JP2017147486A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに対して無線通信に関する通信不能状態を解消するための移動を促すことができる無線通信装置を提供する。【解決手段】アクセスポイントと無線通信可能状態であると判定される場合に、位置測定部50により測定された位置情報がメモリ22に順次記憶され、通信不能状態であると判定される場合に、メモリ22に記憶される位置情報に基づいて移動目標位置が設定される。そして、設定された移動目標位置に向かうための移動方向が表示部24に表示されて報知される。【選択図】図3

Description

本発明は、携帯型の無線通信装置に関するものである。
従来、携帯型の無線通信装置に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される移動通信システムが知られている。この移動通信システムでは、サービスエリアを分割したそれぞれの無線ゾーンに、自局で使用できる通信用チャネルの使用状態を把握する機能と、移動端末(無線通信装置)がサービスエリアの圏外にあるか否かを判定する為の圏外判定用チャネルの信号を送出する機能を有する無線基地局が設けられている。そして、移動端末は、通信用チャネルの信号を用いて対応する無線基地局を経由して所望の相手と通信し、圏外判定用チャネルの信号を受信して圏外判定を行うように構成する。これにより、周波数f1〜fnの信号のRSSIの値が全てしきい値以下であることを検出することなく圏外判定を行うことができるので、移動端末が圏外判定を行う際の消費電力の削減を図ることができる。
特開平07−135683号公報
ところで、従来の携帯型の無線通信装置では、無線通信しながら移動している際に通信不能な状態になると、その旨が表示部等に表示されて報知される。この場合、ユーザは、通信不能になった状態の原因が、無線基地局(アクセスポイント)の通信圏外に移動したためなのか、それとも、無線通信装置やソフトの不具合で起因するものなのか、すぐに判断できない場合がある。例えば、工場内等において今まで問題なく無線通信できていた場所であっても、無線通信を妨げやすい金属製の収容棚等が新たに配置されたために無線通信環境が意図せずに変わってしまい、無線通信できなくなる場所ができてしまう場合があるからである。このような場合には、ユーザは、移動することで無線通信不能状態が解消できるにも関わらず、無線通信不能になった状態の原因をすぐに把握できないため、その通信不能状態を早急に解消できないという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ユーザに対して無線通信に関する通信不能状態を解消するための移動を促すことができる無線通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、無線通信部(28)を有し、無線基地局(2)を経由して外部(3)と無線通信する携帯型の無線通信装置(10)であって、当該無線通信装置の位置を測定する位置測定部(50)と、前記無線通信部による前記無線基地局との無線通信が通信可能状態および通信不能状態のいずれであるかについて判定する判定部(21)と、前記判定部により通信可能状態であると判定される場合に、前記位置測定部により測定された位置情報が順次記憶される記憶部(22)と、前記判定部により通信不能状態であると判定される場合に、前記記憶部に記憶される前記位置情報に基づいて、前記無線通信部による前記無線基地局との無線通信が通信可能状態となるための移動目標位置を設定する設定部(21)と、前記設定部により設定された前記移動目標位置に向かうための移動方向を報知する報知部(24)と、を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、判定部により通信可能状態であると判定される場合に、位置測定部により測定された位置情報が記憶部に順次記憶され、判定部により通信不能状態であると判定される場合に、記憶部に記憶される位置情報に基づいて移動目標位置が設定部により設定される。そして、設定部により設定された移動目標位置に向かうための移動方向が報知部により報知される。
これにより、通信不能状態になると、通信可能状態であるときに記憶されていた位置情報に基づいて移動目標位置が設定されてその移動目標位置に向かうための移動方向が報知されるので、ユーザに対して無線通信に関する通信不能状態を解消するための移動を容易に促すことができる。
請求項2の発明では、判定部により通信不能状態であると判定される場合に、記憶部に記憶される複数の位置情報のうち最新の位置情報に対応する位置が設定部により移動目標位置として設定される。
このように、通信可能状態と判定されていた最新の位置情報に対応する位置を移動目標位置として設定することで、通信実績のある位置を移動目標とすることができ、その移動目標位置に向かうことで通信不能状態を確実に解消することができる。
請求項3の発明では、判定部により通信不能状態であると判定される場合に、記憶部に記憶される複数の位置情報のうち当該無線通信装置の位置から最も近くなる位置情報に対応する位置が設定部により移動目標位置として設定される。
