処理を実行してもよい。
(1)以上に説明した表示装置100は、車両に関する情報を表示する表示部1と、複数のモードで表示装置100の動作を制御可能な制御部3(モード制御手段の一例)と、表示部1とは異なる位置に設けられ、複数のモードのうちいずれのモードが実行されているかを発光によって報知する照明部2(発光報知手段の一例)と、を備える。照明部2の発光態様は、複数のモードの種別毎に予め設定され、複数のモードは、通常モードと、該通常モード時とは異なる情報を表示部1において表示可能な複数の特殊モードと、を含む。制御部3は、複数の特殊モードの実行条件が成立すると、実行条件が成立した複数の特殊モードのうち、予め定められた優先度が最も高いモードで表示装置100を制御する。このようにしたから、優先度に応じた動作モードが実行され、重要な情報を把握させやすい。
(2)また、照明部2の発光態様は、複数のモードの種別間で、発光色と点滅周期と発光強度との少なくともいずれかが異なるように設定されている。このようにしたから、実行中の動作モードを把握しやすい。
(3)また、照明部2の発光態様は、複数のモードの種別間で、少なくとも発光色が異なるように設定され、複数のモードのうち所定のモードが実行されている際に、照明部2の発光色と、表示部1が表示する画像の少なくとも一部における表示色とは、共通する。このようにしたから、表示部1と照明部2との報知態様に関連性を持たすことができ、良好にユーザに重要な情報を把握させることができる。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
100…表示装置
1…表示部
2…照明部
21〜23…第1〜第3光源
3…制御部
31…CPU
32…ROM
4…センサ部

Claims (3)

  1. 乗り物に搭載される表示装置であって、
    前記乗り物に関する情報を表示する表示部と、
    複数のモードで前記表示装置の動作を制御可能なモード制御手段と、
    前記表示部とは異なる位置に設けられ、前記複数のモードのうちいずれのモードが実行されているかを発光によって報知する発光報知手段と、を備え、
    前記発光報知手段の発光態様は、前記複数のモードの種別毎に予め設定され、
    前記複数のモードは、通常モードと、該通常モード時とは異なる情報を前記表示部において表示可能な複数の特殊モードと、を含み、
    前記モード制御手段は、前記複数の特殊モードの実行条件が成立すると、実行条件が成立した前記複数の特殊モードのうち、予め定められた優先度が最も高いモードで前記表示装置を制御する、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記発光報知手段の発光態様は、前記複数のモードの種別間で、発光色と点滅周期と発光強度との少なくともいずれかが異なるように設定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記発光報知手段の発光態様は、前記複数のモードの種別間で、少なくとも発光色が異なるように設定され、
    前記複数のモードのうち所定のモードが実行されている際に、前記発光報知手段の発光色と、前記表示部が表示する画像の少なくとも一部における表示色とは、共通する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
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