JP2017148910A - 電動工具 - Google Patents

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耕司 高萩
治樹 手島
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治樹 手島
嵩登 田渕
Takato Tabuchi
嵩登 田渕
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Abstract

【課題】操作部や表示部の視認性も良好として暗い場所での使い勝手を向上させる。【解決手段】ブラシレスモータ15と、ブラシレスモータ15により駆動する出力部(ハンマケース16及びアンビル20)と、出力部の出力態様若しくは工具自体の形態を変更するためのボタンスイッチ12と、バッテリーパック5の残容量を表示する表示部とを有するインパクトドライバ1において、ボタンスイッチ12と表示部とを照明可能な照明手段(LED31、照射窓38)を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、インパクトドライバ等の電動工具に関する。
インパクトドライバ等の電動工具は、ブラシレスモータ等を駆動源としてアンビルやスピンドル等の最終出力軸を回転させたり打撃したりしてネジ締め等の作業を行うものであるが、暗い場所での作業性を良好とするために、特許文献1に開示されるように、最終出力軸の前方を照射するLED等の照明体を備えたものが知られている。
特開2015−126563号公報
このような電動工具においては、最終出力軸のトルクや打撃力等の出力態様を切り替えるためのスイッチやダイヤル等の操作部や、設定したトルクやバッテリーの残容量等の現在状態を表示する表示部が設けられることがあるが、この操作部や表示部は前方照射用の照明体では照らされないため、暗い場所では見えにくくなっている。よって、現在の設定トルク等を表示部で確認するのが難しく、スイッチ等の操作部も手探りで操作することとなり、暗い場所での使い勝手が悪かった。
そこで、本発明は、操作部や表示部の視認性も良好として暗い場所での使い勝手を向上させることができる電動工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、モータと、モータにより駆動する出力部と、出力部の出力態様若しくは工具自体の形態を変更するための操作部とを有する電動工具であって、操作部を照明可能な照明手段が設けられていることを特徴とする。
ここで「出力部の出力態様」としては、モータの制御によって出力されるトルクや回転数、打撃力、吸込力、回転や打撃、震動といった動作モード等が挙げられる。また、「工具自体の形態」としては、先端工具の着脱状態、刃物やハンドルの角度、切込み量の設定状態、バッテリーパックや平行定規、集塵装置等の着脱状態等が挙げられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、操作部は、モータの制御を切り替えるためのスイッチであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、照明手段は、出力部の前方を照明するための照明体と、その照明体の光を操作部に導く案内部とからなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3の構成において、案内部は、照明体の収容部に操作部側へ向けて開口形成された照射窓であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3の構成において、案内部は、照明体の光を操作部側へ反射させる反射体であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、モータと、モータにより駆動する出力部と、現在状態を表示するための表示部を有する電動工具であって、表示部を照明可能な照明手段が設けられていることを特徴とする。
ここで「現在状態」とは、操作部によってモータの制御状態を切り替えることで設定されたトルクや回転数、打撃力、吸込力、回転や打撃、震動といった動作モードの他、トリガのロック状態やバッテリー残容量等が挙げられる。