このように、通信可能状態と判定されていた最も近くなる位置情報に対応する位置を移動目標位置として設定することで、通信不能状態を解消するまでに必要な移動距離が短くなり、通信不能状態を早急に解消することができる。
請求項4の発明では、記憶部には、判定部により通信可能状態であると判定される場合に、一定時間ごとに位置測定部により測定された位置情報が受信信号強度測定部により測定された受信信号強度に関連付けられて順次記憶される。そして、判定部により通信不能状態であると判定される場合に、記憶部に記憶される位置情報および受信信号強度に基づいて、設定部により移動目標位置が設定される。
これにより、通信不能状態になると、通信可能状態であるときに記憶されていた位置情報および受信信号強度の双方に基づいて移動目標位置が設定されるので、受信信号強度をも考慮した最適な移動目標位置を設定しやすくなり、その移動目標位置に向かうことで通信不能状態を確実に解消することができる。
請求項5の発明では、判定部により通信不能状態であると判定される場合に、記憶部に記憶される複数の受信信号強度のうち最も高くなる受信信号強度に関連付けられる位置情報に対応する位置が設定部により移動目標位置として設定される。
このように、最も高くなる受信信号強度に関連付けられる位置情報に対応する位置を移動目標位置として設定することで、受信信号強度が高くなりやすい位置を移動目標とすることができ、その移動目標位置に向かうことで通信不能状態を確実に解消することができる。
請求項6の発明では、一定時間と異なる間隔にて受信信号強度測定部により測定された受信信号強度と前回の測定結果との差が所定の閾値以上となる信号変化発生状態であるか否かについて信号変化発生判定部により判定される。そして、記憶部には、判定部により通信可能状態であると判定される場合において、一定時間ごとに位置測定部により測定された位置情報が受信信号強度測定部により測定された受信信号強度に関連付けられて順次記憶されるとともに、信号変化発生判定部により信号変化発生状態であると判定されると、当該信号変化発生状態にて位置測定部により測定された位置情報が受信信号強度測定部により測定された受信信号強度に関連付けられて記憶される。
これにより、通信可能状態にて定期的に測定される位置情報および受信信号強度だけでなく受信信号強度が急変した際に測定される位置情報および受信信号強度も記憶部に記憶されるため、無線通信環境をより考慮した移動目標位置を設定でき、その移動目標位置に向かうことで通信不能状態を確実に解消することができる。
請求項7の発明では、移動方向に加えて、設定部により設定された移動目標位置までの距離が報知部により報知されるので、ユーザは移動目標となる位置を明確に知得することができ、移動目標の報知に関して利便性を高めることができる。
第1実施形態に係る無線タグリーダを備える無線通信システムの構成概要を示す説明図である。 図1の無線タグリーダの構成概要を示す説明図であり、図2(A)は平面図を示し、図2(B)は側面図を示す。 図3(A)は、図1の無線タグリーダの電気的構成を例示するブロック図であり、図3(B)は、図3(A)の無線タグ処理部を概略的に例示するブロック図であり、図3(C)は、図3(A)の情報コード読取部を概略的に例示するブロック図である。 無線タグの電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 第1実施形態に係る制御部による通信圏内誘導処理の流れを例示するフローチャートである。 図6(A)は、通信圏内での表示状態を示す説明図であり、図6(B)は、通信圏外での表示状態を示す説明図である。 第1実施形態において無線タグリーダの測定位置の時間変化と設定される移動目標位置との関係を示す説明図である。 第2実施形態において無線タグリーダの測定位置の時間変化と設定される移動目標位置との関係を示す説明図である。 第3実施形態に係る制御部による通信圏内誘導処理の流れを例示するフローチャートである。 第3実施形態において無線タグリーダの測定位置の時間変化と設定される移動目標位置との関係を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る無線通信装置を無線タグリーダに適用した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す無線タグリーダ10は、ユーザによって携帯されて様々な場所で用いられる携帯型の情報読取端末として構成されており、アンテナを介して送受信される電波を媒介として無線タグ(RFIDタグ)60に記憶されている情報を読み書きする機能に加えて、バーコードや二次元コードなどの情報コードを読み取る情報コードリーダとしての機能を兼ね備え、読み取りを二方式で行いうる構成となっている。また、無線タグリーダ10は、読み取った情報をアクセスポイント2等の無線基地局や所定のネットワークN等を経由してサーバ3等の外部に送信する無線通信機能を有するように構成されており、これら複数の無線タグリーダ10とサーバ3とを備えるように無線通信システム1が構成されている。なお、図1では、便宜上、複数の無線タグリーダ10のうち1つのみを図示している。
