JP2008219406A - 誘導支援システム、情報処理端末、および誘導支援方法 - Google Patents

誘導支援システム、情報処理端末、および誘導支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理端末が基地局と通信を行えない場合において、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導することが可能な誘導支援システム、情報処理端末、および誘導支援方法を提供する。
【解決手段】1以上の基地局と、情報処理端末とを有し、情報処理端末が基地局と通信を行えない場合にユーザを情報処理端末が通信可能な領域へと誘導する誘導支援システムであって、情報処理端末は、情報処理端末の方向を示す方向情報を保持する端末側記憶部と、方向情報の保持と同期して1以上の基地局と通信を行う端末側通信部と、基地局との通信が行えたか否かを判定する通信判定部と、基地局との通信が行えなかったと判定された場合には、方向情報を用いて情報処理端末が基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成する提示情報生成部と、生成された提示情報をユーザに提示する情報提示部とを備える誘導支援システムが提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、誘導支援システム、情報処理端末、および誘導支援方法に関する。
近年、例えば「無線LANスポット」と呼ばれる無線LAN(Wireless Local Area Network)を利用したインターネットへの接続サービスを提供するサービス提供場所が、鉄道駅、空港、ホテル、飲食店、スポーツ施設、公園、または電柱など、街中の様々な場所に設置され始めている。
このような中、特定の地域内に無線LAN基地局を複数設置し、携帯端末を用いてユーザに当該地域の情報等を提供する技術が開発されている。特定の地域内に無線LAN基地局を複数設置し、携帯端末を用いてユーザに当該地域の情報等を提供する技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2001−223712号公報
ここで、従来の特定の地域内に無線LAN基地局を複数設置し、携帯端末(情報処理端末)を用いてユーザに当該地域の情報等を提供する技術は、ユーザが通信可能なエリアの外に移動した場合には、当然のことながらエリア内で提供していた情報等を新たに提供することができなくなる。上記のような場合、ユーザにとって既知の場所であれば、ユーザは通信可能なエリアへと戻る(または、進む)ことができる。しかしながら、ユーザが例えば観光客である場合、すなわち、ユーザにとって不慣れな場所においてユーザが通信可能なエリアの外に移動した場合には、ユーザは通信可能なエリアへと戻ることができるとは限らない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、情報処理端末が基地局と通信を行えない場合において、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導することが可能な、新規かつ改良された誘導支援システム、情報処理端末、および誘導支援方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、少なくとも1以上の基地局と、ユーザにより使用される情報処理端末とを有し、少なくとも上記情報処理端末が上記基地局と通信を行えない場合に上記ユーザを上記情報処理端末が通信可能な領域へと誘導する誘導支援システムであって、上記情報処理端末は、上記情報処理端末の方向を示す方向情報を保持する端末側記憶部と、上記方向情報の保持と同期して少なくとも1以上の上記基地局と通信を行う端末側通信部と、上記基地局との通信が行えたか否かを判定する通信判定部と、上記通信判定部において上記基地局との通信が行えなかったと判定された場合には、上記端末側記憶部に保持された方向情報を用いて、上記情報処理端末が上記基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成する提示情報生成部と、上記提示情報生成部において生成された提示情報を上記ユーザに提示する情報提示部とを備える誘導支援システムが提供される。
誘導支援システムを構成する情報処理端末は、端末側記憶部と、端末側通信部と、通信判定部と、提示情報生成部と、情報提示部とを備えることができる。端末側記憶部は、少なくとも情報処理端末の方向を示す方向情報を保持することができる。ここで、上記方向情報とは、情報処理端末の方向(例えば、東西南北の8方向)を示す情報であり、ユーザの向いている方向(または、ユーザの進行方向)を規定することができる。また、上記方向情報は、例えば、情報処理端末が方向検出部を備え、方向検出部が方向を検出して生成したものであってもよいし、または、情報処理端末の外部装置としての方向情報生成装置が生成したものであってもよい。端末側通信部は、少なくとも1以上の基地局と通信を行う部であり、端末側記憶部における上記方向情報の保持と同期して通信を行うことができる。通信判定部は、基地局との通信が行えたか否かを判定することができる。提示情報生成部は、通信判定部において通信が行えないと判定された場合に、端末側記憶部に保持された方向情報を用いて、情報処理端末が基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成することができる。情報提示部は、提示情報生成部が生成した提示情報をユーザに提示することができる。かかる構成により、情報処理端末が基地局と通信を行えない場合において、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導することが可能な誘導支援システムが実現される。
また、上記情報処理端末の提示情報生成部は、上記端末側記憶部に保持された最新の方向情報を用いて提示情報を生成するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末が基地局と通信を行えた直近の方向情報を用いて提示情報を生成することができるので、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導する誘導の精度を向上させることができる。
また、上記基地局それぞれは、基地局を識別するための固有の識別情報を有し、上記情報処理端末の上記端末側通信部は、上記方向情報の保持と同期して上記基地局から上記識別情報を取得し、上記情報処理端末の提示情報生成部は、さらに上記取得された識別情報を用いて、上記提示情報を生成するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末はよりフレキシブル(flexible)な提示情報を生成することができる。
また、上記基地局を介して上記情報処理端末と通信を行い、上記情報処理端末から送信される情報を保持する管理情報処理装置をさらに備え、上記情報処理端末の上記端末側通信部は、上記端末側記憶部が保持した方向情報と、上記方向情報の保持と同期して上記基地局から取得された上記識別情報とを上記管理情報処理装置へ送信し、上記管理情報処理装置は、上記情報処理端末から送信された方向情報と識別情報とを履歴として保持するとしてもよい。
かかる構成により、方向情報と識別情報とを、情報処理端末の外部装置である管理情報処理装置に履歴として保持することができる。
また、上記基地局を介して上記情報処理端末と通信を行い、上記情報処理端末から送信される情報を保持する管理情報処理装置をさらに備え、上記情報処理端末の上記端末側通信部は、上記端末側記憶部が保持した方向情報と、上記方向情報の保持と同期して上記基地局から取得された上記識別情報とを上記管理情報処理装置へ送信し、上記管理情報処理装置は、上記情報処理端末から送信された方向情報と識別情報とを履歴として保持し、保持された方向情報と識別情報とを上記情報処理端末へ送信し、上記情報処理端末の端末側記憶部は、上記管理情報処理装置から送信された方向情報と識別情報とをさらに保持するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末に保持される方向情報および識別情報と、情報処理端末の外部装置である管理情報処理装置に保持される方向情報および識別情報とを同期させることができる。
