JP2017147705A - 発振装置 - Google Patents
発振装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017147705A JP2017147705A JP2016030377A JP2016030377A JP2017147705A JP 2017147705 A JP2017147705 A JP 2017147705A JP 2016030377 A JP2016030377 A JP 2016030377A JP 2016030377 A JP2016030377 A JP 2016030377A JP 2017147705 A JP2017147705 A JP 2017147705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- temperature
- oscillation
- control
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 title claims abstract description 137
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 122
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims abstract description 68
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 49
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 43
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 23
- 230000005669 field effect Effects 0.000 claims description 13
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000010354 integration Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 7
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 3
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N silicon dioxide Inorganic materials O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- LYPFDBRUNKHDGX-SOGSVHMOSA-N N1C2=CC=C1\C(=C1\C=CC(=N1)\C(=C1\C=C/C(/N1)=C(/C1=N/C(/CC1)=C2/C1=CC(O)=CC=C1)C1=CC(O)=CC=C1)\C1=CC(O)=CC=C1)C1=CC(O)=CC=C1 Chemical compound N1C2=CC=C1\C(=C1\C=CC(=N1)\C(=C1\C=C/C(/N1)=C(/C1=N/C(/CC1)=C2/C1=CC(O)=CC=C1)C1=CC(O)=CC=C1)\C1=CC(O)=CC=C1)C1=CC(O)=CC=C1 LYPFDBRUNKHDGX-SOGSVHMOSA-N 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 229960002197 temoporfin Drugs 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
Description
例えば特許文献1には、ヒーターの温度制御の高精度化を目指した技術として、2つの水晶振動子を温度検出部として用い、2つの水晶振動子の周波数差を利用して計算した温度検出値に相当する信号値を求め、この信号値に基づいてヒーターの出力を制御するOCXOが記載されている(特許文献1)。
ところが、上述の直線的な近似関係を利用した補正は、水晶振動子に対する温度変化の影響のみに着目した補正であるため、周波数安定度の向上には限界があった。
前記水晶振動子が置かれる雰囲気の温度の一定化を図るための加熱部と、
前記水晶振動子が置かれる雰囲気の温度を検出する温度検出部と、
前記加熱部の温度設定値と、前記温度検出部にて検出した温度検出値との偏差分を取り出し、前記加熱部の出力を調節するための前記偏差分に対応した出力制御値を出力する制御値取得部と、
前記加熱部に対し、前記出力制御値に線形的に対応する制御用の電力を供給する制御電力供給部と、
前記雰囲気の温度が前記加熱部の温度設定値と異なることに起因して前記クロック信号が変化することに基づく前記発振出力の周波数の周波数設定値からの周波数偏差を補正するために、前記制御値取得部から出力された出力制御値に線形的に対応する周波数補正値を取得し、前記周波数設定値から前記周波数補正値を差し引く周波数補正部と、を備え、
前記加熱部は、
抵抗発熱部と、
前記抵抗発熱部に接続されると共に、前記制御電力供給部から供給される制御用の電力が供給される制御端を備え、前記制御用の電力に基づいて前記抵抗発熱部を流れる電流を制御する電流制御素子と、
