JP2014141019A - パッケージ、カートリッジ、収容容器 - Google Patents

パッケージ、カートリッジ、収容容器 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のパッケージでは、印刷品位を向上させることが困難である。
【解決手段】顔料を含むインクが収容されたカートリッジ7と、カートリッジ7が収容される収容容器63と、を有し、カートリッジ7は、収容容器63の内部において、収容容器63の内壁71,72に支持され、且つ、内壁71,72に支持された部位を支点79として収容容器63に対して回動可能な状態で収容されており、カートリッジ7における支点79の位置が、カートリッジ7の重心の位置BLからずれている、ことを特徴とするパッケージ。
【選択図】図8

Description

本発明は、パッケージ、カートリッジ、収容容器等に関する。
流動性を有する液状の物質である液体を収容するカートリッジにおいて、例えば、液体の一例であるインクをインクジェットプリンターに供給するためのカートリッジが知られている。このようなカートリッジの物流形態として、カートリッジを収容容器に収容したパッケージの形態が知られている。この形態では、パッケージは、カートリッジと、このカートリッジを収容する収容容器とを含む。
ところで、インクを収容するカートリッジには、顔料と液体とを含むインク(以下、顔料系インクと呼ぶ)を収容するカートリッジがある。そして、従来、顔料系インクを収容するカートリッジに対するパッケージとして、インクジェットプリンターに装着された状態でのカートリッジの姿勢とは異なる姿勢でカートリッジを収容容器に収容したパッケージが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−34362号公報
上記特許文献1に記載されたパッケージによれば、重力方向に対するカートリッジの姿勢を、物流段階と、インクジェットプリンターに装着されたときとで互いに異なる姿勢にしやすい。このため、物流段階でインク中の顔料が沈降した場合であっても、カートリッジがインクジェットプリンターに装着されることによって、顔料に対する重力方向が変化するので、顔料が分散しやすくなる。
しかしながら、この従来のパッケージでは、重力方向に対する収容容器の姿勢によっては、重力方向に対するカートリッジの姿勢が、物流段階と、インクジェットプリンターに装着されたときとで互いに同じ姿勢になることがある。この場合、上記の効果が得られなくなる。つまり、従来のパッケージでは、印刷品位を向上させることが困難であるという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]顔料を含むインクが収容されたカートリッジと、前記カートリッジが収容される収容容器と、を有し、前記カートリッジは、前記収容容器の内部において、前記収容容器の内壁に支持され、且つ、前記内壁に支持された部位を支点として前記収容容器に対して回動可能な状態で収容されており、前記カートリッジにおける前記支点の位置が、前記カートリッジの重心の位置からずれている、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例のパッケージによれば、カートリッジが収容容器内で、収容容器に対して回動することができる。そして、回動の支点の位置がカートリッジの重心の位置からずれているので、収容容器の重力方向に対する姿勢が回動方向に変化しても、カートリッジの重力方向に対する姿勢が維持されやすい。このため、例えば、物流段階で収容容器の重力方向に対する姿勢が種々の姿勢であっても、カートリッジの重力方向に対する姿勢を所望の姿勢に統一しやすい。収容容器内でのカートリッジの重力方向に対する姿勢を、カートリッジを使用するときの姿勢とは異なる姿勢に設定することによって、物流段階でインク中の顔料が沈降した場合であっても、カートリッジを使用するときに顔料が分散しやすくなる。この結果、このパッケージでは、印刷品位を向上させやすい。
[適用例2]上記のパッケージであって、前記支点の位置は、前記カートリッジが使用されるときの重力方向に対する姿勢において、前記カートリッジの重心の位置よりも重力方向で低い位置である、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例では、カートリッジが使用されるときの重力方向に対する姿勢において、カートリッジの重心の位置よりも重力方向で低い位置に支点が位置しているので、使用されるときの姿勢とは異なる姿勢で収容容器内に収容することができる。
[適用例3]上記のパッケージであって、前記カートリッジは、前記内壁と前記カートリッジとの間に介在する軸部材を介して、前記収容容器の前記内壁に支持され、且つ、前記軸部材を支点として前記収容容器に対して回動可能な状態で収容されている、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例では、内壁とカートリッジとの間に軸部材が介在するので、内壁とカートリッジとの間に隙間を確保しやすい。これにより、内壁とカートリッジとの接触を避けやすいので、収容容器に対してカートリッジを回動させやすい。
[適用例4]上記のパッケージであって、前記軸部材に嵌合する軸受を有し、前記軸部材と前記軸受との嵌合によって、前記カートリッジが前記収容容器に対して回動可能に構成されている、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例では、軸部材と軸受との嵌合によって、収容容器に対してカートリッジを回動させることができる。
