JP2017150389A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダブロックをクランクケースに対して相対的に移動させることによって機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比内燃機関において、シリンダブロックがボア軸線平面に関して左右に揺動することに起因する衝突音の発生を抑制する。
【解決手段】シリンダブロック20がクランクケース40から離れるようにシリンダブロック20を付勢する付勢手段60、付勢手段60からシリンダブロック20が受ける付勢力を付勢手段60とは反対側において受けてシリンダブロック20をクランクケース40に支持する支持部材70、及び、シリンダブロック20との間に隙間が形成された場合、その隙間を埋めるように伸長してシリンダブロック20に当接するように付勢手段60とは反対側に配設されるラッシュアジャスタ81を含むラッシュアジャスタ機構80を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比内燃機関に関する。
シリンダブロックをクランクケースに対して相対的に移動させることによって機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比内燃機関が知られている。この内燃機関の1つとして、シリンダブロックに形成されたシリンダボアの軸線を含む平面(以下、「ボア軸線平面」と称呼する。)に関して一方の側においてクランクケースとシリンダブロックとの間に2つのバネを備えた可変圧縮比内燃機関が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この内燃機関(以下、「従来機関」と称呼する。)の上記バネは、シリンダボアの軸線に沿った方向(以下、「ボア軸線方向」と称呼する。)に互いに離間してそれぞれ配設されており、シリンダブロックがクランクケースから離れるようにシリンダブロックを付勢する。
加えて、従来機関においては、ボア軸線平面に関して上記バネとは反対の側にボア軸線方向に互いに離れて配設された2つの支持部材を備えている。各支持部材は、その一端がクランクケースに固定され且つその他端がシリンダブロックに当接するように配設されている。これら支持部材は、シリンダブロックが上記バネから受ける付勢力をシリンダブロックから受けてシリンダブロックをクランクケースに支持する。
特開2012−219745号公報 特開2011−179400号公報 特開2014−92080号公報
従来機関の運転中、シリンダブロックはピストンからスラスト力を受ける。このため、シリンダブロックが上記バネによって付勢されているとしても、シリンダブロックがボア軸線平面に関して左右に揺動してしまうことがある。このようにシリンダブロックが揺動すると、シリンダブロックが一方の方向に揺動したとき、シリンダブロックが一方の支持部材から離れ、その後、シリンダブロックが他方の方向に揺動したとき、シリンダブロックが上記一方の支持部材に衝突する。従って、一方の支持部材へのシリンダブロックの衝突が断続的に生じ、その結果、衝突音が断続的に発生することになる。
本発明は、上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の1つは、シリンダブロックをクランクケースに対してボア軸線方向に相対的に移動させることによって機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比内燃機関であって、上記衝突音の発生が防止された可変圧縮比内燃機関(以下、「本発明機関」と称呼する。)を提供することにある。
本発明機関(10)は、シリンダボア(21)が形成されたシリンダブロック(20)、及び、クランクシャフト(41)が配置されたクランクケース(40)、を備える。本発明機関は、前記シリンダボアの軸線(21A)に沿った方向であるボア軸線方向に前記シリンダブロックを前記クランクケースに対して相対的に移動させることによって機関圧縮比を変更可能である。
本発明機関(10)は、