本実施形態では、無線タグ60をそれぞれ付した管理対象の製品が例えば倉庫のような比較的広い読取対象エリア内の所定の棚等に配置されている状況において、無線タグリーダ10は、無線通信にて読み取った各無線タグ60の情報を、所定のタイミングにて無線通信圏内となるアクセスポイント2を介してサーバ3に送信するように機能する。サーバ3は、各無線タグリーダ10が送信した読み取り結果をアクセスポイント2等を介してそれぞれ受信して管理するように構成されている。
図2(A),(B)に示すように、無線タグリーダ10は、ABS樹脂等の合成樹脂材料により形成される上側ケース11aおよび下側ケース11bが組み付けられて構成される長手状の筐体11によって外郭が形成されている。また、上側ケース11aには、所定の情報を入力する際に操作されるファンクションキーおよびテンキー等のキー操作部25や、所定の情報を表示するための表示部24等が配置されている。また、下側ケース11bには、下方に向けて開口する読取口12が形成されている。
図3(A)に示すように、無線タグリーダ10の筐体11内には、無線タグリーダ10全体を制御する制御部21が設けられている。この制御部21は、マイコンを主体として構成されるものであり、CPU、システムバス、入出力インタフェース等を有し、メモリ22とともに情報処理装置を構成している。メモリ22には、無線タグ60を無線通信にて読み取る読取処理を実行するためのプログラムや撮像した情報コードを光学的に読み取るデコード処理を実行するためのプログラム、後述する通信圏内誘導処理を実行するためのプログラム等が制御部21により実行可能に予め格納されている。また、制御部21には、LED23、表示部24、キー操作部25、バイブレータ26、ブザー27、外部インタフェース28などが接続されている。
キー操作部25は、制御部21に対して操作信号を与える構成をなしており、制御部21は、この操作信号を受けて操作信号の内容に応じた動作を行う。また、LED23、表示部24、バイブレータ26およびブザー27は、制御部21によって制御される構成をなしており、それぞれ、制御部21からの指令を受けて動作する。
外部インタフェース28は、アクセスポイント2等の無線基地局を介してサーバ3等の外部機器との間で無線通信を利用してデータ通信を行う無線通信部として機能するものであり、制御部21と協働して無線通信処理を行う構成をなしている。また、筐体11内には、電源部29が設けられており、この電源部29やバッテリ29aによって制御部21や各種電気部品に電力が供給されるようになっている。
また、制御部21には、無線タグ処理部30、情報コード読取部40および位置測定部50が接続されている。
まず、無線タグ処理部30について、図3(B)を用いて説明する。
無線タグ処理部30は、アンテナ34および制御部21と協働して無線タグ60との間で電磁波による通信を行ない、無線タグ60に記憶されるデータの読取り、或いは無線タグ60に対するデータの書込みを行なうように機能するものである。この無線タグ処理部30は、公知の電波方式で伝送を行う回路として構成されており、図3(B)にて概略的に示すように、送信回路31、受信回路32、整合回路33などを有している。
送信回路31は、キャリア発振器、符号化部、増幅器、送信部フィルタ、変調部などによって構成されており、キャリア発振器から所定の周波数のキャリア(搬送波)が出力される構成をなしている。また、符号化部は、制御部21に接続されており、当該制御部21より出力される送信データを符号化して変調部に出力している。変調部は、キャリア発振器からのキャリア(搬送波)、及び符号化部からの送信データが入力される部分であり、キャリア発振器より出力されるキャリア(搬送波)に対し、通信対象へのコマンド送信時に符号化部より出力される符号化された送信符号(変調信号)によってASK(Amplitude Shift Keying)変調された被変調信号を生成し、増幅器に出力している。増幅器は、入力信号(変調部によって変調された被変調信号)を所定のゲインで増幅し、その増幅信号を送信部フィルタに出力しており、送信部フィルタは、増幅器からの増幅信号をフィルタリングした送信信号を、整合回路33を介してアンテナ34に出力している。このようにしてアンテナ34に送信信号が出力されると、その送信信号が送信電波として当該アンテナ34より外部に放射される。
一方、アンテナ34によって受信された応答信号は、整合回路33を介して受信回路32に入力される。この受信回路32は、受信部フィルタ、増幅器、復調部、二値化処理部、複号化部などによって構成されており、アンテナ34を介して受信された応答信号を受信部フィルタによってフィルタリングした後、増幅器によって増幅し、その増幅信号を復調部によって復調する。そして、その復調された信号波形を二値化処理部によって二値化し、復号化部にて復号化した後、その復号化された信号を受信データとして制御部21に出力している。
ここで、無線タグリーダ10の読取対象となる無線タグ60の電気的構成について、図4を参照して説明する。
図4に示すように、無線タグ60は、アンテナ61,電源回路62,復調回路63,制御回路64,メモリ65,変調回路66などによって構成されている。電源回路62は、アンテナ61を介して受信した無線タグリーダ10からの送信信号(キャリア信号)を整流、平滑して動作用電源を生成するものであり、その動作用電源を、制御回路64をはじめとする各構成要素に供給している。