前記制御電力供給部と電流制御素子の制御端との間に設けられ、前記雰囲気の温度に応じて抵抗値が非線形に変化するサーミスタを含み、前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化に対応させて、前記制御端に供給される制御用の電力を補正するための補正回路と、を備えることを特徴とする。
(a)前記温度検出部は、水晶片に第1の電極を設けて構成した第1の水晶振動子と、水晶片に第2の電極を設けて構成した第2の水晶振動子と、これら第1の水晶振動子及び第2の水晶振動子に夫々接続された第1の発振回路及び第2の発振回路と、第1の発振回路の発振周波数をf1、基準温度における第1の発振回路の発振周波数をf1r、第2の発振回路の発振周波数をf2、基準温度における第2の発振回路の発振周波数をf2rとすると、f1とf1rとの差分に対応する値と、f2とf2rとの差分に対応する値と、の差分値に対応する値を温度検出値として求める周波数差検出部と、を備えること。
このとき、前記クロック出力用の発振回路と前記第1の発振回路及び第2の発振回路の一方とが共用されていること。
(b)前記電流制御素子は、p型の電界効果トランジスタ、n型の電界効果トランジスタ、pnp型のバイポーラトランジスタ、及びnpn型のバイポーラトランジスタからなる制御素子群から選ばれたものであること。また、前記サーミスタは、負特性サーミスタ、正特性サーミスタ、及びCTR(Critical Temperature Resistor)サーミスタからなるサーミスタ群から選ばれたものであること。
(c)前記電流制御素子は、ゲート側を制御端とし、ソース側に前記抵抗発熱部が接続されたp型の電界効果トランジスタであり、
前記補正回路は、前記制御端に対して互いに並列に接続された前記制御電力供給部との接続端と、前記電界効果トランジスタの駆動用の電力が供給される駆動電力供給端と、接地端と、これら制御端と接続端との間、制御端と駆動電力供給端との間、制御端と接地端との間に各々設けられた抵抗とを備え、前記サーミスタは、前記制御端と接地端との間に設けられた負特性サーミスタであること。このとき、前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化は、前記雰囲気の温度の上昇に伴って発振出力の周波数が低下し、且つ、下に凸の曲線形状を示す変化であり、前記周波数補正部は、前記制御電力供給部から加熱部に供給される制御用の電力が増加する方向に変化したとき、周波数補正値を減少させること。または、前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化は、前記雰囲気の温度の上昇に伴って発振出力の周波数が上昇し、且つ、上に凸の曲線形状を示す変化であり、前記周波数補正部は、前記制御電力供給部から加熱部に供給される制御用の電力が増加する方向に変化したとき、周波数補正値を増加させること。
(d)前記電流制御素子は、ゲート側を制御端とし、ソース側に前記抵抗発熱部が接続されたp型の電界効果トランジスタであり、前記補正回路は、前記制御端に対して互いに並列に接続された前記制御電力供給部との接続端と、前記電界効果トランジスタの駆動用の電力が供給される駆動電力供給端と、接地端と、これら制御端と接続端との間、制御端と駆動電力供給端との間、制御端と接地端との間に各々設けられた抵抗とを備え、前記サーミスタは、前記駆動電力供給端と接続端との間に設けられた負特性サーミスタであること。このとき、前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化は、前記雰囲気の温度の上昇に伴って発振出力の周波数が低下し、且つ、下に凸の曲線形状を示す変化であり、前記周波数補正部は、前記制御電力供給部から加熱部に供給される制御用の電力が増加する方向に変化したとき、周波数補正値を減少させること。または、前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化は、前記雰囲気の温度の上昇に伴って発振出力の周波数が上昇し、且つ、上に凸の曲線形状を示す変化であり、前記周波数補正部は、前記制御電力供給部から加熱部に供給される制御用の電力が増加する方向に変化したとき、周波数補正値を増加させること。
発振装置には、第1の水晶振動子10、第2の水晶振動子20と、これらの水晶振動子を発振させる第1の発振回路1、第2の発振回路2とが含まれる。第1の発振回路1、第2の発振回路2は、例えばコルピッツ型の発振回路により構成される。
第1の発振回路1からの周波数信号f1は、PLL回路部6内に設けられている後述のVCXO(Voltage Controlled Xtal Oscillator、電圧制御発振部)62から得られた周波数信号との位相比較が行われる基準周波数信号を生成する際のクロック信号に用いられる。さらに周波数信号f1は、水晶振動子10、20が置かれた雰囲気の温度(後述の容器71内の温度、「雰囲気温度」とも呼ぶ)を検出する目的にも用いられる。一方で、第2の発振回路2からの周波数信号f2は、水晶振動子10、20が置かれた雰囲気温度の検出の目的のみに用いられる。
これら補正値取得部51、第2の加算部52は、本発振装置の周波数補正部に相当する。
はじめに、実施の形態に係るヒーター回路4の構成、作用の理解を容易にするため、図4に示す比較例に係るヒーター回路4’を用いて、その動作及び当該ヒーター回路4’の出力調節に用いられる出力制御値の特性について説明する。
FET401のソース側の端子には、既述の抵抗回路402を介して、ヒーター用電力を供給するヒーター電源が接続されている一方で、ドレイン側の端子は接地されている。