[適用例5]上記のパッケージであって、前記カートリッジ側に前記軸部材が設けられ、前記収容容器側に前記軸受が設けられている、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例では、カートリッジ側に設けられた軸部材と、収容容器側に設けられた軸受との嵌合によって、収容容器に対してカートリッジを回動させることができる。
[適用例6]上記のパッケージであって、前記カートリッジを包装する包装パックを有し、前記軸部材が前記包装パックに設けられている、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例では、カートリッジを包装する包装パックに軸部材が設けられているので、包装パックに包装されたカートリッジを包装パックごと回動させることができる。
[適用例7]上記のパッケージであって、前記カートリッジ側に前記軸受が設けられ、前記収容容器側に前記軸部材が設けられている、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例では、カートリッジ側に設けられた軸受と、収容容器側に設けられた軸部材との嵌合によって、収容容器に対してカートリッジを回動させることができる。
[適用例8]上記のパッケージであって、前記カートリッジを包装する包装パックを有し、前記軸受が前記包装パックに設けられている、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例では、カートリッジを包装する包装パックに軸受が設けられているので、包装パックに包装されたカートリッジを包装パックごと回動させることができる。
[適用例9]上記のパッケージであって、前記カートリッジに設けられた凹部内に前記軸受の少なくとも一部が没入している、ことを特徴とするパッケージ。
この適用例では、カートリッジに設けられた凹部内に軸受の少なくとも一部が没入しているので、軸部材の延在方向におけるパッケージの寸法を軽減しやすい。
[適用例10]顔料を含むインクが収容されたカートリッジであって、前記カートリッジを収容する収容容器に支持される被支持部を有し、前記カートリッジは、前記収容容器の内部において、前記被支持部を支点として、前記収容容器に対して回動可能に構成されており、前記カートリッジにおける前記支点の位置は、前記カートリッジが使用されるときの重力方向に対する姿勢において、前記カートリッジの重心の位置よりも重力方向で低い位置である、ことを特徴とするカートリッジ。
この適用例のカートリッジによれば、カートリッジが収容容器内で、被支持部を支点として収容容器に対して回動することができる。そして、カートリッジが使用されるときの重力方向に対する姿勢において、カートリッジの重心の位置よりも重力方向で低い位置に支点が位置している。このため、収容容器内でのカートリッジの姿勢は、使用されるときの姿勢とは異なる姿勢に維持されやすい。このため、例えば、物流段階で収容容器の重力方向に対する姿勢が種々の姿勢であっても、カートリッジの重力方向に対する姿勢を、使用されるときの姿勢とは異なる姿勢に統一しやすい。これにより、物流段階でインク中の顔料が沈降した場合であっても、カートリッジを使用するときに顔料が分散しやすくなる。この結果、このカートリッジでは、印刷品位を向上させやすい。
[適用例11]顔料を含むインクが収容されたカートリッジを収容する収容容器であって、前記カートリッジを支持する支持部を有し、前記支持部を支点として、前記カートリッジを回動可能な状態で収容する、ことを特徴とする収容容器。
この適用例の収容容器によれば、カートリッジを支持する支持部を支点として、カートリッジを回動可能な状態で収容することができる。カートリッジが使用されるときの重力方向に対する姿勢において、カートリッジの重心の位置よりも重力方向で低い位置に支点が位置していれば、収容容器内でのカートリッジの姿勢を、使用されるときの姿勢とは異なる姿勢に維持しやすい。このため、例えば、物流段階で収容容器の重力方向に対する姿勢が種々の姿勢であっても、カートリッジの重力方向に対する姿勢を、使用されるときの姿勢とは異なる姿勢に統一しやすい。これにより、物流段階でインク中の顔料が沈降した場合であっても、カートリッジを使用するときに顔料が分散しやすくなる。この結果、この収容容器では、印刷品位を向上させやすい。
本実施形態における液体噴射システムの構成を示す斜視図。 本実施形態におけるカートリッジの構成を示す外観斜視図。 本実施形態におけるホルダー示す断面図。 本実施形態におけるカートリッジがホルダーに装着された状態を説明する図。 本実施形態におけるパッケージを示す斜視図。 本実施形態におけるパッケージを示す断面図。 本実施形態におけるパッケージを示す斜視図。 実施例1におけるパッケージを示す断面図。 実施例2におけるパッケージを示す断面図。 実施例3におけるパッケージを示す断面図。 実施例4におけるパッケージを示す断面図。 図11中のA部における分解図。 実施例5におけるパッケージを示す断面図。
液体噴射システムを例に、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。
[液体噴射システムの構成]