前記クランクケースに一端が固定され且つ他端が前記シリンダブロックに当接するように前記シリンダボアの軸線を含む平面であるボア軸線平面に関して一方の側に配設され、前記シリンダブロックが前記クランクケースから前記ボア軸線方向に対して垂直な方向であるボア軸線垂直方向に離れるように前記シリンダブロックを前記ボア軸線垂直方向に付勢する付勢手段(60)、
前記クランクケースに一端が固定され且つ他端が前記シリンダブロックに当接するように前記ボア軸線平面に関して前記付勢手段とは反対側に配設され、前記付勢手段から前記シリンダブロックが受ける付勢力を受けて前記シリンダブロックを前記クランクケースに支持する支持部材(70)、及び、
前記クランクケースに一端が固定され且つ前記支持部材から前記ボア軸線方向に離れた位置において他端が前記シリンダブロックに当接するように前記ボア軸線平面に関して前記付勢手段とは反対側に配設され、前記シリンダブロックとの間に隙間が形成された場合、その隙間を埋めるように前記ボア軸線垂直方向に伸長して前記シリンダブロックに当接するラッシュアジャスタ(81)を含むラッシュアジャスタ機構(80)、
を備えている。
本発明機関によれば、本発明機関の運転中、シリンダブロックがピストンからスラスト力を受け、その結果、シリンダブロックが支持部材を支点として揺動してシリンダブロックとラッシュアジャスタ機構との間の隙間が形成されたとしても、その隙間を埋めるようにラッシュアジャスタ機構が伸長してシリンダブロックに当接する。従って、シリンダブロックが支持部材を支点として継続的に揺動することが防止される。このため、シリンダブロックがラッシュアジャスタ機構に断続的に衝突することが防止されるので、衝突音の発生が防止される。
上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る可変圧縮比内燃機関を示した縦断面図であって、機関圧縮比が最も高いときの可変圧縮比内燃機関を示した図である。 図2は、図1と同様の図であって、機関圧縮比が最も低いときの可変圧縮比内燃機関を示した図である。 図3は、図1と同様の図であるが、本発明の実施形態に係る可変圧縮比内燃機関とは異なる可変圧縮比内燃機関を示した縦断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る可変圧縮比内燃機関(以下、「本実施機関」と称呼する。)について説明する。図1に本実施機関10が示されている。本実施機関10は、シリンダブロック20、シリンダヘッド30、及び、クランクケース40を含んでいる。シリンダヘッド30は、その下部においてシリンダブロック20の上部に取り付けられている。クランクケース40は、その上部において後述する相対移動機構50を介してシリンダブロック20の下部に取り付けられている。
シリンダブロック20には、複数(本例においては、4つ)のシリンダボア21が形成されている。各シリンダボア21には、それぞれ、ピストン22が配置されている。クランクケース40には、クランクシャフト41が配置されている。各ピストン22は、コンロッド42を介してクランクシャフト41に接続されている。
シリンダヘッド30には、吸気ポート31及び排気ポート32が形成されている。吸気ポート31には、吸気弁33が配置されている。排気ポート32には、排気弁34が配置されている。シリンダヘッド30、シリンダボア21及びピストン22によって燃焼室CCが形成されている。
相対移動機構50は、公知の機構であり(例えば、特許文献2を参照。)、2本のカムシャフト51A及び51Bを含んでいる。カムシャフト51A及び52Bがそれぞれ図1に示した状態にあるときにこれらカムシャフト51A及び51Bがそれぞれ図1に矢印R1で示した所定の方向に回転せしめられると、図2に示したように、カムシャフト51A及び51Bの回転によってシリンダブロック20がクランクケース40に対してシリンダボア21の軸線21Aの方向(以下、「ボア軸線方向」と称呼する。)に沿って一方の方向に相対的に移動せしめられる。本例において、シリンダブロック20及びクランクケース40が図2に示した相対関係にあるとき、機関圧縮比が最も低くなる。
