JP2017150168A - 接続治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】足場板同士を接続することができ、且つ、その足場板を直線状だけでなく、曲線状にも配列することが可能な接続治具を提供する。【解決手段】床材及び該床材の両端に取り付けられる梁材P1,Q1を有する足場板P,Q同士を接続するための接続治具10であって、一方の足場板Pの第1梁材P1に取り付けられる第1基部11及び、該第1基部11から一方の足場板Pとは反対方向に延びる第1リブ部12からなる第1接続体1と、他方の足場板Qの第2梁材Q1に取り付けられる第2基部21及び、該第2基部21から他方の足場板Qとは反対方向に延びる第2リブ部22からなる第2接続体2と、第1リブ部12と第2リブ部22とを上下方向に重ねた状態で、第1リブ部12と第2リブ部22とを連結する連結具3とからなり、第2接続体2が、第1接続体1に対して、連結具3を中心に回動可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、接続治具に関し、更に詳しくは、足場板同士を接続するための接続治具に関する。
仮設工事等においては、作業者が作業を行うための通路や足場を確保するために、いわゆる足場板が敷設される。
具体的には、まず、複数の足場板を、足場板同士の間に隙間が生じないように互いの端部同士を密着させて、長手方向に連続して複数配置すると共に、足場板同士を互いに接続させる。
そして、これを、足場板の下に一定間隔毎に配置された支持材(枕木)等の端部に設けられた金具に楔止め等で固定することにより敷設される。
ここで、足場板は、上面視で矩形状であり、足場板同士の接続は、例えば、互いの足場板の梁材同士を、密着させた状態で、番線やゴムバンド等を両方の足場板に取り付けることにより行われている。
ところで、足場板同士に番線やゴムバンドを取り付ける方法は、足場板同士の接続が強固なものとはならないため、例えば、足場板の上を作業者が歩いた場合、足場板が歩く衝撃により上下動する場合があり、不安定となる欠点がある。
それに対し、足場板同士を確実に接続するために、接続治具を用いる方法が開発されている。
例えば、板状の両側部をコ字状に折曲して足場本体内を摺動して嵌合できるように形成し、上方へ突設した板バネのストッパー部を一方の足場本体の桁部内側面の凹部に嵌合して固定し、板バネの一側部を他方の足場本体の端部へ嵌入することにより、足場本体同士を接続する接続部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−119723号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の接続部材は、足場板を直線状に配列させる場合でしか用いることができないという欠点がある。なお、例えば、地下トンネル等においては、作業用の通路や足場は、必ずしも直線状ではなく、曲線状となる場合が多くある。
図7の(a)は、足場板を直線状に配列した模式図であり、(b)は、足場板を曲線状の配列した模式図である。
図7の(a)に示すように、足場板を直線状に配列する場合は、上記接続部材を用いることができ、足場板同士を密着させて配列することが可能であるが、(b)に示すように、足場板を曲線状に配列する場合は、上記接続部材を用いることができず、また、足場板同士の間に大きな隙間Sが生じることになる。
このように、足場板間に大きな隙間がある場合、例えば、作業者が当該隙間に足を取られて転倒する等の恐れがあり極めて危険である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、足場板同士を接続することができ、且つ、その足場板を直線状だけでなく、曲線状にも配列することが可能な接続治具を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討したところ、第1接続体と第2接続体とを用い、第2接続体の第2リブ部の先端を上面視で山型状にすると共に、第2接続体を第1接続体に対して連結具を中心に回動可能とすることにより、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、(1)床材及び該床材の両端に取り付けられる梁材を有する足場板同士を接続するための接続治具であって、一方の足場板の第1梁材に取り付けられる第1基部、及び、該第1基部から一方の足場板とは反対方向に延びる第1リブ部、からなる第1接続体と、他方の足場板の第2梁材に取り付けられる第2基部、及び、該第2基部から他方の足場板とは反対方向に延びる第2リブ部、からなる第2接続体と、第1リブ部と第2リブ部とを上下方向に重ねた状態で、第1リブ部と第2リブ部とを連結する連結具と、からなり、第2接続体が、第1接続体に対して、連結具を中心に回動可能となっており、第2リブ部の第1基部側の端部が上面視で山型状となっている接続治具に存する。