液体噴射システム1は、図1に示すように、プリンター5と、液体としてのインクを収容する液体収容容器の一例であるカートリッジ7と、を有している。なお、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。プリンター5が使用される状態において、プリンター5は、X軸方向とY軸方向とによって規定される水平な平面に配置される。プリンター5の使用状態において、Z軸方向は、水平な平面に直交する方向であり、Z軸負方向が鉛直下方向となる。
プリンター5は、副走査送り機構と、主走査送り機構と、ヘッド駆動機構を有している。副走査送り機構は、図示しない紙送りモーターを動力とする紙送りローラー11を用いて印刷用紙Pを副走査方向に搬送する。主走査送り機構は、キャリッジモーター13の動力を用いて、駆動ベルト15に接続されたキャリッジ17を主走査方向に往復動させる。プリンター5の主走査方向はY軸方向であり、副走査方向はX軸方向である。ヘッド駆動機構は、キャリッジ17に備えられた印刷ヘッド19を駆動して液体としてのインクの吐出及びドット形成を実行する。プリンター5は、さらに、上述した各機構を制御するための制御部21を備えている。印刷ヘッド19は、フレキシブルケーブル23を介して制御部21に接続されている。
なお、プリンター5では、印刷ヘッド19がキャリッジ17を介して搬送される方向がY軸方向であり、印刷用紙Pが搬送される方向がX軸方向であると定義される。そして、X軸方向及びY軸方向の双方に直交する方向がZ軸方向である。プリンター5の使用状態では、X軸方向及びY軸方向が、それぞれ、水平方向になり、Z軸方向が鉛直方向になる。以下の説明には、Z軸方向を鉛直方向とは異なる(交差する)方向として説明される記載が含まれる。
キャリッジ17は、ホルダー25と、印刷ヘッド19とを備えている。ホルダー25は、複数のカートリッジ7を装着可能に構成されており、印刷ヘッド19の上側に配置されている。本実施形態では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4種類のカートリッジ7が、ホルダー25に1つずつ装着される。4つのカートリッジ7は、それぞれ、ホルダー25に対して着脱可能に構成されている。なお、カートリッジ7の種類は、上記の4種類に限定されず、他の任意の種類も採用され得る。また、ホルダー25に装着可能なカートリッジ7の個数は、4つに限定されず、1つ以上の任意の個数が採用され得る。印刷ヘッド19は、インクを吐出することによりインクを噴射する液体噴射部として機能する。
[カートリッジの外観構成]
カートリッジ7は、図2に示すように、ケース29を有している。ケース29は、インクを収容する収容部(図示せず)を内包している。ケース29は、収容部を覆っており、カートリッジ7の外殻を構成している。ケース29は、第1壁41と、第2壁42と、第3壁43と、第4壁44と、第5壁45と、第6壁46とを有する。第1壁41〜第6壁46のそれぞれの表面は、カートリッジ7の外壁を構成する。また、第1壁41〜第6壁46のそれぞれの裏面は、カートリッジ7の内壁を構成する。第1壁41と第2壁42とは互いに対向する。第3壁43と第4壁44とは互いに対向する。
第5壁45と第6壁46とは互いに対向する。これらの外壁のうち、第5壁45と第6壁46の表面は、面積が最も大きい最大外壁である。本実施形態では、最大外壁である第5壁45または第6壁46に対して垂直な方向が、Y軸方向である。第2壁42には、カートリッジ7内部の収容部に収容されたインクをプリンター5へ供給する供給口55が設けられている。ここで、カートリッジ7が装着されるホルダー25は、図3に示すように、導入部57を有している。導入部57は、カートリッジ7から供給されるインクの受け口である。本実施形態では、インクとして、顔料系のインクが採用されている。顔料系のインクは、インクの色を表す色材である顔料と、顔料を分散させる液状の媒体とを含む。なお、インクは、顔料系に限定されず、染料系のインクも採用され得る。
カートリッジ7がホルダー25に装着された状態において、図4に示すように、供給口55が導入部57に接続される。プリンター5には、カートリッジ7の供給口55から導入部57を介してインクが供給される。カートリッジ7から導入部57に供給されたインクは、図示しないチューブを介して印刷ヘッド19(図1)に供給される。本実施形態では、プリンター5が使用される状態において、供給口55が鉛直下方に向く。以下において、供給口55が鉛直下方に向く姿勢は、カートリッジ7の使用姿勢と呼ばれる。なお、図3及び図4では、それぞれ、ホルダー25をXZ平面で切断したときの断面が示されている。
[パッケージ]
本実施形態では、カートリッジ7は、図5に示すように、パッケージ61の形態で流通する。つまり、パッケージ61は、カートリッジ7の販売形態である。パッケージ61は、収容容器63と、カートリッジ7と、を有している。カートリッジ7は、収容容器63の内部に収容された状態で流通する。このため、パッケージ61は、カートリッジ7の物流形態であるとも表現される。図5では、構成をわかりやすく示すため、収容容器63の内部に収容されたカートリッジ7を、収容容器63の外側から透過させた状態が示されている。なお、収容容器63の材料としては、紙材や、合成樹脂、金属など、種々の材料が採用され得る。
パッケージ61において、カートリッジ7は、使用姿勢とは異なる姿勢(以下、非使用姿勢と呼ぶ)で収容容器63に収容されている。収容容器63は、図6(a)に示すように、内壁71と、内壁72と、内壁73と、内壁74と、を有している。また、収容容器63は、図6(b)に示すように、内壁75と、内壁76と、を有している。図6(a)では、収容容器63をYZ平面で切断したときの断面が示されている。図6(b)では、収容容器63をXY平面で切断したときの断面が示されている。