また、上記情報処理端末の端末側記憶部は、上記基地局から取得された上記識別情報をさらに保持し、上記情報処理端末の提示情報生成部は、上記端末側記憶部に保持された最新の方向情報と、最新の識別情報とを用いて提示情報を生成するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末においてよりフレキシブルな提示情報を生成することが可能となると共に、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導する誘導の精度を向上させることができる。
また、上記情報処理端末の端末側記憶部は、方向情報を定期的に保持するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導する誘導の精度を向上させることができる。
また、上記情報処理端末の提示情報生成部は、上記情報処理端末が上記基地局と通信可能な領域の方向を上記ユーザの聴覚を介して伝える音声情報を生成し、上記情報処理端末の情報提示部は、生成された上記音声情報を再生するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導することができる。
また、上記音声情報は、上記情報処理端末が上記基地局と通信可能な領域の方向側から発せられる音声であるとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末が通信可能な領域へとより確実にユーザを誘導することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、少なくとも1以上の上記基地局と通信を行い、ユーザにより使用される情報処理端末であって、上記情報処理端末の方向を示す方向情報を保持する端末側記憶部と、上記方向情報の保持と同期して少なくとも1以上の上記基地局と通信を行う端末側通信部と、上記基地局との通信が行えたか否かを判定する通信判定部と、上記通信判定部において上記基地局との通信が行えなかったと判定された場合には、上記端末側記憶部に保持された方向情報を用いて、上記情報処理端末が上記基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成する提示情報生成部と、上記提示情報生成部において生成された提示情報を上記ユーザに提示する情報提示部とを備える情報処理端末が提供される。
情報処理端末は、端末側記憶部と、端末側通信部と、通信判定部と、提示情報生成部と、情報提示部とを備えることができる。端末側記憶部は、少なくとも情報処理端末の方向を示す方向情報を保持することができる。端末側通信部は、少なくとも1以上の基地局と通信を行う部であり、端末側記憶部における上記方向情報の保持と同期して通信を行うことができる。通信判定部は、基地局との通信が行えたか否かを判定することができる。提示情報生成部は、通信判定部において通信が行えないと判定された場合に、端末側記憶部に保持された方向情報を用いて、情報処理端末が基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成することができる。情報提示部は、提示情報生成部が生成した提示情報をユーザに提示することができる。かかる構成により、情報処理端末が基地局と通信を行えない場合において、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導することができる。
また、上記提示情報生成部は、上記端末側記憶部に保持された最新の方向情報を用いて提示情報を生成するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導する誘導の精度を向上させることができる。
また、上記基地局それぞれは、基地局を識別するための固有の識別情報を有し、上記上記端末側通信部は、上記方向情報の保持と同期して上記基地局から上記識別情報を取得し、上記提示情報生成部は、さらに上記取得された識別情報を用いて、上記提示情報を生成するとしてもよい。
かかる構成により、よりフレキシブルな提示情報を生成することができる。
また、上記端末側通信部は、上記端末側記憶部が保持した方向情報と、上記方向情報の保持と同期して上記基地局から取得された上記識別情報とを管理情報処理装置へと送信するとしてもよい。
かかる構成により、方向情報と識別情報とを、情報処理端末の外部装置である管理情報処理装置に履歴として保持させることができる。
また、上記端末側記憶部は、上記管理情報処理装置から送信される方向情報と識別情報とをさらに保持するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末に保持される方向情報および識別情報を、情報処理端末の外部装置である管理情報処理装置に保持される方向情報および識別情報と同期させることができる。
また、上記端末側記憶部は、上記基地局から取得された上記識別情報をさらに保持し、上記提示情報生成部は、上記端末側記憶部に保持された最新の方向情報と、最新の識別情報とを用いて提示情報を生成するとしてもよい。
かかる構成により、よりフレキシブルな提示情報を生成することが可能となると共に、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導する誘導の精度を向上させることができる。
また、上記端末側記憶部は、方向情報を定期的に保持するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導する誘導の精度を向上させることができる。
また、上記提示情報生成部は、上記情報処理端末が上記基地局と通信可能な領域の方向を上記ユーザの聴覚を介して伝える音声情報を生成し、上記情報提示部は、生成された上記音声情報を再生するとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導することができる。
また、上記音声情報は、上記情報処理端末が上記基地局と通信可能な領域の方向側から発せられる音声であるとしてもよい。
かかる構成により、情報処理端末が通信可能な領域へとより確実にユーザを誘導することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、ユーザにより使用され、少なくとも1以上の基地局と通信を行う情報処理端末において、上記基地局と通信が行えない場合に上記ユーザを上記通信処理端末通信が可能な領域へと誘導する誘導支援方法であって、上記情報処理端末の方向を示す方向情報を保持するステップと、上記方向情報の保持と同期して上記基地局と通信を行うステップと、上記基地局との通信が行えたか否かを判定するステップと、上記判定するステップにおいて上記基地局との通信が行えなかったと判定された場合には、上記保持するステップにおいて保持された方向情報を用いて、上記情報処理端末が上記基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成するステップと、上記生成するステップにおいて生成された提示情報を上記ユーザに提示するステップとを有する誘導支援方法が提供される。
かかる方法を用いることにより、情報処理端末が基地局と通信を行えない場合において、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導することが可能となる。
本発明によれば、情報処理端末が基地局と通信を行えない場合において、情報処理端末が通信可能な領域へとユーザを誘導することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(本発明が対象とする問題の一例)
まず、本発明が対象とする問題の一例について、図1を用いて説明する。図1は、従来の問題を説明するための説明図である。ここで、図1では、4つの基地局A〜Dが設置されており、基地局A〜Dは通信可能な領域(以下、「通信可能エリア」という。)をそれぞれ有している。基地局A〜Dにより形成される通信可能エリア内では、情報処理端末を介してユーザ(ここで、「ユーザ」とは、情報処理端末を使用するものを指す。)に情報が提供される。ここで、提供される情報としては、例えば、通信可能エリア内にある店舗の情報(例えば、図1が街を示している場合)、展示物の説明情報(例えば、図1が博物館内を示している場合)などが挙げられる。
図1を参照すると、ユーザはa点からb点、c点を経てe点へと移動している。ここで、a点は基地局Aの通信可能エリア内の点であり、b点、c点はそれぞれ基地局B、Cの通信可能エリア内の点である。したがって、a〜c点においてユーザは、情報処理端末を介して情報を得ることができる。しかしながら、ユーザがe点に移動した場合、e点は基地局A〜Dの通信可能エリアではないため、情報処理端末は基地局と通信を行うことができず、ユーザはa点〜c点までに入手可能であった情報を入手することができなくなってしまう。
