JP2017148994A - 製版印刷装置 - Google Patents

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直人 田島
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直人 田島
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Abstract

【課題】複数の印刷ドラムで多色刷りを行う製版印刷装置において、各印刷ドラムの画像間のずれを簡易な構造で効果的に解消する。
【解決手段】製版印刷装置の2つの印刷ドラム1,2は、それぞれ天地方向及び左右方向の位置調整機構51を有する。制御手段19は、ホームポジションにおいて記憶部52のテストパターンデータにより一枚の用紙に2つのドラムで印刷させ、これを透過型の排紙センサ30で読み取り、その結果とテストパターンデータから各ドラムの天地方向及び左右方向の補正量を算出して記憶する。実際の印刷時、所望の画像を製版した孔版原紙をホームポジションのドラムに着版し、前記補正量だけ補正して印刷する。画像の色ずれが防止できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、孔版原紙を製版して複数の印刷ドラムにそれぞれ着版し、1枚の用紙に複数の画像を印刷することができる製版印刷装置に係り、特に異なる印刷ドラムによって1枚の用紙上に形成する各印刷画像間のずれを可及的に解消することができる製版印刷装置に関する。
色彩の異なるインクで印刷を行なう複数の印刷ドラムを有し、各色ごとに製版した孔版原紙を各印刷ドラムに着版し、一枚の用紙に各印刷ドラムで各色の画像を形成して多色印刷を行なう製版印刷装置が知られている。かかる製版印刷装置で多色印刷を実施しようとした場合、印刷ドラムに対する孔版原紙の着版位置の誤差等により、異なる色の画像間に天地方向や左右方向のずれが生じた印刷物ができてしまう場合がある。このような事象に対応する手法としては、印刷された画像を目視で評価しながら、製版印刷装置の印刷ドラムによる印刷位置を天地方向及び左右方向について手動で調整する方法が一般に知られている。しかし、このようなずれ量の確認と、印刷機への誤差のフィードバッグ方法は、目視や手入力を前提とした手法であるため、操作が煩雑であり、測定誤差や入力ミスによる誤設定の懸念があり、調整の過程で大量にヤレ紙が発生する恐れがある。
下記特許文献1には、複数の印刷ドラムを有し、各ドラムの天地方向及び左右方向の位置ずれを修正することができる多色印刷装置の発明が開示されている。この文献に記載の技術によれば、製版時に原稿画像に加えて印刷画像の外側の位置に色ずれ検出用マークを製版し、ずれ量確認印刷時のみ天地位置をずらすことにより、色ずれ検出用マークを用紙に印刷することができる。そして、このマークを計測することにより、得られた色間のずれ量を取得し、これを用いて印刷装置の位置調整機構を作動させて画像の色ずれを解消することができるものとされている。
特許4672842号公報
前記特許文献1に開示された多色刷りでの画像の位置合わせ技術によれば、色ずれ検出用マークを画像領域外に印刷する必要があるため、実際に得られる印刷可能領域は、本来得られる領域よりもマークを形成する領域を設ける分だけ少なくなってしまうという問題がある。これを避けるため、印刷しようとしている用紙サイズを印刷可能領域として確保しようとした場合には、これに適した版胴サイズよりも、一回り大きな版胴を使用する必要があり、その場合には、機器の大型化や高コストを招来してしまうという別の問題が生じてしまう。
また、測定値の入力ミス等を防止するため、多色印刷装置の排紙部にカメラを設置し、ずれ量を測定することも記載されているが、その場合にも機器の大型化及び高コストを招来するという問題が生じる。
本発明は以上説明した上記問題点に鑑みてなされたものであり、孔版原紙を製版して複数の印刷ドラムにそれぞれ着版し、1枚の用紙に複数の画像を印刷する製版印刷装置において、異なる印刷ドラムによって1枚の用紙上に形成する各印刷画像間のずれを簡易な構造で効果的に解消できる製版印刷装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載された製版印刷装置は、
軸線周りに回転駆動される複数の印刷ドラムと、
前記印刷ドラムごとに設けられ、前記印刷ドラムに接近又は離隔する方向に駆動される押圧部と、
孔版原紙を製版する製版部と、
前記印刷ドラムごとに設けられ、用紙の搬送方向である天地方向について用紙上に印刷される画像の位置を調整する第1画像位置調整機構と、
前記印刷ドラムごとに設けられ、前記天地方向と直交する左右方向について用紙上に印刷される画像の位置を調整する第2画像位置調整機構と、
前記印刷ドラムで印刷された用紙の通過を検出するとともに、用紙はあるが印字されていない状態と、用紙があり印字もされている状態とを区別できる透過型の排紙センサと、