また、復調回路63は、送信信号(キャリア信号)に重畳されているデータを復調して制御回路64に出力している。メモリ65は、ROM,EEPROM等の各種半導体メモリによって構成されており、制御プログラムや無線タグ60を識別するための識別情報(タグID)、或いは無線タグ60の用途に応じたデータなどが記憶されている。制御回路64は、メモリ65から上記情報やデータを読み出し、それを送信データとして変調回路66に出力する構成をなしており、変調回路66は、応答信号(キャリア信号)を当該送信データで負荷変調してアンテナ61から反射波として送信するように構成されている。
次に、情報コード読取部40について、図3(C)を用いて説明する。
情報コード読取部40は、情報コードを光学的に読み取るように機能するもので、図3(C)に示すように、CCDエリアセンサからなる受光センサ43、結像レンズ42、複数個のLEDやレンズ等から構成される照明部41などを備えた構成をなしており、制御部21と協働して読取対象Rに付された情報コードC(バーコードや二次元コード)を読み取るように機能する。
この情報コード読取部40によって読み取りを行う場合、まず、制御部21によって指令を受けた照明部41から照明光Lfが出射され、この照明光Lfが読取口12を通って読取対象Rに照射される。そして、照明光Lfが情報コードCにて反射した反射光Lrは読取口12を通って装置内に取り込まれ、結像レンズ42を通って受光センサ43に受光される。読取口12と受光センサ43との間に配される結像レンズ42は、情報コードCの像を受光センサ43上に結像させる構成をなしており、受光センサ43はこの情報コードCの像に応じた受光信号を出力する。受光センサ43から出力された受光信号は、画像データとしてメモリ22(図3(A))に記憶され、情報コードCに含まれる情報を取得するためのデコード処理に用いられるようになっている。なお、情報コード読取部40には、受光センサ43からの信号を増幅する増幅回路や、その増幅された信号をデジタル信号に変換するAD変換回路等が設けられているがこれらの回路については図示を省略している。
次に、位置測定部50について説明する。
位置測定部50は、地磁気等を利用した電子コンパスを備え、無線タグリーダ10の向き(ユーザから見て表示部24側の向き:図2(A)の矢印α参照)がどの方向に向いているかを測定可能に構成されている。また、位置測定部50は、上記電子コンパスやGPS、Wifi、BLE(Bluetooth Low Energy)、ビーコン等の少なくとも1つを利用して無線タグリーダ10の位置を測定可能な公知の位置測定手段を有するように構成されている。この位置測定部50は、無線タグリーダ10の向きや位置に関する情報を制御部21に対して出力するように構成されている。
なお、位置測定部50は、例えば、3軸方向の加速度を検出する3軸加速度センサ等を利用して、無線タグリーダ10の移動量を測定可能な機能を有するように構成されてもよい。この構成では、位置測定部50は、所定の基準位置からの相対移動位置を測定でき、この測定結果を利用して無線タグリーダ10の位置を測定することができる。
次に、無線タグリーダ10の制御部21にて実行される通信圏内誘導処理について、図5〜図7を参照して説明する。
上述した読取対象エリアの各無線タグ60の情報を読み取る場合には、無線タグ処理部30を利用した読取処理を制御部21にて実行し、その状態の無線タグリーダ10を読み取るべき無線タグ60に近づける読取作業がなされる。この読取処理によって取得されたデータは、所定のタイミングにて通信可能状態であるアクセスポイント2等を介してサーバ3に送信される。
各無線タグ60が読取対象エリア内にて広く分散して配置されている場合には、無線タグ60を読み取り可能な状態の無線タグリーダ10を携帯して読取対象エリアを移動する必要があり、このように移動しながら無線タグリーダ10を用いて読み取る際、移動先によってはアクセスポイント2との無線通信が通信不能状態になる場合がある。
そこで、本実施形態では、移動によって生じた無線通信に関する通信不能状態を解消するため、制御部21にて無線タグ60を読み取るための読取処理と並行して通信圏内誘導処理を実行することで、ユーザに対して無線通信に関する通信不能状態を解消するため通信圏内への移動を促す。
以下、位置測定部50にて測定される無線タグリーダ10の位置を利用して、ユーザに対して通信不能状態を解消するための移動を促す通信圏内誘導処理について、図5に示すフローチャート参照して詳述する。
キー操作部25に対して所定の操作がなされることで、制御部21により読取処理とともに通信圏内誘導処理が開始されると、通信圏内誘導処理では、まず、図5のステップS101に示す初期設定処理がなされる。この処理では、位置測定部50の測定結果を使用して無線タグリーダ10の位置が測定可能な状態になる。また、図略のタイマにより後述する通信待ち時間T1が経過しているか否かを判定するための経過時間Tがリセットされる。
次に、ステップS103に示す判定処理にて、経過時間Tと通信待ち時間T1とを比較することで、通信待ち時間が経過しているか否かについて判定される。ここで、通信待ち時間T1は、例えば、10秒に設定されており、経過時間Tがリセットされてから通信待ち時間T1を経過していない場合には、ステップS103にてNoと判定される。そして、ステップS105に示す判定処理にて、アクセスポイント2との無線通信に関して通信可能状態、具体的には、例えば、読取処理によって取得されたデータをアクセスポイント2に送信可能な通信可能状態であるか否かについて判定される。なお、上記ステップS105の判定処理を行う制御部21は、「判定部」の一例に相当し得る。