一方、カムシャフト51A及び51Bがそれぞれ図2に示した状態にあるときにこれらカムシャフト51A及び51Bがそれぞれ上記所定の方向R1とは逆の方向(図2に矢印R2で示した方向)に回転せしめられると、図1に示したように、カムシャフト51A及び51Bの回転によってシリンダブロック20がクランクケース40に対してボア軸線方向に沿って上記一方の方向とは逆の方向に相対的に移動せしめられる。本例において、シリンダブロック20及びクランクケース40が図1に示した相対関係にあるとき、機関圧縮比が最も高くなる。
本実施機関10においては、このようにシリンダブロック20がクランクケース40に対して相対的に移動せしめられることによって機関圧縮比(燃焼室CCに形成される混合気の圧縮比)が変更せしめられる。
更に、本実施機関10は、シリンダブロック20を付勢する2つの付勢手段60、シリンダブロック20をクランクケース40に対して支持する1つの支持部材70、及び、1つのラッシュアジャスタ機構80、を含んでいる。
各付勢手段60は、シリンダボア21の軸線21Aを含む平面(以下、「ボア軸線平面」と称呼する。)に関して一方の側に配設されている。加えて、一方の付勢手段60は、他方の付勢手段60からボア軸線方向に離れた位置に配設されている。
各付勢手段60は、1つのバネ61及び1つのスライダ部材62を含んでいる。バネ61は、その一端でクランクケース40に固定されており、その他端でスライダ部材62の一端に当接している。スライダ部材62は、その他端でシリンダブロック20に当接されている。各バネ61は、シリンダブロック20がシリンダケース40からシリンダボア21の軸線21Aに対して垂直な方向(以下、「ボア軸線垂直方向」と称呼する。)に離れるようにスライダ部材62を介してシリンダブロック20をボア軸線垂直方向に付勢する。即ち、各付勢手段60は、シリンダブロック20がシリンダケース40からボア軸線垂直方向に離れるようにシリンダブロック20をボア軸線垂直方向に付勢する。
シリンダブロック20が相対移動機構50によってクランクケース40に対して相対的に移動せしめられるとき、シリンダブロック20はスライダ部材62の他端の壁面上を摺動する。
支持部材70は、ボア軸線平面に関して付勢手段60とは反対側に配設されている。支持部材70は、上記スライダ部材62と同様のスライダ部材からなる。支持部材70は、その一端でクランクケース40に固定されており、その他端でシリンダブロック20に当接している。支持部材70は、付勢手段60からシリンダブロック20が受ける付勢力を受けてシリンダブロック20をクランクケース40に支持する。
シリンダブロック20が相対移動機構50によってクランクケース40に対して相対的に移動せしめられるとき、シリンダブロック20は支持部材70の他端の壁面上を摺動する。
ラッシュアジャスタ機構80は、ボア軸線平面に関して付勢手段60とは反対側に配設されている。加えて、ラッシュアジャスタ機構80は、支持部材70からボア軸線方向に離れた位置(本例においては、クランクケース40の下部の側の位置)に配設されている。
ラッシュアジャスタ機構80は、ラッシュアジャスタ81及びスライダ部材82を含んでいる。ラッシュアジャスタ81は、公知のラッシュアジャスタである(例えば、特許文献3を参照。)。ラッシュアジャスタ81には、油圧油管83が接続されている。本実施機関10の運転中、ラッシュアジャスタ81には、油圧油管83を介して油圧油が供給される。
ラッシュアジャスタ81は、その一端がクランクケース40に固定されており、その他端がスライダ部材82の一端に当接している。スライダ部材82は、その他端がシリンダブロック20に当接している。
スライダ部材82の他端とシリンダブロック20との間に隙間が形成されると、ラッシュアジャスタ81は、油圧油管83からラッシュアジャスタ81に供給される油圧油によって上記隙間を埋めるようにボア軸線垂直方向に伸長してスライダ部材82をシリンダブロック20に当接させる。即ち、ラッシュアジャスタ機構80とシリンダブロック20との間に隙間が形成されると、ラッシュアジャスタ機構80は、隙間を埋めるようにボア軸線垂直方向に伸長してシリンダブロック20に当接する。
