JP2017145983A - 制御装置、リモートコントローラ、制御システム、および制御プログラム - Google Patents

制御装置、リモートコントローラ、制御システム、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが自分の居場所がある区画の室内環境を変化させる機器のリモコンを容易にかつ確実に確認できるようにする。
【解決手段】制御装置1は、建屋内の空間を2以上に分割した区画の室内環境を変化させる機器を制御するリモコンと通信可能である。制御装置1のID入力部11は、ユーザを識別するユーザIDを示すユーザID情報を取得する。情報取得部12は、ユーザID情報に対応するユーザの居場所がある区画を示す情報を含むユーザ情報と、ユーザの居場所がある区画を示す情報に対応する機器を制御するリモートコントローラを示す情報を含む機器情報とを記憶部13から取得する。通知情報生成部14は、情報取得部12が取得した情報に基づいて、ユーザの居場所がある区画の空調を行う室内機を制御するリモコンを通知する通知情報を生成する。通知情報出力部15は、通知情報生成部14が生成した通知情報を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザによるリモートコントローラの特定を補助する制御装置、リモートコントローラ、制御システム、および制御プログラムに関する。
オフィスビルやマンションのような建物の空調設備において、1台の室外機に対して、建屋内の空間を2以上に分割した区画の空調を行う複数台の室内機が接続され、複数のリモートコントローラ(以下、リモコンと略す)がそれぞれの室内機を制御する場合がある。このような場合、これらの複数のリモコンが同一の区画に設置されることがある。このような状況では、区画内のユーザが自らの居場所の空調設定を変更したい場合、ユーザは自らの居場所がある区画の空調を行う室内機を制御するリモコンを特定する必要がある。
室内機とリモコンの対応関係を把握する方法としては、例えば、互いに接続された室内機とリモコンに同一の番号をシールや印字で表示したり、リモコンに室内機の詳細な設置位置をシールや印字で表示したり、室内機とリモコンの対応表を作成したりする方法がある。
特許文献1には、リモコンの操作に連動して、操作されたリモコンに対応する室内機に設けられた表示部に自身がリモコンの操作対象である旨を表示し、室内機とリモコンの接続関係をユーザに通知する空気調和機が開示されている。
特開2009−79786号公報
しかしながら、シールや印字での表示ははがれや劣化等で情報が失われるという課題があった。対応表は目視で接続先を探す必要があり、確認に時間がかかるという課題があった。また、特許文献1に記載の空気調和機では、リモコンを操作しない限り室内機の表示部にユーザへの通知が出力されないため、リモコンが複数設置されている場合に任意の室内機を制御するリモコンを特定するには、目標とする室内機に表示が現れるまでリモコンを1つ1つ操作しなければならないという課題があった。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、ユーザが自分の居場所がある区画の室内環境を変化させる機器のリモコンを容易にかつ確実に確認できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る制御装置は、建屋内の空間を2以上に分割した区画の室内環境を変化させる機器を制御するリモートコントローラと通信可能な制御装置である。制御装置は、識別情報取得部と、情報取得部と、通知情報生成部と、通知情報出力部とを備える。識別情報取得部は、ユーザを識別するユーザ識別情報を取得する。情報取得部は、ユーザ識別情報に対応するユーザの居場所がある区画を示す情報を含むユーザ情報、および、ユーザの居場所がある区画を示す情報に対応する区画の室内環境を変化させる機器を制御するリモートコントローラを示す情報を含む機器情報を取得する。通知情報生成部は、情報取得部が取得したユーザ情報および機器情報に基づいて、ユーザの居場所がある区画の室内環境を変化させる機器を制御するリモートコントローラを通知する通知情報を生成する。通知情報出力部は、通知情報生成部が生成した通知情報を出力する。
本発明によれば、制御装置が、ユーザを識別するユーザ識別情報に基づいて、ユーザの居場所がある区画の室内環境を変化させる機器を特定し、特定した機器を制御するリモコンを通知することで、ユーザは自分の居場所がある区画の室内環境を変化させる機器のリモコンを容易にかつ確実に確認できるようになる。
本発明の実施の形態1に係る制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態1に係る制御装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態1に係るユーザ情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る機器情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る通知画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態2に係る制御装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態2に係るユーザ情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態3に係る制御装置およびリモコンの動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るユーザの動作およびリモコンの変化の様子を表す図である。 本発明の実施の形態4に係る制御システムの構成例を示す図である。 実施の形態4に係るカードリーダ、制御装置およびリモコンの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る制御システムの構成例を示す図である。制御システム100は、制御装置1と、室内機200a、室内機200b、室内機200cおよび室内機200d(以下、総称して室内機200という)と、室外機500と、リモコン300a、リモコン300bおよびリモコン300c(以下、総称してリモコン300という)とで構成される。制御システム100の構成要素は、室外機500を除いて建屋20内に設置されている。建屋20内には、空調が行われる空間21がある。空間21は、例えば執務室、会議室、応接室、実験室、加工場、組立場、作業場、居住空間などである。空間21は、区画210a、区画210bおよび区画210c(以下、総称して区画210という)に分かれている。