請求項7に記載の発明は、請求項6の構成において、表示部は、モータの制御状態を表示するものであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7の構成において、表示部は、電源となるバッテリーの残容量を表示するものであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6乃至8の何れかの構成において、照明手段は、出力部の前方を照明するための照明体と、その照明体の光を表示部に導く案内部とからなることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9の構成において、案内部は、照明体の収容部に操作部側へ向けて開口形成された照射窓であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9の構成において、案内部は、照明体の光を操作部側へ反射させる反射体であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングの前側に配置され、モータにより駆動する出力部と、モータハウジングから下方に延び、スイッチを収容したグリップ部と、グリップ部内に配線されるリード線と、を含み、グリップ部の後側の内周面には、リード線が配置される凹溝が形成されてなることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12の構成において、凹溝の前面は、スイッチの後面によって閉塞されていることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、モータを収容するモータハウジングと、モータハウジングの前側に配置され、モータにより駆動する出力部と、モータハウジングから下方に延び、スイッチを収容したグリップ部と、スイッチの上側に配置され、出力部の前方を照射する照明体と、を含み、照明体用のリード線は、スイッチの後方を通って配線されてなることを特徴とする。
本発明によれば、操作部や表示部を照明可能な照明手段を設けたことで、操作部や表示部の視認性も良好として暗い場所での使い勝手を向上させることができる。
形態1のインパクトドライバの縦断面図である。 形態1の本体部の拡大縦断面図である。 形態1の本体部の前方下側からの斜視図である。 形態2のインパクトドライバの説明図で、(A)は本体部の縦断面、(B)は本体部の正面をそれぞれ示す(反射ブロックは収納位置)。 形態2のインパクトドライバの説明図で、(A)は本体部の前方からの斜視、(B)は収容部の拡大斜視をそれぞれ示す(反射ブロックは収納位置)。 形態2のインパクトドライバの説明図で、(A)は本体部の縦断面、(B)は本体部の正面をそれぞれ示す(反射ブロックは突出位置)。 形態2のインパクトドライバの説明図で、(A)は本体部の前方からの斜視、(B)は収容部の拡大斜視をそれぞれ示す(反射ブロックは突出位置)。 形態3のインパクトドライバの斜視図である。 形態3のインパクトドライバのスイッチパネル部分の側面図である。 形態4のインパクトドライバの縦断面図である。 形態4の凹溝部分の断面図である。 形態4の左側の半割ハウジングの説明図である。 形態4の凹溝部分の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[形態1]
図1は、電動工具の一例であるインパクトドライバの縦断面図、図2は本体部の拡大縦断面図である。
インパクトドライバ1は、中心軸を前後方向とする本体部2と、その本体部2から下方へ突出するグリップ部3とを有し、グリップ部3の下端に設けたバッテリー装着部4には、電源となるバッテリーパック5が装着されている。グリップ部3の上部には、トリガ7を前方に突出させたスイッチ6が収容されて、バッテリー装着部4には、バッテリーパック5と電気的に接続される端子台8と、マイコンやスイッチング素子等を搭載した制御回路基板10を有するコントローラ9とが設けられると共に、トルクや打撃力を切替操作する操作部としてのボタンスイッチ12と、現在のトルクや打撃力、バッテリーパック5の残容量を表示する表示部13(図8)とを有するスイッチパネル11が設けられている。14はストラップである。
本体部2には、後方から、ブラシレスモータ15、ハンマケース16の順で収容されている。ハンマケース16の内部には、ブラシレスモータ15の回転軸47の回転を減速する遊星歯車減速機構17と、その遊星歯車減速機構17によって減速回転するスピンドル18と、スピンドル18の回転に打撃動作を付加する打撃機構19と、最終出力軸となるアンビル20とが内設されて、アンビル20が本体部2の前端から前方へ突出している。このアンビル20を含むハンマケース16が出力部となる。アンビル20の先端には、ビットを着脱するためのスリーブ21が設けられ、スリーブ21の後方でハンマケース16の前部には、樹脂製のカバー22及びゴム製のバンパ23がそれぞれ外装されている。
