JP6829845B2 - 液体消費装置 - Google Patents
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Description
る第1方向における上記液体貯留室の一端を画定し且つ上記液体貯留室内の液体が外部から視認可能な立壁、及び上記液体貯留室に液体を注入するために上記立壁を貫通した注入口を有するタンクと、上記液体貯留室に貯留された液体を消費する液体消費部と、上記第1方向において上記立壁を覆う被覆位置及び上記立壁を露出させる露出位置の間を、上記注入口から液体を注入可能な上記タンクの注入姿勢における上記注入口より下方において鉛直方向及び上記第1方向と交差する第2方向に延びる回動軸線周りに回動可能なカバーとを備える。そして、上記露出位置における上記カバーの上面には、該液体消費装置のユーザに光学的に情報を伝達するための伝達部と、上記カバーの上面を移動する液体が上記伝達部に到達するのを阻止する堰止部とが形成されている。
ブ、溝、或いは段差である。
象によって液体を延設方向に導く。
において上記第2方向に延設されている。
記立壁を視認可能にする透過窓である。
複合機10は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、ケーシングの下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を有している。プリンタ部11は、図2に示されるように、給送部15と、給送トレイ20と、排出トレイ21と、搬送ローラ部54と、記録部24と、排出ローラ部55と、プラテン42と、インクタンク100(タンクの一例)とを備えている。また、複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、液体吐出装置或いは液体消費装置の一例である。
給送トレイ20は、図1に示されるように、複合機10の前面で且つ左右方向9の中央部に形成された開口13を通じて前後方向8にユーザによって複合機10に対して挿抜される。給送トレイ20は、積層された複数の用紙12を支持可能である。排出トレイ21は、給送トレイ20の上方に配置されており、給送トレイ20と共に挿抜される。排出トレイ21は、排出ローラ部55によって記録部24とプラテン42との間から排出された用紙12を支持する。
給送部15は、給送トレイ20に支持された用紙12を搬送経路65へ給送する。給送部15は、図2に示されるように、給送ローラ25と、給送アーム26と、軸27とを備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に支持されている。給送ローラ25は、搬送モータ(不図示)の逆転によって、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転する。以下、給送ローラ25、搬送ローラ60、及び排出ローラ62が、用紙12を搬送向き16に搬送する向きに回転することを、「正回転」と表記する。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20側へ回動付勢されている。
搬送経路65は、図2に示されるように、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送経路65は、給送トレイ20の後端部からプリンタ部11の後方側に延びる経路である。また、搬送経路65は、プリンタ部11の後方側において下方から上方に延びつつUターンし、記録部24とプラテン42との間の空間を経て排出トレイ21に至る経路である。搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間における搬送経路65は、図2及び図3に示されるように、左右方向9における複合機10の概ね中央部に設けられており、且つ前後方向8に延びている。なお、搬送経路65内における用紙12の搬送向き16は、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60及びピンチローラ61を有する。搬送ローラ60は、搬送モータによって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する搬送ローラ60及びピンチローラ61に挟持されて搬送向き16に搬送される。
排出ローラ部55は、図2に示されるように、記録部24より搬送向き16の下流側に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を有する。排出ローラ62は、搬送モータによって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送モータの正転によって正回転する排出ローラ62及び拍車63に挟持されて搬送向き16に搬送される。
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。また、記録部24は、搬送経路65を挟んでプラテン42と上下方向7に対向配置されている。すなわち、記録部24は、搬送経路65より上下方向7の上方で、且つ搬送経路65に対面する位置に配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39(ヘッド或いは液体消費部の一例)とを備えている。
プラテン42は、図2及び図3に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されており、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下側から支持する。