前記印刷ドラムごとに定められたテストパターンを用紙上に印刷するためのテストパターンデータが記憶された記憶部を有し、前記印刷ドラムごとに前記テストパターンデータに基づいて孔版原紙を製版するように前記製版部を制御し、前記テストパターンデータに基づいて製版された孔版原紙を前記印刷ドラムに巻装して複数の前記テストパターンを1枚の用紙に形成するように前記印刷ドラム及び前記押圧部を制御し、複数の前記テストパターンが形成された用紙を読み取った前記排紙センサからの読み取りデータと前記記憶部の前記テストパターンデータから前記天地方向及び前記左右方向の補正量を算出して前記記憶部に記憶し、所望の画像を用紙に印刷する場合には、前記各印刷ドラムを、前記テストパターンデータに基づいて製版した孔版原紙を着版して複数の前記テストパターンを1枚の用紙に形成した際の基準位置に設定し、所望の画像を製版した孔版原紙を前記基準位置にある前記各印刷ドラムに着版し、前記記憶部に記憶した前記補正量に基づいて前記第1画像位置調整機構及び前記第2画像位置調整機構により前記基準位置にある前記各印刷ドラムの前記天地方向及び前記左右方向の位置を補正し、その後に所望の画像を用紙に形成する制御部と、
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載された製版印刷装置は、請求項1記載の製版印刷装置において、
前記補正量は、一の前記印刷ドラムと他の前記印刷ドラムの天地方向の相対的位置ずれを含んでおり、
前記制御部は、前記印刷ドラムの天地方向の位置を調整する際、
一の前記印刷ドラムの位置を固定し、他の前記印刷ドラムを前記相対的位置ずれの分だけ移動させるように前記第1画像位置調整機構を制御することを特徴としている。
請求項3に記載された製版印刷装置は、請求項1に記載の製版印刷装置において、
前記補正量は、一の前記印刷ドラムと他の前記印刷ドラムの天地方向の相対的位置ずれを含んでおり、
前記制御部は、前記印刷ドラムの天地方向の位置を調整する際、
一の前記印刷ドラムと他の前記印刷ドラムを、互いに反対方向に合計で前記相対的位置ずれの分だけ移動させるように前記第1画像位置調整機構を制御することを特徴としている。
請求項1に記載された製版印刷装置によれば、排紙部にカメラの設置等をすることなく、用紙の通過を検出する際に用いる排紙センサを用いて印刷したテストパターンを読み取り、位置ずれを自動修正することができ、装置の大型化とコスト高を招くことなく、各印刷ドラムの左右位置及び天地位置を正確に調整し、画像の色ずれを防止できる。
請求項2に記載された製版印刷装置によれば、印刷ドラムの天地方向の位置を調整する際、一の印刷ドラムの位置を固定し、他の印刷ドラムを相対的位置ずれの分だけ一の印刷ドラムに対して移動させることにより、各印刷ドラムの各画像間の位置ずれを容易且つ迅速に補正して好適な印刷結果を得ることができる。
請求項3に記載された製版印刷装置によれば、印刷ドラムの天地方向の位置を調整する際、一の印刷ドラムと他の印刷ドラムを、互いに反対方向に合計で相対的位置ずれの分だけ移動させることにより、各印刷ドラムの各画像間の位置ずれを補正して好適な印刷結果を得ることができる。また、天地位置を自動調整する際、ホームポジションで着版した後のドラムの補正のための移動量を最小し、ユーザーの調整代を最大限、確保できる。
本発明の実施形態に係る製版印刷装置の模式的構造図である。 本発明の実施形態に係る製版印刷装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る製版印刷装置で印刷したテストパターンの一例であって、テストパターンデータとの間に位置ずれがない場合のテストパターンを示す図である。 本発明の実施形態に係る製版印刷装置で印刷したテストパターンの一例であって、テストパターンデータとの間に位置ずれがある場合のテストパターンを示す図である。 本発明の実施形態に係る製版印刷装置で印刷したテストパターンの他の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態によって本発明が限定されるものではなく、この形態に基づいて当業者などにより考え得る実施可能な他の形態、実施例及び運用技術などは全て本発明の範疇に含まれるものとする。
本発明の実施形態を図1〜図5を参照して説明する。図1は、製版印刷装置10の全体概略構成図であり、図2は本例の製版印刷装置10の主要な構成及び主要な制御系統を示すブロック図である。
<製版印刷装置の構成について>
まず図1及び図2を参照して製版印刷装置10の基本的な構成について説明する。
図1乃至図2に示すように、本例の製版印刷装置10は、原稿読取部11と、製版部12と、色彩の異なる2種類のインクの各々を使用して印刷を行う2個の印刷ドラム1、2を備えた印刷部13と、給紙部14と、排紙部15と、2個の印刷ドラム1、2に対応して設けられた2カ所の排版部16,17と、操作パネル18と、制御部19とを有している。
1.原稿読取部11
図1に示す原稿読取部11は、装置本体の上部に設けられ、印刷に供される原稿を電気信号として読み取る。この読み取った情報は、第1印刷ドラム(印刷ドラム1) の色インクと、第2印刷ドラム(印刷ドラム2)の色インクに、それぞれ対応する版の各画像データとして分けて生成される。又、画像データは所定の指令(拡大、縮小等)に基づいて加工可能である。