本体部2の後半部は、ブラシレスモータ15を収容してグリップ部3と一体となる筒状のモータハウジング24を有しており、このモータハウジング24とグリップ部3とは、モータハウジング24の半分とグリップ部3の半分とが一体成形された左右一対の半割ハウジングHR,HLを複数のネジ25,25・・によって組み付けて形成されている。モータハウジング24の後端は、側面に排気口27,27・・を形成したキャップ状のリヤカバー26によって閉塞されている。リヤカバー26の前方でモータハウジング24の側面には、吸気口28,28・・(図3)が形成されている。
グリップ部3において、スイッチ6とハンマケース16との間には、モータ正逆切替レバー29が設けられ、モータ正逆切替レバー29の前方には、ハンマケース16の下面に沿ってカバー22の前端際まで突出する収容部30が形成されている。この収容部30内には、アンビル20の前方を照射する照明体としてのLED31が、実装されるLED基板32(図2)と共に、左右の半割ハウジングHR,HLを結合するネジ25a(他のネジ25と区別するために「25a」と表記する。)の前方で、前方斜め上向きに保持されている。LED基板32に接続される図示しないリード線は、収容部30内を後方へ引き回されてモータ正逆切替レバー29の後方からスイッチ6の側面とグリップ部3の内面との間を通って制御回路基板10へ配線される。
また、収容部30の前端には、図3に示すように、左右方向の中央に円形の中央窓33が、その左右対称位置に一対の三角形状の側窓34,34がそれぞれ形成されている。収容部30内でLED31の前方には、レンズ35が収容されて、レンズ35には、中央窓33に嵌合する円筒形の前レンズ部36と、側窓34,34に嵌合する側レンズ部37,37とがそれぞれ設けられている。さらに、収容部30の下面でトリガ7の前方には、角孔状の照射窓38が形成されて、照射窓38に、下レンズ39が設けられている。
よって、LED31が点灯すると、その光は、前レンズ部36を介して中央窓33から前方斜め上に照射されると共に、側レンズ部37,37を介して側窓34,34から左右外側へ広角に照射される。さらに、下レンズ39を介して照射窓38から下向きにも照射される。この下向きの光は、トリガ7を押し込んだ状態ではその下方に位置するスイッチパネル11を照明可能となっている。すなわち、LED31と照射窓38とがボタンスイッチ12及び表示部13の照明手段となる。
ブラシレスモータ15は、ステータ40とロータ41とを有するインナーロータ型である。まずステータ40は、複数の鋼板を積層してなる固定子鉄心42と、固定子鉄心42の前後に設けられる前絶縁部材43及び後絶縁部材44と、前絶縁部材43及び後絶縁部材44を介して固定子鉄心42に巻回される複数のコイル45,45・・と、前絶縁部材43に取り付けられ、後面に図示しない回転検出素子を搭載したセンサ回路基板46とを有している。
ロータ41は、軸心に位置する回転軸47と、回転軸47の周囲に配置される筒状の回転子鉄心48と、回転子鉄心48の外側に配置され、筒状で周方向に極性を交互に変えた永久磁石49と、これらの前側において放射状に配置された複数のセンサ用永久磁石50,50・・とを有する。回転軸47の前端には、ピニオン51が取り付けられてその後方には軸受52が組み付けられ、回転軸47の後端には、遠心ファン53が取り付けられてその後方に軸受54が組み付けられている。軸受54は、モータハウジング24の後部にいんろう結合されるリヤカバー26に保持される。
一方、回転軸47の前端は、ブラシレスモータ15の前方でモータハウジング24に保持されたベアリングリテーナ55を貫通して前方へ突出し、軸受52がベアリングリテーナ55に保持されている。
ベアリングリテーナ55は、金属製の円盤状で、中央に形成したくびれ部に、モータハウジング24の内面に設けた係止リブ56が係止することで、前後方向への移動を規制された状態でモータハウジング24に保持される。ベアリングリテーナ55の前面周縁には、外周に雄ネジ部を形成したリング壁57が前方へ向けて突設されて、このリング壁57にハンマケース16の後端がねじ込まれてハンマケース16の後部が閉塞される。ハンマケース16は、前半部が先細りとなる金属製の筒状体で、前端には前筒部58が形成されて、モータハウジング24の内面と係合して回り止めされている。
そして、ベアリングリテーナ55の前部では、軸受59を介してスピンドル18の後端が軸支されている。このスピンドル18は、後部に中空で円盤状のキャリア部60を有し、後面から軸心に形成した有底孔61内に、回転軸47のピニオン51を突出させている。