これとは反対に、D/A変換部34側から供給される制御用の電力が減少すると、電力に比例してヒーター制御電圧が低くなり、ソース-ドレイン間を流れる電流が増大して、抵抗回路402、FET401の消費電力は大きくなる(ヒーター回路4’の出力が大きくなる)。
ヒーター回路4’の出力を小さくする必要が生じるのは、第1の水晶振動子10が置かれる雰囲気の温度が上昇したときであり、出力を大きくする必要が生じるのは、当該雰囲気温度が低下したときである。従って、雰囲気温度の温度検出値が高くなったら制御用の電力を増大させ、温度検出値が低くなったら制御用の電力を減少させるように、温度検出値とヒーター制御部33から出力される出力制御値との対応関係を設定すればよい。
一方で、第1の発振回路1から得た周波数信号f1をクロック信号として利用するPLL回路部6は、雰囲気温度が変化してクロック信号の周波数が変化してしまうと、周波数設定値からずれた出力周波数の周波数信号が出力されてしまう。
なお、図6の横軸は発振装置が置かれる雰囲気の温度を示し、縦軸は、周波数安定度(PLL回路部6の出力周波数foと周波数設定値fosとの差分値を周波数設定値fosにて除した値(ppb単位))を示している(図10、図13〜図15において同じ)。
そこで図1に示すように、ヒーター制御部33から出力される出力制御値を利用し、補正値取得部51にて所定のゲインを乗じることにより、図6(a)に破線で示す周波数補正値(出力制御値に線形的に対応する周波数補正値)の直線を得ることができる。言い替えると、ヒーター回路4’に供給されるヒーター制御電圧(ヒーター制御電力)と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との間には、傾きが負の対応関係がある(後述の図16(a)参照)。
このような偏差幅を低減するためには、図10(a)に破線で示すように、実際の出力周波数特性の変化に沿って、雰囲気温度の変化に応じて湾曲する曲線形状の補正値曲線を用いればよい。
例えばサーミスタ403が置かれている雰囲気温度が高くなると、FET401のゲート側の端子Aから見て接地側の抵抗(抵抗R3’とサーミスタ403との合成抵抗)が小さくなる。この結果、サーミスタ403を設けていない場合(接地側の抵抗が変化しない場合)と比べて、FET401に印加されるヒーター制御電圧は低くなるので、ソース-ドレイン間を流れる電流が増大し、抵抗回路402、FET401の消費電力はより大きくなる(ヒーター回路4の出力は大きくなる)。
ここで、図5に実線で示すように、ヒーター制御部33から出力される出力制御値が大きくなるに連れて、制御用の電力は増大する比例関係(線形的関係)にある。従って、図9に実線で示す曲線に沿って、ヒーターの制御電圧が変化する場合には、図10(a)に破線で示す補正値曲線に対応した出力制御値の特性が得られる。
なお、図10(a)においては、出力周波数特性と補正値曲線との識別を容易にするため、便宜上、これらの曲線を上下方向に離して記載してある。また、同図中の二点鎖線で示した直線は、参考として、サーミスタ403を設けない場合に補正値取得部51にて取得される補正値直線を示してある(上述のように、種々の設計変数が変更されているので、図6(a)に示す補正値直線とは必ずしも一致しない)。
例えば、図11に記載のヒーター回路4aは、D/A変換部34から出力された制御用の電力が重畳されるFET401のゲート側の端子Aと、駆動電源側の端子との間の抵抗R2’と直列にサーミスタ403aを設けた構成となっている。
例えば図13(a)に示すように、雰囲気温度の上昇に対して上がり傾向、且つ、下に凸の曲線となる場合もある。
この場合において、図4に示す比較例に係るヒーター回路4’を備える発振装置を用いる場合には、例えばヒーター制御部33から出力される出力制御値に対して、図6(a)に示す場合とは正負が反対となるように、補正値取得部51にて符号が反対のゲインを乗じる。この結果、図13(a)に破線で示す補正値直線が得られる。しかしながら、この補正値直線を用いた補正を行っても、出力周波数特性の湾曲に起因する偏差幅が残ってしまう点は、図6(b)を用いて示した例と同様である(図13(b))。
なお、図14においても、出力周波数特性と補正値曲線との識別を容易にするため、便宜上、これらの曲線を上下方向に離して記載してある。
また、電流制御素子としても、既述のp型のFET401の他、n型のFET401aやpnp型のバイポーラトランジスタ401b、npn型のバイポーラトランジスタ401cについても利用することができる(以下、バイポーラトランジスタ401b、401cは、単に「トランジスタ401b、401c」と呼ぶ。)。さらには、サーミスタ403についても、既述のNTCの他、図17(a)に示す温度−抵抗特性を持つPTC(Positive Temperature Coefficient:正特性)型や図17(b)に示す温度−抵抗特性を持つCTR(Critical Temperature Resistor)型も存在する。これらPTC型やCTR型のサーミスタ403についても、プリント基板72上におけるサーミスタ403の配置位置や図7における駆動電源側の抵抗R1、R2、R3’の各定数の調節などにより、使用範囲内において所望の曲線形状を呈する温度−抵抗特性を利用することができる。
1番目の適用例として、図6(a)に示す雰囲気温度の上昇に対して下がり傾向、且つ、下に凸の曲線である出力周波数特性を補正する補正値曲線を得るためには、図18(c)、図19(c)、図20(c)、図21(c)に示す雰囲気温度−ヒーター制御電力特性が得られるヒーター回路4、4a〜4gを用いる。