内壁71と内壁72とは、図6(a)に示すように、カートリッジ7をY方向に挟んで互いに対面している。カートリッジ7が収容容器63に収容された状態において、内壁71は、カートリッジ7の第6壁46に対面する。また、カートリッジ7が収容容器63に収容された状態において、内壁72は、カートリッジ7の第5壁45に対面する。また、内壁73と内壁74とは、カートリッジ7をZ方向に挟んで互いに対面している。カートリッジ7が収容容器63に収容された状態において、内壁73は、カートリッジ7の第2壁42に対面する。また、カートリッジ7が収容容器63に収容された状態において、内壁74は、カートリッジ7の第1壁41に対面する。内壁73は、内壁71及び内壁72のそれぞれに交差している。同様に、内壁74も、内壁71及び内壁72のそれぞれに交差している。
内壁75と内壁76とは、図6(b)に示すように、カートリッジ7をX方向に挟んで互いに対面している。カートリッジ7が収容容器63に収容された状態において、内壁75は、カートリッジ7の第4壁44に対面する。また、カートリッジ7が収容容器63に収容された状態において、内壁76は、カートリッジ7の第3壁43に対面する。内壁75は、内壁71及び内壁72のそれぞれに交差している。同様に、内壁76も、内壁71及び内壁72のそれぞれに交差している。また、内壁75は、内壁73及び内壁74のそれぞれにも交差している。同様に、内壁76も、内壁73及び内壁74のそれぞれに交差している。本実施形態では、収容容器63内において、カートリッジ7は、非使用姿勢に保たれている。図5及び図6に示す例では、カートリッジ7の非使用姿勢として、供給口55が鉛直上方を向く姿勢が示されている。以下において、カートリッジ7の非使用姿勢として、供給口55が鉛直上方を向く姿勢は、上向姿勢と呼ばれる。
パッケージ61において、カートリッジ7は、図6(a)及び図6(b)に示すように、支持部77を介して内壁71及び内壁72に支持されている。カートリッジ7が支持部77を介して支持されることによって、カートリッジ7と内壁71から内壁76のそれぞれとの間に隙間が確保されている。つまり、カートリッジ7は、収容容器63内において、内壁71から内壁76までのそれぞれから浮いた状態で収容される。カートリッジ7は、支持部77によって支持された部位を支点79として、収容容器63に対して回動可能に支持されている。
上記の構成により、本実施形態では、パッケージ61において、収容容器63の鉛直方向に対する姿勢が変化しても、図7に示すように、カートリッジ7の非使用姿勢(本実施形態では、上向姿勢)が維持される。本実施形態により、物流段階で、パッケージ61の重力の向きGに対する姿勢が様々に変化しても、カートリッジ7の非使用姿勢が維持される。このため、物流段階でインク中の顔料が沈降した場合であっても、カートリッジ7がプリンター5に装着されることによって、顔料に対する重力の向きGが変化するので、プリンター5が使用されるときに顔料が分散しやすくなる。これにより、プリンター5における印刷品位を高く維持しやすい。
[実施例1]
実施例1のパッケージ61は、図8に示すように、キャリッジ91と、軸部材93と、軸部材94と、軸受95と、軸受96と、を有している。実施例1では、上述した支持部77(図6)が、キャリッジ91と、軸部材93と、軸部材94と、軸受95と、軸受96と、を含む。キャリッジ91は、カートリッジ7の外側からカートリッジ7を保持する。軸部材93は、キャリッジ91と内壁71との間に設けられており、Y軸方向に沿って延在する。軸部材94は、キャリッジ91と内壁72との間に設けられており、Y軸方向に沿って延在する。この構成により、カートリッジ7は、軸部材93と軸部材94とによって、Y軸方向に挟まれている。軸部材93及び軸部材94は、それぞれ、キャリッジ91に一体的に構成されている。
軸受95は、内壁71に設けられている。軸部材93は、軸受95に嵌合する。軸受95は、軸部材93のキャリッジ91側とは反対側の端部を受ける。軸部材93は、軸受95によって回転可能に構成されている。軸受96は、内壁72に設けられている。軸部材94は、軸受96に嵌合する。軸受96は、軸部材94のキャリッジ91側とは反対側の端部を受ける。軸部材94は、軸受96によって回転可能に構成されている。上記により、キャリッジ91は、軸部材93と軸受95との組み合わせ、及び軸部材94と軸受96との組み合わせのそれぞれを支点79として回動可能に構成されている。キャリッジ91には、カートリッジ7の第1壁41側からカートリッジ7が挿入(収容)される。
実施例1では、軸部材93及び軸受95が、カートリッジ7の第6壁46と、収容容器63の内壁71との間に設けられている。また、軸部材94及び軸受96が、カートリッジ7の第5壁45と、収容容器63の内壁72との間に設けられている。このため、実施例1では、支持部77を介して、カートリッジ7の第5壁45及び第6壁46が、収容容器63の内壁71及び内壁72に支持されている。
カートリッジ7がキャリッジ91に挿入された状態で、且つカートリッジ7の上向姿勢において、軸部材93及び軸部材94のカートリッジ7に対する位置は、カートリッジ7及びキャリッジ91の重心の位置BLよりも鉛直上方にずれている。これにより、カートリッジ7がキャリッジ91に挿入された状態で、支点79のカートリッジ7に対する位置は、重心の位置BLよりも鉛直上方にずれる。換言すれば、支点79は、カートリッジ7の使用姿勢において、重心の位置BLよりも鉛直下方に位置している。上記の構成により、実施例1では、パッケージ61において、収容容器63の鉛直方向に対する姿勢が変化しても、カートリッジ7の上向姿勢が維持される。