このとき、e点に到達したユーザが、再度情報を入手しようとする場合には、基地局A〜Dにより形成される通信可能エリア内に移動する必要がある。ここで、e点に到達したユーザが再度情報を得るためにとりうる移動行動としては、
(1)直進する(すなわち、北東方向へ進む。):情報は取得できない
(2)右折して進む(すなわち、略東方向へ進む。):情報は取得できない
(3)後退する(すなわち、南西方向へ進み、c点に戻る。):情報を取得できる
という3つが挙げられる。
ここで、ユーザにとってa点〜e点が既知の場所であれば、情報の取得を所望するユーザは、上記(1)、(2)では情報の取得ができないことを知っている(可能性が高い)ため、上記(3)の行動を容易にとることができる。したがって、ユーザは再度情報を取得することができる。
しかしながら、ユーザが例えば観光客である場合など、ユーザにとってa点〜e点が未知の場所である場合には、情報の取得を所望するユーザは上記(1)〜(3)のうちから進む方向を選択しなければならない。ここで、ユーザは上記(1)、(2)では情報の取得ができないことを知らない(可能性が高い)ので、ユーザが上記(1)、(2)の行動を選択することも十分に想定される。したがって、ユーザは再度情報を取得することができるとは限らない。
以上のように、従来の技術では、ユーザが通信可能エリア内にいる場合には、情報提供を行うことができるが、ユーザが通信可能エリア外に出た場合において通信可能エリア内へと誘導することはできない。特に、ユーザが、例えば、観光客、または視覚などに障害を有する者である場合などには、ユーザは通信可能エリア内に再度移動することができるとは限らない。したがって、情報処理端末が基地局と通信を行えない場合において、ユーザを通信可能エリア内へと誘導する仕組みが望まれている。以下、上述した従来の問題を解決する本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図2は、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムを示すブロック図である。
図2を参照すると、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムは、情報処理端末100、200、…と、基地局400と、管理情報処理装置300とからなる。ここで、図2では、基地局400しか明示されていないが、基地局は複数設置されてもよい。また、情報処理端末100、200、…は、それぞれ同一の構成とすることができるので、以下では、情報処理端末100について説明する。
情報処理端末100は、ユーザにより使用される装置であり、方向検出部102と、端末側通信部104と、端末側記憶部106と、通信判定部108と、提示情報生成部110と、情報提示部112とを備える。また、情報処理端末100は、CPU(Central Processing Unit)などで構成され情報処理端末全体を制御する制御部(図示せず)を備えてもよい。
方向検出部102は、例えば、地磁気センサ(3軸)を有し、情報処理端末100の方向を検出し、方向情報を生成する。ここで、方向検出部102は、例えば、ユーザの身体(例えば、腰部など)に装着されて用いられるウェアラブル型の部とすることができ、方向検出部102が生成する方向情報は、ユーザがどの方向(例えば、東西南北の少なくとも8方向。)を向いているかを規定する情報である。方向検出部102は、さらに加速度センサ(3軸)を有して、ユーザの姿勢の変化を検出し、上記方向情報を補正することもできる。また、方向検出部102は、上記に限られず、例えば、ジャイロセンサであってもよい。
また、方向検出部102は、方向情報の生成を定期的に行うことができる。ここで、定期的とは、例えば、人が一歩進むのに要する時間(例えば、100msec)とすることができるが、上記に限らない。なお、方向検出部102における方向情報の生成が不定期であってもよいことは、言うまでもない。
端末側通信部104は、方向検出部102における上記方向情報の取得と同期して基地局400と通信を行い、基地局400から固有の識別番号を取得する。そして、端末側通信部104は、基地局400を介して管理情報処理装置300と通信を行い、方向検出部102が生成した方向情報と、基地局400から取得した識別情報とを管理情報処理装置300へ送信する。ここで、上記識別情報とは、基地局それぞれを識別するために基地局ごとに設定された情報である。つまり、情報処理端末100では、上記識別情報を取得することにより、どの基地局と通信を行ったのかを識別することが可能となる。
ここで、端末側通信部104と管理情報処理装置300とは、例えば、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)を用いたWLAN(Wireless Local Area Network)などの無線ネットワークで結ばれる。このとき、基地局400は、いわゆる無線LANアクセスポイント(Wireless LAN Access Point)としての役割を果たす。なお、本発明の実施形態に係る通信は、WLANに限られず、端末側通信部104と管理情報処理装置300との間でリアルタイム通信を行うことができればよい。よって、例えば、端末側通信部104と基地局400と間の通信と、基地局400と管理情報処理装置300との間の通信の手段とが異なっている場合(例えば、端末側通信部104と基地局400と間は無線通信で、基地局400と管理情報処理装置300との間が有線通信である場合など。)でもよいことは、言うまでもない。
端末側記憶部106は、方向検出部102が生成した方向情報と、基地局400から取得した識別情報とを保持することができる。ここで、端末側記憶部106における方向情報と識別情報との保持は、最新の方向情報(ここで、「最新の方向情報」とは、方向検出部102が最後に生成した方向情報をいう。)と最新の識別情報(ここで、「最新の識別情報」とは、最新の方向情報と同期して取得された識別情報をいう。)とを上書きして保持してもよいし、または、上書きせずに別途保持することもできる。なお、情報が最新か否かの判定は、例えば、方向情報および識別情報それぞれがタイムスタンプ情報を有し、当該タイムスタンプ情報を参照することにより行うことができる。
また、端末側記憶部106は、後述する管理情報処理装置300から送信される方向情報および識別情報を保持することもできる。ここで、管理情報処理装置300から送信される方向情報および識別情報が、最新の方向情報および最新の識別情報でない場合には、端末側記憶部106は管理情報処理装置300から送信される方向情報および識別情報を保持しないとすることができることは、言うまでもない。
端末側記憶部106に保持される方向情報と識別情報とが、上記のいずれであってとしても、端末側記憶部106には、最新の方向情報と最新の識別情報とが保持される。なお、図2では、最新の方向情報と最新の識別情報とが、端末側記憶部106に上書きして保持される場合を示しており、端末側記憶部106には、方向情報114と識別情報116が保持されている。
また、端末側記憶部106としては、例えば、ハードディスク(Hard Disk)や磁気テープなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)などの不揮発性メモリ(nonvolatile memory)、光磁気ディスク(Magneto Optical Disk)などが挙げられるが、上記に限られないことは、言うまでもない。
通信判定部108は、端末側通信部104が基地局400と通信できたか否かを判定する。ここで、通信判定部108における判定結果は、例えば、1ビット(bit)で表されるフラグ(すなわち、「0」または「1」。)で示すことができるが、上記に限られない。なお、通信判定部108における判定は、上記に限られず、管理情報処理装置300との通信できたか否かで判定してもよいことは、言うまでもない。例えば、上記の場合には、端末側通信部104が基地局400と通信できたとしても、管理情報処理装置300との通信が行えないとき、または、管理情報処理装置300との通信が完了しないときには、通信できなかったものと判定することもできる。なお、通信が完了しないとは、例えば、管理情報処理装置300からの応答がない場合や、管理情報処理装置300から送信される情報(または、データ)が不完全な場合が挙げられるが、上記に限られない。以下では、通信判定部108は、端末側通信部104が基地局400と通信できたか否かを判定するものとして説明する。