遊星歯車減速機構17は、内歯を有するインターナルギヤ62と、インターナルギヤ62に噛み合う外歯を有する3つのプラネタリーギヤ63,63・・と、を含む。インターナルギヤ62は、前部外周側に大径部64を有し、この大径部64がハンマケース16の内周面に係合して回り止めされると共に、リング壁57とハンマケース16の内周に設けた段部65との間で軸方向の移動が規制される。66は、リング壁57の内側でインターナルギヤ62の後端とベアリングリテーナ55の前面との間に介在されたOリングで、このOリング66によってインターナルギヤ62とベアリングリテーナ55との間がシールされると共に、インターナルギヤ62からベアリングリテーナ55への衝撃も緩和される。
プラネタリーギヤ63は、ピン67によってキャリア部60内で回転可能に支持されて、回転軸47のピニオン51と噛合している。
打撃機構19は、スピンドル18に外装されるハンマ68と、そのハンマ68を前方へ付勢するコイルバネ69とを含む。まずハンマ68は、前面に一対の爪(図示略)を有し、内面に形成した外側カム溝と、スピンドル18の表面に形成した内側カム溝とに跨がって嵌合されるボール70,70を介してスピンドル18と結合されている。また、ハンマ68の後面には、リング状の溝71が形成されて、ここにコイルバネ69の前端が挿入されている。コイルバネ69の後端は、キャリア部60の前面に当接している。
アンビル20は、ハンマケース16の前筒部58に保持された軸受72によって軸支されて、後端には、ハンマ68の爪と回転方向で係合する一対のアーム73,73が形成されている。アーム73の前方で前筒部58の後面内周側には、リング状の突条74が突設され、その突条74の外側に、アーム73,73を受ける樹脂製のワッシャ75が嵌合されている。
また、アンビル20の後面軸心には、嵌合孔76が形成されて、ここにスピンドル18の前端が同軸で挿入されている。スピンドル18には、有底孔61をハンマ68の内周面と連通させる半径方向の第1連通孔77,77が形成され、軸心には、有底孔61を嵌合孔76と連通させる第2連通孔78が形成されて、有底孔61内のグリスをハンマ68の内周面及び嵌合孔76内に供給可能としている。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1において、トリガ7を押し込んでスイッチ6をONさせると、ブラシレスモータ15に給電されて回転軸47が回転する。すなわち、コントローラ9の制御回路基板10が、センサ回路基板46の回転検出素子から出力されるロータ41のセンサ用永久磁石50の位置を示す回転検出信号を得てロータ41の回転状態を取得し、取得した回転状態に応じて各スイッチング素子のON/OFFを制御し、ステータ40の各コイル45に対し順番に電流を流すことでロータ41を回転軸47と共に回転させる。
すると、ピニオン51と噛合するプラネタリーギヤ63,63がインターナルギヤ62内で公転運動し、キャリア部60を介してスピンドル18を減速して回転させる。よって、ハンマ68も回転して爪が係合するアーム73,73を介してアンビル20を回転させ、ビットによるネジ締めを可能とする。ネジ締めが進んでアンビル20のトルクが高まると、ハンマ68が、ボール70,70をスピンドル18の内側カム溝に沿って転動させながらコイルバネ69の付勢に抗して後退し、爪がアーム73,73から離れると、コイルバネ69の付勢と内側カム溝の案内とにより、ハンマ68は前進しながら回転して爪を再びアーム73,73に係合させ、アンビル20に回転打撃力(インパクト)を発生させる。この繰り返しによってさらなる締め付けが可能となる。
一方、回転軸47の回転に伴って遠心ファン53が回転すると、前側の吸気口28から取り込まれた空気がブラシレスモータ15を通過して冷却した後、後側の排気口27から排出される。
そして、トリガ7の押し込みによるスイッチ6のON動作で、制御回路基板10からLED基板32にも給電されるため、LED31が点灯してアンビル20の前方を広角で照射する。このとき、照射窓38からの光も下向きに照射されて、その下方に位置するスイッチパネル11を照明する。なお、LED31が点灯する際にはトリガ7は後方へ押し込まれているため、下向きの光がトリガ7に妨げられることはない。
こうしてスイッチパネル11が照明されることで、作業者は表示部13において現在のトルクや打撃力、バッテリーの残容量を暗い場所でも視認することができると共に、ボタンスイッチ12の押し操作によってトルクや打撃力の変更も容易に行える。
このように、上記形態1のインパクトドライバ1によれば、操作部であるボタンスイッチ12と、表示部13とを照明可能な照明手段(LED31、照射窓38)を設けたことで、ボタンスイッチ12及び表示部13の視認性も良好として暗い場所での使い勝手を向上させることができる。