室内機200aは主として区画210aの空調を行う。室内機200bは主として区画210bの空調を行う。室内機200cおよび室内機200dは主として区画210cの空調を行う。図1では、空間21内に3つの区画210がある例を示したが、空間21内の区画210は3つに限らず、2つ以上であればよい。また、2つ以上の区画210は、必ずしも壁で区切られた部屋でなくともよく、例えば、パーティションで区切られた空間でもよいし、ひとつながりの空間を仮想的に区切った空間でもよい。また、区画210が2つ以上の部屋を含んでもよい。例えば、スタジオ室(実演室)とモニタ室のように一体で空調を制御する場合は、それらを合わせて1つの区画210とみなしてもよい。図1では、建屋20に1つの空間21がある例を示したが、建屋20には2以上の空間21があってもよい。
室内機200は、室外機500に接続している。リモコン300は、室内機200および制御装置1と通信可能に接続する。リモコン300aは、室内機200aを制御する。リモコン300bは、室内機200bを制御する。リモコン300cは、室内機200cおよび室内機200dを制御する。図1では、4つの室内機200がある例を示したが、室内機200は4つに限らず、2つ以上であればよい。図1では、3つのリモコン300がある例を示したが、リモコン300は3つに限らず、2つ以上であればよい。制御装置1に接続される各機器にはアドレスが割り振られており、制御装置1はアドレスで指定した機器と通信を行う。
制御装置1、リモコン300a、リモコン300bおよびリモコン300cは、区画210cに設置されている。図1の例では、これらの機器はすべて区画210cの壁に並べて取り付けられている。各機器間の通信規格は、例えばEthernet(登録商標)やEIA−422、EIA−485である。各機器間の配線がすべて同じものである必要はなく、例えば一部にLAN(Local Area Network)ケーブルを用いてもよい。また、各機器間の接続の一部または全部をWi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)のような無線接続に置換えてもよい。制御装置1は、モニタ101とカードリーダ102とを備える。モニタ101は制御装置1が出力する情報を画面表示する。カードリーダ102は、ユーザを識別するユーザIDが記録されたIDカードを読み取る。
図2は、実施の形態1に係る制御装置の機能構成例を示す図である。制御装置1は、ID入力部11と、情報取得部12と、記憶部13と、通知情報生成部14と、通知情報出力部15とを備える。ID入力部11は、カードリーダ102に接続する通信インターフェースで構成され、カードリーダ102が読み取ったユーザIDを示すユーザID情報を取得する。ユーザID情報は本発明におけるユーザ識別情報であって、ID入力部11は、本発明における識別情報取得部である。ユーザ識別情報は、ユーザID情報に限らずユーザの氏名や生年月日など、ユーザを識別可能な情報であればなんでもよい。ID入力部11は、取得したユーザID情報を情報取得部12に送る。
記憶部13は、ハードディスク、スタティックRAM(Random Access Memory)またはフラッシュメモリなどの不揮発メモリで構成され、ユーザID情報と、ユーザの居場所がある区画210を示す情報とを含むユーザ情報を記憶する。ユーザの居場所とは、例えばオフィス内のユーザのデスクがある場所や、ユーザが作業を行う場所、ユーザの自室など、ユーザに対してあらかじめ決められた場所である。フリーレイアウトのオフィスようにユーザの居場所が日によって変わるような場合は、ユーザが選択した場所をユーザの居場所として特定する。ユーザの居場所を特定する方法は、例えば、ユーザがユーザ端末を接続したポートで特定してもよいし、ユーザが選択した場所に設けられたカードリーダにユーザIDが記録されたIDカードをかざすことで制御装置1に通知してもよいし、ユーザがユーザ端末から選択した場所を示す情報を制御装置1に送信してもよい。また、記憶部13は、室内機200が空調を行う区画210を示す情報と、区画210の空調を行う室内機200を制御するリモコン300を示す情報とを含む機器情報を記憶する。ここで、記憶部13が記憶するユーザ情報および機器情報について、図3および図4を用いて説明する。
図3は、実施の形態1に係るユーザ情報の一例を示す図である。図3の例では、ユーザ情報は、ユーザの氏名を示す「氏名」と、ユーザのユーザIDを示す「ユーザID」と、ユーザの居場所がある区画210を示す「区画」との項目で構成される。「山田一郎」、「田中二郎」、「中山三郎」の3名のユーザのユーザIDはそれぞれ、「001」、「002」、「003」である。また、「山田一郎」、「田中二郎」、「中山三郎」の3名のユーザの居場所はそれぞれ、区画210a、区画210bおよび区画210cに含まれる。ユーザ情報はこれに限らず、少なくともユーザIDを示す情報と、ユーザの居場所がある区画210を示す情報とを含んでいればよい。また、ユーザ情報は、ユーザの部署名や、職種、業務内容など、図3には示されていない情報を含んでもよい。