提示情報生成部110は、通信判定部108の判定結果に基づいて、端末側通信部104が基地局400と通信できなかった場合(すなわち、ユーザが通信可能エリア外にいる場合)に、情報処理端末100が基地局400と通信可能な領域へとユーザを誘導するための提示情報を生成する。
情報提示部112は、提示情報生成部110が生成した提示情報をユーザに提示する。以下、図3を参照して、提示情報生成部110および情報提示部112における提示情報の提示手段について説明する。
図3は、提示情報生成部110および情報提示部112における提示情報の提示手段の一例を説明するための説明図である。図3(a)は、第1の提示手段を示す説明図であり、図3(b)は、第2の提示手段を示す説明図である。また、図3(c)は、第3の提示手段を示す説明図である。
[第1の提示手段:音声によりユーザを誘導]
第1の提示手段は、提示情報として音声を用いることにより、ユーザを通信可能エリア内へと誘導する構成である。図3(a)を参照すると、提示情報生成部110は、音声生成部118を備え、情報提示部112は、音声出力部120を備える。
(1−1)方向情報114に基づいて音声を生成
音声生成部118は、端末側記憶部106に保持された方向情報114に基づいて、情報処理端末100が基地局400と通信可能な領域へとユーザを誘導する音声(音声情報)を生成することができる。上記の場合、音声生成部118が生成する音声としては、例えば、「通信可能エリアからはずれました。進んできた経路を戻ってください。」など、ユーザが進んできた方向と反対方向へと進むように指示する音声が挙げられる。また、このとき、音声生成部118は、方向情報114を用いることにより、ユーザの進行方向と反対方向(すなわち、ユーザを誘導する方向)から音声が聞こえるような3次元の音を生成することができる。音声が示す内容と共に、ユーザを誘導する方向から音声をユーザに伝達することにより、ユーザはより直感的に進むべき方向を認識することができる。なお、3次元の音を生成する手段としては、例えば、本件出願人が商標権を有する「eおと」などのVoIP(Voice over Internet Protocol)技術の使用が挙げられるが、上記に限られず、音像(Sound Image)を生成することが可能な任意の手段を用いることができる。
(1−2)方向情報114および識別情報116に基づいて音声を生成
また、音声生成部118は、端末側記憶部106に保持された方向情報114および識別情報116に基づいて、情報処理端末100が基地局400と通信可能な領域へとユーザを誘導する音声を生成することができる。上記の場合、識別情報116により、ユーザが最後に通信を行った基地局の判別が可能である。したがって、音声生成部118が生成する音声としては、例えば、上記(1−1)と同様にユーザが進んできた方向と反対方向へと進むように指示することもできるし、または、各基地局の配置とそれぞれの基地局における通信可能エリアとに係る情報を有する地図情報やGPS(Global Positioning System)などを併用することにより、ユーザの移動距離が最も小さくなる方向へとユーザを誘導することもできる。
音声出力部120は、音声生成部118が生成した音声を出力するデバイスである。音声出力部120としては、例えば、スピーカ、イヤホン、ヘッドホンなどが挙げられるが、上記に限られない。なお、音声出力部120は、ユーザが周囲の音を聞く阻害要因とならないように、例えば、骨伝導技術を用いたヘッドホンとすることもできる。
[第2の提示手段:表示によりユーザを誘導]
第2の提示手段は、提示情報として文字や絵文字などの視覚情報を表示することにより、ユーザを通信可能エリア内へと誘導する構成である。図3(b)を参照すると、提示情報生成部110は、視覚情報生成部122を備え、情報提示部112は、表示部124を備える。
(2−1)方向情報114に基づいて視覚情報を生成
視覚情報生成部122は、端末側記憶部106に保持された方向情報114に基づいて、情報処理端末100が基地局400と通信可能な領域へとユーザを誘導する視覚情報を生成することができる。上記の場合、視覚情報生成部122が生成する視覚情報としては、例えば、「通信可能エリアからはずれました。進んできた経路を戻ってください。」など、ユーザが進んできた方向と反対方向へと進むように指示する文字情報、または、上記の内容を示す絵文字が挙げられる。また、視覚情報生成部122は、方向情報114を用いることにより、ユーザが進むべき方角を指し示す視覚情報を生成することもできる。このとき、視覚情報生成部122は、方向検出部102の検出結果(すなわち、ユーザが今現在どの方向を向いているか)も併せて表示する視覚情報を生成してもよい。
(2−2)方向情報114および識別情報116に基づいて視覚情報を生成
また、視覚情報生成部122は、上記(1−2)と同様に、端末側記憶部106に保持された方向情報114および識別情報116に基づいて、ユーザの移動距離が最も小さくなるようにユーザを通信可能エリア内へと誘導する視覚情報を生成することができる。
表示部124は、視覚情報生成部122が生成した視覚情報を表示するデバイスである。表示部124としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)、OLEDディスプレイ(Organic Light Emitting Diode display;または、有機ELディスプレイ(organic electroluminescence display)とも呼ばれる。)、FED(Field Emission Display;電界放出ディスプレイ)などが挙げられるが、上記に限られない。
[第3の提示手段:音声、および表示によりユーザを誘導]
第3の提示手段は、提示情報として音声、および視覚情報を用いることにより、情報処理端末100が基地局400と通信可能な領域へとユーザを誘導する構成である。図3(c)を参照すると、提示情報生成部110は、音声生成部118および視覚情報生成部122を備え、情報提示部112は、音声出力部120および表示部124を備える。
上述した第1の提示手段、および第2の提示手段を組み合わせることにより、ユーザに対してより情報量の大きな情報を提示することができるので、より確実にユーザを通信可能エリア内へと誘導することができる。
[その他の提示手段]
なお、図3では、音声および/または表示によりユーザを誘導する手段を示したが、本発明の実施形態は上記に限られず、例えば、さらにユーザの触覚を利用して誘導してもよい。ユーザの触覚を利用して誘導する方法としては、例えば、ユーザの装着を前提としたウェアラブル装置に微弱な電流を流してユーザに刺激を与えることなどが挙げられる。
以上、情報処理端末100について説明した。ここで、再度図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムを構成する管理情報処理装置300について説明する。
管理情報処理装置300は、少なくとも管理側通信部302と、管理側記憶部304とを備える。また、管理情報処理装置300は、CPUなどで構成され管理情報処理装置300全体を制御する制御部(図示せず)、操作部(図示せず)、表示部(図示せず)などを備えていてもよい。
管理側通信部302は、情報処理端末100、200、…と基地局(基地局400に限られない。)を介して通信を行い、情報処理端末それぞれから送信される方向情報および識別情報を受信する。管理側記憶部304は、管理側通信部302が受信した情報処理端末それぞれから送信される方向情報および識別情報を、情報処理端末ごとに履歴(履歴情報)として保持することができる。ここで、図2において、管理側記憶部304は、少なくとも、情報処理端末100に対応する履歴情報A306と、情報処理端末200に対応する履歴情報B308を保持している。
また、管理側通信部302は、管理側記憶部304に保持された履歴情報のうち最新の方向情報および最新の識別情報を、対応する情報処理端末へと送信することもできる。情報処理端末から受信した方向情報および識別情報を履歴として保持した後、保持した方向情報および識別情報を情報処理端末へと送信することにより、管理情報処理装置300と情報処理端末との間において、最新の方向情報および最新の識別情報を同期させることができる。