そして、図18(c)、図19(c)の雰囲気温度−ヒーター制御電力特性に対しては、ヒーター制御電力と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との対応関係の傾きが負となるように、ヒーター制御部33や補正値取得部51におけるゲインなどの設定を行う(図16(a))。また、図20(c)、図21(c)の雰囲気温度−ヒーター制御電力特性に対しては、ヒーター制御電力と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との対応関係の傾きが正になるように、同様の設定を行う(図16(b))。
そして、図18(c)、図19(c)の雰囲気温度−ヒーター制御電力特性に対しては、ヒーター制御電力と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との対応関係の傾きが正となるように、ヒーター制御部33や補正値取得部51におけるゲインなどの設定を行う(図16(b))。また、図20(c)、図21(c)の雰囲気温度−ヒーター制御電力特性に対しては、ヒーター制御電力と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との対応関係の傾きが負になるように、同様の設定を行う(図16(a))。
そして、図18(d)、図19(d)の雰囲気温度−ヒーター制御電力特性に対しては、ヒーター制御電力と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との対応関係の傾きが正となるように、ヒーター制御部33や補正値取得部51におけるゲインなどの設定を行う(図16(b))。また、図20(d)、図21(d)の雰囲気温度−ヒーター制御電力特性に対しては、ヒーター制御電力と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との対応関係の傾きが負になるように、同様の設定を行う(図16(a))。
そして、図18(d)、図19(d)の雰囲気温度−ヒーター制御電力特性に対しては、ヒーター制御電力と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との対応関係の傾きが負となるように、ヒーター制御部33や補正値取得部51におけるゲインなどの設定を行う(図16(a))。また、図20(d)、図21(d)の雰囲気温度−ヒーター制御電力特性に対しては、ヒーター制御電力と、補正値取得部51から出力される周波数補正値との対応関係の傾きが正になるように、同様の設定を行う(図16(b))。
例えば、前記偏差分に比例ゲインを乗算して得た比例演算値と、前記偏差分の時間積分値に積分ゲインを乗算して得た積分演算値との合計値であるPI演算値を出力制御値としてもよい。また、前記比例演算値を出力制御値に採用してもよい。
さらには、温度検出部の構成として、第1、第2の水晶振動子10、20、第1、第2の発振回路1、2、及び周波数差検出部31を設ける場合に限定されるものではない。温度検出部として、例えばサーミスタや熱電対を利用してもよい。
10 第1の水晶振動子
2 第2の発振回路
20 第2の水晶振動子
31 周波数差検出部
32 第1の加算部
33 ヒーター制御部
34 D/A変換部
4、4a、4’
ヒーター回路
401 FET
402 抵抗回路
403、403a
サーミスタ
51 補正値取得部
52 第2の加算部
6 PLL回路部
61 VCXO制御部
62 VCXO
Claims (11)
- 水晶振動子に接続されたクロック出力用の発振回路の出力をクロック信号とし、周波数設定値に応じた発振出力を生成するためのPLL回路部を備えた発振装置であって、
前記水晶振動子が置かれる雰囲気の温度の一定化を図るための加熱部と、
前記水晶振動子が置かれる雰囲気の温度を検出する温度検出部と、
前記加熱部の温度設定値と、前記温度検出部にて検出した温度検出値との偏差分を取り出し、前記加熱部の出力を調節するための前記偏差分に対応した出力制御値を出力する制御値取得部と、
前記加熱部に対し、前記出力制御値に線形的に対応する制御用の電力を供給する制御電力供給部と、
前記雰囲気の温度が前記加熱部の温度設定値と異なることに起因して前記クロック信号が変化することに基づく前記発振出力の周波数の周波数設定値からの周波数偏差を補正するために、前記制御値取得部から出力された出力制御値に線形的に対応する周波数補正値を取得し、前記周波数設定値から前記周波数補正値を差し引く周波数補正部と、を備え、
前記加熱部は、
抵抗発熱部と、
前記抵抗発熱部に接続されると共に、前記制御電力供給部から供給される制御用の電力が供給される制御端を備え、前記制御用の電力に基づいて前記抵抗発熱部を流れる電流を制御する電流制御素子と、
前記制御電力供給部と電流制御素子の制御端との間に設けられ、前記雰囲気の温度に応じて抵抗値が非線形に変化するサーミスタを含み、前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化に対応させて、前記制御端に供給される制御用の電力を補正するための補正回路と、を備えることを特徴とする発振装置。 - 前記温度検出部は、
水晶片に第1の電極を設けて構成した第1の水晶振動子と、
水晶片に第2の電極を設けて構成した第2の水晶振動子と、