図4は、実施の形態1に係る機器情報の一例を示す図である。図4の例では、機器情報は、室内機200を示す「室内機」と、室内機200が空調を行う区画210を示す「区画」と、区画210の空調を行う室内機200を制御するリモコン300を示す「リモコン」との項目で構成される。室内機200aおよび室内機200bはそれぞれ、区画210aおよび区画210bの空調を行い、室内機200cおよび室内機200dは、区画210cの空調を行う。室内機200aおよび室内機200bはそれぞれ、リモコン300aおよびリモコン300bに制御され、室内機200cおよび室内機200dは、リモコン300cに制御される。なお、「リモコン」は、室内機200を制御するリモコン300のアドレスであってもよい。機器情報はこれに限らず、少なくとも室内機200が空調を行う区画210を示す情報と、区画210の空調を行う室内機200を制御するリモコン300を示す情報とを含んでいればよい。また、機器情報は、室内機200の機種名や、型番など、図4には示されていない情報を含んでもよい。
図2の情報取得部12は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAMなどで構成され、ID入力部11から受け取ったユーザID情報に対応するユーザ情報を記憶部13から読み出す。情報取得部12は、さらに読み出したユーザ情報に含まれるユーザの居場所がある区画210を示す情報に対応する機器情報を記憶部13から読み出す。情報取得部12は、読み出したユーザ情報および機器情報を通知情報生成部14に送る。通知情報生成部14は、CPU、ROMおよびRAMなどで構成され、情報取得部12から受け取ったユーザ情報および機器情報に基づいて、ユーザの居場所がある区画210の空調を行う室内機200を制御するリモコン300(以下、対象リモコンという)を通知する通知情報を生成する。通知情報生成部14は、生成した通知情報を通知情報出力部15に送る。通知情報出力部15は、モニタ101に接続する通信インターフェースで構成され、通知情報生成部14から受け取った通知情報をモニタ101に出力し、通知情報の画像表示や文字表示を行う。
制御装置1がスピーカのような音声出力装置を備える場合には、通知情報出力部15は通知情報を音声出力してもよい。あるいは、制御装置1が、ユーザが視認できる位置に通知用ランプを備えている場合には通知情報をランプの点消灯で出力してもよい。通知用ランプは例えばLEDである。ランプの点消灯による通知情報の出力は、例えば、制御装置1は壁に並べられたリモコン300と同じ配置で複数の通知用ランプを備え、対象リモコンに相当する位置の通知用ランプを点灯または消灯させることで対象リモコンをユーザに通知する。ランプの点消灯は、ランプの点滅であってもよい。ここで、図5を用いて制御装置1が行う処理について説明する。
図5は、実施の形態1に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、制御装置1の起動中に、建屋20内のユーザが制御装置1の設置場所まで移動し、カードリーダ102にIDカードをかざすと開始する。制御装置1のID入力部11は、カードリーダ102が読み取ったユーザIDを示すユーザID情報を取得する(ステップS11)。ID入力部11は、取得したユーザID情報を情報取得部12に送る。情報取得部12は、ID入力部11から受け取ったユーザID情報に対応するユーザ情報を記憶部13から読み出す(ステップS12)。
図3の例を参照すると、例えば、ID入力部11から受け取ったユーザID情報が示すユーザIDが001であった場合、情報取得部12は、「氏名」山田一郎、「ユーザID」001、「区画」210aのユーザ情報を読み出す。情報取得部12は、さらに読み出したユーザ情報に含まれるユーザの居場所がある区画210を示す情報に対応する機器情報を記憶部13から読み出す(ステップS13)。図4の例を参照すると、情報取得部12は、「室内機」200a、「区画」210a、「リモコン」300aの機器情報を読み出す。
情報取得部12は、読み出したユーザ情報および機器情報を通知情報生成部14に送る。通知情報生成部14は、情報取得部12から受け取ったユーザ情報および機器情報に基づいて、対象リモコンを通知する通知情報を生成し(ステップS14)、通知情報出力部15に送る。通知情報は、文字情報であってもよいし、画像情報であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。例えば、リモコンの製造番号を画像データとしてあらかじめ記憶しておいて表示してもよいし、リモコンの配置を示す画像データをあらかじめ記憶しておいて表示してもよい。
図3および図4の例の場合、通知情報生成部14は、情報取得部12から受け取った「氏名」山田一郎、「ユーザID」001、「区画」210aのユーザ情報と、「室内機」200a、「区画」210a、「リモコン」300aの機器情報とに基づいて、例えば「山田一郎さんの席の空調制御用リモコンは300aです」といったメッセージを表示する通知画面を生成し、通知情報として通知情報出力部15に送る。通知情報出力部15は、通知情報生成部14から受け取った通知情報をモニタ101に出力し(ステップS15)、処理を終了する。ここで、モニタ101に出力され、画面表示される通知画面について図6を用いて説明する。
図6は、実施の形態1に係る通知画面の一例を示す図である。通知情報生成部14は、情報取得部12から「氏名」山田一郎、「ユーザID」001、「区画」210aのユーザ情報と、「室内機」200a、「区画」210a、「リモコン」300aの機器情報とを受け取ると、「山田一郎さんのリモコンは」というメッセージと、リモコン300aの位置を示す画像とを表示する図6に示すような通知画面を生成する。図6の例では、リモコン300の画像を実際に壁に並べられた順に配置通りに表示させ、リモコン300aの画像を破線で囲み、矢印で示すことで、リモコン300aの位置を示している。