本発明は、(2)第1リブ部が上、前記第2リブ部が下となるように重ねられており、第1リブ部が上面視で矩形状であり、該第1リブ部の端部と第2梁材との間にはスペースが設けられている上記(1)記載の接続治具に存する。
本発明は、(3)第1接続体が、第1基部と、該第1基部の上端から一方の足場板とは反対方向に延びる第1リブ部とが一体となった側面視でL字状のものであり、第2接続体が、第2基部と、該第2基部の上端から他方の足場板とは反対方向に延びる第2リブ部とが一体となった側面視でL字状のものである上記(1)又は(2)に記載の接続治具に存する。
本発明は、(4)第1接続体が、第1基部と、該第1基部の上端及び下端から一方の足場板とは反対方向に延びる一対の第1リブ部とが一体となった側面視でコ字状のものであり、第2接続体が、第2基部と、該第2基部の上端及び下端から他方の足場板とは反対方向に延びる一対の第2リブ部とが一体となった側面視でコ字状のものである上記(1)又は(2)に記載の接続治具に存する。
本発明は、(5)第1接続体と第2接続体とが同じ構造である上記(3)又は(4)に記載の接続治具に存する。
本発明は、(6)連結具がボルトであり、第1リブ部には該ボルトを挿通させるための第1貫通孔が設けられ、第2リブ部には該ボルトを挿通させるための第2貫通孔が設けられている上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の接続治具に存する。
本発明は、(7)第1貫通孔及び第2貫通孔のうちの少なくとも一方が、足場板の長手方向に、縦長に形成されており、一方の足場板が他方の足場板に対して、長手方向に微移動可能となっている上記(6)記載の接続治具に存する。
本発明の接続治具においては、一方の足場板の第1梁材に第1接続体を取り付け、他方の足場板の第2梁材に第2接続体を取り付け、第1リブ部と第2リブ部とを上下方向に重ねた状態で、第1リブ部と第2リブ部とを連結することにより、足場板同士を簡単に接続することができる。
このとき、第2接続体が、第1接続体に対して、連結具を中心に回動可能となっており、第2リブ部の第1基部側の端部が上面視で山型状となっているので、一方の足場板に対して、他方の足場板を一定の範囲で回動させることにより、接続治具で接続した足場板同士を直線状だけでなく、曲線状に配列することも可能となる。
また、他方の足場板を回動させ、第2リブ部の山型状となった部分を、第1基部に当接させることにより、他方の足場板を回転させた状態で安定化させることができる。
本発明の接続治具においては、第1リブ部を上面視で矩形状とすることにより、一方の足場板と他方の足場板との間に大きな隙間が生じることを抑制することができる。
なお、このとき、第1リブ部が第2基部に当接されて、他方の足場板の回動が妨げられることを防止するため、第1リブ部の端部と第2梁材との間にはスペースが設けられる。
本発明の接続治具においては、第1接続体が、第1基部と、第1リブ部とが一体となった側面視でL字状のものであり、第2接続体が、第2基部と、第2リブ部とが一体となった側面視でL字状のものである場合、両者とも、軽量であると共に、比較的簡単に製造することができる。
また、上記接続治具においては、第1接続体が、第1基部と、一対の第1リブ部とが一体となった側面視でコ字状のものであり、第2接続体が、第2基部と、一対の第2リブ部とが一体となった側面視でコ字状のものである場合、第1リブ部と第2リブ部とを上下2箇所で連結させることができるので、一方の足場板と他方の足場板との接続をより強固なものとすることができる。
これらの場合において、第1接続体と第2接続体とが同じ構造である場合、誤って異なる接続体を付けるという事態が生じることを防止することができ、製造コストも軽減することができる。