なお、図2では、管理側記憶部304に履歴情報しか保持されていないが、情報処理端末100、200、…へと提供する地域情報などの各種情報を保持していてもよいことは、言うまでもない。また、管理側記憶部304としては、例えば、ハードディスクなどの磁気記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどが挙げられるが、上記に限られない。
本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムは、以上のような構成により、ユーザが通信可能エリア外にいる場合には、ユーザに対して提示情報を提示して、ユーザを通信可能エリア内へと誘導する。次に、図4および図5を参照して、本発明の実施形態に係るユーザに対する誘導支援の流れについて説明する。
[ユーザに対する誘導支援の流れ]
図4は、本発明の実施形態に係るユーザに対する誘導支援の流れを説明する説明図であり、図5は、管理情報処理装置300に保持される履歴情報の一例を示す説明図である。
図4は、基地局AP−Aの通信可能エリア内に当初いたユーザが移動した場合を示している。ここで、図4に示されている座標1(縦軸)および座標2(横軸)は、説明の便宜上つけた座標であるが、例えば、GPSなど併用することにより、緯度および経度と置き換えることもできる。なお、図5では、座標1および座標2の情報が示されているが、本発明の実施形態において座標1および座標2の情報は、必須の情報ではない。
また、図4において、符号AP−A〜AP−Eは基地局をそれぞれ示しており、破線は基地局AP−A〜AP−Eそれぞれにより形成される通信可能エリアを示している。図4に示すH01〜H09、H150は、情報処理端末100が方向情報、識別情報を取得して管理情報処理装置300に履歴として保持されたタイミングを示している。よって、管理情報処理装置300には、図5に示すように、図4に示すH01〜H09、H150に対応する履歴情報が保持される。なお、図4、および図5では、100msecごとに履歴が保持される場合を示しているが、本発明の実施形態が上記に限られないことは、言うまでもない。
(1)ユーザが通信可能エリア内にいる場合(H01〜H09)
ユーザが通信可能エリア内にいる場合には、情報処理端末100は基地局を介して管理情報処理装置300と通信を行うことができる。したがって、情報処理端末100は、ユーザを通信可能エリア内へと誘導するための提示情報の提示を行わない。また、このとき管理情報処理装置300には、図5に示すように、ログ番号H01〜H09において、ユーザが「何時」、どの「基地局の通信可能エリア」にいて、どの「座標」に位置し、どの「方向」を向いていたのかが保持される。また情報処理端末100には、少なくとも最新の方向情報が保持される。
(2)ユーザが通信可能エリア外に出た場合(H10)
H09において、ユーザは通信可能エリア内の座標(M,20)に位置し、東方向へと向いている(進んでいる)。ユーザがその後、通信可能エリア外である座標(M,21)に移動した場合、すなわちH10では、情報処理端末100は基地局AP−A〜AP−Eのいずれとも通信を行えなくなる。このとき、情報処理端末100は、ユーザを通信可能エリア内へと誘導するために、例えば、「通信可能エリアからはずれました。進んできた経路を戻ってください。」などの提示情報の提示を行う。
したがって、ユーザは提示された情報に従って移動することにより、再度通信可能エリア内へと移動することができる。なお、図4では、ユーザが進んできた方向と反対方向へと進むように誘導された例を示しているが、本発明の実施形態に係るユーザの誘導は上記に限られず、例えば、「通信可能エリアからはずれましたが、このまま進めば通信が可能となります。」などユーザが進んできた方向へ進むように誘導することもできる。
(3)ユーザが再度通信可能エリア内に入ってきた場合(H150)
情報処理端末100が提示した提示情報に従うことにより、ユーザが通信可能エリア内である座標(M,20)に移動すると、情報処理端末100は基地局を介して管理情報処理装置300と通信を行うことができる。したがって、上記(1)の場合と同様に、情報処理端末100は、ユーザを通信可能エリア内へと誘導するための提示情報の提示を行わず、また、管理情報処理装置300には、図5に示すように、ログ番号H150としてユーザが「何時」、どの「基地局の通信可能エリア」にいて、どの「座標」に位置し、どの「方向」を向いていたのかが保持される。また情報処理端末100には、少なくとも最新の方向情報が保持される。
上述したように、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムは、情報処理端末100が、例えば定期的に基地局を介して管理情報処理装置300と通信を行うことにより、ユーザが通信可能エリア内にいるか、あるいは、通信可能エリア外にいるかを判定する。そして、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムは、ユーザが通信可能エリア外にいると判定された場合には、最新の方向情報、または、最新の方向情報および最新の識別情報に基づいて、ユーザを通信可能エリア内へと誘導する。したがって、ユーザは、たとえ通信可能エリア外へと移動してしまった場合であっても、情報処理端末100が提示する提示情報に従うことにより再度通信可能エリア内へと移動することができる。
[第1の実施形態に係る誘導支援方法]
次に、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援方法について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援方法を示す流れ図である。なお、図6は、情報処理端末における処理の流れに着目したものであり、例えば、管理情報処理装置300において履歴情報を保持する処理など、管理情報処理装置300側の処理は示していない。また、図6に示す誘導支援方法は、一度行われれば終了という類のものではなく、何度でも行われるものである。以下では、情報処理端末100、200、…のうち情報処理端末100を例として説明する。
情報処理端末100は、情報処理端末100の方向、すなわち、ユーザが向いている方向を検出することにより方向情報を生成する(S100)。ここで、ステップS100における方向の検出は、例えば、情報処理端末100が備える制御部(図示せず)もしくは水晶振動子(crystal unit)などを用いたクロック生成手段により定期的に行うことができるが、不定期であってもよい。
ステップS100における方向の検出と同期して、情報処理端末100は基地局との通信を行い(S102)、通信が成立したか否かを判定する(S104)。ここで、ステップS102においてステップS100における方向の検出と同期して通信を行うことにより、ステップS104では、ステップS100の時点において通信が行えたか否かを判定することができる。したがって、ステップS102をステップS100と同期させることにより、ステップS104において通信が行えない場合におけるユーザが向いている方向と、ステップS100において検出したユーザが向いている方向とを一致させることができるので、ユーザを通信可能領域内へと誘導する精度を上げることができる。
ステップS104において通信が成立した場合には、通信を行っている基地局から識別情報を取得し(S106)、管理情報処理装置300と通信を行う(S108)。なお、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援において、ステップS100で生成する方向情報のみで誘導を行う場合には、ステップS106が必須の処理ではないことは、言うまでもない。
ステップS100において生成した方向情報、およびステップS106において取得した識別情報を保持する(S110)。また、ステップS110において保持する方向情報および識別情報は、ステップS108における管理情報処理装置300との通信において、管理情報処理装置300から送信された方向情報および識別情報であってもよい。上記いずれの場合であっても、ステップS110で保持される方向情報および識別情報は、最新の方向情報および最新の識別情報となる。なお、ステップS110では、ステップS106の処理が行われない場合には方向情報が保持される。