以上説明したように実施の形態1の制御装置1によれば、制御装置1がユーザID情報に基づいて、ユーザの居場所がある区画210の空調を行う室内機200を特定し、対象リモコンをユーザに通知することで、ユーザは対象リモコンを容易にかつ確実に確認できるようになる。また、制御装置1がユーザID情報を取得するたびに、ユーザの対象リモコンを通知する通知情報を生成して出力しているので、ユーザ情報や機器情報が変更される場合にも対応できる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係る制御システムの構成例を示す図である。制御システム200は、制御システム100の構成要素に加え、サーバ600、スイッチングハブ700、ユーザ端末800a、ユーザ端末800bおよびユーザ端末800c(以下、総称してユーザ端末800という)を備える。サーバ600およびスイッチングハブ700は、建屋20内の空間22内に設置される。制御装置1、サーバ600およびユーザ端末800はそれぞれ、スイッチングハブ700にLANケーブルで物理的に接続され、同一ネットワーク上に接続される。
サーバ600は、ハードディスク、スタティックRAMまたはフラッシュメモリなどの不揮発メモリで構成される記憶部を備え、ユーザ情報および機器情報を記憶する。つまり、制御システム100では制御装置1の記憶部13が記憶していたユーザ情報および機器情報を、制御システム200ではサーバ600の記憶部が記憶する。ユーザ端末800は、ユーザが使用する端末であって、少なくとも制御装置1から受信した通知情報を出力する機能を備える。その他の構成は、制御システム100と同様である。図1と同様の構成については同一の符号を付しており、同一の符号の構成に関する説明は省略する。
図8は、実施の形態2に係る制御装置の機能構成例を示す図である。実施の形態2の制御装置1は、実施の形態1の制御装置1の構成要素から記憶部13を除いた構成である。情報取得部12は、例えばCPU、ROMおよびRAM、ネットワークに接続する通信インターフェースなどで構成され、ID入力部11から受け取ったユーザID情報に対応するユーザ情報をサーバ600から取得する。サーバ600の記憶部が記憶するユーザ情報は、実施の形態1のユーザ情報に加え、ユーザが使用するユーザ端末800を示す情報を含む。ここで、サーバ600の記憶部が記憶するユーザ情報について、図9を用いて説明する。
図9は、実施の形態2に係るユーザ情報の一例を示す図である。図9の例では、ユーザ情報は、図3に示す「氏名」、「ユーザID」、「区画」の項目に加え、ユーザが使用するユーザ端末800を示す「ユーザ端末」の項目を有する。「ユーザ端末」の項目は、「山田一郎」、「田中二郎」、「中山三郎」の3名のユーザがそれぞれ、ユーザ端末800a、ユーザ端末800b、ユーザ端末800cを使用することを示している。なお、ユーザが使用するユーザ端末800を示す情報は、サーバ600の記憶部が記憶するユーザ情報に含まず、制御装置1が記憶してもよい。
図8の制御装置1の情報取得部12は、さらに取得したユーザ情報に含まれるユーザの居場所がある区画210を示す情報に対応する機器情報をサーバ600から取得する。情報取得部12は、取得したユーザ情報および機器情報を通知情報生成部14に送る。通知情報生成部14は、情報取得部12から受け取ったユーザ情報および機器情報に基づいて、対象リモコンを通知する通知情報を生成する。通知情報出力部15は、モニタ101に接続する通信インターフェースと、ネットワークに接続する通信インターフェースとで構成され、通知情報生成部14から受け取った通知情報を、モニタ101に画面表示し、ユーザが使用するユーザ端末800に送信する。なお、ユーザ端末800がユーザの所持する携帯端末であって、通知情報出力部15が通知情報をユーザが使用するユーザ端末800にのみ送信する構成の場合は、制御装置1はモニタ101を備えなくてもよい。
図8には図示しないが、制御装置1は、通知情報を生成するための文字情報や画像情報を記憶する記憶部を備える。また、情報取得部12は、サーバ600から取得したユーザ情報および機器情報を一時記憶する。制御装置1の機能構成は図8の例に限らず、プッシュスイッチやタッチパネルといった入力装置で構成される入力部を備え、サーバ600から取得したユーザ情報および機器情報を、ユーザが入力部から書き換え可能に構成してもよい。この場合、制御装置1の情報取得部12はサーバ600から取得したユーザ情報および機器情報を通知情報出力部15に送り、モニタ101に画面表示させてもよい。これにより、ユーザはユーザ情報および機器情報を確認しながら書き換えることができる。通知情報出力部15は、書き換えられたユーザ情報および機器情報をサーバ600に送信する。これにより、サーバ600の記憶部のユーザ情報および機器情報を更新することができる。
その他の機能構成は、実施の形態1の制御装置1と同様である。図2と同様の構成については同一の符号を付しており、同一の符号の構成に関する説明は省略する。なお、ユーザは、ユーザ端末800からサーバ600にアクセスし、サーバ600の記憶部のユーザ情報および機器情報を更新してもよい。ここで、図5を用いて実施の形態2の制御装置1が行う処理について説明する。説明のため、サーバ600の記憶部には図9に示したユーザ情報および図4に示した機器情報が記憶されているものとする。
以下の処理は、制御装置1の起動中に、建屋20内のユーザが制御装置1の設置場所まで移動し、カードリーダ102にIDカードをかざすと開始する。ここでは具体的に、建屋20内で、氏名が「田中二郎」であるユーザが、自分のIDが記録されているIDカードをカードリーダ102にかざした場合について説明する。制御装置1のID入力部11は、カードリーダ102が読み取ったユーザID002を示すユーザID情報を取得する(ステップS11)。ID入力部11は、取得したユーザID情報を情報取得部12に送る。情報取得部12は、ID入力部11から受け取ったユーザID情報が示すユーザID002に対応する「氏名」田中二郎、「ユーザID」002、「区画」210bのユーザ情報を読み出す(ステップS12)。情報取得部12は、さらに「室内機」200b、「区画」210b、「リモコン」300bの機器情報を読み出す(ステップS13)。情報取得部12は、読み出したユーザ情報および機器情報を通知情報生成部14に送る。