これら第1の水晶振動子及び第2の水晶振動子に夫々接続された第1の発振回路及び第2の発振回路と、
第1の発振回路の発振周波数をf1、基準温度における第1の発振回路の発振周波数をf1r、第2の発振回路の発振周波数をf2、基準温度における第2の発振回路の発振周波数をf2rとすると、f1とf1rとの差分に対応する値と、f2とf2rとの差分に対応する値と、の差分値に対応する値を温度検出値として求める周波数差検出部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の発振装置。 - 前記クロック出力用の発振回路と前記第1の発振回路及び第2の発振回路の一方とが共用されていることを特徴とする請求項2に記載の発振装置。
- 前記電流制御素子は、p型の電界効果トランジスタ、n型の電界効果トランジスタ、pnp型のバイポーラトランジスタ、及びnpn型のバイポーラトランジスタからなる制御素子群から選ばれたものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の発振装置。
- 前記サーミスタは、負特性サーミスタ、正特性サーミスタ、及びCTR(Critical Temperature Resistor)サーミスタからなるサーミスタ群から選ばれたものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の発振装置。
- 前記電流制御素子は、ゲート側を制御端とし、ソース側に前記抵抗発熱部が接続されたp型の電界効果トランジスタであり、
前記補正回路は、前記制御端に対して互いに並列に接続された前記制御電力供給部との接続端と、前記電界効果トランジスタの駆動用の電力が供給される駆動電力供給端と、接地端と、これら制御端と接続端との間、制御端と駆動電力供給端との間、制御端と接地端との間に各々設けられた抵抗とを備え、前記サーミスタは、前記制御端と接地端との間に設けられた負特性サーミスタであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の発振装置。 - 前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化は、前記雰囲気の温度の上昇に伴って発振出力の周波数が低下し、且つ、下に凸の曲線形状を示す変化であり、
前記周波数補正部は、前記制御電力供給部から加熱部に供給される制御用の電力が増加する方向に変化したとき、周波数補正値を減少させることを特徴とする請求項5に記載の発振装置。 - 前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化は、前記雰囲気の温度の上昇に伴って発振出力の周波数が上昇し、且つ、上に凸の曲線形状を示す変化であり、
前記周波数補正部は、前記制御電力供給部から加熱部に供給される制御用の電力が増加する方向に変化したとき、周波数補正値を増加させることを特徴とする請求項5に記載の発振装置。 - 前記電流制御素子は、ゲート側を制御端とし、ソース側に前記抵抗発熱部が接続されたp型の電界効果トランジスタであり、
前記補正回路は、前記制御端に対して互いに並列に接続された前記制御電力供給部との接続端と、前記電界効果トランジスタの駆動用の電力が供給される駆動電力供給端と、接地端と、これら制御端と接続端との間、制御端と駆動電力供給端との間、制御端と接地端との間に各々設けられた抵抗とを備え、前記サーミスタは、前記駆動電力供給端と接続端との間に設けられた負特性サーミスタであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の発振装置。 - 前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化は、前記雰囲気の温度の上昇に伴って発振出力の周波数が低下し、且つ、下に凸の曲線形状を示す変化であり、
前記周波数補正部は、前記制御電力供給部から加熱部に供給される制御用の電力が増加する方向に変化したとき、周波数補正値を減少させることを特徴とする請求項9に記載の発振装置。 - 前記雰囲気の温度の変化に対する前記発振出力の周波数の非線形な変化は、前記雰囲気の温度の上昇に伴って発振出力の周波数が上昇し、且つ、上に凸の曲線形状を示す変化であり、
前記周波数補正部は、前記制御電力供給部から加熱部に供給される制御用の電力が増加する方向に変化したとき、周波数補正値を増加させることを特徴とする請求項9に記載の発振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030377A JP6707366B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 発振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030377A JP6707366B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 発振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017147705A true JP2017147705A (ja) | 2017-08-24 |
JP6707366B2 JP6707366B2 (ja) | 2020-06-10 |
Family