2.製版部12
図1及び図2に示す製版部12は、孔版原紙の製版及び着版を第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の両方に対して行なうため、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の間で、水平移動自在に設けられた製版ユニット(不図示)を有している。
この製版ユニットは、ロール状に巻き取られた長尺状の孔版原紙を収容する原紙収容部(不図示)と、この原紙収容部から搬送された孔版原紙に対して製版を行うサーマルヘッド(不図示)と、このサーマルヘッドの対向位置に配置され、パルスモータの駆動力により回転するプラテンロール(不図示)と、このプラテンロール及び前記サーマルヘッドに対し孔版原紙の搬送方向の下流に配置され、パルスモータの駆動力により回転する原紙送りロール(不図示)と、この原紙送りロールが圧接するガイド板(不図示)と、前記原紙送りロール及び前記ガイド板と前記プラテンロール及び前記サーマルヘッドとの間に配置され、製版済みの孔版原紙をカットする原紙カッタ(不図示)を有する。
3.印刷部13
図1及び図2に示す印刷部13は、メインモータMによって中心軸線周りに回転駆動される第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2を有している。この第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の外周面は、インク透過性に優れ且つ剛性の高い材料からなり、製版部12で製版された孔版原紙が、先端部をクランプ手段(不図示)により保持された状態で、この第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2が回転することにより各々の外周面に巻装されるようになっている。
第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の内部には、周壁の内周面に接するインク供給ローラ(不図示)と、インク供給ローラに所定量のインクを供給するドクターローラ(不図示)と、ドクターローラとインク供給ローラの間に所定量のインクを供給するインク供給管(不図示)とが設けられている。
また、図1に示すように、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2のそれぞれの下方には、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2と平行にプレスローラ(押圧部に相当)21, 22が回転可能な状態で設けられている。このプレスローラ21,22は、メインモータMにより駆動される図示しないプレスカムに案内されており、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の回転に同期して第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2に近接・離間する両方向に移動操作可能となっている。またこれらプレスローラ21,22に対して個々にプレス圧可変モータ23,24が設けられており、これを個々に駆動することで、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2に対するプレス圧を個々に調整できるようになっている。
印刷部13では、まず始めに給紙部14のタイミングローラ14aによって供給された用紙Pを第1印刷ドラム1とそのプレスローラ21との間に挟み込み、タイミングローラ14aと第1印刷ドラム1とプレスローラ21の回転に伴って用紙Pが搬送される間に、第1印刷ドラム1の外周面に巻装された孔版原紙を介して製版パターンに対応して用紙Pにインクを付着させ、用紙Pに画像を印刷するようになっている。
次に、第1印刷ドラム1で印刷された用紙Pは、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の間に設けられた中間搬送部25に搬送され、第2印刷ドラム2とそのプレスローラ22との間にその先端が挟み込まれ、中間搬送部25と第2印刷ドラム2とプレスローラ22の回転に伴って用紙Pが搬送される間に、第2印刷ドラム2の外周面に巻装された孔版原紙を介して製版パターンに対応して用紙Pにインクを付着させ、用紙Pに画像を印刷するようになっている。ここで、中間搬送部25は、一対のプーリとこれらの間に架設された無端搬送ベルトとを有し、無端搬送ベルトには多数の空気通過孔が設けられており、無端搬送ベルトの下方に設けられたサクションファンモータ(図示略)が上方の空気を吸引することで、印刷物が無端搬送ベルト上に保持された状態で搬送されるようになっている。
4.給紙部14
図1及び図2に示す給紙部14は、給紙台14bに積載された用紙Pを給紙ローラ14c及び紙捌きローラ14dによって一枚ずつ取り出し、取り出した用紙Pをタイミングローラ14aによって、第1印刷ドラム1の回転に同期させて第1印刷ドラム1とプレスローラ21との問に送り込む構造となっている。