なお、実施例1において、キャリッジ91、軸部材93及び軸部材94は、例えば、一体成形などによって、一体的に形成された構成が採用され得る。また、キャリッジ91、軸部材93及び軸部材94の構成としては、キャリッジ91と、軸部材93及び軸部材94とを、それぞれ別体で形成したものを、相互に接合することによって一体にした構成でもよい。また、実施例1において、収容容器63と、軸受95及び軸受96とが一体的に形成された構成が採用され得る。また、収容容器63、軸受95及び軸受96の構成としては、収容容器63と、軸受95及び軸受96とを、それぞれ別体で形成したものを、相互に接合することによって一体にした構成でもよい。
また、実施例1では、キャリッジ91に軸部材93及び軸部材94を設けた構成が採用されている。しかしながら、支持部77の構成は、これに限定されない。支持部77の構成としては、例えば、収容容器63に軸部材93及び軸部材94を設け、且つキャリッジ91に軸受95及び軸受96を設けた構成も採用され得る。さらに、支持部77の構成としては、軸部材93をキャリッジ91及び収容容器63のいずれか一方に設け、且つ軸部材94をキャリッジ91及び収容容器63のいずれか他方に設けた構成も採用され得る。また、実施例1において、収容容器63に、軸部材93及び軸部材94のそれぞれが嵌合する孔を形成することによって、軸受95及び軸受96を省略することもできる。
[実施例2]
実施例2のパッケージ61は、図9に示すように、軸部材101と、軸部材102と、軸受95と、軸受96と、を有している。実施例2では、上述した支持部77(図6)が、軸部材101と、軸部材102と、軸受95と、軸受96と、を含む。軸部材101は、カートリッジ7の第6壁46に設けられている。軸部材101は、第6壁46からY軸方向に沿って突出している。パッケージ61において、軸部材101は、第6壁46から収容容器63の内壁71に向かって延在している。軸部材102は、カートリッジ7の第5壁45に設けられている。軸部材102は、第5壁45からY軸方向に沿って突出している。パッケージ61において、軸部材102は、第5壁45から収容容器63の内壁72に向かって延在している。軸部材101及び軸部材102は、それぞれ、カートリッジ7に一体的に構成されている。
軸受95及び軸受96は、それぞれ、実施例1と同一であるため、詳細な説明を省略する。軸部材101は、軸受95によって回転可能に構成されている。軸部材102は、軸受96によって回転可能に構成されている。上記により、カートリッジ7は、軸部材101と軸受95との組み合わせ、及び軸部材102と軸受96との組み合わせのそれぞれを支点79として回動可能に構成されている。軸部材101及び軸部材102のカートリッジ7に対する位置は、カートリッジ7の上向姿勢において、カートリッジ7の重心の位置BLよりも鉛直上方にずれている。これにより、支点79のカートリッジ7に対する位置は、重心の位置BLよりも鉛直上方にずれる。換言すれば、支点79は、カートリッジ7の使用姿勢において、重心の位置BLよりも鉛直下方に位置している。上記の構成により、実施例2では、パッケージ61において、収容容器63の鉛直方向に対する姿勢が変化しても、カートリッジ7の上向姿勢が維持される。
実施例2では、軸部材101及び軸受95が、カートリッジ7の第6壁46と、収容容器63の内壁71との間に設けられている。また、軸部材102及び軸受96が、カートリッジ7の第5壁45と、収容容器63の内壁72との間に設けられている。このため、実施例2では、支持部77を介して、カートリッジ7の第5壁45及び第6壁46が、収容容器63の内壁71及び内壁72に支持されている。
なお、実施例2において、カートリッジ7、軸部材101及び軸部材102は、例えば、一体成形などによって、一体的に形成された構成が採用され得る。また、カートリッジ7、軸部材101及び軸部材102の構成としては、カートリッジ7と、軸部材101及び軸部材102とを、それぞれ別体で形成したものを、相互に接合することによって一体にした構成でもよい。また、実施例2において、収容容器63と、軸受95及び軸受96とが一体的に形成された構成が採用され得る。また、収容容器63、軸受95及び軸受96の構成としては、収容容器63と、軸受95及び軸受96とを、それぞれ別体で形成したものを、相互に接合することによって一体にした構成でもよい。
また、実施例2では、カートリッジ7に軸部材101及び軸部材102を設けた構成が採用されている。しかしながら、支持部77の構成は、これに限定されない。支持部77の構成としては、例えば、収容容器63に軸部材101及び軸部材102を設け、且つカートリッジ7に軸受95及び軸受96を設けた構成も採用され得る。さらに、支持部77の構成としては、軸部材101をカートリッジ7及び収容容器63のいずれか一方に設け、且つ軸部材102をカートリッジ7及び収容容器63のいずれか他方に設けた構成も採用され得る。また、実施例2において、収容容器63に、軸部材101及び軸部材102のそれぞれが嵌合する孔を形成することによって、軸受95及び軸受96を省略することもできる。
[実施例3]
実施例3のパッケージ61は、図10に示すように、包装パック105と、軸部材107と、軸部材108と、軸受95と、軸受96と、を有している。実施例3では、上述した支持部77(図6)が、包装パック105と、軸部材107と、軸部材108と、軸受95と、軸受96と、を含む。包装パック105は、カートリッジ7を包装している。本実施形態では、包装パック105内にカートリッジ7を収容した状態で、包装パック105の内部が大気圧よりも低い圧力に減圧されている。これにより、カートリッジ7内のインクの品質が劣化することを低く抑えることができる。