本発明の接続治具においては、連結具がボルトであり、第1リブ部には該ボルトを挿通させるための第1貫通孔が設けられ、第2リブ部には該ボルトを挿通させるための第2貫通孔が設けられている場合、第1貫通孔及び第2貫通孔にボルトを通してボルト締めを行うことにより、第1接続部及び第2接続部を介して、足場板同士を簡単に接続することができる。
このとき、第1貫通孔及び第2貫通孔のうちの少なくとも一方が、足場板の長手方向に、縦長に形成されており、一方の足場板が他方の足場板に対して、長手方向に微移動可能となっている場合、例えば、長手方向に複数接続された足場板を、横方向にも複数並列させた状態で、曲線状に配列する際に、内側の足場板の列と外側の足場板の列との回転半径の差を、上記微移動により吸収することができる。
図1の(a)は、本発明に係る接続治具の第1実施形態を示す上面図であり、(b)は、(a)に示す接続治具をA−A線で切断した断面図である。 図2の(a)は、第1実施形態に係る接続治具において、一方の足場板に対して、他方の足場板を右側に回動させた状態を示す上面図であり、(b)は、一方の足場板に対して、他方の足場板を左側に回動させた状態を示す上面図である。 図3の(a)は、第1実施形態に係る接続治具における第1貫通孔又は第2貫通孔を模式的に示す上面図であり、(b)は、第1実施形態に係る接続治具を並設した場合の状態を模式的に示す上面図である。 図4は、本発明に係る接続治具の第2実施形態を示す断面図である。 図5は、本発明に係る接続治具の他の第1実施形態を示す断面図である。 図6の(a)は、本発明に係る接続治具の他の第2実施形態を示す模式図であり、(b)は、本発明に係る接続治具の他の第3実施形態を示す模式図であり、(c)は、本発明に係る接続治具の他の第4実施形態を示す模式図であり、(d)は、本発明に係る接続治具の他の第5実施形態を示す模式図である。 図7の(a)は、足場板を直線状に配列した模式図であり、(b)は、足場板を曲線状の配列した模式図である。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
本発明は、長手方向に配列された足場板同士を接続するための接続治具である。
本発明において、足場板は、特に限定されず、公知のものを適宜採用することができる。
例えば、足場板としては、上面視で矩形状であり、平板状の床材と、床材を支持する布材と、床材の長手方向の両端に取り付けられる側面視でコの字状の梁材とから構成されるものが挙げられる。
なお、足場板の材質としては、鋼、アルミニウム等の金属からなるものであってもよく、木材からなるものであってもよい。
また、足場板の床材には、滑り止めの観点から表面に凹凸等が設けられていてもよく、軽量化の観点から孔等が設けられていてもよい。
(第1実施形態)
図1の(a)は、本発明に係る接続治具の第1実施形態を示す上面図であり、(b)は、(a)に示す接続治具をA−A線で切断した断面図である。
図1の(a)及び(b)に示すように、第1実施形態に係る接続治具10は、一方の足場板Pの梁材(以下便宜的に「第1梁材」という。)P1に取り付けられる第1接続体1と、他方の足場板Qの梁材(以下便宜的に「第2梁材」という。)Q1に取り付けられる第2接続体2と、これらを連結する連結具3と、からなる。
第1接続体1、第2接続体2及び連結具3の材質は、特に限定されないが、例えば、鉄、鋼、アルミニウム等の金属やプラスチックからなるものが挙げられる。
それらの中でも、第1接続体1、第2接続体2及び連結具3の材質は、強度の観点から、鋼からなるものであることが好ましい。なお、第1接続体1、第2接続体2及び連結具3の材質は、それぞれ同一であっても、異なっていてもよい。
接続治具10においては、第1接続体1と第2接続体2とを連結具3で連結させることにより、足場板同士を簡単に接続することができる。
また、第2接続体2が、第1接続体1に対して、連結具3を中心に回動可能となっているため、接続治具10で接続した足場板同士を直線状だけでなく、曲線状に配列することが可能となっている。
第1接続体1は、一方の足場板Pの第1梁材P1に取り付けられる平板状の第1基部11と、該第1基部11の上端から直角に屈曲して一方の足場板Pとは反対方向に延びる平板状の第1リブ部12とからなる。すなわち、第1接続体1は、第1基部11と第1リブ部12とが一体となっており、側面視でL字状の構造となっている。このため、軽量であると共に、比較的簡単に製造することができる。
