JP2017149090A - フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】気体バリア層の機能低下を抑制することができるフィルムを提供する。【解決手段】フィルム50Aは、プリンターに供給するインクを収容可能なインク収容室Rの壁面の少なくとも一部を形成し、フィルム50Aの外側から内側に向かって、第1水分バリア層51、気体バリア層52及び第2水分バリア層53の順に積層されている。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば印刷装置に供給するインク等の液体を収容する液体収容室の壁面の少なくとも一部を形成するフィルムに関する。
従来、液体収容室の壁面を形成するフィルムを袋状にして、その開口部にインク供給口を設けたインクパックを備えるインクカートリッジが知られている。例えば特許文献1には、インクカートリッジが軟包装用袋に入れられて真空包装されたインクカートリッジ包装体が開示されている。このインクカートリッジ包装体の軟包装用袋を構成する積層材は、フィルム基材のいずれか一方の面に無機酸化物の蒸着膜が形成され、その蒸着膜上にガスバリア性塗布膜(気体バリア層)が形成された構造である。なお、無機酸化物の蒸着膜は、水蒸気等の水分の透過を抑制している。
特開2008−105727号公報
ところで、インクパックを構成するフィルムは、上記軟包装用袋と概ね共通した積層構造であることが知られている。このため、フィルム基材の内面に無機酸化物の蒸着膜が形成され、その蒸着膜上にガスバリア性塗布膜が形成されたフィルムでは、インクパック外の水分は無機酸化物の蒸着膜によりガスバリア性塗布膜への浸入が制限されるものの、インクパック内のインクミスト(水分)はガスバリア性塗布膜に浸入する場合がある。一方、フィルム基材の外面に無機酸化物の蒸着膜が形成され、その蒸着膜上にガスバリア性塗布膜が形成されたフィルムでは、インクパック内のインクミスト(水分)は無機酸化物の蒸着膜によりガスバリア性塗布膜への浸入が制限されるものの、インクパック外の水分はガスバリア性塗布膜に浸入する場合がある。このように水分がガスバリア性塗布膜に浸入した場合、ガスバリア性塗布膜が高湿状態となるため、酸素透過度が高くなることによりガスバリア性塗布膜の機能であるガスバリア性が低下してしまう虞がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、気体バリア層の機能低下を抑制することができるフィルムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するフィルムは、印刷装置に供給する液体を収容可能な液体収容室の壁面の少なくとも一部を形成するフィルムであって、前記フィルムの外側から内側に向かって、第1水分バリア層、気体バリア層及び第2水分バリア層の順に積層されている。
上記構成によれば、液体収容室の壁面の外側から内側への水分の浸入を第1水分バリア層が制限し、液体収容室の壁面の内側から外側への水分の発散を第2水分バリア層が制限することにより、液体収容室の壁面の内外から水分が気体バリア層に浸入することを抑制することができる。したがって、気体バリア層の機能低下を抑制することができる。
また、上記フィルムにおいては、前記気体バリア層を第1気体バリア層としたときに前記第1気体バリア層とは異なる第2気体バリア層と、前記第2水分バリア層を他の層に接着する接着層とをさらに有し、前記フィルムの前記外側から前記内側に向かって、前記第1水分バリア層、前記第1気体バリア層、前記第2水分バリア層、前記接着層及び前記第2気体バリア層の順に積層されていることが好ましい。
上記構成によれば、印刷装置の液体として溶剤系の液体が用いられた場合、その液体が発生する揮発ガスを第2気体バリア層よりも外側(接着層側)に進入することを制限する。これにより、揮発ガスが接着層に進入することを抑制することができ、接着層の機能低下に起因して第2水分バリア層が剥離することを抑制することができる。
また、上記フィルムにおいて、前記第1水分バリア層及び前記第2水分バリア層は、蒸着膜によりコーティングされていることが好ましい。
上記構成によれば、蒸着膜に代えてアルミ箔やスチール箔で第1水分バリア層及び第2水分バリア層をコーティングした場合に比べ、フィルムの柔軟性を保つことができる。
また、上記フィルムにおいて、前記蒸着膜は、シリカ蒸着、アルミナ蒸着又はアルミ蒸着により形成されていることが好ましい。