特にここでは、照明される操作部を、ブラシレスモータ15の制御を切り替えるためのボタンスイッチ12としているので、トルクや打撃力の確認や変更が容易に行える。また、照明される表示部13を、ブラシレスモータ15の制御状態(トルクや打撃力)及びバッテリーパック5の残容量を表示するものとしているので、操作部で設定したトルクや打撃力、バッテリーパック5の残容量が容易に視認できる。
また、照明手段を、アンビル20の前方を照明するためのLED31と、そのLED31の光をボタンスイッチ12や表示部13に導く案内部(照射窓38)としているので、既存のLED31を操作部や表示部の照明に兼用した合理的な構成となり、コストアップが抑えられる。
特に、案内部を、LED31の収容部30にボタンスイッチ12側へ向けて開口形成された照射窓38としたことで、案内部が簡単に形成可能となっている。
なお、形態1において、案内部となる照射窓の形状は適宜変更可能で、外形の変更は勿論、操作部側へ突出する筒状としてもよいし、下レンズを省略してもよい。収容部やレンズ板の形態も、側窓や側レンズ部をなくして中央窓と前レンズ部のみとすることも可能である。
[形態2]
次に、照明手段の他の形態を説明する。但し、インパクトドライバの態様は形態1と同じであるので、重複する説明は省略して照明手段の構成を中心に説明する。
図4,5に示すインパクトドライバ1Aにおいては、カバー22の下側に、バンパ23の表面に沿って前方へ突出して前筒部58の下側に達する延設部80が形成され、延設部80の前端に、前筒部58から下向きに開口する筒状部81が形成されて、筒状部81内に、反射体としての反射ブロック82が上下動可能に収納されている。この反射ブロック82は、下端後面に傾斜状の反射面83を面取したブロック体で、左右の側面上部に突出付勢される係止ピン84,84が、筒状部81の左右に設けた透孔85,85に係止する図4,5の収納位置では、反射面83は中央窓33の前方よりも上方に退避している。ここから係止ピン84,84を筒状部81内に押し込んで透孔85,85への係止を解除すれば、図6,7に示すように反射面83が中央窓33の前方となる突出位置へ下降する。この突出位置では、中央窓33から照射される光を反射面83によって下向きに反射させてスイッチパネル11へ照射させることができる。すなわち、LED31と反射ブロック82とがボタンスイッチ12及び表示部13の照明手段となる。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1Aにおいては、アンビル20の前方を照射する際は、反射ブロック82を収納位置に押し込んでおく。すると、トリガ7の押し込みによるスイッチ6のON動作でLED31が点灯すると、アンビル20の前方を広角で照射することができる。
そして、スイッチパネル11を操作或いは確認したい場合は、係止ピン84,84を押し込んで反射ブロック82を突出位置へ下降させれば、中央窓33からの光が反射面83に反射して下向きに照射され、その下方に位置するスイッチパネル11を照明する。よって、作業者は表示部13に表示される現在のトルクや打撃力、バッテリーの残容量を暗い場所でも視認することができると共に、ボタンスイッチ12の操作によってトルクや打撃力の変更も容易に行える。
このように、上記形態2のインパクトドライバ1Aにおいても、操作部であるボタンスイッチ12と、表示部13とを照明可能な照明手段(LED31、反射ブロック82)を設けたことで、ボタンスイッチ12及び表示部13の視認性も良好として暗い場所での使い勝手を向上させることができる。
特にここでは、照明手段を、アンビル20の前方を照明するためのLED31と、そのLED31の光をボタンスイッチ12や表示部13に導く案内部(反射ブロック82)としているので、既存のLED31を操作部や表示部の照明に兼用した合理的な構成となり、コストアップが抑えられる。
また、案内部を、LED31の光をボタンスイッチ12側へ反射させる反射ブロック82としたことで、案内部が簡単に形成可能となっている。
なお、形態2において、反射体である反射ブロックの形態は適宜変更可能で、板状や凹面状であってもよい。また、カバーに延設部や筒状部を設けて反射体を設置する構造に限定せず、ハンマケース等のハウジングの形状によっては反射体を直接出没可能に埋設してもよい。
さらに、反射体を突出位置と収納位置とに出没させる形態に限らず、例えば前筒部に回転可能に外装したリングに反射体を設けて、リングの回転操作により、反射体がLEDの前方に位置して操作部に光を反射させる位置と、LEDの前方から退避して光を反射させない位置とに移動させるようにすることも可能である。