インクタンク100は、図1に示されるように、複合機10の内部に収容されている。インクタンク100は、複合機10から容易に取り外すことができないように、当該複合機10に固定されている。より詳細には、インクタンク100は、複合機10のケーシングの前面で且つ左右方向9の右端に形成された開口22を通じて、複合機10の内部に収容されている。開口22は、左右方向9において、開口13と隣接している。但し、インクタンク100の前面(後述する基壁101A及び傾斜壁101Bの一部)は、前後方向8における開口22より前方(より詳細には、開口22を画定するケーシングの前壁より前方)に位置する。
インクタンク100の内部には、図5に示されるように、内部空間を区画する複数の隔壁107、108、109が設けられている。隔壁107、108、109は、各々が上下方向7及び前後方向8に延設されており、前壁101、上壁104、下壁105、及びフィルム106に接続されている。また、隔壁107〜109は、左右方向9に離間して設けられている。その結果、インクタンク100の内部空間は、左右方向9に隣接する4つのインク室111B、111M、111C、111Yに区画される。インク室111は、ノズル40から吐出されるインクを貯留する液体貯留室の一例である。
インクタンク100の傾斜壁101Bには、各インク室111にインクを注入するための注入口112B、112M、112C、112Yが設けられている。注入口112は、傾斜壁101Bを厚み方向に貫通して、対応するインク室111をインクタンク100の外部に連通させる。傾斜壁101Bは、その内面がインク室111に面し、外面がインクタンク100の外部に面している。傾斜壁101Bは、外面が内面より上方に位置するように傾斜している。したがって、注入口112は、インク室111とインクタンク100の外部とを直接連通させる。すなわち、注入口112とインク室111との間には、注入口よりも断面積が小さく、且つ屈曲しているような流路は存在しない。また、注入口112は、傾斜壁101Bに代えて上壁104に設けられていてもよい。
カバー70は、図6に示されるように、概ね矩形状を呈する主壁72と、主壁72の外縁から主壁72の厚み方向に突出する側壁73、74、75とを有する箱形状である。側壁73は、カバー70の回動先端側において主壁72の外縁に沿って延設されている。側壁74は、左右方向9における側壁73の一方側の端部から主壁72の外縁に沿って延設されている。側壁75は、左右方向9における側壁73の他方側の端部から主壁72の外縁に沿って延設されている。すなわち、側壁74、75は、左右方向9において互いに対向して設けられている。カバー70の外面(換言すれば、主壁72及び側壁73〜85の外面)は、複合機10の外面と連続する。すなわち、カバー70の外面は、複合機10の外面の一部を構成する。
上記の実施形態の複合機10において、インクタンク100にインクを補充しようとするユーザは、カバー70を露出位置に回動させ、キャップ113を注入口112から外し、開放された注入口112からインクを注入する。このとき、注入口112に入らなかったインク或いは注入口112から溢れたインクは、前壁101を伝って下方に流れ落ち、カバー70の内面(上面)に付着する。しかしながら、上記の実施形態によれば、カバー70の内面に付着したインクは、リブ81によって堰き止められ且つリブ81の延設方向に導かれる。その結果、当該インクで透過窓76が汚染されることによる前壁101の視認性の低下を抑制することができる。
24・・・記録部
70・・・カバー
71・・・回動軸線
76・・・透過窓
81・・・リブ
82・・・第1リブ
83・・・第2リブ
84・・・第3リブ
85・・・第4リブ
100・・・インクタンク
101・・・前壁
111・・・インク室
112・・・注入口
Claims (7)
- 液体が貯留される液体貯留室、鉛直方向と交差する第1方向における上記液体貯留室の一端を画定し且つ上記液体貯留室内の液体が外部から視認可能な立壁、及び上記液体貯留室に液体を注入するために上記立壁を貫通した注入口を有するタンクと、
上記液体貯留室に貯留された液体を消費する液体消費部と、
上記立壁を覆うカバーと、を備える液体消費装置であって、
上記カバーの上記立壁と対向する面には、該液体消費装置のユーザに光学的に情報を伝達するための伝達部が形成されており、
当該伝達部は、開口と、当該開口を閉塞するフィルムを備えており、
上記カバーの上記面のうち、上記開口よりも外側、且つ、上記カバーの上記面の外縁よりも内側には、上記カバーの上記面を移動する液体が上記フィルムに到達するのを阻止する堰止部が形成されており、
上記カバーは、上記第1方向において上記立壁を覆う被覆位置及び上記立壁を露出させる露出位置の間を、上記注入口から液体を注入可能な上記タンクの注入姿勢における上記注入口より下方において鉛直方向及び上記第1方向と交差する第2方向に延びる回動軸線周りに回動可能である液体消費装置。 - 上記堰止部は、上記カバーの上記面に設けられたリブ、溝、或いは段差である請求項1に記載の液体消費装置。
- 上記堰止部は、表面張力によって液体を保持する請求項2に記載の液体消費装置。
- 上記堰止部は、上記開口の外縁に沿って延設されており、毛管現象によって液体を延設方向に導く請求項2又は3に記載の液体消費装置。
- 上記堰止部は、上記面から上記立壁に向かって延設されている請求項1から4のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記堰止部は、上記開口の周囲を囲んでいる請求項1から4のいずれかに記載の液体消費装置。
- 上記カバーの上記面には、文字、図形、或いは記号が描かれている請求項1に記載の液体消費装置。
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