次に、本実施機関10の作動について説明する。上述したように、各付勢手段60は、シリンダブロック20がクランクケース40からボア軸線垂直方向に離れるようにシリンダブロック20を付勢している。従って、少なくとも本実施機関10の運転が停止しているときには、シリンダブロック20は、支持部材70及びラッシュアジャスタ機構80の両方に当接しており、これら支持部材70及びラッシュアジャスタ機構80によってクランクケース40に支持されている。
本実施機関10の運転が開始されると、シリンダブロック20は、ピストン22からスラスト力を受ける。このスラスト力によってシリンダブロック20が支持部材70を支点としてラッシュアジャスタ機構80から離れるように揺動した場合、即ち、ラッシュアジャスタ機構80とシリンダブロック20との間に隙間が形成された場合、ラッシュアジャスタ機構80は、伸長してシリンダブロックに当接する。
その後、シリンダブロック20が支持部材70を支点としてラッシュアジャスタ機構80を押圧するように揺動する方向にスラスト力がシリンダブロック20にかかった場合、ラッシュアジャスタ機構80がシリンダブロック20に当接しているので、シリンダブロック20の揺動が防止される。
仮に、その後、再び、スラスト力によってシリンダブロック20が支持部材70を支点としてラッシュアジャスタ機構80から離れるように揺動した場合、ラッシュアジャスタ機構80は、更に伸長してシリンダブロック20に当接する。従って、その後、シリンダブロック20が支持部材70を支点としてラッシュアジャスタ機構80を押圧するように揺動する方向にスラスト力がシリンダブロック20にかかったとしても、ラッシュアジャスタ機構80がシリンダブロック20に当接しているので、シリンダブロック20の揺動が防止される。
このように、本実施機関10においては、シリンダブロック20が支持部材70を支点として揺動してラッシュアジャスタ機構80とシリンダブロック20との間に隙間が形成されたとしても、ラッシュアジャスタ機構80が伸長してシリンダブロック20に当接する。従って、その後、シリンダブロック20がラッシュアジャスタ機構80を押圧する方向に揺動しようとしても、その揺動がラッシュアジャスタ機構80によって防止される。
本実施機関10によれば、図3に示した可変圧縮比内燃機関10’において発生する可能性のある衝突音が発生することが防止される。即ち、図3に示した可変圧縮比内燃機関10’においては、本実施機関10のラッシュアジャスタ機構80の代わりにスライダ部材80’が配設されている。この場合、シリンダブロック20’が支持部材70’を支点として揺動して支持部材70’とシリンダブロック20’との間に隙間が形成された後、シリンダブロック20’が上記隙間が小さくなる方向に揺動すると、シリンダブロック20’がスライダ部材80’に衝突し、衝突音が発生する。
しかしながら、本実施機関10においては、シリンダブロック20が支持部材70を支点として揺動して支持部材70とシリンダブロック20との間に隙間が形成されたとしても、その後、支持部材70を支点としたシリンダブロック20の揺動がラッシュアジャスタ機構80によって防止される。従って、ラッシュアジャスタ機構80へのシリンダブロック20の衝突が防止される。このため、本実施機関10においては、図3に示した可変圧縮比内燃機関10’において発生する可能性のある衝突音が発生することが防止される。
加えて、本実施機関10によれば、ラッシュアジャスタ機構80が損傷する可能性が図3に示した可変圧縮比内燃機関10’の支持部材80’が損傷する可能性よりも低い。即ち、図3に示した可変圧縮比内燃機関10’においては、シリンダブロック20が支持部材70’を支点として揺動すると、シリンダブロック20が断続的に支持部材80’に衝突する。このため、支持部材80’が損傷する可能性がある。
しかしながら、本実施機関10においては、ラッシュアジャスタ機構80へのシリンダブロック20の衝突が防止される。このため、本実施機関10によれば、ラッシュアジャスタ機構80が損傷する可能性が図3に示した可変圧縮比内燃機関10の支持部材80’が損傷する可能性よりも低い。