なお、ステップS108では、方向情報および識別情報の双方が保持されることを示したが、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援方法は、上記に限られず、例えば、ステップS100において生成した方向情報を生成後に適宜保持させ(例えば、ステップS100とステップS102の間に保持させる。)、ステップS108では識別情報を保持するとしてもよい。また、上記の場合、情報処理端末100は、ステップS102において、方向情報の保持と同期して基地局との通信を行うことができる。
ステップS110における方向情報および識別情報の保持が完了すると、再度ステップS100の処理を行う。なお、ステップS100の処理が定期的に行われる場合には、ステップS110の処理が完了したか否かに依存しなくてもよいことは、言うまでもない。
また、ステップS104において通信が成立しない場合には、ユーザが通信可能エリア外にいると判定され、端末側記憶部106に保持された方向情報および識別情報(すなわち、ステップS110において保持された最新の方向情報および最新の識別情報)に基づいて、提示情報を生成する(S112)。ここで、ステップS112において生成される提示情報は、例えば、音声または文字、あるいはこれらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。
ステップS112において提示情報が生成されると、生成された提示情報をユーザに提示する(S114)。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援方法は、情報処理端末100が、例えば定期的に基地局および管理情報処理装置300と通信を行うことにより、ユーザが通信可能エリア内にいるか、あるいは、通信可能エリア外にいるかを判定する。そして、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援方法は、ユーザが通信可能エリア外にいると判定された場合には、最新の方向情報および最新の識別情報(または、最新の方向情報のみでもよい。)に基づいて提示情報を生成してユーザに提示し、ユーザを通信可能エリア内へと誘導する。
したがって、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援方法が適用された情報処理端末100を使用するユーザは、たとえ通信可能エリア外へと移動してしまった場合であっても、情報処理端末100が提示する提示情報に従うことにより再度通信可能エリア内へと移動することができる。
[誘導支援方法の変形例]
図6に示す本発明の第1の実施形態に係る誘導支援方法では、ユーザが通信可能エリア内にいるか、あるいは通信可能エリア外にいるかの判定を、情報処理端末100と基地局との間の通信が成立するか否かにより行った。しかしながら、本発明の実施形態に係る誘導支援方法は、図6に限られず、例えば、さらに情報処理端末100と管理情報処理装置300との間の通信が成立するか否かにより、ユーザが通信可能エリア内にいるか、あるいは通信可能エリア外にいるかの判定を行うこともできる。
上記の場合であっても、本発明の実施形態に係る誘導支援方法は、通信が成立しない場合にはユーザに対して、ユーザを通信可能エリア内へと誘導するための提示情報を提示することができる。したがって、情報処理端末100を使用するユーザは、たとえ通信可能エリア外へと移動してしまった場合であっても、情報処理端末100が提示する提示情報に従うことにより再度通信可能エリア内へと移動することができる。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムを構成する情報処理端末は、ユーザが向いている方向を逐次検出して最新の方向情報を逐次生成し保持する。また、本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末は、上記方向情報の生成(または、保持)と同期して基地局および管理情報処理装置と通信を行うことにより、ユーザが通信可能エリア内にいるか、あるいは、通信可能エリア外にいるかを判定する。そして、本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末は、上記通信が行えない場合にはユーザが通信可能エリア外にいると判定し、少なくとも方向情報に基づいて生成されたユーザを通信可能エリア内へと誘導するための提示情報を、ユーザに提示することができる。
したがって、本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末を使用するユーザは、たとえ通信可能エリア外へと移動してしまった場合であっても、情報処理端末が提示する提示情報に従うことにより再度通信可能エリア内へと移動することができる。また、ユーザが例えば観光客である場合、すなわち、本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末が、ユーザにとって未知の場所で用いられる場合であっても、本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末は、ユーザを通信可能エリア内へと誘導することができる。したがって、本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末は、ユーザを問わずにユーザを通信可能エリア内へと誘導することができる。
また、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムを構成する管理情報処理装置は、情報処理端末が逐次生成し保持した方向情報と、情報処理端末と管理情報処理装置との間の通信を介する基地局が有する固有の識別情報とを、情報処理端末ごとの履歴情報として保持することができる。したがって、本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムを管理する管理者は、上記履歴情報を参照することによりユーザの足取り(移動経路の履歴)を把握することができる。
(第1の実施形態に係る誘導支援方法に係るプログラム)
第1の実施形態に係る情報処理端末をコンピュータとして機能させるためのプログラムにより、通信可能エリア外にいるユーザを通信可能エリア内へと誘導することができる。
(第2の実施形態)
上記では、本発明の第1の実施形態として、管理情報処理装置と通信を行ってユーザを通信可能エリアへと誘導することが可能な情報処理端末を示した。しかしながら、本発明の実施形態に係る情報処理端末は、管理情報処理装置と通信を行う構成に限られない。そこで次に、管理情報処理装置との通信を必要とせずにユーザを通信可能エリアへと誘導することが可能な、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末500を示すブロック図である。
図7を参照すると、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末500は、基本的に本発明の第1の実施形態に係る情報処理端末100と同様の構成を有しており、基地局400と通信を行うことができる。また、情報処理端末500の端末側記憶部106には履歴情報504が保持される。ここで、履歴情報504は、例えば、図5に示す本発明の第1の実施形態に係る管理情報処理装置300に保持される履歴情報と同様に、方向情報と識別番号とが含まれる情報とすることができる。なお、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末は、図7の構成に限られず、例えば、情報処理端末の端末側記憶部に方向情報および識別情報をそれぞれ別に保持することもでき、また、方向情報および識別情報を上書きして保持してもよい。
また、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末500と、第1の実施形態に係る情報処理端末100との相違点は、第2の実施形態に係る情報処理端末500が、ユーザを通信可能エリアへと誘導する場合に管理情報処理装置300との通信を必要としない点にある。しかしながら、第2の実施形態に係る情報処理端末500は、方向検出部102を備えることにより、情報処理端末500の方向、すなわちユーザが向いている方向を逐次検出して最新の方向情報を逐次生成して保持することができ、また、端末側通信部104を備えることにより当該方向情報の生成(または、保持)と同期して基地局と通信を行うことが可能である。したがって、第2の実施形態に係る情報処理端末500は、通信判定部108が基地局400との通信が行えないと判定した場合には、情報提示部112により提示情報をユーザに提示することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末500がユーザを誘導可能であることをさらに示すために、本発明の第2の実施形態に係る誘導支援方法について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る誘導支援方法を示す流れ図である。なお、図8に示す誘導支援方法は、一度行われれば終了という類のものではなく、何度でも行われるものである。