第1接続体1において、第1基部11は、平板状であり、例えば、ボルトにより、第1梁材P1に固定される。
そして、第1基部11に連続する第1リブ部12は、上面視で矩形状であり、当該第1リブ部12の端部12aと第2梁材Q1との間にスペースができるように設置される。なお、かかるスペースの詳細については、後述する。
第2接続体2は、他方の足場板Qの第2梁材Q1に取り付けられる平板状の第2基部21と、該第2基部21の上端から直角に屈曲して他方の足場板Qとは反対方向に延びる平板状の第2リブ部22とからなる。すなわち、第2接続体2は、第2基部21と第2リブ部22とが一体となっており、側面視でL字状の構造となっている。このため、軽量であると共に、比較的簡単に製造することができる。
第2接続体2において、第2基部21は、平板状であり、例えば、ボルトにより、第2梁材Q1に固定される。
そして、第2基部21に連続する第2リブ部22は、第1基部11側の端部22aが上面視で山型状となっている。
接続治具10においては、第1接続体1と第2接続体2とが向かい合うように配置される。このとき、第1リブ部12が上、第2リブ部22が下となるようにして重ねられる。
また、第1リブ部12の上面は、第1梁材P1及び第2梁材Q1の上面と面一となるように配置される。
接続治具10においては、第1リブ部12を上面視で矩形状としているので、上記のように配置することにより、一方の足場板Pと他方の足場板Qとの間に大きな隙間が生じることを抑制することができ、且つ、一方の足場板Pと他方の足場板Qとの間に大きな段差が生じることも抑制することができる。
図2の(a)は、第1実施形態に係る接続治具において、一方の足場板に対して、他方の足場板を右側に回動させた状態を示す上面図であり、(b)は、一方の足場板に対して、他方の足場板を左側に回動させた状態を示す上面図である。
図2の(a)及び(b)に示すように、接続治具10においては、一方の足場板Pに対して、他方の足場板Qを左右に回動させることができる。
このとき、第2接続体2の第2リブ部22の山型状となった端部22aを、第1接続体11の第1基部11に当接させることにより、一方の足場板Pに対して、他方の足場板Qを回転させた状態で安定化させることができる。
ここで、上記山型状の具体的な形状は、直線状の山型(三角状)や曲線状の山型(アーチ状)等、特に限定されない。
これらの中でも、上記山型状の端部22aは、一方の足場板Pに対して、他方の足場板Qを回転させた状態の安定化の観点から、直線状の山型であることが好ましい。また、この場合、安全性の観点から、山型の頂点部Tは、丸みを帯びていることが好ましい。
接続治具10において、第1リブ部12の端部12aと第2梁材Q1との間にはスペースが設けられる。これにより、第2リブ部22の端部22aが第1基部12に当接される際に、第1リブ部12の端部12aが第2基部21に当接して他方の足場板Qの回動を妨げることを防止することができる。
ここで、一方の足場板Pに対し、他方の足場板Qを直線状に配置した場合、第1リブ部12の端部12aと第2梁材Q1との間のスペースの幅S1は、山型状の第2リブ部22の端部22aにおける裾部22bと第1梁材P1との間のスペースの幅S2以上、すなわち、S1≧S2となっている(図1参照)。
なお、第1基部11と第2リブ部22の頂点部Tとは当接されていても、当接されていなくてもよい。
図1に戻り、連結具3としては、特に限定されないが、例えば、ボルトが用いられる。
連結具3は、第1リブ部12と第2リブ部22とを上下方向に重ねた状態で、第1リブ部12の略中央に設けられた第1貫通孔12hと、第2リブ部22の略中央に設けられた第2貫通孔22hとを挿通固定する。その結果、第1リブ部12と第2リブ部22とが連結される。
接続治具10においては、第1貫通孔12h及び第2貫通孔22hにボルトを通してボルト締めを行うことにより、比較的簡単に、足場板同士を接続させることができる。
図3の(a)は、第1実施形態に係る接続治具における第1貫通孔又は第2貫通孔を模式的に示す上面図であり、(b)は、第1実施形態に係る接続治具を並設した場合の状態を模式的に示す上面図である。