シリカ蒸着、アルミナ蒸着又はアルミ蒸着により形成された蒸着膜は、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)やポリビニルアルコール(PVA)により形成された蒸着膜に比べ、水蒸気透過度が低い。そこで、上記構成のように、シリカ蒸着、アルミナ蒸着又はアルミ蒸着で蒸着膜を形成することにより、気体バリア層(第1気体バリア層)への水分の浸入を一層抑制すると共にフィルムの柔軟性を保つことができる。
また、上記フィルムにおいて、前記気体バリア層は、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を含む樹脂フィルムであることが好ましい。
上記構成によれば、第1水分バリア層と第2水分バリア層との間で、第1水分バリア層及び第2水分バリア層に対して気体バリア層を容易に積層することができる。
また、上記フィルムにおいて、前記第1気体バリア層及び前記第2気体バリア層は、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を含む樹脂フィルムであることが好ましい。
上記構成によれば、第1水分バリア層と第2水分バリア層との間で、第1水分バリア層及び第2水分バリア層に対して第1気体バリア層を容易に積層でき、第2水分バリア層に対して第2気体バリア層を容易に積層することができる。
また、上記フィルムにおいて、前記フィルムの最外層は、前記第1水分バリア層を保護する保護層を有することが好ましい。
上記構成によれば、液体収容室の耐衝撃性を高めることができ、フィルムが損傷することを抑制することができる。
また、上記フィルムにおいて、前記フィルムの最内層は、前記フィルム同士を接合可能なヒートシール層を有することが好ましい。
上記構成によれば、フィルムのヒートシール層同士を接合するヒートシールによって、液体収容室を容易に形成することができる。
フィルムの第1実施形態により構成された液体収容室を含むインクカートリッジを備える印刷装置を模式的に示す斜視図。 インクカートリッジの斜視図。 図2のインクカートリッジの分解斜視図。 フィルムをその厚さ方向に切った断面構造を示す断面図。 作用を示すための図であり、フィルムの断面図。 第2実施形態のフィルムをその厚さ方向に切った断面構造を示す断面図。
(第1実施形態)
以下、液体の一例であるインクを収容するインクカートリッジを構成するフィルムと、上記インクカートリッジから供給されるインクを噴射して印刷を行うインクジェット式プリンター(印刷装置の一例)の第1実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態のインクは、溶媒に水を含む水性インクである。また、以下のインクカートリッジの説明において方向を示す場合は、インクカートリッジがプリンターに装着された場合の各方向を用いる。
図1に示すように、本実施形態のプリンター10は、媒体の一例である用紙Pに印刷を行う際に液体噴射ヘッド17と対向する位置において用紙Pが一方向に搬送される。この用紙Pが搬送される方向を搬送方向Yとし、この搬送方向Yと交差(好ましくは直交)する用紙Pの幅方向に沿う一方向を走査方向Xとする。すなわち、本実施形態の走査方向X及び搬送方向Yは、互いに交差(好ましくは、直交)する方向であって、下方となる重力方向Zといずれも交差(好ましくは、直交)する方向である。
プリンター10は、略矩形箱状をなすフレーム11内の下部に、走査方向Xを長手方向として支持台12が設けられると共に、フレーム11の下部には紙送りモーター13aが設けられている。そして、この紙送りモーター13aの駆動を通じて搬送機構(図示略)により、用紙Pが支持台12上を搬送方向Yに向けて通過するように搬送される。
また、フレーム11内における支持台12の上方には、支持台12の長手方向である走査方向Xに沿ってガイド軸14が架設されている。このガイド軸14には、その軸線方向に沿って往復移動可能なキャリッジ15が支持されている。すなわち、キャリッジ15には中心軸線が走査方向Xに沿う支持孔15aが貫通形成され、その支持孔15aにガイド軸14が挿通されている。
また、フレーム11の後壁内面においてガイド軸14の両端の近傍には、駆動プーリー16aと従動プーリー16bとがそれぞれ回転自在に支持されている。駆動プーリー16aにはキャリッジモーター13bの出力軸が連結されると共に、駆動プーリー16aと従動プーリー16bとの間には一部がキャリッジ15に連結された無端状のタイミングベルト16が巻き掛けられている。そして、キャリッジモーター13bを駆動することにより、タイミングベルト16を介してキャリッジ15がガイド軸14に案内されながら走査方向Xに沿って往復移動する。