[形態3]
図8,9に示すインパクトドライバ1Bにおいては、前方照射用のLED31を利用せず、グリップ部3の根元際前面に、LED86を斜め下向きに設けて、LED86の光を直接スイッチパネル11に照射可能としている。すなわち、スイッチパネル11の照明専用の照明手段(LED86)を設けたものである。
ここではトリガ7を押し込んでスイッチ6をON動させると、LED31と共にLED86も点灯して、スイッチパネル11を照明することができる。
但し、LED86はスイッチ6のONと連動させずにLED用の別のスイッチをグリップ部の背面等に設けて、単独で点消灯させるようにしてもよい。
このように、上記形態3のインパクトドライバ1Bにおいても、操作部であるボタンスイッチ12と、表示部13とを照明可能な照明手段(LED86)を設けたことで、ボタンスイッチ12及び表示部13の視認性も良好として暗い場所での使い勝手を向上させることができる。
なお、形態3において、LEDの数や位置は上記形態に限らず、適宜変更可能で、照明体もLED以外に採用可能である。
但し、照明手段としては、スイッチパネルに有機ELディスプレイや液晶パネルを採用し、ボタンスイッチや表示部自体の発光によって照明させることも考えられる。すなわち、上記形態1〜3のような外部からの照明に限定されない。
[形態4]
上記各形態では、LED基板32と制御回路基板10との間に配線されるリード線は、前述のようにスイッチ6の側面でグリップ部3内に設けたスペースを利用して引き回されている。この配線構造の場合、リード線が動かないようにグリップ部3内にリブを立設したり、バンドで結線したりして位置決めする必要がある。
そこで、図10,11に示すインパクトドライバ1C(但し、ここでのモータは整流子モータ87が使用され、制御回路基板10は端子台8上へ一体に設けられる。)のような配線構造を採用するのが望ましい。
ここでは図12,13にも示すように、グリップ部3の後側の内周面で半割ハウジングHL側に、二点鎖線で示すLED基板32からのリード線88を配線するための凹溝89,89を上下方向に凹設して前面が平面となる受け部90を形成している。すなわち、受け部90の前面でスイッチ6の後面6aを受ける構造とすることで、凹溝89,89の前方を後面6aで閉塞するものである。
このように、上記形態4のインパクトドライバ1Cによれば、グリップ部3の後側の内周面に、リード線88が配置される凹溝89,89を設けたことで、リード線88を凹溝89を利用して簡単に配線でき、グリップ部3内にリブ等を立設したりバンドで結線したりしなくても簡単に配線可能となる。また、グリップ部3の上側後部が前側のスイッチ6に近づくことで、グリップ部3の後側付け根部分に生じる凹み部91(図10)が前側へ大きくえぐれて深くなる。よって、グリップ部3が把持しやすくなると共に、グリップ部3を把持する手の上で本体部2も安定する。
特にここでは、凹溝89の前面は、スイッチ6の後面6aによって閉塞されるので、凹溝89内に配線したリード線88をスイッチ6の組み付けと同時に位置決めできる合理的な構成となる。
そして、LED31用のリード線88を、スイッチ6の後方を通って配線しているので、グリップ部3の左右幅が小さくなってより把持しやすくなっている。
但し、この配線構造に係る発明は、LED用のリード線に限らず、モータの電源線やセンサ回路基板の信号線等の他のリード線にも適用することができる。すなわち、上記形態1〜4のような照明手段を持たない電動工具にも適用できる。また、凹溝はリード線ごとでなく、一つの凹溝に複数のリード線を配線してもよい。
その他、各形態に共通して、電動工具としてはインパクトドライバに限らず、ドライバドリルやハンマドリル、グラインダ、マルノコ等の他の工具であっても本発明(リード線の配線構造も含む)は適用可能である。
従って、照明手段で照明するモータ制御の切替用の操作部としては、トルクや回転数、打撃力、吸込力等を変更するボタンスイッチの他、速度変更用のスライドスイッチや回転ダイヤル、動作モード切替用のレバーやトルク設定用の操作リング等も考えられる。また、工具自体の形態変更用の操作部としては、先端工具の着脱操作用のスリーブ、マルノコの刃物の角度や切込み量を設定するためのツマミネジ、サイドハンドルを着脱するためのノブボルト、バッテリーパックや平行定規、集塵装置等を着脱するためのボタンやレバー等も考えられる。
さらに、照明手段で照明する表示部としては、操作部によって設定されたトルクや回転数、打撃力、吸込力、動作モード等を表示する1又は複数の表示窓であってもよい。また、操作部自身が表示や操作位置等で現在状態を表示するものであれば、操作部の照明がそのまま表示部の照明となる。