包装パック105は、ガスバリア性が高いシート材で構成されている。シート材の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン、ポリエチレンなどが採用され得る。また、シート材としては、これらの材料で構成されたフィルムを積層した積層構造も採用され得る。さらに、アルミニウムなどを蒸着した層を有するシート材なども採用され得る。これにより、ガスバリア性を高めることができる。
軸部材107は、カートリッジ7の第6壁46と収容容器63の内壁71との間に設けられている。軸部材107は、第6壁46から内壁71に向かって突出している。軸部材108は、カートリッジ7の第5壁45と収容容器63の内壁72との間に設けられている。軸部材108は、第5壁45から内壁72に向かって突出している。軸部材107及び軸部材108は、それぞれ、軸部111と、つば部112と、を有している。軸部111は、Y軸方向に沿って延在している。つば部112は、軸部111のカートリッジ7側の端部に設けられている。つば部112は、軸部111よりも大きい外径を有している。
包装パック105には、軸部111が貫通する孔が設けられている。つば部112は、カートリッジ7と包装パック105との間に位置している。つまり、つば部112は、包装パック105の内部に位置している。包装パック105とつば部112とは、接着や溶着などによって互いに接合されている。つば部112は、カートリッジ7と包装パック105とによって挟持されている。これにより、軸部材107及び軸部材108が、それぞれ、カートリッジ7に対して固定されている。軸部111は、つば部112から包装パック105を貫通してY軸方向に突出している。つまり、軸部111は、包装パック105の内部から外部に突出している。実施例3では、軸部材107及び軸部材108が接合された包装パック105内にカートリッジ7を収容してから包装パック105の内部を減圧することによって、カートリッジ7が包装パック105で減圧包装される。
軸受95及び軸受96は、それぞれ、実施例1と同一であるため、詳細な説明を省略する。軸部材107の軸部111は、軸受95によって回転可能に構成されている。軸部材108の軸部111は、軸受96によって回転可能に構成されている。上記により、カートリッジ7は、軸部材107と軸受95との組み合わせ、及び軸部材108と軸受96との組み合わせのそれぞれを支点79として回動可能に構成されている。軸部材107の軸部111及び軸部材108の軸部111のカートリッジ7に対する位置は、カートリッジ7の上向姿勢において、カートリッジ7の重心の位置BLよりも鉛直上方にずれている。これにより、支点79のカートリッジ7に対する位置は、重心の位置BLよりも鉛直上方にずれる。換言すれば、支点79は、カートリッジ7の使用姿勢において、重心の位置BLよりも鉛直下方に位置している。上記の構成により、実施例3では、パッケージ61において、収容容器63の鉛直方向に対する姿勢が変化しても、カートリッジ7の上向姿勢が維持される。
実施例3では、軸部材107及び軸受95が、カートリッジ7の第6壁46と、収容容器63の内壁71との間に設けられている。また、軸部材108及び軸受96が、カートリッジ7の第5壁45と、収容容器63の内壁72との間に設けられている。このため、実施例3では、支持部77を介して、カートリッジ7の第5壁45及び第6壁46が、収容容器63の内壁71及び内壁72に支持されている。
[実施例4]
実施例4のパッケージ61は、図11に示すように、包装パック105と、軸部材121と、軸部材122と、軸受123と、軸受124と、を有している。実施例4では、上述した支持部77(図6)が、包装パック105と、軸部材121と、軸部材122と、軸受123と、軸受124と、を含む。包装パック105は、実施例3と同一であるので詳細な説明を省略する。
軸部材121は、カートリッジ7の第6壁46と収容容器63の内壁71との間に設けられている。軸部材121は、収容容器63の内壁71に設けられており、内壁71からY軸方向に沿って且つ内壁72側に向かって突出している。内壁71と軸部材121とは、接着などによって互いに接合されている。軸部材122は、カートリッジ7の第5壁45と収容容器63の内壁72との間に設けられている。軸部材122は、収容容器63の内壁72に設けられており、内壁72からY軸方向に沿って且つ内壁71側に向かって突出している。内壁72と軸部材122とは、接着などによって互いに接合されている。
軸受123は、図11中のA部における分解図である図12に示すように、つば部127と、軸受部128と、を有している。なお、軸受124は、軸受123と同様の構造を有している。このため、軸受123の説明によって、軸受124の説明に代え、軸受124の図示及び説明を省略する。つまり、軸受124も、つば部127と、軸受部128と、を有している。ここで、実施例4のカートリッジ7には、第6壁46及び第5壁45のそれぞれに、凹部129が設けられている。凹部129は、カートリッジ7の外側から内側に向かって凹となる向きに設けられている。凹部129は、軸受部128の外径よりも広く、且つ軸受部128の厚みよりも深い。このため、軸受部128は、凹部129内に収まる。