キャリッジ15の下方には、用紙Pに対してインクを噴射して印刷を行う液体噴射ヘッド17が設けられている。液体噴射ヘッド17には、フレーム11の前方から見て左端に設けられた装着部18に装着されたインクカートリッジ20からインクが供給される。装着部18とインクカートリッジ20との間には、インクを流動可能とする可撓性のあるインク供給チューブ19が引き回されている。このインク供給チューブ19を介して装着部18に装着されたインクカートリッジ20から液体噴射ヘッド17にインクが供給される。
本実施形態において、装着部18には、例えば互いに異なる色相のシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色インクがそれぞれ収容されたインクカートリッジ20が4つ装着可能である。図1において二点鎖線で示すように、インクカートリッジ20は、装着部18に対して搬送方向Yに沿う方向に挿抜可能である。
図2及び図3に示すように、インクカートリッジ20は、インクを収容可能な液体収容室の一例であるインク収容室R(図3参照)を形成するインクパック40をケース30内に有する構成である。ケース30は、複数のインクカートリッジ20が装着部18(図1参照)に装着された場合に複数のインクカートリッジ20が並ぶ方向となる走査方向Xの幅寸法よりも重力方向Zに沿う高さ寸法の方が長く、その高さ寸法よりも装着部18に対するインクカートリッジ20の挿抜方向(搬送方向Y)の長さ寸法の方が長い箱体形状をなしている。このケース30は、内部が中空であり、搬送方向Yの上流側(図2及び図3の紙面左手前側)に向けて開口するケース本体部31と、この開口を塞ぐようにケース本体部31に組み付けられる蓋ケース32とを有する。
図3に示すように、ケース本体部31は、ケース本体部31の走査方向Xの一方側(紙面左側)を構成する第1ケース31aと、ケース本体部31の走査方向Xの他方側(紙面右側)を構成する第2ケース31bとを組み付けることにより構成される。このケース本体部31内には、インクパック40が収容される。
蓋ケース32の搬送方向Yの上流側(紙面左手前側)の端面32aは、インクカートリッジ20の後端面を構成し、装着部18(図1参照)に接触する接触面である。蓋ケース32の上端部には斜面を有する凹形状となる基板取付部32bが形成され、その基板取付部32b内の斜面上には基板33が取り付けられている。この基板33は、インクカートリッジ20が装着部18に装着されたとき、装着部18側に設けられた基板(図示略)と電気的に接続されることにより、インクの種別、残量などの各種の情報の交換をプリンター10の制御部(図示略)との間で行う。また蓋ケース32の端面32aにおいて基板取付部32bよりも下方には、インク供給孔32cが形成されている。インク供給孔32cには、装着部18側に設けられたインク供給針等からなるインク供給管(図示略)が挿入される。このインク供給管はインク供給チューブ19を介して液体噴射ヘッド17(ともに図1参照)に接続されている。このため、インク供給管がインク供給孔32cに挿入されることにより、液体噴射ヘッド17に対するインクカートリッジ20からのインクの供給が可能となる。
インクパック40は、インクを収容可能な可撓性を有する袋状のパック体41と、パック体41におけるインク収容室Rのインクを外部へ供給可能な供給部材42とを含んで構成されている。パック体41の開口縁部41aと供給部材42とは例えば熱溶着により接合されている。
パック体41は、可撓性を有する2枚の略四角形のフィルム50A,50Bがパック体41の開口縁部41aを除く三辺の縁部同士を熱溶着(ヒートシール)により接合することにより袋状に形成された、所謂ピロータイプのインク袋である。すなわち、フィルム50A,50Bは、インク収容室Rの壁面を形成している。
フィルム50A,50Bの酸素透過度は、温度が30℃且つ相対湿度が70%の条件下において、0.02cc/m/day/atm以上且つ2.0cc/m/day/atm以下であることが好ましい。酸素透過度は、例えば、JIS K 7126 プラスチック−フィルム及びシート−ガス透過度試験方法(ガスクロマトグラフ法)により測定したものである。なお、相対湿度は、「湿り空気中の水蒸気の比重量/飽和湿り空気中の水蒸気の比重量」により規定される。
フィルム50A,50Bの水蒸気透過度は、温度が40℃且つ相対湿度が90%の条件下において、0.02g/m/day以上且つ1.0g/m/day以下であることが好ましい。水蒸気透過度は、例えば、JIS K 7129 プラスチック−フィルム及びシート−水蒸気透過度の求め方(ガスクロマトグラフ法)により測定したものである。