5.排紙部15
図1及び図2に示す排紙部15は、用紙Pが第2印刷ドラム2によって印刷された場合には、画像が印刷された用紙Pを図示しない用紙分離爪によって第2印刷ドラム2から引き剥がし、一対のプーリとこれらの間に架設された無端搬送ベルトとを有する搬送手段26によって、第2印刷ドラム2から引き離した印刷物Pを搬送して排紙台15a上に排出する構造となっている。なお、中間搬送部25と同様に、搬送手段26の前記無端搬送ベルトには多数の空気通過孔が設けられており、無端搬送ベルトの下方に設けられたサクションファンモータ(図示略)が上方の空気を吸引することで、印刷物が無端搬送ベルト上に保持された状態で搬送されるようになっている。
図1及び図2に示すように、排紙部15の搬送手段26の近傍には、透過型の排紙センサ30が設けられている。排紙センサ30は、第2印刷ドラム2から印刷された用紙Pが排出されたことを検知して制御部19に検知信号を送る機能を備えているが、本実施形態では、これ以外の役目も有している。
詳細は後述するが、本実施形態では、印刷ドラム1,2が用紙Pに形成した画像の位置ずれを補正する補正量を取得するために、所定のテストパターンを用紙Pに印刷し、これを前述した排紙センサ30で読み取ってデータを出力し、制御部19に送信する。その意味において、排紙センサ30は、機能的に画像検出センサの役割も果たしている。この排紙センサ30は、投光部30aと受光部30bからなる透過型であり、その光路は、用紙Pの幅方向の略中央部において、用紙Pが搬送されている搬送面を略垂直に貫いている。従って、搬送手段26によって用紙Pが搬送されると、排紙センサ30は用紙Pの幅方向の中央部分を搬送方向に沿って走査し、画像の有無を示す検出信号を出力する。すなわち、インクで画像が印刷された用紙Pは、画像がある部分と無い部分では、光の透過率が異なるので、この透過型の排紙センサ30によれば、「用紙なし」、「用紙有りで印字なし」、「用紙有りで印字有り」を区別することができ、排紙センサとして排紙の有無を検知するだけでなく、インクで用紙Pに形成した任意のパターンについて、画像の有無を判断することができる。
テストパターンの製版、印刷、読み取り、補正量の算出等については後に詳述する。
6.中間搬送部25
図1に示す中間搬送部25は、画像が印刷された用紙Pを図示しない用紙分離爪によって第1印刷ドラム1から引き剥がし、一対のプーリとこれらの間に架設された無端搬送ベルトとを有する搬送手段により該用紙Pを第2印刷ドラム2の回転に同期させて第2印刷ドラム2とそのプレスローラ22との問に送り込むことができる構造となっている。この無端搬送ベルトには多数の空気通過孔が設けられており、無端搬送ベルトの下方に設けられたサクションファンモータ(図示略)が上方の空気を吸引することで、印刷物が該無端搬送ベルト上に保持された状態で搬送されるようになっている。
7.排版部16,17
図1に示す排版部16,17は、第1印刷ドラム1及び第2印刷ドラム2に対応してそれぞれ設けられている。第1排版部16及び第2排版部17は、使用済みの孔版原紙を排版爪(図示略)によって第1印刷ドラム1や第2印刷ドラム2の外周面から引き剥がし、この使用済みの孔版原紙を上下一対の排版ローラ(図示略)によって搬送して排版箱内に収納する構造となっている。
8.操作パネル部18
図1及び図2に示す操作パネル部18には、印刷動作をスタートさせるスタートキー、印刷動作をストップさせるストップキー、印刷枚数を入力するためテンキー、LED等を用いた印刷枚数表示手段、各種操作及び機能設定を行うためのタッチパネル部等が配置されている。
9.制御部19
図1及び図2に示すように、本例の製版印刷装置10は制御部19を備えており、以上説明した装置の各部を統括的に制御することができるほか、以下に説明するように第1印刷ドラム1及び第2印刷ドラム2の位置を補正する機能を有する。
<印刷ドラムの位置調整機能について>
以上説明したように実施形態の製版印刷装置10は、複数(2個)の印刷ドラム1,2を備えており、1枚の用紙Pに2つの画像を印刷することができ、例えば色彩の異なるインクを有する2基の印刷ドラム1,2により、一枚の用紙Pに各色の画像を形成して多色印刷を行なうことができる。このような製版印刷装置では、1枚の用紙P上に形成する各印刷ドラムの画像と画像の間に、画像データに対応する本来の画像とは異なる位置ずれが生じることがある。このように、画像の位置がずれる要因としては、本体の取付け機構と印刷ドラムとの間の嵌め合いや加工組立精度に製品ごとの個体差があることや、孔版原紙の印刷ドラムに対するセット位置のずれ等が考えられる。
逆に、印刷ドラムや孔版原紙が交換されない限りは、大きくずれ量が変化することは無い。そこで、本実施形態では、印刷ドラムや孔版原紙のセット後に、以下に説明するように、自動位置調整のためのテストパターン印刷を一度実施し、これを前述した排紙センサ30で読み取り、テストパターンデータと読み取りデータとを比較することにより、印刷ドラム1,2が用紙P上に形成する画像の位置を修正するための印刷ドラムの位置の補正量を取得できるようにした。