図3の(a)に示すように、第1貫通孔12h及び第2貫通孔22hの形状は、接続体(足場板)の長手方向に、縦長に形成されている。すなわち、縦長に形成された第1貫通孔12h及び第2貫通孔22hの足場板の長手方向とは垂直な方向の短径R2は、ボルトのネジの径R3(図1の(b)参照)と略一致しており、足場板の長手方向の長径R1は、ボルトのネジの径R3よりも大きくなっている。これにより、一方の足場板は、他方の足場板に対し、長手方向に微移動させることができ、長手方向とは垂直な方向には略移動不能となっている。
図3の(b)に示すように、長手方向に配置された足場板同士を接続治具10で連結した第1列L1と、長手方向に配置された足場板同士を接続治具10で連結した第2列L2とを横方向に並列させた状態で、曲線状に配列する場合、内側の第1列L1と外側の第2列L2との回転半径に差が生じる。
この場合、外側の接続治具10の連結具3の位置を縦長に形成された第1貫通孔12h及び/又は第2貫通孔22hに沿って微移動させることにより、回転半径の差を吸収することができる。これにより、横に配置される足場板同士の位置を簡単に揃えることが可能となる。
(第2実施形態)
図4は、本発明に係る接続治具の第2実施形態を示す断面図である。
図4に示すように、第2実施形態に係る接続治具20は、一方の足場板Pの第1梁材P1に取り付けられる第1接続体4と、他方の足場板Qの第2梁材Q1に取り付けられる第2接続体5と、これらを連結する連結具6と、からなる。
すなわち、第2実施形態に係る接続治具20は、第1接続体4、第2接続体5及びこれらを連結する連結具6の構造が異なること以外は、第1実施形態に係る接続治具10と同じである。
第1接続体4は、一方の足場板Pの第1梁材P1に取り付けられる平板状の第1基部41と、該第1基部41の上端及び下端から直角に屈曲して一方の足場板Pとは反対方向に延びる一対の平板状の第1リブ部42とからなる。すなわち、第1接続体4は、第1基部41と一対の第1リブ部42とが一体となっており、側面視でコ字状の構造となっている。
第1接続体4において、第1基部41は、平板状であり、例えば、ボルトにより、第1梁材P1に固定される。
そして、第1基部41に連続する一対の第1リブ部42は、いずれも、上面視で矩形状であり、当該第1リブ部42の端部42aと第2梁材Q1との間にスペースができるように設置される。
第2接続体5は、他方の足場板Qの第2梁材Q1に取り付けられる平板状の第2基部51と、該第2基部51の上端及び下端から直角に屈曲して他方の足場板Qとは反対方向に延びる一対の平板状の第2リブ部52とからなる。すなわち、第2接続体5は、第2基部51と一対の第2リブ部52とが一体となっており、側面視でコ字状の構造となっている。
第2接続体5において、第2基部51は、平板状であり、例えば、ボルトにより、第2梁材Q1に固定される。
そして、第2基部51に連続する一対の第2リブ部52は、いずれも、第1基部51側の端部52aが上面視で山型状となっている。
接続治具20においては、第1接続体4と第2接続体5とが向かい合うように配置される。このとき、一対の第1リブ部42の間に、一対の第2リブ部52が重ねられる。すなわち、上方から、第1リブ部42、第2リブ部52、第2リブ部52、第1リブ部42の順序で配置される。
接続治具20においては、第1リブ部42と第2リブ部52とを上下2箇所で互いに連結させることができるので、一方の足場板と他方の足場板との接続をより強固なものとすることができる。
また、上側の第1リブ部42の上面は、第1梁材P1及び第2梁材Q1の上面と面一となるように配置され、下側の第1リブ部42の下面は、第1梁材P1及び第2梁材Q1の下面と面一となるように配置される。
接続治具10においては、第1リブ部42を上面視で矩形状としているので、上記のように配置することにより、一方の足場板Pと他方の足場板Qとの間に大きな隙間が生じることを抑制することができ、且つ、一方の足場板Pと他方の足場板Qとの間に大きな段差が生じることも抑制することができる。
接続治具20において、第1リブ部42の端部42aと第2梁材Q1との間にはスペースが設けられる。これにより、第2リブ部52の端部52aが第1基部42に当接される際に、第1リブ部42の端部42aが第2基部51に当接して他方の足場板Qの回動を妨げることを防止することができる。
ここで、当該スペースの幅は、第1実施形態に係る接続治具20におけるスペースの幅S1と同じであるので説明を省略する。
なお、第1基部41と第2リブ部52の頂点部とは当接されていても、当接されていなくてもよい。
連結具3としては、特に限定されないが、例えば、ボルトが用いられる。
連結具3は、一対の第1リブ部42と、一対の第2リブ部52とを上下方向に重ねた状態で、両方の第1リブ部42の略中央に設けられた第1貫通孔と、両方の第2リブ部52の略中央に設けられた第2貫通孔とを挿通固定し、一対の第1リブ部42と、一対の第2リブ部52とを連結している。
このとき、下側の第2リブ部52の内側には、ナットNが溶接等により固定されていることが好ましい。この場合、ボルトを締め易くなるという利点がある。
接続治具20においては、第1貫通孔及び第2貫通孔にボルトを通してボルト締めを行うことにより、比較的簡単に、足場板同士を接続させることができる。
なお、第1貫通孔及び第2貫通孔は、上述した第1実施形態に係る接続治具の第1貫通孔12h及び第2貫通孔22hと同じであるので説明を省略する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、第1実施形態に係る接続治具10において、第1接続体1は、一方の足場板Pの第1梁材P1に取り付けられる平板状の第1基部11と、第1リブ部12とからなっているが、第1梁材P1と第1基部11との間に、平板状のライナーXが挟持されていてもよい。
なお、ライナーXは、1枚が挟持されていてもよく、複数枚が挟持されていてもよい。
また、第1梁材P1と第1基部11との間ではなく、第2梁材Q1と第2基部21との間に平板状のライナーXが挟持されていてもよい。
図5は、本発明に係る接続治具の他の実施形態を示す断面図である。
図5に示すように、上記ライナーXは、第1梁材P1と第1基部11との間に挟持されており、ボルトにより第1梁材P1に、第1基部11と共に固定されている。
また、ライナーXの上面は、第1梁材P1及び第1リブ部12の上面と面一となるように配置される。
これらのことにより、内側の列と外側の列との回転半径の差が比較的大きい場合、これを補うことができる。すなわち、ライナーXによって足場板間の距離を広げ、上述した縦長に形成された貫通孔12h,22hに沿って足場板を微移動させることにより、長手方向に配置された足場板同士を接続治具10で連結した列を、数多く横方向に並列させることが可能となる。
第1実施形態に係る接続治具10において、第1接続体1は、第1基部11と第1リブ部12とが一体となっており、側面視でL字状の構造となっているが、これに限定されない。なお、第2接続体2についても同様である。
同様に、第2実施形態に係る接続治具20において、第1接続体4は、第1基部41と一対の第1リブ部42とが一体となっており、側面視でコ字状の構造となっているが、これに限定されない。なお、第2接続体5についても同様である。
第1実施形態に係る接続治具10において、第1接続体1において、第1基部11は、ボルトにより、第1梁材P1に固定されているが、これに限定されず、溶接等により固定されていてもよい。なお、第2接続体2についても同様であり、第2実施形態に係る接続治具20の第1接続体4及び第2接続体5についても同様である。
第1実施形態に係る接続治具10において、第1基部11に連続する第1リブ部12は、上面視で矩形状となっているが、端部が山型状になっていてもよい。この場合、第1リブ部12の端部12aと第2梁材Q1との間のスペースは、必ずしも必須ではない。
同様に、第2実施形態に係る接続治具20において、第1基部41に連続する一対の第1リブ部42は、いずれも、上面視で矩形状となっているが、端部が山型状になっていてもよい。この場合、第1リブ部42の端部42aと第2梁材Q1との間のスペースは、必ずしも必須ではない。
第1実施形態に係る接続治具10においては、第1貫通孔12h及び第2貫通孔22hの形状が、いずれも、縦長となっているが、少なくとも一方が接続体(足場板)の長手方向に、縦長に形成されていればよい。
また、第1貫通孔12hと第2貫通孔22hとの形状は同一であっても、異なっていてもよい。
第1実施形態に係る接続治具10においては、第1接続体1と第2接続体2とが向かい合うように配置されているが、点対称となるように配置されていてもよい(図6の(a)参照)。
また、第2実施形態に係る接続治具10においては、上方から、第1リブ部42、第2リブ部52、第2リブ部52、第1リブ部42の順序で配置されているが、第1リブ部、第2リブ部、第1リブ部、第2リブ部の順序で配置されていてもよい(図6の(b)参照)。