供給部材42は、第1供給部材43と第2供給部材44とが連結されて一体化された構成である。第1供給部材43は、樹脂製であり、パック体41に接合されたときにその大部分がパック体41の外部に位置する。第2供給部材44は、樹脂製であり、パック体41に接合されたときにその大部分がパック体41の内部に位置する。第2供給部材44は、パック体41におけるインク収容室Rのインクを第1供給部材43に供給する際に、そのインクをフィルター44aに通過させて異物等を捕集する機能を果たす部材である。第1供給部材43には、蓋ケース32のインク供給孔32cに接続されるインク供給管43aを介して、第2供給部材44からのインクをインクカートリッジ20の外部(インク供給チューブ19)に供給可能である。
次に、フィルム50A,50Bの構成について図4を用いて説明する。なお、フィルム50Bは、フィルム50Aと同一構造であるため、その説明を省略する。
フィルム50Aは、複数の層が積層されてなる積層材であり、その外側から内側(インク収容室R側)に向かって、第1水分バリア層51、気体バリア層52及び第2水分バリア層53の順に積層されている。
第1水分バリア層51は、無機酸化物が蒸着された樹脂フィルムからなる。すなわち第1水分バリア層51は、無機酸化物の蒸着膜51aと樹脂フィルム層51bとの2層構造となる。本実施形態では、樹脂フィルム層51bの内側(インク収容室R側)に蒸着膜51aが積層されている。このように第1水分バリア層51は、蒸着膜51aによりコーティングされている。樹脂フィルム層51bの一例は、ポリエチレンテレフタレート(PET)である。蒸着膜51aを構成する無機酸化物としては、シリカ(SiOx)、酸化アルミニウム(Al、アルミナ)又はアルミニウム(Al)が用いられることが好ましい。すなわち、蒸着膜51aは、シリカ蒸着、アルミナ蒸着又はアルミ蒸着により形成されることが好ましい。なお、本実施形態の蒸着膜51aはシリカ蒸着により形成されている。
第2水分バリア層53は、第1水分バリア層51と同様の構成であり、無機酸化物の蒸着膜53aと樹脂フィルム層53bとの2層構造となる。すなわち第2水分バリア層53は、蒸着膜53aによりコーティングされている。なお、本実施形態では、樹脂フィルム層53bの外側に蒸着膜53aが積層されている。また蒸着膜53aの構成は、蒸着膜51aの構成と同様である。
第1水分バリア層51の無機酸化物の蒸着膜51aの厚さ寸法及び第2水分バリア層53の無機酸化物の蒸着膜53aの厚さ寸法のそれぞれは任意に設定可能であるが、10nm以上且つ500nm以下であることが好ましい。第1水分バリア層51の樹脂フィルム層51bの厚さ寸法及び第2水分バリア層53の樹脂フィルム層53bの厚さ寸法のそれぞれは任意に設定可能であるが、12μmに設定されることが好ましい。また、第1水分バリア層51の水蒸気透過率及び第2水分バリア層53の水蒸気透過率のそれぞれは任意に設定可能であるが、20g/m・day以下であることが好ましい。
気体バリア層52は、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を含む樹脂フィルムである。積層方向において気体バリア層52の両側には、保護層54a,54bが積層されている。保護層54a,54bの一例はナイロンを含む樹脂フィルムである。
積層方向において第1水分バリア層51の両側には、接着層55a,55bが積層されている。接着層55a,55bは、ウレタン系接着剤、エステル系接着剤、エチレン系接着剤、エポキシ系接着剤などから形成される。第1水分バリア層51は、第1水分バリア層51の内側に積層された接着層55bにより、気体バリア層52の外側に積層された保護層54aに積層されている。また、第1水分バリア層51の外側に積層された接着層55aには、第1水分バリア層51を保護する保護層の一例である最外保護層56が積層されている。最外保護層56は、インクパック40の耐衝撃性を高め、その損傷を抑制する機能を果たす樹脂フィルムである。最外保護層56は、ナイロンやポリエチレンテレフタレート(PET)が用いられることが好ましい。なお、本実施形態の最外保護層56は、ナイロンが用いられる。