図2に示す第1印刷ドラム1及び第2印刷ドラム2は、互いに平行な回転軸(中心軸線)の周りに回転自在であるとともに、図中紙面に垂直な各回転軸に沿って軸方向についても所定範囲内で位置調整可能となっている。そして、各印刷ドラム1、2は、その回転方向及び回転軸の軸方向について、制御上の機械的な基準位置を有しており、これをホームポジションと称している。
回転方向についてのホームポジションは、印刷時の用紙Pの搬送方向である天地方向の位置決めの基準となる。そして、印刷ドラム1,2又は印刷ドラム1,2を回転させる各メインモータMには、印刷ドラム1,2の角度を検出するドラム角度センサ40がそれぞれ設けられている。ドラム角度センサ40は回転方向に関するホームポジションからの角度を検出して制御部19に送ることができる。印刷ドラム1,2の回転方向の基準位置からの回転角度をドラム角度センサ40によって検出すれば、印刷ドラム1,2によって印刷される用紙P上の画像の天地方向の位置を制御することができる。
印刷ドラム1,2の回転軸の軸方向についてのホームポジションは、印刷時に天地方向と直交する用紙Pの左右方向(又は幅方向)の位置決めの基準となる。回転軸の軸方向についてのホームポジションから左右方向に印刷ドラムを移動させれば、印刷ドラム1,2によって印刷される用紙P上の画像の左右方向の位置を制御することができる。各印刷ドラムの左右移動位置は図示しない左右位置検出手段により検出される。
第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2は、それぞれ、天地方向について用紙P上に印刷される画像の位置を調整する第1画像位置調整機構と、左右方向について用紙P上に印刷される画像の位置を調整する第2画像位置調整機構を有しており、図2においては、これらを総称して位置調整機構51とし、印刷ドラム1,2に対する位置調整機能を示すブロックとして模式的に示している。各印刷ドラムの天地位置を調整する機構は周知のものであり、図示及び説明を省略するが、例えば特開2006−116899号に記載された技術を適用できる。また、各印刷ドラムの左右位置を調整する機構も周知のものであり、図示及び説明を省略するが、例えば特開2000−318285号に記載された技術を用いることができる。
位置調整機構51の詳細は図示しないが、第1画像位置調整機構による天地方向に関する調整は次のように行なう。すなわち、上流側の第1印刷ドラム1については、一定の速度で回転する印刷ドラム1に対して、ドラム角度センサ40が出力する角度情報に基づき、タイミングローラ14aが行なう給紙タイミングを調整することにより行なうことができる。また、下流側の第2印刷ドラム2については、第1印刷ドラム1のドラム角度センサ40が出力する角度情報に基づき、第2印刷ドラム2の位相角度をドラム角度センサ40が出力する角度情報に基づいて調整することで行なうことができる。このような調整により、各印刷ドラム1,2が用紙P上に形成する画像の天地方向の位置を調整することができる。天地方向の位置は、印刷ドラム1,2の回転方向の位相角を調整することにより、一例としてホームポジションから用紙基準で±15mm程度調整することができる。
位置調整機構51の詳細は図示しないが、第2画像位置調整機構は、第1印刷ドラム1及び第2印刷ドラム2を、各々のホームポジションから軸方向に必要な方向へ必要な距離だけ移動させることにより、用紙P上に印刷される画像の左右方向の位置を調整することができる。左右方向の位置は、一例としてホームポジションから±15mm程度調整することができる。
図2に示すように、制御部19は記憶部52を有している。この記憶部52には、第1印刷ドラム1及び第2印刷ドラム2ごとに定められたテストパターンを用紙P上に印刷するため、テストパターンデータを記憶している。
図3は、このテストパターンが、一枚の用紙P上に位置ずれなく形成された状態を示しており、記憶部52に格納されたテストパターンデータを用紙Pの上に正確に再現した状態を示したものと言える。テストパターンは、図3中、矢印で示す用紙搬送方向に対して直交する線分と、用紙搬送方向を斜めに横切る線分とを有することが必要である。一例として、このテストパターンは、回転対称に配置された2つの直角三角形から構成されており、一方のテストパターンT1(黒)が第1印刷ドラム1で印刷するものであり、他方のパターンT2(梨子地)が第2印刷ドラム2で印刷するものである。
図3に示すように、排紙センサ30は、テストパターンT1,T2が形成された用紙PをラインAに沿って検出することができる。すなわち、用紙Pの幅方向(図中上下方向)の中央を用紙Pの搬送方向(図中左右方向)に沿って排紙センサ30が検出していくと、画像が存在する部分では透過光が弱まるので、ドラム角度センサ40が出力する角度情報に同期して、排紙センサ30が透過光による画像の読み取りを行なえば、図3下方に示したような断続的なパターンの読み取りデータを取得できる。ここで、図中、L1は第1印刷ドラム1の左右方向の位置を示す長さであり、L2は第2印刷ドラム2の左右方向の位置を示す長さであり、L3は第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の天地方向の相対的位置を示す長さである。また、X1は、第1印刷ドラム1のテストパターンと用紙Pの天との間隔を示している。