通知情報生成部14は、情報取得部12から受け取った「氏名」田中二郎、「ユーザID」002、「区画」210bのユーザ情報と、「室内機」200b、「区画」210b、「リモコン」300bの機器情報とに基づいて、例えば「田中二郎さんの席の空調制御用リモコンは300bです」といったメッセージを表示する通知画面を生成し(ステップS14)、通知情報として通知情報出力部15に送る。通知情報出力部15は、通知情報生成部14から受け取った通知情報を、氏名が「田中二郎」であるユーザが使用するユーザ端末800bに送信し(ステップS15)、処理を終了する。
以上説明したように実施の形態2の制御装置1によれば、制御装置1がユーザID情報に基づいて、ユーザの居場所がある区画210の空調を行う室内機200を特定し、対象リモコンをユーザに通知することで、ユーザは対象リモコンを容易にかつ確実に確認できるようになる。また、制御装置1がユーザID情報を取得するたびに、ユーザの対象リモコンを通知する通知情報を生成して出力しているので、ユーザ情報や機器情報が変更される場合にも対応できる。さらに、制御装置1がユーザ情報および機器情報を保持せず、サーバ600から取得するので、制御装置1を小型化できる。制御装置1が入力部を備える構成の場合、ユーザは制御装置1からサーバ600に記憶されたユーザ情報および機器情報を更新することができる。ユーザ端末800がサーバ600と同じネットワークに接続されているので、ユーザは、ユーザ端末800からサーバ600に記憶されたユーザ情報および機器情報を更新することも可能である。
(実施の形態3)
図10は、本発明の実施の形態3に係る制御システムの構成例を示す図である。制御システム300は、制御システム200の構成要素と同様であるが、制御装置1が建屋20内の空間22内に設置される。実施の形態3の制御装置1はモニタ101を備えるが、カードリーダ102は制御装置1に接続する外部機器であって、区画210cに設置される。制御装置1とカードリーダ102との接続は、有線接続でもよいし、無線接続でもよい。また、リモコン300はユーザが視認できる位置に通知用ランプを備えている。通知用ランプは例えばLEDである。その他の構成は、制御システム200と同様である。図7と同様の構成については同一の符号を付しており、同一の符号の構成に関する説明は省略する。実施の形態3の制御装置1の機能構成は、図8と同様である。
実施の形態3の通知情報は、対象リモコンの通知用ランプを点滅させる点滅制御信号を含む。通知情報出力部15は、モニタ101に接続する通信インターフェースと、ネットワークに接続する通信インターフェースとで構成され、通知情報生成部14から受け取った通知情報に含まれる対象リモコンを通知する通知画面をモニタ101に画面表示し、通知情報に含まれる点滅制御信号をリモコン300に送信する。なお、通知情報が点滅制御信号のみである場合には、制御装置1がモニタ101を備えなくてもよい。ここで、図11を用いて実施の形態3の制御装置1が行う処理について説明する。説明のため、サーバ600の記憶部には図9に示したユーザ情報および図4に示した機器情報が記憶されているものとする。
図11は、実施の形態3に係る制御装置およびリモコンの動作の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、制御装置1およびリモコン300の起動中に、建屋20内のユーザがカードリーダ102の設置場所まで移動し、カードリーダ102にIDカードをかざすと開始する。図11の例では具体的に、建屋20内で、氏名が「中山三郎」であるユーザが、自分のIDが記録されているIDカードをカードリーダ102にかざした場合について説明する。また、通知情報は点滅制御信号のみであって、制御装置1はモニタ101を備えないものとする。
制御装置1のID入力部11は、カードリーダ102が読み取ったユーザID003を示すユーザID情報を取得する(ステップS21)。ID入力部11は、取得したユーザID情報を情報取得部12に送る。情報取得部12は、ID入力部11から受け取ったユーザID情報が示すユーザID003に対応する「氏名」中山三郎、「ユーザID」003、「区画」210cのユーザ情報を読み出す(ステップS22)。情報取得部12は、さらに「室内機」200c、「区画」210c、「リモコン」300cの機器情報を読み出す(ステップS23)。情報取得部12は、読み出した機器情報を通知情報生成部14に送る。
通知情報生成部14は、情報取得部12から受け取った「室内機」200c、「区画」210c、「リモコン」300cの機器情報に基づいて、対象リモコンであるリモコン300cの通知用ランプを点滅させる点滅制御信号を生成し(ステップS24)、通知情報として通知情報出力部15に送る。通知情報出力部15は、通知情報生成部14から受け取った通知情報(点滅制御信号)を、リモコン300cに送信し(ステップS25)、処理を終了する。リモコン300cは、制御装置1から通知情報(点滅制御信号)を受信すると(ステップS31)、通知用ランプを点滅させる(ステップS32)。決められた時間が経過していない場合(ステップS33;NO)、リモコン300cは、ステップS32およびステップS33を繰り返し、通知用ランプの点滅を継続する。決められた時間が経過した場合(ステップS33;YES)、リモコン300cは処理を終了する。なお、通知用ランプを点滅させる決められた時間は点滅制御信号で指定してもよいし、リモコン300に内蔵されたプログラムで規定されているものであってもよい。上記の処理が実行される際のユーザの動作およびリモコン300cの変化の様子を、図12を用いて説明する。
図12は、実施の形態3に係るユーザの動作およびリモコンの変化の様子を表す図である。図12(a)は、氏名が「中山三郎」であるユーザが、自分のIDが記録されているIDカードをカードリーダ102にかざした様子を表している。図12(a)の例では、カードリーダ102に完了通知ランプを備え、カードリーダ102がIDカードを読み取り完了すると完了通知ランプが点灯するように構成されている。完了通知ランプは例えばLEDである。制御装置1のID入力部11は、カードリーダ102が読み取ったユーザID003を示すユーザID情報を取得する。図12(b)は、氏名が「中山三郎」であるユーザが、自分のIDが記録されているIDカードをカードリーダ102にかざした際のリモコン300の様子を表している。リモコン300のうち、氏名が「中山三郎」であるユーザの対象リモコンであるリモコン300cは、制御装置1から通知情報(点滅制御信号)を受信し、通知用ランプを点滅させている。