ここで、アクセスポイント2の通信圏内であり通信可能状態であると判定されると(S105でYes)、ステップS107に示す通信情報表示処理がなされる。この処理では、例えば、図6(A)に例示するように、アクセスポイント2と通信可能であることを示す通信情報24aが表示部24に表示される。この通信情報24aは、アクセスポイント2と通信可能であることだけでなく、アンテナマーク近傍の棒状マークの数等に応じて、その通信可能な状態でのアクセスポイント2との通信品質をも示すように表示される。そして、通信待ち時間が経過するまでステップS103にてNoと判定されて、通信圏内である場合には(S105でYes)、通信情報24aを表示部24に表示した状態が継続される(S107)。
そして、経過時間Tが通信待ち時間T1を経過すると(S103でYes)、ステップS109に示す位置情報記憶処理がなされる。この処理では、現時点において位置測定部50にて測定される無線タグリーダ10の位置がメモリ22に記憶される。その後、経過時間Tがリセットされ、上記ステップS103からの処理が繰り返される。すなわち、通信圏内である場合、メモリ22には、通信待ち時間T1ごと(例えば10秒ごと)に無線タグリーダ10の位置が順次記憶される。なお、メモリ22は、「記憶部」の一例に相当し得る。
例えば、図7に例示するように、最初の通信待ち時間T1経過時の無線タグリーダ10の位置がP1として測定されてメモリ22に記憶される。そして、無線タグリーダ10を携帯するユーザが未読の無線タグ60を読み取るために移動することで、通信待ち時間T1が経過するごとに、無線タグリーダ10の位置がP2〜P6として測定されて、順次メモリ22に記憶される。なお、図7では、ユーザが移動する床面に沿うXY平面について、無線タグリーダ10の測定位置の時間変化を示しており、通信圏内での移動を実線にて示し、通信圏外での移動を破線にて示している。
その後、無線タグリーダ10を携帯するユーザが移動することでアクセスポイント2との間で読取処理による取得データを送信不能な通信不能状態になると、通信圏外であるとして、ステップS105にてNoと判定される。この場合には、ステップS111に示す圏外位置測定処理がなされ、現時点における無線タグリーダ10の位置が位置測定部50により圏外位置として測定される。次に、ステップS113に示す移動目標設定処理がなされる。この処理では、まず、メモリ22に記憶される複数の無線タグリーダ10の位置のうち、最新の位置情報に対応する位置が移動目標位置として設定される。続いて、上記圏外位置から上述のように設定された移動目標位置に向かう移動方向が移動目標方向として設定されるとともに、移動目標位置までの距離が算出されて設定される。なお、上述のように移動目標位置を設定する制御部21は、「設定部」の一例に相当し得る。
例えば、図7に例示するように圏外位置がPaとして測定される場合には、この圏外位置Paから最新の位置情報に対応する位置であるP6に向かう移動方向が移動目標方向として設定されるとともに(図7の矢印Fa参照)、上記移動目標位置までの距離が算出されて設定される。
上述のように移動目標方向等が設定されると、ステップS115に示す報知処理がなされ、通信圏外であることを示す情報24bが表示されて報知されるとともに、表示部24に上述のように設定された移動目標方向および移動距離が表示されて報知される。例えば、図7に例示するように圏外位置がPaとして測定される場合には、移動目標方向Faと位置測定部50にて測定される無線タグリーダ10の向きとに基づいて、その向きの無線タグリーダ10を携帯するユーザが移動すべき方向が移動方向24cとして表示部24に表示される。また、算出された上記移動目標位置までの距離が移動距離24dとして具体的な数値を用いて表示部24に表示される。なお、表示部24は、「報知部」の一例に相当し得る。
上述のように移動目標方向および移動距離が表示されると、再びステップS105以降の処理がなされ、通信圏内と判定されるまでステップS111以降の処理が繰り返されることで、無線タグリーダ10を通信圏内に移動させるための移動方向等が報知される状態が継続する。
このような移動方向等の報知を受けたユーザがその報知の指示に従いアクセスポイント2と通信可能な位置まで移動すると、ステップS105にてYesと判定されて、再びステップS107以降の処理がなされる。これにより、無線タグリーダ10は、上記読取処理によって取得されたデータをアクセスポイント2に送信可能な通信可能状態に復帰することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る無線タグリーダ10では、アクセスポイント2との無線通信に関して通信可能状態であると判定される場合に(S105でYes)、位置測定部50により測定された位置情報がメモリ22に順次記憶され(S109)、通信不能状態であると判定される場合に(S105でNo)、メモリ22に記憶される位置情報に基づいて移動目標位置が設定される(S113)。そして、設定された移動目標位置に向かうための移動方向が表示部24に表示されて報知される(S115)。