積層方向において第2水分バリア層53の両側には、接着層57a,57bが積層されている。接着層57a,57bは、接着層55a,55bと同様に、ウレタン系接着剤、エステル系接着剤、エチレン系接着剤、エポキシ系接着剤などから形成される。第2水分バリア層53は、第2水分バリア層53の外側に積層された接着層57aにより、気体バリア層52の内側に積層された保護層54bに積層されている。また、第2水分バリア層53の内側に積層された接着層57bには、フィルム50Aの最内層であり、フィルム50A,50B同士を接合可能なヒートシール層58が積層されている。ヒートシール層58は、2枚のフィルム50A,50Bの溶着(ヒートシール)及び2枚のフィルム50A,50Bと供給部材42との溶着(ヒートシール)に用いられる。ヒートシール層58は、樹脂フィルムであり、ポリエチレン(PE)や無延伸ポリプロピレン(CPP)が用いられることが好ましい。このヒートシール層58は、最外保護層56よりも融点が低いことが好ましい。これにより、インクパック40の製造時に、2枚のフィルム50A,50Bを容易に溶着(ヒートシール)することができ、2枚のフィルム50A,50Bと供給部材42とを容易に溶着(ヒートシール)することができる。なお、本実施形態のヒートシール層58は、ポリエチレン(PE)が用いられる。
本実施形態の作用について図5を用いて説明する。なお、図5では、便宜上、第1水分バリア層51、気体バリア層52及び第2水分バリア層53のみにハッチングを付している。また図5では、便宜上、インクパック40の外部の水分W及びインク収容室R内のインクミストMを大きく示している。
エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を含む樹脂フィルムは、高温多湿となると酸素透過度が高くなり、ガスバリア機能が低下することが知られている。このため、気体バリア層52は、高温多湿となるとガスバリア機能が低下してしまう。
例えばインクカートリッジ20のケース30(ともに図2参照)内が高温多湿になった場合、ケース30内を浮遊するインクパック40の外部の水分Wは、最外保護層56を介して気体バリア層52に浸入しようとする。しかし、フィルム50A(50B)において気体バリア層52よりも外側に位置する第1水分バリア層51により、インクパック40の外部の水分Wが気体バリア層52に浸入することが制限される。またインクパック40のインク収容室Rが高温多湿になった場合、インク収容室R内のインクミストMは、ヒートシール層58を介して気体バリア層52に浸入しようとする。しかし、フィルム50A(50B)において気体バリア層52よりも内側に位置する第2水分バリア層53により、インク収容室RのインクミストMが気体バリア層52に浸入することが制限される。このため、第1水分バリア層51及び第2水分バリア層53により、気体バリア層52が高温多湿となることが抑制される。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)フィルム50A,50Bにおいて、気体バリア層52が第1水分バリア層51及び第2水分バリア層53により挟まれていることにより、インクパック40の外部の水分W及びインク収容室R内のインクミストMに起因する気体バリア層52のガスバリア機能の低下を抑制することができる。
(2)第1水分バリア層51が蒸着膜51aによりコーティングされ、第2水分バリア層53が蒸着膜53aによりコーティングされるため、第1水分バリア層51及び第2水分バリア層53がアルミ箔やスチール箔によりコーティングされる場合に比べ、フィルム50A、50Bの柔軟性を保つことができる。
(3)第1水分バリア層51の蒸着膜51a及び第2水分バリア層53の蒸着膜53aがシリカ蒸着、アルミナ蒸着又はアルミ蒸着により形成される。これにより、蒸着膜51a,53aがポリ塩化ビニリデン(PVDC)やポリビニルアルコール(PVA)により形成される場合に比べ、気体バリア層52への水分WやインクミストMの浸入を一層抑制することができる。
(4)気体バリア層52がエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を含む樹脂フィルムであることにより、第1水分バリア層51及び第2水分バリア層53に対して気体バリア層52を容易に積層することができる。
(5)フィルム50A,50Bの最外層が第1水分バリア層51を保護する最外保護層56を有することにより、インクパック40の耐衝撃性を高めることができ、フィルム50A,50Bが損傷することを抑制することができる。
(6)フィルム50A,50Bの最内層がヒートシール層58を有することにより、フィルム50A、50Bを熱溶着(ヒートシール)で接合することができる。このため、インク収容室Rを容易に形成することができる。
(第2実施形態)
図6を用いて、第2実施形態のフィルム50A,50Bについて説明する。本実施形態のフィルム50A、50Bは、第1実施形態のフィルム50A,50Bと比較して、その内側(インク収容室R側)に気体バリア層を気体バリア層52とは別に追加した点が異なる。このため、以下の説明においては、第1実施形態のフィルム50A,50Bと共通の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。またフィルム50Bは、フィルム50Aと同様の構成である。