通知用ランプは点滅させてもよいし、消灯状態から点灯させてもよいし、点灯状態から消灯させてもよい。また、リモコン300は、通知用ランプを備える構成としたが、リモコン300は、液晶ディスプレイのような文字や画像を表示する表示装置や、ブザーやスピーカなどの音声出力装置、またはBluetoothやWi−Fiや特定小電力無線などの無線通信用装置を備え、これらによって通知情報を出力する構成にしてもよい。また、対象リモコンに点滅制御信号を送信する構成としたが、対象リモコンが制御する室内機200に点滅制御信号を送信し、室内機200が対象リモコンに点滅制御信号を送信する構成にしてもよい。
以上説明したように実施の形態3の制御装置1によれば、制御装置1がユーザID情報に基づいて、ユーザの居場所がある区画210の空調を行う室内機200を特定し、対象リモコンをユーザに通知することで、ユーザは対象リモコンを容易にかつ確実に確認できるようになる。また、制御装置1がユーザID情報を取得するたびに、ユーザの対象リモコンを通知する通知情報を生成して出力しているので、ユーザ情報や機器情報が変更される場合にも対応できる。さらに、対象リモコンの通知用ランプを点滅させることで視認性が向上し、ユーザはより迅速に対象リモコンを確認できるようになる。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4に係る制御システムの構成例を示す図である。制御システム400は、制御システム300の構成要素と同様であるが、カードリーダ102が建屋20の入り口23に設置され、カードリーダ102と制御装置1とは、スイッチングハブ700にLANケーブルで物理的に接続され、同一ネットワーク上に接続される。つまり、実施の形態4では、空調設備(室内機200、リモコン300および室外機500)以外の各機器間の通信インターフェースはすべてLANに集約されている。カードリーダ102は、ユーザがかざしたIDカードに記録されたユーザIDを読み取り、読み取ったユーザIDを示すユーザID情報を制御装置1に送信する。その他の構成は、制御システム300と同様である。図10と同様の構成については同一の符号を付しており、同一の符号の構成に関する説明は省略する。
実施の形態4の制御装置1の機能構成は、図8と同様である。なお、実施の形態3と同様に、通知情報が対象リモコンの通知用ランプを点滅させる点滅制御信号のみである場合には、制御装置1がモニタ101を備えなくてもよい。ここで、図14を用いて実施の形態4の制御装置1が行う処理について説明する。説明のため、サーバ600の記憶部には図9に示したユーザ情報および図4に示した機器情報が記憶されているものとする。
図14は、実施の形態4に係るカードリーダ、制御装置およびリモコンの動作の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、カードリーダ102、制御装置1およびリモコン300の起動中に、ユーザが建屋20の入り口23に設置されたカードリーダ102にIDカードをかざすと開始する。図14の例では具体的に、氏名が「山田一郎」であるユーザが入り口23で自分のIDが記録されているIDカードをカードリーダ102にかざした後であって通知用ランプを点滅させる決められた時間が経過する前に、氏名が「中山三郎」であるユーザが入り口23で自分のIDが記録されているIDカードをカードリーダ102にかざした場合について説明する。また、通知情報は点滅制御信号のみであって、制御装置1はモニタ101を備えないものとする。
氏名が「山田一郎」であるユーザが入り口23で自分のIDが記録されているIDカードをカードリーダ102にかざしたことにより、リモコン300aの通知用ランプが点滅している(ステップS61)。カードリーダ102は、氏名が「中山三郎」であるユーザがかざしたIDカードに記録されたユーザID003を読み取り(ステップS41)、ユーザID003を示すユーザID情報を制御装置1に送信し(ステップS42)、処理を終了する。制御装置1のID入力部11は、カードリーダ102からユーザID情報を受信する(ステップS51)。ID入力部11は、受信したユーザID情報を情報取得部12に送る。情報取得部12は、前回ID入力部11からユーザID情報を受け取ってから決められた時間が経過しているか否かを判定する(ステップS52)。
氏名が「山田一郎」であるユーザのユーザID001を示すユーザID情報を受け取ってから決められた時間が経過していないので(ステップS52;NO)、情報取得部12ユーザID001を示すユーザID情報を受け取ってから決められた時間が経過していないことを示す情報を通知情報生成部14に送る。通知情報生成部14は、情報取得部12からユーザID001を示すユーザID情報を受け取ってから決められた時間が経過していないことを示す情報を受け取ると、通知用ランプの点滅を終了させる終了制御信号を生成し(ステップS53)、通知情報出力部15に送る。通知情報出力部15は、通知情報生成部14から受け取った終了制御信号をリモコン300aに送信する(ステップS54)。リモコン300aは、制御装置1から終了制御信号を受信すると(ステップS62)、通知用ランプの点滅を終了し(ステップS63)、処理を終了する。なお、前回ユーザID情報を受け取ってから決められた時間が経過している場合には(ステップS52;YES)、処理はステップS55に移行する。