ID=59682335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016030377A Active JP6707366B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 発振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6707366B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04150305A (ja) * | 1990-10-11 | 1992-05-22 | Fujitsu Ltd | 発振回路 |
JP2005165630A (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-23 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 温度制御回路とそれを用いた恒温槽型圧電発振器 |
JP2014068316A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 発振装置 |
JP2014099807A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 発振装置 |
-
2016
- 2016-02-19 JP JP2016030377A patent/JP6707366B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04150305A (ja) * | 1990-10-11 | 1992-05-22 | Fujitsu Ltd | 発振回路 |
JP2005165630A (ja) * | 2003-12-02 | 2005-06-23 | Toyo Commun Equip Co Ltd | 温度制御回路とそれを用いた恒温槽型圧電発振器 |
JP2014068316A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 発振装置 |
JP2014099807A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 発振装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6707366B2 (ja) | 2020-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107134995B (zh) | 附恒温槽的晶体振荡器 | |
JP5931628B2 (ja) | 水晶発振器 | |
US7482889B2 (en) | Apparatus and method of temperature compensating an ovenized oscillator | |
JP6190664B2 (ja) | 水晶発振器 | |
US8729978B2 (en) | Quartz-crystal controlled oscillator | |
US20060202772A1 (en) | Temperature-compensated piezoelectric oscillator | |
JP2008507174A (ja) | 温度補償恒温槽制御水晶発振器 | |
JP5946737B2 (ja) | 発振装置 | |
JP6045961B2 (ja) | 水晶発振器及び発振装置 | |
JP6548411B2 (ja) | 発振装置 | |
CN106664060B (zh) | 振荡装置 | |
JP6060011B2 (ja) | 発振器 | |
JP6707366B2 (ja) | 発振装置 | |
TW201518893A (zh) | 溫度控制裝置及振盪裝置 | |
JP2015061171A (ja) | 発振装置 | |
JP5977197B2 (ja) | 温度制御回路、恒温槽型圧電発振器、および温度制御方法 | |
JP2011091691A (ja) | 恒温型とした電圧制御水晶発振器 | |
JPH0846427A (ja) | 電圧制御型水晶発振器 | |
JP2002135051A (ja) | 圧電発振器 | |
JP5918546B2 (ja) | 温度補償型水晶発振器 | |
JP2015056728A (ja) | 発振器 | |
JP2014146958A (ja) | 水晶発振器 | |
JP2004104609A (ja) | 温度補償型圧電発振器 | |
JP2015119212A (ja) | 発振器 | |
JP2015126249A (ja) | 発振装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20181212 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191001 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200512 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200520 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6707366 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |