JP2017150102A - 伸縮性経編地及びそれを用いた衣料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非伸縮性の編糸11と伸縮性の芯糸12、13、14とによって編成される伸縮性経編地1であって、芯糸12、13、14は、複数種類の挿入によってメッシュ組織に編成され、少なくとも2種類の芯糸12、13、14が同行する線接触部31が1コース毎に形成される。これにより、伸縮性経編地1を裁断した際のほつれが抑制され、裁断後に縁始末を行う必要がない。また、伸縮性経編地1は、複数種類の芯糸12、13、14が挿入されているため、縦、横、斜め方向の伸縮性能に優れると共に、メッシュ状に編成されるので通気性及び意匠性に優れる。また、伸縮性経編地1の一方の主面に芯糸12、13、14が突出するため、一方の主面が滑り難くなる。
【選択図】図2
Description
また、従来、滑り難い特徴を兼ね備えている伸縮性経編地はなかった。
また、線接触部において芯糸同士が融着されて固定されることにより、芯糸の糸抜けが抑制される。これにより、伸縮性経編地を編成する際の編糸及び芯糸のテンションを低く抑えることもできる。その結果、編成条件の設定の幅が広がり、伸縮性経編地の伸縮性やパワー等を自在に調節することができる。
また、伸縮性の芯糸が伸縮性経編地の一方の主面に突出することにより、伸縮性経編地は、ドット柄等に編成される。これにより、意匠的な効果が得られる。
図1は、本発明の実施形態に係る伸縮性経編地1の編組織分解図である。なお、図1ないし図5は、編糸及び芯糸が下方から上方向に編み込まれる際にどのような編み方をされるかを示している。また、図1ないし図5において、点Hは、経編地を編成する際に針が通る場所を示している。
なお、伸縮性経編地1に用いられる編糸11は、その他の編組織によって編成されても良い。
編糸11は、フルセットで挿入される。即ち、編組織21を編成する編糸11は、編糸11を編成する筬の全てのガイドに挿入される。このように、編糸11は、全ての針間に対して挿入され、前述のとおり、各針に対して、開き目若しくは閉じ目となるループを形成している。
このような条件によってヒートセット処理が施されることにより、線接触部31及び点接触部32における、芯糸12、芯糸13及び芯糸14同士の融着による結合が良好になり、芯糸12、芯糸13及び芯糸14が離れ難くなる。よって、裁断された際の縁部のほつれを抑制する効果が高められる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明は以下に挙げる実施例によって何ら限定されるものではない。
図2に示す編組織によって伸縮性経編地1を編成した。ここで、編糸11として、ポリエステル繊維により形成され、太さが56dtexの糸を用いた。また、芯糸12及び芯糸13として、ポリウレタン繊維により形成され、太さが78dtexの糸を用い、芯糸14として、ポリウレタン繊維により形成され、太さが156dtexの糸を用いた。
そして、編成された後の伸縮性経編地1には、196℃の加熱条件の下、ヒートセット処理が施された。
伸縮性経編地1を30cm角にカットした5枚の試験片、及び直径30cmの円形にカットした5枚の試験片を準備した。その試験片について、洗濯10分、第1すすぎ10分、第2すすぎ5分及び脱水20分を1セットとする洗濯工程を30回実施し、タンブル乾燥80分の工程を前記洗濯工程6回毎に1回、計5回併せて実施した。
その結果、試験片の縁部には、ほつれやカール等は確認されなかった。これにより、伸縮性経編地1は、フリーカットの生地として適正であると判断した。
11 編糸
12、13、14、15 芯糸
16 抜糸
21、22、24、25 編組織
31 線接触部
32 点接触部
41、42 ヘム
Claims (8)
- 非伸縮性の編糸と伸縮性の芯糸とによって編成される伸縮性経編地であって、
前記芯糸は、複数種類の挿入によってメッシュ組織に編成され、
少なくとも2種類の前記芯糸が同行する線接触部が1コース毎に形成されることを特徴とする伸縮性経編地。 - 前記線接触部の前記芯糸は、熱融着によって互いに接合されることを特徴とする請求項1に記載の伸縮性経編地。
- 少なくとも2種類の前記芯糸が交差する点接触部が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の伸縮性経編地。
- 少なくとも2種類の前記芯糸は、同一の編組織でコース方向にずらされて挿入されることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の伸縮性経編地。
- 前記芯糸は、1コース毎に同一のウェール方向に振られて挿入されることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の伸縮性経編地。
- 前記芯糸は、ポリウレタン繊維を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の伸縮性経編地。
- 抜糸を挿入して編成された後に前記抜糸を除去して形成されるヘムを有することを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の伸縮性経編地。
- 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の伸縮性経編地を用いた衣料であって、
裁断されたままの状態で縁始末されていない縁部を有することを特徴とする伸縮性経編地を用いた衣料。
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