情報取得部12は、ID入力部11から受け取ったユーザID情報が示すユーザID003に対応する「氏名」中山三郎、「ユーザID」003、「区画」210cのユーザ情報を読み出す(ステップS55)。情報取得部12は、さらに「室内機」200c、「区画」210c、「リモコン」300cの機器情報を読み出す(ステップS56)。情報取得部12は、読み出した機器情報を通知情報生成部14に送る。通知情報生成部14は、情報取得部12から受け取った「室内機」200c、「区画」210c、「リモコン」300cの機器情報に基づいて、対象リモコンであるリモコン300cの通知用ランプを点滅させる点滅制御信号を生成し(ステップS57)、通知情報として通知情報出力部15に送る。通知情報出力部15は、通知情報生成部14から受け取った通知情報(点滅制御信号)を、リモコン300cに送信し(ステップS58)、処理を終了する。リモコン300cは、制御装置1から通知情報(点滅制御信号)を受信すると(ステップS71)、通知用ランプを点滅させる(ステップS72)。決められた時間が経過していない場合(ステップS73;NO)、リモコン300cは、ステップS72およびステップS73を繰り返し、通知用ランプの点滅を継続する。決められた時間が経過した場合(ステップS73;YES)、リモコン300cは処理を終了する。
リモコン300cがステップS72およびステップS73を繰り返している間に制御装置1のID入力部11がカードリーダ102から他のユーザユーザID情報を受信した場合に終了制御信号が制御装置1からリモコン300cに送信され、リモコン300cは決められた時間の経過を待たずに通知用ランプの点滅を終了する。図14の例では、制御装置1は、前回ユーザID情報を取得してから決められた時間が経過しているか否かを判定する構成としたが、制御装置1は、決められた時間が経過しているか否かに関わらず、ユーザID情報を取得すると、前回通知情報を送信したリモコン300に終了制御信号を送信する構成にしてもよい。さらに、カードリーダ102はスイッチングハブ700を介して制御装置1と接続される構成としたが、例えばカードリーダ102によりユーザの入退場を管理する入退場管理システムを設け、制御装置1が入退場管理システムからユーザのIDを受信する構成としてもよい。
特に、多くのユーザが頻繁にIDカードをかざして入り口23を通行する環境においては、次のIDカードがかざされたタイミングで前のリモコン300の通知用ランプの点滅処理を中止した場合に、点滅処理を中止されたリモコン300を利用するユーザが対象リモコンを特定できない可能性がある。これを防ぐため、リモコン300の通知用ランプの点灯・点滅に際して、ユーザごとに点灯・点滅させる通知用ランプの色を変化させたり、点灯・点滅パターンを変化させたりしてもよい。この場合、ユーザごとの通知用ランプの色や点灯・点滅パターンをあらかじめ一意に割り当てておいてもよいし、識別可能な通知用ランプの色や点灯・点滅パターンをユーザごとに割り当てることが困難な場合は、例えば、カードリーダ102にもリモコン300の通知用ランプと同様のランプ(例えば完了通知ランプ)を設け、IDカードをかざすたびにカードリーダ102のランプを異なる色や点灯・点滅パターンで制御し、リモコン300の通知用ランプもカードリーダ102のランプと同じ色や点灯・点滅パターンで制御するようにしてもよい。
以上説明したように実施の形態4の制御装置1によれば、制御装置1がユーザID情報に基づいて、ユーザの居場所がある区画210の空調を行う室内機200を特定し、対象リモコンをユーザに通知することで、ユーザは対象リモコンを容易にかつ確実に確認できるようになる。また、制御装置1がユーザID情報を取得するたびに、ユーザの対象リモコンを通知する通知情報を生成して出力しているので、ユーザ情報や機器情報が変更される場合にも対応できる。さらに、対象リモコンの通知用ランプを点滅させることで視認性が向上し、ユーザはより迅速に対象リモコンを確認できるようになる。
ユーザがカードリーダ102にIDカードをかざしたときに点滅中の通知用ランプがある場合には、点滅を終了させることで、同時に異なるリモコン300の通知用ランプが点滅することにより、どちらのユーザの対象リモコンか判別できなくなるのを防ぐことができる。また、居場所が異なる複数のユーザが建屋20に入る際に通行する入り口23にカードリーダ102を配置することで、ユーザがカードリーダ102にIDカードをかざして対象リモコンを特定するためだけに移動する必要が無くなる。さらに、リモコン300の通知用ランプを点滅させる決められた時間をカードリーダ102の設置位置からリモコン300の設置位置までの移動にかかる時間よりも十分長い時間に設定すれば、カードリーダ102の設置位置とリモコン300の設置位置が離れている場合でも、ユーザがカードリーダ102の設置位置からリモコン300の設置位置まで移動している間に通知用ランプによる通知が終了してしまうことを防止できる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、当業者が想到しうる変形を本実施の形態に施したものも、本発明に含まれる。つまり、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
上記の実施の形態では、制御装置1のID入力部11は、カードリーダ102を用いてユーザID情報を取得するが、ユーザID情報の取得方法はこれに限らず、ID入力部11は、例えば、プッシュスイッチやタッチパネルといったユーザインターフェースで構成され、ユーザIDの入力を受け付け、ユーザが入力したユーザIDを示すユーザID情報を取得してもよい。
上記の実施の形態では、制御装置1が室内機200を制御する対象リモコンをユーザに通知するが、これに限らず、制御装置1がユーザに通知する対象リモコンは、照明装置や換気装置、空気清浄機など、建屋20内の空間21の室内環境を変化させる機器のリモコンであれば何でもよい。
図15は、本発明の実施の形態に係る制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置1は、ハードウェア構成としてプロセッサ81、メモリ82、インターフェース83を備える。制御装置1の情報取得部12および通知情報生成部14の各機能は、プロセッサ81がメモリ82に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。メモリ82は、例えばRAM(Random Access Memory)やFlash ROM(Read Only Memory)、それらを組み合わせたものであり、記憶部13は、メモリ82上に構成される。