図4は、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の一方又は両方にホームポジションからの位置ずれがあり、このためにテストパターンT1,T2が、一枚の用紙P上に図3の位置からずれて印刷された状態を示す。図4において、一方のパターンT1(黒)が第1印刷ドラム1で印刷されたものであり、他方のパターンT2(梨子地)が第2印刷ドラム2で印刷されたものであり、参考のため、同図中には図3に示した正しいパターン配置をそれぞれグレーと薄い梨子地で重ねて示してある。
図4では、L1’とL2’は、テストパターンデータをそのまま可視化した図3のL1とL2よりも、それぞれ小さい。これは、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2が、何れも左右方向の位置ずれを生じていることを示している。この場合、第1印刷ドラム1は左側(図1の紙面奥側)に位置ずれし、第2印刷ドラム2は右側(図1の紙面手前側)に位置ずれしている。また、図4のL3’は、図3のL3よりも大きい。この場合、第1印刷ドラム1が天方向に位置ずれしており、第2印刷ドラム2が地方向に位置ずれしていることを示している。
図2に示すように、制御部19は、演算部53を有している。演算部53は、記憶部52にあるテストパターンデータと、排紙センサ30が読み取ったテストパターンの読み取り画像データから、第1印刷ドラム1及び第2印刷ドラム2の天地方向及び左右方向の位置ずれを比較し、これに基づく補正量を算出して記憶部52に格納する。
例えば、前述した図4に示すテストパターンのような印刷結果が得られた場合には、L1’及びL2’を、テストパターンデータが示すL1及びL2と比較してテストパターンの左右方向の位置ずれを求め、各印刷ドラムの軸方向の補正量を算出する。
また、例えば、前述した図4に示すテストパターンのような印刷結果が得られた場合には、L3’を、テストパターンデータが示すL3と比較してテストパターンの天地方向の位置ずれを求め、各印刷ドラムの回転方向の角度の補正量を算出する。
また、図示しないが、図3に示したX1に相当するデータを、前述した図4に示すテストパターンで得る場合には、テストパターンデータが示すX1とこれを比較し、L3とL3’を用いて第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の天地方向の相対的位置ずれを補正する際に、第1印刷ドラム1の天地方向の絶対的位置ずれを補正する操作を行うことで、より好適な印刷結果を得ることができる。
図2に示すように、制御部19は機構制御部54を有している。機構制御部54は、演算部53が算出して記憶部52に記憶させた補正量を用い、位置調整機構51を制御して、各印刷ドラム1,2の位置を補正するほか、先に説明した製版部12、給紙部14、排紙部15、第1印刷ドラム1及び第2印刷ドラム2の各メインモータM等の駆動系等を制御する。
<印刷ドラムの補正量取得について>
以上説明した製版印刷装置10において、適正な印刷を行なうために必要な印刷ドラム1,2の位置補正に使用する補正量の取得方法について説明する。
補正量を取得するために、テストパターンを印刷する。そのため、制御部19の機構制御部54は各印刷ドラム1,2の各メインモータMを含む駆動機構を駆動制御し、各印刷ドラム1,2をそれぞれホームポジションに設定する。
制御部19の演算部53は、記憶部52に予め記憶させてあるテストパターンデータに基づいて、製版部12を駆動制御し、第1印刷ドラム1のテストパターンT1と、第2印刷ドラム2のテストパターンT2を、それぞれ孔版原紙に製版させる。
制御部19の機構制御部54は、製版した孔版原紙を対応する各印刷ドラム1,2にそれぞれ着版し、各印刷ドラム1,2、押圧部21,22、給紙部14、排紙部15、その他の装置各部を駆動制御して、1枚の用紙Pに2つのテストパターンT1,T2を印刷させる。
2つのテストパターンT1,T2が印刷された用紙Pは、排紙部15によって排紙される際に排紙センサ30に画像を読み取られる。排紙センサ30から出力された読み取りデータは、制御部19の演算部53に入力される。演算部53は、読み取り画像データと、記憶部52にあるテストパターンデータとを比較演算し、各印刷ドラム1、2の天地方向及び左右方向のずれ量を取得して、複数の印刷ドラム1,2を用いた画像印刷時に各印刷ドラム1,2の位置を調整するための補正量を算出する。補正量は記憶部52に格納する。
<取得した補正量を用いた通常の画像印刷の手順について>
この製版印刷装置において、記憶部52に格納した補正量を用いて所望の画像を用紙Pに印刷する場合の手順を説明する。