これにより、通信不能状態になると、通信可能状態であるときに記憶されていた位置情報に基づいて移動目標位置が設定されてその移動目標位置に向かうための移動方向が報知されるので、ユーザに対して無線通信に関する通信不能状態を解消するための移動を容易に促すことができる。
特に、通信不能状態であると判定される場合に、メモリ22に記憶される複数の位置情報のうち最新の位置情報に対応する位置(図7の例ではP6)が移動目標位置として設定される。
このように、通信可能状態と判定されていた最新の位置情報に対応する位置を移動目標位置として設定することで、通信実績のある位置を移動目標とすることができ、その移動目標位置に向かうことで通信不能状態を確実に解消することができる。
また、上記報知処理では、移動方向に加えて、移動目標位置までの距離が表示部24の表示により報知されるので、ユーザは移動目標となる位置を明確に知得することができ、移動目標の報知に関して利便性を高めることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る無線タグリーダについて、図8を参照して説明する。
本第2実施形態に係る無線タグリーダ10は、上記ステップS113の移動目標設定処理に関して移動目標位置の設定方法が、上記第1実施形態に係る無線タグリーダと異なる。したがって、第1実施形態の無線タグリーダと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、上述した通信圏内誘導処理において、上記ステップS113の移動目標設定処理では、現時点における無線タグリーダ10の位置から最も近くなる位置情報に対応する位置が移動目標位置として設定される。
具体的には、図8に例示するように圏外位置がPbとして測定される場合には、この圏外位置Pbから最も近くなる位置情報に対応する位置であるP1に向かう移動方向が移動目標方向として設定される(図8の矢印Fb参照)。
このように、通信可能状態と判定されていた最も近くなる位置情報に対応する位置を移動目標位置として設定することで、通信不能状態を解消するまでに必要な移動距離が短くなり、通信不能状態を早急に解消することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る無線タグリーダについて、図9および図10を参照して説明する。
本第3実施形態に係る無線タグリーダ10は、上記ステップS113の移動目標設定処理に関してアクセスポイント2から受信した信号の受信信号強度(RSSI)を考慮して移動目標位置を設定する点が、上記第1実施形態に係る無線タグリーダと異なる。したがって、第1実施形態の無線タグリーダと実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、外部インタフェース28を介してアクセスポイント2から受信した信号の受信信号強度(RSSI)を順次測定してメモリ22に記憶するように構成されており、制御部21により実行される通信圏内誘導処理において、通信不能状態であると判定される場合に、メモリ22に記憶される位置情報および受信信号強度に基づいて、移動目標位置を設定する。なお、アクセスポイント2から受信した信号の受信信号強度(RSSI)を測定する制御部21は、「受信信号強度測定部」の一例に相当し得る。
以下、本実施形態に係る無線タグリーダ10の制御部21にて実行される通信圏内誘導処理について、図9に示すフローチャートを参照して詳述する。
上記第1実施形態と同様に初期設定処理がなされた後(図9のS101)、経過時間Tが通信待ち時間T1を経過すると(S103でYes)、ステップS109aに示す位置情報およびRSSI記憶処理がなされる。この処理では、現時点における無線タグリーダ10の位置とアクセスポイント2から受信した信号の受信信号強度(RSSI)とが測定されてメモリ22に関連付けられて記憶される。その後、経過時間Tがリセットされ、上記ステップS103からの処理が繰り返される。すなわち、通信圏内である場合、メモリ22には、通信待ち時間T1ごと(例えば10秒ごと)に無線タグリーダ10の位置とRSSI値とが順次関連付けられて記憶される。
また、通信圏内であることから無線タグリーダ10の位置とRSSI値とがメモリ22に順次記憶される際に、ステップS104に示す判定処理にて、測定されたRSSI値と前回の測定結果との差が予め設定された所定の閾値以上となる信号変化発生状態であるか否かについて判定される。すなわち、通信待ち時間T1を一定時間とするとき、この一定時間よりも短い間隔(異なる間隔)にて、上記信号変化発生状態であるか否かについて判定される。なお、上記ステップS104に示す判定処理を行う制御部21は、「信号変化発生判定部」の一例に相当し得る。