[第2の実施形態に係る誘導支援方法]
情報処理端末500は、第1の実施形態に係る誘導支援方法と同様に、情報処理端末500の方向、すなわちユーザが向いている方向を検出することにより方向情報を生成する(S200)。
第1の実施形態に係る誘導支援方法と同様に、ステップS200における方向の検出と同期して、情報処理端末500は基地局との通信を行い(S202)、通信が成立したか否かを判定する(S204)。なお、ステップS200で生成された方向情報を生成後に適宜保持する場合(例えば、ステップS200とステップS202との間に保持させる場合)には、情報処理端末500は、ステップS202において、方向情報の保持と同期して基地局と通信を行うとしてもよい。
ステップS204において通信が成立した場合には、通信を行っている基地局から識別情報を取得する(S206)。なお、本発明の第2の実施形態に係る誘導支援において、ステップS200で生成する方向情報のみで誘導を行う場合には、ステップS206が必須の処理ではないことは、言うまでもない。
ステップS200において生成した方向情報、およびステップS206において取得した識別情報を履歴情報として保持する(S208)。なお、ステップS208では、ステップS206の処理が行われない場合には方向情報が履歴情報として保持される。
ステップS208における方向情報および識別情報の保持が完了すると、第1の実施形態に係る誘導支援方法と同様に、再度ステップS200の処理を行う。なお、ステップS200の処理が定期的に行われる場合には、ステップS208の処理が完了したか否かに依存しなくてもよい。
また、ステップS204において通信が成立しない場合には、ユーザが通信可能エリア外にいると判定され、第1の実施形態に係る誘導支援方法と同様に、端末側記憶部106に保持された方向情報および識別情報(すなわち、ステップS208において保持された最新の方向情報および最新の識別情報)に基づいて、提示情報を生成する(S210)。
ステップS210において提示情報が生成されると、生成された提示情報をユーザに提示する(S212)。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る誘導支援方法は、情報処理端末500が、例えば定期的に基地局と通信を行うことにより、ユーザが通信可能エリア内にいるか、あるいは、通信可能エリア外にいるかを判定する。そして、本発明の第2の実施形態に係る誘導支援方法は、第1の実施形態に係る誘導支援方法と同様に、ユーザが通信可能エリア外にいると判定された場合には、履歴情報の中の最新の方向情報および最新の識別情報(または、最新の方向情報のみでもよい。)に基づいて提示情報を生成してユーザに提示し、ユーザを通信可能エリア内へと誘導する。
したがって、本発明の第2の実施形態に係る誘導支援方法が適用された情報処理端末500を使用するユーザは、第1の実施形態に係る誘導支援方法が適用された情報処理端末100を使用する場合と同様に、たとえ通信可能エリア外へと移動してしまった場合であっても、情報処理端末500が提示する提示情報に従うことにより再度通信可能エリア内へと移動することができる。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係る誘導支援システムを構成する情報処理端末は、ユーザが向いている方向を逐次検出して最新の方向情報を逐次生成し保持する。また、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末は、上記方向情報の生成(または、保持)と同期して基地局と通信を行うことにより、ユーザが通信可能エリア内にいるか、あるいは、通信可能エリア外にいるかを判定する。そして、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末は、上記通信が行えない場合にはユーザが通信可能エリア外にいると判定し、少なくとも方向情報に基づいて生成されたユーザを通信可能エリア内へと誘導するための提示情報を、ユーザに提示することができる。
したがって、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末を使用するユーザは、たとえ通信可能エリア外へと移動してしまった場合であっても、情報処理端末が提示する提示情報に従うことにより再度通信可能エリア内へと移動することができる。また、ユーザが例えば観光客である場合、すなわち、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末が、ユーザにとって未知の場所で用いられる場合であっても、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末は、ユーザを通信可能エリア内へと誘導することができる。したがって、本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末は、第1の実施形態に係る情報処理端末と同様に、ユーザを問わずにユーザを通信可能エリア内へと誘導することができる。
(第2の実施形態に係る誘導支援方法に係るプログラム)
第2の実施形態に係る情報処理端末をコンピュータとして機能させるためのプログラムにより、通信可能エリア外にいるユーザを通信可能エリア内へと誘導することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図2および図7に示す第1、第2の実施形態に係る情報処理端末では、情報処理端末の内部に方向検出部を備える構成が示されているが、かかる形態に限られず、例えば、方向検出部が情報処理端末と別体の装置としてユーザの腰部などに装着され、無線もしくは有線にて情報処理端末と接続されることもできる。上記の場合であっても、情報処理端末は、方向情報を逐次保持することができるので、第1、第2の実施形態に係る情報処理端末と同様に、少なくとも方向情報に基づいて生成されたユーザを通信可能エリア内へと誘導するための提示情報をユーザに提示することができる。
なお、方向検出部が情報処理端末と別体の装置である場合には、図6におけるステップS100(または、図8におけるステップS200)は、「方向の検出」ではなく、例えば、「方向情報の取得」と置き換えることができる。
また、上述した第1、第2の実施形態に係る情報処理端末では、少なくとも方向情報を用いて提示情報を生成する構成を示したが、かかる形態に限られず、例えば、情報処理端末が通信局と通信を行えなかったと判定した場合に「進んできた経路を戻る」旨の提示情報をユーザに提示することもできる。
さらに、上述した第1、第2の実施形態に係る情報処理端末では、情報処理端末が通信判定部を備え、通信が行えなかった場合に提示情報をユーザに提示する構成を示したが、かかる形態に限られず、例えば、通信が行えた場合にもその旨をユーザに提示することもできる。
上述した構成は、当業者が容易に変更し得る程度のことであり、本発明の等価範囲に属するものと理解すべきである。
本発明が対象とする問題の一例を示すための説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る誘導支援システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報提示部における提示情報の提示手段の一例を説明するための説明図である。 本発明の実施形態に係るユーザに対する誘導支援の流れを説明する説明図である。 管理情報処理装置に保持される履歴情報の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る誘導支援方法を示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理端末を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る誘導支援方法を示す流れ図である。
符号の説明
100、200、500 情報処理端末
102 方向検出部
104 端末側通信部
106 端末側記憶部
108 通信判定部
110 提示情報生成部
112 情報提示部