そして、上記形態のスイッチパネルのように操作部と表示部とを同じ場所に備えるものに限らず、操作部と表示部とが離れて設置される場合は、それぞれ個別に照明手段を設けることもできる。また、操作部と表示部とを両方備えるものでなく、何れか一方のみ備える電動工具であっても本発明は適用可能である。
1,1A〜1C・・インパクトドライバ、2・・本体部、3・・グリップ部、4・・バッテリー装着部、5・・バッテリーパック、6・・スイッチ、7・・トリガ、9・・コントローラ、10・・制御回路基板、11・・スイッチパネル、12・・ボタンスイッチ、13・・表示部、15・・ブラシレスモータ、16・・ハンマケース、17・・遊星歯車減速機構、18・・スピンドル、19・・打撃機構、20・・アンビル、24・・モータハウジング、30・・収容部、31,86・・LED、32・・LED基板、33・・中央窓、35・・レンズ、36・・前レンズ部、38・・照射窓、39・・下レンズ、40・・ステータ、41・・ロータ、47・・回転軸、68・・ハンマ、80・・延設部、81・・筒状部、82・・反射ブロック、83・・反射面、84・・係止ピン、88・・リード線、89・・凹溝、90・・受け部、HR,HL・・半割ハウジング。

Claims (14)

  1. モータと、前記モータにより駆動する出力部と、前記出力部の出力態様若しくは工具自体の形態を変更するための操作部とを有する電動工具であって、
    前記操作部を照明可能な照明手段が設けられていることを特徴とする電動工具。
  2. 前記操作部は、前記モータの制御を切り替えるためのスイッチであることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記照明手段は、前記出力部の前方を照明するための照明体と、その照明体の光を前記操作部に導く案内部とからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記案内部は、前記照明体の収容部に前記操作部側へ向けて開口形成された照射窓であることを特徴とする請求項3に記載の電動工具。
  5. 前記案内部は、前記照明体の光を前記操作部側へ反射させる反射体であることを特徴とする請求項3に記載の電動工具。
  6. モータと、前記モータにより駆動する出力部と、現在状態を表示するための表示部を有する電動工具であって、
    前記表示部を照明可能な照明手段が設けられていることを特徴とする電動工具。
  7. 前記表示部は、モータの制御状態を表示するものであることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  8. 前記表示部は、電源となるバッテリーの残容量を表示するものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の電動工具。
  9. 前記照明手段は、前記出力部の前方を照明するための照明体と、その照明体の光を前記表示部に導く案内部とからなることを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載の電動工具。
  10. 前記案内部は、前記照明体の収容部に前記操作部側へ向けて開口形成された照射窓であることを特徴とする請求項9に記載の電動工具。
  11. 前記案内部は、前記照明体の光を前記操作部側へ反射させる反射体であることを特徴とする請求項9に記載の電動工具。
  12. モータを収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングの前側に配置され、前記モータにより駆動する出力部と、
    前記モータハウジングから下方に延び、スイッチを収容したグリップ部と、
    前記グリップ部内に配線されるリード線と、を含み、
    前記グリップ部の後側の内周面には、前記リード線が配置される凹溝が形成されてなる電動工具。
  13. 前記凹溝の前面は、前記スイッチの後面によって閉塞されていることを特徴とする請求項12に記載の電動工具。
  14. モータを収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングの前側に配置され、前記モータにより駆動する出力部と、
    前記モータハウジングから下方に延び、スイッチを収容したグリップ部と、
    前記スイッチの上側に配置され、前記出力部の前方を照射する照明体と、を含み、
    前記照明体用のリード線は、前記スイッチの後方を通って配線されてなる電動工具。
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