つば部127は、軸受部128のカートリッジ7側とは反対側に設けられている。つば部127は、軸受部128の外径よりも大きい外径を有している。包装パック105には、軸部材121及び軸部材122のそれぞれ貫通する孔が設けられている。つば部127は、カートリッジ7と包装パック105との間に位置している。つまり、つば部127は、包装パック105の内部に位置している。包装パック105とつば部127とは、接着や溶着などによって互いに接合されている。つば部127は、カートリッジ7と包装パック105とによって挟持されている。これにより、軸受123及び軸受124が、それぞれ、カートリッジ7に対して固定されている。
軸部材121は、収容容器63の内壁71からY軸方向に突出し、包装パック105を貫通してから軸受123の軸受部128に挿入されている。軸部材122は、収容容器63の内壁72からY軸方向に突出し、包装パック105を貫通してから軸受124の軸受部128に挿入されている。実施例4では、軸受123及び軸受124が接合された包装パック105内にカートリッジ7を収容してから包装パック105の内部を減圧することによって、カートリッジ7が包装パック105で減圧包装される。
軸部材121は、図11に示すように、軸受123によって回転可能に構成されている。軸部材122は、軸受124によって回転可能に構成されている。上記により、カートリッジ7は、軸部材121と軸受123との組み合わせ、及び軸部材122と軸受124との組み合わせのそれぞれを支点79として回動可能に構成されている。軸部材121及び軸部材122のカートリッジ7に対する位置は、カートリッジ7の上向姿勢において、カートリッジ7の重心の位置BLよりも鉛直上方にずれている。これにより、支点79のカートリッジ7に対する位置は、重心の位置BLよりも鉛直上方にずれる。換言すれば、支点79は、カートリッジ7の使用姿勢において、重心の位置BLよりも鉛直下方に位置している。上記の構成により、実施例4では、パッケージ61において、収容容器63の鉛直方向に対する姿勢が変化しても、カートリッジ7の上向姿勢が維持される。
実施例4では、軸部材121及び軸受123が、カートリッジ7の第6壁46と、収容容器63の内壁71との間に設けられている。また、軸部材122及び軸受124が、カートリッジ7の第5壁45と、収容容器63の内壁72との間に設けられている。このため、実施例4では、支持部77を介して、カートリッジ7の第5壁45及び第6壁46が、収容容器63の内壁71及び内壁72に支持されている。また、実施例4では、軸受部128の少なくとも一部が凹部129内に没入しているので、実施例1から実施例3までのそれぞれに比較して、パッケージ61の内壁71と内壁72との間の距離を短縮することができる。これにより、パッケージ61の小型化が図られる。
[実施例5]
実施例5のパッケージ61は、図13に示すように、第1ケース131と、第2ケース133と、複数のボール135と、を有している。実施例5では、上述した支持部77(図6)が、第1ケース131と、第2ケース133と、複数のボール135と、を含む。第1ケース131及び第2ケース133は、それぞれ、中空であり、球状の外殻を呈している。第1ケース131は、収容容器63に対して固定されている。第2ケース133の外径は、第1ケース131の外径よりも小さい。第2ケース133は、第1ケース131内に収容されている。
第2ケース133が第1ケース131内に収容された状態において、第2ケース133の外殻と第1ケース131との間に隙間が設けられている。複数のボール135は、第2ケース133の外殻と第1ケース131との間に設けられている。各ボール135は、第1ケース131及び第2ケース133のそれぞれに対して回転可能に構成されている。これにより、第2ケース133は、第1ケース131に対して回転自在に構成されている。実施例5では、カートリッジ7は、第2ケース133の内部に収容されており、且つ第2ケース133に対して固定されている。このため、カートリッジ7は、第1ケース131や収容容器63に対して回転自在に構成されている。
実施例5では、第2ケース133の重心の位置BL2は、カートリッジ7の上向姿勢において、カートリッジ7の重心の位置BLよりも鉛直上方にずれている。換言すれば、第2ケース133の重心の位置BL2は、カートリッジ7の使用姿勢において、重心の位置BLよりも鉛直下方に位置している。上記の構成により、実施例5では、パッケージ61において、収容容器63の鉛直方向に対する姿勢が変化しても、カートリッジ7の上向姿勢が維持される。
実施例1から実施例5までのそれぞれにおいて、カートリッジ7の上向姿勢で重心の位置BLから支点79の位置や第2ケース133の重心の位置BL2を鉛直上方に遠ざければ、カートリッジ7を確実に上向姿勢に維持しやすい。これは、重心の位置BLと、支点79の位置や第2ケース133の重心の位置BL2とのずれを大きくすることができるためである。
重心の位置BLと、支点79の位置や第2ケース133の重心の位置BL2とのずれを大きくする方法としては、カートリッジ7に重りを付加する方法も採用され得る。つまり、実施例1から実施例5までのそれぞれにおいて、カートリッジ7に重りを付加した構成が採用され得る。この場合、カートリッジ7の上向姿勢で、支点79の位置や第2ケース133の重心の位置BL2から重心の位置BLを鉛直下方に遠ざける部位に重りが付加される。この構成においても、重心の位置BLと、支点79の位置や第2ケース133の重心の位置BL2とのずれを大きくすることができるので、カートリッジ7を確実に上向姿勢に維持しやすい。