300 管理情報処理装置
302 管理側通信部
304 管理側記憶部
400 基地局

Claims (19)

  1. 少なくとも1以上の基地局と、ユーザにより使用される情報処理端末とを有し、少なくとも前記情報処理端末が前記基地局と通信を行えない場合に前記ユーザを前記情報処理端末が通信可能な領域へと誘導する誘導支援システムであって:
    前記情報処理端末は、
    前記情報処理端末の方向を示す方向情報を保持する端末側記憶部と;
    前記方向情報の保持と同期して少なくとも1以上の前記基地局と通信を行う端末側通信部と;
    前記基地局との通信が行えたか否かを判定する通信判定部と;
    前記通信判定部において前記基地局との通信が行えなかったと判定された場合には、前記端末側記憶部に保持された方向情報を用いて、前記情報処理端末が前記基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成する提示情報生成部と;
    前記提示情報生成部において生成された提示情報を前記ユーザに提示する情報提示部と;
    を備えることを特徴とする、誘導支援システム。
  2. 前記情報処理端末の提示情報生成部は、前記端末側記憶部に保持された最新の方向情報を用いて提示情報を生成することを特徴とする、請求項1に記載の誘導支援システム。
  3. 前記基地局それぞれは、基地局を識別するための固有の識別情報を有し、
    前記情報処理端末の前記端末側通信部は、前記方向情報の保持と同期して前記基地局から前記識別情報を取得し、
    前記情報処理端末の提示情報生成部は、さらに前記取得された識別情報を用いて、前記提示情報を生成することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の誘導支援システム。
  4. 前記基地局を介して前記情報処理端末と通信を行い、前記情報処理端末から送信される情報を保持する管理情報処理装置をさらに備え、
    前記情報処理端末の前記端末側通信部は、前記端末側記憶部が保持した方向情報と、前記方向情報の保持と同期して前記基地局から取得された前記識別情報とを前記管理情報処理装置へ送信し、
    前記管理情報処理装置は、前記情報処理端末から送信された方向情報と識別情報とを履歴として保持することを特徴とする、請求項3に記載の誘導支援システム。
  5. 前記基地局を介して前記情報処理端末と通信を行い、前記情報処理端末から送信される情報を保持する管理情報処理装置をさらに備え、
    前記情報処理端末の前記端末側通信部は、前記端末側記憶部が保持した方向情報と、前記方向情報の保持と同期して前記基地局から取得された前記識別情報とを前記管理情報処理装置へ送信し、
    前記管理情報処理装置は、前記情報処理端末から送信された方向情報と識別情報とを履歴として保持し、保持された方向情報と識別情報とを前記情報処理端末へ送信し、
    前記情報処理端末の端末側記憶部は、前記管理情報処理装置から送信された方向情報と識別情報とをさらに保持することを特徴とする、請求項3に記載の誘導支援システム。
  6. 前記情報処理端末の端末側記憶部は、前記基地局から取得された前記識別情報をさらに保持し、
    前記情報処理端末の提示情報生成部は、前記端末側記憶部に保持された最新の方向情報と、最新の識別情報とを用いて提示情報を生成することを特徴とする、請求項3〜5に記載の誘導支援システム。
  7. 前記情報処理端末の端末側記憶部は、方向情報を定期的に保持することを特徴とする、請求項1〜6に記載の誘導支援システム。
  8. 前記情報処理端末の提示情報生成部は、前記情報処理端末が前記基地局と通信可能な領域の方向を前記ユーザの聴覚を介して伝える音声情報を生成し、
    前記情報処理端末の情報提示部は、生成された前記音声情報を再生することを特徴とする、請求項1〜7に記載の誘導支援システム。
  9. 前記音声情報は、前記情報処理端末が前記基地局と通信可能な領域の方向側から発せられる音声であることを特徴とする、請求項8に記載の誘導支援システム。
  10. 少なくとも1以上の前記基地局と通信を行い、ユーザにより使用される情報処理端末であって:
    前記情報処理端末の方向を示す方向情報を保持する端末側記憶部と;
    前記方向情報の保持と同期して少なくとも1以上の前記基地局と通信を行う端末側通信部と;
    前記基地局との通信が行えたか否かを判定する通信判定部と;
    前記通信判定部において前記基地局との通信が行えなかったと判定された場合には、前記端末側記憶部に保持された方向情報を用いて、前記情報処理端末が前記基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成する提示情報生成部と;
    前記提示情報生成部において生成された提示情報を前記ユーザに提示する情報提示部と;
    を備えることを特徴とする、情報処理端末。
  11. 前記提示情報生成部は、前記端末側記憶部に保持された最新の方向情報を用いて提示情報を生成することを特徴とする、請求項10に記載の情報処理端末。
  12. 前記基地局それぞれは、基地局を識別するための固有の識別情報を有し、
    前記前記端末側通信部は、前記方向情報の保持と同期して前記基地局から前記識別情報を取得し、
    前記提示情報生成部は、さらに前記取得された識別情報を用いて、前記提示情報を生成することを特徴とする、請求項10または請求項11に記載の情報処理端末。
  13. 前記端末側通信部は、前記端末側記憶部が保持した方向情報と、前記方向情報の保持と同期して前記基地局から取得された前記識別情報とを管理情報処理装置へと送信することを特徴とする、請求項10〜12に記載の情報処理端末。
  14. 前記端末側記憶部は、前記管理情報処理装置から送信される方向情報と識別情報とをさらに保持することを特徴とする、請求項13に記載の情報処理端末。
  15. 前記端末側記憶部は、前記基地局から取得された前記識別情報をさらに保持し、
    前記提示情報生成部は、前記端末側記憶部に保持された最新の方向情報と、最新の識別情報とを用いて提示情報を生成することを特徴とする、請求項12〜14に記載の情報処理端末。
  16. 前記端末側記憶部は、方向情報を定期的に保持することを特徴とする、請求項10〜15に記載の情報処理端末。
  17. 前記提示情報生成部は、前記情報処理端末が前記基地局と通信可能な領域の方向を前記ユーザの聴覚を介して伝える音声情報を生成し、
    前記情報提示部は、生成された前記音声情報を再生することを特徴とする、請求項10〜16に記載の情報処理端末。
  18. 前記音声情報は、前記情報処理端末が前記基地局と通信可能な領域の方向側から発せられる音声であることを特徴とする、請求項17に記載の情報処理端末。
  19. ユーザにより使用され、少なくとも1以上の基地局と通信を行う情報処理端末において、前記基地局と通信が行えない場合に前記ユーザを前記通信処理端末通信が可能な領域へと誘導する誘導支援方法であって:
    前記情報処理端末の方向を示す方向情報を保持するステップと;
    前記方向情報の保持と同期して前記基地局と通信を行うステップと;
    前記基地局との通信が行えたか否かを判定するステップと;
    前記判定するステップにおいて前記基地局との通信が行えなかったと判定された場合には、前記保持するステップにおいて保持された方向情報を用いて、前記情報処理端末が前記基地局と通信可能な領域の方向を示す提示情報を生成するステップと;
    前記生成するステップにおいて生成された提示情報を前記ユーザに提示するステップと;
    を有することを特徴とする、誘導支援方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017032568A (ja) * 2011-12-15 2017-02-09 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated ナビゲーションサウンドスケーピング
JP2017147486A (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 株式会社デンソーウェーブ 無線通信装置
CN111200768A (zh) * 2018-11-20 2020-05-26 天地通科技有限责任公司 一种能定位讲解骨传导耳机

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