また以下の説明において、第1実施形態のフィルム50Aの気体バリア層52に相当する気体バリア層を「第1気体バリア層52A」と称する。第1気体バリア層52Aは第1実施形態の気体バリア層52と同様の構成である。
図6に示すように、フィルム50Aにおいて、第2水分バリア層53の内側の接着層57bには、ヒートシール層58(図4参照)に代えて、第1気体バリア層52Aとは異なる第2気体バリア層59が積層されている。このように、フィルム50Aは、外側から内側(インク収容室R側)に向かって、第1水分バリア層51、第1気体バリア層52A、第2水分バリア層53、接着層57b及び第2気体バリア層59の順に積層されている。なお、「第1気体バリア層52Aとは異なる第2気体バリア層59」とは、第2気体バリア層59が第1気体バリア層52Aとは別に構成され、積層方向において第1気体バリア層52Aとは異なる位置に積層されることである。
第2気体バリア層59は、第1気体バリア層52Aと同様に、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を含む樹脂フィルムである。積層方向において第2気体バリア層59の外側には保護層59aが積層され、内側にはヒートシール層59bが積層されている。これにより、保護層59aが接着層57bの内側に積層されている。保護層59a及びヒートシール層59bのそれぞれは、樹脂フィルムであり、ポリエチレン(PE)や無延伸ポリプロピレン(CPP)が用いられることが好ましい。これら第2気体バリア層59、保護層59a及びヒートシール層59bは、共押出しフィルムとして形成されることが好ましい。なお、本実施形態の保護層59a及びヒートシール層59bは、ポリエチレン(PE)が用いられる。
ところで、例えば媒体として塩ビフィルムにインクを噴射した後、塩ビフィルムのインクが付着した面を加熱することによりインクを定着させる溶剤系インクが水性インクに代えて用いられる場合、インク収容室R内で有機溶剤が揮発し、その揮発したガスが接着層57bに進入することにより接着層57bの接着力が低下する虞がある。
その点、本実施形態では、第2水分バリア層53の接着層57bの内側に第2気体バリア層59が積層されるため、上記揮発したガスは、第2気体バリア層59により接着層57b側への進入が制限される。したがって、接着層57bの接着力の低下を抑制することができ、第2水分バリア層53から第2気体バリア層59(ヒートシール層59b)が剥離することを抑制することができる。
加えて、第1実施形態と同様に、積層方向において第1気体バリア層52Aが第1水分バリア層51及び第2水分バリア層53により挟まれるため、第1気体バリア層52Aに水分W及びインクミストM(ともに図5参照)が浸入することが抑制できる。したがって、本実施形態のフィルム50A、50Bにより形成されたインクパック40は、水性インク及び溶剤系インクの両方に適用することができる。
(変形例)
なお、上記各実施形態は以下に示す変形例のように変更してもよい。また、上記各実施形態と各変形例とは、任意に組み合わせることができる。
・第2実施形態のフィルム50A,50Bにおいて、第2気体バリア層59と保護層59aとの間、及び第2気体バリア層59とヒートシール層59bとの間の少なくとも一方にナイロンからなる保護層を積層してもよい。
・上記各実施形態のフィルム50A,50Bにおいて、第1水分バリア層51と接着層55aとの間、及び第1水分バリア層51と接着層55bとの間の少なくとも一方にクラック防止層を形成してもよい。クラック防止層は、第1水分バリア層51の蒸着膜51a(又は金属箔)にクラックが入ることを防止するためのものである。クラック防止層は、第1水分バリア層51の樹脂フィルム層51bよりも伸縮性の高い樹脂フィルムにより形成され、例えばナイロンから形成されることが好ましい。
・上記各実施形態の第1水分バリア層51において、樹脂フィルム層51bの外側に無機酸化物の蒸着膜51aを形成してもよく、樹脂フィルム層51bの積層方向の両側に蒸着膜51aを形成してもよい。
・上記各実施形態の第2水分バリア層53において、樹脂フィルム層53bの外側に無機酸化物の蒸着膜53aを形成してもよく、樹脂フィルム層53bの積層方向の両側に蒸着膜53aを形成してもよい。