制御部19の、機構制御部54が、各印刷ドラム1,2をホームポジションに設定する。次に、制御部19の機構制御部54が製版部12を制御して、各印刷ドラム1,2ごとに所望の画像を孔版原紙に製版する。そして、制御部19の機構制御部54は、ホームポジションにある各印刷ドラム1,2に対して製版済みの孔版原紙をそれぞれ着版する。
制御部19の機構制御部54は、記憶部52の前記補正量に基づいて各印刷ドラム1,2の位置調整機構51を駆動制御し、各印刷ドラム1,2の位置を必要に応じて天地方向(回転方向)及び左右方向(軸方向)について補正する。
制御部19の機構制御部54は、給紙部14、各印刷ドラム1,2、押圧部21,22、排紙部15等の装置各部を駆動制御し、用紙Pに印刷を行なう。各印刷ドラム1,2間で画像の位置ずれがない好適な印刷結果の印刷物を得ることができる。
<補正量を用いた天地位置調整方法について>
前記補正量を用いた印刷ドラム1,2の天地方向の位置調整では、天地位置調整方法については、次の3つの手法が採用可能である。
〔1〕第1ドラム1(黒ドラム)基準{この場合、距離X1の計測は不要}
この制御の前提としては、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2はほぼ天地方向の中央にあり、補正量は微小であるという前提がある。この場合、第1印刷ドラム1は動かさず、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の間の天地方向の相対的位置ずれ量から得た補正量に基づき、第2印刷ドラム2のみを移動させて補正することができ、容易かつ迅速な位置補正が可能となる。よって、距離X1の計測は不要である。
〔2〕〔1〕と同一の場合において、第1印刷ドラム1と、第2印刷ドラム2を、天地方向について互いに反対方向に向けて、合計で相対的位置ずれの分に相当する補正量だけ、移動させて補正することができる。例えば、相対的位置ずれが+amm離れすぎている場合、第1印刷ドラム1を地方向にa/2mmずらし、第2印刷ドラム2を天方向にa/2mmずらし、互いに接近する方向に移動させる。この調整方法によれば、天地位置を自動調整する際、ホームポジションで着版した後のドラムの補正のための移動量を最小にでき、ユーザーの調整代を最大限、確保できる。
〔3〕絶対値基準{この場合、距離X1の計測が必須}
第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の間の天地方向の相対的位置ずれ量に加え、前記距離X1の計測の結果をも加味して各印刷ドラムの天地位置の絶対的位置ずれ量を計算する。例えば第1ドラム1が天方向に+bmmずれており、第2ドラム2が天方向に+cmmずれている場合、第1ドラム1を地方向にbmmずらし、第2ドラム2を地方向にcmmずらすことで適正な補正を行なうことができる。
<補正量を用いた左右位置調整方法について>
前述の図4におけるL1’とL2’の値を測定した後、第1印刷ドラム1と第2印刷ドラム2の左右方向の絶対的位置ずれ量を計算する。L1’がテストパターンデータが示すL1より小さければ第1印刷ドラム1は左側(図1の紙面奥側)に位置ずれしており、L1より大きければ右側(図1の紙面手前側)に位置ずれしている。L2’がテストパターンデータが示すL2より大きければ第2印刷ドラム1は左側(図1の紙面奥側)に位置ずれしており、L2より小さければ右側(図1の紙面手前側)に位置ずれしている。
例えば第1ドラム1が左側方向に+d mmずれており、第2ドラム2が右側方向に+emmずれている場合、第1ドラム1を右側方向にdmmずらし、第2ドラム2を左側方向にemmずらすことで適正な補正を行なうことができる。
<テストパターンについて>
なお、テストパターンとしては、例えば図5に示すような変形例を用いることができる。テストパターンは、前述したように、各印刷ドラムの左右方向の位置ずれの検出と、印刷ドラム相互間の天地方向の相対的な位置ずれの検出と、さらに、少なくとも一つの印刷ドラムの天地方向の位置ずれの検出とを行うためには、各印刷ドラムが印刷するテストパターンに関して、排紙センサ30の検出位置が通過する前記ラインAに対して垂直な線分と、斜めの線分とが必要になる。
<テストパターンを印刷する用紙について>
テストパターンの印刷を行うときは、所定の厚さの指定用紙又は薄紙を使うことが好ましい。排紙センサ30の透過光に関して、画像部と非画像部の明暗差が大きくなり、検出精度が上がるためである。
<テストパターンの印刷時の用紙の排出速度について>
排紙センサ30の分解能及び演算処理能力によって使用可能な用紙Pの排出速度は変化するが、コストを抑えるためにはテストパターンの印刷時の用紙排出速度を低速(例えば10rpm)とすることが好ましい。
<実施形態の変形例について>
なお、以上説明したテストパターンの印刷・読み取りによる補正量の取得と、この補正量を用いた各印刷ドラムの位置補正は、必要に応じてユーザーが操作パネル部18からの手動操作で随時行なうことができるが、補正量を取得して各印刷ドラムを位置補正することが必要な状況を装置側に自動的に判断させ、自動的に実行させることもできる。例えば、印刷ドラムを交換した際、又は孔版原紙を交換した際に、以上説明した印刷ドラムの位置の調整を自動的に実行させるようにしてもよい。なお、このような自動調整を自動的に行うか否かを予め選択することができるようにしてもよい。