実施例1から実施例5までのそれぞれにおいて、カートリッジ7の上向姿勢で重心の位置BLから支点79の位置や第2ケース133の重心の位置BL2を鉛直下方に近づければ、収容容器63の姿勢が変化したときにカートリッジ7を揺動させやすい。これは、重心の位置BLと、支点79の位置や第2ケース133の重心の位置BL2とのずれを小さくすることができるためである。カートリッジ7が揺動しやすければ、カートリッジ7内のインクが撹拌されやすいので、インク中の顔料が分散しやすい。これにより、プリンター5における印刷品位を高く維持しやすい。
1…液体噴射システム、5…プリンター、7…カートリッジ、19…印刷ヘッド、25…ホルダー、29…ケース、41…第1壁、42…第2壁、43…第3壁、44…第4壁、45…第5壁、46…第6壁、55…供給口、57…導入部、61…パッケージ、63…収容容器、71…内壁、72…内壁、73…内壁、74…内壁、77…支持部、79…支点、91…キャリッジ、93…軸部材、94…軸部材、95…軸受、96…軸受、101…軸部材、102…軸部材、105…包装パック、107…軸部材、108…軸部材、111…軸部、112…つば部、121…軸部材、122…軸部材、123…軸受、124…軸受、127…つば部、128…軸受部、129…凹部、131…第1ケース、133…第2ケース、135…ボール、BL…重心の位置、BL2…重心の位置、G…重力の向き。

Claims (11)

  1. 顔料を含むインクが収容されたカートリッジと、
    前記カートリッジが収容される収容容器と、を有し、
    前記カートリッジは、前記収容容器の内部において、前記収容容器の内壁に支持され、且つ、前記内壁に支持された部位を支点として前記収容容器に対して回動可能な状態で収容されており、
    前記カートリッジにおける前記支点の位置が、前記カートリッジの重心の位置からずれている、
    ことを特徴とするパッケージ。
  2. 前記支点の位置は、前記カートリッジが使用されるときの重力方向に対する姿勢において、前記カートリッジの重心の位置よりも重力方向で低い位置である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパッケージ。
  3. 前記カートリッジは、前記内壁と前記カートリッジとの間に介在する軸部材を介して、前記収容容器の前記内壁に支持され、且つ、前記軸部材を支点として前記収容容器に対して回動可能な状態で収容されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパッケージ。
  4. 前記軸部材に嵌合する軸受を有し、
    前記軸部材と前記軸受との嵌合によって、前記カートリッジが前記収容容器に対して回動可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のパッケージ。
  5. 前記カートリッジ側に前記軸部材が設けられ、
    前記収容容器側に前記軸受が設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のパッケージ。
  6. 前記カートリッジを包装する包装パックを有し、
    前記軸部材が前記包装パックに設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のパッケージ。
  7. 前記カートリッジ側に前記軸受が設けられ、
    前記収容容器側に前記軸部材が設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のパッケージ。
  8. 前記カートリッジを包装する包装パックを有し、
    前記軸受が前記包装パックに設けられている、
    ことを特徴とする請求項7に記載のパッケージ。
  9. 前記カートリッジに設けられた凹部内に前記軸受の少なくとも一部が没入している、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のパッケージ。
  10. 顔料を含むインクが収容されたカートリッジであって、
    前記カートリッジを収容する収容容器に支持される被支持部を有し、
    前記カートリッジは、前記収容容器の内部において、前記被支持部を支点として、前記収容容器に対して回動可能に構成されており、
    前記カートリッジにおける前記支点の位置は、前記カートリッジが使用されるときの重力方向に対する姿勢において、前記カートリッジの重心の位置よりも重力方向で低い位置である、
    ことを特徴とするカートリッジ。
  11. 顔料を含むインクが収容されたカートリッジを収容する収容容器であって、
    前記カートリッジを支持する支持部を有し、
    前記支持部を支点として、前記カートリッジを回動可能な状態で収容する、
    ことを特徴とする収容容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018062389A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 船井電機株式会社 カートリッジ方向制御を備えた流体吐出カートリッジ用梱包システム
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JP2020110985A (ja) * 2019-01-11 2020-07-27 ブラザー工業株式会社 携帯型印刷装置

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