これらの場合、第1接続体と第2接続体とを同じ構造とすることができる。この場合、誤って異なる接続体を付けるという事態が生じることを防止することができ、製造コストも軽減することができるという利点がある。
さらに、第1接続体が側面視でL字状であり、第2接続体が側面視でコの字状であってもよい(図6の(c)参照)。
第1実施形態に係る接続治具10において、連結具3としてはボルト及びナットが用いられているが、かかるナットは、第2リブ部に予め溶接等により固定されていてもよい。
また、ボルトの頭部が収容されるように、第1リブ部の凹部が設けられていてもよく、ナットが収容されるように、第2リブ部に凹部が設けられていてもよい(図6の(d)参照)。
本発明に係る接続治具は、足場板同士を接続するために用いられる。
接続された足場板は、仮設工事等の際に敷設されることにより、作業者が作業を行うための通路や足場を確保することができる。
本発明に係る接続治具によれば、その足場板を直線状だけでなく、曲線状に配列することも可能となる。
1,4・・・第1接続体
10,20・・・接続治具
11,41・・・第1基部
12,42・・・第1リブ部
12a,22a,42a,52a・・・端部
12h・・・第1貫通孔
2,5・・・第2接続体
21,51・・・第2基部
22,52・・・第2リブ部
22h・・・第2貫通孔
3,6・・・連結具
L1・・・第1列
L2・・・第2列
N・・・ナット
P・・・一方の足場板
P1・・・梁材(第1梁材)
Q・・・他方の足場板
Q1・・・梁材(第2梁材)
S・・・隙間
T・・・頂点部
X・・・ライナー

Claims (7)

  1. 床材及び該床材の両端に取り付けられる梁材を有する足場板同士を接続するための接続治具であって、
    一方の足場板の第1梁材に取り付けられる第1基部、及び、該第1基部から前記一方の足場板とは反対方向に延びる第1リブ部、からなる第1接続体と、
    他方の足場板の第2梁材に取り付けられる第2基部、及び、該第2基部から前記他方の足場板とは反対方向に延びる第2リブ部、からなる第2接続体と、
    前記第1リブ部と前記第2リブ部とを上下方向に重ねた状態で、前記第1リブ部と前記第2リブ部とを連結する連結具と、
    からなり、
    前記第2接続体が、前記第1接続体に対して、前記連結具を中心に回動可能となっており、
    前記第2リブ部の前記第1基部側の端部が上面視で山型状となっている接続治具。
  2. 前記第1リブ部が上、前記第2リブ部が下となるように重ねられており、
    前記第1リブ部が上面視で矩形状であり、該第1リブ部の端部と前記第2梁材との間にはスペースが設けられている請求項1記載の接続治具。
  3. 前記第1接続体が、前記第1基部と、該第1基部の上端から前記一方の足場板とは反対方向に延びる前記第1リブ部とが一体となった側面視でL字状のものであり、
    前記第2接続体が、前記第2基部と、該第2基部の上端から前記他方の足場板とは反対方向に延びる前記第2リブ部とが一体となった側面視でL字状のものである請求項1又は2に記載の接続治具。
  4. 前記第1接続体が、前記第1基部と、該第1基部の上端及び下端から前記一方の足場板とは反対方向に延びる一対の前記第1リブ部とが一体となった側面視でコ字状のものであり、
    前記第2接続体が、前記第2基部と、該第2基部の上端及び下端から前記他方の足場板とは反対方向に延びる一対の前記第2リブ部とが一体となった側面視でコ字状のものである請求項1又は2に記載の接続治具。
  5. 前記第1接続体と前記第2接続体とが同じ構造である請求項3又は4に記載の接続治具。
  6. 前記連結具がボルトであり、
    前記第1リブ部には該ボルトを挿通させるための第1貫通孔が設けられ、
    前記第2リブ部には該ボルトを挿通させるための第2貫通孔が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の接続治具。
  7. 前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔のうちの少なくとも一方が、前記足場板の長手方向に、縦長に形成されており、
    前記一方の足場板が前記他方の足場板に対して、長手方向に微移動可能となっている請求項6記載の接続治具。
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