インターフェース83は、各機器と接続する通信I/Fと、ユーザからの情報の入力を受け付けるユーザインターフェース(以下、ユーザI/Fと略す)で構成される。通信I/Fは、ID入力部11および通知情報出力部15として機能する。インターフェース83は必要に応じて他の種類のインターフェースを含んでもよい。例えば、インターフェース83は、ユーザからの情報の入力を受け付けるユーザI/Fを含んでもよい。ユーザI/Fは、例えば、プッシュスイッチやタッチパネルといった入力装置であり、制御装置1が入力部を備える構成では、入力部として機能する。図15では、プロセッサ81およびメモリ82をそれぞれ1つで構成する例を示しているが、複数のプロセッサ81および複数のメモリ82が連携して各機能を実行してもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協同により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納してもよい。さらに、搬送波に各プログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS、Bulletin Board System)に当該プログラムを掲示し、ネットワークを介して当該プログラムを配信してもよい。そして、これらのプログラムを起動し、オペレーティングシステムの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
1 制御装置、11 ID入力部、12 情報取得部、13 記憶部、14 通知情報生成部、15 通知情報出力部、20 建屋、21,22 空間、23 入り口、81 プロセッサ、82 メモリ、83 インターフェース、100,200,300,400 制御システム、101 モニタ、102 カードリーダ、200,200a,200b,200c,200d 室内機、210,210a,210b,210c 区画、300,300a,300b,300c リモコン、500 室外機、600 サーバ、700 スイッチングハブ、800,800a,800b,800c ユーザ端末。

Claims (7)

  1. 建屋内の空間を2以上に分割した区画の室内環境を変化させる機器を制御するリモートコントローラと通信可能な制御装置であって、
    ユーザを識別するユーザ識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザの居場所がある前記区画を示す情報を含むユーザ情報、および、前記ユーザの居場所がある前記区画を示す情報に対応する前記区画の室内環境を変化させる前記機器を制御する前記リモートコントローラを示す情報を含む機器情報を取得する情報取得部と、
    前記情報取得部が取得した前記ユーザ情報および前記機器情報に基づいて、前記ユーザの居場所がある前記区画の室内環境を変化させる前記機器を制御する前記リモートコントローラを通知する通知情報を生成する通知情報生成部と、
    前記通知情報生成部が生成した前記通知情報を出力する通知情報出力部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記通知情報出力部は、画像表示、文字表示、音声出力およびランプの点消灯の少なくともいずれかで前記通知情報を出力する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記ユーザが使用するユーザ端末とさらに通信可能であって、
    前記通知情報出力部は、前記通知情報を前記ユーザ端末に送信する、
    請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記リモートコントローラが、画像表示、文字表示、音声出力およびランプの点消灯の少なくともいずれかで前記通知情報を出力する機能を備える場合に、
    前記通知情報出力部は、前記ユーザの居場所がある前記区画の室内環境を変化させる前記機器を制御する前記リモートコントローラに前記通知情報を送信する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 制御装置と通信可能な、建屋内の空間を2以上に分割した区画の室内環境を変化させる機器を制御するリモートコントローラであって、
    前記制御装置からユーザの居場所がある前記区画の室内環境を変化させる前記機器を制御する前記リモートコントローラを通知する通知情報を受信し、
    画像表示、文字表示、音声出力およびランプの点消灯の少なくともいずれかで、前記通知情報を決められた時間出力する、
    リモートコントローラ。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置と、建屋内の空間を2以上に分割した区画の室内環境を変化させる2つ以上の機器と、前記制御装置と通信可能な、前記機器を制御する2つ以上のリモートコントローラと、
    を備える制御システム。
  7. 建屋内の空間を2以上に分割した区画の室内環境を変化させる機器を制御するリモートコントローラと通信可能なコンピュータを、
    ユーザを識別するユーザ識別情報に対応する前記ユーザの居場所がある前記区画を示す情報を含むユーザ情報、および、前記ユーザの居場所がある前記区画を示す情報に対応する前記区画の室内環境を変化させる前記機器を制御する前記リモートコントローラを示す情報を含む機器情報を取得する情報取得部、
    前記情報取得部が取得した前記ユーザ情報および前記機器情報に基づいて、前記ユーザの居場所がある前記区画の室内環境を変化させる前記機器を制御する前記リモートコントローラを通知する通知情報を生成する通知情報生成部、ならびに、
    前記通知情報生成部が生成した前記通知情報を出力する通知情報出力部、
    として機能させる制御プログラム。
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