そして、測定されたRSSI値と前回の測定結果との差が上記所定の閾値未満であれば信号変化発生状態でないと判定されて(S104でNo)、上記ステップS105以降の処理がなされる。一方、例えば、通信圏内であるもののアクセスポイント2との間に複数の金属製の収容棚が介在してしまうような場所に移動したことから、測定されたRSSI値と前回の測定結果との差が上記所定の閾値以上になると、信号変化発生状態であると判定される(S104でYes)。この場合には、上記ステップS109aの処理がなされ、信号変化発生状態での無線タグリーダ10の位置とRSSI値とが測定されてメモリ22に関連付けられて記憶される。例えば、図10に例示するように、位置P6にてRSSI値を−70dBmとして測定した後、通信待ち時間T1が経過する前に、RSSI値が−80dBmとして測定されると、信号変化発生状態であると判定され、その判定された位置(図10のP7参照)に関する情報とRSSI値:−80dBmとがメモリ22に関連付けられて記憶される。このように信号変化発生状態での無線タグリーダ10の位置とRSSI値とがメモリ22に関連付けられて記憶されると、上記ステップS103以降の処理がなされる。
その後、無線タグリーダ10を携帯するユーザが移動することでアクセスポイント2との間で読取処理による取得データを送信不能な通信不能状態になると(S105でNo)、現時点における無線タグリーダ10の位置が位置測定部50により圏外位置として測定される(S111)。次に、ステップS113に示す移動目標設定処理がなされ、本実施形態では、メモリ22に記憶される複数のRSSI値のうち最も高くなるRSSI値に関連付けられる位置情報に対応する位置が移動目標位置として設定される。続いて、上記圏外位置から上述のように設定された移動目標位置に向かう移動方向が移動目標方向として設定されるとともに、移動目標位置までの距離が算出されて設定される。
例えば、図10に例示するように、圏外位置がPcとして測定され、P1でのRSSI値が−80dBm、P2でのRSSI値が−90dBm、P3でのRSSI値が−80dBm、P4でのRSSI値が−70dBm、P5でのRSSI値が−60dBm、P6でのRSSI値が−70dBm、P7でのRSSI値が−80dBmとしてメモリ22に記憶されていると、最も高くなるRSSI値である−60dBmに関連付けられる位置P5が移動目標位置として設定される。そして、圏外位置Pcから上述のように設定された移動目標位置であるP5に向かう移動方向が移動目標方向として設定されるとともに(図10の矢印Fc参照)、移動目標位置までの距離が算出されて設定される。
このように移動目標方向等が設定されると、ステップS115に示す報知処理がなされ、通信圏外であることを示す情報24bが表示されて報知されるとともに、表示部24に上述のように設定された移動目標方向および移動距離が表示されて報知される。そして、再びステップS105以降の処理がなされ、通信圏内と判定されるまでステップS111以降の処理が繰り返されることで、無線タグリーダ10を通信圏内に移動させるための移動方向等が報知される状態が継続する。
以上説明したように、本実施形態に係る無線タグリーダ10では、メモリ22には、通信可能状態であると判定される場合に(S103でYes)、一定時間ごとに位置測定部50により測定された位置情報が受信信号強度(RSSI値)に関連付けられて順次記憶される。そして、通信不能状態であると判定される場合に(S103でNo)、メモリ22に記憶される位置情報および受信信号強度(RSSI値)に基づいて、移動目標位置が設定される。
これにより、通信不能状態になると、通信可能状態であるときに記憶されていた位置情報および受信信号強度の双方に基づいて移動目標位置が設定されるので、受信信号強度をも考慮した最適な移動目標位置を設定しやすくなり、その移動目標位置に向かうことで通信不能状態を確実に解消することができる。
特に、通信不能状態であると判定される場合に、メモリ22に記憶される複数の受信信号強度のうち最も高くなる受信信号強度に関連付けられる位置情報に対応する位置が移動目標位置として設定される。
このように、最も高くなる受信信号強度に関連付けられる位置情報に対応する位置を移動目標位置として設定することで、受信信号強度が高くなりやすい位置を移動目標とすることができ、その移動目標位置に向かうことで通信不能状態を確実に解消することができる。
また、本実施形態では、上記一定時間と異なる間隔にて測定された受信信号強度と前回の測定結果との差が所定の閾値以上となる信号変化発生状態であるか否かについて判定される。そして、メモリ22には、通信可能状態であると判定される場合において、上記一定時間ごとに位置測定部50により測定された位置情報が受信信号強度に関連付けられて順次記憶されるとともに、信号変化発生状態であると判定されると、当該信号変化発生状態にて位置測定部50により測定された位置情報が受信信号強度に関連付けられて記憶される。
これにより、通信可能状態にて定期的に測定される位置情報および受信信号強度だけでなく受信信号強度が急変した際に測定される位置情報および受信信号強度もメモリ22に記憶されるため、無線通信環境をより考慮した移動目標位置を設定でき、その移動目標位置に向かうことで通信不能状態を確実に解消することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)上記第1,2実施形態での通信圏内誘導処理において、ステップS113の移動目標設定処理では、最新の位置情報または最も近くなる位置情報に対応する位置に基づいて移動目標位置が設定されることに限らず、例えば、移動経路を考慮して移動目標位置が設定されてもよい。