更に、本実施機関10によれば、支持部材70が損傷する可能性が図3に示した可変圧縮比内燃機関10’の支持部材70’が損傷する可能性よりも低い。即ち、図3に示した可変圧縮比内燃機関10’においてシリンダブロック20’が支持部材70’を支点にして揺動すると、シリンダブロック20’からの荷重が断続的に支持部材70’のみにかかる。このため、支持部材70’が損傷する可能性がある。
しかしながら、本実施機関10においては、支持部材70を支点としたシリンダブロック20の揺動が防止される。従って、シリンダブロック20からの荷重が断続的に支持部材70のみにかかることが防止される。このため、本実施機関10によれば、支持部材70が損傷する可能性が図3に示した可変圧縮比内燃機関10’の支持部材70’が損傷する可能性よりも低い。
更に、相対移動機構50によってシリンダブロック20がクランクケース50に対して相対的に移動されたとき、相対移動機構50の製造誤差等に起因してシリンダブロック20がクランクケース50に対して傾いてしまうことがある。この場合、ラッシュアジャスタ機構80とシリンダブロック20との間に隙間が形成されることがあるが、本実施機関10によれば、この隙間を埋めるようにラッシュアジャスタ機構80が伸長してシリンダブロック20に当接する。
従って、このような場合においても、上述した理由と同じ理由から、衝突音の発生が防止され、ラッシュアジャスタ機構80が損傷する可能性が低く、支持部材70が損傷する可能性も低い。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
例えば、ラッシュアジャスタ機構80は、支持部材82を含んでいなくてもよい。この場合、ラッシュアジャスタ機構80は、ラッシュアジャスタ81の一端がクランクケース40に固定され且つラッシュアジャスタ81の他端がシリンダブロック20に当接するように配設される。
更には、上記実施形態においては、ラッシュアジャスタ機構80は、支持部材70からボア軸線方向にクランクケース40の下部の側に離れた位置に配設されている。しかしながら、支持部材70がラッシュアジャスタ機構80のスライダ部材82の位置に配設され、ラッシュアジャスタ機構80がその支持部材70からボア軸線方向にシリンダヘッド30の側に離れた位置に配設されていてもよい。
10…可変圧縮比内燃機関、20…シリンダブロック、21…シリンダボア、21A…ボア軸線、22…ピストン、30…シリンダヘッド、40…クランクケース、41…クランクシャフト、60…付勢手段、61…バネ、62…スライダ部材、70…支持部材、80…ラッシュアジャスタ機構、81…ラッシュアジャスタ

Claims (1)

  1. シリンダボアが形成されたシリンダブロック、及び、クランクシャフトが配置されたクランクケース、を備え、
    前記シリンダボアの軸線に沿った方向であるボア軸線方向に前記シリンダブロックを前記クランクケースに対して相対的に移動させることによって機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比内燃機関において、
    前記クランクケースに一端が固定され且つ他端が前記シリンダブロックに当接するように前記シリンダボアの軸線を含む平面であるボア軸線平面に関して一方の側に配設され、前記シリンダブロックが前記クランクケースから前記ボア軸線方向に対して垂直な方向であるボア軸線垂直方向に離れるように前記シリンダブロックを前記ボア軸線垂直方向に付勢する付勢手段、
    前記クランクケースに一端が固定され且つ他端が前記シリンダブロックに当接するように前記ボア軸線平面に関して前記付勢手段とは反対側に配設され、前記付勢手段から前記シリンダブロックが受ける付勢力を受けて前記シリンダブロックを前記クランクケースに支持する支持部材、及び、
    前記クランクケースに一端が固定され且つ前記支持部材から前記ボア軸線方向に離れた位置において他端が前記シリンダブロックに当接するように前記ボア軸線平面に関して前記付勢手段とは反対側に配設され、前記シリンダブロックとの間に隙間が形成された場合、その隙間を埋めるように前記ボア軸線垂直方向に伸長して前記シリンダブロックに当接するラッシュアジャスタを含むラッシュアジャスタ機構、
    を備えた可変圧縮比内燃機関。
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