また、テストパターンの印刷、読み取り、及びテストパターンデータとの照合の結果、印刷ドラムの位置ずれが、当該製版印刷装置の機械的構造上の設計保障限界を超えていると判断される場合がありうる。このような場合には、画像の立ち上がりが十分でないと判断することとしてもよい。すなわち、当該製版印刷装置が長期間不使用状態で放置されていた等の事情により、インクが印刷ドラムの印面に充分まわっておらず、印刷時にインクが用紙に充分転移しなかった等と判断してもよい。このような場合には、一定枚数の用紙にテストパターンの印刷を繰り返した後、充分な画質の印刷物を得てから、印刷ドラムの位置ずれの有無及びその程度を判断することとしてもよい。
なお、以上説明した実施形態の製版印刷装置では、例えば、赤と黒などのように色彩の異なるインクをそれぞれ内蔵した2基の印刷ドラムが設けられており、2色の印刷物が得られるようになっていた。しかしながら、これは一例であり、本発明は、印刷ドラムが2基の場合において、両方の印刷ドラムが同色のインクであるような装置にも適用できるし、また印刷ドラムが3基以上あり、多色刷り又はフルカラーの画像形成ができるような装置にも適用できる。なお、印刷ドラムが3基以上ある場合は、各印刷ドラムのホームポジションからのずれ量の平均値を求め、各印刷ドラムを平均値が示す位置に移動させるようにして補正を行なうこととしてもよい。
1…第1印刷ドラム
2…第2印刷ドラム
10…製版印刷装置
12…製版部
13…印刷部
19…制御部
21…プレスローラ(押圧部)
22…プレスローラ(押圧部)
30…画像検出センサである排紙センサ
30a…投光部
30b…受光部
40…ドラム角度センサ
51…第1画像位置調整機構及び第1画像位置調整機構を含む位置調整機構
52…記憶部
53…演算部
54…機構制御部
P…用紙
T1,T2…テストパターン

Claims (3)

  1. 軸線周りに回転駆動される複数の印刷ドラムと、
    前記印刷ドラムごとに設けられ、前記印刷ドラムに接近又は離隔する方向に駆動される押圧部と、
    孔版原紙を製版する製版部と、
    前記印刷ドラムごとに設けられ、用紙の搬送方向である天地方向について用紙上に印刷される画像の位置を調整する第1画像位置調整機構と、
    前記印刷ドラムごとに設けられ、前記天地方向と直交する左右方向について用紙上に印刷される画像の位置を調整する第2画像位置調整機構と、
    前記印刷ドラムで印刷された用紙の通過を検出するとともに、用紙はあるが印字されていない状態と、用紙があり印字もされている状態とを区別できる透過型の排紙センサと、
    前記印刷ドラムごとに定められたテストパターンを用紙上に印刷するためのテストパターンデータが記憶された記憶部を有し、前記印刷ドラムごとに前記テストパターンデータに基づいて孔版原紙を製版するように前記製版部を制御し、前記テストパターンデータに基づいて製版された孔版原紙を前記印刷ドラムに巻装して複数の前記テストパターンを1枚の用紙に形成するように前記印刷ドラム及び前記押圧部を制御し、複数の前記テストパターンが形成された用紙を読み取った前記排紙センサからの読み取りデータと前記記憶部の前記テストパターンデータから前記天地方向及び前記左右方向の補正量を算出して前記記憶部に記憶し、所望の画像を用紙に印刷する場合には、前記各印刷ドラムを、前記テストパターンデータに基づいて製版した孔版原紙を着版して複数の前記テストパターンを1枚の用紙に形成した際の基準位置に設定し、所望の画像を製版した孔版原紙を前記基準位置にある前記各印刷ドラムに着版し、前記記憶部に記憶した前記補正量に基づいて前記第1画像位置調整機構及び前記第2画像位置調整機構により前記基準位置にある前記各印刷ドラムの前記天地方向及び前記左右方向の位置を補正し、その後に所望の画像を用紙に形成する制御部と、
    を具備することを特徴とする製版印刷装置。
  2. 前記補正量は、一の前記印刷ドラムと他の前記印刷ドラムの天地方向の相対的位置ずれを含んでおり、
    前記制御部は、前記印刷ドラムの天地方向の位置を調整する際、
    一の前記印刷ドラムの位置を固定し、他の前記印刷ドラムを前記相対的位置ずれの分だけ移動させるように前記第1画像位置調整機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の製版印刷装置。
  3. 前記補正量は、一の前記印刷ドラムと他の前記印刷ドラムの天地方向の相対的位置ずれを含んでおり、
    前記制御部は、前記印刷ドラムの天地方向の位置を調整する際、
    一の前記印刷ドラムと他の前記印刷ドラムを、互いに反対方向に合計で前記相対的位置ずれの分だけ移動させるように前記第1画像位置調整機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の製版印刷装置。
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