(2)上記第3実施形態での通信圏内誘導処理において、ステップS113の移動目標設定処理では、最も高くなる受信信号強度に関連付けられる位置情報に対応する位置に基づいて移動目標位置が設定されることに限らず、例えば、ばらつきが小さい受信信号強度に関連付けられる位置情報に対応する位置に基づいて移動目標位置が設定されてもよい。
(3)上記各実施形態での通信圏内誘導処理において、ステップS115の報知処理では、移動目標方向および移動距離が表示部24に表示されることで報知されることに限らず、例えば、LED23の発光やバイブレータ26の振動、ブザー27の鳴動等の他の報知手段を利用して移動目標方向および移動距離が報知されてもよい。
(4)本発明に係る無線タグリーダ10は、無線タグ60を読み書きする機能に加えて情報コードを光学的に読み取る情報コードリーダとしての機能を兼ね備える携帯型の情報読取端末として構成されることに限らず、無線タグリーダとしての機能のみを有する携帯型の情報読取端末や情報コードリーダとしての機能のみを有する携帯型の情報読取端末など、読み取った情報をアクセスポイント2等の無線基地局を介して外部に送信する携帯型の情報読取端末として構成されてもよい。
1…無線通信システム
2…アクセスポイント(無線基地局)
3…サーバ
10…無線タグリーダ(無線通信装置)
21…制御部(判定部,設定部)
22…メモリ(記憶部)
24…表示部(報知部)
28…外部インタフェース(無線通信部)
30…無線タグ処理部
50…位置測定部
60…無線タグ

Claims (7)

  1. 無線通信部を有し、無線基地局を経由して外部と無線通信する携帯型の無線通信装置であって、
    当該無線通信装置の位置を測定する位置測定部と、
    前記無線通信部による前記無線基地局との無線通信が通信可能状態および通信不能状態のいずれであるかについて判定する判定部と、
    前記判定部により通信可能状態であると判定される場合に、前記位置測定部により測定された位置情報が順次記憶される記憶部と、
    前記判定部により通信不能状態であると判定される場合に、前記記憶部に記憶される前記位置情報に基づいて、前記無線通信部による前記無線基地局との無線通信が通信可能状態となるための移動目標位置を設定する設定部と、
    前記設定部により設定された前記移動目標位置に向かうための移動方向を報知する報知部と、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記設定部は、前記判定部により通信不能状態であると判定される場合に、前記記憶部に記憶される複数の前記位置情報のうち最新の位置情報に対応する位置を前記移動目標位置として設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記設定部は、前記判定部により通信不能状態であると判定される場合に、前記記憶部に記憶される複数の前記位置情報のうち当該無線通信装置の位置から最も近くなる位置情報に対応する位置を前記移動目標位置として設定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記無線通信部により前記無線基地局から受信した信号の受信信号強度を測定する受信信号強度測定部を備え、
    前記記憶部には、前記判定部により通信可能状態であると判定される場合に、一定時間ごとに前記位置測定部により測定された位置情報が前記受信信号強度測定部により測定された受信信号強度に関連付けられて順次記憶され、
    前記設定部は、前記判定部により通信不能状態であると判定される場合に、前記記憶部に記憶される前記位置情報および前記受信信号強度に基づいて、前記移動目標位置を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  5. 前記設定部は、前記判定部により通信不能状態であると判定される場合に、前記記憶部に記憶される複数の前記受信信号強度のうち最も高くなる受信信号強度に関連付けられる位置情報に対応する位置を前記移動目標位置として設定することを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記一定時間と異なる間隔にて前記受信信号強度測定部により測定された受信信号強度と前回の測定結果との差が所定の閾値以上となる信号変化発生状態であるか否かについて判定する信号変化発生判定部を備え、
    前記記憶部には、前記判定部により通信可能状態であると判定される場合において、前記一定時間ごとに前記位置測定部により測定された位置情報が前記受信信号強度測定部により測定された受信信号強度に関連付けられて順次記憶されるとともに、前記信号変化発生判定部により前記信号変化発生状態であると判定されると、当該信号変化発生状態にて前記位置測定部により測定された位置情報が前記受信信号強度測定部により測定された受信信号強度に関連付けられて記憶されることを特徴とする請求項4または5に記載の無線通信装置。
  7. 前記報知部は、前記移動方向に加えて、前記設定部により設定された前記移動目標位置までの距離を報知することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の無線通信装置。
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