・上記各実施形態の第1水分バリア層51及び第2水分バリア層53において、蒸着膜51a,53aに代えて、アルミ箔、スチール箔等の金属箔によりコーティングしてもよい。この場合、金属箔の厚さ寸法を3μm以上且つ20μm以下とすることが好ましい。これにより、フィルム50A,50Bの可撓性を維持しつつ、第1水分バリア層51及び第2水分バリア層53によって気体バリア層52(第1気体バリア層52A)に水分W及びインクミストM(ともに図5参照)が浸入することを制限することができる。
・上記各実施形態において、供給部材42は第2供給部材44を省略した第1供給部材43のみの構成であってもよい。
・上記各実施形態において、フィルムの適用例として、液体の一例であるインクを収容するインクパック40を例示したが、これに限られない。例えば、インクパック40を収容するフィルムからなるケース、ケース30を収容する袋状のフィルムからなるパック、又はインクパックに代えてケース内に直接インクを収容する構成におけるケース内の一面にフィルム50A(50B)を適用してもよい。
・プリンター10は、支持台12の走査方向Xの全体と対応した長尺状の液体噴射ヘッドが固定配置された、所謂ラインヘッドに変更してもよい。
・プリンター10は、印刷機能だけを備えた構成に限定されず、複合機であってもよい。
・媒体は、用紙Pに限定されず、単票紙、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシート等であってもよい。
・液体は、プリンター10などの印刷装置(液体噴射装置)が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としの液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶剤に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記各実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。
10…印刷装置の一例であるプリンター、50A,50B…フィルム、51…第1水分バリア層、51a…蒸着膜、52…気体バリア層、52A…第1気体バリア層、53…第2水分バリア層、53a…蒸着膜、56…保護層の一例である最外保護層、57b…接着層、58…ヒートシール層、59…第2気体バリア層、59b…ヒートシール層、R…液体収容室の一例であるインク収容室。

Claims (8)

  1. 印刷装置に供給する液体を収容可能な液体収容室の壁面の少なくとも一部を形成するフィルムであって、
    前記フィルムの外側から内側に向かって、第1水分バリア層、気体バリア層及び第2水分バリア層の順に積層されていることを特徴とするフィルム。
  2. 前記気体バリア層を第1気体バリア層としたときに前記第1気体バリア層とは異なる第2気体バリア層と、前記第2水分バリア層を他の層に接着する接着層とをさらに有し、
    前記フィルムの前記外側から前記内側に向かって、前記第1水分バリア層、前記第1気体バリア層、前記第2水分バリア層、前記接着層及び前記第2気体バリア層の順に積層されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム。
  3. 前記第1水分バリア層及び前記第2水分バリア層は、蒸着膜によりコーティングされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルム。
  4. 前記蒸着膜は、シリカ蒸着、アルミナ蒸着又はアルミ蒸着により形成されていることを特徴とする請求項3に記載のフィルム。
  5. 前記気体バリア層は、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を含む樹脂フィルムであることを特徴とする請求項1に記載のフィルム。
  6. 前記第1気体バリア層及び前記第2気体バリア層は、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)を含む樹脂フィルムであることを特徴とする請求項2に記載のフィルム。
  7. 前記フィルムの最外層は、前記第1水分バリア層を保護する保護層を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のフィルム。
  8. 前記フィルムの最内層は、前記フィルム同士を接合可能なヒートシール層を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のフィルム。
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